JP2019164546A - 情報伝達装置 - Google Patents

情報伝達装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019164546A
JP2019164546A JP2018051716A JP2018051716A JP2019164546A JP 2019164546 A JP2019164546 A JP 2019164546A JP 2018051716 A JP2018051716 A JP 2018051716A JP 2018051716 A JP2018051716 A JP 2018051716A JP 2019164546 A JP2019164546 A JP 2019164546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
facility
unit
color pattern
light emitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018051716A
Other languages
English (en)
Inventor
崇 森畑
Takashi Morihata
崇 森畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP2018051716A priority Critical patent/JP2019164546A/ja
Publication of JP2019164546A publication Critical patent/JP2019164546A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

【課題】電波通信が困難な空間において、確実に情報伝達することができる情報伝達装置を提供する。【解決手段】工場等の特定の施設12の天井部12Bに撮像部18を配置し、施設12内に設置された複数の設備機器14のそれぞれに発光部16を有する送信部10Bを取り付ける。発光部16からは、各設備機器14から送出するべき機器情報を色パターンに変換し、発光部16から発光する。発光した光が光軸が撮像部18に向けられていなくても、発光点を撮像することで、色パターンを撮像することができる。撮像した画像から色パターンを抽出し、識別情報及び機器情報を復元(復号)すると共に、発光部の座標位置を特定する。特定した設備機器の種類、位置、機器情報を合成して設備機器を一括管理するメインコントローラへ出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、色パターンを用いて情報を伝達する情報伝達装置に関するものである。
特許文献には、視覚的に通信状態を把握でき、また、情報とその情報が発信されている位置情報を関連付けることを目的として、最小の構成単位が、可視光範囲の複数色を表示し、時間軸に沿って表示色を変化させるコードから構成される2次元マトリックスコードと、デジタルデータをマトリックスコードの一定時間の色パターンデータに変換する変換コードとを用いる無線通信システムが記載されている。
特許文献2には、光タグが認識できなくなった場合でも、高精度で被写体を追尾することを目的として、発光ユニットが発光する任意の情報を含む可視光を撮像手段で受光し、当該可視光に含まれる情報を取得する撮像装置であって、可視光通信に先立って、第1の識別情報と前記第1の識別情報に関連付いた前記第1の識別情報とは異なる第2の識別情報が記録されている記録手段を備え、前記第1の識別情報は、前記可視光に含まれている前記発光ユニット自体を示す情報であり、前記第2の識別情報は、前記可視光通信とは異なる画像認識のための情報であることを特徴とする撮像装置が記載されている。
特開2006−92107号公報 特開2017−112504号公報
従来技術(特に、特許文献1)では、カラーマトリックスコードを発光源として適用しており、厳密には色の配置パターンが情報となっており、撮像部での撮像解像度によっては解読できない場合がある。
特許文献1の段落番号0034に二次元バーコードより遠い距離で読み取ることが可能である旨が記載されているが、比較対象が二次元バーコードであり、実際には、比較的に近距離での送受信が主体であり、広い空間(工場や病院等)での適用の示唆はない。
