JP2019171581A - サーマルプリンタモジュールおよびサーマルプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】プラテンローラを安定して保持することが可能なサーマルプリンタモジュール及びサーマルプリンタを提供する。【解決手段】このサーマルプリンタモジュールは、プラテンローラの軸受け54の中心軸線Pに沿った方向より見て、ローラ挿入溝内に保持された軸受け54の中心軸線Pがプリンタカバーの開動作に伴って移動する軌跡の接線と、傾斜面63dとがなす、ロックアーム61の閉方向における交差角度θABが90°≦θAB≦110°であり、ローラ挿入溝内に保持された軸受け54と傾斜面63dとの接点Paがロックアーム61のロック解除方向に向かう軌跡TR2の接線Cと、傾斜面63dとがなす、ロックアーム61の閉方向における交差角度θBCが0°≦θBC≦10°である。【選択図】図10

Description

本発明は、サーマルプリンタモジュールおよびサーマルプリンタに関する。
従来、サーマルプリンタは、プラテンローラとサーマルヘッドとの間に記録紙を挟んだ状態でプラテンローラを回転させることで、記録紙を送りながら記録紙の印字面をサーマルヘッドの発熱素子により加熱し、印字面を発色させて印字を行う。このサーマルプリンタは、プラテンローラを着脱式とすることで、記録紙の交換作業を簡単に行えるように構成されている。
例えば、下記特許文献1に記載のサーマルプリンタは、本体フレームと、サーマルヘッドと、プラテン軸受けと、本体フレームに形成した軸受け挿入溝と、軸受け挿入溝からプラテン軸受けが外れないようにロックするロック位置から、プラテン軸受けを外すことのできるロック解除位置に移動可能なロックレバー(ロックアーム)と、このロックレバーをロック位置に向けて常に付勢するレバー付勢部材とを有している。プラテン軸受けは、ロック位置にあるロックレバーによって軸受け挿入溝の内周端面に押し付けられることで、本体フレームに対する位置が固定されている。
特許文献1に記載のサーマルプリンタによれば、着脱式のプラテンローラを本体フレームに対して精度良く位置決め可能とされている。
特開2007−331112号公報
しかしながら、上述のサーマルプリンタに備わるサーマルプリンタモジュールは、落下衝撃等の外力が本体フレームやロックアームに加わって各部品に歪みが生じ、ロックアームによるプラテンローラの保持力が低下する場合がある。その場合、プラテンローラが本体フレームから脱落するなどの不具合が生じる恐れがある。
この種のサーマルプリンタモジュールは、開閉可能なカバーを有する筐体内に設置されるのが一般的であるが、サーマルプリンタの重量やコストの面を考慮すると、筐体をあまり高強度にはできない。したがって、サーマルプリンタが落下した場合、その落下衝撃により筐体に歪みや捩れが生じてしまい、これらの力が本体フレームやロックアームに対して作用し、その結果、上述したような不具合が生じてしまう。また、プラテンローラが脱落するとカバーが開いてしまい、装置の破損や記録紙の脱落などが起こり、プリンタの使用者に不利益をもたらしてしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、プラテンローラを安定して保持することが可能なサーマルプリンタモジュールおよびサーマルプリンタの提供を目的とする。
本発明は、上記課題を解決して係る目的を達成するために以下の手段を採用した。
(1)本発明の一態様に係るサーマルプリンタは、ロール紙収容部を有する筐体と、前記筐体に回動可能に取り付けられ、前記ロール紙収容部を開閉するカバーと、前記カバーに回転自在に設けられたプラテンローラと、前記筐体内に設けられ、前記カバーを閉じた際に前記プラテンローラの軸が挿入される溝を有する支持フレームと、前記支持フレームに回動可能に設けられ、前記溝内に挿入された前記プラテンローラの軸をプラテンローラ係止辺において押さえ付けて保持するロックアームと、前記プラテンローラ係止辺による前記軸の保持を維持する回動方向の付勢力を前記ロックアームに与える付勢部材と、前記溝内に前記軸が保持された前記プラテンローラと対向する位置に設けられた印字ヘッドと、を備え、前記軸の軸線に沿った方向より見て、前記溝内に保持された前記軸の前記軸線が前記カバーの開動作に伴って移動する軌跡の接線と、前記プラテンローラ係止辺とがなす、前記ロックアームの閉方向における交差角度θABが90°≦θAB≦110°であり、前記溝内に保持された前記軸と前記プラテンローラ係止辺との接点が前記ロックアームのロック解除方向に向かう軌跡の接線と、前記プラテンローラ係止辺とがなす、前記ロックアームの閉方向における交差角度θBCが0°≦θBC≦10°である。
上記(1)に記載のサーマルプリンタモジュールによれば、交差角度θAB及び交差角度θBCに関する2条件の双方を満たすことにより、カバーに対してこれを開く方向の外力が加わっても、プラテンローラをロックアームにより安定して保持することが可能となる。
すなわち、カバーを開く方向の外力がプラテンローラに加わった場合、一つ目の条件である交差角度θABが、90°よりも小さいと、プラテンローラを溝内から外す方向の力の中に、プラテンローラがプラテンローラ係止辺においてロックアームを解除方向に押しのける力成分が含まれるようになる。また、交差角度θABが、110°よりも大きいと、プラテンローラ係止辺の先端がプラテンローラを乗り越えられず、ロックアームが回転できなくなるので、ロック解除できない。よって、交差角度θABは90°≦θAB≦110°を満たす必要がある。
