JP2019165702A - 歩行型根菜引抜機 - Google Patents

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Norihiro Yano
典弘 矢野
高木 真吾
Shingo Takagi
高木  真吾
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Abstract

【課題】本発明は、引抜搬送装置で茎葉を挟持して走行し、走行に伴って根部を持ち上げて圃場から引き抜き、茎葉の先端部を茎葉部切断装置で切り離して根部を圃場に落下放置する根菜類引抜機において、根部が長い大根などの作物が引き抜きの際に損傷しないようにすることを課題とする。【解決手段】駆動走行輪2aで走行する機体フレーム22上に根菜類の茎葉を挟持して引き抜く引抜搬送装置4と該引抜搬送装置4の下で引き抜いた根菜類の茎葉付根部に当接して根部の肩位置を揃える肩揃え装置40と肩揃え装置40の後部に茎葉を切る茎葉切断装置5を設けた歩行型根菜引抜機において、引抜搬送装置4の水平後送り速度と肩揃え装置40の後送り速度を機体フレーム22の走行速度に同期する送り制御手段45を設けた歩行型根菜引抜機とする。【選択図】図11

Description

本発明は、圃場に植生する根菜類を引き抜いて茎葉の先端を切除した状態で圃場へ放置する作業を行う歩行型根菜引抜機に関する。
歩行型根菜引抜機は、下記特許文献1に記載されている。
この歩行型根菜引抜機は、掘起し搬送装置で作物の茎葉部を挟持して機体の走行に伴って持ち上げて根部を圃場から引き抜き、根菜類の肩(へた)高さを揃えて茎葉部切断装置で茎葉の先端を切り落として根部を圃場に残す作業を行い、後作業で作業者が圃場の根菜を拾い集めて収穫出来する。
特許第6164417号公報
根菜類の大根は根部が地下に略垂直に長く伸びているので、引抜搬送装置で茎葉を挟持して走行に伴って上方へ引き抜く際に、斜めに引き抜くことがあると根部の周囲が傷ついたり根部が途中で折れたりすることになり、商品価値が低下する。
本発明は、引抜搬送装置で茎葉を挟持して走行し、走行に伴って根部を持ち上げて圃場から引き抜き、茎葉の先端部を茎葉部切断装置で切り離して根部を圃場に落下放置する根菜類引抜機において、根部が長い大根などの作物が引き抜きの際に損傷しないようにすることを課題とする。
上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。
請求項1の発明は、駆動走行輪2aで走行する機体フレーム22上に根菜類の茎葉を挟持して引き抜く引抜搬送装置4と該引抜搬送装置4の下で引き抜いた根菜類の茎葉付根部に当接して根部の肩位置を揃える肩揃え装置40と肩揃え装置40の後部に茎葉を切る茎葉切断装置5を設けた歩行型根菜引抜機において、引抜搬送装置4の水平後送り速度と肩揃え装置40の後送り速度を機体フレーム22の走行速度に同期する送り制御手段45を設けたことを特徴とする歩行型根菜引抜機とする。
請求項2の発明は、機体フレーム22の走行速度を検出する走行速度検出手段44の検出速度に基づいて、送り制御手段45で引抜搬送装置4の水平後送り速度と肩揃え装置40の後送り速度を機体フレーム22の走行速度に同期させたことを特徴とする請求項1に記載の歩行型根菜引抜機とする。
請求項3の発明は、送り調整手段46を設け、引抜搬送装置4の水平後送り速度と肩揃え装置40の後送り速度を機体フレーム22の走行速度より増速調整可能にしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の歩行型根菜引抜機とする。
請求項4の発明は、機体フレーム22の左右に配置する駆動走行輪2aを荷重分担に応じて片側車輪数を増加可能にしたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の歩行型根菜引抜機とする
請求項1の発明で、引抜搬送装置4と肩揃え装置40で挟持した作物の茎葉部の後方送り速度は送り制御手段45で機体フレーム22の前進走行速度に同期することで根菜類が相対的に前後することなく鉛直上方へ引き抜かれることになって、大根等の長い根部の側面に傷がついたり根部が折れたりすることが無く、商品価値を低下させない。
