JP2019167756A - 拡幅掘削装置及び既設構造物の支持杭施工方法 - Google Patents
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Abstract
Description
この発明の目的は、簡単な構造で効率良く、予め掘削した孔を拡幅することができる拡幅掘削装置を提供することにある。
また、この発明の目的は、既設構造物の下方に杭頭部が拡幅された支持杭のための杭孔を掘削するにあたり、効率良く施工を行うことができる支持杭施工方法を提供することにある。
すなわち、この発明は、地盤又はコンクリートに予め掘削された削孔に拡幅部を形成するための拡幅掘削装置であって、
外管と、この外管内に昇降可能に設けられた内管とを有する掘削ロッドと、
前記外管を回転させる回転駆動機構と、
前記内管を昇降させる昇降駆動機構と、
前記外管の先端部に周方向に間隔を置いて基部が回転可能に取り付けられ、先端部が下降する縮閉位置と上昇する拡開位置との間を移動可能な複数の拡縮ビット翼と、
前記外管の先端部から突出する前記内管の先端部に設けられた拡縮作動部材と、
前記拡縮ビット翼のそれぞれと前記拡縮作動部材との間を連結するリンクとを備え、
前記内管の昇降に伴って前記拡縮作動部材が昇降することにより、前記リンクを介して前記拡縮ビット翼が拡縮するようになっていることを特徴とする拡幅掘削装置にある。
前記拡縮作動部材の下部に連結して設けられ、前記拡縮作動部材を回転可能に支持するとともに、前記削孔内を昇降可能ではあるが、外周が前記削孔の孔壁に拘束されることにより前記拡縮作動部材の水平方向移動を阻止する下部振れ止め機構と
を備えている構成を採用することができる。
前記各アームに水平方向に回転可能に設けられ、前記アームが閉鎖位置にあるとき前記掘削ロッドの外周にその昇降を許すように周接する複数のガイドローラと
を備えている構成を採用することができる。
この軸部材の外周に水平方向に相対回転可能に設けられ、前記削孔の孔壁に外周が近接するガイドリングと
を備えている構成を採用することができる。
これらのビットは翼先端にゆくにつれて刃先高さが低くなるように設けられている構成を採用することができる。
このケース内に収容され、前記外管の外周に嵌合固定されたギヤと、
前記ケースに搭載され、駆動軸に前記ギヤと噛み合うピニオンが設けられた駆動モータとを備えている構成を採用することができる。
このシリンダチューブと前記内管との間に摺動可能に配置され、上端部が前記内管に固定された筒状ピストンとを備えている構成を採用することができる。
1対を1組とする1方向に整列した多数組の杭設置位置を設定し、
各組の1対の杭設置位置間を移動可能なフレーム上に、ターンテーブル、その上に互いに直交する水平方向にスライドする第1スライドテーブル及び第2スライドテーブルを順に搭載し、
前記第2スライドテーブルにはストレート状の杭孔を掘削するコア掘削装置と、前記拡幅掘削装置とを搭載し、
前記第1スライドテーブル及び第2スライドテーブルをスライドさせることにより、各組の1対の杭設置位置及び前記コア掘削装置及び前記拡幅掘削装置を同一円周上に位置させ、
前記ターンテーブルを回転させることにより、前記杭設置位置での前記コア掘削装置による掘削及び前記拡幅掘削装置による削孔の拡幅を行うことを特徴とする既設構造物の支持杭施工方法にある。
また、この発明の支持杭施工方法によれば、既設構造物の下方に杭頭部が拡幅された支持杭のための杭孔を掘削するにあたり、効率良く施工を行うことができる。
11:掘削ロッド
12:回転駆動機構
13:昇降駆動機構
14:拡縮ビット翼
15:拡縮作動部材
16:リンク
17:外管
18:内管
33:ビット
45:削孔
51:拡幅部
52:傾斜面
53:路盤コンクリート
54:りょう盤コンクリート
55:地盤
61:軌道スラブ
60:線路
63:フレーム
64:ターンテーブル
66:第1スライドテーブル
68:第2スライドテーブル
74:コア掘削装置
79:台車
80:上部振れ止め機構
81:下部振れ止め機構
83a、83b:アーム
91:ガイドローラ
93:回転軸
95:ガイドリング
98:ガイドローラ
Claims (10)
- 地盤又はコンクリートに予め掘削された削孔に拡幅部を形成するための拡幅掘削装置であって、
外管と、この外管内に昇降可能に設けられた内管とを有する掘削ロッドと、
前記外管を回転させる回転駆動機構と、
前記内管を昇降させる昇降駆動機構と、
前記外管の先端部に周方向に間隔を置いて基部が回転可能に取り付けられ、先端部が下降する縮閉位置と上昇する拡開位置との間を移動可能な複数の拡縮ビット翼と、
