JP2019167001A - 洗浄装置 - Google Patents

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Taichi Mizuno
太一 水野
秀俊 稲吉
Hidetoshi Inayoshi
秀俊 稲吉
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Abstract

【課題】構成が簡単で洗浄効果および質感に優れた洗浄装置を得る。【解決手段】筒状の内部空間Eを有する筐体Hと、筐体Hの内周壁Hbに当接して内部空間Eの一部を加圧室E1とする第1シール部G1および流体Rの吐出室E2および加圧室E1の流体Rの圧力が伸長位置Q1に向けて作用する第1受面Neを有し格納位置Q2と伸長位置Q1との間で移動するノズルNと、ノズルNを格納位置Q2に向けて付勢する付勢部B1と、ノズルNに当接して吐出室E2と加圧室E1とを仕切る第2シール部G2および加圧室E1の流体Rから圧力を受ける第2受面Pbおよび伸長・格納方向にノズルNと当接する当接部を有しノズルNおよび筐体Hと相対移動可能なプランジャPと、ノズルNが伸長位置Q1にあるとき第2シール部G2が開放されるようプランジャPの位置を決定する位置規制部Hcと、を備えた洗浄装置S。【選択図】図3

Description

本発明は、洗浄対象に対して水や空気などの流体を吐出することで洗浄対象を洗浄する洗浄装置に関する。
従来、例えば車載カメラを搭載した車両には、車載カメラのレンズを洗浄する洗浄装置が設けられているものがある。そのような洗浄装置としては、例えば以下の特許文献1に記載されたものがある。
特許文献1に記載された洗浄装置は、車両用灯具を洗浄するものであって、ポンプで昇圧された洗浄液が供給されるシリンダと、このシリンダの中に摺動可能に嵌挿されたピストンと、このピストンをシリンダ内に引き込む方向に付勢するリターンスプリングと、洗浄液を車両用灯具に向けて噴射する噴射ノズルと、洗浄液の圧力が所定値以上になるとバルブがバルブスプリングの付勢力に抗して開き洗浄液を噴射ノズルに供給するチェックバルブ機構を備えている。
この装置においては、ピストンの伸長開始圧力P1と、チェックバルブ機構のバルブ開放圧力P2と、ピストンの伸長終了圧力P3と、ポンプ最大圧力Pmaxとが、
P1<P2<P3≦Pmax
なる関係となるように、リターンスプリングおよびバルブスプリングのバネ力が設定されている。
このようにバルブ開放圧力P2をピストンの伸長終了圧力P3よりも低く設定することで、洗浄時にピストンが伸び切る以前にチェックバルブが開き、噴射ノズルから洗浄液を噴射させることができる。噴射ノズルは、車両用灯具のレンズ面に沿って下方から上方に向かって移動するため、前回の洗浄によって車両用灯具のレンズ面から垂れた汚れを洗い流すことができる。
又、バルブ開放圧力P2をピストンの伸長終了圧力P3よりも低く設定したことで、洗浄終了時に洗浄液の圧力が下がり、ピストンがリターンスプリングの付勢力によって引き込まれる際に、チェックバルブ機構のバルブが開いているあいだ噴射ノズルは洗浄液を噴射しながら車両用灯具のレンズ面に沿って上方から下方へと移動する。このため、洗浄によって車両用灯具のレンズ面に垂れた汚れを確実に洗い流すことができる。
このように、特許文献1の洗浄装置においては、スプリングの強さなどを適宜設定するだけで構造の複雑化やコストアップを招くことなく洗浄効果に優れた洗浄装置を提供するというものである。
特開2011−148382号公報
特許文献1の洗浄装置では、噴射ノズルから洗浄液が噴射されるか否かの圧力がバルブ開放圧力P2によって明確に規定されている。つまり、噴射ノズルが伸び始め、洗浄液の圧力がP2に達すると洗浄液の噴射が開始される。噴射ノズルは洗浄液の圧力がそれ以上である場合にはさらに伸長位置に移動し、そのあいだ洗浄液の噴射が維持される。その後、洗浄液の圧力が低下すると、圧力がP2になるまでは洗浄ノズルが格納方向に移動し洗浄液の噴射が続けられる。
このような構成であれば、洗浄液の噴射位置等を特定できるものの、リターンスプリングおよびバルブスプリングの二つが必要となり、部品点数が増えて構造が煩雑となるばかりでなく製造コストが増大する。
また、圧力がP2よりも低い状態ではチェックバルブ機構のバルブが閉じるため、ノズルがさらに格納位置に移動する際にノズルの内部に残存する洗浄液の逃げ場がなくなる。特許文献1には、この状態でノズルの内部の洗浄液をどのように処理するかの記載がなく、おそらくポンプを逆回転する等の処理がされるものと思われる。この場合、ポンプを駆動する特別の制御が必要となる。
