JP2019163952A - 検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】検査対象物を検査する際に前記検査対象物の姿勢を容易に変更可能な検査装置を提供する。【解決手段】検査装置1は、複数の異なる姿勢の検査対象物Mを検査する少なくとも一つの検査部3と、検査対象物Mを把持するハンド25と、検査対象物Mを把持した状態でハンド25を3次元で移動可能な駆動部20とを有する少なくとも一つの把持機構2と、を備える。把持機構2は、ハンド25によって検査対象物Mを把持した状態で、駆動部20によって、検査対象物Mを検査部3に対して所定の検査位置に位置付けながら、検査対象物Mを異なる複数の姿勢で保持する。【選択図】図1
Description
本発明は、検査装置に関する。
検査対象物に対し、例えば外観検査などの検査を行う検査装置が知られている。このような検査装置として、例えば特許文献1には、対象物を取り囲む複数の光照射部及び複数のカメラと、検査位置へ前記対象物を搬入する搬入機構と、前記検査位置から前記対象物を搬出する搬出機構とを有する外観検査装置が開示されている。
前記外観検査装置は、前記複数の光照射部及び前記複数のカメラによって、一つの検査対象物に対して、照明及びアングルが異なる多数の撮影画像群を取得する。前記外観検査装置は、前記撮影画像群に基づいて、前記検査対象物に傷等の欠陥があるかどうかを検査する。
上述の特許文献1に開示されている外観検査装置は、搬入機構によって検査対象物を検査位置に搬入し、搬出機構によって前記検査対象物を前記検査位置から搬出する。よって、前記外観検査装置では、前記検査対象物は前記検査位置に所定の姿勢で固定される。そのため、前記検査対象物の姿勢を変えて前記検査対象物の検査を行う場合には、前記検査対象物の姿勢を変える機構を別に設けたり、前記検査対象物を別の検査位置まで搬送したりする必要がある。
よって、上述の外観検査装置のような検査装置において、検査対象物を複数の姿勢で検査する場合、検査装置全体の構成が複雑になるとともに、検査装置全体が大型化する。
本発明の目的は、検査対象物を検査する際に前記検査対象物の姿勢を容易に変更可能な検査装置を提供することにある。
本発明の一実施形態に係る検査装置は、検査対象物の複数の検査を行う検査装置である。この検査装置は、複数の異なる姿勢の前記検査対象物を検査する少なくとも一つの検査部と、前記検査対象物を把持する把持部と、前記検査対象物を把持した状態で前記把持部を3次元で移動可能な駆動部とを有する少なくとも一つの把持機構と、を備える。前記把持機構は、前記把持部によって前記検査対象物を把持した状態で、前記駆動部によって、前記検査対象物を前記少なくとも一つの検査部に対して所定の検査位置に位置付けながら、前記検査対象物を異なる複数の姿勢で保持する。
本発明の一実施形態に係る検査装置によれば、検査対象物を検査する際に前記検査対象物の姿勢を容易に変更可能な検査装置が得られる。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。なお、図中の同一または相当部分については同一の符号を付してその説明は繰り返さない。また、各図中の構成部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び各構成部材の寸法比率等を忠実に表していない。
なお、以下の説明において、検査装置1を設置した状態で、検査装置1の上下方向を「上下方向」といい、検査装置1の水平方向を「横方向」という。
(全体構成)
図1は、本発明の実施形態に係る検査装置1の概略構成を示す斜視図である。検査装置1は、検査対象物Mに対して複数の外観検査を行う。詳しくは、検査装置1は、検査対象物Mを把持する把持機構2と、把持機構2によって把持された状態の検査対象物Mを検査する検査部3とを備える。なお、本実施形態では、検査装置1は、検査対象物Mの表面における傷及び汚れ等の有無を確認する外観検査を行うが、この限りではなく、検査対象物Mに対して他の検査を行ってもよい。
