JP4703273B2 - 自動外観検査装置及び自動外観検査方法 - Google Patents

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本発明は自動外観検査装置及び自動外観検査方法に関する。例えば、半導体ウェーハ上に形成されたパターンやFPD(フラットパネルディスプレイ)の基板上に形成されたパターンを自動的に外観検査する装置及び方法として好適である。
自動外観検査装置及び自動外観検査方法として、特許文献1のような装置がある。このような装置で自動外観検査を行う方法として、本発明者らは従来、以下に示すような方法を用いていた。
図13は、半導体ウェーハの従来の自動外観検査方法を模式的に示す図である。図13(A)は、同じパターンの半導体チップc1,c2が形成された半導体ウェーハを、従来の方法によって検査装置で撮像していく順序を示す。太枠は検査装置の視野領域Qを示す。検査装置は次に示す順序で半導体チップc1,c2を撮像する。すなわち視野領域QのXY位置が(m1,n1)(m1,n2)(m1,n3)(m1,n4)(m2,n1)(m2,n2)(m2,n3)(m2,n4)となる順序で撮像する。図13(B)は、視野領域QのXY位置が(m1,n1)(m1,n2)(m2,n1)(m2,n2)のときに撮像して得られた各画像を示す。図13(C)は、半導体チップcの良品画像gfを示す。この良品画像gfは、半導体チップcの分割領域r1〜r4毎にコンピュータの記憶部に記憶されている。従来は半導体チップc1の外観検査をする際、撮像により得た図13(B)の各画像g1〜g4における分割領域r1〜r4の画像と、それらに対応する図13(C)の各良品画像gf1〜gf4とをそれぞれコンピュータの演算処理装置により比較処理をすることで行っていた。
特開2001−82925号公報
上述の方法によると、視野領域QのXY位置が(m1,n2)及び(m2,n2)のときは、図13(B)下図に示すように、それぞれ半導体チップc2の分割領域r1’,r3’の領域の一部であるr1’’,r3’’の画像も取得するが、この画像は上記比較処理の際には、処理が複雑になるため破棄していた。半導体チップc2の外観検査に際しては、分割領域r1’,r3’の一部領域r1’’,r3’’の画像は活用せずに、視野領域Qを(m1,n3)位置及び(m2,n3)位置に配置してそれぞれ分割領域r1’,r3’を撮像していた。半導体チップcが多数存在する場合に上述の方法で撮像を繰り返すと、撮像回数が多くなり、外観検査工程でのスループットが長くなるという問題があった。本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、取得した画像を無駄にしないと共に外観検査工程でのスループットの短縮化を図ることのできる自動外観検査装置及び自動外観検査方法を提供することにある。
上述の課題を解決するために、請求項1の自動外観検査装置は、対象ワークKに形成された複数の同一のパターンDDを自動的に検査する自動外観検査装置1において、パターンDD一つ分の画像であるマスター画像MZを記憶するマスター画像記憶部91と、パターンDD一つ分の画像である良品画像RZを記憶する良品画像記憶部91と、隣合う画像が共通領域OLをもつように各パターンDDを分割撮像する所定サイズの視野領域Qを有する撮像手段51と、隣合う画像を繋ぎ合せ可能とする画像が共通領域OLに存在するか否かを探索し、繋ぎ合せ可能とする画像が共通領域OLに存在するときは、隣合う画像をその繋ぎ合せ可能とする画像に基づいて繋ぎ合せ、繋ぎ合せ可能とする画像が共通領域OLに存在しないときは、隣合う画像をマスター画像MZに基づいて繋ぎ合せて検査画像KZを作成する画像繋合せ処理部92と、検査画像KZと良品画像RZとを比較する比較処理部92とを備えることを特徴とする。
請求項2の自動外観検査装置では、前記画像繋合せ処理部92は、前記撮像手段51により分割撮像した画像について、隣合う画像を繋ぎ合せ可能とする画像が共通領域OLに存在するか否かを探索し、繋ぎ合せ可能とする画像が共通領域OLに存在するときは、隣合う画像をその繋ぎ合せ可能とする画像に基づいて繋ぎ合せ、繋ぎ合せ可能とする画像が共通領域OLに存在しないときは、隣合う画像をマスター画像MZに基づいて繋ぎ合せることにより良品画像RZを作成する