さらには、特にポンプを作動させずにノズルの内部に残った洗浄液を、ノズルを構成する部材どうしの隙間を介して外部に排出することも考えられる。しかしその場合、ノズルの格納に時間を要し、ノズルの動作態様が迅速でなくなり、質感に劣る洗浄装置となる。
このように、従来の洗浄装置にあっては未だ改善すべき点があり、より構成が簡単で洗浄効果および質感に優れた洗浄装置が求められている。
(特徴構成)
本発明に係る洗浄装置の特徴構成は、
筒状の内部空間が形成された筐体と、
前記筐体の一部に設けられ、外部から流体を受け入れるポートと、
前記内部空間に配置され、前記流体を流通し吐出させる吐出室を内部に有すると共に、前記内部空間を形成する内周壁に当接し前記内部空間の一部を加圧室として区画する第1シール部を有し、前記筐体の内部に最も進入した格納位置と前記筐体から最も突出した伸長位置との間で移動し、前記伸長位置に移動する向きに前記加圧室の前記流体が作用する第1受面が設けられたノズルと、
前記ノズルと前記筐体とに亘って設けられ、前記ノズルを前記格納位置に向けて付勢する付勢部と、
前記内部空間に配置され、前記ノズルに当接する第2シール部によって前記吐出室と前記加圧室とを仕切りつつ前記ノズルおよび前記筐体と相対移動可能であり、前記加圧室の前記流体から圧力を受ける第2受面、および、前記ノズルに当接して前記ノズルを前記伸長位置に向けて移動させる当接部を有するプランジャと、
前記内周壁に設けられ、前記ノズルが前記伸長位置にあるとき、前記プランジャの位置を決定して前記第2シール部を開放する位置規制部と、を備えた点にある。
(効果)
本構成によれば、流体がプランジャを介してノズルを伸長位置に向けて移動させ、プランジャが位置規制部によって位置固定されたのちもノズルはさらに押し出される。その後、ノズルが伸長位置に達すると第2シールが解除されて流体がノズルから吐出される。ノズルが伸長位置に向けて移動するあいだ、ノズルは付勢部の付勢力に抗って移動するから、加圧室にある流体の圧力が高まる。よって、流体がノズルから吐出される際には、高圧の流体を洗浄対象に向けて吐出することができる。
一方、流体の圧力が低下した場合には、ノズルからの流体の吐出が止まり、ノズルは付勢部の付勢力によって格納位置に向けて移動する。一方のプランジャは、付勢部の付勢力を受けていないため、低下はしたものの残存する流体の圧力によって位置規制部に当接した状態を維持している。格納動作を開始したノズルは、このプランジャに当接し第2シール部が閉じられようとする。これによって加圧室が密閉状態となり、行き場を失った加圧室の流体はポートを介して外部に戻ろうとする。
ただし、プランジャは筐体に対して移動自在であるから、ノズルがプランジャに当接して加圧室が密閉される際に、ノズルの移動方向に沿って逃げる動作が可能となる。この結果、加圧室の流体が吐出室の側に流出し、ノズルからの流体の吐出量を多く確保することができる。
(特徴構成)
本発明に係る洗浄装置においては、前記第2シール部における前記ノズルと前記プランジャとによるシール力の付与方向と、前記第2シール部における前記ノズルと前記プランジャとの相対移動方向とが異なる方向に設定してあると好都合である。
(効果)
第2シール部においては、ノズルとプランジャとが互いにシール力を付与し合い、流体の流通が遮断される。通常、第2シール部には、弾性シールなどノズルとプランジャとの隙間を充填する部材が配置される。よって、第2シール部が遮断される場合、ノズルとプランジャとによって所定の押圧力が生じた状態が維持される。
一方、本構成では、第2シール部におけるノズルとプランジャとの相対移動方向が上記のシール力の付与方向と異なっている。つまり、ノズルとプランジャとを相対移動させる際に両者に加える駆動力を、第2シール部の弾性シール部材を変形させる力とは別に設定することができる。よって、仮に、弾性シールを変形させる力が強い場合でも、ノズルとプランジャとを相対移動させる力を比較的小さな力で済ませることが可能である。
本構成であれば、第2シール部によって加圧室と吐出室とを高い圧力差に仕切りつつ、小さい駆動力によってノズルとプランジャとを相対移動させ、第2シール部を素早く開放することが可能となる。このため、加圧室に供給した流体の圧力を十分に高め、所期のタイミングで流体を洗浄対象物に対して一気に吐出することが可能となる。
(特徴構成)
本発明に係る洗浄装置においては、前記吐出室が、前記流体の吐出方向に沿って上手から断面積の大きな第1領域および断面積の小さな第2領域を備えており、前記第2シール部が、前記第1領域の内面と前記第1領域に挿入された前記プランジャの外面とで形成され、前記プランジャの外面が前記第1領域に対向する状態と前記第2領域に対向する状態とに切り換わることで前記第2シール部の開閉が行われるように構成することができる。
