JP2019161926A - 車両用の電気接続箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】組立作業性に優れる車両用の電気接続箱を提供する。【解決手段】電気機器の収納空間を形成する複数の壁部と、前記複数の壁部の少なくとも一つに形成される切欠部とを有する容器状のケースと、前記電気機器に接続されるケーブルに貫通されると共に、前記切欠部にスライドにより嵌め込まれることで前記切欠部を塞ぐ部分カバーとを有する車両用の電気接続箱である。前記切欠部に臨む前記ケースの内周縁部は、互いに平行に配置されると共に、前記部分カバーのスライド方向の最大長さよりも短い長さを有する直線状の第一側縁部と、前記第一側縁部の一端同士を一端側に突出するように繋ぐ第一底縁部とを有する。前記部分カバーは、互いに平行に配置されると共に、前記第一側縁部にスライドにより嵌合される直線状の第二側縁部と、前記部分カバーの前記切欠部への嵌め込みにより前記第一底縁部に突き合わされる第二底縁部とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用の電気接続箱に関する。特に、容器状のケースに設けられた切欠部に部分カバーをスライドして嵌め合わせる際の組立作業性に優れる車両用の電気接続箱に関する。
特許文献1は、車両用の電気接続箱を開示する。この電気接続箱は、側壁に切欠部を有するケースと、切欠部にスライドにより嵌入される閉鎖カバーとを備える。より具体的には、ケースの側壁は、互いに一体に形成された外壁部と内壁部とを備える。外壁部には、その上縁部から下方に切り欠かれた外側切欠部を有し、内壁部には、その上縁部から下方に切り欠かれた内側切欠部を有する。閉鎖カバーは、外側切欠部を塞ぐ外側閉鎖壁と、内側切欠部を塞ぐ内側閉鎖壁とを備える。両閉鎖部は一体に形成されている。内側閉鎖壁の左右両端部には止水リブが形成される一方、ケースの内壁部には、その肉厚方向の内方に突出して形成された止水溝を備える。止水リブを止水溝に嵌入することで、内側閉鎖壁は内側切欠部を塞ぐ。
特開2013−5629号公報
容器状のケースが有する切欠部に対し、スライドにより閉鎖カバーのような部分カバーを嵌め込む際の組立作業性の向上が求められている。
特許文献1に係る電気接続箱では、閉鎖カバーが概ね矩形板状であり、閉鎖カバーを切欠部に嵌入するには、閉鎖カバーの下端(止水リブの下端)をケースの側壁の上縁部よりも上に位置させてから、閉鎖カバーを切欠部の上端(止水溝の上端)から下端(止水溝の下端)までスライドさせる必要がある。つまり、閉鎖カバーを切欠部に嵌入する際、閉鎖カバーのスライド長が長く組付け性が劣る。
一方、電気接続箱には、ワイヤハーネスを構成する電線やケーブル(以下単にケーブルという。)が貫通した状態の部分カバーをケースの切欠部に対して嵌め込む場合がある。閉鎖カバーのスライド長が長いと、スライド長を見込んだケーブルの余長が必要になり、重量増やコストアップを招く。特に、高電圧・大電流に対応したケーブルの場合、太いためケーブルの剛性が高く、そのケーブルと一体に連結された部分カバーを長いスライド長の全長に亘って取り回すことは組立作業性をより悪化させる。
本発明の目的の一つは、スライドにより部分カバーをケースの切欠部に組み付ける際の組立作業性に優れる車両用の電気接続箱を提供することにある。
(1)本発明の一態様に係る電気接続箱は、電気機器の収納空間を形成する複数の壁部と、前記複数の壁部の少なくとも一つに形成される切欠部とを有する容器状のケースと、前記電気機器に接続されるケーブルに貫通されると共に、前記切欠部にスライドにより嵌め込まれることで前記切欠部を塞ぐ部分カバーとを有する車両用の電気接続箱であって、
前記切欠部に臨む前記ケースの内周縁部は、
