JP2019167929A - 内燃機関のノッキング判定装置 - Google Patents
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Abstract
Description
内燃機関の振動レベルを検出する振動強度検出手段と、
ノッキングが起こっていない定常時における振動強度を表す基準バックグラウンドレベルを運転条件毎に予め記憶した基準バックグラウンドレベル記憶手段と、
制御周期毎に、前記基準バックグラウンドレベル記憶手段から現在の運転条件に応じた基準バックグラウンドレベルを取得し、該基準バックグラウンドレベルと前回のフィードバック値とに基づいて今回のバックグラウンドレベルを算出し、今回のバックグラウンドレベルに基づいてノッキングの発生有無の判定基準であるノッキング判定レベルを算出するレベル算出手段と、
現在の運転条件において前記振動強度検出手段が検出した振動レベルが、前記ノッキング判定レベル未満である場合に、該振動レベルをなまし処理した値に基づいて前記フィードバック値を更新するフィードバック値更新手段と、を備えること特徴とする。
(システム構成)
図1は、本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための図である。図1に示すシステムは、火花点火式の内燃機関(一例として、ガソリンエンジン)10を備えている。内燃機関10の筒内には、ピストン12が設けられている。筒内におけるピストン12の頂部側には、燃焼室14が形成されている。燃焼室14には、吸気通路16および排気通路18が連通している。
今回BGL=見込み項(運転条件毎のマップ値×K)+前回F/B項 ・・・(1)
見込み項の値は、次に説明するマップからの取得値にK値を乗じて算出される。前回F/B項の値(フィードバック値)は、前回ルーチンまでのノッキング無し(ノイズ)時のノックセンサ検出値をなまし処理して算出した値であり、初回ルーチンでは初期値(例えば0)である(後述するステップS130)。
更新F/B項=(振動値−BGL)×なまし定数+前回F/B項 ・・・(2)
ここで、なまし定数は適合値とする。その後、本ルーチンの処理は終了される。
以上説明したように、図2に示すルーチンでは、マップ化となまし処理との融合が図られている。マップ値を用いることで、制御周期毎に現在の運転条件に適合した基準バックグラウンドレベルを選択でき、ノッキング判定レベルを遅れなく振動レベルの変化に追従させることができる。そのため、過渡追従性が高く、過渡運転時においてもノッキングを精度高く判定できる。その結果、本来ノイズと判定されるべき振動レベルがノッキングと誤判定されてしまうことが低減する。適切にノイズと判定されれば、振動レベルのなまし計算により次制御周期で用いられる式(1)のF/B項の値も更新される。式(1)では、上記マップ値のみならず、なまし計算を用いたF/B項が加算されることで、機差ばらつきおよび経年劣化による振動レベル変化も吸収できる。このように、本実施形態のノッキング判定装置によれば、過渡運転時であっても、振動レベルの変化に柔軟に対応でき、精度高くノッキングを判定することができる。
最後に従来手法(なまし処理)と今回手法(マップとなまし処理の融合)の検証結果について説明する。
BGL=(振動値−前回BGL)×なまし定数+前回BGL ・・・(3)
ここで、なまし定数は適合値とする。
また、ここでは、ECU40が、上記ステップS100およびステップS110の処理を実行することにより本発明における「レベル算出手段」が、上記ステップS120およびステップS130の処理を実行することにより前記第1の発明における「フィードバック値更新手段」が、それぞれ実現されている。
12 ピストン
14 燃焼室
16 吸気通路
20 吸気弁
22 排気弁
24 スロットルバルブ
26 燃料噴射弁
28 点火装置
30 ノックセンサ
40 ECU
42 クランク角センサ
44 エアフローセンサ
Claims (1)
- 内燃機関の振動レベルを検出する振動強度検出手段と、
ノッキングが起こっていない定常時における振動強度を表す基準バックグラウンドレベルを運転条件毎に予め記憶した基準バックグラウンドレベル記憶手段と、
制御周期毎に、前記基準バックグラウンドレベル記憶手段から現在の運転条件に応じた基準バックグラウンドレベルを取得し、該基準バックグラウンドレベルと前回のフィードバック値とに基づいて今回のバックグラウンドレベルを算出し、今回のバックグラウンドレベルに基づいてノッキングの発生有無の判定基準であるノッキング判定レベルを算出するレベル算出手段と、
現在の運転条件において前記振動強度検出手段が検出した振動レベルが、前記ノッキング判定レベル未満である場合に、該振動レベルをなまし処理した値に基づいて前記フィードバック値を更新するフィードバック値更新手段と、
を備えること特徴とする内燃機関のノッキング判定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018058331A JP6973228B2 (ja) | 2018-03-26 | 2018-03-26 | 内燃機関のノッキング判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018058331A JP6973228B2 (ja) | 2018-03-26 | 2018-03-26 | 内燃機関のノッキング判定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019167929A true JP2019167929A (ja) | 2019-10-03 |
JP6973228B2 JP6973228B2 (ja) | 2021-11-24 |
Family
ID=68106373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018058331A Active JP6973228B2 (ja) | 2018-03-26 | 2018-03-26 | 内燃機関のノッキング判定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6973228B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000130246A (ja) * | 1998-10-27 | 2000-05-09 | Daihatsu Motor Co Ltd | 内燃機関のノック検出方法 |
JP2000205096A (ja) * | 1999-01-19 | 2000-07-25 | Toyota Motor Corp | 内燃機関のノック検出装置 |
JP2001107830A (ja) * | 1999-10-06 | 2001-04-17 | Mitsubishi Electric Corp | 内燃機関のノック制御装置 |
WO2017141582A1 (ja) * | 2016-02-16 | 2017-08-24 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | ノッキング検出装置、内燃機関制御装置 |
-
2018
- 2018-03-26 JP JP2018058331A patent/JP6973228B2/ja active Active
Patent Citations (4)
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JP2000130246A (ja) * | 1998-10-27 | 2000-05-09 | Daihatsu Motor Co Ltd | 内燃機関のノック検出方法 |
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WO2017141582A1 (ja) * | 2016-02-16 | 2017-08-24 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | ノッキング検出装置、内燃機関制御装置 |
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---|---|
JP6973228B2 (ja) | 2021-11-24 |
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