JP2019169466A - プラズマ処理装置 - Google Patents

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雄太 杉本
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Abstract

【課題】均一性を向上できるプラズマ処理装置を提供する。【解決手段】実施形態によれば、プラズマ処理装置は、チャンバ、載置部、及び、複数のプラズマ源を含む。前記載置部は、前記チャンバ内に設けられ被処理体が載置される。前記複数のプラズマ源は、前記載置部の上方に設けられる。前記複数のプラズマ源は、前記載置部と前記複数のプラズマ源との間の空間の平面視における中心領域にプラズマを発生させる第1電極と、前記平面視における前記空間の周辺領域にプラズマを発生させる第2電極と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、プラズマ処理装置に関する。
半導体装置においては、プラズマを用いたエッチングにより膜に開口を形成し、開口内に配線等のパターンを形成する。ワークの種類やエッチングの条件によって、ワークの面内におけるエッチングレートの分布が異なることになる。このようなプラズマ処理装置では、ワークの面内のエッチングレートを制御することで均一なエッチング処理を行うことが望まれている。
国際公開第2008/129844号
本発明の実施形態は、均一性を向上できるプラズマ処理装置を提供する。
本発明の実施形態によれば、プラズマ処理装置は、チャンバ、載置部、及び、複数のプラズマ源を含む。前記載置部は、前記チャンバ内に設けられ被処理体が載置される。前記複数のプラズマ源は、前記載置部の上方に設けられる。前記複数のプラズマ源は、前記載置部と前記複数のプラズマ源との間の空間の平面視における中心領域にプラズマを発生させる第1電極と、前記平面視における前記空間の周辺領域にプラズマを発生させる第2電極と、を含む。
第1実施形態に係るプラズマ処理装置を示す図である。 第1実施形態に係るプラズマ処理装置の一部を示す図である。 図3(a)は、プラズマ処理装置の一部を示す図であり、図3(b)は、電極の位置とプラズマの密度との関係を示す図である。 図4(a)は、プラズマ処理装置の一部を示す図であり、図4(b)は、電極の位置とプラズマの密度との関係を示す図である。 第1実施形態に係るプラズマエッチングの方法を示すフローチャートである。 第1実施形態の変形例に係るプラズマ処理装置の一部を示す図である。 第2実施形態に係るプラズマ処理装置の一部を示す図である。 実施形態に係るプラズマ処理装置を示す図である。 実施形態に係るプラズマ処理装置を示す図である。 実施形態に係るプラズマ処理装置を示す図である。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
本願明細書において、「に設けられる」とは、直接接して設けられる場合の他に、間に別の要素が挿入され、もしくは、間に空間を介して設けられる場合も含む。
(第1実施形態)
図1は、プラズマ処理装置100を示す図である。
図1に示すように、プラズマ処理装置100には、チャンバ1と、下部電極2と、整合器3と、電源部4と、載置部5と、保持部7と、支持部8と、第1電極9と、遮蔽部10と、第2電極11と、が設けられている。第1電極9、遮蔽部10及び第2電極11によって電極部6が構成されている。
チャンバ1内には、例えば、被処理物(ワーク)としてウェーハWが載置部5によって保持されている。載置部5は、例えば、環状(または筒状)である。載置部5の中央領域の空間に、下部電極2の少なくとも一部が設けられる。載置部5の凹部によりウェーハWの外縁が保持される。ウェーハWの中央領域は、下部電極2の上方に位置する。例えば、ウェーハWの形状は、上方から見て円形である。被処理物として、フォトリソグラフィ法におけるマスクが用いられても良い。