図1は、本発明の実施形態に係る検査装置1の概略構成を示す斜視図である。検査装置1は、検査対象物Mに対して複数の外観検査を行う。詳しくは、検査装置1は、検査対象物Mを把持する把持機構2と、把持機構2によって把持された状態の検査対象物Mを検査する検査部3とを備える。なお、本実施形態では、検査装置1は、検査対象物Mの表面における傷及び汚れ等の有無を確認する外観検査を行うが、この限りではなく、検査対象物Mに対して他の検査を行ってもよい。
図3及び図4は、検査装置1によって検査される検査対象物Mの概略構成を示す斜視図である。本実施形態では、検査対象物Mは、有底円筒状の部品である。検査対象物Mは、底面に中心孔MCを有する。検査装置1は、検査対象物Mの外表面MAの外観検査だけでなく、検査対象物Mの内表面MBの外観検査を行うとともに、検査対象物Mの底面における中心孔MCの内周面の外観検査も行う。すなわち、以下の説明において、検査対象物Mの外観は、検査対象物Mの外表面MA及び内表面MBの外観と底面の中心孔MCの内周面の外観とを含む。
図1に示すように、把持機構2は、検査部3の近くに位置する。検査部3の近くには、供給部4、良品仕分トレイ5及び不良品仕分トレイ6が位置する。すなわち、把持機構2は、供給部4、良品仕分トレイ5及び不良品仕分トレイ6の近くに位置する。供給部4には、検査対象物Mが供給される。供給部4は、検査部3が載置された検査台3aに取り付けられている。良品仕分トレイ5には、検査部3の外観検査によって良品と判定された検査対象物Mが収容される。不良品仕分トレイ6には、検査部3の外観検査によって不良品と判定された検査対象物Mが収容される。良品仕分トレイ5と不良品仕分トレイ6とは、横方向に並んで位置する。検査装置1を上方から見て、検査部3は、供給部4と良品仕分トレイ5及び不良品仕分トレイ6との間に位置する。
本実施形態では、検査装置1は、検査部3と把持機構2と良品仕分トレイ5及び不良品仕分トレイ6との組み合わせを、2組有する。各組の検査部3は、横方向に並んで位置する。各組の良品仕分トレイ5及び不良品仕分トレイ6は、各組の検査部3の近くに位置する。各組の把持機構2は、検査対象物Mを把持する。各組の検査部3は、把持機構2によって把持された状態の検査対象物Mの外観検査を行う。供給部4は、各組の検査部3に対して、検査対象物Mを供給する。
なお、把持機構2、検査部3、良品仕分トレイ5及び不良品仕分トレイ6は、それぞれ、異なる台上に位置する。把持機構2、検査部3、良品仕分トレイ5及び不良品仕分トレイ6は、一部が同じ台上に位置してもよいし、全てが同じ台上に位置してもよい。また、供給部4は、検査部3が載置された検査台3aとは異なる台に取り付けられてもよい。
把持機構2は、供給部4に供給された検査対象物Mを把持した後、検査対象物Mを所定の検査位置まで搬送する。把持機構2は、検査部3によって検査対象物Mの外観検査を行う間、検査対象物Mを把持する。把持機構2は、検査部3の検査結果に応じて、検査対象物Mを良品仕分トレイ5または不良品仕分トレイ6に収容する。前記所定の検査位置は、後述の第1検査位置T1または第2検査位置T2の位置である。
把持機構2は、例えば、回転軸の周りに回転可能な複数の関節部21と、関節部21によって接続された複数のアーム22とを有する。本実施形態では、把持機構2は、6個の関節部21と、2本のアーム22と、ハンド25(把持部)とを有する。本実施形態の把持機構2は、6個の関節部21が回転可能な6軸多関節ロボットである。把持機構2では、関節部21の駆動によりアーム22が移動することによって、ハンド25を所定の位置に位置付ける。すなわち、関節部21及びアーム22によって、ハンド25を3次元で移動可能な駆動部20が構成される。
以下で、把持機構2における6個の関節部21のそれぞれを区別して表す場合には、6個の関節部21のそれぞれを「第1関節部21A」、「第2関節部21B」、「第3関節部21C」、「第4関節部21D」、「第5関節部21E」及び「第6関節部21F」とする。また、以下では、2本のアーム22のそれぞれを区別して表す場合には、2本のアーム22のそれぞれを「第1アーム22A」及び「第2アーム22B」とする。
把持機構2は、第1関節部21Aに相対回転可能に連結される支持部材23をさらに有する。支持部材23は、支持台2aに固定される。
