JP2019169331A - 蓄電素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】極板を折り畳む際の作業性を高めつつ、電極体のコンパクト化を図ることができる蓄電素子を提供する。【解決手段】極板(負極板420)を有する電極体400を備える蓄電素子10であって、極板は、導電性の長尺な基材層421と、基材層421の第一面421aに形成された第一合材層431と、基材層421における第一面421aとは反対側の第二面421bに形成された第二合材層432と、を有し、第一合材層431には、基材層421の長手方向に所定の間隔で配置された複数の第一薄肉部433が形成されており、第二合材層432には、複数の第一薄肉部433に対して、長手方向で互い違いとなる位置に配置された複数の第二薄肉部434が形成されており、極板は、複数の第一薄肉部433と、複数の第二薄肉部434とのそれぞれを起点にして蛇腹状に折られて積層されている。【選択図】図4

Description

本発明は、極板及びセパレータが積層された電極体を備える蓄電素子に関する。
従来、正極板及び負極板がセパレータを挟んで積層されることで形成された電極体を備える蓄電素子が広く知られている。例えば、特許文献1には、負極板が葛折状に折り畳まれることで積層され、この負極板の積層部分に正極板が介在された電極体が開示されている。
特開2014−103082号公報
ところで、上述した積層型の電極体においては、極板を折り畳む際の作業性の向上が望まれている。また、より密集した電極体を容器に収容するべく、折り畳み後の極板をコンパクトにすることも望まれている。
このため、本発明は、極板を折り畳む際の作業性を高めつつ、電極体のコンパクト化を図ることができる蓄電素子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る蓄電素子は、極板を有する電極体を備える蓄電素子であって、極板は、導電性の長尺な基材層と、基材層の第一面に形成された第一合材層と、基材層における第一面とは反対側の第二面に形成された第二合材層と、を有し、第一合材層には、基材層の長手方向に所定の間隔で配置された複数の第一薄肉部が形成されており、第二合材層には、複数の第一薄肉部に対して、長手方向で互い違いとなる位置に配置された複数の第二薄肉部が形成されており、極板は、複数の第一薄肉部と、複数の第二薄肉部とのそれぞれを起点にして蛇腹状に折られて積層されている。
これによれば、蛇腹状に積層された極板が、複数の第一薄肉部と、複数の第二薄肉部とのそれぞれを起点にして折られている。つまり、第一薄肉部及び第二薄肉部よりも肉厚な部分を起点にして折る場合と比べても容易に折り曲げることが可能である。また折り曲げ部分においては、薄肉となっているので、折り曲げ部が膨らむことも抑えることができる。これにより、電極体をコンパクトにすることができる。したがって、極板を折り畳む際の作業性を高めつつ、電極体のコンパクト化を図ることができる。
また、複数の第一薄肉部及び複数の第二薄肉部は、それぞれ山折の起点とされている。
これによれば、複数の第一薄肉部及び複数の第二薄肉部が、それぞれ山折の起点であるので、折り曲げ時に伸ばされる部分が薄肉となる。伸ばされる部分の合材層が厚いと、折り曲げによって当該部分が弱まって、容器収容後に基材層から剥落するおそれがあるが、当該部分が薄肉であるので剥落する可能性を小さくすることができる。これにより、剥落を防止するための作業を省略することができ、極板を折り畳む際の作業性を高めることができる。
また、例えば、蛇腹状に積層された極板が負極板である場合には、積層部分の間に正極板を介在させることとなる。このとき、負極板の谷折り部分の合材層が薄肉となっていると、その合材層だけでは金属イオンを吸収できずに、電析が生じやすくなる。一方、負極板の山折り部分の合材層が薄肉である場合、つまり負極板の谷折り部分には十分な厚みの合材層が存在しているので、電析の発生を抑えることができる。
また、第一薄肉部及び第二薄肉部の少なくとも一方は、長手方向に直交する幅方向に沿って、極板の全幅にわたって連続している。
これによれば、第一薄肉部及び第二薄肉部の少なくとも一方が、極板の全幅にわたって連続しているので、より容易に折り曲げることができる。また、折り曲げ時に伸ばされる部分の全体が薄肉部であるので、折り曲げによって弱まる部分を少なくすることができる。したがって、合材層が容器収容後に基材層から剥落する可能性をより小さくすることができる。
また、第一薄肉部及び第二薄肉部の少なくとも一方は、基材層を露出させている。
これによれば、第一薄肉部及び第二薄肉部の少なくとも一方が、基材層を露出させているので、折り曲げ性を高めつつ、剥落の可能性をより抑えることができる。折り曲げ性が高くなっていることで、極板を折り畳む際の作業性を高めることが可能である。
