JP2019167847A - フランジの締結構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ターボチャージャおよび排気通路部材のフランジの締結部の組み付け位相の精度を高めるとともに、両フランジの結合面からの排ガスの漏れを簡単な構造で防止する。【解決手段】第1フランジ14の第1結合面14aおよび第2フランジ16の第2結合面16aの一方に設けた係止片16cが他方に設けた係止孔14cに係止するとともに、係止片16cおよび係止孔14cに対して位相が略180゜ずれた位置で、第1結合面14aおよび第2結合面16aの一方に設けた嵌合凸部24が他方に設けた嵌合凹部25に嵌合するので、第1排気通路部材および第2排気通路部材の組み付け位相が自動的に一定になるだけでなく、締結リング18で締結したときの両フランジ14,16の第1、第2結合面14a,16aの面圧が周方向に均一化されて排ガスの漏れが防止される。【選択図】図3

Description

本発明は、第1排気通路部材の出口開口部を取り囲む第1フランジと、第2排気通路部材の入口開口部を取り囲む第2フランジとを相互に当接させ、第1フランジおよび第2フランジに嵌合する締結リングを締結部材で締め付けることで、第1排気通路部材および第2排気通路部材を一体に結合するフランジの結合構造に関する。
ターボチャージャの出口開口部に設けたフランジと触媒コンバータの入口開口部に設けたフランジとを突き合わせ、両フランジの外周にリング状の締結部材を嵌合させてボルトで締結することで、ターボチャージャおよび触媒コンバータを一体に結合するものが、下記特許文献1により公知である。
特開2005−344580号公報
ところで、上記従来のものは、ターボチャージャ側のフランジの結合面と触媒コンバータ側のフランジの結合面とが単に突き合わされているだけなので、相互間の周方向の位置決めを行うことができず、両フランジを締結部材で締結したときにターボチャージャおよび触媒コンバータの組み付け位相がばらついてしまう虞があった。
またターボチャージャのフランジおよび触媒コンバータのフランジには製造時の寸法誤差が存在するだけでなく、両フランジは排ガスに晒されて異なる寸法に熱膨張するため、両フランジの結合面が相互に位置ずれしてしまい、締結部材により締結したときの結合面の面圧が不安定になって排ガスが漏れる原因となる虞があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、ターボチャージャおよび排気通路部材のフランジの締結部の組み付け位相の精度を高めるとともに、両フランジの結合面からの排ガスの漏れを簡単な構造で防止することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、第1排気通路部材の出口開口部を取り囲むように設けられた環状の第1フランジの第1結合面と、第2排気通路部材の入口開口部を取り囲むように設けられた環状の第2フランジの第2結合面とが相互に当接し、前記第1フランジおよび前記第2フランジの外周に嵌合する締結リングの周方向一カ所に形成された分割部を締結部材で締結することで、前記第1フランジおよび前記第2フランジを周方向および軸方向に圧縮して前記第1排気通路部材および前記第2排気通路部材を一体に結合するフランジの結合構造であって、前記第1結合面および前記第2結合面の一方に設けた係止片が他方に設けた係止孔に係止するとともに、前記係止片および前記係止孔に対して位相が略180゜ずれた位置で、前記第1フランジおよび前記第2フランジの一方は嵌合凸部を有し、他方は前記嵌合凸部が嵌合する嵌合凹部を有することを特徴とするフランジの締結構造が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記嵌合凸部および前記嵌合凹部は、前記第1結合面および前記第2結合面の径方向において外縁部よりも内側に設けられ、前記嵌合凸部と前記嵌合凹部とは互いに面接触することを特徴とするフランジの締結構造が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項2の構成に加えて、前記第1フランジと前記第2フランジとでは、前記第1フランジの方が熱膨張率が大きい材料で構成され、前記嵌合凸部は前記第1フランジに設けられることを特徴とするフランジの締結構造が提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記第1フランジおよび前記第2フランジのうち、一方の径方向外面に前記嵌合凹部が設けられ、他方の径方向内面に前記嵌合凸部が設けられることを特徴とするフランジの締結構造が提案される。