また、交差角度θBCに関しては、10°よりも大きくなると、カバーを開く方向の外力がプラテンローラに加わった場合、このプラテンローラ及びプラテンローラ係止辺との接点において、プラテンローラがプラテンローラ係止辺に対して垂直に加える力の中に、ロックアームを解除方向に回す力成分が含まれるようになる。また、交差角度θBCが、0°よりも小さいと、プラテンローラ係止辺の先端がプラテンローラを乗り越えられず、ロックアームが回転できなくなるので、ロック解除できない。よって、交差角度θBCは0°≦θBC≦10°を満たす必要がある。
(2)上記(1)に記載のサーマルプリンタモジュールでは、前記軸の軸線に沿った方向より見て、前記溝内に保持された前記軸と前記プラテンローラ係止辺との前記接点が前記ロックアームのロック解除方向に向かう軌跡の接線と、前記プラテンローラ係止辺とが互いに平行であってもよい。
上記(2)に記載のサーマルプリンタモジュールによれば、カバーを開く方向の外力がプラテンローラに加わった場合、このプラテンローラ及びプラテンローラ係止辺との接点において、プラテンローラがプラテンローラ係止辺に対して垂直に加える力の中に、ロックアームを解除方向に回す力成分が含まれなくなる。
(3)上記(1)または(2)に記載のサーマルプリンタモジュールでは、前記軸の軸線に沿った方向より見て、前記溝内に保持された前記軸の前記軸線が前記カバーの開動作に伴って移動する軌跡の接線と、前記プラテンローラ係止辺とが直交してもよい。
上記(3)に記載のサーマルプリンタモジュールによれば、カバーを開く方向の外力がプラテンローラに加わった場合、このプラテンローラを溝内から外す方向の力の中に、プラテンローラがプラテンローラ係止辺においてロックアームを解除方向に押しのける力成分が含まれなくなる。
(4)本発明の一態様に係るサーマルプリンタは、上記(1)〜(3)の何れか1項に記載のサーマルプリンタモジュールを備える。
上記(4)に記載のサーマルプリンタによれば、プラテンローラを安定して保持するとともに、落下衝撃等の外力に強い。
本発明によれば、プラテンローラを安定して保持可能なサーマルプリンタモジュールおよびサーマルプリンタを提供できる。
本発明の一実施形態に係るサーマルプリンタを示す図であって、ペーパーカバーを閉じた状態を示す斜視図である。 同サーマルプリンタを示す図であって、ペーパーカバーを開いた状態を示す斜視図である。 同サーマルプリンタのサーマルプリンタモジュールを説明するための斜視図である。 同サーマルプリンタモジュールを、図3とは別の方向より見た場合の斜視図である。 同サーマルプリンタモジュールに備わるロックアームの動作を示す説明図であって、図3のX−X線より見た場合の部分拡大図である。 同ロックアームを示す斜視図である。 同ロックアームの動作を示す説明図であって、ロック解除された状態を示す部分拡大図である。 ローラ挿入溝内にプラテンローラの軸受けが挿入されてロックアームでロックされている状態を示す図であって、ロックアームのプラテンローラ係止辺とプラテンローラの回動接線との好ましい相対位置関係を示す図である。 ローラ挿入溝内にプラテンローラの軸受けが挿入されてロックアームでロックされている状態を示す図であって、同ロックアームのプラテンローラ係止辺に沿った直線Bと、プラテンローラの中心軸線Pの回動方向接線A1,A2との好ましくない相対位置関係を示す部分拡大図である。 ローラ挿入溝内にプラテンローラの軸受けが挿入されてロックアームでロックされている状態を示す図であって、ロックアームのプラテンローラ係止辺に沿った直線Bと、プラテンローラ係止辺及びプラテンローラ間の接点Paにおける回動方向接線Cとの好ましい相対位置関係を示す図である。 ロックアームのプラテンローラ係止辺に沿った直線Bと、同プラテンローラ係止辺及びプラテンローラの軸受間の接点Paにおける回動方向接線C1,C2との間の好ましくない相対位置関係を示す部分拡大図である。
以下、本発明のサーマルプリンタモジュールを備えたサーマルプリンタの一実施形態について、図面を参照しながら以下に説明する。
(サーマルプリンタ)
図1は、ペーパーカバーが閉じているときのサーマルプリンタを示す斜視図である。図2は、ペーパーカバーが開いているときのサーマルプリンタを示す斜視図である。なお、各図中において、矢印UPを上方と定義し、矢印FRを前方と定義し、矢印LHを左方と定義する。
図1に示すように、サーマルプリンタ1は、記録紙P1を印刷可能に構成されたものである。記録紙P1は、熱を加えると変色する感熱紙であり、各種ラベルやレシート、チケット等の印刷等に好適に使用される。図2に示すように、記録紙P1は、中空孔5を有するように巻回されたロール紙PRの状態でサーマルプリンタ1にセットされ、ロール紙PRから引き出された部分に対して印刷が行われる。
サーマルプリンタ1は、開口部3aを有するケーシング3(筐体)と、ケーシング3に回動可能に支持され、ケーシング3の開口部3aを開閉するペーパーカバー20とにより構成されている。また、サーマルプリンタ1には、サーマルプリンタモジュール30が内蔵されている。