互いに平行に配置されると共に、前記部分カバーのスライド方向の最大長さよりも短い長さを有する直線状の第一側縁部と、
前記第一側縁部の一端同士を一端側に突出するように繋ぐ第一底縁部とを有し、
前記部分カバーは、
互いに平行に配置されると共に、前記第一側縁部にスライドにより嵌合される直線状の第二側縁部と、
前記部分カバーの前記切欠部への嵌め込みにより前記第一底縁部に突き合わされる第二底縁部とを有する。
(2)上記(1)に係る車両用の電気接続箱の一形態として、前記ケーブルが、車載電池から前記電気機器に電力を供給する電力ケーブルである構成が挙げられる。
(3)上記(1)又は(2)に係る車両用の電気接続箱の一形態として、前記電気接続箱がリレーボックス、ヒューズボックス、又はジャンクションボックスである構成が挙げられる。
(4)上記(1)から(3)のいずれかに係る車両用の電気接続箱の一形態として、
前記切欠部は、前記ケースを構成する壁部のうち、稜線を介して隣り合う複数の壁部に跨って形成され、
前記部分カバーは、前記切欠部に対応した屈曲形状である構成が挙げられる。
(5)上記(1)から(4)のいずれかに係る車両用の電気接続箱の一形態として、
前記切欠部に臨む内周縁部は、前記第一側縁部の両端部のうち、前記第一底縁部とは反対側の端部から延設されると共に、前記内周縁部の厚み方向の一方に偏在される第一薄肉側縁部を有し、
前記部分カバーは、前記第二側縁部の各々の他端側から延設されると共に、前記第二側縁部を前記第一側縁部にスライドして嵌合した際、前記部分カバーの厚み方向の他方に偏在され、前記第一薄肉側縁部に対向する第二薄肉側縁部を有する構成が挙げられる。
(6)上記(5)に係る車両用の電気接続箱の一形態として、
前記第一底縁部は、その厚み方向の一方に偏在される第一薄肉底縁部を有し、
前記第二底縁部は、前記第二側縁部を前記第一側縁部にスライドして嵌合した際、前記部分カバーの厚み方向の一方に偏在され、前記第一薄肉底縁部に対向する第二薄肉底縁部を有し、
前記第一薄肉側縁部及び前記第一薄肉底縁部が、互いに前記内周縁部の厚み方向の異なる方向に偏在され、
前記第二薄肉側縁部及び前記第二薄肉底縁部が、互いに前記部分カバーの厚み方向の異なる方向に偏在される構成が挙げられる。
上記(1)に係る構成によれば、ケースの切欠部に臨む内周縁部が、部分カバーのスライド方向の最大長さよりも短い第一側縁部を有し、部分カバーが、第一側縁部と嵌合される第二側縁部を有する。一方、第一側縁部の一端同士を繋ぐ第一底縁部と、第二側縁部の一端同士を繋ぐ第二底縁部とは、第一側縁部と第二側縁部の嵌合によって互いに突き合わされる。よって、部分カバーの切欠部への嵌合は、部分カバーの上記最大長さよりも短いスライド長で行うことができ、当該最大長さの全長に亘って部分カバーをスライドさせる必要がない。スライド長の短縮化に伴い、ケーブルの余長を長く見込む必要がなく、部分カバーのケースへの組立作業性に優れる。
上記(2)に係る構成によれば、上記ケーブルが、車載電池から上記電気機器に電力を供給する電力ケーブルであって、太く剛性の高いケーブルであっても、部分カバーのストローク長が短いため、電気接続箱の組立作業性に優れる。
上記(3)に係る構成によれば、リレーボックス、ヒューズボックス、又はジャンクションボックスとして実施形態に係る電気接続箱を好適に利用することができる。
上記(4)に係る構成によれば、切欠部がケースを構成する複数の壁部に亘って形成されている場合でも、部分カバーのスライド方向の最大長よりも短いスライド長で切欠部に部分カバーを嵌め込むことができる。
