JP2019170663A - グリップ - Google Patents

グリップ Download PDF

Info

Publication number
JP2019170663A
JP2019170663A JP2018062067A JP2018062067A JP2019170663A JP 2019170663 A JP2019170663 A JP 2019170663A JP 2018062067 A JP2018062067 A JP 2018062067A JP 2018062067 A JP2018062067 A JP 2018062067A JP 2019170663 A JP2019170663 A JP 2019170663A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grip
cover
grip cover
base
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018062067A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7101510B2 (ja
Inventor
剛 李
Go Ri
剛 李
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aron Kasei Co Ltd
Original Assignee
Aron Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aron Kasei Co Ltd filed Critical Aron Kasei Co Ltd
Priority to JP2018062067A priority Critical patent/JP7101510B2/ja
Publication of JP2019170663A publication Critical patent/JP2019170663A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7101510B2 publication Critical patent/JP7101510B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Handcart (AREA)
  • Rehabilitation Tools (AREA)

Abstract

【課題】グリップフレームに対してグリップカバーが回転することを抑制することが可能なグリップを提供する。【解決手段】グリップ30は、第1方向に延びたグリップフレーム40と、グリップフレーム40を覆い、グリップフレーム40に固定された内側グリップカバー50と、内側グリップカバー50を覆う外側グリップカバー70と、を備えている。内側グリップカバー50は、内側グリップカバー50の外周面から第1方向と交差する第2方向に向かって突出した凸部59を有している。外側グリップカバー70は、外側グリップカバー70の内周面に設けられ、凸部59に嵌まる凹部73を有している。【選択図】図5