請求項3の自動外観検査装置では、前記マスター画像MZ及び前記良品画像RZは、共に一つのパターンDDに形成された配線パターンA〜Jの位置関係が特定できる画像である。
請求項4の自動外観検査方法は、対象ワークKに形成された複数の同一のパターンDDを自動的に検査する自動外観検査方法において、パターンDD一つ分の画像であるマスター画像MZを作成するマスター画像作成ステップS31と、パターンDD一つ分の画像である良品画像RZを作成する良品画像作成ステップS32と、所定サイズの視野領域Qを有する撮像手段51により、隣合う画像が共通領域OLをもつように各パターンDDを分割撮像する分割撮像ステップS332と、隣合う画像を繋ぎ合せ可能とする画像が共通領域OLに存在するか否かを探索する探索ステップS333と、繋ぎ合せ可能とする画像が共通領域OLに存在するときは、隣合う画像をその繋ぎ合せ可能とする画像に基づいて繋ぎ合せ、繋ぎ合せ可能とする画像が共通領域OLに存在しないときは、隣合う画像をマスター画像MZに基づいて繋ぎ合せる繋合せステップS334、S335と、繋合せステップS334、S335において繋ぎ合せて作成した検査画像KZと良品画像RZとを比較する比較ステップS336とを備えることを特徴とする。
請求項5の自動外観検査方法では、前記画像繋合せステップは、前記撮像手段51により分割撮像した画像について、隣合う画像を繋ぎ合せ可能とする画像が共通領域OLに存在するか否かを探索し、繋ぎ合せ可能とする画像が共通領域OLに存在するときは、隣合う画像をその繋ぎ合せ可能とする画像に基づいて繋ぎ合せ、繋ぎ合せ可能とする画像が共通領域OLに存在しないときは、隣合う画像をマスター画像MZに基づいて繋ぎ合せて良品画像RZを作成する。
請求項6の自動外観検査方法では、前記マスター画像MZ及び前記良品画像RZは、共に一つのパターンDDに形成された配線パターンA〜Jの位置関係が特定できる画像である。
本発明によると、隣合う画像が共通領域OLをもつように各パターンDDを分割撮像する。繋ぎ合せ可能とする画像が共通領域OLに存在するときは、隣合う画像をその繋ぎ合せ可能とする画像に基づいて繋ぎ合せ、繋ぎ合せ可能とする画像が共通領域OLに存在しないときは、隣合う画像をマスター画像MZに基づいて繋ぎ合せる。そして繋ぎ合わせて作成した検査画像KZと予め作成した良品画像RZとを比較することにより、検査画像KZの良否判定を行う。従来とは異なり、取得した画像を破棄することがない。従って、取得した画像を無駄にすることなく有効に利用することができ、パターンの個数が増加しても、撮像回数を最小限に抑えることができるため、自動外観検査工程でのスループットの短縮化を図ることができる。
以下、添付図面を用いて、本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は本発明に係る自動外観検査装置1の正面概略図を示す。図1において直交座標系の3軸をX、Y、Zとし、XY平面は水平面、Z方向は鉛直方向である。
図1に示すように、自動外観検査装置1は、検査ステージ2、検査ステージ駆動部3、位置検出部4、撮像光学ユニット5、撮像光学ユニット駆動部6、照明用光源7、制御用コンピュータ8及び画像処理用コンピュータ9などから構成される。
検査ステージ2は、検査対象となる半導体ウェーハKを載置可能なテーブルであり、表面に吸着孔または適当な固定部材が設けられる。これにより、半導体ウェーハKを吸着または固定して保持可能である。なお、半導体ウェーハKの表面には多数の半導体チップ(半導体素子)DDが形成されている。
検査ステージ駆動部3は、検査ステージ2の下方おいて、検査ステージ2をX、Y、θ方向に移動可能とするように配設される。ステージ位置検出部4は、検査ステージ2のX、Y、θ方向位置を検出すると共に、検出した位置信号を制御用コンピュータ8に送信可能に構成される。
撮像光学ユニット5は、2次元カメラ51、金属顕微鏡52、レボルバー53及びレボルバー駆動部54を備える。2次元カメラ51は、CCD(charge−coupled−device)等の撮像素子511を備え、この撮像素子511で得た画像データをディジタル信号に変換して出力可能である。金属顕微鏡52は、対物レンズ11により得た半導体チップDDの画像が2次元カメラ51の撮像素子511上に結像可能となるように、また照明用光源7から供給された光を半導体ウェーハKに向けて照射可能となるように、適当な反射ミラーやレンズなどにより構成される。