上記(5)に係る構成によれば、壁部のうち、切欠部に臨む内周縁部は、第一薄肉側縁部、第一側縁部、及び第一底縁部を有し、部分カバーの側縁は、第二薄肉側縁部、第二側縁部、第二底縁部を有する。つまり、切欠部に臨む内周縁部が第一側縁部と第一底縁部のみからなり、部分カバーの側縁が第二側縁部と第二底縁部のみからなる場合に比べて第一側縁部及び第二側縁部を短くできる。よって、上記(1)の形態によりも一層短いスライド長で部分カバーを切欠部に嵌め込むことができる。また、第一薄肉側縁部と第二薄肉側縁部は、互いに部分カバーの厚み方向に対向する状態に突き合わされるため、両薄肉側縁部同士の界面が段差状に形成され、この界面から電気接続箱内部への浸水を抑制し易い。
上記(6)の構成によれば、第一底縁部は、その厚み方向の一方に偏在される第一薄肉底縁部を有し、第二底縁部は、部分カバーの厚み方向の他方に偏在される第二薄肉底縁部を有する。一方、第一側縁部(第二側縁部)の他端側には第一薄肉側縁部(第二薄肉側縁部)が設けられている。そして、第一薄肉側縁部及び第一薄肉底縁部が、互いに切欠部に臨む内周縁部の厚み方向の異なる方向に偏在され、第二薄肉側縁部及び第二薄肉底縁部が、互いに部分カバーの厚み方向の異なる方向に偏在される。そのため、ケースに組み付けた部分カバーの内外のいずれから外力が作用しても、互いに部分カバーの厚み方向に対向する第一薄肉底縁部と第二薄肉底縁部又は第一薄肉側縁部と第二薄肉側縁部の一方の組み合わせが外力により互いを押圧し合うため、部分カバーをケースに対して強固に組み付けることができる。
実施形態1に係る電気接続箱の概略斜視図である。 実施形態1におけるケースと部分カバーの分解斜視図であり、上図は電気接続箱の奥行方向手前側の斜め上方から俯瞰する分解斜視図、下図は電気接続箱の奥行方向奥側の斜め上方から俯瞰する分解斜視図である。 (A)〜(C)の各図は、図1のA-A、B-B、C-Cの矢視断面図、(D)は実施形態3に係る電気接続箱の第一薄肉側縁部と第二薄肉側縁部との係合状態を示す断面図である。 実施形態2に係る電気接続箱の概略斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、この実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は実施の形態ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
[実施形態1]
図1〜図3に基づいて実施形態1に係る電気接続箱1Aを説明する。図2において、説明の便宜上、ケース10と部分カバー20のみを示し、ケーブル30や端子台26は省略している。図3においては、電気接続箱の内側をIN、電気接続箱の外側をOUTとして示している。各図において、Hは高さ方向、Wは幅方向、Dは奥行方向を示し、各方向に沿った各部の寸法を高さ、幅、奥行ということがある。また、各図において、同一又は対応する部材には同じ符号を付している。
(概要)
実施形態1の電気接続箱1Aは、電気機器40の収納空間を形成する複数の壁部10wと、少なくとも一つの壁部10wに形成された切欠部11とを有する容器状のケース10と、切欠部11にスライドにより嵌合されることで切欠部11を塞ぐ部分カバー20とを有する(図2)。この電気接続箱1Aの特徴の一つは、部分カバー20の切欠部11への嵌合構造を特定の構造としたことにある。以下、各構成を詳細に説明する。
(ケース)
ケース10は、上方に開口部10hを有する容器状の部材である(図1)。ケース10の内部には、リレーボックスの場合はリレー、ヒューズボックスの場合はヒューズなど、電気接続箱1Aの用途に応じた電気機器40の収納空間が形成される。電気機器40は図2において二点鎖線で仮想的に示す。ケース10の構成材料には、絶縁材料、例えばプラスチックが好適に利用できる。本例では、5面の壁部10wを組み合わせて直方体状のケース10をプラスチックの成形により構成している。各壁部10wは、一つの底面と四つの側面とを有し、底面と三つの側面はいずれも矩形で、他の一つの側面は切欠部11が形成された矩形状である。切欠部11は、開口部10hに面する壁部10wの上縁部12Uから下方に向かって側面を切り欠いた領域である。切欠部11の形状は特に問わないが、開口部10hに面した上方の幅が広く、その反対側の下方の幅が狭くなっている構成であればよい。本例では、矩形の一端(図1の下端)に台形を連結した六角形状の切欠部11としている。その他、U状の切欠部11であってもよい。つまり、切欠部11の形状は、次述する第一側縁部12Sの形成される領域の幅よりも第一底縁部12Bの形成される領域の幅の方が狭い形状とする。