Description

本発明は、グリップに関する。
従来から、例えば特許文献1に記載されているように、高齢者などの利用者の歩行を補助する歩行車が知られている。この種の歩行車は、グリップを備えている。利用者は、グリップを握りながら歩行車を利用して歩行することができる。
特開2016−68784号公報
ところで、歩行車のグリップは、例えばグリップフレームと、グリップフレームを覆う筒状のグリップカバーとを備えている。このようなグリップの場合、グリップフレームに対してグリップカバーが回転するおそれがあった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、グリップフレームに対してグリップカバーが回転することを抑制することができるグリップを提供することである。
本発明に係るグリップは、第1方向に延びたグリップフレームと、前記グリップフレームを覆い、前記グリップフレームに固定された内側グリップカバーと、前記内側グリップカバーを覆う外側グリップカバーと、を備えている。前記内側グリップカバーは、前記内側グリップカバーの外周面から前記第1方向と交差する第2方向に向かって突出した凸部を有している。前記外側グリップカバーは、前記外側グリップカバーの内周面に設けられ、前記凸部に嵌まる凹部を有している。
上記グリップによれば、外側グリップカバーの凹部に、内側グリップカバーの凸部が嵌まった状態で、内側グリップカバーは外側グリップカバーに覆われる。このとき、グリップフレームおよび内側グリップカバーに対して外側グリップカバーを回転させようとすると、凹部と凸部との間に生じる反力のため、回転が規制される。よって、外側グリップカバーがグリップフレームおよび内側グリップカバーに対して回転することを抑制することができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記内側グリップカバーは、前記第1方向に延び、前記グリップフレームを覆うグリップ基部と、前記グリップ基部の先端部分に嵌合するエンドキャップと、を備えている。前記グリップ基部は、前記グリップ基部の先端部分の外周面に形成された平坦面を有している。前記エンドキャップは、前記エンドキャップの内周面に形成され、前記平坦面と接触するキャップ側平坦面を有している。
上記態様によれば、グリップ基部の先端部分にエンドキャップが嵌合するとき、グリップ基部の平坦面と、エンドキャップのキャップ側平坦面とが接触した状態となる。よって、グリップ基部に対してエンドキャップを回転させようとすると、平坦面とキャップ側平坦面との間に生じる反力のため、回転が規制される。したがって、グリップ基部に対してエンドキャップが回転することを抑制することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記内側グリップカバーの外周面には、前記第1方向に延びた溝が形成されている。前記外側グリップカバーの内周面には、前記第1方向に延び、前記溝に嵌合する内部突起が形成されている。
上記態様によれば、内側グリップカバーの溝に、外側グリップカバーの内部突起が嵌まった状態で、内側グリップカバーは外側グリップカバーに覆われる。このとき、内側グリップカバーに対して外側グリップカバーを回転させようとすると、溝と内部突起との間に生じる反力のため、回転がより規制される。よって、外側グリップカバーがグリップフレームおよび内側グリップカバーに対して回転することをより抑制することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記溝に前記内部突起が嵌合している状態において、前記内部突起よりも前記内側グリップカバーの先端側の前記溝の部位には、くさび状の抜け防止片が形成されている。
上記態様によれば、外側グリップカバーを先端部側に引き抜こうとすると、外側グリップカバーの内部突起が抜け防止片に当たる。よって、グリップフレームおよび内側グリップカバーから外側グリップカバーを取り外し難い。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記グリップは、センサを備えている。前記内側グリップカバーの外周面は、前記センサが配置される配置面を有している。
仮に、内側グリップカバーに対して外側グリップカバーが回転する場合、外側グリップカバーの回転に伴ってセンサが回転するおそれがある。センサが回転することで、センサが内側グリップカバーまたは外側グリップカバーに対して擦れてしまい、センサが誤検出するおそれがある。しかしながら、本実施形態では、外側グリップカバーの凹部に内側グリップカバーの凸部が嵌まることで、内側グリップカバーに対する外側グリップカバーの回転が規制される。よって、センサが内側グリップカバーまたは外側グリップカバーに対して擦れることで誤検出することを防止することができる。
本発明によれば、グリップフレームに対してグリップカバーが回転することを抑制することができるグリップを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るグリップを備えた歩行車の斜視図である。 右のグリップの斜視図である。 右のグリップの分解斜視図である。 外側グリップカバーが省略された右のグリップの斜視図である。 図2のV−V線に沿った右のグリップの断面図である。 図2のVI−VI線に沿った右のグリップの断面図である。 図2のVII−VII線に沿った右のグリップの断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態に係るグリップについて説明する。ここで説明される実施の形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される。