撮像光学ユニット駆動部6は、ステッピングモータなどで構成され、撮像光学ユニット5をZ方向に駆動可能とする。照明用光源7は、光ファイバケーブル71により金属顕微鏡52と接続され、2次元カメラ51が半導体ウェーハKを撮像するときに用いる。
制御用コンピュータ8は、メモリを備えた記憶部81、及びCPUを備えた処理部82を有し、自動外観検査装置1が一連の検査動作を行うように、搬送用ロボット、検査ステージ駆動部3、レボルバー駆動部54、撮像光学ユニット駆動部6及びレボルバー駆動部54を制御するためのコンピュータである。
画像処理用コンピュータ9は、メモリを備えた記憶部91、及びCPUを備えた処理部92を有し、2次元カメラ51により半導体チップDDを撮像したときの画像を取り込み、この画像に所定の解析処理を施すことで半導体チップDDの外観検査を行うコンピュータである。
次に、自動外観検査装置1における自動外観検査方法について説明する。まずはじめに本方法の大きな流れについて説明し、その後で本発明で特徴となる部分、すなわち撮像ステップS3について説明する。
図2は自動外観検査装置1における検査処理の手順を示すフローチャートである。図2に示すように、自動外観検査装置1における検査処理は、マスター画像作成ステップS31、良品画像作成ステップS32、画像検査ステップS33の手順で実現される。これらの各ステップは、ウェーハロードステップS1、ウェーハ角度合わせステップS2、撮像ステップS3及びウェーハアンロードステップS4からなる。
ウェーハロードステップS1において、検査ステージ2は図示しない搬送用ロボットから受け取った半導体ウェーハKを、その表面に載置すると共に吸着または固定することにより保持する。
ウェーハ角度合わせステップS2において、必要に応じて、検査ステージ2をその回転中心軸J2回りに回動させる制御を行う。これにより、ウェーハローディング時の半導体ウェーハKの傾き誤差を補正することができ、検査ステージ2はX、Yそれぞれの方向に精度の良い平行度を保持して移動可能となる。
撮像ステップS3において、検査ステージ2を移動させて、2次元カメラ51が半導体ウェーハKの撮像を行う。撮像して得た画像は、画像処理用コンピュータ9に取り込まれて後述の各画像処理が施される。
以上のようにして、1枚の半導体ウェーハKについて必要な処理が終了すると、ウェーハアンロードステップS4において、半導体ウェーハKを吸着または固定から解放し、搬送用ロボットに引き渡す。以降、新たな半導体ウェーハKを受け取り、上と同様な手順で処理を進める。
次に、本発明において特徴となる撮像ステップS3について、図3から図12をも参照して詳しく説明する。図3はマスター画像作成ステップの処理を示すフローチャート、図4は良品画像作成ステップの処理を示すフローチャート、図5は画像検査ステップの処理を示すフローチャート、図6は良品画像作成・検査時における検査ステージの動作を示す図、図7は半導体チップを撮像していく順序を示す図、図8は共通領域をもつように半導体チップを撮像する方法を示す図、図9はマスター画像の作成要領を説明するための図、図10はマスター画像を示す図、図11は良品画像または検査画像の作成要領を示す図、図12は良品画像または検査画像の一部または全体を示す図である。
図7,8において、太枠は対物レンズ11を介したときの2次元カメラ51の視野領域Qを表す。そして半導体チップDDを視野領域Qの幅サイズよりも小さい間隔毎に撮像することにより、隣合う画像が共通領域OLをもつように撮像する様子を示している。なお図8における「A」〜「G」の各記号は半導体チップDD上に形成された配線パターンを示す。またM1,M2は視野領域QのX方向についての半導体チップDDとの相対位置を示し、N1,N2,…は視野領域QのY方向についての半導体チップDDとの相対位置を示す。例えば図8において視野領域Qが点線の位置にあるときは、そのX方向についての相対位置はM1であり、そのY方向についての相対位置はN2であり、この相対位置を「(M1,N2)位置」というように記述する。
