JP2019166428A - 塗布装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液溜め部の塗布液が塗布器に供給されて減少しても、塗布器の内圧が変化するのを抑える。【解決手段】塗布装置5は、基板Wに対して塗布液Rを吐出する吐出口11を有する塗布器10と、基板Wと塗布器10とを相対的に移動させる移動手段20と、塗布液Rを溜めると共に塗布器10に塗布液Rを供給可能である液溜め部41とを備える。液溜め部41は、水平面に沿って設けられ塗布液Rを溜める液溜め配管43を有し、液溜め配管43は、溜めている塗布液Rの液面Raを液溜め配管43の途中で保持すると共に、塗布器10への塗布液Rの供給による液面Raの移動方向が水平方向となる。【選択図】 図1

Description

本発明は、塗布装置に関する。
半導体ウエハ等の基板(被塗布部材)に塗布液を塗布する方法として、塗布器を用いたキャピラリ塗布が知られている。キャピラリ塗布では、塗布器が有する吐出口から塗布液を基板に対して吐出させる。キャピラリ塗布の技術については、例えば、特許文献1に開示されている。基板上に形成される塗布液の膜厚が塗布方向で不均一とならないように、塗布器の内圧を一定に保つ必要がある。
特開2005−152716号公報
図7(A)は、従来の塗布装置の概略構成図である。前記のような塗布器91を備える塗布装置は、更に、塗布液を溜めるタンク(液溜め部)93を備える。タンク93は配管92を介して塗布器91と繋がっている。塗布器91から基板Wに対して塗布液Rが吐出され、塗布液Rが消費されると、タンク93から塗布器91へ塗布液Rが補充される。すると、図7(B)に示されるように、タンク93に溜められている塗布液Rの液面が低下する。タンク93の液面が低下すると、塗布器91内における塗布液Rの水頭圧が低下し、塗布器91の内圧が小さくなる。この結果、塗布器91における塗布液Rの吐出圧が変動し、図8に示されるように、基板W上に形成される塗布液Rの膜厚が塗布位置P1,P2によって変化してしまう。
前記特許文献1に記載の塗布装置の場合、塗布液Rが消費されると、タンク93内の液面の高さを一定とするために、タンク93を上下方向に移動させる制御が行われる。しかし、この場合、塗布液Rの消費に伴う液面の変化に応じて、タンク93の上下動を精密に制御して行なう必要があり、実際上、その制御は困難である。
なお、このように、塗布液が消費され、塗布液を溜めるタンクにおける液面が変動することで、塗布器の内圧が変化し、塗布器からの塗布液の吐出状態(吐出圧)が変化してしまう塗布装置として、キャピラリ塗布を行う装置以外に、インクジェット式の装置がある。
そこで、本発明は、液溜め部の塗布液が塗布器に供給されて減少しても、塗布器の内圧が変化するのを抑えることが可能となる塗布装置を提供することを目的とする。
本発明の塗布装置は、被塗布部材に対して塗布液を吐出する吐出口を有する塗布器と、前記被塗布部材と前記塗布器とを相対的に移動させる移動手段と、塗布液を溜めると共に前記塗布器に塗布液を供給可能である液溜め部と、を備え、前記液溜め部は、水平面に沿って設けられ塗布液を溜める液溜め流路を有し、前記液溜め流路は、溜めている塗布液の液面を当該液溜め流路の途中で保持し、前記塗布器への塗布液の供給による前記液面の移動方向が水平方向となる。
この塗布装置によれば、塗布液を溜める液溜め流路は水平面に沿って設けられ、液溜め流路の塗布液が減少して液面が移動しても、その移動の方向は水平方向であることから、液溜め部の塗布液が塗布器に供給されて減少しても、塗布器の内圧が変動するのを抑えることが可能となる。
本発明によれば、液溜め部の塗布液が塗布器に供給されて減少しても、塗布器の内圧が変化するのを抑えることが可能となる。
本発明の塗布装置の一例を示す概略構成図である。 塗布装置を簡略化して説明する説明図である。 塗布装置を簡略化して説明する説明図である。 液溜め配管の変形例を説明する平面図である。 液溜め配管の途中位置にある塗布液の液面を説明する図である。 塗布位置と塗布液の膜厚との関係を示す図である。 従来の塗布装置の概略構成図である。 塗布位置と塗布液の膜厚との関係(従来技術)を示す図である。