《第一側縁部と第一底縁部》
切欠部11が形成された壁部10wのうち、切欠部11を臨む内周縁部には、第一側縁部12Sと第一底縁部12Bとが形成されている(図1、図2)。
第一側縁部12Sは、互いに平行に配置されると共に、部分カバー20のスライド方向の最大長さよりも短い長さを有する一対の直線状の縁部である。この最大長さとは、部分カバー20の上縁部22Uから最も離れた下縁部22Lまでの距離L(図2の上図)である。この第一側縁部12Sには、後述する部分カバー20の第二側縁部22Sがスライドにより嵌合される。そのため、第一側縁部12Sが部分カバー20の最大長さよりも短いと、部分カバー20を切欠部11に嵌めこむためのスライド長を上記最大長さよりも短くできる。この第一側縁部12Sの長さは、上記最大長さの2/3以下、より好ましくは1/2以下、さらに好ましくは1/3以下とすることが挙げられる。
第一側縁部12Sの形成範囲は、切欠部11を臨む内周縁部の上方側であれば、ケース10の開口部10h(上縁部12U)に繋がっていても繋がっていなくてもよい。本例では、第一側縁部12Sは、ケース10の開口部10hから切欠部11におけるケース10の高さ方向の途中までの範囲に形成されている。つまり、第一側縁部12Sの上端はケース10の上縁部12Uに繋がり、下端は後述する第一底縁部12Bに繋がっている。
第一側縁部12Sの横断面形状は、第一側縁部12Sの長手方向に沿って部分カバー20の第二側縁部22Sを嵌め込むことができ、部分カバー20がその厚み方向に外れない形状であれば、特に限定されない。本例の第一側縁部12Sは、横断面形状が矩形の突条として構成されている(図3(A))。その他、第一側縁部12Sは、横断面形状がU字状の突条としたり、横断面形状が矩形やU状の凹溝としたりすることが挙げられる。
第一側縁部12Sの一端側(図1の下方)には、第一側縁部12Sの一端同士を、その一端側に突出するように繋ぐ第一底縁部12Bが設けられている。第一底縁部12Bは、後述する部分カバー20の第二側縁部22Sをケース10の第一側縁部12Sにスライドして嵌め込んだ際、部分カバー20の第二底縁部22Bに突き合わされる。第一底縁部12Bの長手方向の具体的形態としては、第一側縁部12Sの一端同士を折れ線状に繋いだり、曲線状に繋いだりすることが挙げられる。本例では、一方の第一側縁部12Sの下端から下方に向かうに従って他方の第一側縁部12Sに近づく斜辺12oと、他方の第一側縁部12Sの下端から下方に向かうに従って一方の第一側縁部12Sに近づく斜辺12oと、両斜辺12oの下端をつなぐ水平の底辺12hとを備える折れ線状の第一底縁部12Bである(図2の上図)。
第一底縁部12Bの横断面形状は、部分カバー20を切欠部11に嵌め込んだ際、後述する部分カバー20の第二底縁部22Bと切欠部11を臨む内周縁部との界面が、単一の平面で電気接続箱1Aの内外を繋がない形状とすることが好適である。この界面からの浸水を抑制し易いからである。電気接続部の界面の第一側縁部12Sと同様に、上記横断面形状は矩形やU字状の突条や凹溝で構成することが挙げられる。第一側縁部12Sの横断面形状と第一底縁部12Bの横断面形状とは同じであっても異なっていてもよい。本例では、第一底縁部12Bは、内周縁部(壁部10w)の厚み方向の一方に偏在する第一薄肉底縁部12bとして構成されている(図2、図3(B),(C))。