JP2019169674A - 回路基板、電子部品および電子モジュール - Google Patents

回路基板、電子部品および電子モジュール Download PDF

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Abstract

【課題】 外部配線基板に対する接続信頼性の向上に有効な回路基板、電子部品等を提供すること。【解決手段】 絶縁基板1と、該絶縁基板1の外部の配線基板へ実装される実装面11に、マトリックス状に配列された複数の端子電極21を含む回路導体2とを備えており、前記端子電極21は最外周に位置する第1端子電極21aと該第1端子電極21aよりも内側に位置する第2端子電極21bを有しており、前記第1端子電極21aは、前記第2端子電極21b同士の間隔と同じ間隔で前記実装面11の外縁まで伸びる形状で、前記第2端子電極21bよりも平面視の大きさが大きい回路基板100。【選択図】 図1

Description

本発明は、実装面に複数の端子電極が配列された絶縁基板を含む回路基板、電子部品および電子モジュールに関するものである。
半導体素子、センサ素子または容量素子等の電子素子が搭載される回路基板として、実装面に設けられた複数の端子電極とを含むものが用いられている。端子電極は、例えば、長方形状の基板の実装面において、4つの外辺に沿って配列されている(例えば、特許文献1を参照。)。このような回路基板に電子素子が搭載された電子部品は外部の配線基板に搭載され、回路基板の端子電極と外部の配線基板の配線とがはんだ等の導電性接続材で接続される。
電子部品の小型化にともない端子電極間の距離も小さくなり、端子電極の面積も小さくなっている。電子部品のはんだ実装の際の熱、および電子素子の作動時の熱による熱応力により、接続材のはんだ等で破壊しやすくなっている。これに対して、端子電極の形状を外辺に対して直交する方向に長い長方形状として、端子電極の面積を大きくして、接続強度等を確保しているものがある(例えば、特許文献2を参照。)。
特開2005−26312号公報 特開2012−174847号公報
しかしながら、このような回路基板においては、外部電気回路(配線基板)に対する電気的な接続等の接続信頼性のさらなる向上が求められている。特に、搭載される電子部品の作動時の発熱量の増加、また回路基板の小型化にともなう端子電極の小型化(つまり端子電極と外部電気回路との接合面積の減少)等が進んでいるため、上記接続信頼性の向上の要求が強くなっている。
本開示の1つの態様の回路基板は、絶縁基板と、該絶縁基板の外部の配線基板へ実装される実装面に、マトリックス状に配列された複数の端子電極を含む回路導体とを備えており、前記端子電極は最外周に位置する第1端子電極と該第1端子電極よりも内側に位置する第2端子電極を有しており、前記第1端子電極は、前記第2端子電極同士の間隔と同じ間隔で前記実装面の外縁まで伸びる形状で、前記第2端子電極よりも平面視の大きさが大きい。
本発明の1つの態様の電子部品は、上記構成の回路基板と、電子素子とを備えている。
本発明の1つの態様の電子モジュールは、上記構成の電子部品と、該電子部品が実装されたモジュール用の配線基板とを備えている。
本発明の1つの態様の回路基板によれば、第1端子電極は、第2端子電極同士の間隔と同じ間隔で実装面の外縁まで伸びる形状で、第2端子電極よりも平面視の大きさが大きい
ことから、熱応力の大きくなる外周部に位置する第1電極は面積が大きく、回路基板と外部の配線基板とを接続するはんだ等の量(体積)を比較的大きくすることができるので、回路基板と配線基板との接続信頼性を向上させることができる。また、第1端子電極は、単に面積大きいだけなく、第2端子電極同士の間隔と同じ間隔で実装面の外縁まで伸びる形状、すなわち第2端子電極と同じ幅で熱応力が作用する方向に長い形状であることから、面積が大きくても高密度に配置されるので小型の回路基板となる。
本発明の1つの態様の電子部品によれば、上記構成の回路基板を含んでいることから、外部の配線基板の配線(端子)に対する接続信頼性の向上に有利で小型の電子部品を提供することができる。
本発明の1つの態様の電子モジュールによれば、上記構成の回路基板を含む電子部品とモジュール用の配線基板とを備えていることから、電子部品と配線基板との接続信頼性が効果的に向上した小型の電子モジュールを提供することができる。
