JP2019167966A - 直交軸減速機及び直交軸減速機を用いたロボット - Google Patents

直交軸減速機及び直交軸減速機を用いたロボット Download PDF

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Abstract

【課題】筒状部材の内径を大きくすることができる直交軸減速機及び直交軸減速機を用いたロボットを得る。【解決手段】中空の入力軸14a有する第1減速部1と、入力軸14aに固定されるベベルギア41、及びベベルギア41と噛み合い入力軸14aの軸線O1と直交する軸線O3を中心に回転するベベルピニオン42からなる第2減速部2と、第2減速部2を内蔵する筐体3と、筐体3に固定され、入力軸14a及びベベルギア41を同軸で貫通する筒状部材4と、を有する直交軸減速機100において、筒状部材4は、第1減速部1またはベベルギア41を軸支せず、筐体3に片持ち状態で固定される。【選択図】 図1

Description

本発明は、筒状部材の中空部の内径を大きくすることができる直交軸減速機及び直交軸減速機を用いたロボットに関するものである。
従来、特許文献1には、減速機の中央を貫通して配置される筒状部材により、伝達部材(ベベルギア)を内周側から軸受を介して支持した直交軸型の動力伝達装置が開示されている。この装置によれば、ベベルギアが筒状部材によって内周側から支持されるため、入力軸の軸ぶれを低減させることができる。
特開2013−199981号公報
しかしながら、特許文献1の構成によれば、筒状部材が軸受を介してベベルギアを支持するため、筒状部材には、ある程度の強度が必要であり、筒状部材の肉厚も確保しなければならない。このため、筒状部材の中空部の内径が小さくなってしまうという問題があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、筒状部材の肉厚を薄くすることで中空部の内径を大きくできる直交軸減速機及び直交軸減速機を用いたロボットを提供することを目的とする。
この目的を達成するために、請求項1記載の直交軸減速機は、中空の入力軸を有する第1減速部と、前記入力軸に固定される第1ギア、及び前記第1ギアと噛み合い前記入力軸の軸線と直交する第2ギアからなる第2減速部と、前記第2減速部を内蔵する筐体と、前記筐体に固定され、前記入力軸及び前記第1ギアを同軸で貫通する筒状部材と、を備える直交軸減速機であって、前記筒状部材は、前記第1減速部または前記第1ギアを軸支せず、前記筐体に片持ちで固定されることを特徴とするものである。
また、請求項2記載の直交軸減速機は、請求項1に記載の直交軸減速機であって、更に、前記筒状部材は、前記筐体に固定されるフランジ部及びインロー部からなる固定部を有し、前記入力軸の軸線と直交する方向における前記フランジ部の長さよりも、前記入力軸の軸線と平行な方向における前記インロー部の長さのほうが長いことを特徴とするものである。
また、請求項3記載の直交軸減速機は、請求項2に記載の直交軸減速機であって、更に、前記筒状部材の前記インロー部は、Oリングを配置するための溝を備えることを特徴とするものである。
また、請求項4記載の直交軸減速機は、請求項2または3に記載の直交軸減速機であって、更に、前記筒状部材は、前記固定部に向かって外径が拡径することを特徴とするものである。
また、請求項5記載の直交軸減速機は、請求項2から4のいずれか1項に記載の直交軸減速機であって、更に、前記筒状部材は、前記固定部に向かって内径が拡径することを特徴とするものである。
また、請求項6記載の直交軸減速機は、請求項1から5のいずれか1項に記載の直交軸減速機であって、更に、前記筒状部材は、前記入力軸の軸線と直交する方向から見て、前記入力軸と重なる範囲には段差が設けられない円筒状であることを特徴とするものである。
また、請求項7記載のロボットは、間接部を有するロボットにおいて、前記間接部に前記請求項1から6のいずれか1項に記載の直交軸減速機を用いたロボットであることを特徴とするものである。