また、特許文献1の段落番号0036には、画像中に複数のマトリックスコードが存在してもそれぞれの画像中の位置を判定し表示することが容易である旨が記載されているが、発明の詳細な説明全体の構成から推測すると、同時に撮像した画像(静止画像)の中に存在する複数の位置を判定するものであり、送受信側で同期をとる必要がある。
なお、参考として、特許文献2には、ユーザーの手首等に装着される発光タグから発光する色パターンを含む可視光を撮像装置20において受光することが記載されており、撮像画像が動画であることが言及されている。
しかし、複数の色パターンを同時に解析する旨の記載はない。
本発明は、電波通信が困難な空間において、確実に情報伝達することができる情報伝達装置を得ることが目的である。
本発明は、特定の領域に存在する複数の制御対象の各々に取り付けられ、複数の制御対象の各々から得た元情報を、色パターン画像に変換して発信する複数の発信手段と、前記特定の領域を撮像する撮像手段と、前記撮像手段で撮像された前記特定の領域の画像を基準とした、前記色パターン画像の座標情報から、前記複数の制御対象の各々の位置を特定する特定手段と、前記撮像手段で撮像された色パターン画像を前記元情報に復元する復元手段と、前記特定手段で特定された制御対象の位置を示す位置情報と、前記復元手段で復元された元情報とを関連付けて出力する出力手段と、を有している。
本発明において、前記制御対象が、前記特定の領域を移動可能な場合は、前記元情報に、当該元情報を得た制御対象の種類を識別する識別情報を付加し、予め記憶した制御対象の種類と識別情報とを関連付けたテーブルと、前記復元手段で復元された識別情報とに基づいて、前記特定手段で位置が特定された制御対象の種類を判別することを特徴としている。
本発明において、前記制御対象が、前記特定の領域に固定配置されている場合は、予め記憶した制御対象の種類と座標情報とを関連付けたテーブルと、前記特定手段で特定された座標情報とに基づいて、前記特定手段で位置が特定された制御対象の種類を判別することを特徴としている。
本発明において、前記撮像手段が、前記制御対象に取り付けられた複数の発信手段の各々との間に障害物が存在しない位置に配置されることを特徴としている。
本発明において、前記撮像手段が、前記制御対象に取り付けられた複数の発信手段の各々との間に障害物が存在する場合は、前記障害物を迂回して前記撮像手段に元情報を案内することを特徴としている。
本発明において、前記色パターン画像が、色の三要素である色相、明度、及び彩度の少なくとも1つを異ならせた複数種類の色情報を、一定の周期で時系列に発光する光信号であることを特徴としている。
本発明によれば、遠隔の複数の制御対象である情報源からの元情報が盛り込まれた色パターン画像を一括で撮像して、色パターン画像を解析することで、それぞれの元情報を得ることができる。また、送受信側の相互の連携(同期)がなくても、撮像した画像の座標に基づき、制御対象の位置や種類を特定することができる。
以上説明した如く本発明では、電波通信が困難な空間において、確実に情報伝達することができる。
本実施の形態に係る情報伝達装置を用いて、特定の施設に設置された設備機器から、色パターンを用いて情報を得るための概略図である。 本実施の形態に係る情報伝達装置を構成する、制御装置と送信部との間で実行される色パターンの送受信を実行するための機能ブロック図である。 情報伝達装置の送信部における、発光制御ルーチンを示すフローチャートである。 情報伝達装置の制御装置における、機器情報管理制御ルーチンを示すフローチャートである。 (A)は、送信部の発光部から発光される色パターンの一例、(B)は制御装置の撮像部で撮像した画像をx−y座標テーブルに配置した一例、(C)は図4のステップ122で生成する識別機器の種類、位置、及び機器情報の合成例である。
図1は、本実施の形態に係る情報伝達装置10が適用された施設12の全体構成を示す正面図である。
情報伝達装置10は、制御装置10A及び制御装置10Aへ情報を送信する送信部10Bを備える。
