JP2019161924A - モータ制御装置およびモータ制御方法 - Google Patents

モータ制御装置およびモータ制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ブレーキを解除して手動で移動対象物を移動させる際であっても、移動対象物が周囲物に衝突することを防止する。【解決手段】サーボモータ11を制御するモータ制御装置10は、複数のスイッチング素子Sを有するインバータ16と、複数のスイッチング素子Sのスイッチング動作を制御することで、サーボモータ11を駆動させるモータ制御部30と、サーボモータ11に制動力を付与するブレーキ18と、ブレーキ18を制御するブレーキ制御部34と、サーボモータ11の回転状態を取得する状態取得部32と、を備える。ブレーキ制御部34は、モータ制御部30がサーボモータ11を駆動させておらず、且つ、ブレーキ18を作動させていない状態で、サーボモータ11の単位時間当たりの回転量が所定量以上になった場合は、ブレーキ18を作動させる。【選択図】図1

Description

本発明は、サーボモータを制御するとともに、サーボモータに制動力を付与するブレーキを制御するモータ制御装置およびモータ制御方法に関する。
下記に示す特許文献1には、ロボットにダイレクト教示する場合に、ロボットのアーム(移動対象物)を駆動するモータに制動力を付与するダイナミックブレーキ回路をオフにすることが開示されている。
特開平5−318359号公報
しかしながら、上記した特許文献1のように、ブレーキを解除すると、移動対象物(ロボットのアーム等)が自重により落下して、その下にあるもの(周囲物)に衝突したり、オペレータが移動対象物を強く押し過ぎてアームが慣性力によって止まらず、周囲のもの(周囲物)に衝突する虞もある。
そこで、本発明は、ブレーキを解除して手動で移動対象物を移動させる際であっても、移動対象物が周囲物に衝突することを防止するモータ制御装置およびモータ制御方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、サーボモータを制御するモータ制御装置であって、複数のスイッチング素子を有し、直流電圧を交流電圧に変換して、交流電圧を前記サーボモータに供給するインバータと、複数の前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御することで、前記サーボモータを駆動させるモータ制御部と、前記サーボモータに制動力を付与するブレーキと、前記ブレーキを制御するブレーキ制御部と、前記サーボモータの回転状態を取得する状態取得部と、を備え、前記ブレーキ制御部は、前記モータ制御部が前記サーボモータを駆動させておらず、且つ、前記ブレーキを作動させていない状態で、前記サーボモータの単位時間当たりの回転量が所定量以上になった場合は、前記ブレーキを作動させる。
本発明の第2の態様は、モータ制御装置がサーボモータを制御するモータ制御方法であって、前記モータ制御装置は、複数のスイッチング素子を有し、直流電圧を交流電圧に変換して、交流電圧を前記サーボモータに供給するインバータと、前記サーボモータに制動力を付与するブレーキと、を備え、複数の前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御することで、前記サーボモータを駆動させるモータ制御ステップと、前記ブレーキを制御するブレーキ制御ステップと、前記サーボモータの回転状態を取得する状態取得ステップと、を含み、前記ブレーキ制御ステップは、前記モータ制御ステップが前記サーボモータを駆動させておらず、且つ、前記ブレーキを作動させていない状態で、前記サーボモータの単位時間当たりの回転量が所定量以上になった場合は、前記ブレーキを作動させる。
本発明によれば、ブレーキを解除して手動で移動対象物を移動させる際であっても、移動対象物が周囲物に衝突することを防止することができる。
第1の実施の形態のモータ制御装置の構成の一例を示す図である。 図1に示すモータ制御装置の動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態のモータ制御装置の構成の一例を示す図である。 図3に示すモータ制御装置の動作を示すフローチャートである。 変形例1のモータ制御装置の構成の一例を示す図である。