ケーシング3は、ポリカーボネート等のプラスチックや金属材料により構成された箱形状を有し、その前部には上壁10が形成されている。ケーシング3の内面には、不図示のリブ等が形成され、ケーシング3の機械的強度が高められている。ケーシング3の上壁10には、サーマルプリンタ1の各種操作を行う操作部14が配置されている。操作部14には、電源スイッチやFEEDスイッチ等の各種機能スイッチ15と、機能スイッチ15に隣接配置されて電源スイッチのON/OFF情報を知らせるPOWERランプ、及び、サーマルプリンタ1のエラーを知らせるERRORランプ等の各種ランプ16と、が配置されている。また、上壁10と側壁12との間には、ペーパーカバー20の開閉操作を行うオープンボタン18が設けられている。さらに、ケーシング3の上壁10における後端縁には、記録紙P1を切断する第1切断刃26が形成されている。
ペーパーカバー20は、ポリカーボネート等のプラスチックにより構成されている。ペーパーカバー20は、その後端がヒンジ部32aにより、サーマルプリンタモジュール30の本体フレーム31(支持フレーム。図3参照)に回動可能に支持されている。また、ペーパーカバー20は、前端に取り付けられたプラテンローラ51により、前端が本体フレーム31に係止可能である。ペーパーカバー20は、ケーシング3のオープンボタン18を押下することにより、本体フレーム31を内蔵するケーシング3との係止が解除され、閉位置(図1参照)から開位置(図2参照)へと変更することができる。また、図1に示すように、ペーパーカバー20の閉位置において、ペーパーカバー20の前端縁とケーシング3の上壁10の後端縁との間には、記録紙P1の幅方向に沿って間隙が設けられている。この間隙は、印刷された記録紙P1が排出される排出口19を構成している。さらに、ペーパーカバー20の前端縁には、記録紙P1を切断する第2切断刃27(図2参照)が形成されている。排出口19から送り出された記録紙P1は、上述の第1切断刃26または第2切断刃27に接触させた状態で引き倒すことにより切断される。
(サーマルプリンタモジュール)
図3は、サーマルプリンタモジュール30の斜視図である。また、図4は、同サーマルプリンタモジュール30を図3とは別の方向より見た場合の斜視図であり、説明のために一部の部品を取り外している。また、図5は、同サーマルプリンタモジュール30に備わるロックアーム61の動作を示す説明図であって、図3のX−X線より見た場合の部分拡大図である。
図3に示すように、サーマルプリンタモジュール30は、本体フレーム31と、サーマルヘッド41(印字ヘッド)と、プラテンローラ51と、ロックアーム61と、を備えている。
(本体フレーム)
本体フレーム31は、底部において左右方向に延在する紙収容部32(ロール紙収容部)と、紙収容部32の左右方向両側から上方に向けて立設された一対の側壁部33と、紙収容部32の前方から上方に向けて立設された前壁部34とを有する。なお、ここでは、紙収容部32がサーマルプリンタモジュール30(本体フレーム31)に含まれるものとして記載されているが、紙収容部32がサーマルプリンタモジュール30と別体であってもよい。
紙収容部32は、ロール紙PRを保持する。紙収容部32は、断面円弧状の部品であり、後端がペーパーカバー20(図2参照)の後端側まで延出するとともに、前端がプラテンローラ51の下方まで延出している。紙収容部32の後端縁には、ペーパーカバー20を回動可能に支持する前記ヒンジ部32aが設けられている。また、紙収容部32の前端の上部には、紙収容部32の曲面に沿うように、複数のガイド部材37が形成されている。
記録紙P1は、各ガイド部材37により、サーマルヘッド41に向かってスムーズに導入される。
図3及び図5に示すように、各側壁部33の上端縁には、下方に向けて切り込まれたローラ挿入溝35が形成されている。なお、プラテンローラ51の軸線に沿った相対位置が、ロックアーム61とローラ挿入溝35とで互いにずれているため、図5では、ローラ挿入溝35を破線により示している。
図5に示すように、ローラ挿入溝35には、プラテンローラ51が上下方向に沿って着脱可能な状態で挿入される。ローラ挿入溝35は、前後方向に沿う溝底面35aと、溝底面35aの前端から上方に延びる溝前面35bと、溝底面35aの後端から上方に延びる溝後面35cと、溝後面35cの上端から上方に向かって斜め後方側に延びる溝傾斜面35dと、溝前面35bの上端から上方に向かって斜め前方側に延びる溝傾斜面35eと、により画成されている。
溝底面35aの前後方向の長さは、プラテンローラ51の軸受け54の外径よりも僅かに長くなっている。溝前面35bおよび溝後面35cは、溝底面35aに対して直交している。溝前面35bの上下方向の長さは、軸受け54の外径よりも短くなっている。溝後面35cの上下方向の長さは、軸受け54の外径よりも長くなっている。溝前面35bおよび溝後面35cは互いに平行をなす一方、溝傾斜面35d,35eは上方向に向かうに従って両者間の間隔が互いに開くように形成されている。
各ローラ挿入溝35は、左右方向から見て同一位置に形成され、プラテンローラ51の軸線が左右方向に沿った状態で、各軸受け54が上下方向に沿って着脱可能に挿入される。そして、各ローラ挿入溝35は、溝傾斜面35d,35eにより開口幅が上方に向かうにしたがって広がっているため、プラテンローラ51の軸受け54をローラ挿入溝35内にスムーズに挿入可能としている。
(サーマルヘッド)
図5に示すサーマルヘッド41は、記録紙P1に対して印刷を行うものであり、前後方向から見て矩形状に形成されている。サーマルヘッド41は、ケーシング3の上壁10(図2参照)の内側に、開口部3a内に露出するように配置されるとともに、その長手方向と記録紙P1の幅方向とが一致した状態で配置されている。サーマルヘッド41のヘッド面には、左右方向に平行かつライン状に並んだ多数の発熱素子(不図示)が配列されている。前記ヘッド面は、記録紙P1の印字面と対向しており、プラテンローラ51の外周面との間で記録紙P1を挟持できる。サーマルヘッド41の前記各発熱素子は、図示しない制御部からの信号に基づいて、それぞれが発熱するように制御される。サーマルヘッド41は、前記各発熱素子の発熱が制御されて、各種の文字や図形等を記録紙P1の印字面に印刷する。