施設12は、例えば、ビルや工場に設けられた空間であり、基本的に床部12A、天井部12B、並びに四方の縦壁部12Cによって、矩形状の特定の領域が形成されている。なお、特定の領域の形状は、矩形状に限定されるものでなはなく、ビルや工場の設計に依存するものであり、特に形状が限定されるものではない。
床部12Bには、施設12に必要な制御対象としての複数の設備機器14が配置されている。設備機器14は、本実施の形態に係る情報伝達装置10の情報源となる。すなわち、設備機器14は、情報伝達装置10の一部を構成する発信手段としての送信部10Bを備えている。
送信部10Bは、設備機器14に関する情報を、情報伝達装置10の制御装置10Aへ送信する。送信部10Bから制御装置10Aへの送信機能についての詳細は、後述するが、この送信部10Bからの情報の送信により、情報伝達装置10には、複数の設備機器14に関する情報が集約される。
ところで、施設12において、情報伝達装置10と各設備機器14との間で情報を伝達する手段として有線による配線が困難な場合がある。
配線が困難な場合の要因としては、配線設備の空間確保及び配線設備の部品量の増大が挙げられる。また、施設12に点在する複数の設備機器14に取り付けられた送信機能と、情報伝達装置10の制御装置10Aとを、有線で接続するときの、所謂取り回しによっては、施設の外観を損ねたり、関係者の移動空間の妨げとなったりする場合がある。さらに、既存の施設の完成後の有線の配線工事は、施設自体の工事中の配線工事よりも作業性が低下する。
一方、有線に代えて、施設12に点在する複数の設備機器14に取り付けられた送信機能から、情報伝達装置10の制御装置10Aとの間を、無線により情報伝達することが考えられる。
しかし、無線による情報伝達の場合、施設12によっては利用できる電波の周波数や、出力強度に制限があり、確実に情報伝達できない場合がある。
そこで、本実施の形態では、施設12に点在する複数の設備機器14に取り付けられた送信部10Bと、情報伝達装置10の制御装置10Aとの間に光路を確保して、周波数や出力強度が制限されることが少ない光線(赤外線や可視光線等)の発光パターンを用いて情報を伝達する構成を構築した。
図2に示される如く、各設備機器14には、送信部10Bの出力端デバイスとして、それぞれの異なる色パターンで発光する発光部16が取り付けられている。
発光部16から発光する光は、指向性が広い拡散光(例えば、発光部16から90°前後に拡散して発光)であり、光軸は、施設12の天井部12Bに向けられている。このため、全ての発光部16からの光が、情報伝達装置10の制御装置10Aに到達可能となっている。
本実施の形態の設備機器14は、それぞれ予め定められたプログラム等に従い動作する。それぞれの設備機器14の動作に関する情報(機器情報という)は、送信部10Bを介して情報伝達装置10の制御装置10Aへ送信された後、複数の設備機器14を一括制御するメインコントローラ(図示省略)へ送出されることで、各設備機器14の動作を連携させ、かつ、フィードバック制御するための重要なファクタとして適用される。
本実施の形態において、送信部10Bの発光部16が発光する色パターンは、制御装置10Aの撮像装置18によって撮像されるようになっている。撮像装置18では、その光軸が施設12の床部12Aを撮像するように向けられており、同時に複数の設備機器14が撮像可能である。発光した色パターンは、光軸が撮像部18に向けられていなくても、発光点を撮像することで、色パターンを時系列で撮像することができる。なお、撮像装置18は天井部12Aに取り付けているが、監視対象の全ての設備機器14が撮像可能であれば、縦壁部12Cであってもよい。
撮像装置18での撮像画像は、床部12Aの平面画像(二次元画像)であり、各位置をx−y軸の座標として表現可能である。
このとき、設備機器14に取り付けられた送信部10Bの発光部16が、それぞれの色パターンで発光していると、色パターンに変換された情報を受信可能であると共に、それぞれの発光点が、それぞれの設備機器14の位置座標点となる。
図2は、本実施の形態に係る情報伝達装置10を機能別に分類したブロック図である。なお、各ブロックは、情報伝達装置10のハード構成を限定するものではない。
情報伝達装置10は、施設12の天井部12B(図1参照)に取り付けられた制御装置10Aと、複数の設備機器14(図1参照)に取り付けられた複数の送信部10Bとを備える。なお、複数の送信部10Bが同一構成であるため、図2では、1つの送信部10Bの構成を説明し、その他の送信部10Bの構成の説明は省略する。
