JP2019163418A - インクセットおよびインクジェット記録方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明に係るインクセットの一態様は、
シアンインク、マゼンタインク及びイエローインクを含むインクセットであって、
前記シアンインクが、下記一般式(1)で表されるポルフィラジン系化合物又はその塩を含有し、
前記マゼンタインクが、キサンテン骨格を有する化合物又はその塩を含有し、
前記イエローインクが、トリアジン骨格を介して結合して形成された二量体ジスアゾ構造を有する化合物又はその塩を含有する。
破線で表される環A乃至Dは、それぞれ独立にポルフィラジン環に縮環したベンゼン環又は6員環の含窒素複素芳香環を表し、含窒素複素芳香環の個数は平均値で0.00を超
えて3.00以下であり、残りはベンゼン環であり、
EはC2−C12アルキレンを表し、
Xは、置換基として、スルホ基、カルボキシ基、リン酸基、スルファモイル基、カルバモイル基、ヒドロキシ基、C1−C6アルコキシ基、アミノ基、モノC1−C4アルキルアミノ基、ジC1−C4アルキルアミノ基、モノC6−C10アリールアミノ基、ジC6−C10アリールアミノ基、C1−C3アルキルカルボニルアミノ基、ウレイド基、C1−C6アルキル基、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン原子、C1−C6アルキルスルホニル基、及びC1−C6アルキルチオ基よりなる群から選択される1種類又は2種類以上の置換基を有しても良い、スルホアニリノ基、カルボキシアニリノ基、ホスホノアニリノ基、スルホナフチルアミノ基、カルボキシナフチルアミノ基又はホスホノナフチルアミノ基であり、
Rは水素原子;スルホ基;カルボキシ基;リン酸基;スルファモイル基;カルバモイル基;ヒドロキシ基;C1−C6アルコキシ基;アミノ基;モノC1−C6アルキルアミノ基;ジC1−C6アルキルアミノ基;モノアリールアミノ基;ジアリールアミノ基;C1−C3アルキルカルボニルアミノ基;ウレイド基;C1−C6アルキル基;ニトロ基;シアノ基;ハロゲン原子;C1−C6アルキルスルホニル基;又はアルキルチオ基;を表し、
基Fはフェニル基;又は、6員含窒素複素芳香環基;を表し、
aは1以上6以下の整数を表し、
bは平均値で0.00以上3.90未満であり、
cは平均値で0.10以上4.00未満であり、
且つb及びcの和は、平均値で1.00以上4.00未満である。
適用例1において、
前記一般式(1)で表されるポルフィラジン系化合物又はその塩において、
環A乃至Dにおける含窒素複素芳香環がそれぞれ独立に、2位及び3位で、又は3位及び4位で縮環したピリジン環;若しくは、2位及び3位で縮環したピラジン環であり、
Eが直鎖C2−C4アルキレンであり、
Xが、置換基として、スルホ基、カルボキシ基、ヒドロキシ基、C1−C6アルコキシ基、アミノ基、モノC1−C4アルキルアミノ基、ジC1−C4アルキルアミノ基、C1−C3アルキルカルボニルアミノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、C1−C6アルキルスルホニル基及びアルキルチオ基より成る群から選択される1種類又は2種類の置換基を、0乃至2つ有しても良い、スルホアニリノ基;置換基として、スルホ基、カルボキシ基、ヒドロキシ基、及びスルファモイル基よりなる群から選択される1種類又は2種類の置換基を0乃至2つ有しても良いカルボキシアニリノ基;ホスホノアニリノ基;若しくは、置換基として、スルホ基及びヒドロキシ基から選択される1種類又は2種類の置換基を0乃至2つ有しても良いスルホナフチルアミノ基;であり、
Rが水素原子;スルホ基;カルボキシ基;C1−C6アルコキシ基;C1−C6アルキル基;又はハロゲン原子;であり、
基Fがフェニル基;又は、Rが水素原子であるピリジル基;であり、
aが1又は2の整数であることができる。
適用例1または適用例2において、
前記一般式(1)で表されるポルフィラジン系化合物又はその塩において、
環A乃至Dにおける含窒素複素芳香環が、それぞれ独立に2位及び3位で縮環したピリジン環であり、
Eが、エチレンであり、
Xが、置換基としてスルホ基を0又は1つ有しても良いスルホアニリノ基;若しくは、
置換基としてスルホ基を2つ有する、スルホナフチルアミノ基であり、
Rが水素原子、スルホ基、又はカルボキシ基であり、
基Fがフェニル基、又は、Rが水素原子であるピリジル基であり、
aが1の整数であり、
bが平均値で0.00以上3.90未満であり、
cが平均値で0.10以上4.00未満であり、
且つb及びcの和は、平均値で1.00以上4.00未満であることができる。
適用例1ないし適用例3のいずれか1例において、
前記キサンテン骨格を有する化合物が、下記一般式(2)で表される化合物であることができる。
適用例4において、
前記一般式(2)で表される化合物において、前記R1、R3、R5、R6、R8及びR10が各々独立に炭素数1以上6以下のアルキル基を表すことができる。
適用例1ないし適用例5のいずれか1例において、
さらに、前記シアンインクが、下記一般式(3)で表されるフタロシアニン系化合物を含有することができる。
Mは、水素原子、金属元素、金属酸化物、金属水酸化物、または金属ハロゲン化物を表し、
Z1〜Z4は、それぞれ独立に、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アラルキル基、アリール基、またはヘテロ環基を表し、特にアルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表し、各々はさらに置換基を有してもよい。
適用例6において、
前記一般式(3)で表される化合物が、下記一般式(3−1)で表される化合物と、下記一般式(3−2)で表される化合物とを含有することができる。
本発明に係るインクジェット記録方法の一態様は、
インクをインクジェット方式で吐出させて記録媒体に画像を記録するインクジェット記録方法であって、
前記インクが、適用例1ないし適用例8のいずれか1例に記載のインクセットを構成するシアンインク、マゼンタインク及びイエローインクである。
本発明の一実施形態に係るインクセットは、シアンインク、マゼンタインク及びイエローインクを含むインクセットであって、前記シアンインクが、上記一般式(1)で表されるポルフィラジン系化合物又はその塩を含有し、前記マゼンタインクが、キサンテン骨格を有する化合物又はその塩を含有し、前記イエローインクが、トリアジン骨格を介して結合して形成された二量体ジスアゾ構造を有する化合物又はその塩を含有することを特徴とする。