図4及び図5に示すように、サーマルヘッド41は、本体フレーム31に支持されたヘッド支持体45に貼り付け固定されている。
ヘッド支持体45は、左右方向を長手方向とした板状の部材であり、一対の側壁部33間に配置されるとともに、後面にサーマルヘッド41が貼り付けられている。ヘッド支持体45は、本体フレーム31の前壁部34の後方に配置され、下端部がシャフト38に回動可能に支持されている。シャフト38は、その中心軸線が左右方向に沿うように配置され、その両端部が一対の側壁部33にそれぞれ固定されている。また、図4に示すように、ヘッド支持体45と前壁部34との間には、左右方向に沿って複数個(本実施形態では5個)の弾性部材46(付勢部材)が介装されている。弾性部材46は、ヘッド支持体45と前壁部34とを互いに離間させる方向に付勢するコイルスプリングである。弾性部材46は、ヘッド支持体45を後方に向けて常に押圧する。
ヘッド支持体45の上端部には、ヘッド支持体45の回動範囲を規制するためのストッパ45aが形成されている。ストッパ45aは、ヘッド支持体45における左右方向の外側に向けて延出しており、本体フレーム31の側壁部33の上部に形成された凹部33a内を臨むように形成されている。ストッパ45aは、ヘッド支持体45の回動に伴って凹部33a内を移動し、凹部33aの両端面に接触可能である。ストッパ45aは、凹部33aの端面に接触することにより、ヘッド支持体45の回動量を規制している。
(プラテンローラ)
プラテンローラ51は、サーマルヘッド41に対向配置され、サーマルヘッド41との間に記録紙P1を挟んだ状態で左右方向に沿った軸線回りに回転することで、記録紙P1を送り出す。図4に示すように、プラテンローラ51は、ローラシャフト52と、ローラシャフト52に外装されたローラ本体53と、ローラシャフト52の両端に装着された一対の軸受け54と、を有する。ローラシャフト52は、本体フレーム31の一対の側壁部33間の離間距離よりもやや長く形成されている。ローラ本体53は、例えばゴム等の素材からなり、ローラシャフト52の軸方向に沿って、ローラシャフト52の両端を除く全体に亘って一様に形成されている。
図2に示すように、プラテンローラ51は、ペーパーカバー20の前端縁にプラテンフレーム55を介して回動自在に取り付けられ、ペーパーカバー20の開閉に伴って本体フレーム31に着脱可能である。図1及び図3に示すように、プラテンローラ51は、ペーパーカバー20が閉じた際、両端に装着された一対の軸受け54が本体フレーム31のローラ挿入溝35に挿入される。これにより、プラテンローラ51は、本体フレーム31に対して中心軸線P回り(図5参照)に回転可能かつ着脱可能に、保持される。プラテンローラ51は、ローラ挿入溝35に挿入された状態で、そのローラ本体53が、ロール紙PRから引き出された記録紙P1を間に挟んで、サーマルヘッド41に接触する。
図4に示すように、プラテンローラ51の軸方向一端には従動ギア56が固定されている。従動ギア56は、プラテンローラ51が一対の側壁部33により保持されたときに、本体フレーム31に取り付けられた歯車伝達機構57に噛合する。この歯車伝達機構57は、モータ等の駆動手段58に接続されており、駆動手段58からの回転駆動力を従動ギア56に伝達している。これにより、プラテンローラ51は、一対の側壁部33に保持された状態で回転し、記録紙P1を送り出すことができる。
(ロックアーム)
図6は、ロックアーム61の斜視図である。図7は、ロックアーム61の動作を示す説明図であって、図5に示すロック状態からロック解除された状態を示す部分拡大図である。
図5および図6に示すように、ロックアーム61は、左右方向に沿う回動軸(中心軸線Q)回りに回動可能に支持され、ローラ挿入溝35に挿入されたプラテンローラ51を保持する。ロックアーム61は、本体フレーム31の一対の側壁部33に沿ってそれぞれ延びる一対の側板部62と、一対の側板部62間を接続する背板部66と、を有する。なお一対の側板部62は、同一形状であるため、以下の説明では一方の側板部62についてのみ説明する。また、ロックアーム61の構成の説明では、特に記載のない限り、ローラ挿入溝35に挿入されたプラテンローラ51をロックアーム61で保持している状態(図5に示す状態。以下、「保持状態」という)について説明する。
図5及び図6に示すように、側板部62は、平板状の部分であり、その下部に貫通孔81が形成されている。貫通孔81は、側板部62の板面に対して垂直な軸線を持つ円形に形成され、シャフト38が同軸に嵌め込まれている。よって、シャフト38は、前記ヘッド支持体45に加えて、ロックアーム61も支持している。シャフト38は、中心軸線Qが左右方向に沿うように配置され、かつ軸方向の両端部が一対の側壁部33にそれぞれ固定されている。これら貫通孔81およびシャフト38により、ロックアーム61は、前後方向に向けてシャフト38の中心軸線Q回りの円弧状に回動するようになっている。
図6に示すように、側板部62の上端縁には、後方斜め下方に向かって直線状に延びる傾斜面63aと、この傾斜面63aの下端より後方に沿って延びる水平面63bと、この水平面63bの後端より上方に向かって略円弧状に延びる円弧面63cと、この円弧面63cの上端より前方に向かって斜め上方に直線状に延びる傾斜面63dと、この傾斜面63dの上端より後方に向かって折り返す傾斜面63eとが形成されている。