送信部10Bは、機器情報取得部20を備えている。機器情報取得部20は、設備機器14の図示しない機器コントローラから機器情報を取得する。
機器情報は、設備機器14の動作に関する情報である。例えば、工業製品の生産のための設備機器14であれば、各種センサやデバイスの動作状態を含む生産時の履歴情報が主体となる。また、医療関係の設備機器14であれば、当該設備機器14自体の履歴情報に加え、被検査者の検査結果情報が含まれる場合がある。すなわち、機器情報は、複数の設備機器14から一括に集約し、管理する必要のある情報の全てを含む。
機器情報取得部20は、情報変換部22に接続されている。情報変換部22では、機器情報取得部20で取得した機器情報を、予め定めた色パターンに変換する。
色パターンの一例としては、機器情報をパルス信号に変換して、時系列で機器情報を出力するのが一般的である。例えば、複数色を一定周期で色を複数回変化させた一連の色信号を1データとする。
なお、色の種類は、三原色に限定されず、制御装置10A側で判別可能であれば、他の周波数の可視光線(例えば、波長360nm〜400nm)や、可視光線の周波数から逸脱した赤外線や紫外線等の不可視光線であってもよい。
また、1つの色の発光周期(前記一定周期)や、1データの色の変換数も限定されるものではない。
さらに、色パターンによる信号は、バーコードやQRコード(登録商標)のように静止画として機器情報を出力するようにしてもよい。また、動画と静止画とを混在させてもよい。
情報変換部22は、発光ドライバ24に接続されている。発光ドライバ24は、情報変換部22で変換した色パターンによる信号に基づき、発光部16を制御して色パターンを発光する。
ここで、設備機器14が、施設12内で固定配置されていれば、撮像部18で撮像した画像の座標位置で設備機器14を特定することが可能である。
しかし、設備機器14が移動可能であると、受信した色パターンによる機器情報の発信元が特定できない。
そこで、本実施の形態では、n個の色パターンの内、特定の周期分の色パターンで、送信部10Bが取り付けられる設備機器14を識別する識別情報と位置付けている。色パターンを受信する制御装置10Aでは、この識別情報によって設備機器14を識別する。
制御装置10Aは、撮像部18を備えている。撮像部18は、施設12の床部12Aを撮像領域としており、点在する設備機器14に取り付けられた全ての送信部10Bの発光部16からの色パターンによる信号を撮像する。
撮像部18は、画像情報取込部28に接続され、撮像した画像情報(色パターンによる信号を含む)を送出する。
画像情報取込部28は、取り込んだ画像情報を情報復元部30及び発光部位置座標特定部32へ送出する。
情報復元部30では、色パターンによる信号から、機器情報及び識別情報を復元し、機器情報は合成部34へ送出し、識別情報は照合部36へ送出する。
また、発光部位置座標特定部32では、撮像された画像に基づき、複数の機器情報の発光位置、すなわち、設備機器14の位置座標を特定し、照合部36へ送出する。
照合部36は、識別情報−設備機器種テーブル記憶部38が接続されている。
照合部36では、情報復元部30から識別情報を受け取ると、識別情報−設備機器種テーブル記憶部38から読み出した識別情報−設備機器種テーブルに基づいて、座標位置が特定された設備機器14の種類を照合し、合成部34へ送出する。
なお、上記は設備機器14が床部12Aを移動可能であること前提として、元情報に識別情報を付加しているが、設備機器14が固定配置である場合は、例えば、識別情報−設備機器種テーブルに代えて、位置情報−設備機器種テーブルを記憶しておくことで、設備機器14の位置情報(座標情報)から当該設備機器14の種類を判別することができる。
移動可能な設備機器14、及び固定配置された設備機器14が混在する場合は、識別情報−設備機器種テーブル、及び位置情報−設備機器種テーブルの両方を記憶しておけばよい。
合成部34では、照合部36から受けた設備機器(種類と位置)と、情報復元部30から受けた識別情報とが合成され、出力部40を介して、複数の設備機器14を一括管理するメインコントローラ(図示省略)へ送出する。