請求項1記載の直交軸減速機によれば、筒状部材が第1減速部または第1ギアを軸支しないため、筒状部材の肉厚を薄くできる。このため、筒状部材の中空部の内径を大きくすることができる。また、筒状部材と第1減速部または第1ギアとの間に軸受が無いため、直交軸減速機の軸方向の大きさを小さくすることができる。
また、請求項2記載の直交軸減速機によれば、インロー部を長くすることにより筒状部材の固定部の肉厚が厚くなり強度がアップする。また、筒状部材を精度よく筐体に固定することができる。このため、筒状部材における入力軸及び第1ギアを貫通する部分の肉厚を薄くすることができ、筒状部材の中空部の内径を大きくすることができる。
また、請求項3記載の直交軸減速機によれば、Oリングをインロー部に配置することにより、フランジ部にはOリングが不要となるため、フランジ部の大きさを小さくすることができる。このため、直交軸減速機のサイズを小さくすることができる。
また、請求項4記載の直交軸減速機によれば、筒状部材は固定部に向かって外径が拡径するため、筒状部材の固定部の強度がアップする。また、直交軸減速機の内部の余分な空間を狭くすることができるので、内部に封入された潤滑剤が第1ギアの歯面などの噛み合い部に導かれやすくなり、潤滑性能がアップする。
また、請求項5記載の直交軸減速機によれば、筒状部材は固定部に向かって内径が拡径するため、固定部付近の内径が大きくなる。このため、筒状部材の中空部にケーブル等を通す作業が容易になる。
また、請求項6記載の直交軸減速機によれば、筒状部材は、入力軸の軸線と直交する方向から見て入力軸と重なる範囲には段差が設けられない円筒状であるため、筒状部材の肉厚を薄くすることができる。このため、筒状部材の中空部の内径を大きくすることができる。
また、請求項7記載のロボットによれば、間接部に前記直交軸減速機を用いるので前述した何れの効果も有する。
第1実施形態の直交軸減速機の中央縦断面図である。 第2実施形態の直交軸減速機の中央縦断面図である。 直交軸減速機を用いたロボットの斜視図である。 直交軸減速機を用いたロボットの部分断面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の直交軸減速機の第1実施形態である直交軸減速機100の中央縦断面図である。
直交軸減速機100は、第1減速部1と、第2減速部2と、筐体3と、筒状部材4とからなる。第1減速部1は筐体3に連結され、第2減速部2は筐体3に内蔵されている。筒状部材4は、一端が筐体3に固定され、他端が第1減速部1の中心を同軸で貫通して配置される。
第1減速部1は、外歯歯車10が内歯歯車11と噛み合いながら偏心回転する偏心搖動型の減速部である。第1減速部1は、ケーシング12とキャリア13と外歯歯車10と入力軸14aとを備えている。ケーシング12は、内周面に内歯歯車11を一体に設けた円筒状の中ケース15と、中ケース15における軸方向の一方の端面(出力側、図1の左側)に配置される円筒状の外ケース16とから成り、中ケース15と外ケース16とは、中ケース15及び外ケース16に螺合される複数のボルト17,17・・により、中ケース15における軸方向の他方(入力側、図1の右側)から、筐体3と一体に結合されている。外ケース16はクロスローラベアリング18の外輪を兼ねている。
キャリア13は、第1キャリア部材13aと第2キャリア部材13bとで構成されている。第1キャリア部材13aは、外ケース16の内側にクロスローラベアリング18を介して回転可能に軸支されている。第1キャリア部材13aはクロスローラベアリング18の内輪を兼ねている。第1キャリア部材13aにおける軸方向の一方の端面には、相手側装置へ動力を伝達する出力部19が形成されている。出力部19には図示しない複数のボルト孔が形成され、該ボルト孔を利用して、相手側装置と連結される。また、出力部19の内側には、相手側装置との軸心合わせに使用するための円形のインロー部20が形成される。