例えば、プラズマ処理装置100により、チャンバ1内にプラズマPを発生させることでウェーハWにエッチング処理が施される。例えば、プラズマ処理装置100には、チャンバ1に接続される制御部(図示せず)が設けられており、例えば、制御部によってチャンバ1内の圧力を調整して減圧状態にすることでプラズマPが発生する。
例えば、ウェーハWは基板を含み、基板上には被加工膜が形成されている。被加工膜は、例えば、絶縁膜であってシリコン酸化物を含む。プラズマPの発生によって、プラズマP内の活性化原子(ラジカル)と、被加工膜内の材料との化学反応により揮発性化合物が生成される。この揮発性化合物の発生によって被加工膜がエッチングされ、被加工膜に開口が形成される。
下部電極2は、整合器3を介して電源部4に接続されている。整合器3は、例えば、マッチングボックスであってコンデンサを有する。整合器3によってインピーダンスが整合される。電源部4は、例えば、1MHz〜30MHzの周波数を有する高周波電源である。整合器3の整合によって、電源部4からの電力が下部電極2に印加される。
保持部7は、ウェーハWが載置される載置部5の周囲に設けられている。保持部7は、例えば、環状(または筒状)である。保持部7の内側領域に載置部5が設けられる。載置部5は、保持部7の上端部よりも下方に設けられる。保持部7は支持部8を保持する。支持部8は、載置部5の上方に位置する。保持部7には、反応ガスGを供給する供給口7aが設けられている。供給口7aにより、保持部7の外側から保持部7の内側の空間へ向けて(図1の矢印)、反応ガスGが供給される。反応ガスGは、例えば、炭素(C)、フッ素(F)、アルゴン(Ar)等を含む。保持部7の下方には、チャンバ1内の排気ガスを排気する排気口(図示せず)が設けられている。保持部7は、例えば、チャンバ1の内部に設けられる。保持部7が、チャンバ1の一部(周壁)となっても良い。
支持部8は、ウェーハWが載置される載置部5の上方に設けられる。載置部5にウェーハWが載置されたときに、支持部8は、ウェーハWに対向する。支持部8は、例えば、石英によって形成された矩形状の板である。支持部8は、面8a(第2面)と、面8aの反対側の面であってウェーハWに対向する面8b(第1面)と、を有する。支持部8によって、第1電極9、遮蔽部10及び第2電極11を有する電極部6が支持されている。支持部8の厚さは、電極部6を支持できる機械的強度及び耐久性を有し、電極部6から発生した電界や磁界の透過率が低下しないような厚さであることが望ましい。
ウェーハWの上方であって、保持部7及び支持部8によって囲まれた領域R内には、下部電極2に電力が印加されることでプラズマが発生する。プラズマを生成する下部電極2によって、エッチング処理の速度が大きくなる。領域R内には、後述する第1電極9及び第2電極11からの電界や磁界が発生する。窓部である支持部8を介して、下部電極2、第1電極9及び第2電極11によるプラズマが発生する。つまり、下部電極2、第1電極9及び第2電極11によって、領域R内にプラズマPが発生する。
第1電極9は、支持部8(面8a)上に設けられている。第1電極9は、例えば、CCP(Capacitively Coupled Plasma)アンテナを含み、CCPアンテナに流れるRF(Radio Frequency)電流により、支持部8を介して領域R内に電界を発生させる。そして、領域R内に発生した電界によりプラズマが発生する。つまり、第1電極9によって容量結合によるプラズマが領域R内に発生する。第1電極9は、例えば、アルミニウム(Al)や銅(Cu)等の金属を含む。
遮蔽部10は、支持部8(面8a)上に設けられている。遮蔽部10は、第1電極9の周囲に位置する。なお、図示の便宜上、図1は、遮蔽部10の一部(図2の第1部分10a)を示している。遮蔽部10は、例えば、アルミニウム等の金属を含む。遮蔽部10は、例えば、ファラデーシールドとして機能する。
第2電極11は、遮蔽部10の上方であって、第1電極9の周囲に設けられている。第2電極11は、例えば、ICP(Inductively Coupled Plasma)アンテナを含み、ICPアンテナに流れるRF電流により、支持部8を介して領域R内に磁界を発生させる。RF電流による磁界は、電磁誘導により誘導電界を発生させ、発生した誘導電界によりプラズマが発生する。つまり、第2電極11によって誘導結合によるプラズマが領域R内に発生する。第2電極11は、例えば、アルミニウムや銅等の金属を含む。第2電極11と支持部8との間の距離は、例えば、第2電極11の電圧振幅の大きさに基づいて決められる。第2電極11は、誘導結合型の他に、容量結合型でも良い。