第一薄肉底縁部12bは、後述する部分カバー20の第二薄肉底縁部22bとその厚み方向に対向される。本例では、壁部10wの厚みの半分の厚さを有する第一薄肉底縁部12bとしている。第一薄肉底縁部12bにより、部分カバー20と切欠部11を臨む内周縁部との界面は段差形状に構成され、電気接続箱1Aの外部から内部に界面を介して浸水することを抑制し易い。また、本例では、電気接続箱1Aの内側に第一薄肉底縁部12bを偏在させているが、逆に電気接続箱1Aの外側に第一薄肉底縁部12bを偏在させてもよい。
なお、第一薄肉底縁部12bのうち、第一側縁部12Sとの接続箇所は、図2に示すように、第一側縁部12Sの突条の下端部と第一薄肉底縁部12bの上端部とが部分的に重なった箇所がある。つまり、第一薄肉底縁部12bの上端部は、他の箇所に比べて若干厚く構成されている。
(部分カバー)
部分カバー20は、ケース10の切欠部11にスライドにより嵌め込まれることで切欠部11を塞ぐ。
部分カバー20の材質もケース10と同様、絶縁材料が好適に利用できる。本例ではプラスチックの成形により部分カバー20を構成している。
部分カバー20の形状や大きさは、切欠部11の形状や大きさに対応した形状と大きさであればよい。本例の部分カバー20は、矩形の一端(図1、図2の下端)に台形を連結した六角形状の平板部材であり、ケース10の壁部10wと同じ厚みとしている。部分カバー20を切欠部11に嵌め込むことで、切欠部11を有する壁部10wと部分カバー20とは面一となる。この部分カバー20の形状は、次述する第二側縁部22Sの形成される領域の幅よりも第二底縁部22Bの形成される領域の幅の方が狭い形状とする。
《第二側縁部と第二底縁部》
部分カバー20は、第二側縁部22Sと、第二底縁部22Bとを備えている。
第二側縁部22Sは、互いに平行に配置されると共に、第一側縁部12Sにスライドにより嵌合される直線状の縁部である。第二側縁部22Sの長さは、第一側縁部12Sの長さに対応している。第二側縁部22Sの形成範囲も第一側縁部12Sの形成範囲に対応するように設けられる。即ち、第二側縁部22Sの長さは、部分カバー20のスライド方向の最大長さの2/3以下、より好ましくは1/2以下、さらに好ましくは1/3以下とすることが挙げられる。第二側縁部22S(第一側縁部12S)の長さが短いほど部分カバー20を切欠部11に嵌め込みやすく、長いほど部分カバー20をその厚み方向にずれ難い状態で切欠部11に嵌め込むことができる。
本例では、部分カバー20の上縁部22Uから下方に向かって部分カバー20の高さ方向の途中にまで第二側縁部22Sが形成されている。第二側縁部22Sの横断面形状は、第一側縁部12Sとスライドにより嵌合する形状とする。本例では、第一側縁部12Sは、その横断面形状が矩形の突条であるため、第二側縁部22Sは、その横断面形状を矩形の凹溝としている。つまり、部分カバー20を切欠部11に嵌め込むと、第二側縁部22Sを構成する凹溝内に第一側縁部12Sの突条が挟まれるように嵌め込まれる。
第二底縁部22Bは、部分カバー20の切欠部11への嵌め込みにより第一底縁部12Bに突き合わされる縁部である。第二底縁部22Bの横断面形状は、第一底縁部12Bに対応した形状で、部分カバー20を切欠部11に嵌め込んだ際、第一底縁部12Bと突き合わされることで面接触される形状であればよい。本例では、第二底縁部22Bは、部分カバー20の厚み方向の一方に偏在する第二薄肉底縁部22bとして構成されている(図2、図3(B),(C))。第二薄肉底縁部22bは、ケース10の第一薄肉底縁部12bとその厚み方向に対向される。本例では、部分カバー20の厚みの半分の厚さを有する第二薄肉底縁部22bとしている。第二薄肉底縁部22bにより、部分カバー20と切欠部11を臨む内周縁部との界面は段差形状に構成され、電気接続箱1Aの外部から内部に界面を介して浸水することを抑制し易い。また、本例では、電気接続箱1Aの外側となる部分カバー20の一面側に第二薄肉底縁部22bを偏在させているが、逆に電気接続箱1Aの内側となる部分カバー20の他面に第二薄肉底縁部22bを偏在させてもよい。