回路基板の外観の一例を示し、(a)は搭載面(上面)からの斜視図、(b)は側面図、(c)実装面(下面)からの斜視図である。 (a)は図1に示す回路基板の上面図、(b)は(a)のB−B線における断面図、(c)は下面図である。 回路基板の外観の他の一例を示し、(a)は搭載面(上面)からの斜視図、(b)は側面図、(c)実装面(下面)からの斜視図である。 (a)は図3に示す回路基板の上面図、(b)は(a)のB−B線における断面図、(c)は下面図である。 回路基板の外観の他の一例を示し、(a)は搭載面(上面)からの斜視図、(b)は側面図、(c)実装面(下面)からの斜視図である。 回路基板の外観の他の一例を示し、(a)は搭載面(上面)からの斜視図、(b)は側面図、(c)実装面(下面)からの斜視図である。 回路基板の外観の他の一例を示し、(a)は搭載面(上面)からの斜視図、(b)は側面図、(c)実装面(下面)からの斜視図である。 (a)は回路基板、電子部品および電子モジュールの一例を示す斜視図であり、(b)は断面図である。
本開示の実施形態の回路基板、電子部品および電子モジュールを、添付の図面を参照して説明する。図1は回路基板の外観の一例を示しており、図1(a)は搭載面(上面)からの斜視図、図1(b)は側面図、図1(c)実装面(下面)からの斜視図である。図2(a)は図1に示す回路基板の上面図、図2(b)は図2(a)のB−B線における断面図、図2(c)は下面図である。図3は回路基板の外観の他の一例を示しており、図3(a)は搭載面(上面)からの斜視図、図3(b)は側面図、図3(c)実装面(下面)からの斜視図である。図4(a)は図3に示す回路基板の上面図、図4(b)は図4(a)のB−B線における断面図、図4(c)は下面図である。図5〜図7は回路基板の外観の他の一例を示し、それそれ(a)は搭載面(上面)からの斜視図、(b)は側面図、(c)実装面(下面)からの斜視図である。図8(a)は回路基板、電子部品および電子モジュールの一例を示す斜視図であり、図8(b)は断面図である。なお、図1〜図7において、他と区別しやすいように第1端子電極21aにはドット状の網掛けを施している。また、以下の説明における上下の区別は便宜的なものであり、実際に回路基板および電子部品等が使用されるときの上下を限定するものではない。
回路基板100は、絶縁基板1と、絶縁基板1の外部の配線基板400へ実装される実
装面11(以下、下面11ともいう。)に、マトリックス状に配列された複数の端子電極21を含む回路導体2とを備えている。端子電極21は最外周に位置する第1端子電極21aと第1端子電極21aよりも内側に位置する第2端子電極21bを有している。第1端子電極21aは、第2端子電極21b同士の間隔と同じ間隔で実装面11の外縁まで伸びる形状で、第2端子電極21bよりも平面視の大きさが大きい。
絶縁基板1は、回路基板100の基本的な部分であり、複数の端子電極21等の回路導体2を互いに電気的に絶縁させて配置するための電気絶縁体として機能する。また、絶縁基板1は、例えば、電子素子を搭載して固定するための基体として機能する部分である。
絶縁基板1の下面11、すなわち回路基板100としての実装面11には、複数の端子電極21が設けられている。複数の端子電極21は、マトリックス状に、縦横に等間隔で配列されている。そして、このマトリックス状の配列における最外周の端子電極21は第1端子電極21aであり、これより内側において縦横に配列された端子電極は第2端子電極21bである。
小型の回路基板100において、複数の端子電極21を配列するには、端子電極21の間隔を、短絡しない程度にできるだけ小さい間隔にしなければならない。一方で、回路基板100の外部の配線基板400への接続信頼性を向上させるためには、接合面積すなわち端子電極21の面積を大きくするとよい。回路基板100と外部の配線基板400との間に発生し、端子電極21に加わる熱応力は、マトリックス状に配列された端子電極21の最外周に位置する第1端子電極21aに加わるものが大きくなる。従来の回路基板のように最外周の端子電極の径を大きくするなどして面積を大きくすると、最外周の端子電極間の間隔が小さくなって短絡しやすくなるので最外周の端子電極の数を減らさなければならない。そのため、図1〜図7に示す例のように、第1端子電極21aの間隔を小さいままで数を減らすことなく面積を大きくするために、第1端子電極21aは実装面11の外縁まで伸びる形状としている。すなわち、第1端子電極21aは第2端子電極21bに対して、幅は同じで長さが長い形状で、平面視の大きさすなわち面積が大きい。