図9(A)、図9(B)、図9(C)及び図9(D)は、それぞれ視野領域Qを(M1,N3)位置、(M1,N4)位置、(M1,N3)位置及び(M1,N5)位置として撮像したときに得られる画像を示す。また図11(A)、図11(B)及び図11(C)は、それぞれ視野領域Qを(M1,N3)位置、(M1,N4)位置及び(M1,N6)位置として撮像したときに得られる画像を示す。
図3に示すマスター画像作成ステップS31において、検査用ステージ2にはウェーハ角度合わせステップS2実施後の半導体ウェーハKが保持されている。検査ステージ2の駆動により(S311)、2次元カメラ51は、隣合う画像が共通領域OLをもつように半導体チップDDを撮像する(S312)。このとき、共通領域OL内に、隣合う2つの画像の繋合わせを可能とする画像、例えば半導体チップDD上に形成された配線パターンの画像などが存在しない場合(S313でノー)は、検査ステージ駆動部3は、共通領域OLが更に広くなるように検査ステージ2を駆動して、その位置で撮像する。それでも繋合わせを可能とする画像が見つからない場合(S313でノー)は、見つかるまでこの動作を繰り返し、見つかった場合は(S313でイエス)、この繋合わせを可能とする画像に基づき2つの隣合う画像を繋ぎ合わせる(S314)。
ステップS311からステップS314までの処理の具体例について、図8,9,10を用いて説明する。図8において半導体チップDD2を(M1,N3)位置及び(M1,N4)位置で撮像した場合、図9(A)及び図9(B)に示すように、隣合う画像の共通領域OLには、繋合わせを可能とする画像が何も存在しない。しかし、共通領域OLが広くなるように図8における(M1,N3)位置及び(M1,N5)位置で撮像した場合、図9(C)及び図9(D)に示すように、隣合う画像の共通領域OLには、共通する画像「A」が存在する。この画像「A」を基に隣合う2つの画像を繋合わせる。
X方向に隣り合う画像ついても同様な手法、つまり隣合う画像の共通領域OLに繋合わせを可能とする画像が含まれるまで、共通領域OLの広さを順次広くして撮像を行う。そして、共通領域OLで二重となった画像を削除し(S315)、繋ぎ合わせた半導体チップDD一つ分の画像を、図10に示すようなマスター画像MZとして記憶部91に記憶(登録)しておく(S317)。なおマスター画像MZとは、半導体チップDD一つ分の画像である。マスター画像作成ステップS31の処理は、マスター画像MZが一つできればよいため、所定の一つの半導体チップDDだけを共通領域OLをもつように欠損なく撮像することで実現できる。
図4に示す良品画像作成ステップS32において、検査ステージ駆動部3は、図6,7に示すように、検査ステージ2と2次元カメラ51との相対位置関係が点線B2の経路を辿るように且つ撮像による隣合う画像が共通領域OLをもつように検査ステージ2を駆動し(S321)、2次元カメラ51は共通領域OLをもつように半導体チップDDを撮像する(S322)。このとき、処理部92は、撮像した画像を次のようにして繋ぎ合わせる。すなわち共通領域OL内に、隣合う2つの画像の繋合わせを可能とする画像、例えば2つの画像に共通する画像が存在する場合は(S323でイエス)、この共通な画像に基づき2つの隣合う画像を繋ぎ合わせる(S324)。繋合わせを可能とする画像が存在しない場合(S323でノー)は、記憶部91に記憶されたマスター画像MZに基づいて、隣合う画像を繋ぎ合せる(S325)。
ステップS321からステップS326までの処理の具体例について、図8,11を用いて説明する。図8において半導体チップDD2を(M1,N3)位置及び(M1,N4)位置で撮像した場合、図11(A)及び図11(B)に示すように、隣合う画像の共通領域OL1には、繋合わせを可能とする画像が何も存在しない。この場合は、図11(A)の画像における「A」と図11(B)の画像における「D」との位置関係が、マスター画像MZの「A」と「D」との位置関係(図10参照)に一致するように両画像を位置合わせすることにより、両画像を繋ぎ合わせる。一方、図8において半導体チップDD2を(M1,N4)位置及び(M1,N6)位置で撮像した場合、図11(B)及び図11(C)に示すように、隣合う画像の共通領域OL2には、繋合わせを可能とする、共通する画像が「I」が存在する。両画像におけるこの共通する画像「I」が一致するように両画像を位置合わせすることにより、両画像を繋ぎ合わせる。この時点では上下の画像が繋ぎ合わさることで、図12(A)に示すような画像が作成される。