第二底縁部22Bが第二側縁部22Sに連続する突条又は凹溝であれば、電気接続箱1Aの内外のいずれからの外力に対しても部分カバー20がその厚み方向にずれ難く、部分カバー20と切欠部11の界面からの浸水をより抑制し易い。
なお、第二底縁部22Bのうち、第二側縁部22Sとの接続箇所は、第二側縁部22Sの凹溝の下端部が第二薄肉底縁部22bの上端部に重なっている。その結果、第二薄肉底縁部22bの上端部は、他の箇所に比べてさらに薄肉となっている。
(その他の構成)
部分カバー20には、ケーブル30の貫通孔24(図1、図2)が形成されている。このケーブル30は、ケース10内に収納される電気機器40に接続される。本例では、ケーブル30として、図示しない車載電池から電気機器40に電力を供給する電力ケーブルが貫通孔24に挿通される。貫通孔24とケーブル30との間には、通常、グロメットが介在され、貫通孔24とケーブル30との間の止水と保護を行う。貫通孔24の断面形状はケーブル30の断面形状に対応した形状が好適で、本例では円孔である。
部分カバー20には端子台26も設けられている(図1)。端子台26は、貫通孔24を介してケース10の外部から内部に導入されたケーブル30の端末を接続する端子28が固定される箇所である。本例では、部分カバー20の上縁部22U近傍であって、部分カバー20を切欠部11に嵌め込んだ際、ケース10の内側となる側に端子台26が形成されている。この端子台26は、部分カバー20と一体に成形される。端子28は、ケーブル30の端末と接続されると共に、他の電線を介して電気機器40と接続するための金属部材である。端子28は、端子台26にインサート成形で一体化したり、端子台26に後付けで取り付けたりされる。
(組立手順と嵌合状態)
ケース10と部分カバー20との組立手順と嵌合状態を説明する。
図2に示すように、部分カバー20の第二側縁部22Sの下端がケース10の第一側縁部12Sの上端よりも上方となるように部分カバー20を位置させる。このとき、第一底縁部12Bと第二底縁部22Bとの間には隙間が形成される。
その状態から部分カバー20を下方に押し下げて、第二側縁部22Sを構成する凹溝を第一側縁部12Sを構成する突条に嵌め込む。その際、突条の外周面は凹溝の内周面に面接触する(図3(A))。
第一側縁部12Sと第二側縁部22Sとが嵌合された状態で部分カバー20をさらに下方にスライドさせ、第二底縁部22Bを第一底縁部12Bに突き合わせる。その結果、第一薄肉底縁部12bと第二薄肉底縁部22bは、その厚み方向に対向される(図3(B),(C))。
(効果)
実施形態1に係る電気接続箱1Aによれば、次の効果を奏することができる。
(1)ケース10の第一側縁部12Sと部分カバー20の第二側縁部22Sが、部分カバー20の高さ方向の最大長さよりも短いため、部分カバー20を切欠部11に嵌め込む際のスライド長を上記最大長さよりも短くできる。よって、電気接続箱1Aの組立作業性を向上できる。
(2)部分カバー20のスライド長が上記最大長さよりも短いため、部分カバー20を切欠部11に嵌め込む際、第二側縁部22Sの下端を第一側縁部12Sの上端よりも上方に位置させればよく、部分カバー20の下縁部22Lを第一側縁部12Sの上端よりも上方に位置させる必要がない。そのため、部分カバー20の組み付け時の取り回し距離が短く、ケーブル30の余長も上記取り回し距離に応じた短いものでよい。よって、電気接続箱1Aの軽量化や低コスト化が実現できる。