〔塗布装置について〕
図1は、本発明の塗布装置の一例を示す概略構成図である。塗布装置5は、塗布器(スリットダイともいう)10、移動手段20、装置基台30、供給手段40、及び制御装置35を備える。装置基台30は、被塗布部材となる基板Wを保持するステージ31を有する。制御装置35はコンピュータ装置により構成される。本実施形態の基板Wは、円板状の半導体ウエハ(シリコンウエハ)であり、塗布液(フォトレジスト液)Rが塗布される被塗布面8を一面側に有する。
塗布器10は、幅方向(図1において紙面に直交する方向)に長い部材により構成されており、また、図1に示されるように横断面において、先端面17側に向かって先細りとなる形状を有する。塗布器10は、その内部に、塗布液Rが溜められる溜め部13と、この溜め部13と繋がるスリット状の流路12とを有する。スリット状の流路12は、先端面17において開口し、この開口が吐出口11となる。溜め部13の塗布液Rは、スリット状の流路12を通じて吐出口11から吐出される。溜め部13、及びスリット状の流路12は、塗布器10の幅方向に沿って長く設けられる。よって、塗布器10は、幅方向に細長い吐出口11を有する。塗布器10は基板Wの上方に位置し、吐出口11から塗布液Rは下向きに吐出される。基板Wの上面が、塗布液Rが塗布される被塗布面8となる。塗布器10は、圧力センサ36を有する。圧力センサ36は、塗布器10内(溜め部13)の塗布液Rの圧力を計測する。
移動手段20は、塗布器10の幅方向に交差する方向(本実施形態では直交する方向)、つまり、図1では左右方向に移動可能である移動体22と、移動体22を移動させるリニアアクチュエータ23とを有する。移動体22に塗布器10が搭載される。移動手段20は、基板W(被塗布面8)と吐出口11(先端面17)との隙間Kを幅方向の各位置で一定に保ちつつ、塗布器10を基板Wに対して移動させる。本実施形態の移動手段20は、塗布器10が移動する構成であるが、移動手段20は、塗布器10と基板Wとを相対移動させる構成であればよく、図示しないが、固定状態にある塗布器10に対してステージ31(基板W)が移動する構成であってもよい。
供給手段40は、液溜め部41と圧力調整器42とを有する。液溜め部41は、塗布液Rを溜める容器として機能する。本実施形態の液溜め部41は、水平面に沿って設けられた配管(流路)43により構成されている。つまり、水平面に沿って設けられた配管43に、塗布液Rが溜められる。この配管43を、以下において「液溜め配管43」と呼ぶ。なお、液溜め部41(液溜め配管43)の具体的な構成については、後に説明する。この液溜め部41(液溜め配管43)は、中継配管45を通じて塗布器10(溜め部13)と接続される。中継配管45は、水平以外の方向に沿って設けられていてもよく、本実施形態では、液溜め部41が塗布器10よりも高い位置に設けられていることから、中継配管45は上下方向成分を有して延びて設けられている。
中継配管45には開閉切り換えバルブ44が設けられ、バルブ44が開状態で、液溜め部41と塗布器10(溜め部13)との間で塗布液Rが流通可能となる。つまり、塗布器10から塗布液Rが吐出され塗布液Rが消費されると、液溜め配管43から塗布器10へ塗布液Rが補充される。圧力調整器42は、制御装置35によって制御されるレギュレータからなり、液溜め配管43内に溜められている塗布液の圧力を変化させる(圧力を調整する)。液溜め配管43と塗布器10とは中継配管45を通じて接続されていることから、液溜め配管43の塗布液Rの圧力が調整されると、塗布器10(溜め部13)の塗布液Rの圧力が所定の値に調整される(つまり制御される)。本実施形態では、液溜め配管43内が中継配管45の反対側(他端43b側)から吸引されており、圧力調整器42によって、液溜め配管43の塗布液Rの圧力(ゲージ圧)が負圧に調整されることで、塗布器10(溜め部13)の塗布液の圧力(ゲージ圧)が負圧になる。圧力調整器42は、塗布器10内の塗布液Rの圧力を所定の値(負圧)に保つように、液溜め部41に溜めている塗布液Rの圧力を調整する。この調整は、圧力センサ36の検出結果に基づいて行われる。