(効果)
本構成では、プランジャの先端がノズルの吐出室に挿入されており、ノズルの内面に形成した断面積の異なる第1領域と第2領域との間でプランジャが位置変化することで第2シール部の開閉を行う。この場合、第2シールが開放されたとき、流体は加圧室から吐出室に流入するが、加圧室として機能する第1領域の断面積が大きいため吐出室に供給する流体の流量を確保し易い。よって、吐出室に流入した流体の圧力低下を抑制し、ノズルの吐出口から流体を勢いよく吐出させることができる。
(特徴構成)
本発明に係る洗浄装置においては、前記ノズルが前記格納位置にあるとき、前記第1シール部を開放する連通路が前記筐体および前記ノズルのうち少なくとも何れか一方に形成されていると好都合である。
(効果)
本構成であれば、ノズルが格納位置に戻る際に加圧室の体積が縮小する。ノズルを確実に格納位置に戻すためには、加圧室の流体を何れかに排出する必要がある。例えば、ポートの外部に排出することも可能であるが、ポートに接続される供給路などには所定の圧力が残っている場合がある。そこで、本構成の連通路を設けることで、加圧室に残った流体をノズルと筐体との間から速やかに外部に排出することができる。この結果、ノズルの格納速度が高まり、洗浄装置の質感を向上させることができる。
(特徴構成)
本発明に係る洗浄装置においては、前記ノズルと前記プランジャとを前記流体の流通方向に沿って離間させる第2付勢部を前記ノズルと前記プランジャとに亘って設け、前記第2付勢部の付勢力を前記ばねの付勢力よりも小さく設定しておくことができる。
(効果)
本構成のように第2付勢部を設けることで、流体の吐出圧が減少してノズルが格納方向に移動する際に、第2付勢部によってノズルとプランジャとの間隔が維持され易くなる。つまり、第2シールが開放状態となり、加圧室に残存する流体が吐出室に排出されて、より多くの流体がノズルから洗浄対象に向けて吐出される。この結果、洗浄効果の高い洗浄装置を得ることができる。
第1実施形態に係る洗浄装置の構成を示す説明図 第1実施形態に係る洗浄装置の外観を示す斜視図 第1実施形態に係る洗浄装置の内部構造を示す断面図 第1実施形態に係る第2シール部の構造を示す断面図 第2実施形態に係るプランジャおよびノズルの構造を示す説明図 第3実施形態に係る洗浄装置の内部構造を示す断面図 第4実施形態に係る洗浄装置の内部構造を示す断面図 第4実施形態に係るノズルの排水孔の構造を示す説明図
〔第1実施形態〕
(概要)
本発明に係る洗浄装置Sの第1実施形態について図1乃至図4を参照しながら説明する。この洗浄装置Sは、図1に示すように、例えば自動車の車体1に装備された洗浄対象であるカメラ2や各種センサに対し、洗浄水R1や洗浄空気R2を吐出・噴射するものである。洗浄対象としては、リヤのカメラ2だけでなくフロントセンサやサイドミラー用の左右センサなどにも適用可能である。本実施形態では、車体1の後方に搭載されたカメラ2のレンズを流体Rとしての洗浄水R1によって洗浄する場合を示す。
図2に洗浄装置Sの外観を示す。この洗浄装置Sは、筐体Hとカメラ2とが一体に構成され、車体1に対する取り付けが容易に構成されている。筐体Hの一方の端部には、洗浄水R1を取り入れるポート3が設けられている。筐体Hの他方の端部には、ノズルNが筐体Hに対して伸縮できるよう挿通孔4が形成してある。
図3は、洗浄装置Sの内部構造を示す。図3(a)は、ノズルNが伸長位置Q1にある状態であり、図3(b)は、ノズルNが格納位置Q2にある状態を示している。このようにノズルNが伸縮することで、洗浄装置Sの非作動時にはノズルNがカメラ画角から外れた位置に設定することができる。これにより、ノズルNがカメラ2に映ることがなく、広範囲の撮影が可能となる。洗浄時にはノズルNを伸ばし、カメラ2のレンズの全面に洗浄水R1を吐出することができるため、洗浄能力を高めることができる。
図1に示すように、車体1の前方部に洗浄水R1のタンク5が配置され、ここから水路6を介して洗浄装置Sの筐体Hまで洗浄水R1が供給される。タンク5の下流の位置にはモータなどで駆動されるポンプ7が配置され、このポンプ7は制御部8によって駆動される。
洗浄水R1は、リヤのカメラ2の洗浄だけに用いられるものではなく、リヤウインドウ9の洗浄等にも用いられる。そのため、水路6の途中には洗浄水R1の供給先を切り替える水路切替部10が設けられ、その先にリヤウインドウ9に洗浄水R1を吐出する第2ノズルN’が設けられている。