本開示の回路基板100によれば、熱応力の大きくなる外周部に位置する第1電極21aは面積が大きく、回路基板100と外部の配線基板400とを接続するはんだ等の導電性接合材310の量(体積)を比較的大きくすることができるので、回路基板100と配線基板400との接続信頼性を向上させることができる。また、第1端子電極21aは、実装面11の内側から外側に向かって伸びる形状、すなわち熱応力が作用する方向に長い形状であるので、幅方向(外周の周方向)に大きくしたものよりもさらに接続信頼性の高い形状である。また、第1端子電極21aは、単に面積大きいだけなく、第2端子電極21b同士の間隔と同じ間隔、すなわち第2端子電極21bと同じ幅で実装面11の外縁まで伸びる形状であることから、面積が大きくても高密度に配置されるので小型の回路基板となる。
図2(c)および図4(c)においては、従来の回路基板のように最外周の端子電極が内側の端子電極と同じ大きさおよび形状である場合の、最外周の端子電極を二点鎖線で示している。これに対して、第1端子電極21aは同じ幅で実装面11の外縁まで伸びる形状であることがわかる。図3および図4に示す例においては、実装面11における第1端子電極21aの形状は内側が半円で外側が長方形で、第2端子電極21bと同じ円形の外側を実装面11の外縁まで延長したような形状である。そのため、縦横の並びに対して斜め45°方向の第1端子電極21aと第2端子電極21bとの間隔は第2端子電極21b間の間隔と同じである。これに対して図1および図2に示す例においては、実装面11における第1端子電極21aの形状は長方形である。図3および図4に示す例に対して斜め45°方向の間隔は小さいが、縦横方向の間隔よりも大きいので絶縁性が低下するもので
はない。また、この例の第1端子電極21aの面積は、長方形の内側の角部の分だけ大きくなっている。
実装面(下面)11と反対側の上面は、電子素子200が搭載される搭載面12である。回路基板100は、搭載面12には電子素子200と電気的に接続される回路導体2として接続導体22を備えている。図1および図2に示す例においては、電子素子200がフリップチップ接続される場合の接続導体22を備えており、複数の接続導体22が搭載面12の中央部にマトリックス状に配列されている。これに対して、図3および図4に示す例においては、電子素子200がワイヤボンディング接続される場合の接続導体22を備えており、複数の接続導体22が搭載面12の外周部に配列されている。また、この例における回路基板100は、電子素子200を固定するため、また必要に応じで接地するための搭載用導体(符号なし)を搭載面12の中央部に備えている。このように、搭載面12における回路導体2の数や配置は、搭載される電子素子200に対応するように設定することができる。
図2(b)および図4(b)に示す例のように、搭載面12の接続導体22と実装面11の端子電極21とは、絶縁基板1の内部の内部導体23で接続されている。これにより、搭載面12に搭載された電子素子200を、回路導体2(接続導体22、内部導体23および端子電極21)を介して外部の配線基板400に電気的に接続することができる回路基板100となっている。
ここで、端子電極21は信号用端子電極、電源用端子電極、接地用端子電極を含み、信号用端子電極は第2端子電極21bである回路基板100とすることができる。このような構成であると、信号用電極である第2端子電極21bは端子電極21の中では小さいことから、他の回路導体2との間に形成される浮遊容量が小さくなるので、信号の伝送ロスおよび遅延が小さい回路基板100となる。第2端子電極21bの全てが信号用端子電極でなく、第2端子電極21bが電源用端子電極および接地用端子電極を含むものであってもよい。
このとき、第1端子電極21aは電源用端子電極および接地用端子電極である回路基板100とすることができる。電源用端子電極および接地用端子電極である第1端子電極21aは端子電極21の中では大きいことから、電圧の低下や変動が発生しにくい、安定した回路基板100となる。この場合も、第2端子電極21bの全てが信号用端子電極でなく、第2端子電極21bが電源用端子電極および接地用端子電極を含むことができる。