第2関節部21Bは、第1関節部21Aに相対回転可能に連結される。第2関節部21Bには、第1アーム22Aの基端が固定される。第1アーム22Aの先端は、第3関節部21Cに固定される。第3関節部21Cは、第4関節部21Dに相対回転可能に連結される。第4関節部21Dには、第2アーム22Bの基端が相対回転可能に連結される。第2アーム22Bの先端は、第5関節部21Eに固定される。第6関節部21Fは、第5関節部21Eに相対回転可能に連結される。第6関節部21Fは、ハンドまたは工具等を相対回転可能に取付可能である。本実施形態では、第6関節部21Fに、複数の爪を有するハンド25(把持部)が取り付けられている。
第1関節部21A、第2関節部21B、第3関節部21C、第4関節部21D、第5関節部21E及び第6関節部21Fは、それぞれ、回転軸の周りに回転可能である。第1関節部21Aの回転軸と第2関節部21Bの回転軸とは直交する。第3関節部21cの回転軸と第4関節部21Dの回転軸とは直交する。第5関節部21Eの回転軸と第6関節部21Fの回転軸とは直交する。
第1関節部21A、第2関節部21B、第3関節部21C、第4関節部21D、第5関節部21E及び第6関節部21Fが、それぞれ、可動部に対応する。すなわち、把持機構2では、複数の可動部のうち少なくとも一部が、異なる方向に延びる回転軸を中心として回転する。これにより、検査対象物Mを把持した状態で所定の検査位置に位置付けるとともに検査対象物Mを異なる複数の姿勢で保持する、把持機構2を、コンパクトな構成によって実現できる。なお、前記所定の検査位置は、後述の第1検査位置T1または第2検査位置T2の位置である。
関節部21は、従来の多関節ロボットの関節部と同様に、モータ及び減速機を有する構成である。関節部21の構成は、従来の多関節ロボットと同様の構成であるため、関節部21の構成の詳しい説明は省略する。
図2は、検査部3の概略構成を示す斜視図である。図2に示すように、検査部3は、複数の検査ユニット31〜33を有する。複数の検査ユニット31〜33は、検査対象物Mの外観を検査する。具体的には、複数の検査ユニット31〜33は、光源から検査対象物Mに出射されて検査対象物Mで反射した光を、画像として取得することにより、検査対象物Mの外表面MAまたは内表面MBにおける傷及び汚れ等の有無を検査する。本実施形態では、検査部3は、3つの検査ユニット31〜33を有する。3つの検査ユニット31〜33において、各検査ユニットは、検査対象物Mの外観を異なるアングルから検査する。
3つの検査ユニット31〜33は、第1検査ユニット31と、第2検査ユニット32と、第3検査ユニット33とを含む。
第1検査ユニット31は、一対の第1光源部31aと、第1撮像部31bと、リング状光源部31cとを有する。
一対の第1光源部31aは、上下方向に所定の間隔で位置するバー状の光源を含む。この光源は、例えば赤色光を出射する。一対の第1光源部31aは、第1検査位置T1に位置する検査対象物Mに対して光を出射する。なお、第1検査位置T1は、図2において破線の丸印で示す位置である。一対の第1光源部31aから出射される光は、検査対象物Mにおける外表面MA及び中心孔MCの内周面の傷等を確認するために用いられる。第1撮像部31bは、例えばCCDカメラを含む。一対の第1光源部31aは、第1撮像部31bと第1検査位置T1との間に位置する。第1撮像部31bの光軸L1は、一対の第1光源部31aの間に位置する。
これにより、一対の第1光源部31aから出射された光は、第1検査位置T1に位置する検査対象物Mの外表面MA及び中心孔MCの内周面で反射する。検査対象物Mの外表面MA及び中心孔MCの内周面で反射した反射光は、一対の第1光源部31aの間を通過して、第1撮像部31bに入力される。よって、一対の第1光源部31aから出射されて検査対象物Mの外表面MA及び中心孔MCの内周面で反射した光を用いて、第1撮像部31bによって、検査対象物Mの外表面MAにおいて傷等の有無を確認することができる。
なお、一対の第1光源部31aは、後述する姿勢反転装置7によって軸線方向に姿勢が反転した検査対象物Mの内表面MBの外観検査を行う際にも用いられる。
すなわち、一対の第1光源部31aは、検査対象物Mの外表面MA、中心孔MCの内周面または内表面MBにおける傷等の有無を確認するために用いられる。