次に、電極部6について詳細に説明する。
図2は、プラズマ処理装置100の一部であって、電極部6を示す図である。図2は、電極部6を斜め上方から見た拡大図である。
図2に示すように、電極部6には、第1電極9、遮蔽部10及び第2電極11が設けられている。
第1電極9は、第1部分9a及び第2部分9bを有する。第1部分9aは、例えば、支持部8(図1参照)の中央付近に位置する。例えば、第1部分9aの形状は、平面視において、円形または楕円形である。第1部分9aの形状は、平面視において矩形でも良い。
第1部分9aは、配線20Aを介して整合器30Aに接続されている。整合器30Aは、電源部40Aに接続されている。例えば、整合器30Aは、マッチングボックスであってコンデンサを有し、電源部40Aは、例えば、1MHz〜30MHzの周波数を有する高周波電源である。整合器30Aの整合によって、電源部40Aからの電力が第1電極9に印加される。
第2部分9bは、第1部分9aの外縁に繋がるように複数設けられている。例えば、第1部分9aの形状が円柱または楕円柱である場合、複数の第2部分9bは、第1部分9aの外縁である円弧上に位置し、円弧から外側の方向に延びている。例えば、複数の第2部分9bは、棒状の形状を有し、上方から見たときに、円(第1部分9a)から放射状に延びている。図示していないが、例えば、第2部分9bの一端は接地されている。
複数の第2部分9bを放射状に配置する場合、第2部分9bの間隔は小さくすることが望ましい。間隔を小さくするように第2部分9bを配置すると、間隔を狭くすることができる。間隔を小さくすることで、周方向におけるプラズマ密度のむらを小さくできる。例えば、全体として、プラズマ密度を均一にできる。
遮蔽部10は、第1部分10a、第2部分10b及び第3部分10cを有する。第1部分10aは、複数設けられている。複数の第1部分10aは、例えば、支持部8(図1参照)の端部付近に、円周に沿って配置される。
遮蔽部10の複数の第1部分10aは、第1電極9の周囲に配置される。例えば、遮蔽部10の複数の第1部分10aの1つは、第1電極9の複数の第2部分9bが延びる方向に交差しないように位置することが望ましい。
一般に、ICPアンテナ及びCCPアンテナにおいて、チャンバからの距離が短い方が電力効率が良い。例えば、ファラデーシールドが上で、CCPアンテナが下で交差した場合は、ファラデーシールドが上になる分、ICPアンテナが真空容器から離れてしまう。このため、効率が低くなりやすい。一方、ファラデーシールドが下で、CCPアンテナが上で交差した場合は、CCPアンテナが上に設置される分、真空容器から離れてしまう。このため、効率が低くなりやすい。さらに、ファラデーシールドは容量結合をカットする効果があるので、ファラデーシールドをCCPアンテナの直下に設置すると、容量結合のカットにより、効率が低下する。例えば、ファラデーシールドとCCPアンテナとが同一平面に設置されてことで、高い効率が得やすくなる。
第2部分10bは、各第1部分10aに接続するように複数設けられている。
第3部分10cは、複数の第2部分10bに接続されている。遮蔽部10の第3部分10cは、第1電極9の第1部分9aの上方に位置する。例えば、第3部分10cの形状は、円環状等の環状であって、環状内には配線20Aが挿通している。
第2電極11には、開口11aが設けられている。例えば、開口11aを介して対向する第2電極11の一端は、配線20Bを介して整合器30Bに接続され、開口11aを介して対向する第2電極11の他端は、接地されている。例えば、第2電極11の形状は、一部に開口11aを含む円環状等の環状である。例えば、平面視において、遮蔽部10の一部(第1部分10a)が、第2電極11の下方に位置する。図示していないが、例えば、第3部分10cの一端は、接地されている。