1.1.1.一般式(1)で表されるポルフィラジン系化合物
本実施形態に係るインクセットを構成するシアンインクは、下記一般式(1)で表されるポルフィラジン系化合物又はその塩を含有する。
ニルアミノ(アセチルアミノ)、エチルカルボニルアミノ、n−プロピルカルボニルアミノといった直鎖のもの;イソプロピルカルボニルアミノといった分岐鎖のもの;が挙げられる。これらの中ではアセチルアミノが好ましい。
ホアニリノ基がさらに0又は1つのスルホ基を有するもの;2−カルボキシ4−スルホアニリノ、2−カルボキシ−5−スルホアニリノ等の、スルホアニリノ基がさらに1つのカルボキシ基を有するもの(又は、カルボキシアニリノ基がさらに1つのスルホ基を有するもの);4−メトキシ−2−スルホアニリノ、4−エトキシ−2−スルホアニリノ、4−エトキシ−6−スルホアニリノ等の、スルホアニリノ基がさらに1つのCl−C6アルコキシ基を有するもの;3−アミノ−4−スルホアニリノ等の、スルホアニリノ基がさらに1つのアミノ基を有するもの;4−メチルアミノ−5−スルホアニリノ等の、スルホアニリノ基がさらに1つのモノC1−C4アルキルアミノ基を有するもの;4−ジメチルアミノ−5−スルホアニリノ等の、スルホアニリノ基がさらに1つのジC1−C4アルキルアミノ基を有するもの;2−メチル−5−スルホアニリノ、3−メチル−6−スルホアニリノ等の、スルホアニリノ基がさらに1つのC1−C6アルキル基を有するもの;4−アニリノ−3−スルホアニリノ等の、スルホアニリノ基がさらに1つのアリールアミノ基を有するもの;4−アセチルアミノ−2−スルホアニリノ等の、スルホアニリノ基がさらに1つのC1−C3アルキルカルボニルアミノ基を有するもの;2−クロロ−5−スルホアニリノ、3,5−ジクロロ−4−スルホアニリノ等の、スルホアニリノ基がさらに1又は2つのハロゲン原子を有するもの;4−メチルスルホニル−2−スルホアニリノ、4−メチルスルホニル−5−スルホアニリノ、4−へキシルスルホニル−2−スルホアニリノ等の、スルホアニリノ基がさらに1つのC1−C6アルキルスルホニル基を有するもの;4−メチルチオ−2−スルホアニリノ、4−へキシルチオ−2−スルホアニリノ等の、スルホアニリノ基がさらに1つのC1−C6アルキルチオ基を有するもの;3−カルボキシ−4−ヒドロキシ−5−スルホアニリノ、2−ヒドロキシ−5−ニトロ−3−スルホアニリノ、2−メトキシ−4−ニトロ−5−スルホアニリノ、3−メチル−6−メトキシ−4−スルホアニリノ、2−ヒドロキシ−3−アセチルアミノ−5−スルホアニリノ等の、スルホアニリノ基が前記20基の置換基の群から選択される2種類の基を、さらに2つ有するもの;2−カルボキシアニリノ、3−カルボキシアニリノ、4−カルボキシアニリノ、3,5−ジカルボキシアニリノ等の、カルボキシアニリノ基がさらに0又は1つのカルボキシ基を有するもの;4−スルファモイル−2−カルボキシアニリノ等の、カルボキシアニリノ基がさらに1つのスルファモイル基を有するもの;3−カルボキシ4−ヒドロキシアニリノ等の、カルボキシアニリノ基がさらに1つのヒドロキシ基を有するもの;4−ヒドロキシ−3−スルホ5−カルボキシアニリノ等の、カルボキシアニリノ基が前記20基の置換基の群から選択される2種類の基を、さらに2つ有するもの;2−ホスホノアニリノ、3−ホスホノアニリノ、4−ホスホノアニリノ等のホスホノアニリノ基;4,8−ジスルホ2−ナフチルアミノ、1,5−ジスルホ−2−ナフチルアミノ、3,6−ジスルホ−1−ナフチルアミノ、5,7−ジスルホ−2−ナフチルアミノ、6,8−ジスルホ2−ナフチルアミノ、3,6,8−トリスルホ−1−ナフチルアミノ、3,6,8−トリスルホ−2−ナフチルアミノ等の、スルホナフチルアミノ基がさらに1又は2つのスルホ基を有するもの;5−ヒドロキシ−7−スルホ−2−ナフチルアミノ等の、スルホナフチルアミノ基がさらに1つのヒドロヰシ基を有するもの;3,6−ジスルホ−8−ヒドロキシ−1−ナフチルアミノ、8−クロロ−3,6−ジスルホナフタレン−1−イルアミノ、6−ニトロ−4,8−ジスルホ−2−ナフチルアミノ等の、スルホナフチルアミノ基が前記20基の置換基の群から選択される2種類の基を、さらに2つ有するもの;等があげられる。
ル基;カルバモイル基;ヒドロキシ基;C1−C6アルコキシ基;アミノ基;モノC1−C6アルキルアミノ基;ジC1−C6アルキルアミノ基;モノC6−C10アリールアミノ基;ジC6−C10アリールアミノ基;C1−C3アルキルカルボニルアミノ基;ウレイド基;C1−C6アルキル基;ニトロ基;シアノ基;ハロゲン原子;C1−C6アルキルスルホニル基;又は、アルキルチオ基;を表す。
基Fがフェニル基のとき、「(CH2)a」との結合位置を1位として、Rの置換位置は2位、3位、又は4位が挙げられ、4位が好ましい。
また、基Fが6員含窒素複素芳香環基、好ましくはピリジルのとき、「(CH2)a」及びRの結合位置は、ピリジン環の窒素原子を1位として、前者が2位、後者が3位、4位、5位、又は6位の組み合わせが挙げられ、前者が2位、後者が4位の組み合わせが好ましい。
より好ましくは、環A乃至Dにおける含窒素複素芳香環が0.50以上1.75以下、ベンゼン環が2.25以上3.50以下のとき、bが0.35以上3.05以下であり、cが0.45以上1.90以下、b及びcの和は、2.25以上3.50以下である。
更に好ましくは、環A乃至Dにおける含窒素複素芳香環が0.75以上1.50以下、ベンゼン環が2.50以上3.25以下のとき、bが0.70以上2.75以下であり、cが0.50以上1.80以下、b及びcの和は、2.50以上3.25以下であるcbが大きくなるにつれて、耐ガス性は向上する傾向にあるが、ブロンズが生じやすくなる傾向にあり、耐ガス性とブロンズ性を考慮しながら、b、cの数を適宜調節し、バランスの良い比率を選択すれば良い。
(イ)環A乃至Dにおける含窒素複素芳香環としては、それぞれ独立に、2位及び3位で、又は3位及び4位で縮環したピリジン環;若しくは、2位及び3位で縮環したピラジン環が好ましい。
(ロ)Eとしては、直鎖C2−C4アルキレンが好ましい。