また、図1〜図4に示す例のように、第1端子電極21aが絶縁基板1の側面13まで伸びている回路基板100とすることができる。図1および図2に示す例においては、第1端子電極21aは実装面11の外縁を越えて側面13の搭載面12側の端部(上端)まで伸びている。図3および図4に示す例においては、第1端子電極21aは実装面11の外縁を越えて側面13まで伸びているが、搭載面12側の端部(上端)には達しておらず、側面13における実装面11からの高さ(絶縁基板1の厚み)の5分の3程度の高さまで伸びている。このように、第1端子電極21aが側面まで伸びていると、第1端子電極21aの面積がより大きくなる。そのため、接合強度が向上し、さらに回路基板100を外部の配線基板400に接合する際の導電性接合材310が曲率半径の大きいフィレット部を備えるものとなって熱応力が緩和されやすくなるので、より接続信頼性の高いものとなる。図3および図4に示す例においては、搭載面12の外縁に近い位置に接続導体22が配置されているが、第1端子電極21aの上端が搭載面12から離れているので、接続導体22と第1端子電極21aとの絶縁性が低下しない。
さらに、図5〜図7に示す例のように、絶縁基板1が側面13に凹部13aを有してお
り、第1端子電極21aは凹部13a内に伸びている回路基板100とすることができる。このような凹部13aおよび第1端子電極21aを有する場合には、側面視での側面13における第1端子電極21aの幅が同じであっても、第1端子電極21aは凹部13aの内面に沿って設けられているので面積が大きいものとなる。側面13にいて隣接する第1端子電極21a間の間隔を変えずに、つまり絶縁性を確保しつつ接合面積を増加させて接合強度を向上させることができる。そのため、より接続信頼性の高い回路基板100となる。
図5に示す例は、図1および図2に示す例の回路基板100における絶縁基板1が、第1端子電極21aの幅より小さい凹部13aを側面13に有している形態である。この例の凹部13は、側面13、実装面11および搭載面12に開口するものである。言い換えれば、凹部13aは、側面13に開口しており、実装面11から搭載面12まで貫通する、側面13における実装面11からの高さ(絶縁基板1の厚み)と同じ高さのものである。第1端子電極21aの幅方向の中央部が凹部13a内に位置している。これに対して、図6に示す例の回路基板100における凹部13aは、側面13および実装面11に開口しており、実装面11から搭載面12まで貫通せず、側面13における実装面11からの高さ(絶縁基板1の厚み)との3分の2程度の高さまで伸びている。第1端子電極21aは実装面11から搭載面12まで伸びており、実装面11側の5分の3の部分における幅方向の中央部が凹部13a内に位置している。図7に示す例の回路基板100における凹部13aは、実装面11からの高さは図6に示す例と同様であるが、幅は第1端子電極21aと同じである。そのため、第1端子電極21aは側面13において全て凹部13a内に位置している。
図6に示す例では第1端子電極21aは、凹部13aの内面のうち、実装面11側(下側)を向いた内側面まで伸びているのに対して、図7に示す例では伸びていない。図8に示す回路基板100においても、第1端子電極21aは凹部13aの実装面11側(下側)を向いた内側面まで伸びていない。このような第1端子電極21aであると、側面13の第1端子電極21aの上端から配線基板400の配線401へ伸びる導電性接合材310のフィレット部の曲率半径が同じでも回路基板100の配線基板400への実装面積を小さくすることができる。導電性接合材310のフィレット部の上端は回路基板100(絶縁基板1)の外縁より内側に位置するためである。第1端子電極21aが凹部13aの実装面11側(下側)を向いた内側面まで伸びて、導電性接合材310のフィレット部の上端が回路基板100(絶縁基板1)の外縁に位置する場合のフィレット部を図8に二点鎖線で示している。配線基板400の配線401の外端部を、凹部13aの深さの分だけ回路基板100から離すことで同じ曲率半径のフィレット部となる。逆に言えば、この外端部が回路基板100から離れている配線401に、図7および図8に示す例のような回路基板100を実装すると、導電性接合材310のフィレット部の曲率半径が大きくなり、より応力を緩和することができるようになるので、接続信頼性の高いものとなる。
図8に示す例のように、電子部品300は、上記のような回路基板100と、電子素子200とを備えている。このような電子部品300によれば、上記構成の回路基板100を含んでいることから、外部の配線基板400の配線401(端子)に対する接続信頼性の向上に有利で小型の電子部品300を提供することができる。
図8に示す例では、電子素子200は回路基板100の搭載面12に搭載され、電子素子200の電極(符号なし)と回路基板100の接続導体22とが接続部材210としてボンディングワイヤで電気的に接続されている。また、この例の回路基板100は、搭載面12がキャビティ(凹部)を有しており、キャビティの底面に電子素子200が搭載されている。また、接続導体22もまたキャビティ内の段部に配列されている。そして、板状の蓋体がキャビティを塞ぐように、接着剤等の接合材(符号なし)で接合されており、