また請求項5に記載された発明によれば、請求項4の構成に加えて、前記第1フランジと前記第2フランジとでは、前記第1フランジの方が熱膨張率が大きい材料で構成され、前記嵌合凹部は前記第1フランジに設けられることを特徴とするフランジの締結構造が提案される。
なお、実施の形態のターボチャージャ11は本発明の第1排気通路部材に対応し、実施の形態の触媒コンバータ12は本発明の第2排気通路部材に対応し、実施の形態の位置決め孔14cは本発明の係止孔に対応し、実施の形態の位置決めピン16cは本発明の係止片に対応し、実施の形態のボルト19は本発明の締結部材に対応する。
請求項1の構成によれば、第1排気通路部材の出口開口部を取り囲むように設けられた環状の第1フランジの第1結合面と、第2排気通路部材の入口開口部を取り囲むように設けられた環状の第2フランジの第2結合面とが相互に当接し、第1フランジおよび第2フランジの外周に嵌合する締結リングの周方向一カ所に形成された分割部を締結部材で締結することで、第1フランジおよび第2フランジを周方向および軸方向に圧縮して第1排気通路部材および第2排気通路部材を一体に結合する。
第1結合面および第2結合面の一方に設けた係止片が他方に設けた係止孔に係止するとともに、係止片および係止孔に対して位相が略180゜ずれた位置で、第1フランジおよび第2フランジの一方は嵌合凸部を有し、他方は嵌合凸部が嵌合する嵌合凹部を有するので、係止片および係止孔の係止により第1排気通路部材および第2排気通路部材の組み付け位相が自動的に一定になるだけでなく、嵌合凸部および嵌合凹部の嵌合により両フランジの熱膨張や寸法誤差による径方向の位置ずれが自動的に矯正されることで、締結リングで締結したときの両フランジの第1、第2結合面の面圧が周方向に均一化されて排ガスの漏れが防止される。
また請求項2の構成によれば、嵌合凸部および嵌合凹部は、第1結合面および第2結合面の径方向において外縁部よりも内側に設けられ、嵌合凸部と嵌合凹部とは互いに面接触するので、嵌合凹部が第1フランジあるいは第2フランジの外縁部に開放している場合に比べて、両フランジの熱膨張や寸法誤差による径方向の位置ずれの矯正力が高まって排ガスの漏れが一層確実に防止される。 。
また請求項3の構成によれば、第1フランジと第2フランジとでは、第1フランジの方が熱膨張率が大きい材料で構成され、嵌合凸部は第1フランジに設けられるので、第1フランジおよび第2フランジの熱膨張量の差により嵌合凸部が嵌合凹部に押し付けられることで、両フランジの径方向の位置ずれが一層効果的に矯正される。
また請求項4の構成によれば、第1フランジおよび第2フランジのうち、一方の径方向外面に嵌合凹部が設けられ、他方の径方向内面に嵌合凸部が設けられるので、嵌合凸部および嵌合凹部の嵌合により両フランジの径方向の位置ずれが効果的に矯正される。
また請求項5の構成によれば、第1フランジと第2フランジとでは、第1フランジの方が熱膨張率が大きい材料で構成され、嵌合凹部は第1フランジに設けられるので、第1フランジおよび第2フランジの熱膨張量の差により嵌合凸部が嵌合凹部に押し付けられることで、両フランジの径方向の位置ずれが一層効果的に矯正される。
Vバンドで結合されたターボチャージャおよび触媒コンバータの斜視図である。(第1の実施の形態) 図1の2−2線拡大断面図(図3の2−2線断面図)である。(第1の実施の形態) 図2の3−3線断面図である。(第1の実施の形態) Vバンドによるフランジ締結時の作用説明図である。(第1の実施の形態) Vバンドによるフランジ締結時の作用説明図である(比較例)。 嵌合凸部および嵌合凹部の形状を示す図である。(第2の実施の形態) 嵌合凸部および嵌合凹部の形状を示す図である。(第3の実施の形態)
第1の実施の形態
以下、図1〜図5に基づいて本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1に示すように、エンジンの排気マニホールドの下流にターボチャージャ11が接続され、ターボチャージャ11の下流に触媒コンバータ12が接続される。ターボチャージャ11はエンジンの排ガスでタービンを駆動し、タービンに接続されたコンプレッサで圧縮した空気をエンジンの吸気系に供給することで、エンジンの出力を向上させる。触媒コンバータ12はエンジンの排ガスに含まれる炭化水素、一酸化炭素、窒素酸化物のような有害物質を、プラチナ、パラジウム、ロジウム等を使用した触媒により浄化する。触媒コンバータ12は、そこに供給される排ガスが高温であるほど有害物質の浄化性能が高まるため、排ガスの温度が高いターボチャージャ11の直下流に配置される。