リング状光源部31cは、リング状の光源を含む。この光源は、例えば白色光を出射する。リング状光源部31cは、第1検査位置T1の近くで且つ第1検査位置T1に位置する検査対象物Mに対して光を出射する。リング状光源部31cから出射される光は、検査対象物Mの外表面MA及び中心孔MCの内周面の汚れ等を確認するために用いられる。リング状光源部31cから出射されて検査対象物Mの外表面MA及び中心孔MCの内周面で反射した反射光は、第1撮像部31bに入力される。よって、リング状光源部31cから出射されて検査対象物Mの外表面MA及び中心孔MCの内周面で反射した光を用いて、第1撮像部31bによって、検査対象物Mの外表面MA及び中心孔MCの内周面において汚れ等の有無を確認することができる。
第2検査ユニット32は、第2光源部32aと、第2撮像部32bとを有する。
第2光源部32aは、第2撮像部32bの光軸L2と同軸で光を出射する光源を含む。すなわち、第2光源部32aは、同軸照明装置である。第2光源部32aの構成は、従来の同軸照明装置の構成と同様なので、第2光源部32aの詳しい構成については説明を省略する。第2撮像部32bの光軸L2は、検査部3を上方から見て、第1撮像部31bの光軸L1と直交する。また、第2撮像部32bの光軸L2は、検査部3を側方から見て、第1撮像部31bの光軸L1よりも下方に位置する。
第2光源部32aの光源は、例えば白色光を出射する。第2光源部32aは、第2検査位置T2に位置する検査対象物Mに対して光を出射する。なお、第2検査位置T2は、図2において破線の丸印で示す位置である。第2光源部32aから出射される光は、検査対象物Mの外表面MAにおける底面の汚れ等を確認するために用いられる。第2撮像部32bは、例えばCCDカメラを含む。第2光源部32aは、第2撮像部32bと第2検査位置T2との間に位置する。
なお、第2検査位置T2は、第1検査位置T1の下方に位置する。これにより、第1検査位置T1で第1検査ユニット31によって検査対象物Mの外観検査を行った後、検査対象物Mを第2検査位置T2に移動させて、第2検査ユニット32によって検査対象物Mの外観検査を行うことができる。本実施形態では、第1検査位置T1における検査対象物Mの姿勢と、第2検査位置T2における検査対象物Mの姿勢とは、同じである。
以上の構成により、第2光源部32aから出射された光は、第2検査位置T2に位置する検査対象物Mの外表面MAの底面で反射する。検査対象物Mの外表面MAの底面で反射した反射光は、第2光源部32aを通過して、第2撮像部32bに入力される。よって、第2光源部32aから出射されて検査対象物Mの外表面MAの底面で反射した光を用いて、第2撮像部32bによって、検査対象物Mの底面における汚れ等の有無を確認することができる。
第3検査ユニット33は、一対の第3光源部33a(図5及び図6参照)と、第3撮像部33bとを有する。
一対の第3光源部33aは、図5及び図6に示すように、上下方向に所定の間隔で位置するバー状の光源を含む。この光源は、例えば白色光を出射する。一対の第3光源部33aは、第2検査位置T2に位置する検査対象物Mの側面に対して光を出射する。第3光源部33aから出射される光は、検査対象物Mの外表面MAにおける側面の汚れ等を確認するために用いられる。第3撮像部33bは、例えばCCDカメラを含む。一対の第3光源部33aは、第3撮像部33bと第2検査位置T2との間に位置する。第3撮像部33bの光軸L3は、一対の第3光源部33aの間に位置する。
なお、第2検査位置T2において、第3検査ユニット33によって検査する際の検査対象物Mの姿勢と、第2検査ユニット32によって検査する際の検査対象物Mの姿勢とは同じである。
以上の構成により、一対の第3光源部33aから出射された光は、前記第3検査位置に位置する検査対象物Mの外表面MAにおける側面で反射する。検査対象物Mの外表面MAにおける側面で反射した反射光は、一対の第3光源部33aの間を通過して、第3撮像部33bに入力される。よって、一対の第3光源部33aから出射されて検査対象物Mの外表面MAにおける側面で反射した光を用いて、第3撮像部33bによって、検査対象物Mの外表面MAの側面における汚れ等の有無を確認することができる。
なお、第3検査ユニット33は、第1検査ユニット31の下方に位置する。これにより、検査部3において、上下方向の空間を利用して複数の検査ユニット31,33をコンパクトに配置できる。よって、検査部3を上方から見て、検査部3をコンパクトな構成にすることができる。したがって、検査装置1のコンパクト化を図れる。