蓋体は電子素子200を気密封止する封止部材220として機能している。例えば、図7に示す例のような回路基板100では、搭載面12には接続導体22を囲むようにシール導体が設けられており、シール導体にキャップ状の蓋体(封止部材220)をはんだ等の接合材で接合して封止することができる。図1〜図6に示す例のような回路基板100の場合には、封止部材220として封止樹脂を用い、封止樹脂で回路基板100の搭載面12、電子素子200および接続部材210等を覆うことで封止することができる。
また、図8に示す例のように、電子モジュール500は、上記構成の電子部品300と、電子部品300が実装されたモジュール用の配線基板400とを備えている。このような電子モジュール500によれば、上記構成の回路基板100を含む電子部品300とモジュール用の配線基板400とを備えていることから、電子部品300と配線基板400との接続信頼性が効果的に向上した小型の電子モジュール500となる。
図8に示す例では、回路基板100の端子電極21(第1端子電極21aおよび第2端子電極21b)と配線基板400の上面の配線401とが、はんだ等の導電性接合材310によって電気的および機械的に接続されている。
絶縁基板1は、上記したように、平面視(上面視)で長方形状の平板である。例えば、3mm〜15mm×4mm〜20mmの長方形状で、厚みが例えば0.4mm〜2mmの板状である。絶縁基板1は、例えば図3に示す例のように、複数の絶縁層1aが積層されてなるものである。絶縁基板1が側面13に凹部13aを有する場合の凹部13aは、例えば、絶縁基板1の厚み方向の長さが0.1mm〜2mmで、幅が0.1mm〜0.6mm、側面13からの最大深さが0.05mm〜0.3mmとすることができる。図5〜図7に示す例の凹部13aの横断面形状は半円であるが、これに限られず、例えば、半楕円形、四角形等の多角形とすることができる。
絶縁基板1は、例えば、酸化アルミニウム質焼結体、ガラスセラミック焼結体、窒化アルミニウム質焼結体またはムライト質焼結体等のセラミック焼結体によって形成されている。あるいはエポキシ樹脂等の樹脂材料によって形成することもできる。絶縁基板1は、例えば酸化アルミニウム質焼結体からなる場合であれば、次のようにして製作することができる。まず、酸化アルミニウムおよび酸化ケイ素等の原料粉末を適当な有機バインダおよび有機溶剤とともにシート状に成形して四角シート状のセラミックグリーンシートを作製する。その後、このセラミックグリーンシートを適当な寸法に切断、成形したセラミックグリーンシートを複数枚積層し、この積層した積層体を1300〜1600℃の温度で焼成することによって絶縁基板1を製作することができる。焼成された複数のセラミックグリーンシートのそれぞれが、絶縁基板1を形成する絶縁層1aになる。絶縁基板1が側面13に凹部13aを有する場合の凹部13aは、セラミックグリーンシートに凹部13aの形状に対応する貫通孔等を設けておけばよい。
絶縁基板1には回路導体2が設けられている。上述したように絶縁基板1の実装面11(下面)に端子電極21が設けられ、搭載面12(上面)に接続導体22が、内部に内部導体23が設けられている。上面12の接続導体22と下面11の端子電極21とは内部導体23で電気的に接続されている。内部導体23は、絶縁層1a間に設けられた内部導体層と絶縁層1aを貫通する貫通導体とを有している。
端子電極21は、実装面11の中央部に配列されている第2端子電極21bと第2端子電極21bを取り囲むように配列されている第1端子電極21aとを有している。第1端子電極21aおよび第2端子電極21bを含む端子電極21は、全体として縦横に配列され、マトリックス状に配列されている。端子電極21は、例えば0.2mm〜1mmの間隔、16個〜100個配列されている。第2端子電極21bは、例えば直径0.2mm〜
0.8mmの円形、一辺の長さが0.2mm〜0.8mmの正方形である。同程度の大きさの六角形や八角形等の多角形でもよい。第1端子電極21aは、例えば、0.2mm〜0.4mm×0.8mm〜1.6mmの長方形状等である。厳密な長方形でなく、例えば図3および図4に示す例のような、内側に位置する2つの角部が丸められたものも含む。