ケーシング12の内側には、2個のボールベアリング21,21を介して、中空筒状の入力軸14aが、内歯歯車4の軸線と同軸で、第1キャリア部材13a及び第2キャリア部材13bに回転可能に軸支されている。入力軸14aにおいて、ボールベアリング21,21の間には、外径及び偏心量δ1が互いに等しく、偏心方向が互いに180度異なる位相となる一対の偏心部22,22が隣接して形成されている。各偏心部22,22には、全周に亘って配設される横断面円形状の複数のころ23,23・・からなるニードルベアリング24が設けられて、ニードルベアリング24を介して、外歯歯車10,10がそれぞれ回転可能に外装されている。入力軸14aにおける軸方向の入力側の端面には、複数のボルト孔が形成されている。入力軸14aにおける軸方向の出力側の端面位置は、出力側のボールベアリング21における出力側の端面位置と、略同一の位置になっている。
第1キャリア部材13aにおける軸方向の他方には、形状が同じ2枚の外歯歯車10,10が配置され、第1キャリア部材13aと第2キャリア部材13bとで2枚の外歯歯車10,10を挟むようになっている。外歯歯車10,10は、内歯歯車11の歯数よりも僅かに少ない歯数を有して内歯歯車11に偏心位置で内接している。外歯歯車10,10には、入力軸14aの軸線O1から偏心量δ1だけオフセットした軸線O2を中心とした同心円上に、複数の円形のピン孔25が、周方向に等間隔で形成されて、このピン孔25に、入力軸14aの軸線O1を中心とした同心円上で当該軸線と平行に架設されるピン26がそれぞれ遊挿されている。このピン26の両端は、第1キャリア部材13a及び第2キャリア部材13bに設けられた孔に圧入され、ピン26によって第1キャリア部材13a及び第2キャリア部材13bは一体に回転可能となっている。ピン26の外周における外歯歯車10の遊挿部分には、筒状のメタル27が一体に外装されている。
外ケース16と第1キャリア部材13aとの間でクロスローラベアリング18の外側には、オイルシール28が配置されている。また、第1キャリア部材13aと筒状部材4との間でボールベアリング21の外側には、オイルシール29aが配置されている。第1キャリア部材13aにおけるオイルシール29aが配置される部分は、インロー部20と同径に形成されている。オイルシール28及びオイルシール29aにより、直交軸減速機100の内部空間が封止されている。
第2減速部2は、直交軸型の減速部であり、第1ギアであるベベルギア41と、ベベルギア41に噛み合い入力軸14aの軸線O1と直交する軸線O3を中心に回転する第2ギアであるベベルピニオン42とを備え、筐体3に内蔵されている。ベベルギア41は、第1減速部1の入力軸14aの入力側の端部に連結されている。ベベルギア41は、複数のボルト43,43・・によって入力軸14aの端部に設けられたボルト孔に固定され、入力軸14aの軸線O1を中心として入力軸14aと一体に回転可能となっている。ベベルピニオン42は、ベベルギア41と噛み合う歯と反対側には、図示しないモータと連結可能な連結部44を備え、ボールベアリング45を介して筐体3の内側に回転自在に軸支されている。
筒状部材4は、例えばアルミ合金などで成型される円筒状の部材であり、筐体3に固定される固定部51と、第1減速部1及びベベルギア41を同軸で貫通する本体部52と、固定部51と本体部52との間をつなぐ中間部53aとからなる。筒状部材4は、固定部51側のみが筐体3に固定され、本体部52側はオイルシール29aのリップが当接するのみであり軸支はされていない。つまり、いわゆる片持ち状態で筐体3に固定されている。
筒状部材4の固定部51は、円形のフランジ部54とインロー部55とからなり、インロー部55が、筐体3に設けられた開口部の内周に嵌合し、フランジ部54は複数のボルト56,56・・によって筐体3に固定されている。なお、筒状部材4の固定部51において、インロー部55の軸方向長さD5は、フランジ部54の軸方向に垂直な面の長さD6よりも長くなっている。また、インロー部55には全周に亘って溝57が設けられ、溝57にはOリング58が配置されている。Oリング58によって、筐体3の開口部と筒状部材4のインロー部55との間が封止されている。