整合器30Bは、電源部40Bに接続されている。例えば、整合器30Bは、マッチングボックスであってコンデンサを有し、電源部40Bは、例えば、1MHz〜30MHzの周波数を有する高周波電源である。例えば、電源部40Bの周波数は、電源部40Aの周波数と同じ、もしくは、電源部40Aの周波数より高い。電源部40Bの周波数は、干渉等を考慮して電源部40Aの周波数と異なるように設定することが望ましい。整合器30Bの整合によって、電源部40Bからの電力が第2電極11に印加される。
第2電極11の直下には、遮蔽部10の第1部分10aが位置するが、第2電極11と支持部8との間には、遮蔽部10の第1部分10aが位置していない領域がある。例えば、このような領域は、支持部8上であって、円周に沿って配置された第1部分10a間の領域に相当する。
次に、容量結合型のプラズマを生成する第1電極9の支持部8に対する相対位置と、プラズマ密度との関係を説明する。
図3(a)は、プラズマ処理装置の一部を示す図であり、図3(b)は、電極の位置とプラズマの密度との関係を示す図である。
図3(a)は、第1電極9及び支持部8を示している。図3(b)の縦軸は、第1電極9によって発生する容量結合型のプラズマ密度Pdを表している。例えば、縦軸の単位は、cm−3である。図3(b)の横軸は、支持部8の位置Prを示しており、位置Pr1は支持部8の一端8t1の位置に相当し、位置Pr2は支持部8の他端8t2の位置に相当する。位置Pr3は第1電極9の一端9t1の位置に相当し、位置Pr4は第1電極9の他端9t2の位置に相当する(図1参照)。なお、第1電極9の一端9t1及び他端9t2は、第1部分9aを介して互いに対向する2つの第2部分9bにおいて、一方の第2部分9bの端部と、他方の第2部分9bの端部とに相当する。
図3(a)に示すように、第1部分9a及び第2部分9bを有する第1電極9は、支持部8上に位置する。例えば、第1電極9においては、円柱状の第1部分9aの外縁上に、第2部分9bが放射状に延びている(図3(a)では第2部分9bは図示されていない)。
図3(b)に示すように、線L1、線L2、線L3、線L4の順に電源部40Aの電力が高くなるにつれて、支持部8の位置Prに対するプラズマ密度Pdの値は高くなっている。例えば、線L1、線L2、線L3、線L4は上に凸の形状を含む曲線である。線L1〜線L4の凸形状の部分C1〜C4は、第1電極9の一端9t1が位置する支持部8の位置Pr3と、第1電極9の他端9t2が位置する支持部8の位置Pr4との間のプラズマ密度Pdの分布を示している。
図3(a)、及び、図3(b)の線L1〜線L4から、支持部8の中央近傍に第1電極9を設けることで、第1電極9によるプラズマ密度Pdは、上に凸の形状を含む放物線となるように支持部8の中央近傍で高くなる。領域R(図1参照)は支持部8を介して第1電極9に対向するので、支持部8の中央近傍に位置する領域Rの一部において、第1電極9によるプラズマ密度Pdが高くなる。
続いて、誘導結合型のプラズマを生成する第2電極11の支持部8に対する相対位置と、プラズマ密度との関係を説明する。
図4(a)は、プラズマ処理装置の一部を示す図であり、図4(b)は、電極の位置とプラズマの密度との関係を示す図である。
図4(a)は、第2電極11及び支持部8を示している。図4(b)の縦軸は、第2電極11によって発生する誘導結合型のプラズマ密度Pdを表している。例えば、縦軸の単位は、cm−3である。図4(b)の横軸は、支持部8の位置Prを示している。位置Pr1は支持部8の一端8t1の位置に相当し、位置Pr2は支持部8の他端8t2の位置に相当する。第2電極11の外縁部を外縁部11t1及び11t2とした場合、位置Pr5は第2電極11の内縁部11t3の位置に相当し、位置Pr6は第2電極11の内縁部11t4の位置に相当する(図1参照)。なお、第2電極11の外縁部及び内縁部は、第2電極11が環状である場合に環の外縁及び内縁にそれぞれ相当し、外縁部11t1、11t2及び内縁部11t3、11t4は、環の中心(外円または内円の中心)を通る直線上に配置される部分である。