尚、図1において、カメラ2の横には洗浄水R1を吐出するノズルNを一つだけ配置した例を示しているが、併せて点線の領域で示したように、洗浄水R1を吐出するノズルNと洗浄空気R2を噴射するノズルN”とを併設するものであっても良い。その場合、ノズルN”には洗浄空気R2を供給する専用のモータ駆動式等のポンプ7”を設けておくと良い。
図3に示すように、この洗浄装置Sは、主に、外部の筐体Hと、この筐体Hの内部に設けられたノズルNおよびプランジャPとで構成される。ノズルNは、筐体Hに対して伸長・格納可能であり、筐体Hから突出した姿勢となって洗浄水R1をカメラ2のレンズに吐出する。プランジャPも筐体Hの内部で移動可能であるがノズルNとは異なる可動範囲を有する。
洗浄水R1の吐出に際しては、所定の領域においては、プランジャPはノズルNと共に移動し、プランジャPの移動が規制されたのち、ノズルNがさらに伸長することで、ノズルNとプランジャPとの密封が解かれ、洗浄水R1がノズルNの先端から吐出される。ノズルNは、付勢部B1によってノズルNを格納する側に常時付勢されている。ノズルNおよびプランジャPは、付勢部B1の付勢力と、これに対向する洗浄水R1の圧力との大小関係によって筐体Hの内部で位置変更される。
(筐体)
図3に示すように、筐体Hは、ノズルNおよびプランジャPを収容する筒状の内部空間Eを備えている。ノズルNから洗浄水R1を吐出する際には、この内部空間Eの一部に洗浄水R1が充填され、筐体Hの内面およびノズルN、プランジャPとで形成される領域が洗浄水R1の加圧室E1として機能する。筐体Hの一方の端部には、外部から洗浄水R1を受け入れるポート3が形成されている。流体Rとしては、洗浄水R1の他、洗浄空気R2などが用いられる。
(ノズル)
図3に示すように、内部空間EにはノズルNが設けられている。ノズルNは、筐体Hの内部に最も進入した格納位置Q2と筐体Hから最も突出した伸長位置Q1との間で往復移動可能である。ノズルNの内部には、ノズルNの伸長・格納方向に沿った長尺状の吐出室E2が形成されている。
ノズルNの外周面には筐体Hの内周壁Hbのうち小径の第2内周壁Hb2に当接する第1シール部G1が設けてあり、筐体Hの内部空間Eを、前述の加圧室E1と外部に連通する外部連通室E3とに仕切る。具体的には、ノズルNの外面には第1シール溝Niが形成され、ここにゴム材料なので形成された第1シールリング12が設けられている。この第1シール部G1は、ノズルNを筐体Hに対して往復移動させるガイド部としても機能する。
ノズルNの先端には、洗浄水R1をカメラ2のレンズに向けて吐出す吐出口Naが形成されている。吐出室E2のうち吐出口Naの近傍の先端領域Nbの内径は狭く形成してあり、洗浄水R1を吐出する際の吐出圧力を高めている。
ノズルNの外周面には、ばね受座Ndが設けられており、筐体Hの端部内面と当該ばね受座Ndとの間に形成された外部連通室E3に、付勢部B1としての第1ばねB1aが設けられている。第1ばねB1aとしては例えばコイルスプリングで構成される。第1ばねB1aは、ノズルNを格納位置Q2に向けて常に付勢する。また、ノズルNの一部には、洗浄水R1の圧力がノズルNを伸長させる方向に作用する第1受面Neが設けられている。つまり、この第1受面Neに作用する洗浄水R1の圧力と、第1ばねB1aの付勢力との大小関係に応じて、ノズルNは伸長位置Q1あるいは格納位置Q2に向けて移動する。
ノズルNの両端部のうち後述するプランジャPに近い基端側の端部Nfは筒状に形成されている。ノズルNが格納位置Q2にある場合、この筒状の端部NfはプランジャPに当接する。ただし、洗浄水R1が供給されるとき、洗浄水R1がノズルNの当該端部Nfを押圧してノズルNが速やかに伸長する必要がある。よって、ノズルNの端部Nfには、例えば周方向に沿って断続的にスリットNgを形成しておくとよい。これにより、洗浄水R1がノズルNを伸長側に押す領域の面積を確保してノズルNの動作特性を高めることができる。
外部連通室E3は空気で満たされており、この空気はノズルNの伸長・格納動作に際して外部と流通可能にしてある。例えば、筐体Hの先端には、ノズルNの外面に当接するダストシール11が設けてあるが、このダストシール11に僅かな切込みを設けておき、ダストシール11とノズルNとの間に隙間を形成しておく。これにより、洗浄水R1によるノズルNの往復移動が阻害されない。
尚、ダストシール11は、外部から異物が筐体Hの内部に進入するのを防止し、ノズルNの動作を円滑に維持するものである。このダストシール11は、ノズルNの外周面に当接した状態を維持できるよう、例えば各種のゴム部材あるいは樹脂部材で構成される。