筒状部材4の固定部51と反対側には本体部52が形成される。本体部52の先端部59は、第1キャリア部材13aの内側に達し、先端部59の外周にはオイルシール29aのリップが当接する。筒状部材4の本体部52には、入力軸14aまたはベベルギア41を軸支するベアリング等が設けられず、入力軸14aの内周面から僅かな隙間Aを隔てて配置されている。筒状部材4の中間部53aには、本体部52の内径D1よりも大きな内径D3が形成されている。また、筒状部材4の本体部52のうち、入力軸14aの軸線O1と直交する方向から見て入力軸14a及びベベルギア41と重なる範囲Bには、内径D1及び外径D2に段差や溝等の形状が設けられない円筒状となっている。
筒状部材4の先端部59は、入力軸14aの軸線O1方向において、第1キャリア部材13aの出力部19の端面よりも突出しない。
以上のように構成された直交軸減速機100において、図示しないモータによってベベルピニオン42が回転すると、ベベルピニオン42に噛み合うベベルギア41が回転し、ベベルギア41に連結した入力軸14aが回転する。入力軸14aが回転することで、偏心部22,22がそれぞれ対称的に偏心運動し、各外歯歯車10,10を内歯歯車11に内接した状態で偏心及び自転運動する。このため、各ピン孔25も偏心及び自転運動するが、各ピン孔25はメタル27を含むピン26よりも大径に形成されているので、各ピン26はピン孔25に内接した状態で相対的に偏心運動して偏心成分を吸収し、各ピン26からは自転成分のみが取り出される。よって、ピン26を介して第1キャリア部材13a及び第2キャリア部材13bが同期回転し、出力部19から相手側装置に回転が伝達される。このとき、筐体3内に充填されたグリスは、オイルシール28及びオイルシール29aによって封止される。
このように、上記形態の直交軸減速機100によれば、筒状部材4が入力軸14aまたはベベルギア41を軸支しないため、筒状部材4には入力軸14aまたはベベルギア41から発生するラジアル荷重がかからない。このため、筒状部材4の本体部52の肉厚を薄くすることができ、本体部52の内径D1を大きくすることができる。また、筒状部材4と、入力軸14aまたはベベルギア41との間にベアリング等が無いため、直交軸減速機100の軸方向の大きさを小さくすることができる。
ここで、入力軸14aを支持するベアリング21,21には、第2減速部2のベベルギア41及びベベルピニオン42により入力軸の軸線O1に垂直方向の荷重(ラジアル荷重)が掛かるが、ベアリング21,21とベベルギア41との距離を短くすることで、当該ラジアル荷重を低減させることができる。上記形態では、筒状部材4が入力軸14aまたはベベルギア41を軸支しないため、ベアリング21,21とベベルギア41との距離を短くすることができる。
また、インロー部55の長さD5がフランジ部54の長さD6よりも長くなっているため、筒状部材4の固定部51の肉厚を厚くすることができる。このため、筒状部材4の本体部52の肉厚を薄くしても、筒状部材4の強度を保つことができ、筐体3に対して精度よく固定することができる。このため、筒状部材4の本体部52の内径D1を大きくすることができる。
また、インロー部55の長さD5が長いため、インロー部55に溝57を形成することができる。このため、溝をフランジ部54に形成した場合と比較して、フランジ部54の外径を小さくすることができる。このため、フランジ部54と結合される筐体3の大きさも小さくすることができ、直交軸減速機100のサイズを小さくすることができる。
また、筒状部材4の本体部52から固定部51に向かって内径が拡径することで、中空部の端部を大きくすることができ、例えば中空部にケーブルを通す等の作業が容易となる。なお、本実施形態では固定部51の内周(内径D3)は入力軸14aの軸線O1と同軸の筒状の面となっているが、内径は固定部に向けて徐々に傾斜したり、曲線的に大きくなっていてもよい。