図4(a)に示すように、第2電極11は、支持部8の上方であって、第1電極9の周囲に位置する。第2電極11と支持部8の間には、図示しない遮蔽部10が位置する。例えば、第2電極11の形状は、円環状等の環状であって、図示しない開口11aを含む。
図4(b)の線L5に示すように、線L5は下に凸の形状を含む曲線である。図4(b)に例示した下に凸の形状は、図3(b)に例示した上に凸の形状と相殺する。上に凸の形状の複数の部分の間に、上に凸の部分が位置する。線L5の凸形状の部分C5は、第2電極11の内縁部11t3が位置する支持部8の位置Pr5と、第2電極11の内縁部11t4が位置する支持部8の位置Pr6との間のプラズマ密度Pdの分布を示している。つまり、線L5の凸形状の部分C5は、環の空隙部分のプラズマ密度Pdの分布を示している。
図4(b)の線L5から、第1電極9の周囲に第2電極11を設けることで、プラズマ密度Pdは、下に凸の形状を含む放物線となるように支持部8の端部近傍で高くなる。したがって、領域R(図1参照)は支持部8を介して第2電極11に対向するので、支持部8の端部近傍に位置する領域Rの一部においてプラズマ密度Pdが高くなる。
例えば、図3(a)及び図4(a)のように第1電極9及び第2電極11を配置する。図3(b)の線L1〜線L4のように、電源部40Aの電力を変えてプラズマ密度Pdを変える。例えば、図3(b)のような上に凸の形状を有するプラズマ密度Pdの分布、及び、図4(b)のような下に凸の形状を有するプラズマ密度Pdの分布を組み合わせる。これにより、ワークの面内のエッチングレートを制御し易くなって、エッチング処理を制御し易くなる。このような第1電極9及び第2電極11を設けることで、プラズマ密度Pdの分布を制御し易くなり均一なエッチング処理を行うことができる。
次に、プラズマ処理装置100を用いたエッチング処理の例について説明する。
図5は、プラズマエッチングの方法を示すフローチャートである。
まず、プラズマ処理装置100の装置条件を設定する(ステップS110)。例えば、プラズマ処理装置100の装置条件とは、チャンバ1内の圧力を設定することである。例えば、プラズマ処理装置100の装置条件とは、所定の周波数を有する電源部4、40A、40Bの電力を設定することである。例えば、図4(b)に示すように、ワークの種類に基づいて、第1電極9に接続された電源部40Aの電力を設定する。例えば、プラズマ処理装置100の装置条件は、反応ガスGの種類を設定することである。例えば、装置条件の設定は制御部によって行われる。
次に、エッチング処理を開始する(ステップS120)。プラズマ処理装置100において、下部電極2に電力が印加される。プラズマ処理装置100において、第1電極9及び第2電極11に電力が印加される。
次に、プラズマを発生させる(ステップS130)。例えば、プラズマ処理装置100においてチャンバ1内にプラズマPが発生する。プラズマPは、下部電極2、第1電極9及び第2電極11によって領域R内に発生する。第1電極9によるプラズマ密度Pdの分布、及び、第2電極11によるプラズマ密度Pdの分布が組み合わさることで、ワークの面内のエッチングレートが制御し易くなって、エッチング処理が制御し易い。
プラズマ処理装置では、ワークの種類やエッチングの条件によって、ワークの面内におけるエッチングレートの分布が異なることになる。これにより、ワークの面内のエッチングレートを制御し難く、均一なエッチング処理を行うことが困難であった。
本実施形態のプラズマ処理装置100には、第1電極9及び第2電極11が設けられている。第1電極9は、支持部8の中央付近に位置し、第1部分9aと、第1部分9aの外縁上に位置して第1部分9aから離れる方向に延びる複数の第2部分9bと、を有する。第2電極11は、第1電極9を囲むように支持部8の上方であって端部付近に位置する。
このような第1電極9及び第2電極11を配置する。例えば、図3(b)の線L1〜線L4のように、電源部40Aの電力を変えてプラズマ密度Pdを変える。図3(b)のような上に凸の形状を有するプラズマ密度Pdの分布、及び、図4(b)のような下に凸の形状を有するプラズマ密度Pdの分布と、を組み合わせる。これにより、ワークの面内のエッチングレートを制御し易くなって、エッチング処理を制御し易くなる。このような第1電極9及び第2電極11を設けることで、プラズマ密度Pdの分布を制御し易くなり均一なエッチング処理を行うことができる。