X方向に隣り合う画像についても同様な手法で繋ぎ合わせを行い、図12(B)に示すような半導体チップDD一つ分の画像が作成される。このようにして作成した半導体チップDD毎の良品画像RZは記憶部91に記憶される。良品画像RZを作成する半導体チップDDは任意の半導体チップDDの選択が可能になっており、選択された全半導体チップDDにおいて、繰り返し上記処理を行う。最後の半導体チップDDまでこの処理を行うことにより(S327でイエス)、半導体ウェーハK上に形成された複数の半導体チップDDについて各半導体チップDD一つ分の画像を作成する。このように作成した各画像に基づき統計的処理を行い(S328)、良品画像RZを求め記憶部91に記憶する。良品画像RZは、前述したマスター画像MZと同様に、半導体チップDD一つ分の画像となる。なお、マスター画像MZは、一つの半導体チップDDに形成された配線パターンの位置関係が特定できることが条件とされる。また、良品画像RZも、配線パターンの位置関係が特定できる画像であることが条件とされる。なお、マスター画像MZ及び良品画像RZは、欠陥が全くない配線パターンの画像であることが最も好ましい。
図5に示す画像検査ステップS33において、検査用ステージ2に保持される半導体ウェーハKは、良品画像作成ステップS32と同様にして、撮像及び画像の繋合わせを行う。つまり検査ステージ駆動部3は、図6,7に示すように、検査ステージ2と2次元カメラ51との相対位置関係が点線B2の経路を辿るように且つ撮像による隣合う画像が共通領域OLをもつように検査ステージ2を駆動し(S331)、2次元カメラ51は共通領域OLをもつように半導体チップDDを撮像する(S332)。このとき、処理部92は、撮像した画像を次のようにして繋ぎ合わせる。すなわち共通領域OL内に、隣合う2つの画像の繋合わせを可能とする画像、例えば2つの画像に共通する画像が存在する場合は(S333でイエス)、この共通な画像に基づき2つの隣合う画像を繋ぎ合わせる(S334)。繋合わせを可能とする画像が存在しない場合(S333でノー)は、記憶部91に記憶されたマスター画像MZに基づいて、隣合う画像を繋ぎ合せる(S335)。
X方向に隣り合う画像ついても同様な手法で繋ぎ合わせ、各半導体チップDD一つ分の検査画像KZを作成する。これらの検査画像KZと記憶部91に記憶された良品画像RZとを比較し(S336)、同じである場合は欠陥のない半導体チップであると判定(S3337でイエス)し、違いがある場合は欠陥のある半導体チップであると判定する(S337でノー)。欠陥のある半導体チップは、不良チップとしてその位置データ及び不良画像位置が記憶部81に記憶され(S338)、不良チップの処理工程で用いられる。これらの処理を最後の半導体チップDDまで行うことにより(S339でイエス)、半導体ウェーハK上に形成された全半導体チップDDについて検査を終了する。
上の実施の形態に記述したように、自動外観検査装置1で用いた自動外観検査方法によると、取得した画像を破棄することがない。従って、取得した画像を無駄にすることなく有効に利用することができ、パターンの個数が増加しても、撮像回数を最小限に抑えることができるため、自動外観検査工程でのスループットの短縮化を図ることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、上に開示した実施の形態は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれら実施の形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、更に特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含むことが意図される。