図1は、本実施形態に係るグリップ30を備えた歩行車1の斜視図である。以下の説明では、前、後、左、右、上、下とは、歩行車1を利用して歩行する利用者(図示せず)から見た前、後、左、右、上、下をそれぞれ意味するものとする。図中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を示すものとする。本実施形態では、前後方向は本発明の第1方向の一例であり、左右方向は本発明の第2方向の一例である。
本実施形態に係るグリップ30は、歩行車1が備えるものである。そこで、以下では、一実施形態として、グリップ30を備えた歩行車1について説明する。
図1に示すように、歩行車1は、左右の前輪2と、前輪2の後方に配置された左右の後輪4とを備えている。また、歩行車1は、前輪2および後輪4を支持するメインフレーム10と、左右のグリップ30と、を備えている。メインフレーム10は、左右のベースフレーム11と、ベースフレーム11の上部に設けられた左右の縦フレーム12と、を備えている。
各ベースフレーム11は、上下に延びた後フレーム11aと、後フレーム11aの上端から前斜め下向きに延びた前フレーム11bとを有している。後フレーム11aの下端には後輪4が回転可能に接続され、前フレーム11bの下端には前輪2が回転可能に接続されている。後フレーム11aの上端と、前フレーム11bの上端とは、ブラケット15を介して互いに接続されている。本実施形態では、左右の前フレーム11bには、左右に延びた横バー16が接続されている。
本実施形態では、左右のベースフレーム11の間には、収容かご18が設けられている。収容かご18の上には、トレイ19が支持されている。
縦フレーム12は、ブラケット15に挿入されており、ブラケット15から上方に向かって延びている。左右の縦フレーム12の上端には、平面視において後方に開いたU字状のハンドル20が支持されている。
本実施形態に係る歩行車1は、電動機により人力を補助する機能を有する歩行車であり、いわゆる電動アシスト付き歩行車と呼ばれるものである。そのため、歩行車1は、さらに、バッテリーおよび制御基板などを備えたアシストユニット25と、アシストユニット25に接続された静電容量センサ26(図4参照)と、アシストユニット25に接続された電動機27とを有している。アシストユニット25は、例えば、左右のベースフレーム11の間であって、収容かご18よりも下方に設けられている。静電容量センサ26は、ケーブル(図示せず)を介してアシストユニット25に電気的に接続されている。詳しくは後述するが、静電容量センサ26は、左右のグリップ30に設けられており、利用者がグリップ30を把持したことを検出する。電動機27は、ケーブル28を介してアシストユニット25に電気的に接続されている。電動機27は、後輪4に接続されている。図1では、電動機27は左の後輪4に接続されているが、右の後輪4にも接続されている。なお、電動機27は、前輪2に接続されていてもよい。電動機27は、例えばモータであり、駆動することで後輪4を回転させる。
例えば、静電容量センサ26が、左右のグリップ30の両方を利用者が把持したことを検出することで、アシストユニット25から電動機27へ駆動信号が送信される。駆動信号を受信した電動機27は、駆動することで後輪4を回転させる。例えば、静電容量センサ26が、左右のグリップ30の両方を利用者が把持していないことを検出することで、アシストユニット25から電動機27へ停止信号が送信される。このことで、電動機27の駆動が停止し、後輪4の回転が停止する。
次に、左右のグリップ30について説明する。左右のグリップ30は、利用者が歩行車1を使用する際、手で握る部位である。本実施形態では、図1に示すように、左のグリップ30は、メインフレーム10の左の縦フレーム12の上端に設けられており、左の縦フレーム12の上端から後方に向かって延びている。右のグリップ30は、メインフレーム10の右の縦フレーム12の上端に設けられており、右の縦フレーム12の上端から後方に向かって延びている。
本実施形態では、左のグリップ30と右のグリップ30とは、左右対称の構成を有している。そのため、以下では、右のグリップ30の構成について詳述し、左のグリップ30の構成に関する説明は、省略または簡略化する。
図2は、右のグリップ30の斜視図である。図3は、右のグリップ30の分解斜視図である。図4は、右のグリップ30の斜視図であり、後述の外側グリップカバー70が省略された図である。図5は、図2のV−V線に沿った右のグリップ30の断面図である。図6は、図2のVI−VI線に沿った右のグリップ30の断面図である。図7は、図2のVII−VII線に沿った右のグリップ30の断面図である。以下の説明において、「一方側」とは、右のグリップ30の場合、左側のことであり、左のグリップ30の場合、右側のことである。「他方側」とは、右のグリップ30の場合、右側のことであり、左のグリップ30の場合、左側のことである。
図6に示すように、グリップ30は、グリップフレーム40と、内側グリップカバー50と、外側グリップカバー70とを備えている。
図7に示すように、グリップフレーム40は、前後に延びたものである。本実施形態では、グリップフレーム40は、縦フレーム12(図1参照)の上端から後方に向かって延びている。グリップフレーム40は、メインフレーム10(図1参照)の一部(ここでは、縦フレーム12)と一体的に形成されていてもよい。言い換えると、グリップフレーム40は、メインフレーム10の一部と連続していてもよい。しかしながら、グリップフレーム40は、メインフレーム10と別体であり、メインフレーム10に取り付けられるものであってもよい。なお、グリップフレーム40の材質は特に限定されない。例えば、グリップフレーム40は、強度が保たれる金属によって形成されている。また、グリップフレーム40の形状も特に限定されない。本実施形態では、図6に示すように、グリップフレーム40は、横断面が矩形状であり、左右の長さが上下の長さよりも長い扁平状の部材である。