また、検査部3を上方から見て、第2検査位置T2に対し、一対の第2光源部32a及び第2撮像部32bが並ぶ方向と、第3光源部33a及び第3撮像部33bが並ぶ方向とは直交する。すなわち、第2検査ユニット32の検査位置と第3検査ユニット33の検査位置とを同じ検査位置(第2検査位置T2)にすることができる。これにより、検査対象物Mを移動させることなく、複数の検査ユニット32,33によって、検査対象物Mの外観を複数のアングルから検査することができる。
上述の検査部3において、第1光源部31a、リング状光源部31c、第2光源部32a及び第3光源部33aがそれぞれ光源部であり、第1撮像部31b、第2撮像部32b及び第3撮像部33bがそれぞれ検出部である。
検査装置1は、図示しない検査制御部を有する。この検査制御部は、把持機構2によって検査対象物Mを把持しつつ検査対象物Mを第1検査位置T1または第2検査位置T2に位置付けて、検査部3によって検査対象物Mの外観検査を行う。前記検査制御部は、検査部3の複数の検査ユニット31〜33で得られた画像データに基づいて、検査対象物Mにおける外観の傷及び汚れ等の有無を判定する。すなわち、前記検査制御部は、把持機構2及び検査部3を制御して、検査対象物Mの外観検査を行う。本実施形態では、前記画像データに基づく外観検査の判定方法は、従来と同様の方法であるため、詳しい説明を省略する。
なお、前記検査制御部は、検査部3の複数の検査ユニット31〜33によって検査対象物Mの外観検査を行う際に、把持機構2の第6関節部21Fを回転させることによって、検査対象物Mを把持した状態のハンド25を回転させる。これにより、検査部3の複数の検査ユニット31〜33によって、円筒状の検査対象物Mの外観を全周に亘って検査することができる。
前記検査制御部は、検査対象物Mが外観に傷及び汚れ等がある不良品であると判定した場合には、把持機構2によって、検査対象物Mを不良品仕分トレイ6に収容する。一方、前記検査制御部は、検査対象物Mが外観に傷及び汚れ等のない良品であると判定した場合には、把持機構2によって、検査対象物Mを良品仕分トレイ5に収容する。このように、前記検査制御部は、検査対象物Mを、外観の検査結果に応じて良品と不良品とに選別する。
(把持機構による検査対象物の検査位置への位置づけ)
本実施形態では、既述のように、把持機構2は、検査対象物Mを把持した状態で、検査対象物Mを検査部3の第1検査位置T1または第2検査位置T2に位置付ける。図5は、把持機構2によって検査対象物Mを検査部3の第1検査位置T1に位置付けた状態を示す斜視図である。図6は、把持機構2によって検査対象物Mを検査部3の第2検査位置T2に位置付けた状態を示す斜視図である。
本実施形態では、既述のように、把持機構2は、検査対象物Mを把持した状態で、検査対象物Mを検査部3の第1検査位置T1または第2検査位置T2に位置付ける。図5は、把持機構2によって検査対象物Mを検査部3の第1検査位置T1に位置付けた状態を示す斜視図である。図6は、把持機構2によって検査対象物Mを検査部3の第2検査位置T2に位置付けた状態を示す斜視図である。
具体的には、把持機構2は、検査対象物Mを把持した状態で、検査部3の第1検査位置T1に位置付ける。このとき、把持機構2において、第1関節部21A、第2関節部21B、第3関節部21C、第4関節部21D及び第5関節部21Eが回転して、ハンド25によって把持された検査対象物Mを、第1検査位置T1に位置付ける。
把持機構2によって検査対象物Mが第1検査位置T1に位置付けられた際に、検査部3の第1検査ユニット31は、第1検査位置T1で把持機構2によって把持された状態の検査対象物Mの外観検査を行う。この際、把持機構2の第6関節部21Fが回転することにより、検査対象物Mを把持した状態のハンド25を回転させる。これにより、第1検査ユニット31によって、検査対象物Mの外観を全周に亘って検査することができる。
また、把持機構2は、検査対象物Mを把持した状態で、検査部3の第2検査位置T2に位置付ける。このとき、把持機構2において、第1関節部21A、第2関節部21B、第3関節部21C、第4関節部21D及び第5関節部21Eが回転して、ハンド25によって把持された検査対象物Mを、第2検査位置T2に位置付ける。