また、ノズルNの外面には、例えば、ノズルNの伸長・格納方向に沿う長尺状の凸部Ncが形成されている。一方の筐体Hには、この凸部Ncが係止する切欠部4aを備えた挿通孔4が設けており、ノズルNの伸長・格納に際してノズルNの回転を防止し、洗浄水R1が確実にカメラ2に吐出されるように構成されている。
(プランジャ)
図3に示すように、本実施形態のプランジャPは、ノズルNの内側に挿入した状態に配置される。プランジャPの外周面には第2シール部G2が設けられており、ノズルNの吐出室E2を形成する内壁面Nhに当接する。これにより、筐体Hの内部の加圧室E1に対して吐出室E2が仕切られる。
ノズルNが格納位置Q2にあるとき、ノズルNの端部NfはプランジャPの一部に形成したフランジPaに当接した状態となる。当該フランジPaは、筐体Hに形成した第1受座Haに当接する。
フランジPaのうちポート3に向く面は、加圧室E1にある洗浄水R1からの圧力を受けてプランジャPおよびノズルNを伸長方向に移動させるための第2受面Pbとして機能する。フランジPaの外周部は、筐体Hの内周壁Hbのうち大径の第1内周壁Hb1との間に隙間を有しており、洗浄水R1が流通可能である。フランジPaの両面のうち第2受面Pbの裏側にも所定の面積が形成されるが、当該裏側の面積は、第2受面Pbの面積よりも小さい。よって、洗浄水R1の圧力を受けたプランジャPはノズルNを伸長させる方向に移動する。
筐体Hの第1内周壁Hb1の端部には、プランジャPがノズルNと共に伸長位置Q1に向けて所定の距離だけ移動したときにフランジPaが当接し、それ以上のプランジャPの移動を規制する位置規制部Hcが形成されている。当該位置規制部Hcとしては、例えば、フランジPaの縁部の略全周領域が当接する環状の第2受座Hc2が設けてある。つまり、プランジャPは筐体Hに供給された洗浄水R1に押されて第1受座Haとの当接位置から第2受座Hc2に当接する位置まで移動し、洗浄水R1の供給が停止されたとき、ノズルNに押されて再び第1受座Haとの当接位置に戻る動きを繰り返す。
フランジPaからはプランジャPの胴部Pcが突出形成されている。当該胴部Pcの外周面には前記第2シール部G2が設けられている。洗浄水R1が筐体Hに供給されてプランジャPが第2受座Hc2に当接した後、さらに洗浄水R1が供給されるとノズルNのみが伸長位置Q1に向けて移動する。ノズルNの内壁面Nhとしては、小径の第1領域N1と大径の第2領域N2とが形成されており、図3(b)に示すように、第2シール部G2が第1領域N1に当接している間は、加圧室E1と吐出室E2とが仕切られた状態となる。
ただし、図3(a)に示すように、ノズルNが更に伸長して伸長位置Q1に達すると、第2シール部G2が第1領域N1から離脱して第2領域N2に対向する状態となる。この状態では、第2シール部G2の密封が解除されて、加圧室E1の洗浄水R1が吐出室E2に流入し、吐出口Naからレンズに向けて吐出される。伸長位置Q1においては、ノズルNの外周面に形成された段部Noが筐体Hの先端に形成された第3受座Hdに当接する。
第2シール部G2の構成については、第1領域N1の内面とプランジャPの外面とで形成され、プランジャPの外面が第1領域N1に対向する状態と第2領域N2に対向する状態とに切り換わることで第2シール部G2の開閉が行われる。プランジャPの外面には第2シール溝Pdが設けられ、ここにゴム材料などで形成された第2シールリング13が設けられている。
ノズルNとプランジャPが第2シールリング13を押す力の方向はノズルNの軸芯Xに対して垂直方向であり、第2シール部G2におけるノズルNとプランジャPとの相対移動方向は軸芯Xに沿う方向である。このように両者の方向は異ならせて設定してある。
第2シール部G2においては、ノズルNとプランジャPとが互いに第2シールリング13を押圧して洗浄水R1の流通が遮断される。図3(b)に示すように、プランジャPがノズルNの内部に挿入された状態では、プランジャPの外面とノズルNの第1領域N1との隙間が決定される。これにより、第2シールリング13が所定の状態に変形し、第2シール部G2の密閉状態が維持される。
一方、本実施形態では、第2シール部G2におけるノズルNとプランジャPとの相対移動方向が第2シールリング13を押す方向と異なっている。つまり、ノズルNとプランジャPとを相対移動させる際に両者に加える駆動力は、第2シールリング13を変形させる力とは別に設定することができる。よって、仮に、第2シールリング13を変形させる力が強い場合でも、ノズルNとプランジャPとを相対移動させる力は比較的小さな力で済む。