以下に、本実施の形態の作用を、図3及び図4のフローチャートに従い説明する。
図3は、本実施の形態の情報伝達装置10の送信部10Bにおける、機器情報を色パターンで伝達するための発光制御ルーチンを示すフローチャートである。
ステップ100では、設備機器14に取り付けられた送信部10Bの機器情報取得部20(図2参照)が、設備機器制御系から機器情報を取得したか否かを判断し、肯定判定されると、ステップ102へ移行して、機器情報と、当該設備機器14を識別する識別情報とを予め定めた色パターンに変換する。
次のステップ104では、図2に示す発光ドライバ24が発光部16を制御して、変換した色パターンでの発光を開始する。本実施の形態では、三原色(RGB)を一定周期で色変化させ、所定周期分の数nの色信号を1データとしている。発光部16では、少なくとも1データ分の色パターンを発光する。
次のステップ106では、色パターンによる、少なくとも1データ分の色パターンによる信号の送信が終了したか否かを判断し、肯定判定されると、ステップ108へ移行して発光を終了し、このルーチンは終了する。
なお、色パターンによる信号は、1データ分に限定されず、繰り返し送信を継続してもよい。例えば、常時、色パターンによる信号を送信し続け、機器情報に変化があった時点で色パターンの変換処理を実行してもよい。
図4は、本実施の形態の情報伝達装置10の制御装置10Aにおける、機器情報管理制御ルーチンを示すフローチャートである。
ステップ110では、撮像部18(図2参照)から撮像画像を取り込み、次いで、ステップ112へ移行して、撮像した画像から、送信部10Bの発光部16から発光している色パターンを抽出する。
次のステップ114では、送信部10B(発光部16)の座標から設備機器14の位置を特定し、ステップ116へ移行する。
ステップ116では、抽出した色パターンから、機器情報、識別情報を復元し、ステップ118へ移行する。
ステップ118では、復元した識別情報に基づき、識別情報−設備機器種テーブルを用いて、設備機器14の種類を特定する。
次のステップ120では、ステップ114で特定した設備機器14の位置と、ステップ118で特定した設備機器14の種類とを照合し、ステップ122へ移行する。この照合により、例えば、施設12内を移動している設備機器14の現在位置での種類が判別可能となる。
ステップ122では、設備機器14の種類、位置、及び機器情報を合成し、次いで、ステップ124へ移行して、設備機器14を一括管理するメインコントローラ(図示省略)へ合成情報を出力し、このルーチンは終了する。
本実施の形態によれば、施設12に点在している設備機器14からの機器情報を集約する場合に、三原色の色パターンによる信号を用いた光学信号伝達系を用いることで、物理的な信号線の敷設による有線信号伝達系や、周波数や強度が制限される無線信号伝達系が適用できない場合、或いは、適用が困難場合の有用な信号伝達系を構築することができる。
また、色パターンによる信号は、相互に干渉し合うことがなく、複数の設備機器14から同時に出力されても、確実に制御装置10Aの撮像部18で受信することができる。
さらに、撮像部18で撮像した二次元画像により、各設備機器14に取り付けられた送信部10Bの発光部16から発光される位置座標を特定することができる。
また、本実施の形態では、色パターンによる信号の一部に、設備機器14の種類を識別するための識別情報を付加しているため、仮に、設備機器14が施設12内を移動したとしても、複数の設備機器14からの機器情報を混信することなく、受信することができる。
図5(A)は、送信部10Bの発光部16から発光される色パターンの一例である。1周期毎に異なる色を発光し、1データ分の周期を送信する。この1データ分の各色の組み合わせ(色パターン)が設備機器14の識別情報と機器情報のコード情報となる。
図5(B)は、制御装置10Aの撮像部18で撮像した画像(図5(B)の点線が撮像画角)をx−y座標テーブルに配置した一例である。
このx−y座標テーブルに発光部16からの光の位置をプロットすることで、発光部16(設備機器14)の位置(x,y)を特定することができる。また、それぞれの発光部16から発光する色パターンの一部により識別情報(ID)を特定することができる.