把持機構2によって検査対象物Mが第2検査位置T2に位置付けられた際に、検査部3の第2検査ユニット32及び第3検査ユニット33は、それぞれ、第2検査位置T2で把持機構2によって把持された状態の検査対象物Mの外観検査を行う。この際、把持機構2の第6関節部21Fが回転することにより、検査対象物Mを把持した状態のハンド25を回転させる。これにより、第2検査ユニット32及び第3検査ユニット33によって、検査対象物Mの外観を全周に亘って検査することができる。
このように、本実施形態では、検査装置1は、検査対象物Mが把持機構2によって把持された状態で、検査対象物Mの外観検査を行う。これにより、検査対象物Mを、検査部3の所定の検査位置に、異なる複数の姿勢で保持することができる。よって、検査対象物Mを複数の異なる姿勢で外観検査する際に、検査対象物Mを保持する構成を簡略化することができる。したがって、検査装置1のコンパクト化を図れる。
また、検査対象物Mの外観を複数のアングルから検査する際に、該複数のアングル毎に、検査対象物Mを固定冶具等によって固定し直す必要がない。よって、検査対象物Mの検査時間を短縮することができる。
したがって、本実施形態の検査装置1の構成により、迅速かつ容易に、検査対象物Mの外観を複数のアングルから検査することができる。
(姿勢反転装置)
検査装置1は、検査対象物Mの姿勢を判定させる姿勢反転装置7(姿勢変更機構)を有する。この姿勢反転装置7は、検査対象物Mが軸線方向に延びる有底円筒状の部品である場合に、検査対象物Mの姿勢を前記軸線方向で反転させる装置である。姿勢反転装置7を用いて検査対象物Mの姿勢を反転させることにより、検査装置1によって、検査対象物Mの外表面MAの外観検査だけでなく内表面MBの外観検査を行うことができる。
検査装置1は、検査対象物Mの姿勢を判定させる姿勢反転装置7(姿勢変更機構)を有する。この姿勢反転装置7は、検査対象物Mが軸線方向に延びる有底円筒状の部品である場合に、検査対象物Mの姿勢を前記軸線方向で反転させる装置である。姿勢反転装置7を用いて検査対象物Mの姿勢を反転させることにより、検査装置1によって、検査対象物Mの外表面MAの外観検査だけでなく内表面MBの外観検査を行うことができる。
図7は、姿勢反転装置7の概略構成を示す斜視図である。姿勢反転装置7は、ステージ41と、反転部42とを有する。ステージ41には、検査対象物Mが載置される。検査対象物Mは、把持機構2によって、ステージ41上に載置される。
反転部42は、一対の反転用把持部43と、回転機構44とを有する。一対の反転用把持部43は、互いに近づく方向に移動可能である。これにより、一対の反転用把持部43は、ステージ41上の検査対象物Mを挟み込むことにより把持可能である。回転機構44は、図示しないモータを含む。回転機構44は、一対の反転用把持部43を、回転軸を中心として回転させる。
一対の反転用把持部43でステージ41上の検査対象物Mを把持した状態で、回転機構44によって一対の反転用把持部43を回転させることにより、検査対象物Mの姿勢をその軸線方向に反転させることができる。回転機構44によって検査対象物Mの姿勢を反転させた後、一対の反転用把持部43による検査対象物Mの把持状態を解除することにより、検査対象物Mはステージ41上に載置される。これにより、ステージ41上に姿勢が反転した状態で載置された検査対象物Mを、把持機構2によって把持することができる。
以上の構成を有する姿勢反転装置7により、検査対象物Mの複数の姿勢のうち、把持機構2によって実現できない姿勢を、実現することができる。よって、検査対象物Mに対し、より多くの種類の検査を行うことが可能になる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
前記実施形態では、検査装置1は、検査対象物Mの外観の検査を行う。しかしながら、検査装置は、検査対象物の外観以外を検査する装置であってもよい。
前記実施形態では、検査装置1は、検査部3と把持機構2との組み合わせを2組有する。しかしながら、検査装置は、3つ以上の検査部を有してもよいし、1つの検査部を有してもよい。なお、検査効率の観点から、把持機構は、1つの検査部に対して、一つ以上配置されることが好ましい。
