JP2019166127A - 靴底、靴 - Google Patents

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Abstract

【課題】防滑特性に優れた靴底を提供することを目的とする。【解決手段】接地面側に、基準面よりも突出した複数の突起部を有しており、前記突起部は、第1凸部と、前記第1凸部よりも前記基準面からの高さが低い第2凸部とが一体となった形状を有し、前記第1凸部は地面と対向する第1の面を、前記第2凸部は地面と対向する第2の面を、それぞれ有する靴底を提供する。【選択図】 図1

Description

本発明は、靴底、及び靴に関する。
靴(シューズ)は、通常、装着者の足の甲側を覆うアッパー部と、装着者の足の裏面側に配置される靴底(ソール)とを有する。靴底は、靴の内側に配置され、足裏に接触するミッドソールと、靴の外側に配置され、地面に接触するアウターソールとを有し、それらの間に適宜、クッション材や補強材などを配して多層構造とするのが一般的である。
そして、アウターソールの地面と接する側の面に複数の凸部を設け、防滑特性等の各種機能を有する靴底とすることが従来から検討されてきた。
例えば特許文献1には、装着者の足裏に沿って延在し、スポーツ用シューズのソール部の一部を構成する板状のベース部と、前記ベース部の表面から突出し地面または床面と接する接触面を有する複数の凸部とを備え、前記凸部は、第1側壁と第2側壁とを有し、前記第1側壁は、前記ベース部に近い側の前記凸部の幅が前記ベース部から離れた側の前記凸部の幅よりも大きくなるように傾斜しており、前記第1側壁と、前記ベース部の表面の垂線とのなす角度である第1角度は、前記第2側壁と、前記ベース部の表面の垂線とのなす角度である第2角度よりも大きく、装着者が前記スポーツ用シューズを装着して動作を行なった際に、前記凸部に加わる荷重の向きが前記第1側壁から前記第2側壁に向かう方向となるように前記第1側壁と前記第2側壁とを配置し、前記第1側壁から前記第2側壁に向かう方向に隣り合う前記接触面間の間隔(D)を、前記第1側壁から前記第2側壁に向かう方向の前記接触面の幅である接地幅(W)の大きさに応じて変化させ、装着者が前記スポーツ用シューズを装着して動作を行なった際に前記地面または床面から前記接触面が受ける力である接触力の方向が前記荷重の向きと反対方向となるように、前記第1角度と、前記接触面間の間隔(D)と、前記接触幅(W)とを調節した、スポーツ用シューズのソール構造が開示されている。
そして、特許文献1に開示されたスポーツ用シューズのソール構造によれば、防滑特性を向上することができるとされている。
特許第5083660号公報
しかしながら、特許文献1においては、有限要素法(FEM)解析により防滑特性が評価されているのみであった。そして、実際の靴底に適用した場合に、その防滑特性は十分なものではなかった。
一方、例えば装着者が踏み込んだ場合や、重心移動を行った場合等においても滑ることを防止できるように、防滑特性に優れた靴底が求められていた。
上記従来技術の問題に鑑み、本発明の一側面では、防滑特性に優れた靴底を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明の一側面では、
接地面側に、基準面よりも突出した複数の突起部を有しており、
前記突起部は、第1凸部と、前記第1凸部よりも前記基準面からの高さが低い第2凸部とが一体となった形状を有し、
前記第1凸部は地面と対向する第1の面を、
前記第2凸部は地面と対向する第2の面を、それぞれ有する靴底を提供する。
本発明の一側面によれば、防滑特性に優れた靴底を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る靴底の裏面を説明する図である。 突起部の説明図である。 突起部の他の構成例の説明図である。 前方側突起部の説明図である。
本開示の一実施形態(以下「本実施形態」と記す)に係る靴底、及び靴の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許の請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
[靴底]
本実施形態の靴底(ソール)は、接地面側に、基準面よりも突出した複数の突起部を有することができる。突起部は、第1凸部と、第1凸部よりも基準面からの高さが低い第2凸部とが一体となった形状を有することができる。
そして、第1凸部は地面と対向する第1の面を、第2凸部は地面と対向する第2の面を、それぞれ有することができる。
本発明の発明者らは、防滑特性に優れた靴底について鋭意検討を行った。検討に当たってまず既述の特許文献1に開示されたスポーツ用シューズのソール構造について、防滑特性が十分ではなかった要因について検討を行った。