請求項2の発明で、請求項1の効果に加えて、圃場がぬかるんでいて走行速度が低下しても機体フレーム22の実走行速度を走行速度検出手段44で検出して送り制御手段45が引抜搬送装置4の水平後送り速度と肩揃え装置40の後送り速度を実走行速度に同期するので、根菜類が鉛直に引き抜かれる。
請求項3の発明で、請求項1または請求項2の効果に加えて、引抜搬送装置4と肩揃え装置40の作物茎葉部の挟持状態を見ながらしごきによる搬送遅れが生じると、抜搬送装置4の水平後送り速度と肩揃え装置40の後送り速度を機体フレーム22の走行速度より増速して鉛直引抜に修正できる。
請求項4の発明で、請求項1から請求項3のいずれか1項の効果に加えて、駆動走行輪2aに加わる分担荷重が多くて片側が沈み込む場合にはその側の駆動走行輪2aを増やして機体フレーム22の左右傾きを修正することで鉛直引抜を維持できる。
歩行型根菜引抜機の右側面図である。 歩行型根菜引抜機の平面図である。 歩行型根菜引抜機の正面図である。 肩揃え装置の平面図である。 調整ブラケットの一部拡大平面図である。 ベルト支持フレームの取付穴拡大平面図である。 前プーリの側面図である。 別実施例の前プーリの側面図である。 ソイラ取付部の拡大側面図である。 ソイラ取付部の拡大正面図である。 制御装置の制御ブロック図である。
(全体構成)
以下、本発明の実施形態を図面に示す実施例を参照しながら説明する。なお、実施例の説明においては、機体の前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向を前、後進方向を後というが、本発明の構成を限定するものでは無い。
本発明に係る実施形態として示す大根等根菜類収穫用の歩行型根菜引抜機1は、駆動走行輪2a,2aとゲージ輪35とによって機体フレーム22を圃場走行可能に構成する。
機体には、エンジン3aを一体に装着してエンジン動力を変速出力する動力伝動装置3、及び作業機器として圃場から大根等の作物の根部を半ばまで引抜く引抜搬送装置4と、この引抜搬送装置4の下方の肩揃え装置40と茎葉切断装置5と、切断先端茎葉を機体の右側方へ案内排出する排葉ガイド6等を装着し、引抜搬送装置4の前端部には、上下回動支持部7を介して左右の掻込装置8,8およびその前側の左右の引起装置9,9を上下回動可能に支持することにより、圃場面に広がる下葉をまとめて引抜搬送装置4に渡し、肩揃え装置40で作物の肩を一定高さに維持しながら引き抜いた作物の茎葉部の先端を茎葉切断装置5で切り落として圃場の引抜穴に根部を起立状態に放置する。後作業で、作業者が起立した根菜類の茎葉部を持って収穫するのである。
動力伝動装置3は、走行伝動ケース3bを介して車高調節可能に駆動走行輪2a,2aに伝動し、また、動力伝動装置3から引抜搬送装置4と茎葉切断装置5に伝動するとともに、引抜搬送装置4の左側方に中継伝動ケース10と入力軸11を設けてその前方の掻込装置8を介して左右の掻込装置8,8および左右の引起装置9,9を一括駆動することにより、伝動系の簡潔化を図っている。左側駆動走行輪2aは、トレッド変更ハンドル42の回動で伸縮する走行伝動軸43に設ける左側走行伝動ケース3bに支持され、畝溝の幅に合わせて左右に移動する。なお、図示では左右の走行伝動ケース3bにそれぞれ1個の駆動走行輪2aを装着しているが、機体フレーム22の右側が重量配分が大きくなるので、右側の走行伝動ケース3bに二個の駆動走行輪2aを装着して車輪沈み込みを少なくして機体フレーム22の左右傾きが生じないようにすると良い。畝に二条で植えた根菜類を往復で抜き取る作業を行う場合は、二個の右側駆動走行輪2aの内側駆動走行輪2aが畝の裾を通って、復路走行時に左右の駆動走行輪2aが同じ走行跡を通らず新たな圃場面を通るようにすることで、機体フレーム22の沈み込みを少なくできる。二個の右側駆動走行輪2aは輪間の隙間に泥が入らないように出来るだけ狭くすると良い。
ゲージ輪35は、機体フレーム22の右前部に後傾斜して設ける支持筒36に設け、機体フレーム22後部の高さ調整ハンドル38に連動した調整軸37の回転でゲージ輪35が上下して機体フレーム22の前部を昇降する。
(引抜搬送装置)