(ハ)Xとしては、置換基として、スルホ基、カルボキシ基、ヒドロキシ基、C1−C6アルコキシ基、アミノ基、モノC1−C4アルキルアミノ基、ジC1−C4アルキルアミノ基、C1−C3アルキルカルボニルアミノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、C1−C6アルキルスルホニル基及びアルキルチオ基より成る群から選択される1種類又は2種類の置換基を、0乃至2つ有しても良い、スルホアニリノ基;置換基として、スルホ基、カルボキシ基、ヒドロキシ基、及びスルファモイル基よりなる群から選択される1種類又は2種類の置換基を0乃至2つ有しても良いカルボキシアニリノ基;ホスホノアニリノ基;若しくは、置換基として、スルホ基及びヒドロキシ基から選択される1種類又は2種類の置換基を0乃至2つ有しても良いスルホナフチルアミノ基;が好ましい。
(ニ)Rとしては、水素原子;スルホ基;カルボキシ基;C1−C6アルコキシ基;C1−C6アルキル基;又はハロゲン原子;がこのましい。
(ホ)基Fとしては、フェニル基;又は、Rが水素原子であるピリジル基が好ましい。
(ヘ)aとしては、1又は2が好ましい。
下記の例は、本発明のポルフィラジン系化合物を具体的に説明するために代表例を示すものであり、本発明は下記の例に限定されるものではない。
が付与されているトリフェニルメタン系色素やフタロシアニン系色素などを用いることができるが、フタロシアニン系色素が好ましい。
。例えば、Xに対応する置換アニリン又は置換ナフチルアミン類0.9〜1.2モルと、2,4,6−トリクロロ−S−トリアジン(シアヌルクロライド)1モルを、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属の水酸化物により、反応液をおよそpHl〜5に調整し、0〜40℃、2〜12時間の条件下に反応させて、1次縮合物を得る。次いで、「H2N−(CH2)a−F−R」なるアミン0.9〜1.5モルを加え、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属の水酸化物により、反応液をおよそpH5〜10に調整し、5〜80℃、0.5〜12時間反応させることにより2次縮合物を得る。得られた2次縮合物1モルと、Eに対応するアルキレンジアミン類(「H2N−E−NH2」なるアミン)1〜50モルとを、およそpH9〜12、5〜90℃、0.5〜8時間反応させることにより、前記式(1−2)で表される有機アミンが得られる。各線合反応のpH調整には、通常水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物;炭酸ナトリウムや炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩;等が用いられる。なお、縮合の順序はシアヌルクロライドと縮合する各種化合物の反応性に応じて適宜決めるのが良く、前記の順序に限定されない。
アンモニウムイオン、テトラメチルグアニジニウムイオン等の有機カチオン、ハロゲンイオン、メタンスルホン酸イオン、ベンゼンスルホン酸イオン等の有機及び/又は無機アニオンが含まれる。
成される。前記金属誘導体の具体例としては塩化銅、臭化銅、沃化銅、塩化ニッケル、臭化ニッケル、酢酸ニッケル、塩化コバルト、臭化コバルト、酢酸コバルト、塩化鉄、塩化亜鉛、臭化亜鉛、沃化亜鉛、酢酸亜鉛、塩化バナジウム、オキシ三塩化バナジウム、塩化パラジウム、酢酸パラジウム、塩化アルミニウム、塩化マンガン、酢酸マンガン、アセチルアセトンマンガン、塩化マンガン、塩化鉛、酢酸鉛、塩化インジウム、塩化チタン、塩化スズ等が挙げられる。
本実施形態において、シアンインクは、さらに蒸気圧が純水よりも小さい水溶性有機溶剤及び/又は糖類を含むことが好ましい。水溶性有機溶剤及び/又は糖類を含むことにより、インクジェット記録方式において、水分の蒸発を抑制してインクを保湿することができる。また、水溶性有機溶剤であれば、吐出安定性を向上させたり、インク特性を変化させたりすることなく粘度を容易に変更することができる。水溶性有機溶剤は、溶質を溶解する能力を持つ媒体を指しており、有機性で蒸気圧が水より小さい水溶性の溶媒から選ばれる。
ンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−へキサンジオール、ジエチレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、エチレングリコールモノ−iso−プロピルエーテル、ジエチレングリコールモノ−iso−プロピルエーテル、エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、エチレングリコールモノ−t−ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−t−ブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノ−t−ブチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−iso−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−iso−プロピルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル、ジエチレングリコールブチルメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、テトラエチレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル、トリプロピレングリコールジメチルエーテル、メタノール、エタノール、n−プロピルアルコール、iso−プロピルアルコール、n−ブタノール、2−ブタノール、tert−ブタノール、iso−ブタノール、n−ペンタノール、2−ペンタノール、3−ペンタノール、及びtert−ペンタノール等のアルコール類又はグリコール類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、2−ピロリドン、N−メチル2−ピロリドン、2−オキサゾリドン、1,3−ジメチル2−イミダゾリジノン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、及び1,1,3,3−テトラメチル尿素等の含窒素系有機溶剤が挙げられる。糖類は、マルチトール、ソルビトール、グルコノラクトン、マルトース等が好ましい。
本実施形態において、シアンインクは界面活性剤を含むことが好ましいシアンインクが界面活性剤を含むことにより、インクの動的表面張力や濡れ性を調整し、吐出安定性を向上させることができる。
HLB値=20×(親水基の質量%) ・・・(H)
本実施形態において、シアンインクはさらに水を含んでもよい。