傾斜面63dと傾斜面63eとの間に形成される先端部63fは、左右方向から見て、小さな円弧状をなしている。円弧面63cは、左右方向から見て、プラテンローラ51の軸受け54の外周面に沿う円弧状に形成され、軸受け54の半径よりも僅かに大きい曲率半径を有する。また、傾斜面63dは、側板部62を正面視した場合に、プラテンローラ51の軸受け54をその上方より押さえ付けるプラテンローラ係止辺として機能する。
上記形状の側板部62を備えたロックアーム61は、図5に示すように、傾斜面63d(プラテンローラ係止辺)が軸受け54の周面に当接することで、軸受け54をローラ挿入溝35内に押さえ込んで保持している。このときの先端部63f(傾斜面63dの前端)は、プラテンローラ51の中心軸線Pとシャフト38の中心軸線Qとを含む仮想面よりもサーマルヘッド41側(前側)の領域に位置している。また、先端部63fは、水平面63bとの最短距離が軸受け54の外径よりも大きくなるように形成されている。
図6に示すように、背板部66は、左右方向を長手方向とした略U字状の平板部品であり、一対の側板部62間に配置されている。背板部66は、一対の側板部62と一体的に形成され、一対の側板部62の前縁間を接続している。また、背板部66の下端縁には、図5に示すように後方に向かって折り返された補強リブ66aが形成されている。この補強リブ66aは、図6に示すように背板部66の略全長にわたって形成されており、背板部66の捻れや撓みを防止している。
また、背板部66の両側上部には、前記弾性部材46が外挿されて弾性部材46を位置決めする凸部66bが2箇所形成されている。これら凸部66bによって位置決めされた一対の弾性部材46が、図4に示すように、背板部66とヘッド支持体45との間に介挿されることにより、ロックアーム61を、中心軸線Qを中心として前方に向かって回動させるように付勢する。その結果、図5に示すように、ロックアーム61によりプラテンローラ51の軸受け54をローラ挿入溝35内にロックし続けることができる。
図4に示すように、サーマルプリンタモジュール30は、レバー90を備える。
レバー90は、左側の側壁部33に回動自在に取り付けられ、一端部90aが側壁部33の外側に配置されているとともに、回動軸を挟んで一端部90aとは反対側に位置する他端部90bが側壁部33の内側に配置されている。他端部90bは、一端部90aと共に一体になって回動するアーム部90b1を有している。このアーム部90b1の基端側は一端部90aと同軸に回転し、また、先端側は前記背板部66の前面に対し摺接自在に当接している。そして、一端部90aの後方端部の上面に、前記オープンボタン18の下端が当接している。
上記構成によれば、ユーザーがオープンボタン18を押下すると、レバー90の一端部90a及び他端部90bが回動する。すると、図7に示すように、アーム部90b1の先端が背板部66においてロックアーム61を押して中心軸線Q回りの矢印RL方向に回動させる。その結果、傾斜面63dが軸受け54から外れるので、プラテンローラ51がローラ挿入溝35から外れ、前記ペーパーカバー20を開くことができる。
操作性の観点からは、ユーザーがオープンボタン18を押下した場合には、ロックアーム61による軸受け54のロック解除がスムーズに行われることが好ましい。しかしながら、ロック解除のしやすさだけを考慮すると、サーマルプリンタ1に落下等による外力が加わった場合、意図せずロック解除してペーパーカバー20が開いてしまう虞がある。本実施形態のサーマルプリンタ1は、このような意図しないロック解除を防ぐために、以下に説明する構成を採用している。
図8は、ローラ挿入溝35内に軸受け54が挿入されてロックアーム61でロックされている状態を示す図であって、ロックアーム61の傾斜面63dに沿った直線Bとプラテンローラ51の回動方向接線Aとの好ましい位置関係を示す。なお、同図に示す中心軸線Rは、ヒンジ部32aの回動中心線であり、中心軸線P,Qに対して平行である。また、符号TR1に示す破線は、中心軸線R回りに回動する中心軸線Pの回動軌跡を示している。
この図8に示すように、中心軸線Pに沿った左右方向より見て、ローラ挿入溝35内に保持された軸受け54の中心軸線Pがペーパーカバー20の開動作に伴って移動する回動軌跡TR1の接線Aと、傾斜面63dに沿った直線Bとがなす、ロックアーム61の閉方向における交差角度をθABとした場合、90°≦θAB≦110°を満たす。
ここで、接線Aは、ローラ挿入溝35内に挿入された軸受け54の上面をロックアーム61の傾斜面63dにより押さえ付けることで、軸受け54の中心軸線Pを回動軌跡TR1上の1点に固定した際の、中心軸線Pの位置における接線を示す。よって、接線Aは、中心軸線P,Rを通る直線L1に対して直交している。また、直線Bは、傾斜面63dをその左右方向より見た直線であり、図8では、図示を明瞭とするために、その延長線も含めて直線Bを示している。
上記の、ロックアーム61の閉方向における交差角度をθABとは、中心軸線Pが接線Aに沿ってロック解除方向に回動開始する際の中心軸線Pの位置におけるベクトルVAと、直線Bに沿って中心軸線Rから遠ざかるベクトルVBとの間に形成される角度を言う。