(3)特に、部分カバー20の組み付け時の取り回し距離が短いことで、ケーブル30が太く剛性の高いものであっても、部分カバー20を切欠部11に嵌め込む際の組立作業性に優れる。
[実施形態2]
次に、図4に基づいて実施形態2の電気接続箱1Bを説明する。この電気接続箱1Bは、切欠部11及び部分カバー20がケース10を構成する複数の面に亘って形成されている点が実施形態1と異なり、他の構成は実施形態1と共通であるため、主に相違点を説明し、共通点の説明は省略する。
図4に示すように、実施形態2の電気接続箱1Bは、ケース10を構成する複数の面のうち、稜線を介して隣り合う複数の壁部10wに跨って形成される切欠部11を有する。一方、部分カバー20は、切欠部11に対応した屈曲形状である。より具体的には、ケース10を構成する壁部10wのうち、稜線を介して隣り合う2つの壁部10wの一部に切欠部11が設けられている。この切欠部11も、実施形態1と同様に、ケース10の開口部10h側(上方)の幅が広く、底部側(下方)の幅が狭い。切欠部11の内周縁部のうち、上方側には互いに平行に配置された第一側縁部12Sが形成され、下方側には第一側縁部12Sの一端(下端)同士を繋ぐ第一底縁部12Bが形成されている。
一方、部分カバー20は、上記切欠部11に対応した屈曲板状の部材で、本例ではほぼ直角のV状に屈曲された2面から構成される。部分カバー20の上縁以外の周縁は、互いに平行に配置される第二側縁部22Sと、側縁部の一端(下端)同士を繋ぐ第二底縁部22Bとを備えている。
第一側縁部12S及び第二側縁部22Sは互いにスライドにより嵌合され、実施形態1と同様の横断面形状である。両側縁部は、部分カバー20の上縁部22Uから最も離れた下縁部22Lまでの距離(最大長さ)よりも短い。第一底縁部12B及び第二底縁部22Bは、部分カバー20のスライドにより互いに当接される第一薄肉底縁部12b及び第二薄肉底縁部22bとして構成されている。
実施形態2の電気接続箱1Bにおいても、部分カバー20が複数面で構成されていても、第一側縁部12S及び第二側縁部22Sが上記最大長さよりも短いため、部分カバー20を上記最大長さよりも短いスライド長で切欠部11に嵌め込むことができる。
[実施形態3]
実施形態1及び実施形態2では第一側縁部12Sの上端がケース10の開口部10hに繋がり、第二側縁部22Sの上端が部分カバー20の上縁部22Uに繋がる構成について説明したが、第一側縁部12S(第二側縁部22S)の上端側にさらに第一薄肉側縁部(第二薄肉側縁部)を有する電気接続箱を説明する(全体図は図示略)。この実施形態3も第一薄肉側縁部(第二薄肉側縁部)を有する点が実施形態1と異なり、他の構成は実施形態1と共通であるため、共通点の概要については図1、図2及び図3(A)〜図3(C)を参照して説明し、相違点については図3(D)を参照して説明する。
第一薄肉側縁部は、切欠部11に臨む内周縁部において、第一側縁部12Sの両端部のうち、第一底縁部12Bとは反対側の端部(上端)から延設されると共に、内周縁部の厚み方向の一方に偏在される一対の縁部である。
第二薄肉側縁部は、部分カバー20において、第二側縁部22Sの各々の他端側(上端側)から延設されると共に、第二側縁部22Sを第一側縁部12Sにスライドして嵌合した際、部分カバー20の厚み方向の他方に偏在され、第一薄肉側縁部の各々に対向する縁部である。
第一薄肉側縁部(第二薄肉側縁部)は、ケース10の開口部10h(部分カバー20の上縁)に繋がる。第一薄肉側縁部(第二薄肉側縁部)の各々を構成する一対の側縁部は、第一側縁部12S(第二側縁部22S)に対応した間隔で平行に配置されていてもよいし、第一側縁部12S(第二側縁部22S)に対応した間隔よりも広い間隔で上方に向かって広がるように配置されていてもよい。切欠部11に対して部分カバー20を嵌め込むことができれば、第一薄肉側縁部(第二薄肉側縁部)の延伸方向は問わない。