また、筒状部材4の本体部52の内周(内径D1)及び外周(外径D2)は、入力軸14aの軸線O1と直交する方向から見て入力軸14aと重なる部分には段差等が設けられない円筒形状であるため、本体部52の肉厚をより薄くすることができる。このため、筒状部材4の本体部52の内径D1を大きくすることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について図2を参照して説明する。第2実施形態では、筒状部材4の中間部53bの形状が第1実施形態とは異なる。尚、筒状部材4の中間部53bの形状を除く直交軸減速機100の構成と、動作とについては、上述の第1実施形態と同様なので、詳細な説明は省略する。
筒状部材4の中間部53bの内径D3は、本体部52の内径D1よりも大きくなっている。また、筒状部材4は、本体部52から固定部51に向けて、外径が大きくなる。中間部53bの外径D4は、本体部52の外径D2よりも大きくなっている。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を得る。また、筒状部材4の中間部53bの外径が大きくなっていることで、筒状部材4の中間部53bの強度がより強くなる。また、外径が大きくなることで、筐体3の内部の余分な空間を狭くすることができるこのため、筐体3の内部に封入された潤滑剤がベベルギア41やベベルピニオン42の歯面などの噛み合い部に導かれやすくなり、潤滑性能が高くなる。
本発明の直交軸減速機を用いたロボット200について図3、図4を用いて説明する。
ロボット200は、固定台201、第1アーム203、第2アーム204、及びハンド部205を備えている。第1アーム203は固定台201の上端に固定された直交軸減速機202と接続している。第2アーム204は第1アーム203の上端に収納した直交軸減速機(図示省略)と接続している。ハンド部205はワークを把持する把持部(図示省略)を回転可能に支持し、把持部は第2アーム204の下端に収納した直交軸減速機(図示省略)と接続している。
固定台201は略四角柱状の鉄等の材料で形成され且つ内部に電源コードA、第1アームを回転するモータ221等を収納している。固定台201の上端は電源コードAを直交軸減速機202側に配線する第1開口201aと、第1開口201a付近に設け且つモータ221の上部を直交軸減速機202側に臨ませる第2開口201bを有する。
直交軸減速機202は筐体3A下端を固定台201の上端に固定している。筐体3A下端は第1開口201aと連通する第1筐体側開口202aと、第2開口201bと連通する第2筐体側開口202bを有する。筐体3A右側部は第1筐体側開口202aから配線される電源コードA等を収納する空洞部となっている。空洞部を形成する筐体3A左端部分の上壁と下壁に筒状部材4Aの端部を固定している。第2筐体側開口202bにモータ221の回転軸を配置し、モータ221の回転軸は、直交軸減速機202のベベルピニオン42Aと接続している。直交軸減速機202の出力部19Aは第1アーム203の右側下端の側壁に接続している。従って、モータ221が回転すると、直交軸減速機202の出力部19Aが回転し、出力部19Aの回転に伴って第1アーム203が回転する。
第1アーム203は略四角柱状の鉄等の材料で形成し、内部に第2アーム204を駆動するモータ(図示省略)と直交軸減速機(図示省略)を収納している。第1アーム203に収納した直交軸減速機の出力部は第2アーム204の上端右壁に接続している。第1アーム203が収納したモータが回転すると、第1アーム203が収納した直交軸減速機の出力部が回転し、出力部の回転に伴って第2アーム204は回転する。
第2アーム204は略四角柱状の鉄等の材料で形成し、内部に把持部を駆動するモータ(図示省略)と直交軸減速機(図示省略)を収納している。第2アーム204に収納した直交軸減速機の出力部はハンド部205の把持部を回転可能に支持する。ハンド部205はワークを把持する把持部(図示省略)を開閉可能に支持している。第2アーム204が収納したモータが回転すると、第2アーム204が収納した直交軸減速機の出力部が回転し、出力部の回転に伴って把持部は回転する。