内側グリップカバー50は、グリップフレーム40を覆う部材である。図7に示すように、内側グリップカバー50は、前後に延びたグリップ基部51と、エンドキャップ52とを有している。図4に示すように、グリップ基部51は、前後に延びた部材である。ここでは、グリップ基部51の先端部(ここでは、後部)以外の部位は、円柱状であり、グリップ基部51の先端部は、扁平状である。エンドキャップ52は、グリップ基部51の先端部に嵌め込まれる。
本実施形態では、図3に示すように、グリップ基部51は、第1基部部材55aと、第2基部部材55bとを有し、2つの部材によって構成されている。第1基部部材55aは、グリップ基部51を左右に2分割したときの一方側(右のグリップ30では左側であり、左のグリップ30では右側)を構成している。第2基部部材55bは、グリップ基部51を左右に2分割したきの他方側(右のグリップ30では右側であり、左のグリップでは左側)を構成している。図6に示すように、グリップフレーム40は、第1基部部材55aと第2基部部材55bによって挟まれている。図5に示すように、本実施形態では、グリップフレーム40、グリップ基部51の第1基部部材55aおよび第2基部部材55bの先端部分には、一方側から固定ねじ56が挿入されており、この固定ねじ56によって互いが固定されている。固定ねじ56は、例えば金属製であり、外部に露出していない。
グリップ基部51は、平坦面57を有している。平坦面57は、グリップ基部51の先端部において他方側の面に形成されており、上下に延びた平らな面である。ただし、平坦面57は、例えばグリップ基部51の先端部において水平に延びた平らな面であってもよい。本実施形態では、平坦面57は、第2基部部材55bに形成されているが、第1基部部材55aに形成されていてもよい。
図4に示すように、エンドキャップ52は、グリップ基部51の先端部に嵌め込まれる部材である。図5に示すように、エンドキャップ52は、グリップ基部51の先端部、および、固定ねじ56を覆う部材である。ここでは、図7に示すように、エンドキャップ52の内部には、空間が形成されており、前部が開口している。この空間に、グリップ基部51の先端部が嵌め込まれる。
図5に示すように、エンドキャップ52は、キャップ側平坦面58を有している。このキャップ側平坦面58は、エンドキャップ52の内周面の他方側の部位に形成されている。キャップ側平坦面58は、エンドキャップ52をグリップ基部51の先端部にはめ込んだとき、グリップ基部51の平坦面57と接触する。キャップ側平坦面58は、平坦面57と対向している。
エンドキャップ52は、凸部59を有している。凸部59は、グリップフレーム40および内側グリップカバー50に対して、外側グリップカバー70が回転することを防止するものである。凸部59は、エンドキャップ52から側方に向かって突出している。ここでは、凸部59は、エンドキャップ52から他方側に向かって突出している。しかしながら、凸部59の突出方向は特に限定されない。例えば、凸部59は、エンドキャップ52から上方に向かって突出していてもよいし、下方に向かって突出していてもよいし、一方側に向かって突出していてもよい。凸部59は、エンドキャップ52から離れるに従って、上下の長さが短くなっている。凸部59の他方側の端は、湾曲している。本実施形態では、凸部59の内部には、空間59aが形成されている。しかしながら、凸部59の内部は、空間59aが形成されておらず、部材によって埋められていてもよい。本実施形態では、図7に示すように、凸部59の前部は開口している。しかしながら、凸部59の後部が開口していてもよいし、凸部59は開口していなくてもよい。
内側グリップカバー50の外周面には、前後に延びた溝61が形成されている。溝61は、グリップフレーム40および内側グリップカバー50に対して、外側グリップカバー70が回転することを防止するものである。本実施形態では、溝61は、グリップ基部51の一方側の部位に形成されている。ここでは、溝61は、第1基部部材55aの外周面に形成されている。しかしながら、溝61の位置は特に限定されない。例えば、溝61は、グリップ基部51の他方側の部位に形成されていてもよい。この場合、溝61は、第2基部部材55bの外周面に形成されている。また、溝61は、グリップ基部51の上部に形成されていてもよいし、下部に形成されていてもよい。
内側グリップカバー50の外周面には、抜け防止片62が形成されている。抜け防止片62は、内側グリップカバー50から外側グリップカバー70が引き抜かれることを防止するものである。本実施形態では、抜け防止片62は、溝61に形成されている。抜け防止片62は、グリップ基部51の一方側の部位に形成されている。抜け防止片62は、第1基部部材55aに形成されている。抜け防止片62の形状は、くさび状である。ここでは、抜け防止片62は、第1傾斜面62aと第2傾斜面62bとを有している。第1傾斜面62aは、溝61から前斜め一方側に向かって延びた面である。第2傾斜面62bは、第1傾斜面62aの前端から他方側に向かって延びた面である。第2傾斜面62bは、左右に延びた面である。ここでは、第1傾斜面62aの傾斜角度は、第2傾斜面62bの傾斜角度よりも小さい。