また、第一合材層における第二薄肉部に対向する第一箇所は、隣接する箇所よりも薄くて、第一薄肉部よりも厚い肉厚となっており、第二合材層における第一薄肉部に対向する第二箇所は、隣接する箇所よりも薄くて、第二薄肉部よりも厚い肉厚となっている。
これによれば、第一合材層における第二薄肉部に対向する第一箇所が、隣接する箇所よりも薄くて、第一薄肉部よりも厚い肉厚となっているので、第二薄肉部を起点に極板を折り曲げる際に、より折り曲げやすくなる。また、第二合材層における第一薄肉部に対向する第二箇所が、隣接する箇所よりも薄くて、第二薄肉部よりも厚い肉厚となっているので、第一薄肉部を起点に折り曲げる際においても、より折り曲げやすくなる。したがって、極板を折り畳む際の作業性をより高めることができる。
また、極板は負極板であり、蓄電素子は、負極板の積層部分の間に介在する正極板を有する。
これによれば、蛇腹状に折られて積層された極板が負極板であるので、負極板の面積を正極板の面積よりも大きくすることができる。このため、例えばリチウムイオン蓄電池などのような、負極板の面積を正極板の面積よりも大きくすることが求められる蓄電素子に対して、好適である。
本発明によれば、極板を折り畳む際の作業性を高めつつ、電極体のコンパクト化を図ることが可能な蓄電素子を提供することができる。
図1は、実施の形態に係る蓄電素子の外観を示す斜視図である。 図2は、実施の形態に係る蓄電素子の分解斜視図である。 図3は、実施の形態に係る電極体の構成概要を示す分解斜視図である。 図4は、実施の形態に係る負極板の折り畳む前の状態を示す断面図である。 図5は、実施の形態に係る第一薄肉部の折り畳み時の状態を示す断面図である。 図6は、実施の形態に係る第二薄肉部の折り畳み時の状態を示す断面図である。 図7は、実施の形態に係る負極板の製造時の状態を示す模式図である。 図8は、変形例に係る負極板の折り畳む前の状態を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態及びその変形例に係る蓄電素子について説明する。なお、以下で説明する実施の形態及びその変形例は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態及びその変形例で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、製造工程、製造工程の順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態及びその変形例における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、各図は、模式図であり、寸法等は必ずしも厳密に図示したものではない。
また、以下の説明及び図面中において、蓄電素子が有する一対の電極端子の並び方向、電極体の一対の集束部の並び方向、または、容器の短側面の対向方向をX軸方向と定義する。また、容器の長側面の対向方向、容器の短側面の短手方向、容器の厚さ方向、または、電極体の極板の積層方向をY軸方向と定義する。また、蓄電素子の容器本体と蓋板との並び方向、容器の短側面の長手方向、電極端子の軸部の軸方向、または、上下方向をZ軸方向と定義する。これらX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向は、互いに交差(本実施の形態では直交)する方向である。なお、使用態様によってはZ軸方向が上下方向にならない場合も考えられるが、以下では説明の便宜のため、Z軸方向を上下方向として説明する。また、以下の説明において、例えば、X軸方向プラス側とは、X軸の矢印方向側を示し、X軸方向マイナス側とは、X軸方向プラス側とは反対側を示す。Y軸方向やZ軸方向についても同様である。
(実施の形態)
[1.蓄電素子の全般的な説明]
まず、図1及び図2を用いて、本実施の形態における蓄電素子10の全般的な説明を行う。図1は、実施の形態に係る蓄電素子10の外観を示す斜視図である。また、図2は、実施の形態に係る蓄電素子10の分解斜視図である。
蓄電素子10は、電気を充電し、また、電気を放電することのできる二次電池であり、具体的には、リチウムイオン二次電池などの非水電解質二次電池である。蓄電素子10は、例えば、電気自動車(EV)、ハイブリッド電気自動車(HEV)またはプラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)等の自動車用(または移動体用)電源、電子機器用電源、または電力貯蔵用電源などに適用される。なお、蓄電素子10は、非水電解質二次電池には限定されず、非水電解質二次電池以外の二次電池であってもよいし、キャパシタであってもよい。蓄電素子10は、使用者が充電をしなくても蓄えられている電気を使用できる一次電池であってもよい。