本構成であれば、第2シール部G2によって加圧室E1と吐出室E2とを高い圧力差に仕切りつつ、小さい駆動力によってノズルNとプランジャPとを相対移動させ、第2シール部G2を素早く開放することができる。このため、加圧室E1に供給した流体Rの圧力を十分に高め、所期のタイミングで流体Rをカメラ2に対して一気に吐出することが可能となる。
尚、本実施形態では、第2シール部G2が開放されたとき、洗浄水R1が加圧室E1から吐出室E2に勢いよく流入できるようノズルNの第2領域N2の形状を設定してある。図3に示すように、第2領域N2のうち第1領域N1に隣接する部位には明瞭な段部が形成されるように、第2領域N2の内径を急激に大きくした部位を形成している。これにより、図3(a)に示すように、加圧室E1にある洗浄水R1が、開放された第2シール部G2に流入する際の流通抵抗を下げ、洗浄水R1の流量を確保している。
加圧室E1に対する洗浄水R1の供給が停止されると、加圧室E1および吐出室E2の洗浄水R1の圧力が低下する。これに伴い、第1ばねB1aによってノズルNが格納位置Q2に向けて押し戻され、第2シール部G2が密閉されようとする。ただし、プランジャPは加圧室E1の内部で移動可能であり、ノズルNの戻り動作に伴ってプランジャPも同じ方向に動くことができる。
図4に、図3中の矢視線における断面図を示すが、この図4に示すように、ノズルNの第2領域N2は、周方向に沿って例えば四つの溝部N21を形成してある。これにより、第2領域N2のうち溝部N21ではない部分の内径は、第1領域N1の内径と同じである。このように構成することで、ノズルNが伸長位置Q1にある状態でも、第2シール部G2に設けられた第2シールリング13が第2領域N2の内面に当接することとなり、ノズルNとプランジャPとの間に摩擦力が発生する。
これにより、ノズルNが戻り動作を開始した際には、プランジャPがノズルNと共に戻り動作し、第2シール部G2が閉じられるのを遅延させて、加圧室E1の洗浄水R1を吐出室E2に排出することができる。よって、ノズルNが縮む間も洗浄水R1が吐出され、洗浄対象物であるカメラ2等の広範囲を洗浄することができる。また、加圧室E1の洗浄水R1がノズルNの外部に吐出されるので、ノズルNの格納位置Q2への移動が速やかに行われる。
以上のように、洗浄水R1の供給に際してプランジャPおよびノズルNが2段階に動作し、ノズルNが伸長位置Q1に向けて移動するあいだノズルNは第1ばねB1aの付勢力に抗って移動するから、加圧室E1にある洗浄水R1の圧力を高めることができる。よって、ノズルNからは高圧の洗浄水R1を長い時間に亘って吐出することができる。しかも、ノズルNの内部の蓄圧・噴射はノズルNのメカニカルな動きで実施され、電磁弁などの部品が不要で構成部品が少なく、洗浄装置Sを安価に構成することができる。
また、ポンプ7から供給される洗浄水R1をノズルNに供給する場合、通常は車体1に設置した長い配管等のために圧損が生じ、吐出力が落ちることが多い。しかし、本構成の洗浄装置Sであれば、ノズルNの内部で蓄圧することができるので吐出力を高く維持することができる。さらに、ノズルNの内部で蓄圧できることで、流量の小さなポンプ7を使用することができ、搭載性に有利な洗浄装置Sを得ることができる。
尚、洗浄水R1の加圧力は調節可能である。例えば、第1ばねB1aにつき付勢力の異なるものに交換することや、第2シールリング13の弾性強度を適宜設定すること等で洗浄水R1の加圧力を調節することができる。
(連通路)
ノズルNの格納を迅速に行うために、ノズルNが格納位置Q2にあるとき第1シール部G1を開放する連通路H1を、筐体HおよびノズルNのうち少なくとも何れか一方に形成しておくとよい。
ノズルNが格納位置Q2に戻る際には加圧室E1の体積が縮小する。ノズルNを確実に格納位置Q2に戻すためには、洗浄水R1を加圧室E1の外部に排出する必要がある。例えば、ポート3の外部に排出することも可能であるが、ポート3に接続される供給路などには所定の圧力が残っている場合がある。そこで、図3に示すように、ノズルNが格納位置Q2にあるとき、軸芯Xに沿って第1シール部G1の両側を連通する溝状の連通路H1を筐体Hの内面に形成する。この連通路H1は、筐体Hの内面において周方向に沿って少なくとも一箇所に設けておけばよい。
このような連通路H1を設けることで、加圧室E1に残った洗浄水R1がノズルNと筐体Hとの隙間から外部連通室E3に速やかに排出される。この結果、ノズルNの格納速度が高まり、洗浄装置Sの質感を向上させることができる。
〔第2実施形態〕
洗浄水R1の供給が停止され加圧室E1の圧力が低下した際に、ノズルNの格納動作を円滑に行うには、以下に示す構成を用いることもできる。