特許文献1のスポーツ用シューズのソール構造は、ソール部の一部を構成する板状のベース部に複数の凸部が設けられている。
そして、特許文献1に開示された図によると、該ソール構造に荷重が加えられた場合に複数の凸部が高さ方向に沿って潰され、隣接する凸部間に隙間がほとんど無く、該ソール構造の地面と接する面がほぼ連続した1つの平滑面となる。このため、地面に沿って滑り易くなり、防滑特性が十分ではなかったと考えられる。
係る検討結果から、本発明の発明者らは接地面積を抑制した靴底とすることで、防滑特性を高められることを見出し、本発明を完成させた。
本実施形態の靴底の接地面の構成例について、図1〜図3を用いて説明する。
図1は、本実施形態の靴底10の地面と接する側の面である接地面、すなわち裏面を示した図である。なお、図1では右足側の靴底の構成例を示しているが、左足側についても同様に構成することができるため、記載を省略している。
図1に示すように、本実施形態の靴底10は接地面側に、基準面(ベース面)よりも突出した複数の突起部11を有することができる。なお、基準面とは、突起部11や、後述する前方側突起部13等を設けていない面、すなわち凹部や、凸部を含まない平坦な面を意味する。
ここで、図2(A)、図2(B)に、突起部の一構成例を示す。図2(A)は突起部20の斜視図を、図2(B)は、図2(A)のA−A´線での断面図を、それぞれ模式的に示している。図2(B)は、突起部20の基準面20A、及び第1の面21A、第2の面22Aを通る面での断面図に当たる。
突起部20は、図2(A)、図2(B)に示すように、第1凸部21と、第2凸部22とを有することができる。そして、突起部20は、第1凸部21と、第2凸部22とが一体となった、すなわち第1凸部21と、第2凸部とが接合され1つの連続した凸部となった形状を有することができる。
第2凸部22の基準面20Aからの高さh22は、第1凸部21の基準面20Aからの高さh21よりも低くなっている(図2(B)を参照)。
そして、第1凸部21は、本実施形態の靴底を有する靴を装着者が装着した場合に地面と対向することになる第1の面21Aを有する。また、第2凸部22は、本実施形態の靴底を有する靴を装着者が装着した場合に地面と対向することになる第2の面22Aを有する。
突起部20を第1凸部21と、第1凸部21よりも基準面20Aからの高さが低い第2凸部22とが一体となった形状とすることで、接地する際に主に第1凸部21の第1の面21Aが地面と接し、第2凸部22の第2の面22Aの地面との接触を抑制できる。このため、突起部20の接地面積を抑制することができ、係る突起部20を含む靴底の接地面積も抑制できる。その結果、突起部における接地面圧を高めることができるため、また場合によってはさらに該突起部を地面に食い込ませることができるため、本実施形態の靴底の防滑特性を高めることが可能になると考えられる。また、本実施形態の靴底が接地している場合、第1凸部間に、地面と接していない隙間が形成されることになるため、第1凸部を適度に変形させることができ、地面に対する摩擦力を高め、係る観点からも防滑特性を高めることができると考えられる。
また、本実施形態の靴底に設けた突起部20が、第1凸部21に加えて第2凸部22を有し、一体となった形状を有することで、第1凸部21を補強し、突起部20の強度を高め、該突起部を含む靴底の耐久性を高めることが可能になる。
第1凸部21の基準面20Aからの高さh21に対する、第2凸部22の基準面20Aからの高さh22の割合は特に限定されるものではなく任意に設定することができる。例えば、第2凸部22の基準面20Aからの高さh22は、第1凸部21の基準面20Aからの高さh21の50%以上80%以下であることが好ましく、60%以上70%以下であることがより好ましい。
第2凸部22の基準面20Aからの高さh22を、第1凸部21の基準面20Aからの高さh21の50%以上とすることで、第1凸部21を補強する程度を高めることができ、特に突起部20の強度を高めることができる。そして、該突起部を含む靴底の耐久性を特に高めることができる。
また、第2凸部22の基準面20Aからの高さh22を、第1凸部21の基準面20Aからの高さh21の80%以下とすることで、靴底が接地した場合に、第2凸部22の地面と対向する第2の面22Aが地面と接すること特に抑制できる。このため、靴底の接地面積を抑制し、防滑特性を特に高めることができる。
なお、第1凸部21の基準面20Aからの高さh21とは、第1凸部21の基準面20Aからの最高高さを意味する。
また、第2凸部22の基準面20Aからの高さh22とは、第2凸部22が有する第2の面22Aと、第1凸部21の第2凸部22側の傾斜面21Bとの境界線221の、基準面20Aからの最高高さを意味する。