これらの図に示すように、蓄電素子10は、容器100と、電極体400と、正極端子200と、上ガスケット500と、負極端子300と、上ガスケット600とを備えている。また、蓄電素子10の容器100の内部には電解液(非水電解質)が封入されているが、図示は省略する。
容器100は、矩形筒状で底を備える容器本体110と、容器本体110の開口を閉塞する蓋板120とで構成されている。容器100は、電極体400等を内部に収容後、蓋板120と容器本体110とが溶接等されることにより、内部を密封する構造を有している。また、容器100(蓋板120及び容器本体110)は、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム、またはアルミニウム合金などの溶接可能な金属で形成されている。なお、蓋板120と容器本体110とは、同じ材質で形成されているのが好ましいが、異なる材質で形成されていてもかまわない。また、蓋板120には、容器100内部に電解液を注入するための注液口125が設けられている。注液口125は、注液栓126によって塞がれている。蓋板120には、容器100の内圧が上昇したときに容器100内部のガスを排出するガス排出弁等が配置されていてもよい。
電極体400は、正極板と負極板とセパレータとを備え、電気を蓄えることができる蓄電要素(発電要素)であり、容器100の内方に配置される。具体的には、電極体400は、正極板と負極板とがセパレータを挟んで交互に並べられた積層型の電極体である。電極体400は、発電及び蓄電する部分である電極体本体401と、電極体本体401と外部との電力のやり取りを行う部分である正極集束部415及び負極集束部425とを有する。正極集束部415は、正極端子200と接合され、負極集束部425は、負極端子300と接合されている。集束部と端子との接合には周知の接合方法を用いることが可能である。接合方法の一例としては、超音波溶接、レーザ溶接などの溶接、カシメまたはネジ止めなどの締結などが挙げられる。この接合によって、電極体400は、正極端子200及び負極端子300を介して、外部の装置等との間で電力のやり取りを行うことができる。電極体400の構成については図3〜図5を用いて後述する。
上ガスケット500、600は、容器100の蓋板120と正極端子200及び負極端子300との間に配置される絶縁性の封止部材である。上ガスケット500、600は、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、または、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)等の樹脂などによって形成されている。なお、蓋板120を挟んで上ガスケット500、600それぞれに対向する位置には下ガスケットが配置されている。
正極端子200及び負極端子300は、電極体400の正極板及び負極板に電気的に接続される部材である。つまり、正極端子200及び負極端子300は、電極体400に蓄えられている電気を蓄電素子10の外部空間に導出し、また、電極体400に電気を蓄えるために蓄電素子10の内部空間に電気を導入するための金属製の部材である。例えば、正極端子200は、アルミニウムまたはアルミニウム合金などで形成され、負極端子300は、銅または銅合金などで形成されている。また、正極端子200は上ガスケット500を介して蓋板120に固定されており、負極端子300は、上ガスケット600を介して蓋板120に固定されている。
[2.電極体の構成]
次に、本実施の形態に係る電極体400の構成について、図3〜図5を用いて説明する。
図3は、実施の形態に係る電極体400の構成概要を示す分解斜視図である。図3に示すように、電極体400は、正極板410及び負極板420がセパレータ480(図5等参照)を介して積層されることで形成されている。具体的には、電極体400においては、長尺な負極板420が蛇腹状に折られて積層されている。セパレータ480は、負極板420の両面に対して重なった状態で、当該負極板420と同様に蛇腹状に折られている。正極板410は、負極板420の積層部分に対して、セパレータ480を介して配置されている。つまり、電極体400においては、一つの負極板420に対して、複数の正極板410が介在している。
以下、電極体400をなす各部材について詳細に説明する。
図4は、実施の形態に係る負極板420の折り畳む前の状態を示す断面図である。図4においては、負極板420の長手方向がX軸方向に沿っているものとする。また、図4では、負極板420の一部のみを示している。図4においては、負極板420の各部の位置関係を強調して図示しているために、実際の寸法とは大きく異なっている。