引抜搬送装置4は、左右の対向周回ベルト4a,4aを左右の周回支持フレーム4b,4bに軸支する複数のプーリに周回支持し、周回ベルト4a,4aの対向間に茎葉部を挟持して作物を所定高さまで引上げる挟持搬送機構を後ろ上がりに構成し、後端部に切断茎葉を機体の右側方に案内排出する排葉ガイド6を備え、その下方に肩揃え装置40、回転刃5bとタッピング部5cからなる茎葉切断装置5を設ける。回転刃5bは前後に設ける二個の直刃にしても良い。二個の直刃は搬送方向に対して傾斜して前後平行にしたり左右逆に傾斜したり左右交差させたりして、茎葉部の切残しが無いようにする。
引抜搬送装置4の終端部における切断茎葉の排出のために、エンジン3aの前側で動力伝動装置3の上方を排葉空間として確保し、また、茎葉切断装置5における滞留を防止するために、動力伝動装置3の直下にタッピング部5cの後端部を臨ませて構成する。
(肩揃え装置)
肩揃え装置40は、図4に示す如く、引抜搬送装置4の下側で左右にベルト支持フレーム15,15を機体フレーム22に取り付け、このベルト支持フレーム15,15のそれぞれ前後上側に挟みベルト18を巻き掛ける前後プーリ16,17を軸支し、挟みベルト18の周回内側を外側のテンションプーリ22と内側の二個のガイドプーリ20a,20bで張圧している。
二個のガイドプーリ20a,20bは、内外に調整可能な調整ブラケット19に軸支して、左右の挟みベルト18の外周面で通過間隔を形成している。調整ブラケット19は前後二か所を調整ブラケット19を貫通するボルト25でベルト支持フレーム15側の三個の取付穴23a,23b,23cのどれかに通して固定する。三個の取付穴23a,23b,23cは並び方向を左右方向に対して前後に傾けているので、ガイドプーリ20a,20bが横に押されてもボルト25が穴の円弧部に掛って移動しない。また、三個の取付穴23a,23b,23cは、一部が重なって開けられ、ボルト25を外すことなく調整ブラケット19を内外横方向に移動可能である。
また、図7の如く、挟みベルト18を巻き掛けた前プーリ17の下プーリ片17aの下面に外径が前プーリ17の外径より大きなゴムやスポンジ材の軟質円盤27を張り付け、根菜類の肩が直接下プーリ片17aに当たって損傷するのを防いでいる。なお、下プーリ片17aの外周縁に丸みを持たせたり丸い膨らみを持たせたり、図8の如く前プーリ16の下プーリ片16aの外周縁16asを先に向かって傾斜させることで根菜類の肩から遠ざけても良い。
なお、肩揃え装置40の地上高を大根の長さより低くすることで、引き抜いた大根を引抜穴に戻すと、後での拾い集めが楽になる。
(上下回動支持部)
上下回動支持部7は、図1に示すように、引抜搬送装置4の左右の周回支持フレーム4b,4bにその搬送域を跨いで連結補強部材7cを取付け、左右の掻込装置8,8の背面に取付けた左右の上下回動アーム8c,8cの後端を連結補強部材7cの左右の基部に軸支する。左右の上下回動アーム8c,8cは、引抜搬送装置4の全幅内で上下回動可能に構成すると共に、これら左右の上下回動アーム8c,8cを一体に連結する連結部材8dを茎葉部の搬送域を跨いで構成する。
また、連結補強部材7cの上部でハンドル7bの操作その他によって前後動作可能な、またはコンパクトな伸縮式構成の上下調節アクチュエータ7aを回動可能に支持し、この上下調節アクチュエータ7aを連結部材8dと連結して左右の掻込装置8,8の保持高さを調節可能に、引抜搬送装置4の搬送域の左側方に構成する。
上記構成の上下回動支持部7は、茎葉搬送域を跨ぐ連結部材8dによって左右の上下回動アーム8c,8cを一体連結することにより、茎葉搬送域を確保しつつ、引抜搬送装置4や掻込装置8,8の剛性確保によって耐久性の向上を図ることができる。また、上下調節アクチュエータ7aを引抜搬送装置4の搬送域の左側方に配置することにより、茎葉部の搬送域が確保されるので、茎葉部の挟み込みによる上下調節アクチュエータ7aの破損を防止することができる。
(スライド支持部)
上下調節アクチュエータ7aは、スライド支持部材7dによって前後移動可能に支持するとともに、左右の掻込装置8,8の下降限度を定める移動規制部材7eを連結補強部材7cに設ける。
このように上下調節アクチュエータ7aをスライド支持することにより、左右の引起装置9,9または左右の掻込装置8,8が圃場の凸部等によって押上げられると、スライド支持部材7dによって前後移動することから、押上げによる負荷が上下調節アクチュエータ7aに作用することが防止される。