なお、図2(A)、図2(B)では、第1の面21A、第2の面22Aがそれぞれ水平な面の場合を示しているが、係る形態に限定されない。
ここで、図3に突起部の他の構成例を示す。図3は、図2(B)の場合と同様に、突起部30の基準面30A、及び第1の面31A、第2の面32Aを通る面での断面図を示している。
図3に示した突起部30においても第1凸部31と、第2凸部32とが一体となった形状を有しており、第2凸部32の基準面30Aからの高さh32は、第1凸部31の基準面30Aからの高さh31よりも低くなっている。
そして、図3に示した突起部30では、第1凸部31の、装着者が靴底を装着した場合に、地面と対向することになる第1の面31Aが、水平面よりも角度を有する傾斜面となっている。
また、図3に示した突起部30では、第2凸部32の、装着者が靴底を装着した場合に、地面と対向することになる第2の面32Aについても、水平面よりも角度を有する傾斜面となっている。
このように、突起部が有する第1の面、第2の面は、図2(A)、図2(B)に示した、水平な面に限定されるものではなく、図3に示したように傾斜面とすることもできる。なお、第1の面と、第2の面とのいずれか一方を水平面とし、他方を傾斜面とすることもできる。第1の面、第2の面は平面に限定されず、曲面や球面とすることもできる。
上述のように、突起部が有する第1の面、及び第2の面は傾斜面や、曲面、球面等とすることもできる。このため、靴底が地面と接地する際に、突起部が有する第1の面や、第2の面は地面と平行である必要はなく、地面と向かい合うように、すなわち地面と対向するように構成されていれば足りる。
また、図2(A)では第1の面、第2の面の形状を四角形としているが係る形状に限定されるものではなく、例えば円形や、四角形以外の多角形であっても良い。
なお、図3に示した突起部30のように第1の面31Aが傾斜面の場合、第1凸部31の基準面30Aからの最高高さとなる、基準面30Aから最も離れた位置までの距離を第1凸部31の高さh31とすることができる。
また、突起部30の第2凸部32については、第2凸部32が有する第2の面32Aと、第1凸部31の第2凸部32側の傾斜面31Bとの境界線321の、基準面30Aから最も離れた位置までの距離を第2凸部32の高さh32とすることができる。
本実施形態の靴底が有する複数の突起部の、第1の面と、第2の面との面積の合計に占める第1の面の面積の割合は、50%以上80以下であることが好ましい。
本実施形態の靴底が有する複数の突起部について、第1の面の面積と、第2の面との面積との合計に占める、第1の面の面積の割合を80%以下とすることで、靴底に配置した突起部の地面に対向する面に占める第2の面の割合を十分に確保できる。このため、該突起部の耐久性を高めつつも、靴底の接地面積を十分に低減することができ、本実施形態の靴底の防滑特性を特に高めることができるため、好ましい。
ただし、本実施形態の靴底が有する複数の突起部の第1の面と、第2の面との面積の合計に占める第1の面の面積の割合が過度に小さいと、突起部に占める第1凸部の割合が小さくなり、該突起部の耐久性が低下する恐れがある。このため、本実施形態の靴底が有する複数の突起部の、第1の面と、第2の面との面積の合計に占める第1の面の面積の割合を50%以上とすることが好ましい。
なお、本実施形態の靴底が有する複数の突起部は、それぞれの形状が異なっていても良い。このため、本実施形態の靴底が有する個別の各突起部についても、第1の面と、第2の面との面積の合計に占める第1の面の面積の割合は、特に限定されない。ただし、特に防滑特性と、耐久性とを特に高める観点から、突起部それぞれについて、第1の面と、第2の面との面積の合計に占める第1の面の面積の割合が上記範囲を満たすことがより好ましい。
本実施形態の靴底10において、突起部11の配置は特に限定されるものではなく、任意に配置することができる。
ただし、突起部の第1凸部側から、第2凸部側に向かって力が加えられるように、突起部の配置を選択することが好ましい。
突起部20の第1凸部21側から、第2凸部22側に向かって力が加えられた場合に、すなわち図2(B)中の、突起部20に矢印23に沿って力が加えられた場合に、突起部20や、該突起部を含む靴底は、特に高い防滑特性を示す。これは力の加えられる方向から見て、第1凸部21の裏側に第2凸部22が配置されているため、第1凸部21が過度に変形することを防止し、第1凸部21は適度に変形して大きな摩擦力を生じさせることができるからと考えられる。
また、上述のように、力の加えられる方向から見て、第1凸部21の裏側に第2凸部22が配置されていることで、第1凸部21を第2凸部22で支持することができるため、耐久性も高めることが可能なる。