本発明に係る自動外観検査方法を用いて使用される自動外観検査装置の正面概略図である。 自動外観検査装置における検査処理の手順を示すフローチャートである。 マスター画像作成ステップの処理を示すフローチャートである。 良品画像作成ステップの処理を示すフローチャートである。 画像検査ステップの処理を示すフローチャートである。 良品画像作成・検査時における検査ステージの動作を示す図である。 半導体チップを撮像していく順序を示す図である。 共通領域をもつように半導体チップを撮像する方法を示す図である。 マスター画像の作成要領を説明するための図である。 マスター画像を示す図である。 良品画像または検査画像の作成要領を示す図である。 良品画像または検査画像の一部または全体を示す図である。 半導体ウェーハの従来の自動外観検査方法を模式的に示す図である。
符号の説明
1 自動外観検査装置
51 2次元カメラ(撮像手段)
91 記憶部(マスター画像記憶部、良品画像記憶部)
92 処理部(画像繋合せ処理部、比較処理部)
DD 半導体チップ(パターン)
A〜D 配線パターン
K 半導体ウェーハ(対象ワーク)
KZ 検査画像
MZ マスター画像
OL 共通領域
Q 視野領域
RZ 良品画像
S31 マスター画像作成ステップ
S32 良品画像作成ステップ
S332 ステップ(分割撮像ステップ)
S333 ステップ(探索ステップ)
S334 ステップ(繋合せステップ)
S335 ステップ(繋合せステップ)
S336 ステップ(比較ステップ)

Claims (6)

  1. 対象ワークに形成された複数の同一のパターンを自動的に検査する自動外観検査装置において、パターン一つ分の画像であるマスター画像を記憶するマスター画像記憶部と、パターン一つ分の画像である良品画像を記憶する良品画像記憶部と、隣合う画像が共通領域をもつように各パターンを分割撮像する所定サイズの視野領域を有する撮像手段と、隣合う画像を繋ぎ合せ可能とする画像が共通領域に存在するか否かを探索し、繋ぎ合せ可能とする画像が共通領域に存在するときは、隣合う画像をその繋ぎ合せ可能とする画像に基づいて繋ぎ合せ、繋ぎ合せ可能とする画像が共通領域に存在しないときは、隣合う画像をマスター画像に基づいて繋ぎ合せて検査画像を作成する画像繋合せ処理部と、検査画像と良品画像とを比較する比較処理部とを備えることを特徴とする自動外観検査装置。
  2. 前記処理部は、前記撮像手段により分割撮像した画像について、隣合う画像を繋ぎ合せ可能とする画像が共通領域に存在するか否かを探索し、繋ぎ合せ可能とする画像が共通領域に存在するときは、隣合う画像をその繋ぎ合せ可能とする画像に基づいて繋ぎ合せ、繋ぎ合せ可能とする画像が共通領域に存在しないときは、隣合う画像をマスター画像に基づいて繋ぎ合せて良品画像を作成する請求項1に記載の自動外観検査装置。
  3. 前記マスター画像及び前記良品画像は、共に一つのパターンに形成された配線パターンの位置関係が特定できる画像である請求項1または請求項2に記載の自動外観検査装置。
  4. 対象ワークに形成された複数の同一のパターンを自動的に検査する自動外観検査方法において、パターン一つ分の画像であるマスター画像を作成するマスター画像作成ステップと、パターン一つ分の画像である良品画像を作成する良品画像作成ステップと、所定サイズの視野領域を有する撮像手段により、隣合う画像が共通領域をもつように各パターンを分割撮像する分割撮像ステップと、隣合う画像を繋ぎ合せ可能とする画像が共通領域に存在するか否かを探索する探索ステップと、繋ぎ合せ可能とする画像が共通領域に存在するときは、隣合う画像をその繋ぎ合せ可能とする画像に基づいて繋ぎ合せ、繋ぎ合せ可能とする画像が共通領域に存在しないときは、隣合う画像をマスター画像に基づいて繋ぎ合せることにより検査画像を作成する繋合せステップと、検査画像と良品画像とを比較する比較ステップとを備えることを特徴とする自動外観検査方法。
  5. 繋合せステップは、前記撮像手段により分割撮像した画像について、隣合う画像を繋ぎ合せ可能とする画像が共通領域に存在するか否かを探索し、繋ぎ合せ可能とする画像が共通領域に存在するときは、隣合う画像をその繋ぎ合せ可能とする画像に基づいて繋ぎ合せ、繋ぎ合せ可能とする画像が共通領域に存在しないときは、隣合う画像をマスター画像に基づいて繋ぎ合せて良品画像を作成する請求項4に記載の自動外観検査方法。
  6. 前記マスター画像及び前記良品画像は、共に一つのパターンに形成された配線パターンの位置関係が特定できる画像である請求項5または請求項6に記載の自動外観検査方法。
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