本実施形態において、シアンインクはpH調整剤を含んでもよい。pH調整剤は、インクのpH値の調整を容易にすることができる。pH調整剤としては、特に限定されないが、例えば、硫酸、塩酸、硝酸等の無機酸、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア等の無機塩基、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、トリプロパノールアミン等の有機塩基、アジピン酸、クエン酸、コハク酸等の有機酸等が挙げられる。pH調整剤は、1種単独で用いてもよいし、2種以上混合して用いてもよい。
本実施形態において、シアンインクはその保存安定性及びヘッドからの吐出安定性を良好に維持するため、目詰まり改善のため、又はインクの劣化を防止するため、溶解助剤、粘度調整剤、pH調整剤、酸化防止剤、防腐剤、防黴剤、腐食防止剤、及び分散に影響を与える金属イオンを捕獲するためのキレート化剤等の、種々の添加剤を適宜添加することもできる。
本実施形態において、シアンインクは前述した成分を任意の順序で混合し、必要に応じて濾過等をして不純物を除去することにより得られる。各成分の混合方法としては、メカニカルスターラー、マグネチックスターラー等の撹拌装置を備えた容器に順次材料を添加して撹拌混合する方法が好適に用いられる。濾過方法としては、遠心濾過、フィルター濾過等を必要に応じて行なうことができる。
本実施形態において、シアンインクは記録品質とインクジェット用インクとしての信頼性とのバランスの観点から、20℃における表面張力が20mN/m以上50mN/mであることが好ましく、25mN/m以上40mN/m以下であることがより好ましい。なお、表面張力の測定は、自動表面張力計CBVP−Z(商品名、協和界面科学社製)を用いて、20℃の環境下で白金プレートをインクで濡らしたときの表面張力を確認することにより測定することができる。
本実施形態に係るインクセットにおいて、マゼンタインクは、キサンテン骨格を有する化合物又はその塩を含むことを特徴とする。本実施形態に係るインクセットでは、マゼンタインクがキサンテン骨格を有する化合物又はその塩を含むことにより、発色性に優れ、モノクロ画像における耐熱性や耐湿性に優れるインクセットとなる。
本実施形態において、キサンテン骨格を有する化合物は、下記一般式(2)で表される化合物であることが好ましい。
される化合物については、特開2016−41801号公報の段落番号0015−0084の記載を引用している。
ハロゲン原子、アルキル基、アラルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、ヘテロ環基、シアノ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、シリルオキシ基、ヘテロ環オキシ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アリールオキシカルボニルオキシ基、アミノ基、アシルアミノ基、アミノカルボニルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、スルファモイルアミノ基、アルキル又はアリールスルホニルアミノ基、メルカプト基、アルキルチオ基、アリールチオ基、ヘテロ環チオ基、スルファモイル基、アルキル又はアリールスルフィニル基、アルキル又はアリールスルホニル基、アシル基、アリールオキシカルボニル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、アリール又はヘテロ環アゾ基、イミド基、ホスフィノ基、ホスフィニル基、ホスフィニルオキシ基、ホスフィニルアミノ基、シリル基、イオン性親水性基が例として挙げられる。これらの置換基は更に置換されてもよく、更なる置換基としては、以上に説明した置換基群Aから選択される基を挙げることができる。
アルキル基としては、好ましくは、炭素数1〜30のアルキル基、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、t−ブチル基、n−オクチル基、エイコシル基、2−クロロエチル基、2−シアノエチル基、2―エチルヘキシル基等が挙げられ、シクロアルキル基としては、好ましくは、炭素数3から30の置換又は無置換のシクロアルキル基、例えば、シクロヘキシル基、シクロペンチル基、4−n−ドデシルシクロヘキシル基等が挙げられ、ビシクロアルキル基としては、好ましくは、炭素数5〜30の置換若しくは無置換のビシクロアルキル基、つまり、炭素数5〜30のビシクロアルカンから水素原子を一個取り去った一価の基、例えば、ビシクロ[1,2,2]ヘプタン−2−イル基、ビシクロ[2,2,2]オクタン−3−イル基等が挙げられる。
アルケニル基としては、好ましくは、炭素数2〜30の置換又は無置換のアルケニル基、例えば、ビニル基、アリル基、プレニル基、ゲラニル基、オレイル基等が挙げられ、シクロアルケニル基としては、好ましくは、炭素数3〜30の置換若しくは無置換のシクロアルケニル基、つまり、炭素数3〜30のシクロアルケンの水素原子を一個取り去った一価の基、例えば、2−シクロペンテン−1−イル基、2−シクロヘキセン−1−イル基等が挙げられ、ビシクロアルケニル基としては、置換若しくは無置換のビシクロアルケニル
基、好ましくは、炭素数5〜30の置換若しくは無置換のビシクロアルケニル基、つまり二重結合を一個持つビシクロアルケンの水素原子を一個取り去った一価の基、例えば、ビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−エン−1−イル基、ビシクロ[2,2,2]オクト−2−エン−4−イル基等が挙げられる。
アルキルチオ基としては、好ましくは、炭素数1〜30の置換若しくは無置換のアルキルチオ基、例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、n−ヘキサデシルチオ基等が挙げられる。
ノ基、例えば、ジメチルホスフィノ基、ジフェニルホスフィノ基、メチルフェノキシホスフィノ基等が挙げられる。
水素原子又は置換基を表し、R101及びR102は各々独立に置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のアリール基、置換若しくは無置換のヘテロ環基、置換若しくは無置換のアルキルスルホニル基、置換若しくは無置換のアリールスルホニル基、置換若しくは無置換のアルコキシカルボニル基、置換若しくは無置換のアリールオキシカルボニル基、置換若しくは無置換のカルバモイル基、置換若しくは無置換のモノアルキルアミノカルボニル基、置換若しくは無置換のジアルキルアミノカルボニル基、置換若しくは無置換のモノアリールアミノカルボニル基、置換若しくは無置換のジアリールアミノカルボニル基、又は置換若しくは無置換のアルキルアリールアミノカルボニル基を表す。