ターボチャージャ11の外郭は熱膨張率が大きい材料(例えば、オーステナイト系)で構成され、触媒コンバータ12の外郭は熱膨張率が小さい材料(例えば、フェライト系)で構成される。
図2および図3に示すように、ターボチャージャ11のケーシング13の円形断面の出口開口部13aには、径方向外側に向かってテーパーする環状の第1フランジ14が設けられる。第1フランジ14はケーシング13の軸線に直交する第1結合面14aと、第1結合面14aに対して径方向外側にテーパーする第1テーパー面14bとを備える。一方、触媒コンバータ12のケーシング15の円形断面の入口開口部15aには、径方向外側に向かってテーパーする環状の第2フランジ16が設けられる。第2フランジ16はケーシング15の軸線に直交する第2結合面16aと、第2結合面16aに対して径方向外側にテーパーする第2テーパー面16bとを備える。
ターボチャージャ11の第1フランジ14と触媒コンバータ12の第2フランジ16とは、Vバンド17と呼ばれる結合手段により一体に結合される。Vバンド17の本体部を構成する締結リング18は、円周上の一カ所が切り離された環状の部材であり、その断面は第1テーパー面18aと、第2テーパー面18bと、外周面18cとを有するV字状である。締結リング18の一対の分離端部にはそれぞれ腕部18d,18dが径方向外向きに突設され、両腕部18d,18dに対して位相が180°ずれた位置に、第1テーパー面18aおよび第2テーパー面16bを切り欠いて外周面18cだけを残したヒンジ部18eが形成される。締結リング18はヒンジ部18eが弾性変形することで両腕部18d,18dが接近・離間するように開閉可能であり、両腕部18d,18dを貫通するボルト19をナット20に螺合することで直径が縮小するように締め付け可能である。
第2フランジ16の第2結合面16aには円形断面の位置決めピン16cが突設され、第1フランジ14の第1結合面14aには位置決めピン16cが隙間なく嵌合可能な位置決め孔14cが形成される。また第1フランジ14の第1結合面14aには直方体状の嵌合凸部24が突設が形成され、第2フランジ16の第2結合面16aには嵌合凸部24が隙間なく嵌合可能な嵌合凹部25が形成される。
位置決めピン16cおよび位置決め孔14cは、第2フランジ16および第1フランジ14の径方向中間位置に設けられ、嵌合凸部24および嵌合凹部25は、第1フランジ14および第2フランジ16の径方向中間位置に設けられる。また位置決めピン16cおよび位置決め孔14cの位相に対し、嵌合凸部24および嵌合凹部25の位相は180゜ずれている。すなわち、第1フランジ14および第2フランジ16の中心を通る一つの直径線上の一端側に位置決めピン16cおよび位置決め孔14cが位置し、他端側に嵌合凸部24および嵌合凹部25が位置している。
図4から明らかなように、ターボチャージャ11および触媒コンバータ12を結合するには、ターボチャージャ11の第1フランジ14の第1結合面14aと、触媒コンバータ12の第2フランジ16の第2結合面16aとをガスケット21を挟んで突き合わせた状態で、第1フランジ14および第2フランジ16の外周にVバンド17の締結リング18を嵌合する。この状態でナット20にボルト19を螺合して締め付けると、径方向内側に移動する締結リング18の第1テーパー面18aに押された第1フランジ14の第1テーパー面14bと、径方向内側に移動する締結リング18の第2テーパー面18bに押された第2フランジ16の第2テーパー面18bとが相互に接近する方向に移動し、第1フランジ14の第1結合面14aおよび第2フランジ16の第2結合面16aがガスケット21を挟んで締結されることで、ターボチャージャ11および触媒コンバータ12が一体に結合される。
ところで、ターボチャージャ11の第1フランジ14と触媒コンバータ12の第2フランジ16とをVバンド17で結合するとき、ターボチャージャ11の位相に対して触媒コンバータ12の位相がずれた状態で結合されてしまうと、触媒コンバータ12の出口部と、そこに結合される排気管との位置がずれてしまい、触媒コンバータ12に排気管を組み付ける作業に支障を来す虞がある。
しかしながら、本実施の形態によれば、ターボチャージャ11の第1フランジ14と触媒コンバータ12の第2フランジ16とをVバンド17で結合するとき、第2フランジ16の第2結合面16aに設けた位置決めピン16cを第1フランジ14に設けた位置決め孔14cに嵌合することで、ターボチャージャ11および触媒コンバータ12の位相が自動的に規制されるため、ターボチャージャ11および触媒コンバータ12を一定の位置関係で結合することができる(図4参照)。