前記実施形態では、検査部3は、3つの検査ユニット31〜33を有する。しかしながら、検査部が有する検査ユニットは、2つ以下であってもよいし、4つ以上であってもよい。また、各検査ユニットにおける光源部及び撮像部の組み合わせも、検査対象物の外観を検査可能な組み合わせであれば、どのような組み合わせであってもよい。
前記実施形態では、検査部3の第1検査ユニット31は、検査対象物Mが第1検査位置T1に位置付けられた際に検査対象物Mの外観検査を行う。また、検査部3の第2検査ユニット32及び第3検査ユニット33は、検査対象物Mが第2検査位置T2に位置付けられた際に検査対象物Mの外観検査を行う。しかしながら、各検査ユニットの検査位置は、同じ位置であってもよいし、第1検査ユニットの検査位置と第2検査ユニットの検査位置とが同じ位置であってもよいし、第1検査ユニットの検査位置と第3検査ユニットの検査位置とが同じであってもよい。すなわち、検査部3における検査対象物Mの検査位置は、一つの検査位置であってもよいし、3つ以上の検査位置であってもよい。
前記実施形態では、検査部3の第1検査ユニット31と第3検査ユニット33とは、上下方向に並んで位置する。しかしながら、第1検査ユニットと第3検査ユニットとは左右方向に並んで位置してもよい。また、第1検査ユニット及び第3検査ユニットの少なくとも一方と第2検査ユニットとが上下方向に並んで位置してもよい。すなわち、第1検査ユニット、第2検査ユニット及び第3検査ユニットの配置は、どのような配置であってもよい。
前記実施形態では、検査対象物Mは、有底円筒状である。しかしながら、検査対象物は、有底円筒状以外の形状を有してもよい。
前記実施形態では、把持機構2は、例えば6軸多関節ロボットである。しかしながら、把持機構2は、検査対象物Mを把持した状態で検査対象物Mを複数の姿勢で保持可能な構成を有していれば、どのような構成を有してもよい。把持機構は、例えば、5軸以下または7軸以上の多関節ロボットであってもよいし、多関節ロボット以外の構成であってもよい。
本発明は、検査対象物の複数の検査を行う検査装置に適用可能である。
1 検査装置
2 把持機構
2a 支持台
3 検査部
3a 検査台
4 供給部
5 良品仕分トレイ
6 不良品仕分トレイ
7 姿勢反転装置(姿勢変更機構)
20 駆動部
21 関節部
21A 第1関節部
21B 第2関節部
21C 第3関節部
21D 第4関節部
21E 第5関節部
21F 第6関節部
22 アーム
22A 第1アーム
22B 第2アーム
23 支持部材
25 ハンド(把持部)
31 第1検査ユニット
31a 第1光源部
31b 第1撮像部
31c リング状光源部
32 第2検査ユニット
32a 第2光源部
32b 第2撮像部
33 第3検査ユニット
33a 第3光源部
33b 第3撮像部
41 ステージ
42 反転部
43 反転用把持部
44 回転機構
M 検査対象物
MA 外表面
MB 内表面
MC 中心孔の内周面
L1、L2、L3 光軸
T1 第1検査位置
T2 第2検査位置
2 把持機構
2a 支持台
3 検査部
3a 検査台
4 供給部
5 良品仕分トレイ
6 不良品仕分トレイ
7 姿勢反転装置(姿勢変更機構)
20 駆動部
21 関節部
21A 第1関節部
21B 第2関節部
21C 第3関節部
21D 第4関節部
21E 第5関節部
21F 第6関節部
22 アーム
22A 第1アーム
22B 第2アーム
23 支持部材
25 ハンド(把持部)
31 第1検査ユニット
31a 第1光源部
31b 第1撮像部
31c リング状光源部
32 第2検査ユニット
32a 第2光源部
32b 第2撮像部
33 第3検査ユニット
33a 第3光源部
33b 第3撮像部
41 ステージ
42 反転部
43 反転用把持部
44 回転機構
M 検査対象物
MA 外表面
MB 内表面
MC 中心孔の内周面
L1、L2、L3 光軸
T1 第1検査位置
T2 第2検査位置
Claims (8)
- 検査対象物の複数の検査を行う検査装置であって、
複数の異なる姿勢の前記検査対象物を検査する少なくとも一つの検査部と、
前記検査対象物を把持する把持部と、前記検査対象物を把持した状態で前記把持部を3次元で移動可能な駆動部とを有する少なくとも一つの把持機構と、