本実施形態では、第1電極9は、支持部8の中央付近に位置し、第1部分9aと、第1部分9aの外縁上に位置して第1部分9aから離れる方向に延びる複数の第2部分9bと、を有する。複数の第2部分9bは、第1部分9aの外縁上に放射状に延びている。このような放射状の第2部分9bによって、チャンバ1内に渦電流が発生することを抑制できる。これにより、渦電流の発生による第1電極9及び第2電極11の電力効率の低下を抑制する。例えば、第1電極9及び第2電極11において、異なる種類のプラズマ源とすることが好ましい。これにより、例えば、プラズマ密度の分布を相補にできる。本実施形態によれば、均一性を向上できるプラズマ処理装置を提供できる。第1電極9は、環状でも良い。第1電極9は、誘導結合型でも良い。
次に、変形例について説明する。
図6は、プラズマ処理装置100の一部を示す図であって、第2電極11を示す図である。図6は、第2電極11を斜め上方から見た拡大図である。
図6に示すように、第2電極11は、第1部分11bと、第2部分11cと、第3部分11dと、コンデンサ50A、50B、50Cとを有する。第1部分11b及び第2部分11cの間と、第1部分11b及び第3部分11dの間と、第2部分11c及び第3部分11dの間とには、開口11aがそれぞれ設けられている。第1部分11b、第2部分11c及び第3部分11dは、例えば、円周に沿って配置される。なお、図6の例では、第2電極11は、開口11aを介して3つの電極部分によって構成されているが、第2電極11を構成する電極部分の数は任意である。
第1部分11bの一端は、配線20B1を介して整合器30Bに接続され、第1部分11bの他端は、コンデンサ50Aを介して接地されている。
第2部分11cの一端は、配線20B2を介して整合器30Bに接続され、第2部分11cの他端は、コンデンサ50Bを介して接地されている。
第3部分11dの一端は、配線20B3を介して整合器30Bに接続され、第3部分11dの他端は、コンデンサ50Cを介して接地されている。
例えば、配線20B1〜20B3は端子20Cを介して整合器30Bに接続され、整合器30Bは、電源部40Bに接続されている。整合器30B及び端子20Cを介して電源部40Bからの電力が第2電極11の第1部分11b〜第3部分11dに印加される。
(第2実施形態)
図7は、プラズマ処理装置200の一部であって、電極部6Aを示す図である。図7は、電極部6Aを斜め上方から見た拡大図である。
本実施形態では、電極部6Aの構成において第1実施形態と異なる。これ以外の構成は、第1実施形態と同じであるので詳細な説明は省略する。
図7に示すように、電極部6Aには、第1電極9A及び第2電極9Bが設けられている。
第1電極9A及び第2電極9Bは、支持部8(図1参照)上に設けられている。第1電極9A及び第2電極9Bは、例えば、CCPアンテナを含み、CCPアンテナに流れるRF電流により、支持部8を介して領域R内に電界を発生させる。そして、領域R内に発生した電界によりプラズマが発生する。つまり、第1電極9A及び第2電極9Bによって容量結合によるプラズマが領域R内に発生する。第1電極9A及び第2電極9Bは、例えば、アルミニウムや銅等の金属を含む。
第1電極9Aは、例えば、支持部8の中央付近に位置する。例えば、第1電極9Aの形状は、平面視において、円形または楕円形である。第1電極9Aの形状は、平面視において矩形でも良い。
第2電極9Bは、第1電極9Aの周囲に位置する。図7の例では、第1電極9A及び第2電極9Bの両方が支持部8上に位置するが、第2電極9Bが第1電極9Aを囲むように第1電極9Aの上方に位置しても良い。第2電極9Bは環状を有し、第2電極9Bの形状は、例えば、円環または楕円環である。
第1電極9A及び第2電極9Bは、配線及び整合器を介して電源部40A1、40A2にそれぞれ接続されている。電源部40A1、40A2からの電力が第1電極9A及び第2電極9Bにそれぞれ印加される。図示していないが、第1電極9A及び第2電極9Bは、端部において接地されている。