そして、例えばゴルフ等では、足が後ろ方向に滑ることを抑制することが求められる場合がある。足が後ろ方向に滑ろうとする場合、靴底の接地面には踵側である後方側から、爪先側である前方側に向かう方向の力が加えられる。このため、本実施形態の靴底10は、装着者の足の踵側である後方側10Aに第1凸部が、装着者の足の爪先側である前方側10Bに第2凸部が位置するように配置した突起部を有することが好ましい(図1を参照)。
また、ゴルフのスイングを行う場面等では、足が外側、すなわち装着した足の小指側に滑ることを抑制することが求められる場合がある。足が小指側、すなわち外側に滑ろうとする場合、靴底の接地面には、小指側である外側から、親指側である内側に向かう方向の力が加えられる。このため、本実施形態の靴底10は、装着者の足の小指側である外側10Cに第1凸部が、装着者の足の親指側である内側10Dに第2凸部が位置するように配置した突起部11を有することが好ましい。
なお、本実施形態の靴底10は、既述の様に複数の突起部11を有することができ、例えば図1に示した第1配列突起群111や、第2配列突起群112のように、複数の突起部11を一列に配列することもできる。
具体的には例えば、本実施形態の靴底10は、靴底の前後方向に沿って一列に配列した第1配列突起群111を有することができる。係る第1配列突起群111は、例えば装着者の足の爪先側である前方側10Bから、装着者の足の踵側である後方側10Aに向かって一列に複数の突起部11を配列することができる。この際、爪先側である前方側10Bから、踵側である後方側10Aに向かって一列に配列された各突起部11の間に、隙間12が設けられていることが好ましい。
また、本実施形態の靴底10は、靴底の幅方向に沿って一列に配列した第2配列突起群112を有することもできる。この場合、係る第2配列突起群112は、例えば装着者の小指側である外側10Cから、親指側である内側10Dに向かって一列に配列することができる。この場合においても、装着者の小指側である外側10Cから、親指側である内側10Dに向かって一列に配列された各突起部11の間に、隙間12が設けられていることが好ましい。
このように、第1配列突起群111や、第2配列突起群112を構成する一列に配列された各突起部11間に隙間12を形成することで、各突起部11に力が加わった際に、隣接する突起部11による干渉を受けずに、適度に変形することができる。このため、加えられた力とは反対側の向きに、大きな摩擦力を生じさせることができ、係る観点からも防滑特性を高めることが可能になる。
なお、隙間12は凹部や、凸部を有しない基準面とすることができる。
本実施形態の靴底は、既述の様に複数の突起部を有することができ、その配置する領域は特に限定されないが、図1に示すように、少なくとも防滑特性に大きな影響を与える前足部101に配置されていることが好ましい。ただし、後足部102にも、既述の突起部を配置することもできる。
なお、ここでいう前足部101とは、図1に示したように、土踏まず部103の中央部よりも前方の部分を指す。また、後足部102とは、図1に示したように土踏まず部103の中央部よりも後方の部分を指す。
また、本実施形態の靴底の面積に占める、既述の複数の突起部の面積の割合は10%以上であることが好ましく、15%以上であることがより好ましい。
これは、本実施形態の靴底に面積に占める、既述の複数の突起部の面積の割合を10%以上とすることで、靴底の接地面積を十分に低減することができ、防滑特性を特に高めることができるからである。
本実施形態の靴底の面積に占める、既述の複数の突起部の面積の割合は25%以下であることが好ましく、20%以下であることがより好ましい。
既述の様に、例えば突起部間に隙間等を形成することで、さらに防滑特性を高めたりすることができる。このため、本実施形態の靴底に面積に占める、既述の複数の突起部の面積の割合は25%以下であることが好ましい。
なお、突起部の面積とは、靴底の接地面をその垂直上方から見た場合に、突起部の側面と、基準面との境界線で囲まれた部分の面積を意味する。
本実施形態の靴底には、上記突起部以外にも任意の部材を設けることができる。
例えば、図1に示すように、靴底の前方側10Bに地面と対向する面が、三角形形状、及び楔形形状から選択された1種類以上の形状を有する前方側突起部13を有することができる。図1に示した靴底10では、前方側10Bに地面と対向する面の形が楔形形状の前方側突起部13を設けた例を示している。
前方側突起部の構成例について、図4(A)、図4(B)を用いて説明する。
例えば図4(A)に示した前方側突起部41は、地面と対向する対向面41Aが楔形、すなわちV字形形状を有する。なお、図4(A)では地面と対向する対向面41Aが傾斜面の例を示したが、係る形態に限定されず、例えば、地面と対向する対向面41Aを水平面とし、柱状形状とすることもできる。
前方側突起部は、上述のように地面と対向する面を三角形形状とすることもできる。