塗布器10内の塗布液Rの圧力が(大気圧に対して)負圧の所定の値に調整されることで、塗布装置5は、基板Wに対してキャピラリ塗布が可能となる。本実施形態の塗布装置5は、下向きのキャピラリ塗布を行なう装置である。つまり、塗布器10の先端面17に形成された細長い吐出口11と基板W(被塗布面8)とを接近させた状態とする。この吐出口11からの塗布液Rが先端面17と被塗布面8との間における毛細管現象(表面張力)によって引き出されることで、塗布液Rが基板Wに塗布される。更に説明すると、吐出口11からの塗布液Rが被塗布面8に接触すると、これら吐出口11と被塗布面8との間に塗布液RのビードRbが形成される。この状態で、基板Wに対して塗布器10を移動させると、先端面17と被塗布面8との隙間Kに塗布液Rが浸透することで、吐出口11から塗布液Rが引き出され、基板Wに対して連続的に塗布液Rが塗布される。
〔液溜め部41について〕
図2は、前記塗布装置5を簡略化して説明する説明図である。液溜め部41は、前記のとおり、塗布液Rを溜める容器として機能すると共に、塗布器10に塗布液Rを供給可能であり、水平面に沿って設けられた液溜め配管43により構成されている。液溜め配管43は、その一端43a側が中継配管45と繋がっており、他端43b側が吸引されていて前記圧力調整器42によって所定の圧力(負圧)に保たれている。
図2に示される液溜め配管43は、水平面に沿って設けられている直線状のパイプによって構成されている。このように、液溜め配管43は、水平面に沿って設けられている部分のみである。つまり、液溜め配管43の他端43bから上に延びて繋がっている配管46は、液溜め配管43に含まれず、この配管46は、圧力調整器42と接続するための配管である。
図4は、液溜め配管43の変形例を説明する平面図である。液溜め配管43は、水平面に沿って設けられていればよく、直線状の配管(パイプ)のみによる構成以外として、図4に示されるように、渦巻き状の配管によって構成されていてもよい。つまり、この液溜め配管43には、水平面に沿って設けられ屈曲(又は湾曲)する曲がり流路部50が含まれている。更に具体的に説明すると、液溜め配管43には、水平面に沿って、一方側から他方側へ延びて設けられている第一流路部51と、他方側から一方側に延びて設けられている第二流路部52と、第一流路部51と第二流路部52とを繋ぐ曲がり流路部50とが含まれる。図4に示される液溜め配管43は、複数本の第一流路部51、複数本の第二流路部52、及び複数の曲がり流路部50を有しており、これら第一流路部51、第二流路部52、及び曲がり流路部50が一つ繋がりとなって一条の液溜め配管43が構成されている。なお、図4の形態では、曲がり流路部50に、直線状の流路部50aと、その両側の曲部50bとが含まれるが、(直線状の流路部50aが省略されて)曲がり流路部50が全体として湾曲していてもよい。
前記各形態(図2、図4)の液溜め配管43では、塗布液Rが、一端43a側から他端43b側に向かって充満状態(満管状態)で溜められている。なお、一端43aから中継配管45(図2参照)を経て塗布器10内の流路においても、塗布液Rは充満状態(満管状態)にある。つまり、塗布器10から液溜め配管43の途中位置まで塗布液Rは充満状態(満管状態)にある。液溜め配管43の途中位置まで、塗布液Rが溜められていることから、この途中位置に塗布液Rの液面Raが存在する。
本実施形態では、基板Wに対して塗布器10から塗布液Rを吐出している塗布動作の際、塗布液Rの液面Raは必ず液溜め配管43の途中位置にある。塗布器10から塗布液Rが吐出されると塗布液Rは消費される。すると、その消費に応じて、液溜め配管43から塗布器10へ塗布液Rが補充される。この補充により、図3に示されるように(図2と比較して)液面Raは移動するが、この移動は、水平面に沿って設けられている液溜め配管43の範囲内で行われる。つまり、液溜め配管43は、溜めている塗布液Rの液面Raを液溜め配管43の途中で保持すると共に、塗布器10への塗布液Rの供給(補充)による液面Raの移動方向は水平方向となる。