また、スライド支持部材7dの移動規制部材7eにより、左右の掻込装置8,8の保持高さが下降限度内に規制されることから、圃場の凸部の通過後において、引起装置9,9や掻込装置8,8の過大な下降による破損を防止することができる。
(引起装置と掻込装置)
機体前端部の左右の引起装置9,9は、機体前方に突出して作物の茎葉部を引起す引起部材である複数のラグ9a,…を周回支持部9bによってそれぞれ周回可能に支持し、また、左右の引起装置9,9の後に続く左右の掻込装置8,8は、機体側方に突出して作物の茎葉部を掻込む掻込部材である複数のラグ8a,…を周回支持部8bによってそれぞれ周回可能に支持する。
左右の引起装置9,9と左右の掻込装置8,8は、異なる長さのラグを備え、引起装置9には、分草性の向上と掻込装置8に近接して引継ぎのために、短くて腰の強いタイプで前後長を短く形成し、掻込装置8には、作物に触れても傷を付けないように長く腰の弱いラグを用いる。左右の引起装置9,9それぞれの周回支持部9bの内面壁は、途切れることなく延ばして左右それぞれ掻込装置8,8と連結する。
左右の引起装置9,9および左右の掻込装置8,8の伝動は、左右それぞれの側について前後伝動ケース12を設けて前後に伝動連結し、また、左右の引起装置9,9の上部を互いに伝動連結する引起連結ケース13を設けて左右一体に連結構成して左右の掻込装置8,8と左右の引起装置9,9とを一体に構成する。
また、左右の掻込装置8,8の一方の背面側に、引抜搬送装置4の片側方の中継伝動ケース10から上下位置可変に伝動する入力軸11を介して伝動し、この入力軸11を介して左右の掻込装置8,8および左右の引起装置9,9に一括伝動する。
上記構成の伝動系により、左右一側の掻込装置8及び引起装置9から機体前端部の引起連結ケース13を経由して左右他側の掻込装置8及び引起装置9に至る簡潔な伝動構成によって茎葉部の引起しと掻込みができるので、部品点数の削減による軽量化およびメンテナンス性が向上する。
また、引抜搬送装置4の片側方の中継伝動ケース10から入力軸11が機体側方に突出することなく同側配置の掻込装置8の背面側に上下位置可変に伝動することができるので、機体の左右幅のコンパクト化が可能となる。また、右側の掻込装置8の後面部にゲージ輪35を隠すように配置することにより、機体幅を低減することができる。
左右の引起装置9,9は、上部間を引起連結ケース13によって互いに伝動連結することにより、左右の引起装置9,9が茎葉部を引起しつつ、その高さの範囲内で茎葉通過域が確保され、掻込装置8が茎葉部を左右から掻込んで引抜搬送装置4に至ることから、確実な引抜きによって効率よく引抜き走行することができる。
なお、左右の引起装置9,9を昇降するハンドルを機体フレーム22後部の操縦操作部の近傍でゲージ輪35の高さ調整ハンドル38より前に設けて、操縦しながら左右の引起装置9,9の高さを変更できるようにすると良い。
中継伝動ケース10および上下調節アクチュエータ7aは、排葉ガイド6の排出方向の逆側に配置することにより、排出された茎葉部が風等によって飛び散っても引っ掛かりにくくなるので、茎葉部の除去作業が低減されて作業能率を向上することができる。また、中継伝動ケース10は、チェーンケースのスプロケット交換によって引起しの速度変更が可能となり、また、外側に動力の出力軸を設けることにより、PTOとして使用することができ、外装カバーは切欠きを形成することにより、着脱性を確保することができる。
また、左右の掻込装置8,8と左右の引起装置9,9を左右それぞれの側で伝動連結する左右の前後伝動ケース12,12は、左右の掻込部材8a,8aの外側端間W1の範囲内に構成するとともに、左右の掻込装置8,8の機体左右方向の突出量を抑えることによって機体幅を抑えることができるので、収穫中の作物条に隣接する作物との接触を防止することができるので、接触の傷による作物の商品価値の低下を防止することができる。
また、左右の前後伝動ケース12,12に内設の伝動軸は、左右の引起装置9,9の伝動軸に差込式に構成することにより、メンテナンス性を確保することができる。
左右の掻込装置8,8は、左右の引起装置9,9の内側端間W2を避けて左右の掻込部材8a,8aの周回支持部8b,8bを配置することにより、作物が掻込装置8,8に接触することがないので、接触の傷による作物の商品価値の低下を防止することができる。