本実施形態では、図6に示すように、内側グリップカバー50は、外周面に形成され、上述した静電容量センサ26が配置される配置面63を有している。配置面63は、溝61が形成された部位、および、エンドキャップ52が嵌め込まれる部位を除いたグリップ基部51の部位に設けられている。静電容量センサ26は、グリップ基部51の一部を覆うようにして、配置面63に配置されている。
外側グリップカバー70は、内側グリップカバー50を覆う部材である。図2に示すように、外側グリップカバー70は、前後に延びた円筒状の部材である。本実施形態では、外側グリップカバー70には、把持凸部71が設けられている。把持凸部71は、外側グリップカバー70の先端部(ここでは後部)の他方側に形成されている。把持凸部71は、外側グリップカバー70を前後で二等分したときの後側の部位において、先端に向かうに従って他方側に徐々に突出するように外側グリップカバー70の外周面に形成されている。なお、本実施形態では、外側グリップカバー70における把持凸部71と反対側の部位には、把持凹部72が設けられていてもよい。この把持凹部72は、外側グリップカバー70を前後で二分割したときの後側の部位において、先端に向かうに従って他方側に徐々に凹むように外側グリップカバー70の外周面に形成されている。
本実施形態では、図5に示すように、外側グリップカバー70は、内周面に形成された凹部73を有している。凹部73は、内側グリップカバー50の凸部59が嵌まる部位であり、凸部59に対応した形状を有している。凹部73は、凸部59と同じ向きとなるように外側グリップカバー70の内周面に設けられている。ここでは、凹部73は、外側グリップカバー70の他方側の内周面に設けられている。凹部73は、把持凸部71が設けられた外側グリップカバー70の部位の裏側に設けられており、把持凸部71に沿った形状を有している。
本実施形態では、図7に示すように、外側グリップカバー70の内周面には、前後に延びた内部突起75が形成されている。内部突起75は、内側グリップカバー50の溝61のうち、抜け防止片62よりも前方の溝に嵌まる部位であり、溝61に対応した形状を有している。内部突起75は、外側グリップカバー70の中央部分であって、一方側の内周面に設けられている。
なお、内側グリップカバー50および外側グリップカバー70の材質は特に限定されない。本実施形態では、内側グリップカバー50は、外側グリップカバー70よりも硬い材質によって形成されている。ここでは、内側グリップカバー50のグリップ基部51(詳しくは、第1基部部材55aおよび第2基部部材55b)、および、エンドキャップ52は、硬質の部材によって形成されている。例えば、グリップ基部51およびエンドキャップ52は、ガラス入りの硬質の部材によって形成されている。外側グリップカバー70は、樹脂製であり、例えばエラストマーによって形成されている。
本実施形態では、グリップフレーム40に内側グリップカバー50が装着され、内側グリップカバー50に外側グリップカバー70が装着された状態において、内側グリップカバー50および外側グリップカバー70の先端部には、先端キャップ77およびリング部材78が設けられている。先端キャップ77は、フランジ77aが形成されたキャップであり、内側グリップカバー50のエンドキャップ52の先端に取り付けられる。リング部材78は、先端キャップ77のフランジ77aを内側グリップカバー50に向かって押し付けるようにして、外側グリップカバー70の先端部に嵌め込まれる。
次に、右のグリップ30を組み立てる手順について説明する。まず、図6に示すように、グリップフレーム40に、内側グリップカバー50のグリップ基部51を取り付ける。ここでは、グリップ基部51の第1基部部材55aと第2基部部材55bとで、グリップフレーム40を挟み込み、図5に示すように、固定ねじ56によって、グリップフレーム40、第1基部部材55aおよび第2基部部材55bのそれぞれの先端部を互いに固定する。このことで、グリップフレーム40に内側グリップカバー50のグリップ基部51を取り付けることができる。次に、図6に示すように、グリップ基部51の配置面63に、静電容量センサ26を配置する。このとき、静電容量センサ26が内側グリップカバー50の溝61を覆わないようにして、静電容量センサ26を配置面63に配置する。
次に、外側グリップカバー70が内側グリップカバー50のグリップ基部51を覆うようにして、外側グリップカバー70を後方からグリップ基部51に嵌め込む。本実施形態では、外側グリップカバー70は、樹脂製であるため、外側グリップカバー70をグリップ基部51に嵌め込む際、図7に示すように、内部突起75は、抜け防止片62を乗り上げられた後、溝61に嵌まる。内部突起75が溝61に嵌まったとき、外側グリップカバー70は、グリップ基部51に適切に装着された状態となる。
次に、内側グリップカバー50のエンドキャップ52を、グリップ基部51と外側グリップカバー70との間に嵌め込む。このとき、図5に示すように、エンドキャップ52のキャップ側平坦面58と、グリップ基部51の平坦面57とが対向し、かつ、エンドキャップ52の凸部59が外側グリップカバー70の凹部73に嵌まるようにして、エンドキャップ52を装着する。その後、図7に示すように、先端キャップ77およびリング部材78を、内側グリップカバー50および外側グリップカバー70の先端部に取り付けることで、グリップ30の組み立てが完了する。
以上、本実施形態では、図5に示すように、外側グリップカバー70の凹部73に、内側グリップカバー50の凸部59が嵌まった状態で、内側グリップカバー50は外側グリップカバー70に覆われる。このとき、内側グリップカバー50に対して外側グリップカバー70を回転させようとすると、凹部73と凸部59との間に生じる反力のため、回転が規制される。よって、外側グリップカバー70がグリップフレーム40および内側グリップカバー50に対して回転することを抑制することができる。