、置換若しくは無置換のアリールウレイド基、スルホ基、カルボキシル基、又はハロゲン原子を表すことが好ましく、より好ましくは水素原子、置換若しくは無置換のアルキル基、又はスルホ基であり、特に好ましくは置換若しくは無置換のアルキル基である。アルキル基としては、炭素数1〜6のアルキル基が好ましく、炭素数1〜3のアルキル基がより好ましく、メチル基が更に好ましい。また、各基が置換基を有する場合の置換基としては上記置換基群Aから選ばれる置換基が挙げられる。
R101及びR102が置換若しくは無置換のアルキル基を表す場合のアルキル基としては、炭素数1〜6のアルキル基が好ましく、炭素数1〜3のアルキル基がより好ましく、メチル基又はエチル基が更に好ましい。また、アルキル基が置換基を有する場合の置換基としては上記置換基群Aから選ばれる置換基が挙げられ、アリール基が好ましく、フェニル基が特に好ましい。
R101及びR102が置換若しくは無置換のアリール基を表す場合のアリール基としては、炭素数6〜14のアリール基が好ましく、炭素数6〜10のアリール基がより好ましく、フェニル基が更に好ましい。また、アリール基が置換基を有する場合の置換基としては上記置換基群Aから選ばれる置換基が挙げられる。
R101及びR102が置換若しくは無置換のヘテロ環基を表す場合のヘテロ環基としてはトリアジン基、チアゾリル基、ベンゾチアゾリル基、又はチアジアゾリル基が好ましい。また、ヘテロ環基が置換基を有する場合の置換基としては上記置換基群Aから選ばれる置換基が挙げられ、置換若しくは無置換のアミノ基、置換若しくは無置換のスルファモ
イル基が好ましい。
R101及びR102が置換若しくは無置換のアルキルスルホニル基を表す場合のアルキルスルホニル基としては、炭素数1〜6のアルキルスルホニル基が好ましく、炭素数1〜3のアルキルスルホニル基がより好ましく、メチルスルホニル基が更に好ましい。また、アルキルスルホニル基が置換基を有する場合の置換基としては上記置換基群Aから選ばれる置換基が挙げられる。
R101及びR102が置換若しくは無置換のアリールスルホニル基を表す場合のアリールスルホニル基としては、炭素数6〜14のアリールスルホニル基が好ましく、炭素数6〜10のアリールスルホニル基がより好ましく、フェニルスルホニル基が更に好ましい。また、アリールスルホニル基が置換基を有する場合の置換基としては上記置換基群Aから選ばれる置換基が挙げられ、カルボキシル基が特に好ましい。
R101及びR102が置換若しくは無置換のアルコキシカルボニル基を表す場合のアルコキシカルボニル基としては、−COOR201で表されることが好ましい。ここでR201は炭素数1〜6のアルキル基を表し、炭素数1〜4のアルキル基が好ましく、イソプロピル基がより好ましい。また、アルコキシカルボニル基が置換基を有する場合の置換基としては上記置換基群Aから選ばれる置換基が挙げられる。
R101及びR102が置換若しくは無置換のアリールオキシカルボニル基を表す場合のアリールオキシカルボニル基としては、−COOR202で表されることが好ましい。ここでR202は炭素数6〜14のアリール基を表し、炭素数6〜10のアリール基が好ましく、フェニル基がより好ましい。また、アリールオキシカルボニル基が置換基を有する場合の置換基としては上記置換基群Aから選ばれる置換基が挙げられ、ニトロ基が特に好ましい。
R101及びR102が置換若しくは無置換のモノアルキルアミノカルボニル基を表す場合のモノアルキルアミノカルボニル基としては、−CONHR203で表されることが好ましい。ここでR203は炭素数1〜12のアルキル基を表し、炭素数1〜10のアルキル基が好ましく、炭素数1〜6のアルキル基がより好ましく、メチル基、エチル基、イソプロピル基、ヘキシル基、2−エチルヘキシル基、ドデシル基、シクロヘキシル基が更に好ましく、イソプロピル基が特に好ましい。また、モノアルキルアミノカルボニル基が置換基を有する場合の置換基としては上記置換基群Aから選ばれる置換基が挙げられ、フェニル基、カルボキシル基、置換若しくは無置換のアミノ基、ヒドロキシル基が特に好ましい。
R101及びR102が置換若しくは無置換のジアルキルアミノカルボニル基を表す場合のジアルキルアミノカルボニル基としては、−CONR204R205で表されることが好ましい。ここでR204及びR205は各々独立に炭素数1〜10のアルキル基を表し、炭素数1〜6のアルキル基が好ましく、メチル基、イソプロピル基がより好ましい。
また、ジアルキルアミノカルボニル基が置換基を有する場合の置換基としては上記置換基群Aから選ばれる置換基が挙げられ、カルボキシル基、好ましくは炭素数2〜6のアルキルオキシカルボニル基であり、より好ましくはエチルオキシカルボニル基等のアルキルオキシカルボニル基が特に好ましい。
R101及びR102が置換若しくは無置換のモノアリールアミノカルボニル基を表す場合のモノアリールアミノカルボニル基としては、−CONHR206で表されることが好ましい。ここでR206は炭素数6〜14のアリール基を表し、炭素数6〜12のアリール基が好ましく、炭素数6〜10のアリール基がより好ましい。具体的には、フェニル基、ビフェニル基、ナフチル基が好ましく、フェニル基がより好ましい。また、モノアリールアミノカルボニル基が置換基を有する場合の置換基としては上記置換基群Aから選ばれる置換基が挙げられ、カルボキシル基、ヒドロキシル基、ホスホノ基、好ましくは炭素数1〜6のアルコキシ基であり、より好ましくはシクロヘキシルオキシ基等のアルコキシ基が特に好ましい。
R101及びR102が置換若しくは無置換のジアリールアミノカルボニル基を表す場合のジアリールアミノカルボニル基としては、−CONR207R208で表されること
が好ましい。ここでR207及びR208は各々独立に炭素数6〜14のアリール基を表し、炭素数6〜10のアリール基が好ましく、フェニル基がより好ましい。また、ジアリールアミノカルボニル基が置換基を有する場合の置換基としては上記置換基群Aから選ばれる置換基が挙げられる。
上であることがより好ましく、1.0質量%以上であることがさらに好ましい。また、マゼンタインクにおける前記式(2)で表される化合物の含有量は、インクの全質量に対して、2.0質量%以下であることが好ましく、1.5質量%以下であることがより好ましく、1.2質量%以下であることがさらに好ましい。