図4に示すように、負極板420は、基材層421と、第一合材層431と、第二合材層432とを備えている。基材層421は、銅または銅合金などからなる長尺なシート体である。第一合材層431は、基材層421の第一面421aに形成されている。第二合材層432は、基材層421における第一面421aとは反対側の第二面421bに形成されている。
第一合材層431及び第二合材層432は、負極活物質層である。負極活物質層に用いられる負極活物質としては、リチウムイオンを吸蔵放出可能な負極活物質であれば、適宜公知の材料を使用できる。例えば、負極活物質として、リチウム金属、リチウム合金(リチウム−アルミニウム、リチウム−鉛、リチウム−錫、リチウム−アルミニウム−錫、リチウム−ガリウム、及びウッド合金等のリチウム金属含有合金)の他、リチウムを吸蔵・放出可能な合金、炭素材料(例えば黒鉛、難黒鉛化炭素、易黒鉛化炭素、低温焼成炭素、非晶質カーボン等)、金属酸化物、リチウム金属酸化物(LiTi12等)、ポリリン酸化合物などが挙げられる。
第一合材層431には、基材層421の長手方向(X軸方向)に所定の間隔で配置された複数の第一薄肉部433が形成されている。第一薄肉部433は、長手方向に直交する幅方向(Z軸方向)に沿って、負極板420の全幅にわたって連続している。
第一合材層431は、第一薄肉部433以外の部分が、概ね均等な肉厚に形成されている。一方、第一薄肉部433では、第一合材層431における第一薄肉部433以外の部分よりも、薄い肉厚となっている。本実施の形態では、第一合材層431における第一薄肉部433での肉厚をゼロとする。これにより第一薄肉部433では、基材層421が露出している。
第二合材層432には、複数の第一薄肉部433に対して、長手方向で互い違いとなる位置に配置された複数の第二薄肉部434が形成されている。具体的には、複数の第二薄肉部434のそれぞれは、複数の第一薄肉部433のそれぞれの長手方向の中央であって、基材層421を挟んで反対側に配置されている。第二薄肉部434は、長手方向に直交する幅方向に沿って、負極板420の全幅にわたって連続している。
第二合材層432は、第二薄肉部434以外の部分が、概ね均等な肉厚に形成されている。一方、第二薄肉部434では、第二合材層432における第二薄肉部434以外の部分よりも、薄い肉厚となっている。本実施の形態では、第二合材層432における第二薄肉部434での肉厚をゼロとする。これにより第二薄肉部434では、基材層421が露出している。
ここで、図3に示すように、負極板420は、蛇腹状(葛折り状)に折り畳まれるが、折り畳み時においては、複数の第一薄肉部433及び複数の第二薄肉部434のそれぞれが折り目部分となる。
図5は、実施の形態に係る第一薄肉部433の折り畳み時の状態を示す断面図である。図6は、実施の形態に係る第二薄肉部434の折り畳み時の状態を示す断面図である。図5は、負極板420におけるX軸方向プラス側の折り目部分(図3における円C1内)の断面図であり、図6は、負極板420におけるX軸方向マイナス側の折り目部分(図3における円C2内)の断面図である。
図5及び図6に示すように、複数の第一薄肉部433及び複数の第二薄肉部434は、それぞれ山折りの起点とされている。つまり、負極板420が折られる際には、複数の第一薄肉部433及び複数の第二薄肉部434は、基材層421に対して外側に配置されることになる。負極板420が折られる際には、基材層421の外側の方が内側よりも伸ばされる。折り曲げ時に伸ばされる部分の合材層(第一合材層431、第二合材層432)が厚いと、折り曲げによる引張応力によって、当該部分の合材層が弱まってしまう。これは、折り曲げ時だけでなく、容器100に電極体400を収容した後であっても、合材層が基材層421から剥落する要因となる。本実施の形態では、負極板420における折り目部分の外側部分が、第一薄肉部433及び第二薄肉部434となっているので、折り曲げによる引張応力が合材層に作用しにくくなっている。特に、第一薄肉部433及び第二薄肉部434では、合材層の肉厚がゼロであるので、折り曲げによる引張応力が合材層に作用しない。このため、基材層421からの合材層の剥落を抑制することができる。
図3に示すように、負極板420が蛇腹状に折り畳まれると、負極板420には複数の平板部422が形成されることとなる。複数の平板部422は、Y軸方向に沿って積層された状態となっている。平板部422は、隣り合う折り目部分の間の部位である。つまり、平板部422は、隣り合う第一薄肉部433と第二薄肉部434との間の部位である。このため、図4に示すように、長手方向における第一薄肉部433と第二薄肉部434との間隔Hが、平板部422の長さとなる。