またターボチャージャ11の第1フランジ14の寸法および触媒コンバータ12の第2フランジ16の寸法には製造上の誤差が存在するため、第1フランジ14の外径と第2フランジ16の外径とは必ずしも一致するとは限らない。しかも排ガスの流れ方向に見て上流側に位置するターボチャージャ11の第1フランジ14と、下流側に位置する触媒コンバータ12の第2フランジ16との間には温度差が発生するだけでなく、図2に示すように、ターボチャージャ11の内部には第1フランジ14の中心から偏心した位置にウエイストゲート22およびタービン出口部23が配置されるため、第1フランジ14にはウエイストゲート22およびタービン出口部23からの距離に応じて周方向の温度差が発生する。
このように第1フランジ14および第2フランジ16には、製造上の寸法差や熱膨張に伴う寸法差が発生することが避けられないため、仮に第1フランジ14および第2フランジ16に嵌合凸部24および嵌合凹部25が設けられていないと仮定すると、第1フランジ14および第2フランジ16を位置決めピン16cおよび位置決め孔14cで位置決めしたとき、図5(A)に示すように、そこから位相が180゜ずれた位置で第1フランジ14および第2フランジ16の径方向外端部が距離αだけずれてしまう場合がある。この状態で第1フランジ14および第2フランジ16をVバンド17で締結すると、Vバンド17の締結リング18が傾いて第1、第2結合面14a,16aの面圧が不安定になり、そこから排ガスが漏れる虞がある。
しかしながら、本実施の形態によれば、位置決めピン16cおよび位置決め孔14cから位相が180゜ずれた位置で、嵌合凸部24および嵌合凹部25の嵌合により第1フランジ14および第2フランジ16径方向外端部が一致するように矯正されるため、第1フランジ14および第2フランジ16をVバンド17で締結するとき、Vバンド17の締結リング18が傾くのを防止して第1、第2結合面14a,16aの面圧を安定させ、排ガスの漏れを未然に防止することができる(図3参照)。
また図5(B)に示すように、仮に嵌合凸部24および嵌合凹部25が第1フランジ14および第2フランジ16の径方向外側に設けられており、嵌合凹部25が第2フランジ16の外周面に開放していると、嵌合凸部24が嵌合凹部25から径方向外側に飛び出してしまい、嵌合凸部24および嵌合凹部25による第1フランジ14および第2フランジ16の位置矯正機能が発揮されなくなる可能性がある。嵌合凸部24および嵌合凹部25が第1フランジ14および第2フランジ16の径方向内側に設けられている場合も同様である。
しかしながら、本実施の形態によれば、嵌合凸部24および嵌合凹部25が第1フランジ14および第2フランジ16の径方向中間部に設けられているので、嵌合凸部24が嵌合凹部25から径方向外側あるいは径方向内側に飛び出すことがなくなり、嵌合凸部24および嵌合凹部25による第1フランジ14および第2フランジ16の位置矯正機能が有効に発揮される。
以上のように、本実施の形態によれば、第2フランジ16に設けた位置決めピン16cと第1フランジ14に設けた位置決め孔14cとを嵌合させることで、ターボチャージャ11および触媒コンバータ12の組み付け位相が自動的に一定になるだけでなく、位置決めピン16cおよび位置決め孔14cから位相が180゜ずれた位置で第1フランジ14および第2フランジ16の一方に設けた嵌合凸部24を他方に設けた嵌合凹部25に嵌合させるので、第1フランジ14および第2フランジ16の寸法誤差や熱膨張量差による径方向の位置ずれを自動的に矯正し、Vバンド17で締結したときの両フランジの第1、第2結合面の面圧を周方向に均一化して排ガスの漏れを防止することができる。
第2の実施の形態
次に、図6に基づいて本発明の第2の実施の形態を説明する。
図6には、位置決めピン16cおよび位置決め孔14cから位相が180゜ずれた位置における第1フランジ14および第2フランジ16の断面形状が示される。第1フランジ14には、第2フランジ16に向かって径方向外向きに傾斜する断面三角形状の2個の嵌合凸部24,24が形成され、第2フランジ16には、第1フランジ14の嵌合凸部24,24が隙間なく面接触する断面三角形状の2個の嵌合凹部25,25が形成される。