本実施形態において、マゼンタインクは、染料として、上記一般式(2)で表される化合物以外のマゼンタ染料を含むことが好ましい。マゼンタインクが上記一般式(2)で表される化合物以外のマゼンタ染料を含むことにより、発色性や耐ガス性が向上し、モノクロ画像における堅牢性に優れるインクセットとなる。
以下、一般式(M−1)で表される染料について詳細に説明する。なお、一般式(M−1)で表される染料は、塩を形成していてもよい。
しくはカルボキシ基で置換されたフェノキシ基を表す。これらの中でもスルホ基又はカルボキシ基で置換されたフェノキシ基が好ましく、カルボキシ基で置換されたフェノキシ基がより好ましい。カルボキシ基で置換されたフェノキシ基は、良好な耐湿性の改善効果を備え、2つのカルボキシ基で置換されたフェノキシ基は、より良好な耐湿性を有しているため、特に好ましい。
BM21及びBM22は、各々−CRM21=、−CRM22=を表すか、あるいはいずれか一方が窒素原子,他方が−CRM21=又は−CRM22=を表し、
RM23、RM24は、各々独立して、水素原子、脂肪族基、芳香族基、複素環基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、カルバモイル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、又はスルファモイル基を表わし、RM23,RM24は更に置換基を有していてもよく、
GM2、RM21、RM22は、各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、脂肪族基、芳香族基、複素環基、シアノ基、カルボキシル基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アシル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、シリルオキシ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、ヘテロ環オキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アリールオキシカルボニルオキシ基、アルキル基又はアリール基又は複素環基で置換されたアミノ基、アシルアミノ基、ウレイド基、スルフアモイルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、アルキル及びアリールスルホニルアミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、ニトロ基、アルキル及びアリールチオ基、アルキル及びアリールスルホニル基、アルキル及びアリールスルフィニル基、スルファモイル基、スルホ基、又はヘテロ環チオ基を表し、GM2、RM21、RM22は、更に置換されていてもよく、
RM21とRM23、あるいはRM23とRM24が結合して5〜6員環を形成してもよい。
ルコキシ基、アリールオキシ基、シリルオキシ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、ヘテロ環オキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アリールオキシカルボニルオキシ基、アルキル基又はアリール基又は複素環基で置換されたアミノ基、アシルアミノ基、ウレイド基、スルフアモイルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、アルキル及びアリールスルホニルアミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、ニトロ基、アルキル及びアリールチオ基、アルキル及びアリールスルホニル基、アルキル及びアリールスルフィニル基、スルファモイル基、スルホ基、又はヘテロ環チオ基を表す。RM23,RM24は、更に置換されていてもよい。また、RM21とRM23、あるいはRM23,RM24が結合して5〜6員環を形成してもよい。
本実施形態に係るインクセットにおいて、マゼンタインクは上記のシアンインクと同様に、水溶性有機溶剤、界面活性剤、水、pH調整剤等の染料以外の他の成分を含んでもよい。染料以外の他の成分についてはシアンインクと同様であるため、記載を省略する。インクの調製方法や物性についても同様である。
本実施形態に係るインクセットにおいて、イエローインクはトリアジン骨格を介して結合して形成された二量体ジスアゾ構造を有する化合物又はその塩を含有する。本実施形態に係るインクセットが前記の染料を含むことにより、モノクロ画像における耐熱性や耐湿性等の堅牢性に優れるインクセットとなる。
本実施形態に係るインクセットは、シアンインク、マゼンタインク及びイエローインクを含むインクセットであって、上記シアンインク、マゼンタインク及びイエローインクを含むものである。また、本実施形態において、これら以外のインクを有してもよい。このインクセットを用いて記録することにより、モノクロ画像における耐熱性や耐湿性等の堅牢性をバランスよく向上させることができる。
本実施形態に係るインクジェット記録方法は、インクをインクジェット方式で吐出させて記録媒体に画像を記録するインクジェット記録方法であって、インクが、上記の本実施形態に係るインクセットを構成するシアンインク、マゼンタインク及びイエローインクであることを特徴とする。
以下、本発明を実施例および比較例によってさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
表6に示す配合量で各成分を混合攪拌し、孔径10μmのメンブレンフィルターで加圧濾過を行って、各インク組成物を得た。なお、表6中の数値は、インク中での含有量(質量%)を表し、水はインク組成物の全質量が100質量%となるように添加した。
・サーフィノール104PG50(商品名、エアープロダクツジャパン株式会社製、主鎖の炭素数が10であるアセチレングリコールのアルキレンオキサイド付加物がない、アセチレングリコール系界面活性剤)
・サーフィノールMD−20(商品名、エアープロダクツジャパン株式会社製、HLBが4以下のアセチレングリコール系界面活性剤)
・オルフィンE1010(商品名、日信化学工業株式会社製、主鎖の炭素数が10であるアセチレングリコールのアルキレンオキサイド付加物を有する界面活性剤)
・マゼンタ染料M1:上記の例示化合物(2−20)
・マゼンタ染料M2:上記の例示化合物(4)
・マゼンタ染料M3:上記の例示化合物(M−23)
・マゼンタ染料M4:上記の例示化合物(M−1−2)