交差角度θABについて、図9を参照しながら以下に説明する。図9は、ローラ挿入溝35(図示略)内にプラテンローラ51の軸受け54が挿入されてロックアーム61でロックされている状態を示す図であって、同ロックアーム61の傾斜面63dに沿った直線Bと、プラテンローラ51の中心軸線Pの回動方向接線A1,A2との好ましくない相対位置関係を示す部分拡大図である。すなわち、図9は、ロックアーム61の傾斜面63dに対して、ヒンジ部32aの中心軸線Rが好ましくない位置(R1,R2)にある場合を示す部分拡大図である。なお、交差角度θABが90°よりも小さい場合におけるヒンジ部32aの中心軸線を符号R1で示し、また、交差角度θABが110°よりも大きい場合におけるヒンジ部32aの中心軸線を符号R2で示している。
まず、交差角度θABが90°よりも小さい場合、傾斜面63dは接点Paにおいて軸受け54の周面に当接する。この接点Paは、回動方向接線A1よりも前記中心軸線R1に近い側にある。
例えばケーシング3が受けた外力により軸受け54をローラ挿入溝35から外す方向の力Fが生じた場合、傾斜面63dに対しては、接点Paにおいて回動方向接線A1に平行な力Fが作用する。この力Fは、傾斜面63dに対して垂直方向に作用する力成分F・sinθABと、傾斜面63dに沿ってかつロックアーム61を解除方向に押しのける力成分F・cosθABとを生じさせる。なお、図9中の符号αに示す角度は、交差角度θABに等しい。
力成分F・cosθABに関しては、ロックアーム61を閉方向に付勢する前記弾性部材46を強めにして軸受け54及び傾斜面63d間の摩擦力を高めたとしても、ロック状態を確実に維持することは難しい。そのため、交差角度θABが90°よりも小さい場合は、外力がサーマルプリンタ1に加わるとロックアーム61による軸受け54のロックが解除されてペーパーカバー20が開いてしまう虞がある。
一方、図8に示したように交差角度θABが90°に等しい場合は、例え前記外力Fを受けたとしても、上述の力成分F・cosθABがF・cos90°=0となる。そのため、傾斜面63dに沿ってロックアーム61を解除方向に押しのける力成分がゼロになるので、外力がサーマルプリンタ1に加わった際、例え弾性部材46による与圧が無くても、ロックアーム61による軸受け54のロック状態が維持され、ペーパーカバー20が開かない。
また、ユーザーがオープンボタン18を押下した際には、交差角度θABが90°に等しいため、傾斜面63dが軸受け54の周面に対して引っ掛かりを生じることなく摺動できる。そのため、ロックアーム61による軸受け54のロックをスムーズに解除できる。
再び図9に戻り、交差角度θABが90°よりも大きい場合、ヒンジ部32aの中心軸線は符号R2の位置になり、また、プラテンローラ51の中心軸線Pの回動方向接線は符号A2に示すようになる。ただし、傾斜面63dは、同じ接点Paにおいて軸受け54の周面に当接する。そして、このときの接点Paは、回動方向接線A2よりも前記中心軸線R2から遠い側にある。この点、先に説明した交差角度θABが90°よりも小さい場合とは逆になる。
このような相対位置関係の場合、外力がサーマルプリンタ1に加わった際、ロックアーム61による軸受け54のロックが維持され、ペーパーカバー20は開かない。しかし、交差角度θABが110°よりも大きい場合、傾斜面63dの先端位置における点Pbの方が接点Paよりも前記中心軸線Qに近くなりすぎる。そのため、ユーザーがオープンボタン18を押下しても、傾斜面63dの点Pbが軸受け54に引っ掛かりを生じて乗り越えられない。そのため、ロックアーム61による軸受け54のロックを解除できない。
以上説明の理由により、交差角度θABとしては、90°以上でかつ110°以下である必要がある。この交差角度θABの上限値としては、製造公差を考慮の上、100°とすることがより好ましい。この場合の交差角度θABは、90°以上100°以下の範囲内となる。さらに言うと、この範囲の中でも、交差角度θAB=90°が最も好ましい。
図10に示すように、傾斜面63d(プラテンローラ係止辺)の移動は、上述した中心軸線R(R1,R2)回りの動きに加えて、中心軸線Q回りの動きもある。そのため、上述の交差角度θABの規定に加えて、交差角度θBCについても規定が必要である。
図10は、ローラ挿入溝35(図視略)内に軸受け54が挿入されてロックアーム61でロックされている状態を示す図であって、ロックアーム61の傾斜面63dに沿った直線Bと、同傾斜面63d及びプラテンローラ51間の接点Paにおける回動方向接線Cとの好ましい相対位置関係を示す。なお、同図において符号TR2に示す破線は、傾斜面63d上の接点Paが中心軸線Q回りに回動する際の軌跡を示している。
図10に示すように、中心軸線Pに沿った左右方向より見て、ローラ挿入溝35内に保持された軸受け54と傾斜面63d(プラテンローラ係止辺)との接点Paがロックアーム61のロック解除方向に回動する軌跡TR2の接線Cと、傾斜面63dに沿った直線Bとがなす、ロックアーム61の閉方向における交差角度θBCが0°≦θBC≦10°を満たす。
ここで、接線Cは、ローラ挿入溝35内に挿入された軸受け54の上面をロックアーム61の傾斜面63dにより押さえ付けた際の前記接点Paと中心軸線Qとを通る直線L2に対し、前記接点Paの位置で直交する直線である。
上記の、ロックアーム61の閉方向における交差角度θBCとは、接線Cに沿って前記中心軸線Rから遠ざかるベクトルVCと、直線Bに沿って前記中心軸線Rから遠ざかるベクトルVBとの間に形成される角度を言う。