図3に示すように、複数の平板部422におけるX軸方向プラス側の端部には、それぞれZ軸方向プラス側に突出したタブ部423が設けられている。このタブ部423は、負極活物質層が形成されていない活物質層非形成部である。換言するとタブ部423の両面では、基材層421が露出している。タブ部423は、負極活物質層を塗工する前に基材層を切断して形成されていることが、コンタミネーション対策の観点から好ましい。また、複数の平板部422のそれぞれのタブ部423は、Y軸方向に沿って積層された状態となる。これらのタブ部423によって、電極体400の負極集束部425が形成されている。なお、タブ部423は、複数の平板部422の全てに設けられていなくてもよい。
複数の平板部422のうち、隣り合う平板部422同士がなす積層部分には、正極板410がセパレータ480を介して介在されている。なお、複数の平板部422のうち、最も外側に位置する平板部422では、その外側の表面が正極板410と対向しない。つまり、最も外側に位置する平板部422の外表面は、蓄電(発電)に寄与しない部位であるので、当該部位には、負極活物質層を形成しなくてもよい。これにより、電極体400のコンパクト化を図ることができる。
正極板410は、アルミニウムまたはアルミニウム合金などからなる平板状かつ矩形状の基材層と、基材層の両面に形成された正極活物質層とを有している。なお、正極活物質層に用いられる正極活物質としては、リチウムイオンを吸蔵放出可能な正極活物質であれば、適宜公知の材料を使用できる。例えば、正極活物質として、LiMPO、LiMSiO、LiMBO(MはFe、Ni、Mn、Co等から選択される1種または2種以上の遷移金属元素)等のポリアニオン化合物、マンガン酸リチウム等のスピネル化合物、LiMO(MはFe、Ni、Mn、Co等から選択される1種または2種以上の遷移金属元素)等のリチウム遷移金属酸化物等を用いることができる。
正極板410におけるX軸方向マイナス側の端部には、それぞれZ軸方向プラス側に突出したタブ部413が設けられている。このタブ部413は、正極活物質層が形成されていない活物質層非形成部である。換言するとタブ部413の両面では、基材層が露出している。タブ部413は、正極活物質層を塗工する前に基材層を切断して形成されていることが、コンタミネーション対策の観点から好ましい。
図5に示すように、セパレータ480は、例えば樹脂からなる微多孔性の長尺なシートである。セパレータ480は、2つ設けられており、一方が負極板420における第一合材層431側に重ねられ、他方が負極板420における第二合材層432側に重ねられている。2つのセパレータ480は、負極板420とともに蛇腹状に折り畳まれている。なお、セパレータ480の素材としては、蓄電素子10の性能を損なうものでなければ適宜公知の材料を使用できる。
[3.蓄電素子の製造方法]
次に、蓄電素子10の製造方法について説明する。なお、以降の説明においては、主に、作業者が蓄電素子10を組み立てる場合を例示するが、組立装置が蓄電素子10を組み立てることも可能である。
まず、負極板420における第一薄肉部433及び第二薄肉部434の形成方法について説明する。図7は、実施の形態に係る負極板420の製造時の状態を示す模式図である。図7に示すように、負極板420における第一薄肉部433及び第二薄肉部434は、ロールプレス装置900によってプレスされることで、形成される。
具体的には、ロールプレス装置900には、一対のローラ901、902が設けられている。一対のローラ901、902のうち、一方のローラ901が負極板420の上方に位置し、他方のローラ902が負極板420の下方に位置する。一対のローラ901、902は、互いに逆方向に回転しながら負極板420を挟んでプレスしてから送り出す。また、一対のローラ901、902のそれぞれには、突起903が設けられている。一対のローラ901、902は、一方のローラ901の突起903が負極板420に当接した状態では、他方のローラ902の突起903が負極板420から最も離れた位置となるように回転する。例えば、一方のローラ901の突起903が最下点に位置して負極板420に当接した状態では、他方のローラ902の突起903も最下点に位置する。逆に、他方のローラ901の突起903が最上点に位置して負極板420に当接した状態では、一方のローラ901の突起903も最上点に位置する。
負極板420は、ロールプレス装置900でプレスされる前には、基材層421の第一面421aの全面に第一合材層431が積層されて、第二面421bの全面に第二合材層432が積層された状態となっている。この負極板420をロールプレス装置900でプレスすると、負極板420の第一合材層431では、一方のローラ901の突起903によって複数の第一薄肉部433が等間隔で形成され、負極板420の第二合材層432では、他方のローラ902の突起903によって複数の第二薄肉部434が等間隔で形成される。