図5は、液溜め配管43の途中位置にある塗布液Rの液面Raを説明する図である。塗布器10への塗布液Rの供給(補充)による液面Raの移動方向が、前記のとおり水平方向となるために、液溜め配管43に塗布液Rが溜められた状態で、液面Raは、液溜め配管43の内壁面47に環状となって接して構成される。
図4に示される液溜め配管43について更に説明する。この液溜め配管43は、塗布器10の長手方向となる幅方向と、この幅方向に直交する水平な奥行方向との二次元平面に沿って設けられる。なお、前記奥行き方向は、移動手段20によって基板Wと塗布器10とが相対移動する方向となり、この方向は塗布方向となる。図4に示す形態では、前記二次元平面に沿って液溜め配管43は矩形の範囲内に設けられていて、その矩形の長辺が塗布器10の幅方向と平行となり、その矩形の短辺が前記塗布方向と平行となる。このため、前記第一流路部51は、幅方向の一方側から他方側へ延びて設けられている。この構成によれば、塗布液Rの液面Raは、幅方向に長い第一流路部51又は第二流路部52の範囲に存在する確率が高くなる。液面Raが、第一流路部51又は第二流路部52の範囲に存在している間は、この液溜め配管43が塗布器10と同期して同じ方向(塗布方向)に移動しても、液面Raは、この移動による慣性力を受け難くなり、液面Raの位置は安定し易い。よって、塗布器10の内圧変動がより一層抑えられる。
第一流路部51及び第二流路部52は、直線形状でなくてもよく、水平面上の円弧に沿った形状であってもよい。この場合、第一流路部51は、仮想の円弧に沿って一方側から他方側へ延びて設けられ、第二流路部52は、仮想の円弧に沿って他方側から一方側に延びて設けられる。また、曲がり流路部50についても円弧に沿った形状であってもよい。この場合、円形渦巻状の液溜め配管43となる。
〔本実施形態の塗布装置5について〕
以上のように、前記各形態の塗布装置5は、塗布器10を備え、塗布器10は、基板(被塗布部材)Wに対して塗布液Rを吐出する吐出口11を有する。塗布装置5は、更に、塗布液Rを溜めると共に、塗布器10に塗布液Rを供給可能(補充可能)である液溜め部41を備える。液溜め部41は、水平面に沿って設けられ塗布液を溜める液溜め配管43を有する。液溜め配管43は、溜めている塗布液Rの液面Raを、この液溜め配管43の途中で保持する。そして、塗布器10への塗布液Rの供給(補充)による液面Raの移動方向は水平方向となる。この塗布装置5によれば、塗布液Rを溜める液溜め配管43は水平面に沿って設けられ、液溜め配管43の塗布液Rが減少して液面Raが移動しても、その移動の方向は水平方向である。このため、塗布器10からの塗布液Rの吐出による消費に伴って、液溜め部41の塗布液Rが塗布器10に供給されて減少しても、塗布器10を基準とした塗布液Rの水頭が変化せず、塗布器10の内圧が変動するのを抑えることが可能となる。したがって、図6に示されるように、基板W上に形成される塗布液Rの膜厚は、塗布方向に沿って一定となる(塗布位置P1,P2によって変化しない)。
図4に示される形態の場合、液溜め配管43には、水平面に沿って設けられ屈曲(又は湾曲する)少なくとも一つの曲がり流路部50が含まれる。このため、液溜め配管43の流路長が長くなる。液溜め配管43の流路長が長くなると、液溜め部41において塗布液Rを溜める容量が増え、液溜め部41に対して塗布液を補充する頻度(メンテナンスの頻度)を減らすことができる。図4に示される形態を更に具体的に説明すると、液溜め配管43には、水平面に沿って、一方側から他方側へ延びて設けられている第一流路部51と、他方側から一方側に延びて設けられている第二流路部52と、これら第一流路部51と第二流路部52とを繋ぐ曲がり流路部50とが含まれる。このため、液溜め配管43が水平面に沿って二次元的に配置され、設置面積をさほど広くしなくても、液溜め配管43の流路長が長くなる。