本実施形態のプラズマ処理装置200には、第1電極9A及び第2電極9Bが設けられている。第1電極9Aは、支持部8の中央付近に位置し、第2電極9Bは、第1電極9Aを囲むように位置する。
このような第1電極9A及び第2電極9Bを配置する。電源部40A1、40A2の電力を変えてプラズマ密度Pdを変える。第1電極9Aによるプラズマ密度の分布(例えば、上に凸の形状を有する分布)、及び、第2電極9Bによるプラズマ密度の分布(例えば、下に凸の形状を有する分布)を組み合わせる。これにより、ワークの面内のエッチングレートを制御し易くなって、エッチング処理を制御し易くなる。このような第1電極9A及び第2電極9Bを設けることで、プラズマ密度の分布を制御し易くなり均一なエッチング処理を行うことができる。本実施形態においても、均一性を向上できる。
各実施形態では、プラズマ処理装置100及び200により、チャンバ1内にプラズマPを発生させることでウェーハWにエッチング処理が施される。本実施形態のプラズマ処理装置100は、プラズマを用いた種々のドライエッチング装置に適用できる。このようなプラズマ処理装置100を用いた処理は、半導体装置に限らず種々の装置に適用される。
図8〜図10は、実施形態に係るプラズマ処理装置を示す図である。
図8に例示するプラズマ処理装置210においても、第1電極9及び第2電極11が設けられる。この他、チャンバ1及び載置部5(図1参照)などが設けられる。プラズマ処理装置210においては、容量素子部(後述する第1容量素子部55及び図8に例示する第2容量素子部56など)が設けられる。
第2容量素子部56は、第2電極11に電気的に接続される。第2容量素子部56の静電容量は可変である。第2容量素子部56には、静電容量が可変の容量素子を用いることができる。第2容量素子部56は、例えば、コンデンサ50Dを含む。コンデンサ50Dは、例えば、可変コンデンサである。第2容量素子部56は、図6などに例示したコンデンサ50A、50B及び50Cの少なくともいずれかを含んでも良い。
第2容量素子部56の一端は、第2電極11に電気的に接続される。第2容量素子部56の他端は、例えば、接地される。プラズマ処理装置210においては、ICPアンテナに、第2容量素子部56(例えば可変コンデンサ)が直列に接続される。
プラズマ処理装置210においては、第1電極9(この例では、第1部分9a)は、配線20Aを介して整合器30Aに接続されている。整合器30Aは、電源部40Aに接続されている。プラズマ処理装置210において、第2容量素子部56の静電容量を変化させることで、プラズマ密度の分布を制御でき、均一なエッチング処理を行うことができる。
図9に例示するプラズマ処理装置211においても、第1電極9及び第2電極11が設けられる。この他、チャンバ1及び載置部5(図1参照)などが設けられる。プラズマ処理装置211においては、第1容量素子部55及び第2容量素子部56が設けられる。
第1容量素子部55は、第1電極9に電気的に接続される。第1容量素子部55の静電容量は可変である。第1容量素子部55は、例えば、コンデンサ50Eを含む。コンデンサ50Eは、例えば、可変コンデンサである。
この例では、第1容量素子部55は、第1電極9(この例では、第1部分9a)と整合器30Aとの間の配線20Aに設けられている。第1容量素子部55の一端は、第1部分9aに電気的に接続され、第1容量素子部55の他端は、整合器30Aに電気的に接続される。プラズマ処理装置211においては、例えば、ICPアンテナ及びCCPアンテナのそれぞれに容量素子部(例えば可変コンデンサ)が直接に接続される。
プラズマ処理装置211においては、第1容量素子部55の静電容量及び第2容量素子部56の静電容量を変化させることで、プラズマ密度の分布を制御でき、均一なエッチング処理を行うことができる。