複数の端子電極21は、電子部品300を外部の配線基板400に電気的に接続するための部分である。これらの端子電極21が配線基板400の配線401に導電性接合材310を介して電気的に接続されれば、電子部品300と配線基板400の配線401とが互いに電気的に接続される。これによって、電子部品300と配線基板400との間で電気信号または電位等の授受が可能になる。また、電子部品300は回路基板100の回路導体2に電子素子200が電気的に接続されたものであるので、電子素子200と配線基板400の配線401とが互いに電気的に接続される。
複端子電極21、接続導体22および内部導体23等の回路導体2は、例えば、タングステン、モリブデン、マンガン、銅、銀、パラジウム、金、白金、ニッケルまたはコバルト等の金属材料、またはこれらの金属材料を含む合金材料等によって形成されている。このような金属材料等は、メタライズ層またはめっき層等の金属層として、絶縁基板1の下面11に設けられている。
回路導体2の端子電極21、接続導体22および内部導体23の内部導体層は、例えば、タングステンのメタライズ層である場合には、タングステンの粉末を有機溶剤および有機バインダと混合して作製した金属ペーストを絶縁層1aとなる上記セラミックグリーンシートの表面にスクリーン印刷法等の方法で印刷して、その後セラミックグリーンシートと同時焼成する方法で形成することができる。また、内部導体23の貫通導体の部分は、絶縁層1aとなるセラミックグリーンシートに貫通孔をあらかじめ形成しておき、このセラミックグリーンシートの貫通孔内に上記の金属ペーストをスクリーン印刷法等の方法で充填し、同時焼成することによって形成することができる。セラミックグリーンシートの貫通孔は、機械的な孔あけ加工またはレーザ加工等の方法で形成することができる。
第1端子電極21aが側面13まで伸びている場合には、上記のようにして作製した第1端子電極21aのパターンが実装面となる面に形成された積層体の側面にスクリーン印刷法等の方法で第1端子電極21aの側面13の部分のパターンを印刷しておくことで、側面13まで伸びている第1端子電極21aを形成することができる。
第1端子電極21aが側面13の凹部13a内まで伸びている場合には、例えば、上述したように絶縁層1aとなるシートにあらかじめ形成した凹部13aとなる貫通孔の内面に、上記の金属ペーストをスクリーン印刷法等の方法で印刷しておくことで、第1端子電極21aの凹部13a内の部分を形成することができる。図7に示す例のような、側面13において全て凹部13a内に位置している第1端子電極21aをこのようにして形成することができる。図5および図6に示す例のように、側面13の第1端子電極21aの一部が凹部13a内に位置している場合には、例えば、さらに上記と同様の方法で積層体の側面にスクリーン印刷法等の方法で印刷する。あるいは、あらかじめ貫通孔の内面に印刷せずに積層体の側面に印刷する際に貫通孔の内面まで印刷することもできる。このとき、図6に示す例のような、凹部13aの実装面11側(下側)を向いた内側面の部分にも印刷することができる。また、図5〜図7に示す例では、第1端子電極21aは凹部13aの内面に沿って設けられているが、凹部13a内に導体が充填されていてもよい。その場合は側面13における第1端子電極21aは平坦となり、その外観は図1〜図4に示す例のようになる。このような第1端子電極21aは凹部13aとなる貫通孔を導体ペーストで充填し、この貫通孔を分断するようにして切断して積層体を作製することで形成することができる。
回路導体2のうち絶縁基板1の外表面に露出する部分は、上記のメタライズ層に、電解めっき法または無電解めっき法等の方法でニッケルおよび金等のめっき層がさらに被着されたものであってもよい。
回路基板100に搭載される電子素子200としては、IC(Integrated Circuit:集積回路)やLSI(Large-Scale Integrated Circuit:大規模集積回路)等の半導体集積回路素子、およびLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)やPD(Photo Diode:フォトダイオード)、CCD(Charged-Coupled Device:電荷結合素子)、CMOS
(Complementary Metal-Oxide Semiconductor:相補型金属酸化膜半導体)等の光半導体