具体的には、例えば図4(B)に示した前方側突起部42のように、地面と対向する対向面42Aを三角形形状とすることができる。図4(B)では、前方側突起部42について、地面と対向する対向面42Aを水平面とした例を示したが、係る形態に限定されない。例えば、図4(A)の場合と同様に傾斜面とすることもできる。
なお、前方側突起部の配置は特に限定されないが、例えば図1に示したように、靴底の前方側10Bに配置することができる。そして、図4(A)に示したように前方側突起部41の地面と対向する面が楔形形状を有する場合、その先端部41Bが、靴底10の後方側10A(図1を参照)に向くように配置することが好ましい。
また、図4(B)に示したように、前方側突起部42の地面と対向する面が三角形形状を有する場合には、その1つの頂点42Bが後方側10A(図1を参照)に向くように配置することが好ましい。
このように配置することで、前方側10Bから後方側10Aに向かって加わる力に対しても防滑特性を高めることができ、好ましい。
本実施形態の靴底の材料は特に限定されず、例えばゴムや、TPU(熱可塑性ポリウレタン)から選択された1種類以上を用いることができる。
ゴムで靴底を形成した場合、例えば地面との間での摩擦力を高めることができ、TPUで靴底を形成した場合、例えば突起部を地面に対して食い込み易くすることができる。
このため、本実施形態の靴底は、例えばゴムで形成された層と、TPUで形成された層との2つの層を有することもできる。この場合、既述の突起部を、ゴムで形成された層と、TPUで形成された層とから選択された1以上の層に設け、2つの層を重ねて貼り合せることで、1つの靴底を形成することができる。
また、本実施形態の靴底はさらに任意の部材を有することもできる。例えば、ここまで説明した接地面と反対側の面にミッドソールや、クッション材、補強材等を有することもできる。
以上に説明した本実施形態の靴底によれば、接地面に第1凸部と、第1凸部よりも基準面からの高さが低い第2凸部とが一体となった突起部を複数個有しているため、接地面積を抑制することができる。このため、防滑特性に優れた靴底とすることができる。
[靴]
本実施形態の靴の一構成例について説明する。本実施形態の靴は、既述の靴底を有することができる。
本実施形態の靴(シューズ)は、既述の靴底と、装着者の足の甲側を覆うアッパー部とを有することができる。アッパー部については、公知の各種靴と同様に構成することができるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態の靴は、既述の防滑特性に優れた靴底を備えている。このため、本実施形態の靴についても防滑特性に優れた靴とすることができる。
本実施形態の靴の用途は特に限定されないが、防滑特性に優れていることが求められる各種用途、例えばスポーツ用靴等として好適に用いることができる。
10 靴底
10A 後方側
10B 前方側
10C 外側
10D 内側
11、20、30 突起部
20A 基準面
21、31 第1凸部
21A、31A 第1の面
22、32 第2凸部
22A、32A 第2の面
12 隙間

Claims (6)

  1. 接地面側に、基準面よりも突出した複数の突起部を有しており、
    前記突起部は、第1凸部と、前記第1凸部よりも前記基準面からの高さが低い第2凸部とが一体となった形状を有し、
    前記第1凸部は地面と対向する第1の面を、
    前記第2凸部は地面と対向する第2の面を、それぞれ有する靴底。
  2. 装着者の足の踵側である後方側に前記第1凸部が、装着者の足の爪先側である前方側に前記第2凸部が位置するように配置した前記突起部を有する請求項1に記載の靴底。
  3. 前記第2凸部の前記基準面からの高さは、前記第1凸部の前記基準面からの高さの50%以上80%以下である請求項1または請求項2に記載の靴底。
  4. 装着者の足の小指側である外側に前記第1凸部が、装着者の足の親指側である内側に前記第2凸部が位置するように配置した前記突起部を有する請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の靴底。
  5. 装着者の足の爪先側である前方側から、装着者の足の踵側である後方側に向かって一列に複数の前記突起部が配列されており、
    前記前方側から前記後方側に向かって一列に配列された前記突起部の間に隙間が設けられている請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の靴底。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の靴底を有する靴。
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