本実施形態では、グリップ基部51は、先端部分の外周面に形成された平坦面57を有している。エンドキャップ52は、内周面に形成され、平坦面57と接触するキャップ側平坦面58を有している。このことによって、グリップ基部51の先端部分にエンドキャップ52が嵌合するとき、グリップ基部51の平坦面57と、エンドキャップ52のキャップ側平坦面58とが接触した状態である。よって、グリップ基部51に対してエンドキャップ52を回転させようとすると、平坦面57とキャップ側平坦面58との間に生じる反力によって、回転が規制される。したがって、グリップ基部51に対してエンドキャップ52が回転することを抑制することができる。
本実施形態では、図7に示すように、内側グリップカバー50の外周面には、前後方向に延びた溝61が形成されている。外側グリップカバー70の内周面には、前後方向に延び、溝61に嵌合する内部突起75が形成されている。このことによって、内側グリップカバー50の溝61に、外側グリップカバー70の内部突起75が嵌まった状態で、内側グリップカバー50は外側グリップカバー70に覆われる。このとき、内側グリップカバー50に対して外側グリップカバー70を回転させようとすると、溝61と内部突起75との間に生じた反力によって、回転がより規制される。よって、外側グリップカバー70がグリップフレーム40および内側グリップカバー50に対して回転することをより抑制することができる。
本実施形態では、溝61に内部突起75が嵌合している状態において、内部突起75よりも内側グリップカバー50の先端側の溝61の部位には、くさび状の抜け防止片62が形成されている。このことによって、外側グリップカバー70を先端部側に引き抜こうとすると、外側グリップカバー70の内部突起75が抜け防止片62に当たる。よって、グリップフレーム40および内側グリップカバー50から外側グリップカバー70を取り外し難い。
本実施形態では、図6に示すように、内側グリップカバー50は、外周面に形成された配置面63を有している。配置面63には、静電容量センサ26が配置されている。仮に、内側グリップカバー50に対して外側グリップカバー70が回転する場合、外側グリップカバー70の回転に併せて静電容量センサ26が回転するおそれがある。静電容量センサ26が回転することで、静電容量センサ26が内側グリップカバー50または外側グリップカバー70に対して擦れてしまい、静電容量センサ26が誤検出するおそれがある。しかしながら、本実施形態では、外側グリップカバー70の凹部73に内側グリップカバー50の凸部59が嵌まることで、内側グリップカバー50に対する外側グリップカバー70の回転が規制される。よって、静電容量センサ26が内側グリップカバー50または外側グリップカバー70に対して擦れることで誤検出することを防止することができる。
以上、本実施形態に係るグリップ30について説明した。上記実施形態では、グリップ基部51を構成する部材は、第1基部部材55aおよび第2基部部材55bの2つであった。しかしながら、グリップ基部51を構成する部材の数は、2つに限定されず、例えば1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
上記実施形態では、内側グリップカバー50のグリップ基部51とエンドキャップ52とは、別体であった。しかしながら、グリップ基部51とエンドキャップ52とは、一体的に形成されていてもよい。
上記実施形態では、内側グリップカバー50に設けられた凸部59の数は、1つであった。しかしながら、複数の凸部59が内側グリップカバー50に設けられていてもよい。この場合、外側グリップカバー70の内周面には、凸部59と同じ数の凹部73が設けられているとよい。複数の凹部73は、内側グリップカバー50に外側グリップカバー70を装着したとき、凸部59が嵌まるような位置に設けられている。
上記実施形態では、内側グリップカバー50に設けられた溝61の数は、1つであった。しかしながら、複数の溝61が内側グリップカバー50に設けられていてもよい。この場合、外側グリップカバー70の内周面には、溝61と同じ数の内部突起75が設けられているとよい。複数の内部突起75は、内側グリップカバー50に外側グリップカバー70を装着したとき、溝61に嵌まるような位置に設けられている。
上記実施形態では、内側グリップカバー50の配置面63には、電動アシスト用の静電容量センサ26が配置されていた。しかしながら、配置面63に配置されるセンサは、静電容量センサ26に限定されず、例えば電動アシスト用の圧電センサであってもよい。また、配置面63に配置されるセンサの用途は、電動アシストに限定されない。
上記実施形態では、グリップ30が備えられた歩行車1は、電動アシスト付き歩行車であった。しかしながら、歩行車1は、電動アシストがない歩行車であってもよい。この場合、内側グリップカバー50には、電動アシスト用の静電容量センサ26などのセンサは配置されていなくてもよい。
上記実施形態では、グリップ30は、歩行車1に備えられていた。しかしながら、本発明に係るグリップは、歩行車に限定されない。例えば、本発明に係るグリップは、自転車、ショッピングカート、または、ベビーカーに備えられていてもよい。
1 歩行車
26 静電容量センサ(センサ)
30 グリップ
40 グリップフレーム
50 内側グリップカバー
51 グリップ基部
52 エンドキャップ
57 平坦面
58 キャップ側平坦面
59 凸部
61 溝
62 抜け防止片
63 配置面
70 外側グリップカバー
73 凹部
75 内部突起