交差角度θBCについて、図11を参照しながら以下に説明する。図11は、ローラ挿入溝35(図視略)内にプラテンローラ51の軸受け54が挿入されてロックアーム61でロックされている状態を示す図であって、ロックアーム61の傾斜面63aに沿った直線Bと、プラテンローラ51の中心軸線Pの回動方向接線C1,C2との好ましくない相対位置関係を示す部分拡大図である。
なお、回動方向接線C1については、前記接点Paの位置を通ってかつ同回動方向接線C1に平行な直線を、破線で示している。よって、回動方向接線C1及び直線B間に形成される交差角度は、破線で示す回動方向接線C1と直線Bとの間に形成される交差角度θBCに等しく、θBC>10°の場合を示している。
一方、回動方向接線C2については、前記接点Paの位置を通ってかつ同回動方向接線C2に平行な直線を、破線で示している。よって、回動方向接線C2及び直線B間に形成される交差角度は、破線で示す回動方向接線C2と直線Bとの間に形成される交差角度θBCとなり、θBC<0°の負角となる。
まず、交差角度θBCが0°よりも小さい負角である場合は、前記中心軸線Qが符号Q2に示す位置となり、中心軸線Q2及び中心軸線Pを通る直線は符号L4に示すものとなり、そして、回動方向接線は符号C2に示すものとなる。また、傾斜面63dの先端位置における点Pbは、直線L4及び接点Paよりも、ロックアーム61のロック方向に位置している。
この場合、図9において公差角度θAB>110°のケースで説明した理由と同様に、傾斜面63dの先端位置における点Pbの方が接点Paよりも前記中心軸線Q2に近くなりすぎる。そのため、ユーザーがオープンボタン18を押下しても、傾斜面63dの先端位置における点Pbが軸受け54に引っ掛かりを生じて乗り越えられない。そのため、ロックアーム61による軸受け54のロックを解除できない。
また、交差角度θBCが0°を超える場合、前記中心軸線Qが符号Q1に示す位置となり、中心軸線Q1及び中心軸線Pを通る直線は符号L3に示すものとなり、そして、回動方向接線は符号C1に示すものとなる。また、傾斜面63dの先端位置における点Pbは、直線L3よりも、ロックアーム61のロック方向側に位置している。一方、接点Paは、直線L3よりも、ロックアーム61のロック解除方向側に位置している。なお、傾斜面63d上における接点Paの位置については、交差角度θBCが0°よりも小さい負角の場合と変わらない。また、図11中に示す角度βは、交差角度θBCに等しい。
例えばケーシング3が受けた外力により軸受け54をローラ挿入溝35から外す方向の力Fを生じた場合、図9で示したように、傾斜面63dに対して垂直方向の力成分としてF・sinθABが加わる。この力成分F・sinθABは、傾斜面63d上の接点Paにおいてロックアーム61を中心軸線Q1回りの開方向に回動させる力成分F・sinθAB・sinθBCを生じさせる。力成分F・sinθAB・sinθBCに関しては、ロックアーム61を閉方向に付勢する前記弾性部材46を強めにして軸受け54及び傾斜面63d間の摩擦力を高めたとしても、ロックアーム61が回転しやすくなっているのでロック状態を確実に維持することが難しい。そのため、交差角度θBCが10°よりも大きい場合は、外力がサーマルプリンタ1に加わるとロックアーム61による軸受け54のロックが解除されてペーパーカバー20が開いてしまう虞がある。
一方、接線Cと直線Bとが互いに平行をなす交差角度θBC=0°の場合は、sinθBC=0となるため、ロックアーム61を回転させる方向の力成分F・sinθAB・sinθBCがゼロになる。よって、外力がサーマルプリンタ1に加わった際、例え弾性部材46による与圧無しでも、ロックアーム61による軸受け54のロックが維持され、ペーパーカバー20が開かない。
また、ユーザーがオープンボタン18を押下した際には、接線Cと直線Bとが互いに平行であるため、傾斜面63dが軸受け54の周面に対して引っ掛かりを生じることなく摺動できる。そのため、ロックアーム61による軸受け54のロックをスムーズに解除できる。
以上説明の理由により、交差角度θBCとしては、0°以上でかつ10°以下である必要がある。この交差角度θBCの上限値としては、製造公差を考慮の上、5°とすることがより好ましい。この場合の交差角度θBCは、0°以上5°以下の範囲内となる。さらに言うと、この範囲の中でも、交差角度θBC=0°が最も好ましい。
以上に説明した本実施形態の骨子について、以下に纏める。
本実施形態のサーマルプリンタモジュール30は、紙収容部32を有するケーシング3と、ケーシング3に回動可能に取り付けられ、紙収容部32を開閉するペーパーカバー20と、ペーパーカバー20に回転自在に設けられたプラテンローラ51と、ケーシング3内に設けられ、ペーパーカバー20を閉じた際にプラテンローラ51の軸受け54が挿入されるローラ挿入溝35を有する本体フレーム31と、本体フレーム31に回動可能に設けられ、ローラ挿入溝35内に挿入されたプラテンローラ51の軸受け54を傾斜面63dにおいて押さえ付けて保持するロックアーム61と、傾斜面63dによる軸受け54の保持を維持する回動方向の付勢力をロックアーム61に与える弾性部材46と、ローラ挿入溝35内に軸受け54が保持されたプラテンローラ51と対向する位置に設けられたサーマルヘッド41と、を備える。
そして、軸受け54の中心軸線Pに沿った方向より見て、ローラ挿入溝35内に保持された軸受け54の軸線Pがペーパーカバー20の開動作に伴って移動する軌跡TR1の接線Aと、傾斜面63dとがなす、ロックアーム61の閉方向における交差角度θABが90°≦θAB≦110°である。加えて、ローラ挿入溝35に保持された軸受け54と傾斜面63dとの接点Paがロックアーム61のロック解除方向に向かう軌跡TR2の接線Cと、傾斜面63dとがなす、ロックアーム61の閉方向における交差角度θBCが0°≦θBC≦10°である。