・シアン染料C1:下記の例示化合物(1−5)
・シアン染料C2:上記の例示化合物(3−1)
・シアン染料C3:C.I.ダイレクトブルー199
破線で表される環A1乃至A3は、それぞれ独立にポルフィラジン環に縮環したベンゼン環又は6員環の含窒素複素芳香環を表し、前記含窒素複素芳香環の個数は、平均値で0.00を超えて3.00以下であり、残りはベンゼン環であり、
bは平均値で0.00以上3.90未満であり、
cは平均値で0.10以上4.00未満であり、
かつb及びcの和は、平均値で1.00以上4.00未満である。
・イエロー染料Y1:上記の例示化合物(Y−1)
・イエロー染料Y2:上記の例示化合物(Y−2)
・イエロー染料Y3:C.I.ダイレクトイエロー132
・イエロー染料Y4:C.I.アシッドイエロー1
・イエロー染料Y5:C.I.アシッドイエロー73
中間体(A)23.0g(特開2011−148973号公報の第17頁の段落番号0065記載の方法で合成)を、10%発煙硫酸420gに添加して、室温にて48時間反応させた。反応液を大過剰の酢酸エチルに注ぎ入れ、析出した結晶をろ別した。ろ別した結晶を500mLのメタノールに溶解させ、28%ナトリウムメトキシドメタノール溶液を用いてpH7に調整し、析出した硫酸ナトリウムをろ過により取り除いた。ろ液をロータリーエバポレーターを用いて濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィ(充填剤:セファデックスLH−20(ファルマシア製)、展開溶媒:メタノール)で精製し、中間体(B)の結晶を得た。収量21.0g、収率68%、MS(m/z)=793([M−2Na+H]−、100%)。
3.2.1.モノクロ画像堅牢性(耐熱性)の評価
インク連続供給システム(CISS)型のインクジェットプリンター(セイコーエプソン株式会社製、型式「EW−M660FT」)のインク収容容器にインクを充填後、以下の条件でパターンを印刷し、得られた印刷物を常温で24時間乾燥後、印刷物のL値a値b値を測色した。その後、印刷物の環境放置を行った後、再びL値a値b値を測定した。放置前後での色差について、CIE DE2000色差に基づくΔE00を算出し、以下の基準で評価した。
(印刷条件)
記録媒体:セイコーエプソン株式会社製、写真用紙<光沢>
印刷設定:用紙種類=EPSON写真用紙
(その他は初期設定のまま)
印刷環境:25℃、40%RH
印刷パターン:グレー色のパッチ(R,G,B)=(128,128,128)
測色器:分光測色計;X−Rite i1(X−Rite社製)、
光源フィルターなし、光源:D50、視野角2度
放置条件:80℃、20%、30日間
(評価基準)
A:ΔE00が0.7以上
B:ΔE00が0.7を超えて1.2以下
C:ΔE00値が1.2超
上記のCISS型のインクジェットプリンターのインク収容容器にインクを充填後、以下の条件でパターンを印刷した。得られた印刷物を常温で24時間乾燥後、環境放置を行い、印刷物の滲みを目視判定し、以下の基準で評価した。
(印刷条件)
記録媒体:セイコーエプソン株式会社製、写真用紙<光沢>
印刷設定:用紙種類=EPSON写真用紙
(その他は初期設定のまま)
印刷環境:25℃、40%RH
印刷パターン:6ポイントの白抜き文字のあるベタパターン
測色器:分光測色計;X−Rite i1(X−Rite社製)、
光源フィルターなし、光源:D50、視野角2度
放置条件:40℃、85%、30日間
(評価基準)
A:滲みがなく、白抜き文字が認識できる。
B:やや滲みがあるものの、白抜き文字が認識できる。
C:滲みがあるが、白抜き文字が辛うじて認識できる。
上記のCISS型のインクジェットプリンターのインク収容容器に実施例のインクを充填後、以下の条件でパターンを印刷した。得られた印刷物を常温で24時間乾燥後、OD値を測色した。その後、印刷物の環境放置を行った後、再びOD値を測色した。一連の手順はJEITA CP−3901Aに従い行い、コンポジットニュートラルパッチのグレーインバランス(C−Y,Y−M,M−C)を計算し、以下の基準で評価した。
(印刷条件)
記録媒体:セイコーエプソン株式会社製、写真用紙<光沢>
印刷解像度:600×1200dpi
印刷環境:25℃、40%RH
印刷パターン:JEITA CP−3901A寿命予測チャート
測色器:分光測色計;X−Rite i1(X−Rite社製)、
光源フィルターなし、光源:D50、視野角2度
放置条件:オゾンウェザーメーター(商品名「OMS−L」、スガ試験機株式会社製)使用。23℃50%、オゾン濃度5ppm、40時間放置。
(評価基準)
A:コンポジットニュートラルパッチのグレーインバランスが10%以内。
B:コンポジットニュートラルパッチのグレーインバランスが10%超、15%以内。
C:コンポジットニュートラルパッチのグレーインバランスが15%超。
上記のCISS型のインクジェットプリンターのインク収容容器に実施例のインクを充填後、以下の条件でパターンを印刷した。得られた印刷物を常温で24時間乾燥後、OD値を測色した。その後、印刷物の環境放置を行った後、再びOD値を測色した。一連の手順はJEITA CP−3901Aに従い行い、コンポジットニュートラルパッチのグレーインバランス(C−Y,Y−M,M−C)を計算し、以下の基準で評価した。
(印刷条件)
記録媒体:セイコーエプソン株式会社製、写真用紙<光沢>
印刷解像度:600×1200dpi
印刷環境:25℃、40%RH
印刷パターン:JEITA CP−3901A寿命予測チャート
測色器:分光測色計;X−Rite i1(X−Rite社製)、
光源フィルターなし、光源:D50、視野角2度
放置条件:キセノンウェザーメーター(商品名「X75L」、スガ試験機株式会社製)使用。23℃50%、放射照度0.95W/m2、積算照度7665klux・h(7年相当)となるまで放置。
(評価基準)
A:コンポジットニュートラルパッチのグレーインバランスが10%以内。
B:コンポジットニュートラルパッチのグレーインバランスが10%超、15%以内。
C:コンポジットニュートラルパッチのグレーインバランスが15%超。
上記のCISS型のインクジェットプリンターのインク収容容器に実施例のインクを充
填後、以下の条件でパターンを印刷した。得られた印刷物を常温で24時間乾燥後、OD値を測色し、以下の基準で評価した。
(印刷条件)
記録媒体:セイコーエプソン株式会社製、写真用紙<光沢>
印刷解像度:600×1200dpi
印刷環境:25℃、40%RH
印刷パターン:グレー色のパッチ(R,G,B)=(128,128,128)