Claims (5)

  1. 第1方向に延びたグリップフレームと、
    前記グリップフレームを覆い、前記グリップフレームに固定された内側グリップカバーと、
    前記内側グリップカバーを覆う外側グリップカバーと、
    を備え、
    前記内側グリップカバーは、前記内側グリップカバーの外周面から前記第1方向と交差する第2方向に向かって突出した凸部を有し、
    前記外側グリップカバーは、前記外側グリップカバーの内周面に設けられ、前記凸部に嵌まる凹部を有する、グリップ。
  2. 前記内側グリップカバーは、
    前記第1方向に延び、前記グリップフレームを覆うグリップ基部と、
    前記グリップ基部の先端部分に嵌合するエンドキャップと、
    を備え、
    前記グリップ基部は、前記グリップ基部の先端部分の外周面に形成された平坦面を有し、
    前記エンドキャップは、前記エンドキャップの内周面に形成され、前記平坦面と接触するキャップ側平坦面を有する、請求項1に記載されたグリップ。
  3. 前記内側グリップカバーの外周面には、前記第1方向に延びた溝が形成され、
    前記外側グリップカバーの内周面には、前記第1方向に延び、前記溝に嵌合する内部突起が形成されている、請求項1または2に記載されたグリップ。
  4. 前記溝に前記内部突起が嵌合している状態において、前記内部突起よりも前記内側グリップカバーの先端側の前記溝の部位には、くさび状の抜け防止片が形成されている、請求項1から3までの何れか1つに記載されたグリップ。
  5. センサを備え、
    前記内側グリップカバーの外周面は、前記センサが配置される配置面を有する、請求項1から4までの何れか1つに記載されたグリップ。
JP2018062067A 2018-03-28 2018-03-28 グリップ Active JP7101510B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018062067A JP7101510B2 (ja) 2018-03-28 2018-03-28 グリップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018062067A JP7101510B2 (ja) 2018-03-28 2018-03-28 グリップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019170663A true JP2019170663A (ja) 2019-10-10
JP7101510B2 JP7101510B2 (ja) 2022-07-15