次に、電極体400の組み立てについて説明する。作業者は、図3に示すように、長尺な負極板420を蛇腹状に折り畳む。具体的には、作業者は、複数の第一薄肉部433と複数の第二薄肉部434とのそれぞれが山折りの起点となるように、負極板420を折り畳む。このとき、負極板420の第一合材層431側の表面と、第二合材層432側の表面とには、それぞれセパレータ480が重ねられており、このセパレータ480も負極板420とともに蛇腹状に折り畳まれる。
その後、作業者は、正極板410を、セパレータ480及び負極板420の積層部分に対して差し込む。これにより、正極板410及び負極板420がセパレータ480を介して積層される。その後、作業者は、積層された正極板410、負極板420及びセパレータ480の最外周に絶縁シートを巻きつけることで、電極体400を完成させる。
次いで、作業者は、図2に示すように、蓋板120に対して、上ガスケット500、600と、下ガスケット(図示省略)と、正極端子200と、負極端子300とを組み付ける。組み付け後、作業者は、複数の正極板410のタブ部413からなる正極集束部415に対して、正極端子200を接合する。同様に、作業者は、負極板420に備わる複数のタブ部423からなる負極集束部425に対して、負極端子300を接合する。これにより、電極体400と、蓋板120とが一体化される。
次いで、作業者は、容器100の容器本体110に電極体400を収容してから、蓋板120を容器本体110に溶接することで容器100を組み立てる。その後、作業者は、注液口125から電解液を注入して、容器100内に電解液を充填する。電解液の注入後においては、作業者は、図1に示すように、注液口125を注液栓126で塞ぐことで、蓄電素子10を完成させる。
[4.効果等]
以上説明したように、本実施の形態によれば、負極板420(極板の一例)を有する電極体400を備える蓄電素子10であって、負極板420は、導電性の長尺な基材層421と、基材層421の第一面421aに形成された第一合材層431と、基材層421における第一面421aとは反対側の第二面421bに形成された第二合材層432と、を有し、第一合材層431には、基材層421の長手方向に所定の間隔で配置された複数の第一薄肉部433が形成されており、第二合材層432には、複数の第一薄肉部433に対して、長手方向で互い違いとなる位置に配置された複数の第二薄肉部434が形成されており、負極板420は、複数の第一薄肉部433と、複数の第二薄肉部434とのそれぞれを起点にして蛇腹状に折られて積層されている。
これによれば、蛇腹状に積層された負極板420が、複数の第一薄肉部433と、複数の第二薄肉部434とのそれぞれを起点にして折られている。つまり、第一薄肉部433及び第二薄肉部434よりも肉厚な部分を起点にして折る場合と比べても容易に折り曲げることが可能である。また折り曲げ部分においては、平板部422よりも薄肉となっているので、折り曲げ部が膨らむことも抑えることができる。これにより、電極体400をコンパクトにすることができる。したがって、負極板420を折り畳む際の作業性を高めつつ、電極体400のコンパクト化を図ることができる。
また、複数の第一薄肉部433及び複数の第二薄肉部434は、それぞれ山折の起点とされている。
これによれば、複数の第一薄肉部433及び複数の第二薄肉部434が、それぞれ山折の起点であるので、折り曲げ時に伸ばされる部分が薄肉となる。伸ばされる部分の合材層が厚いと、折り曲げによって当該部分が弱まって、容器100に収容した後に基材層421から剥落するおそれがあるが、当該部分が薄肉であるので剥落する可能性を小さくすることができる。これにより、剥落を防止するための作業を省略することができ、負極板420を折り畳む際の作業性を高めることができる。
また、複数の第一薄肉部433及び複数の第二薄肉部434が、それぞれ山折の起点であると谷折り部分には第一合材層431または第二合材層432が存在している。このため、負極板420における谷折り部分に配置された正極板410の基材層と、負極板420の基材層421とが接触しにくくなり、当該接触に基づく短絡を抑制することができる。
また、本実施の形態のように、蛇腹状に積層された極板が負極板420である場合には、積層部分の間に正極板410を介在させることとなる。このとき、負極板420の谷折り部分の合材層が薄肉となっていると、その合材層だけでは金属イオン(本実施の形態ではリチウムイオン)を吸収できずに、電析が生じやすくなる。電析によって金属イオンは、樹枝状晶の金属(本実施の形態ではリチウム)として析出するために、セパレータ480を損傷させる可能性がある。一方、負極板420の山折り部分の合材層が薄肉である場合、つまり負極板420の谷折り部分には十分な厚みの合材層が存在しているので、電析の発生を抑えることができる。つまり、電析を起因としたセパレータ480の損傷や、電極体400の膨張を抑えることができる。