素子、電流センサ素子または磁気センサ素子等のセンサ素子、半導体基板の表面に微小な電子機械機構が形成されてなるマイクロマシン、いわゆるMEMS(Micro electro mechanical systems:微小電気機械システム)素子等の種々の電子素子が挙げられる。また、電子素子200は、圧電素子、容量素子または抵抗器等の受動部品であってもよい。また、電子素子200は、複数個が搭載されてもよく、複数種のものが含まれていてもよい。
電子素子200の回路基板100に対する機械的な接続は、例えば、はんだ等の低融点ろう材または接着剤、あるいは必要によって導電性接着剤等の電気伝導性を有する接合材(不図示)によって行なわれる。電子素子200の電極(不図示)と回路基板100の回路導体2との電気的な接続は、例えば、図8に示す例のようなボンディングワイヤ等の接続部材210による接続以外に、はんだボールや金属バンプおよび導電性接着剤を接続部材210として用いた、いわゆるフリップチップ接続で、電気的および機械的接続を行なうこともできる。フリップチップ接続の場合は、アンダーフィル材によって機械的接続を補強することができる。
例えば、電子素子200が半導体集積回路素子等の半導体素子であれば、電子素子200と回路基板100および外部の配線基板400が有する電子回路(図示せず)との間で種々の電気信号が授受され、半導体素子(電子素子200)で演算または記憶等の種々の処理が行なわれる。また、電子素子200が加速度センサ素子等のセンサ素子であれば、センサ素子(電子素子200)で検知された加速度等の物理量が回路基板100および外部の配線基板400に電気信号として伝送される。この電気信号は、回路基板100および外部の配線基板400の電子回路または回路基板100に実装された他の電子素子等(図示せず)に伝送されて、回路基板100が実装される電子機器の制御等の処理に利用される。
製作された電子部品300は、導電性接合材310を介して配線基板400に電気的および機械的に接続される。すなわち、上記構成の電子部品300と、電子部品300の複数の端子電極21とそれぞれ導電性接合材310を介して接続された複数の配線401を有する配線基板400とによって、例えば図8に示す例のような電子モジュール500が製作される。配線基板400は、回路基板100と同様のセラミック配線基板であってもよいし、エポキシ等の樹脂を絶縁層とし、銅箔等の金属を配線401とするプリント配線基板であってもよい。導電性接合材310は、はんだやろう材等の金属からなるものであってもよいし、導電性接着剤であってもよい。
1・・・絶縁基板
1a・・・絶縁層
11・・・実装面(下面)
12・・・搭載面(上面)
13・・・側面
13a・・・凹部
2・・・回路導体
21・・・端子電極
21a・・・第1端子電極
21b・・・第2端子電極
22・・・接続導体
23・・・内部導体
100・・・回路基板
200・・・電子素子
210・・・接続部材
220・・・封止部材
300・・・電子部品
310・・・導電性接合材
400・・・配線基板
401・・・配線
500・・・電子モジュール

Claims (7)

  1. 絶縁基板と、
    該絶縁基板の外部の配線基板へ実装される実装面に、マトリックス状に配列された複数の端子電極を含む回路導体とを備えており、
    前記端子電極は最外周に位置する第1端子電極と該第1端子電極よりも内側に位置する第2端子電極を有しており、
    前記第1電極は、前記第2端子電極同士の間隔と同じ間隔で前記実装面の外縁まで伸びる形状で、前記第2端子電極よりも平面視の大きさが大きい回路基板。
  2. 前記端子電極は信号用端子電極、電源用端子電極、接地用端子電極を含み、前記信号用端子電極は前記第2端子電極である請求項1に記載の回路基板。
  3. 前記端子電極は信号用端子電極、電源用端子電極、接地用端子電極を含み、前記第1端子電極は前記電源用端子電極および前記接地用端子電極である請求項1または請求項2に記載の回路基板。
  4. 前記第1端子電極は前記絶縁基板の側面まで伸びている請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の回路基板。
  5. 前記絶縁基板は前記側面に凹部を有しており、前記第1端子電極は前記凹部内に伸びている請求項5に記載の回路基板。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の回路基板と、電子素子とを備えている電子部品。
  7. 請求項6に記載の電子部品と、該電子部品が実装されたモジュール用の前記配線基板とを備えている電子モジュール。
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