Family

ID=68166984

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018062067A Active JP7101510B2 (ja) 2018-03-28 2018-03-28 グリップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7101510B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016087357A (ja) * 2014-11-11 2016-05-23 株式会社三貴工業所 グリップの取付構造
JP2017121820A (ja) * 2016-01-04 2017-07-13 株式会社ミツバ 操作装置及び手押し移動体
US20170355417A1 (en) * 2016-06-14 2017-12-14 Rti Sports Gmbh Bicycle handle

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016087357A (ja) * 2014-11-11 2016-05-23 株式会社三貴工業所 グリップの取付構造
JP2017121820A (ja) * 2016-01-04 2017-07-13 株式会社ミツバ 操作装置及び手押し移動体
US20170355417A1 (en) * 2016-06-14 2017-12-14 Rti Sports Gmbh Bicycle handle

Also Published As

Publication number Publication date
JP7101510B2 (ja) 2022-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4406625B2 (ja) 汎用歯ブラシを装着可能とした電動歯ブラシ
KR101352272B1 (ko) 로봇 청소기
EP2517668B2 (en) Electric toothbrush
JP5041447B2 (ja) 回転コネクタ装置
JP5259265B2 (ja) 回転コネクタ装置
EP2517667A1 (en) Electric toothbrush
JP3614789B2 (ja) 車両のアウトハンドル装置
JP2019031117A (ja) 自転車用コンポーネント
JP2012176714A (ja) 電動車両
JP2019170663A (ja) グリップ
WO2019181485A1 (ja) ステアリング体
JP5104483B2 (ja) 電機掃除機
JP5725990B2 (ja) リーチ式フォークリフトおよびサスペンション機構
JP2021194377A (ja) 掻取ローラユニット及び掻取ローラユニットを備えている吸込具
JP2017068995A (ja) 車両のアクセサリソケット
TWI677336B (zh) 機械旋轉式按摩器
JP2021185061A (ja) 乗物用コネクタユニット、自動二輪車及び支持部材
JP5989474B2 (ja) 電動台車
JP6332999B2 (ja) バッテリケース及びそれを備える車両
JP7104554B2 (ja) 携帯型端末の保持構造
JP5791162B2 (ja) 電動式パワーステアリング装置のアクスルフレーム
JP2015033871A (ja) 自動二輪車のフートレスト装置
KR20120069870A (ko) 토크앵글센서와 하우징의 결합구조
KR100610978B1 (ko) 자동차용 보조핸들
JP2000072073A (ja) 電動自転車

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211012

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220705

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7101510

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150