ここで、折り曲げ部分においてセパレータ480が万が一、破損して孔があいた場合を想定する。正極板410の端部では基材層が露出しているため、当該基材層がセパレータ480の孔を介して露出する場合もある。例えば、第一薄肉部433が負極板420の谷折りの起点とされていると、セパレータ480から露出した正極板410の基材層と、第一薄肉部433から露出した負極板420の基材層421とが接触し、短絡してしまうおそれがある。しかしながら、本実施の形態では、谷折り部分では十分な厚みの合材層が存在しているので、正極板410の基材層と、負極板420の基材層421とが接触することが抑えられている。
また、第一薄肉部433及び第二薄肉部434の少なくとも一方は、長手方向に直交する幅方向に沿って、負極板420の全幅にわたって連続している。
これによれば、第一薄肉部433及び第二薄肉部434の少なくとも一方が、負極板420の全幅にわたって連続しているので、より容易に折り曲げることができる。また、折り曲げ時に伸ばされる部分の全体が薄肉部であるので、折り曲げによって弱まる部分を少なくすることができる。したがって、合材層が容器100に収容した後に基材層421から剥落する可能性をより小さくすることができる。
また、第一薄肉部433及び第二薄肉部434の少なくとも一方は、基材層421を露出させている。
これによれば、第一薄肉部433及び第二薄肉部434の少なくとも一方が、基材層421を露出させているので、折り曲げ性を高めつつ、剥落の可能性をより抑えることができる。
また、極板は負極板420であり、蓄電素子10は、負極板420の積層部分の間に介在する正極板410を有する。折り曲げ性が高くなっていることで、負極板420を折り畳む際の作業性を高めることが可能である。
これによれば、蛇腹状に折られて積層された極板が負極板420であるので、負極板420の面積を正極板410の面積よりも大きくすることができる。このため、例えばリチウムイオン蓄電池などのような、負極板420の面積を正極板410の面積よりも大きくすることが求められる蓄電素子10に対して、好適である。
[5.変形例]
以上、上記実施の形態に係る蓄電素子10について説明したが、蓄電素子10は、上述した態様とは異なる負極板を備えてもよい。そこで、以下に、蓄電素子10が備える負極板についての変形例を、上記実施の形態との差分を中心に説明する。なお、以降の説明において、上記実施の形態と同一部分については、同一の符号を付してその説明を省略する場合がある。
上記実施の形態では、第一合材層431における第一薄肉部433以外の部分が概ね均等な肉厚に形成されているとともに、第二合材層432における第二薄肉部434以外の部分が概ね均等な肉厚に形成されている場合を例示した。この変形例では、第一薄肉部433及び第二薄肉部434以外の箇所も、他の箇所よりも薄肉に形成された負極板420Aを例示して説明する。
図8は、変形例に係る負極板420Aの折り畳む前の状態を示す断面図である。具体的には、図8は図4に対応する図である。図8に示す負極板420Aでは、第一合材層431aにおける第二薄肉部434に対向する第一箇所435が、当該第一箇所435に隣接する箇所よりも薄くて、第一薄肉部433よりも厚い肉厚となっている。同様に、第二合材層432aにおける第一薄肉部433に対向する第二箇所436は、当該第二箇所436に隣接する箇所よりも薄くて、第二薄肉部434よりも厚い肉厚となっている。
これによれば、第一合材層431aの第一箇所435が、隣接する箇所よりも薄くて、第一薄肉部433よりも厚い肉厚となっているので、第二薄肉部434を起点に負極板420Aを折り曲げる際に、より折り曲げやすくなる。また、第二合材層432aにおける第一薄肉部433に対向する第二箇所436が、隣接する箇所よりも薄くて、第二薄肉部434よりも厚い肉厚となっているので、第一薄肉部433を起点に折り曲げる際においても、より折り曲げやすくなる。したがって、負極板420Aを折り畳む際の作業性をより高めることができる。
(他の実施の形態)
以上、本発明に係る蓄電素子について、実施の形態及びその変形例に基づいて説明した。しかしながら、本発明は、上記実施の形態及び変形例に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を上記実施の形態または変形例に施したものも、あるいは、上記説明された複数の構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