図10に例示するプラズマ処理装置212においても、第1電極9及び第2電極11が設けられる。この他、チャンバ1及び載置部5(図1参照)などが設けられる。プラズマ処理装置212においては、第2電極11は、複数の部分を含む。この例では、第2電極11は、第1部分11b、第2部分11c及び第3部分11dを含む。プラズマ処理装置212は、第2容量素子部56を含む。第2容量素子部56は、例えば、コンデンサ50D、50F及び50Gを含む。コンデンサ50D、50F及び50Gのそれぞれの一端は、第1部分11b、第2部分11c及び第3部分11dにそれぞれ電気的に接続される。コンデンサ50D、50F及び50Gのそれぞれの他端は、接地される。コンデンサ50D、50F及び50Gの電気容量は、可変である。第2電極11は、複数の部分を含んでいれば良い。複数の部分の数は限定されない。第2電極11が複数の部分を含む場合、複数の部分のそれぞれと接続される容量素子部が設けられても良い。
プラズマ処理装置212においては、第2容量素子部56の静電容量(例えば、コンデンサ50D、50F及び50Gの電気容量)を変化させることで、プラズマ密度の分布を制御でき、均一なエッチング処理を行うことができる。
実施形態において、「可変コンデンサ」は、例えば、静電容量が可変であるコンデンサを含む。実施形態において、「可変コンデンサ」は、複数の容量素子を用いて系の静電容量が変化するコンデンサを含む。このとき、複数の容量素子の1つの静電容量と、複数の容量素子の別の1つの静電容量と、が互いに異なっても良い。実施形態において、第1容量素子部55の静電容量及び第2容量素子部56の少なくともいずれかは、複数の容量素子(例えばコンデンサ)を含んでも良い。複数の容量素子の接続を変更することで、第1容量素子部55の静電容量及び第2容量素子部56の少なくともいずれかの静電容量を変更することができる。複数の容量素子の接続を変更する方法として、例えばスイッチを用いてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…チャンバ、 2…下部電極、 3…整合器、 4、40A、40B…電源部、 5…載置部、 6、6A…電極部、 7…保持部、 7a…供給口、 8…支持部、 8a、8b…面、 8t1、9t1…一端、 8t2、9t2…他端、 9、9A…第1電極、 9a、10a、11b…第1部分、 9b、10b、11c…第2部分、 10c、11d…第3部分、 9B、11…第2電極、 10…遮蔽部、 11a…開口、 11t3…内縁部、 11t4…外縁部、 20A、20B…配線、 20C…端子、 30A、30B…整合器、 50A〜50G…コンデンサ、 55、56…第1、第2容量素子部、 100、200、210〜212…プラズマ処理装置、 C1〜C5…部分、 G…反応ガス、 L1〜L5…線、 P…プラズマ、 Pr、Pr1〜Pr6…位置、 R…領域、 W…ウェーハ

Claims (5)

  1. チャンバと、
    前記チャンバ内に設けられ被処理体が載置される載置部と、
    前記載置部の上方に設けられた複数のプラズマ源と、
    を備え、
    前記複数のプラズマ源は、
    前記載置部と前記複数のプラズマ源との間の空間の平面視における中心領域にプラズマを発生させる第1電極と、
    前記平面視における前記空間の周辺領域にプラズマを発生させる第2電極と、
    を含む、プラズマ処理装置。
  2. 前記第2電極は、環状に配置される、請求項1記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記第2電極は、誘導結合型または容量結合型である、請求項1または2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記第1電極に電気的に接続された第1容量素子部をさらに備え、
    前記第1容量素子部の静電容量は可変である、請求項1〜3のいずれか1つに記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記第2電極に電気的に接続された第2容量素子部をさらに備え、
    前記第2容量素子部の静電容量は可変である、請求項1〜4のいずれか1つに記載のプラズマ処理装置。
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