測色器:分光測色計;X−Rite i1(X−Rite社製)、
(評価基準)
A:OD値1.07以上
B:OD値1.00以上1.07未満
C:OD値1.00未満
評価結果を表9に示す。
ロ画像堅牢性が劣る結果となり、比較例1では耐ガス性も低下した。比較例4、5では、シアンインクが一般式(1)で表されるポルフィラジン系化合物を含有しないため、モノクロ画像堅牢性が劣る結果となり、比較例5では耐ガス性も低下した。比較例6〜8では、イエローインクが、トリアジン骨格を介して結合して形成された二量体ジスアゾ構造を有する化合物を含まないため、やはりモノクロ画像堅牢性が劣り、比較例7、8では耐光性も低下した。
Claims (9)
- シアンインク、マゼンタインク及びイエローインクを含むインクセットであって、
前記シアンインクが、下記一般式(1)で表されるポルフィラジン系化合物又はその塩を含有し、
前記マゼンタインクが、キサンテン骨格を有する化合物又はその塩を含有し、
前記イエローインクが、トリアジン骨格を介して結合して形成された二量体ジスアゾ構造を有する化合物又はその塩を含有する、インクセット。
破線で表される環A乃至Dは、それぞれ独立にポルフィラジン環に縮環したベンゼン環又は6員環の含窒素複素芳香環を表し、含窒素複素芳香環の個数は平均値で0.00を超えて3.00以下であり、残りはベンゼン環であり、
EはC2−C12アルキレンを表し、
Xは、置換基として、スルホ基、カルボキシ基、リン酸基、スルファモイル基、カルバモイル基、ヒドロキシ基、C1−C6アルコキシ基、アミノ基、モノC1−C4アルキルアミノ基、ジC1−C4アルキルアミノ基、モノC6−C10アリールアミノ基、ジC6−C10アリールアミノ基、C1−C3アルキルカルボニルアミノ基、ウレイド基、C1−C6アルキル基、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン原子、C1−C6アルキルスルホニル基、及びC1−C6アルキルチオ基よりなる群から選択される1種類又は2種類以上の置換基を有しても良い、スルホアニリノ基、カルボキシアニリノ基、ホスホノアニリノ基、スルホナフチルアミノ基、カルボキシナフチルアミノ基又はホスホノナフチルアミノ基であり、
Rは水素原子;スルホ基;カルボキシ基;リン酸基;スルファモイル基;カルバモイル基;ヒドロキシ基;C1−C6アルコキシ基;アミノ基;モノC1−C6アルキルアミノ基;ジC1−C6アルキルアミノ基;モノアリールアミノ基;ジアリールアミノ基;C1−C3アルキルカルボニルアミノ基;ウレイド基;C1−C6アルキル基;ニトロ基;シアノ基;ハロゲン原子;C1−C6アルキルスルホニル基;又はアルキルチオ基;を表し、
基Fはフェニル基;又は、6員含窒素複素芳香環基;を表し、
aは1以上6以下の整数を表し、
bは平均値で0.00以上3.90未満であり、
cは平均値で0.10以上4.00未満であり、
且つb及びcの和は、平均値で1.00以上4.00未満である。 - 前記一般式(1)で表されるポルフィラジン系化合物又はその塩において、
環A乃至Dにおける含窒素複素芳香環がそれぞれ独立に、2位及び3位で、又は3位及
び4位で縮環したピリジン環;若しくは、2位及び3位で縮環したピラジン環であり、
Eが直鎖C2−C4アルキレンであり、
Xが、置換基として、スルホ基、カルボキシ基、ヒドロキシ基、C1−C6アルコキシ基、アミノ基、モノC1−C4アルキルアミノ基、ジC1−C4アルキルアミノ基、C1−C3アルキルカルボニルアミノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、C1−C6アルキルスルホニル基及びアルキルチオ基より成る群から選択される1種類又は2種類の置換基を、0乃至2つ有しても良い、スルホアニリノ基;置換基として、スルホ基、カルボキシ基、ヒドロキシ基、及びスルファモイル基よりなる群から選択される1種類又は2種類の置換基を0乃至2つ有しても良いカルボキシアニリノ基;ホスホノアニリノ基;若しくは、置換基として、スルホ基及びヒドロキシ基から選択される1種類又は2種類の置換基を0乃至2つ有しても良いスルホナフチルアミノ基;であり、
Rが水素原子;スルホ基;カルボキシ基;C1−C6アルコキシ基;C1−C6アルキル基;又はハロゲン原子;であり、 基Fがフェニル基;又は、Rが水素原子であるピリジル基;であり、
aが1又は2の整数である、請求項1に記載のインクセット。 - 前記一般式(1)で表されるポルフィラジン系化合物又はその塩において、
環A乃至Dにおける含窒素複素芳香環が、それぞれ独立に2位及び3位で縮環したピリジン環であり、
Eが、エチレンであり、
Xが、置換基としてスルホ基を0又は1つ有しても良いスルホアニリノ基;若しくは、置換基としてスルホ基を2つ有する、スルホナフチルアミノ基であり、
Rが水素原子、スルホ基、又はカルボキシ基であり、
基Fがフェニル基、又は、Rが水素原子であるピリジル基であり、
aが1の整数であり、
bが平均値で0.00以上3.90未満であり、
cが平均値で0.10以上4.00未満であり、
且つb及びcの和は、平均値で1.00以上4.00未満である、請求項1又は2に記載のインクセット。 - 前記キサンテン骨格を有する化合物が、下記一般式(2)で表される化合物である、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のインクセット。
換若しくは無置換のアルコキシカルボニル基、置換若しくは無置換のアリールオキシカルボニル基、置換若しくは無置換のカルバモイル基、置換若しくは無置換のモノアルキルアミノカルボニル基、置換若しくは無置換のジアルキルアミノカルボニル基、置換若しくは無置換のモノアリールアミノカルボニル基、置換若しくは無置換のジアリールアミノカルボニル基、又は置換若しくは無置換のアルキルアリールアミノカルボニル基を表す。 - 前記一般式(2)で表される化合物において、前記R1、R3、R5、R6、R8及びR10が各々独立に炭素数1以上6以下のアルキル基を表す、請求項4に記載のインクセッ。
- インクをインクジェット方式で吐出させて記録媒体に画像を記録するインクジェット記
録方法であって、
前記インクが、請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載のインクセットを構成するシアンインク、マゼンタインク及びイエローインクである、インクジェット記録方法。
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