前記外管の先端部から突出する前記内管の先端部に設けられた拡縮作動部材と、
前記拡縮ビット翼のそれぞれと前記拡縮作動部材との間を連結するリンクとを備え、
前記内管の昇降に伴って前記拡縮作動部材が昇降することにより、前記リンクを介して前記拡縮ビット翼が拡縮するようになっていることを特徴とする拡幅掘削装置。 - 前記回転駆動機構が昇降可能に搭載されるリーダーに設けられ、前記掘削ロッドの回転及び昇降を許すが、水平方向の移動を阻止する上部振れ止め機構と、
前記拡縮作動部材の下部に連結して設けられ、前記拡縮作動部材を回転可能に支持するとともに、前記削孔内を昇降可能ではあるが、外周が前記削孔の孔壁に拘束されることにより前記拡縮作動部材の水平方向移動を阻止する下部振れ止め機構と
を備えていることを特徴とする請求項1記載の拡幅掘削装置。 - 前記上部振れ止め機構は、前記リーダーに水平方向に回転可能に設けられた1対のアームであって、互いに接近して前記掘削ロッドの外周を包囲する閉鎖位置と互いに離間して開放する開放位置との間を移動する1対のアームと、
前記各アームに水平方向に回転可能に設けられ、前記アームが閉鎖位置にあるとき前記掘削ロッドの外周にその昇降を許すように周接する複数のガイドローラと
を備えていることを特徴とする請求項2記載の拡幅掘削装置。 - 前記下部振れ止め機構は、前記拡縮作動部材の下部に軸線を一致させて設けられた軸部材と、
この軸部材の外周に水平方向に相対回転可能に設けられ、前記削孔の孔壁に外周が近接するガイドリングと
を備えていることを特徴とする請求項2又は3記載の拡幅掘削装置。 - 前記ガイドリングには鉛直方向に回転可能な複数のガイドローラが周方向に間隔を置いて設けられ、これらのガイドローラは周面の一部が前記ガイドリングの外周から突出して前記削孔の孔壁を鉛直方向に走行回転可能となっていることを特徴とする請求項4記載の拡幅掘削装置。
- 前記拡縮ビット翼は、その長さ方向に沿って設けられた複数のビットを有し、
これらのビットは翼先端にゆくにつれて刃先高さが低くなるように設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1に記載の拡幅掘削装置。 - 前記回転駆動機構は、前記外管の外周に相対回転可能に設けられたケースと、
このケース内に収容され、前記外管の外周に嵌合固定されたギヤと、
前記ケースに搭載され、駆動軸に前記ギヤと噛み合うピニオンが設けられた駆動モータとを備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1に記載の拡幅掘削装置。 - 前記昇降駆動機構は、前記外管の上端部から突出する内管の外周に相対回転可能に設けられたシリンダチューブと、
このシリンダチューブと前記内管との間に摺動可能に配置され、上端部が前記内管に固定された筒状ピストンとを備えていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1に記載の拡幅掘削装置。 - 前記内管の内部空間は掘削水の供給路を形成していることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1に記載の拡幅掘削装置。
- 地盤に直接支持されている既設構造物の下方に杭頭部が拡幅された支持杭を施工する方法であって、
1対を1組とする1方向に整列した多数組の杭設置位置を設定し、
各組の1対の杭設置位置間を移動可能なフレーム上に、ターンテーブル、その上に互いに直交する水平方向にスライドする第1スライドテーブル及び第2スライドテーブルを順に搭載し、
前記第2スライドテーブルにはストレート状の杭孔を掘削するコア掘削装置と、請求項1〜9のいずれか1に記載の拡幅掘削装置とを搭載し、
前記第1スライドテーブル及び第2スライドテーブルをスライドさせることにより、各組の1対の杭設置位置及び前記コア掘削装置及び前記拡幅掘削装置を同一円周上に位置させ、
前記ターンテーブルを回転させることにより、前記杭設置位置での前記コア掘削装置による掘削及び前記拡幅掘削装置による削孔の拡幅を行うことを特徴とする既設構造物の支持杭施工方法。
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2018
- 2018-03-23 JP JP2018057257A patent/JP7017962B2/ja active Active
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