図5(C)は、図4のステップ122で生成する、設備機器14の種類、位置、及び機器情報の合成例である。図5(C)では、設備機器14毎にファイル化して管理しており、時系列(取得時刻毎)の機器情報内容を羅列すると共に、それぞれの機器情報の重要度を判別している。重要度の判別には、例えば、AI等の人工知能を用いることで、情報の重要性を判断した上で、設備機器14を一括管理するメインコントローラへ送信することができる。
なお、本実施の形態において、設備機器14に取り付けられた送信部10Bの発光部16が、撮像部18によって必ず撮像可能となるように配置しているが、発光部16と撮像部18とを結ぶ直線上に光路を遮る障害物が存在した場合には、反射鏡やプリズム等、光を偏向可能な光偏向部材を介在させ、発光部16から発する光(色パターン)を撮像装置18へ案内するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、色パターンを発光部16から発光する光の色によって生成したが、紙媒体等に色パターン(バーコード、QRコード(登録商標)等)を画像形成(プリント)して、撮像部18で撮像する構成であってもよい。また、色は、色相に限らず、明度や彩度によって異なる色パターンを形成してもよい。
さらに、本実施の形態では、撮像部18で撮像した画像の中から、全ての発光部16から発光する色パターンを抽出するようにしたが、グループ別に適用する色を変えて、撮像した画像にフィルタ等をかけることで、特定のグループのみの色パターンを選択するようにしてもよい。
以下に、本実施の形態の情報伝達装置10が適用可能な施設の具体例を示す。
(施設12の具体例1)
施設12が生産施設である。
生産施設(工場等)では、設備機器14が、製品を製造する各工程の製造機器に相当する。
すなわち、生産施設では、情報伝達装置10の制御装置10Aが、製造機器に設けられた送信機能から、それぞれの工程で生じる事象情報(工程監視情報、異常情報等)を受けて、製品の製造に関する進捗情報を一括管理する。生産施設は、工場に限らず、建築現場、酪農倉庫等を含む。
(施設12の具体例2)
施設12が健康管理施設である。
健康管理施設では、設備機器14が、患者を診断する診断装置や、患者の健康状態を監視する監視装置に相当する。
すなわち、健康管理施設では、情報伝達装置10の制御装置10Aが、それぞれの診断装置及び監視装置に設けられた送信機器から、当該患者の診断装置による診断情報、及び監視装置で監視している監視情報を受けて、当該病院における患者の診療に関する進捗状況を一括管理する。
なお、健康管理施設は、病院に限らず、一般のオフィスビルで働く従業員に、脈拍や血圧等を計測する計測機器(設備機器14)を装着し、計測機器からの情報を制御装置10Aを介して、診断装置や監視装置を一括管理するメインコントローラに集約して、従業員の健康管理する特別施設等、他の健康管理施設を含む。
なお、施設12の具体例は、上記具体例1(生産施設)及び具体例2(健康管理施設)に限定されるものではなく、情報を取得する必要のある複数の設備機器14が配置された空間(公共施設、商業施設、一般住宅、仮設のイベント会場等)であれば、本実施の形態の施設12に該当する。
例えば、イベント会場において、色パターンを形成する色を年齢層でグループ分けして、年齢層毎の移動軌跡等の統計をとる共に、元情報として、購入した品物の情報を得るようにしてもよい。
10 情報伝達装置
10A 制御装置
10B 送信部(発信手段)
12 施設
12A 床部
12B 天井部
12C 縦壁部
14 設備機器
16 発光部(発信手段)
18 撮像部(撮像手段)
20 機器情報取得部
22 情報変換部
24 発光ドライバ
28 画像情報取込部
30 情報復元部
32 発光部位置座標特定部(特定手段)
34 合成部(出力手段)
36 照合部
38 識別情報−設備機器種テーブル記憶部
40 出力部(出力手段)

Claims (6)

  1. 特定の領域に存在する複数の制御対象の各々に取り付けられ、複数の制御対象の各々から得た元情報を、色パターン画像に変換して発信する複数の発信手段と、
    前記特定の領域を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段で撮像された前記特定の領域の画像を基準とした、前記色パターン画像の座標情報から、前記複数の制御対象の各々の位置を特定する特定手段と、
    前記撮像手段で撮像された色パターン画像を前記元情報に復元する復元手段と、
    前記特定手段で特定された制御対象の位置を示す位置情報と、前記復元手段で復元された元情報とを関連付けて出力する出力手段と、
    を有する情報伝達装置。
  2. 前記制御対象が、前記特定の領域を移動可能な場合は、前記元情報に、当該元情報を得た制御対象の種類を識別する識別情報を付加し、予め記憶した制御対象の種類と識別情報とを関連付けたテーブルと、前記復元手段で復元された識別情報とに基づいて、前記特定手段で位置が特定された制御対象の種類を判別することを特徴とする請求項1記載の情報伝達装置。
  3. 前記制御対象が、前記特定の領域に固定配置されている場合は、予め記憶した制御対象の種類と座標情報とを関連付けたテーブルと、前記特定手段で特定された座標情報とに基づいて、前記特定手段で位置が特定された制御対象の種類を判別することを特徴とする請求項1記載の情報伝達装置。