を備え、
前記把持機構は、前記把持部によって前記検査対象物を把持した状態で、前記駆動部によって、前記検査対象物を前記少なくとも一つの検査部に対して所定の検査位置に位置付けながら、前記検査対象物を異なる複数の姿勢で保持する、検査装置。 - 請求項1に記載の検査装置において、
前記駆動部は、複数の可動部を有し、
前記複数の可動部のうち少なくとも一部は、異なる方向に延びる回転軸を中心として回転する、検査装置。 - 請求項1または2に記載の検査装置において、
前記検査部を複数有し、
前記複数の検査部の少なくとも一部は、上下方向に位置する、検査装置。 - 請求項1から3のいずれか一つに記載の検査装置において、
前記検査部は、前記検査対象物の外観を検査する、検査装置。 - 請求項4に記載の検査装置において、
前記検査部は、
前記検査対象物に対して光を出射する光源部と、
前記光源部から出射されて前記検査対象物で反射した光を検出する検出部と、
を有する、検査装置。 - 請求項1から5のいずれか一つに記載の検査装置において、
前記検査対象物は、円筒状である、検査装置。 - 請求項6に記載の検査装置において、
前記把持部は、所定の回転軸を中心として回転可能である、検査装置。 - 請求項1から7のいずれか一つに記載の検査装置において、
前記把持機構から離脱した前記検査対象物を保持しながら、前記検査部に対する前記検査対象物の姿勢を変える姿勢変更機構をさらに備える、検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018050803A JP2019163952A (ja) | 2018-03-19 | 2018-03-19 | 検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018050803A JP2019163952A (ja) | 2018-03-19 | 2018-03-19 | 検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019163952A true JP2019163952A (ja) | 2019-09-26 |
Family
ID=68065585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018050803A Pending JP2019163952A (ja) | 2018-03-19 | 2018-03-19 | 検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019163952A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022068812A (ja) * | 2020-10-22 | 2022-05-10 | 東莞理工学院 | 目視検査計数機能を有するコネクティングピース用検出装置 |
JP2022068813A (ja) * | 2020-10-22 | 2022-05-10 | 東莞理工学院 | 目視検査機能を有し、コネクティングピースを連続的に検出可能な取卸し機構用検出篩分装置 |
-
2018
- 2018-03-19 JP JP2018050803A patent/JP2019163952A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022068812A (ja) * | 2020-10-22 | 2022-05-10 | 東莞理工学院 | 目視検査計数機能を有するコネクティングピース用検出装置 |
JP2022068813A (ja) * | 2020-10-22 | 2022-05-10 | 東莞理工学院 | 目視検査機能を有し、コネクティングピースを連続的に検出可能な取卸し機構用検出篩分装置 |
JP7197207B2 (ja) | 2020-10-22 | 2022-12-27 | 東莞理工学院 | 目視検査計数機能を有するコネクティングピース用検出装置 |
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