このサーマルプリンタモジュール30によれば、交差角度θAB及び交差角度θBCに関する2条件の双方を満たすことにより、ペーパーカバー20に対してこれを開く方向の外力が加わっても、プラテンローラ51をロックアーム61により安定して保持することが可能となる。
さらに、上記サーマルプリンタモジュール30では、軸受け54の中心軸線Pに沿った方向より見て、ローラ挿入溝35内に保持された軸受け54と傾斜面63dとの接点Paがロックアーム61のロック解除方向に向かう軌跡TR2の接線Cと、傾斜面63aとが互いに平行であることが好ましい。
この場合、プラテンローラ51が傾斜面63dにおいてロックアーム61を解除方向に回す方向の力成分が生じなくなるので、ロックアーム61によるプラテンローラ51の保持がより確実になる。
さらに、上記サーマルプリンタモジュール30では、軸受け54の中心軸線Pに沿った方向より見て、ローラ挿入溝35内に保持された軸受け54の中心軸線Pがペーパーカバー20の開動作に伴って移動する軌跡TR1の接線Aと、傾斜面63dとが直交してもよい。
この場合、ペーパーカバー20を開く方向の外力がプラテンローラ51に加わった場合、このプラテンローラ51をローラ挿入溝35内から外す方向の力に、プラテンローラ51が傾斜面63dにおいてロックアーム61を解除方向に押しのける力成分が含まれなくなる。よって、ロックアーム61によるプラテンローラ51の保持がさらに確実になる。
本実施形態のサーマルプリンタ1は、上記構成のサーマルプリンタモジュール30を備える。
このサーマルプリンタ1によれば、プラテンローラ51を安定して保持するとともに、落下衝撃等の外力に強い。
なお、本発明は、上述の実施形態のみに限定されるものではなく、その技術範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態においては、プラテンローラ51の取り外し動作には、レバー90を用いているが、この構成のみに限定されず、その他のリンク機構やカム機構等を用いてもよい。
また、上記実施形態において、ケーシング3の周囲や本体フレーム31との間に、緩衝材を配置してもよい。これにより、落下衝撃等の影響をより低減することができる。
また、サーマルプリンタモジュール30は、ケーシング3と一体構成にしてもよいし、ケーシング3とは別体にしてケーシング3内に固定してもよい。一体構成を採用した場合には、部品点数が減らせて製造コストを下げられるメリットがある。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1…サーマルプリンタ 3…ケーシング(筐体) 20…ペーパーカバー(カバー) 31…本体フレーム(支持フレーム) 32…ロール紙収容部(紙収容部) 35…ローラ挿入溝(溝) 41…サーマルヘッド(印字ヘッド) 46…弾性部材(付勢部材) 51…プラテンローラ 54…軸受け(軸) 61…ロックアーム 63d…傾斜面(プラテンローラ係止辺)

Claims (4)

  1. ロール紙収容部を有する筐体と、
    前記筐体に回動可能に取り付けられ、前記ロール紙収容部を開閉するカバーと、
    前記カバーに回転自在に設けられたプラテンローラと、
    前記筐体内に設けられ、前記カバーを閉じた際に前記プラテンローラの軸が挿入される溝を有する支持フレームと、
    前記支持フレームに回動可能に設けられ、前記溝内に挿入された前記プラテンローラの軸をプラテンローラ係止辺において押さえ付けて保持するロックアームと、
    前記プラテンローラ係止辺による前記軸の保持を維持する回動方向の付勢力を前記ロックアームに与える付勢部材と、
    前記溝内に前記軸が保持された前記プラテンローラと対向する位置に設けられた印字ヘッドと、
    を備え、
    前記軸の軸線に沿った方向より見て、
    前記溝内に保持された前記軸の前記軸線が前記カバーの開動作に伴って移動する軌跡の接線と、前記プラテンローラ係止辺とがなす、前記ロックアームの閉方向における交差角度θABが90°≦θAB≦110°であり、
    前記溝内に保持された前記軸と前記プラテンローラ係止辺との接点が前記ロックアームのロック解除方向に向かう軌跡の接線と、前記プラテンローラ係止辺とがなす、前記ロックアームの閉方向における交差角度θBCが0°≦θBC≦10°である、
    ことを特徴とするサーマルプリンタモジュール。
  2. 前記軸の軸線に沿った方向より見て、前記溝内に保持された前記軸と前記プラテンローラ係止辺との前記接点が前記ロックアームのロック解除方向に向かう軌跡の接線と、前記プラテンローラ係止辺とが互いに平行である
    ことを特徴とする請求項1に記載のサーマルプリンタモジュール。
  3. 前記軸の軸線に沿った方向より見て、前記溝内に保持された前記軸の前記軸線が前記カバーの開動作に伴って移動する軌跡の接線と、前記プラテンローラ係止辺とが直交する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のサーマルプリンタモジュール。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のサーマルプリンタモジュールを備える
    ことを特徴とするサーマルプリンタ。
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