  4. 前記撮像手段が、前記制御対象に取り付けられた複数の発信手段の各々との間に障害物が存在しない位置に配置されることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項記載の情報伝達装置。
  5. 前記撮像手段が、前記制御対象に取り付けられた複数の発信手段の各々との間に障害物が存在する場合は、前記障害物を迂回して前記撮像手段に元情報を案内することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項記載の情報伝達装置。
  6. 前記色パターン画像が、色の三要素である色相、明度、及び彩度の少なくとも1つを異ならせた複数種類の色情報を、一定の周期で時系列に発光する光信号であることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項記載の情報伝達装置。
JP2018051716A 2018-03-19 2018-03-19 情報伝達装置 Pending JP2019164546A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018051716A JP2019164546A (ja) 2018-03-19 2018-03-19 情報伝達装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018051716A JP2019164546A (ja) 2018-03-19 2018-03-19 情報伝達装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019164546A true JP2019164546A (ja) 2019-09-26

Family

ID=68064545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018051716A Pending JP2019164546A (ja) 2018-03-19 2018-03-19 情報伝達装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019164546A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2429880C (en) Collaborative pointing devices
CN109891342B (zh) 在金属加工工业中基于室内人员定位的制造控制
JP7234214B2 (ja) 屋内位置特定システムの移動可能ユニットへの加工片の割り当て支援方法
US10757307B2 (en) Lighting devices configurable for generating a visual signature
JP7179833B2 (ja) 屋内位置特定システムの移動可能ユニットの移動可能ユニットデータセットに対する処理計画の画像の支援を受けた割り当て方法
CN1861000B (zh) 医疗检查或治疗设备、尤其是x射线或ct设备
EP3414746B1 (en) People sensing system.
JP2013538660A (ja) 無線検出器と画像形成装置との関連付け
CN105359516A (zh) 视觉命令处理
CN1666218A (zh) 用于在跟踪环境中选择性地监视活动的方法和系统
JP2007122528A (ja) ノード管理システム及びノード管理プログラム
JP2019537786A (ja) 金属処理産業における製造工程の内部位置特定に基づく制御
TWM510514U (zh) 區域監控告警系統
JP2019164546A (ja) 情報伝達装置
JP2014139745A (ja) 機器管理システム、機器管理装置、機器管理方法及びプログラム
JP5723014B2 (ja) センサ端末
WO2002023122A1 (fr) Systeme de detection de la position d'un corps mobile
KR102567872B1 (ko) 병원에서 환자들에 대한 모니터링 및 의료 자원 관리를 수행하기 위한 로봇 및 그 동작 방법
JP4137910B2 (ja) 測位装置、識別情報発信装置、受信装置、測位システム、測位方法及びコンピュータプログラム並びに記録媒体
JP2014160315A (ja) 読取情報照合システム
JP4417877B2 (ja) 光送受信装置制御システム
DE102014219754A1 (de) Gestenbasierte industrielle Überwachung
WO2018002679A1 (en) Method for identifying and locating a movable object
JP5253791B2 (ja) 個体情報識別システム
KR20230047277A (ko) 병원에서 복수의 병실들 내 환자들에 대한 모니터링을 수행하기 위한 로봇 및 그 동작 방법