例えば、図5に示すように、プランジャPの先端あるいはノズルNの内周面のうち第1領域N1と第2領域N2との境界に両者が挿通するのを遅延させるリング部材14を設けておくと良い。つまり、第1実施形態で示した、第2シールリング13がノズルNの第2領域N2に当接する効果を発揮させるものである。図5は、プランジャPの先端にリング部材14を取り付けた例である。このリング部材14は、樹脂やゴムなどの変形自在な材料で形成し、ノズルNの第1領域N1の内径よりも僅かに大きな外径を持たせておく。つまり、ノズルNが第1ばねB1aに押されて格納位置Q2の側に移動し、ノズルNの第1領域N1がプランジャPの先端に近付いた際に、プランジャPが第1領域N1に挿入されるのを阻止する。
リング部材14は、例えば周方向に沿って可撓性の突起部14aを複数備えている。これがノズルNの第1領域N1に当接することで、ノズルNとプランジャPとのあいだに隙間が形成され保持される。この隙間を介して加圧室E1の洗浄水R1が吐出室E2に排出される。
ノズルNおよびプランジャPがさらに格納位置Q2に近付き、プランジャPが筐体Hの第1受座Haに当接すると、第1ばねB1aの付勢力が突起部14aの抵抗力に勝って突起部14aが変形し、ノズルNがプランジャPの側に押し込まれる。この結果、リング部材14が変形してノズルNがプランジャPに対して相対移動し、第2シール部G2が密閉される。
このようにリング部材14を設けることで、第2シール部G2の第2シールリング13が変形するのを防止することができる。つまり、第1実施形態のように第2シールリング13の一部がノズルNの第2領域N2に当接する構成であれば、第2シールリング13の所定の個所が凹み変形し、第2シール部G2としての機能が損なわれる可能性がある。しかし、本構成のように専用のリング部材14を用いて第2シール部G2の密閉を遅延させるものであれば、第2シール部G2の耐久性を高めることができる。
因みに、このようなリング部材14は、ノズルNの第1領域N1に設けておくこともできる。ただし、その場合、第2シールリング13もリング部材14を設けた第1領域N1に設けておく。そうすることで、ノズルNとプランジャPとが相対移動する際に、第2シールリング13とリング部材14とが干渉することがない。
〔第3実施形態〕
また、図6に示すように、上記リング部材14と同様の機能を発揮するものとして、ノズルNとプランジャPとに亘って相互に離間させる第2付勢部B2を設けておくことができる。例えば、ノズルNとプランジャPとに亘ってコイルスプリング等で構成した第2ばねB2aを設けておく。この第2ばねB2aの付勢力は第1ばねB1aの付勢力よりも小さく設定しておく。
このような第2ばねB2aを設けることで、洗浄水R1の圧力が減少してノズルNが格納位置Q2に向けて移動する際に、第2ばねB2aによってノズルNとプランジャPとの間隔が維持され易くなる。つまり、第2シール部G2が開放状態を持続し、加圧室E1に残存する洗浄水R1が吐出室E2に排出されて、より多くの洗浄水R1がノズルNから洗浄対象に向けて吐出される。この結果、洗浄効果の高い洗浄装置Sを得ることができる。
〔第4実施形態〕
図7に示すように、ノズルNとプランジャPとの挿入形態として内外を逆に構成することもできる。プランジャPをカップ形状とし、その中にノズルNの端部Nfが挿入する構成とする。
加圧室E1に洗浄水R1が供給されると、主にプランジャPの底部の第2受面Pbが押されて、プランジャPおよびノズルNが伸長位置Q1に向けて移動する。プランジャPの下端部には筐体Hの第1内周壁Hb1を倣うフランジPaが径方向に突出しているが、これは周方向に沿って断続的に形成されており、第1内周壁Hb1に対しては交互に隙間が形成されている。よって、この隙間を介して洗浄水R1はノズルNの側に流通可能である。
洗浄水R1は、第1シール部G1を形成すべくノズルNに設けられたフランジNjの下面を押圧する。洗浄水R1に押されてプランジャPが移動し、位置規制部HcでプランジャPの動作が止まると、引き続きノズルNだけが伸長する。ノズルNが所定の位置まで伸長すると、プランジャPの壁部に形成した連通孔PkとノズルNの壁部に形成した連通孔Nkどうしが連通し、加圧室E1の洗浄水R1が吐出室E2に流入する。
尚、これら連通孔Pk,Nkどうしの相対位置が周方向にずれないようにするために、例えば、ノズルNの外面に案内凸部Nmを設け、プランジャPの内面に軸芯Xに沿った案内溝Pmを設けておくとよい。さらに、ノズルNの吐出口Naの向きが一定となるように、第1の実施形態と同様に、ノズルNの先側に凸部Ncを設け、筐体Hの挿通孔4に切欠部4aを設けておく。