また、本実施形態の塗布器10は、吐出口11から吐出され基板Wに付着した塗布液Rが、この吐出口11が開口する塗布器10の先端面17と基板Wの被塗布面8との隙間Kに浸透することにより、塗布液Rが吐出口11から引き出されることで塗布を行う、キャピラリ塗布用の塗布器である。よって、本実施形態の塗布装置5が行なう塗布方法は、キャピラリ塗布方法となる。よって、塗布液Rの利用効率がよい。
〔その他〕
今回開示した実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の権利範囲は、上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の範囲に記載された構成と均等の範囲内でのすべての変更が含まれる。
液溜め部41は、パイプ及びその継ぎ手等の配管43(液溜め配管43)により構成される他に、図示しないが、ブロック体の内部に水平面に沿って孔を形成し、その孔が、前記液溜め配管と同様に、塗布液Rを溜める流路状の容器として機能するように構成してもよい。つまり、液溜め部41は、水平面に沿って設けられ塗布液Rを溜める液溜め流路を有していればよい。
前記実施形態では、塗布液Rが塗布される対象となる部材(被塗布部材)が、円板状の基板Wである場合について説明したが、その他の部材であってもよく、また、その形状は、円板状以外に矩形状であってもよい。
前記実施形態では、塗布器10が、幅方向に細長い吐出口11を有し、キャピラリ塗布が行われる場合について説明した。しかし、液溜め部41が、水平面に沿って設けられ塗布液Rを溜める液溜め流路(液溜め配管43)を有する構成は、塗布器内の液圧を一定に保持するという目的のもと、キャピラリ塗布を行なう塗布装置5以外にも適用可能である。例えば、図示しないが、塗布器内の液圧を一定に保持しながら、塗布器の微小孔から塗布液を吐出するインクジェット塗布用の塗布装置に対して、前記のような液溜め流路(液溜め配管43)を有する構成を適用することができる。
5:塗布装置 10:塗布器 11:吐出口
17:先端面 20:移動手段 41:液溜め部
43:液溜め配管(液溜め流路) 47:内壁面 50:曲がり流路部
51:第一流路部 52:第二流路部 R:塗布液
Ra:液面 W:基板(被塗布部材)

Claims (5)

  1. 被塗布部材に対して塗布液を吐出する吐出口を有する塗布器と、
    前記被塗布部材と前記塗布器とを相対的に移動させる移動手段と、
    塗布液を溜めると共に前記塗布器に塗布液を供給可能である液溜め部と、
    を備え、
    前記液溜め部は、水平面に沿って設けられ塗布液を溜める液溜め流路を有し、
    前記液溜め流路は、溜めている塗布液の液面を当該液溜め流路の途中で保持し、前記塗布器への塗布液の供給による前記液面の移動方向が水平方向となる、塗布装置。
  2. 前記液溜め流路には、水平面に沿って設けられ屈曲又は湾曲する曲がり流路部が含まれる、請求項1に記載の塗布装置。
  3. 前記液溜め流路には、水平面に沿って、一方側から他方側へ延びて設けられている第一流路部と、他方側から一方側に延びて設けられている第二流路部と、前記第一流路部と前記第二流路部とを繋ぐ前記曲がり流路部と、が含まれる、請求項2に記載の塗布装置。
  4. 前記液溜め流路に塗布液が溜められた状態で、前記液面は、当該液溜め流路の内壁面に環状となって接して構成される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の塗布装置。
  5. 前記塗布器は、前記吐出口から吐出され被塗布部材に付着した塗布液が、当該吐出口が開口する前記塗布器の先端面と当該被塗布部材との隙間に浸透することにより、塗布液が当該吐出口から引き出されることで塗布を行う、キャピラリ塗布用の塗布器である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の塗布装置。
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