例えば、上記実施の形態では、第一薄肉部433及び第二薄肉部434が、それぞれ負極板420の山折りの起点となっている場合を例示した。しかしながら、第一薄肉部及び第二薄肉部のそれぞれは負極板の谷折りの起点となってもよい。つまり、第一薄肉部及び第二薄肉部のそれぞれは、負極板が折られる際には、基材層に対して内側に配置されてもよい。この場合においても、第一薄肉部及び第二薄肉部よりも肉厚な部分を起点にして負極板を折る場合と比べても、容易に折り曲げることが可能である。
また、上記実施の形態では、第一薄肉部433及び第二薄肉部434が、負極板420の幅方向に沿って、負極板420の全幅にわたって連続している場合を例示した。しかし、第一薄肉部及び第二薄肉部は、負極板の全幅にわたって断続的に形成されていてもよい。また、第一薄肉部及び第二薄肉部は、負極板の幅方向の少なくとも一部に形成されていてもよい。
また、上記実施の形態では、負極板420が蛇腹状に折られて、正極板410が負極板420の積層部分の間に介在している場合を例示したが、正極板が蛇腹状に折られて、負極板が正極板の積層部分の間に介在していてもよい。
また、上記実施の形態では、負極板420の両面にセパレータ480が重ねられた状態で、負極板420及びセパレータ480が蛇腹状に折られた場合を例示した。しかし、セパレータは、正極板と負極板との間に介在して、両者の接触を防ぐのであれば、如何なる形態のセパレータを採用することも可能である。例えば、正極板を収容する袋状のセパレータや正極板を間に挟むU字状のセパレータであってもよい。これらの場合、正極板は、セパレータとともに、負極板の積層部分に差し込まれることとなる。
また、上記実施の形態では、第一薄肉部433及び第二薄肉部434が、ロールプレス装置900によって形成される場合を例示したが、第一薄肉部及び第二薄肉部の成形方法は、その他、周知の方法を採用することができる。例えば、レーザ加工によって第一薄肉部及び第二薄肉部を形成してもよいし、マスキングによって第一薄肉部及び第二薄肉部を形成してもよい。
本発明は、リチウムイオン二次電池などの蓄電素子等に適用できる。
10 蓄電素子
100 容器
110 容器本体
120 蓋板
125 注液口
126 注液栓
200 正極端子
300 負極端子
400 電極体
401 電極体本体
410 正極板
413、423 タブ部
415 正極集束部
420、420A 負極板
421 基材層
421a 第一面
421b 第二面
422 平板部
425 負極集束部
431、431a 第一合材層
432、432a 第二合材層
433 第一薄肉部
434 第二薄肉部
435 第一箇所
436 第二箇所
480 セパレータ
500、600 上ガスケット
900 ロールプレス装置
901、902 ローラ
903 突起

Claims (6)

  1. 極板を有する電極体を備える蓄電素子であって、
    前記極板は、
    導電性の長尺な基材層と、
    前記基材層の第一面に形成された第一合材層と、
    前記基材層における第一面とは反対側の第二面に形成された第二合材層と、を有し、
    前記第一合材層には、前記基材層の長手方向に所定の間隔で配置された複数の第一薄肉部が形成されており、
    前記第二合材層には、複数の前記第一薄肉部に対して、前記長手方向で互い違いとなる位置に配置された複数の第二薄肉部が形成されており、
    前記極板は、複数の前記第一薄肉部と、複数の前記第二薄肉部とのそれぞれを起点にして蛇腹状に折られて積層されている
    蓄電素子。
  2. 複数の前記第一薄肉部及び複数の前記第二薄肉部は、それぞれ山折の起点とされている
    請求項1に記載の蓄電素子。
  3. 前記第一薄肉部及び前記第二薄肉部の少なくとも一方は、前記長手方向に直交する幅方向に沿って、前記極板の全幅にわたって連続している
    請求項1または2に記載の蓄電素子。
  4. 前記第一薄肉部及び前記第二薄肉部の少なくとも一方は、前記基材層を露出させている
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の蓄電素子。
  5. 前記第一合材層における前記第二薄肉部に対向する第一箇所は、隣接する箇所よりも薄くて、前記第一薄肉部よりも厚い肉厚となっており、
    前記第二合材層における前記第一薄肉部に対向する第二箇所は、隣接する箇所よりも薄くて、前記第二薄肉部よりも厚い肉厚となっている
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の蓄電素子。
  6. 前記極板は負極板であり、
    前記蓄電素子は、
    前記負極板の積層部分の間に介在する正極板を有する
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の蓄電素子。
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