尚、ノズルNの格納動作を素早くするために、図8に示すように、第1シール部G1に排水孔Nnを設けておくとよい。第1シールリング12を取り付けるべく第1シール部G1に設けた第1シール溝Niの底にノズルNの先端側に連通する排水孔Nnを設けておく。図8(a)に示すように、洗浄水R1がノズルNを押す場合には、第1シールリング12は筐体Hの第2内周壁Hb2に対する抵抗のために第1シール溝Niの一方に移動して排水孔Nnを遮蔽する。一方、洗浄水R1の圧力が低下して第1ばねB1aがノズルNを格納する際には、図8(b)に示すように、第1シールリング12が第1シール溝Niの反対側に移動して排水孔Nnが開放される。これにより、加圧室E1に残存している洗浄水R1がノズルNの先端側の外部連通室E3に排出され、ノズルNの格納動作が円滑になる。
尚、図7に示すように、本実施形態においても、ノズルNが格納される際に、連通孔Pk,Nkが閉じられるのを遅延させるために、ノズルNとプランジャPとの間に第2ばねB2aを設けておく。さらに、ノズルNが格納位置Q2に速やかに戻るように、筐体Hの第2内周壁Hb2に連通路H1を設けておくとよい。
〔その他の実施形態〕
上記の各実施形態では、ノズルNとプランジャPとが同じ方向に沿って移動する例を示した。しかし、ノズルNの動作方向とプランジャPの動作方向とは必ずしも同じでなくても良い。つまり、ノズルNとプランジャPとが筐体Hに対して相対移動可能であり、両者が動くことで、筐体Hの内部における加圧室E1の体積変化が大きく確保できればよい。例えば、図示は省略するが、ノズルNの基端部に可撓性の管部材が接続され、この管部材に対してプランジャPが相対移動するもの等各種の構成を採ることができる。
本発明に係る洗浄装置は、流体の圧力によってノズルの伸長・格納が行われつつ洗浄対象に流体を吐出するものに広く適用することができる。
3 ポート
B1 付勢部
B2 第2付勢部
E 内部空間
E1 加圧室
E2 吐出室
G1 第1シール部
G2 第2シール部
H 筐体
Hb 内周壁
Hc 位置規制部
N ノズル
N1 第1領域
N2 第2領域
Ne 第1受面
P プランジャ
Pb 第2受面
Q1 伸長位置
Q2 格納位置
R 流体
S 洗浄装置

Claims (5)

  1. 筒状の内部空間が形成された筐体と、
    前記筐体の一部に設けられ、外部から流体を受け入れるポートと、
    前記内部空間に配置され、前記流体を流通し吐出させる吐出室を内部に有すると共に、前記内部空間を形成する内周壁に当接し前記内部空間の一部を加圧室として区画する第1シール部を有し、前記筐体の内部に最も進入した格納位置と前記筐体から最も突出した伸長位置との間で移動し、前記伸長位置に移動する向きに前記加圧室の前記流体が作用する第1受面が設けられたノズルと、
    前記ノズルと前記筐体とに亘って設けられ、前記ノズルを前記格納位置に向けて付勢する付勢部と、
    前記内部空間に配置され、前記ノズルに当接する第2シール部によって前記吐出室と前記加圧室とを仕切りつつ前記ノズルおよび前記筐体と相対移動可能であり、前記加圧室の前記流体から圧力を受ける第2受面、および、前記ノズルに当接して前記ノズルを前記伸長位置に向けて移動させる当接部を有するプランジャと、
    前記内周壁に設けられ、前記ノズルが前記伸長位置にあるとき、前記プランジャの位置を決定して前記第2シール部を開放する位置規制部と、を備えた洗浄装置。
  2. 前記第2シール部における前記ノズルと前記プランジャとによるシール力の付与方向と、前記第2シール部における前記ノズルと前記プランジャとの相対移動方向とが異なる方向に設定してある請求項1に記載の洗浄装置。
  3. 前記吐出室が、前記流体の吐出方向に沿って上手から断面積の大きな第1領域および断面積の小さな第2領域を備えており、前記第2シール部が、前記第1領域の内面と前記第1領域に挿入された前記プランジャの外面とで形成され、前記プランジャの外面が前記第1領域に対向する状態と前記第2領域に対向する状態とに切り換わることで前記第2シール部の開閉が行.われる請求項1または2に記載の洗浄装置。
  4. 前記ノズルが前記格納位置にあるとき、前記第1シール部を開放する連通路が前記筐体および前記ノズルのうち少なくとも何れか一方に形成されている請求項1から3の何れか一項に記載の洗浄装置。
  5. 前記ノズルと前記プランジャとを前記流体の流通方向に沿って離間させる第2付勢部を前記ノズルと前記プランジャとに亘って設け、前記第2付勢部の付勢力を前記ばねの付勢力よりも小さく設定してある請求項1から4の何れか一項に記載の洗浄装置。
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