本実施の形態によれば、熱膨張率が大きい第1フランジ14が熱膨張率が小さい第2フランジ16に対して径方向外側に相対移動しようとすると、嵌合凸部24,24が嵌合凹部25,25に食い込むように密着することで、第1フランジ14および第2フランジ16の径方向の位置ずれを効果的に矯正することができる。
第3の実施の形態
次に、図7に基づいて本発明の第3の実施の形態を説明する。
図7には、位置決めピン16cおよび位置決め孔14cから位相が180゜ずれた位置における第1フランジ14および第2フランジ16の断面形状が示される。第1、第2の実施の形態では、第1フランジ14および第2フランジ16にそれぞれ嵌合凸部24および嵌合凹部25が設けられているが、第3の実施の形態では第1フランジ14の径方向外面に嵌合凹部25が形成され、第2フランジ16の径方向内面に嵌合凸部24が設けられる。
本実施の形態によれば、熱膨張率が大きい第1フランジ14が熱膨張率が小さい第2フランジ16に対して径方向外側に相対移動しようとすると、嵌合凹部25が径方向内側から外側に向かって嵌合凸部24に密着することで、第1フランジ14および第2フランジ16の径方向の位置ずれを効果的に矯正することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、本発明の排気通路部材は実施の形態のターボチャージャ11や触媒コンバータ12に限定されず、排気管等の排気が通過する部材であれば良い。
また実施の形態では第2フランジ16側に位置決めピン16cを設けて第1フランジ14側に位置決め孔14cを設けているが、その位置関係を逆にし、第1フランジ14側に位置決めピンを設けて第2フランジ16側に位置決め孔を設けても良い。
また嵌合凸部24および嵌合凹部25の数は実施の形態に限定されず、適宜設定可能である。
11 ターボチャージャ(第1排気通路部材)
12 触媒コンバータ(第2排気通路部材)
13a 出口開口部
14 第1フランジ
14a 第1結合面
14c 位置決め孔(係止孔)
15a 入口開口部
16 第2フランジ
16a 第2結合面
16c 位置決めピン(係止片)
18 締結リング
19 ボルト(締結部材)
24 嵌合凸部
25 嵌合凹部

Claims (5)

  1. 第1排気通路部材(11)の出口開口部(13a)を取り囲むように設けられた環状の第1フランジ(14)の第1結合面(14a)と、第2排気通路部材(12)の入口開口部(15a)を取り囲むように設けられた環状の第2フランジ(16)の第2結合面(16a)とが相互に当接し、前記第1フランジ(14)および前記第2フランジ(16)の外周に嵌合する締結リング(18)の周方向一カ所に形成された分割部を締結部材(19)で締結することで、前記第1フランジ(14)および前記第2フランジ(16)を周方向および軸方向に圧縮して前記第1排気通路部材(11)および前記第2排気通路部材(12)を一体に結合するフランジの結合構造であって、
    前記第1結合面(14a)および前記第2結合面(16a)の一方に設けた係止片(16c)が他方に設けた係止孔(14c)に係止するとともに、前記係止片(16c)および前記係止孔(14c)に対して位相が略180゜ずれた位置で、前記第1フランジ(14)および前記第2フランジ(16)の一方は嵌合凸部(24)を有し、他方は前記嵌合凸部(24)が嵌合する嵌合凹部(25)を有することを特徴とするフランジの締結構造。
  2. 前記嵌合凸部(24)および前記嵌合凹部(25)は、前記第1結合面(14a)および前記第2結合面(16a)の径方向において外縁部よりも内側に設けられ、前記嵌合凸部(24)と前記嵌合凹部(25)とは互いに面接触することを特徴とする、請求項1に記載のフランジの締結構造。
  3. 前記第1フランジ(14)と前記第2フランジ(16)とでは、前記第1フランジ(14)の方が熱膨張率が大きい材料で構成され、前記嵌合凸部(24)は前記第1フランジ(14)に設けられることを特徴とする、請求項2に記載のフランジの締結構造。
  4. 前記第1フランジ(14)および前記第2フランジ(16)のうち、一方の径方向外面に前記嵌合凹部(25)が設けられ、他方の径方向内面に前記嵌合凸部(24)が設けられることを特徴とする、請求項1に記載のフランジの締結構造。
  5. 前記第1フランジ(14)と前記第2フランジ(16)とでは、前記第1フランジ(14)の方が熱膨張率が大きい材料で構成され、前記嵌合凹部(25)は前記第1フランジ(14)に設けられることを特徴とする、請求項4に記載のフランジの締結構造。
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