第2アーム204を回転するモータの電源コードAは固定台201の第1開口部201a、第1筐体側開口202aを経由して筒状部材4Aの中空部を通過しモータに至る。把持部を回転するモータの電源コードAは固定台201から筒状部材4Aの中空部を通過した後、第1アーム203内に収納した直交軸減速機の筒状部材の中空部を通過してモータに至る。
ロボット200は、直交軸減速機を用いたので、筒状部材4Aの中空部を従来よりも大きくできるので、多数の電源コードを収納することができる。従って、本発明の直交軸減速機は図3に示した2つのアームだけではなく3つ以上のアームを備える多間接ロボットにも適用できる。
以上のように、本実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。以下に、上記実施形態に加えうる変更の例について説明する。
例えば、本実施形態では、筒状部材4の材料はアルミ合金等としたが、材料は樹脂等であってもよい。筒状部材4は入力軸14aまたは第1減速部1を軸支しないため、筒状部材4には原則として荷重がかからない。このため、アルミ合金よりも強度が低い樹脂等の材料であってもよい。
また、例えば、筒状部材4は、本体部52から固定部51に向けて、外径と内径とのどちらも拡径していてもよい。また、本体部52から固定部51に向けて、肉厚が厚くなるように大きくなっていてもよい。
また、例えば、本発明の第1ギアはハイポイドギアであってもよく、第2ギアはハイポイドピニオンであってもよい。
100 直交軸減速機
200 ロボット
1 第1減速部
2 第2減速部
3 筐体
4 筒状部材
10 外歯歯車
11 内歯歯車
13 キャリア
14a 入力軸
19 出力部
20 インロー部
28,29a オイルシール
41 ベベルギア
42 ベベルピニオン
51 固定部
52 本体部
53a,53b 中間部
54 フランジ部
55 インロー部
57 溝
59 先端部
O1 入力軸の軸線
O3 第2軸線
A 隙間
B 入力軸と重なる範囲
D1 本体部の内径
D2 本体部の外径
D3 中間部の内径
D4 中間部の外径
D5 インロー部の長さ
D6 フランジ部の長さ

Claims (7)

  1. 中空の入力軸を有する第1減速部と、
    前記入力軸に固定される第1ギア、及び前記第1ギアと噛み合い前記入力軸の軸線と直交する第2ギアからなる第2減速部と、
    前記第2減速部を内蔵する筐体と、
    前記筐体に固定され、前記入力軸及び前記第1ギアを同軸で貫通する筒状部材と、
    を備える直交軸減速機であって、
    前記筒状部材は、前記第1減速部または前記第1ギアを軸支せず、前記筐体に片持ちで固定される
    ことを特徴とする直交軸減速機。
  2. 前記筒状部材は、
    前記筐体に固定されるフランジ部及びインロー部からなる固定部を有し、
    前記入力軸の軸線と直交する方向における前記フランジ部の長さよりも、前記入力軸の軸線と平行な方向における前記インロー部の長さのほうが長い
    ことを特徴とする請求項1に記載の直交軸減速機。
  3. 前記筒状部材の前記インロー部は、Oリングを配置するための溝を備えることを特徴とする請求項2に記載の直交軸減速機。
  4. 前記筒状部材は、前記固定部に向かって外径が拡径することを特徴とする請求項2または3に記載の直交軸減速機。
  5. 前記筒状部材は、前記固定部に向かって内径が拡径することを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の直交軸減速機。
  6. 前記筒状部材は、前記入力軸の軸線と直交する方向から見て、前記入力軸と重なる範囲には段差が設けられない円筒状であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の直交軸減速機。
  7. 間接部を有するロボットにおいて、前記間接部に前記請求項1から6のいずれか1項に記載の直交軸減速機を用いたロボット。
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