本例の第一薄肉側縁部(第二薄肉側縁部)は、壁部10w(部分カバー20)の厚みの半分の厚さを有する。よって、部分カバー20を切欠部11に嵌め込んだ際、第一薄肉側縁部と第二薄肉側縁部とは互いに対向することで壁部10w(部分カバー20)の厚みに対応する。
実施形態3の電気接続箱は、実施形態1における第一薄肉底縁部12b(第二薄肉底縁部22b)を有する。そして、第一薄肉側縁部及び第一薄肉底縁部12bが、互いに切欠部11に臨む内周縁部の厚み方向の異なる方向に偏在され、第二薄肉側縁部及び第二薄肉底縁部22bが、互いに部分カバー20の厚み方向の異なる方向に偏在される。本例では、第一薄肉側縁部12sがケース10の外側に偏在し(図3(D)参照)、第一薄肉底縁部12bがケース10の内側に偏在する(図3(B),(C)参照)。また、第二薄肉側縁部22sは、部分カバー20のうち、ケース10の内側となる面側に偏在し(図3(D)参照)、第二薄肉底縁部22bは、部分カバー20のうち、ケース10の外側となる面側に偏在する(図3(B),(C)参照)。これら薄肉縁部が偏在する厚み方向の関係は逆であっても構わない。
実施形態3の電気接続箱によれば、実施形態1の効果に加え、次の効果を奏する。
(1)実施形態1よりもさらに短いスライド長で部分カバー20をケース10の切欠部11に嵌め込むことができる。第一側縁部12S(第二側縁部22S)の下方に第一薄肉底縁部12b(第二薄肉底縁部22b)を有し、さらに第一側縁部12S(第二側縁部22S)の上方に第一薄肉側縁部12s(第二薄肉側縁部22s)を有するため、第一側縁部12S(第二側縁部22S)の長さを短くできるからである。
(2)ケース10に組み付けた部分カバー20の内外のいずれから外力が作用しても、部分カバー20が厚み方向にずれ難い。互いに部分カバー20の厚み方向に対向する第一薄肉側縁部と第二薄肉側縁部又は第一薄肉底縁部12bと第二薄肉底縁部22bの一方の組み合わせが外力により互いを押圧し合うためである。よって、部分カバー20をケース10に対してより強固に組み付けることができる。特に、実施形態1よりもスライド長を短くしながらも、部分カバー20の厚み方向へのずれを効果的に抑制できる。
実施形態3における第一薄肉側縁部12s(第二薄肉側縁部22s)の構成は実施形態2においても適用することができる。
1A、1B 電気接続箱
10 ケース
10h 開口部
10w 壁部
11 切欠部
12U 上縁部
12S 第一側縁部
12s 第一薄肉側縁部
12B 第一底縁部
12b 第一薄肉底縁部
12o 斜辺
12h 底辺
20 部分カバー
22U 上縁部
22S 第二側縁部
22s 第二薄肉側縁部
22B 第二底縁部
22b 第二薄肉底縁部
22L 下縁部
24 貫通孔
26 端子台
28 端子
30 ケーブル
40 電気機器

Claims (1)

  1. 電気機器の収納空間を形成する複数の壁部と、前記複数の壁部の少なくとも一つに形成される切欠部とを有する容器状のケースと、前記電気機器に接続されるケーブルに貫通されると共に、前記切欠部にスライドにより嵌め込まれることで前記切欠部を塞ぐ部分カバーとを有する車両用の電気接続箱であって、
    前記切欠部に臨む前記ケースの内周縁部は、
    互いに平行に配置されると共に、前記部分カバーのスライド方向の最大長さよりも短い長さを有する直線状の第一側縁部と、
    前記第一側縁部の一端同士を一端側に突出するように繋ぐ第一底縁部とを有し、
    前記部分カバーは、
    互いに平行に配置されると共に、前記第一側縁部にスライドにより嵌合される直線状の第二側縁部と、
    前記部分カバーの前記切欠部への嵌め込みにより前記第一底縁部に突き合わされる第二底縁部とを有する車両用の電気接続箱。
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