また、左右の掻込部材8a,8aを左右に離間することにより、左右の掻込部材8a,8aによる作物の挟み込みを防止できるので、挟み込みの傷による作物の商品価値の低下を防止することができる。
なお、掻込装置8と引起装置9をスクリューネジと電動モータで昇降させる構成にすると、操縦操作部の作業者がスイッチを操作することで、掻込装置8と引起装置9の高さ調整が容易になる。
(ソイラ)
引抜搬送装置4の先端右側には、機体フレーム22から圃場面に突き刺して走行に伴って根菜類の根近くを解して引き抜き易くするソイラ30を設けている。
ソイラ取付ブラケット31は直刃状のソイラ30を下から差し込むソイラ取付部31aを有し、機体フレーム22の水平下面22aにボルト41で取り付け、さらに機体フレーム22の垂直側面22bにボルト42に取り付けて、ソイラ30に加わる圃場からの反力を機体フレーム22の水平下面22aと垂直側面22bで受けるようにしている。ソイラ取付部31aは上下に複数の取付穴34a,34b,34cとバネ33で差し込み付勢するロックピン32を設け、ソイラ30の土中差し込み深さを変更出来、ソイラ30を使用しない場合には後方からソイラ取付部31aに差し込んで水平に保持できるようにしている。また、ソイラ取付ブラケット31の側面は後方に傾斜して、側面視でソイラ30の一部が見えて収納されていることを確認出来るようにしている。
図11は、前記歩行型根菜引抜機1に設ける制御装置45の制御ブロック図で、GPS装置44等の機体フレーム22の走行速度を検出する走行速度検出手段から実走行速度が制御装置45に入力し、送り調整ダイヤル46から実走行速度より速くしたり遅くする調整値が入力し、引抜搬送装置4を駆動する引抜搬送モータ47と肩揃え装置40を駆動する肩揃えモータ48に搬送速度制御信号が制御装置45から出力する。
通常の掘り取り作業では、引抜搬送装置4の水平後送り速度と肩揃え装置40の後送り速度を機体フレーム22の実前進走行速度を同速とすることで、根菜類が鉛直に引き抜かれて大根等の長い根部が無理なく引き抜かれるようにする。
しかし、引抜搬送装置4での茎葉部挟持にしごきによる搬送遅れが生じる場合には、送り調整ダイヤル46で抜搬送装置4の水平後送り速度と肩揃え装置40の後送り速度を機体フレーム22の走行速度より増速するように設定すると、根菜類が鉛直に引き抜かれるように出来る。
なお、引抜搬送装置4と肩揃え装置40の変速ギヤ機構を動力伝動装置3のミッションケース内に設けることも可能である。
1 歩行型根菜引抜機
2a 駆動走行輪
4 引抜搬送装置
5 茎葉切断装置
22 機体フレーム
40 肩揃え装置
44 走行速度検出手段(GPS装置)
45 送り制御手段(制御装置)
46 送り調整手段(送り調整ダイヤル)

Claims (4)

  1. 駆動走行輪(2a)で走行する機体フレーム(22)上に根菜類の茎葉を挟持して引き抜く引抜搬送装置(4)と該引抜搬送装置(4)の下で引き抜いた根菜類の茎葉付根部に当接して根部の肩位置を揃える肩揃え装置(40)と前記肩揃え装置(40)の後部に茎葉を切る茎葉切断装置(5)を設けた歩行型根菜引抜機において、前記引抜搬送装置(4)の水平後送り速度と前記肩揃え装置(40)の後送り速度を前記機体フレーム(22)の走行速度に同期する送り制御手段(45)を設けたことを特徴とする歩行型根菜引抜機。
  2. 前記機体フレーム(22)の走行速度を検出する走行速度検出手段(44)の検出速度に基づいて、前記送り制御手段(45)で前記引抜搬送装置(4)の水平後送り速度と前記肩揃え装置(40)の後送り速度を前記機体フレーム(22)の走行速度に同期させたことを特徴とする請求項1に記載の歩行型根菜引抜機。
  3. 送り調整手段(46)を設け、前記引抜搬送装置(4)の水平後送り速度と前記肩揃え装置(40)の後送り速度を前記機体フレーム(22)の走行速度より増速調整可能にしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の歩行型根菜引抜機。
  4. 前記機体フレーム(22)の左右に配置する前記駆動走行輪(2a)を荷重分担に応じて片側車輪数を増加可能にしたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の歩行型根菜引抜機。
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