本発明に係るモータ制御装置およびモータ制御方法について、好適な実施の形態を掲げ、添付の図面を参照しながら以下、詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態のモータ制御装置10の構成の一例を示す図である。モータ制御装置10は、サーボモータ11を制御する制御装置である。モータ制御装置10は、整流器12、平滑コンデンサ14、インバータ16、ブレーキ18、操作部20、制御部22、および、報知部24を備える。なお、本実施の形態では、サーボモータ11は、図示しないが三相(UVW)のモータコイルを有し、サーボモータ11には、回転位置を検出する位置検出部PDが設けられている。サーボモータ11は、例えば、ロボットの多関節アームを駆動させる。
整流器12は、交流電源25から供給される交流電圧を直流電圧に整流する。平滑コンデンサ14は、整流器12が整流した直流電圧を平滑化する。なお、本実施の形態では、交流電源25は、三相(UVW)の交流電圧を整流器12に供給する。
インバータ16は、整流器12で整流された直流電圧(具体的には、平滑コンデンサ14の電圧)を交流電圧に変換して、サーボモータ11を駆動させる。インバータ16は、複数のスイッチング素子(半導体スイッチング素子)Sを有する。複数のスイッチング素子Sは、U相に対応した上アームのスイッチング素子Suuおよび下アームのスイッチング素子Sudと、V相に対応した上アームのスイッチング素子Svuおよび下アームのスイッチング素子Svdと、W相に対応した上アームのスイッチング素子Swuおよび下アームのスイッチング素子Swdとを有する。
三相の上アームのスイッチング素子Suu、Svu、Swuは、平滑コンデンサ14の正極側の端子とサーボモータ11の三相のモータコイルとを接続する。三相の下アームのスイッチング素子Sud、Svd、Swdは、平滑コンデンサ14の負極側の端子とサーボモータ11の三相のモータコイルとを接続する。相毎に、上アームのスイッチング素子Sと下アームのスイッチング素子Sとは直列に接続されており、直列に接続された上アームのスイッチング素子Sおよび下アームのスイッチング素子Sは、平滑コンデンサ14と並列に接続されている。
インバータ16は、三相の上アームのスイッチング素子Suu、Svu、Swuおよび三相の下アームのスイッチング素子Sud、Svd、Swdのスイッチング動作(オン/オフ動作)により、平滑コンデンサ14の電圧(以下、コンデンサ電圧と呼ぶ。)を交流電圧に変換してサーボモータ11を駆動させる。
ブレーキ18は、サーボモータ11に制動力を付与するものである。本説明では、ブレーキ18としてダイナミックブレーキを用いるものとし、以下の説明では、ダイナミックブレーキ18と称する。
ダイナミックブレーキ18は、抵抗Ru、Rv、Rwと、抵抗Ru、Rv、Rwを介してサーボモータ11に設けられた三相のモータコイルを短絡するスイッチ26u、26v、26wとを備える。スイッチ26u、26v、26wがオンになることによって、サーボモータ11の三相のモータコイルは、抵抗Ru、Rv、Rwを介して短絡される。これにより、サーボモータ11に発生する電力を急速に消費することができ、サーボモータ11を制動することができる。なお、図1では、スイッチ26u、26v、26wがオフの状態を表している。
操作部20は、オペレータによる操作を受けつけるものであり、オペレータの操作に応じた操作信号を制御部22に出力する。
制御部22は、CPU等のプロセッサと記憶媒体等を含むコンピュータである。制御部22は、モータ制御部30、状態取得部32、および、ブレーキ制御部34を有する。
モータ制御部30は、インバータ16の複数のスイッチング素子Sのスイッチング動作を制御することで、サーボモータ11を駆動させる。なお、全てのスイッチング素子Sをオフにすると、サーボモータ11の駆動が停止する。
状態取得部32は、サーボモータ11の回転状態を取得する。具体的には、状態取得部32は、位置検出部PDが検出した回転位置を取得する。この回転位置の変化からサーボモータ11の回転状態を取得することができる。
ブレーキ制御部34は、ダイナミックブレーキ18のスイッチ26u、26v、26wのオンオフを制御することで、サーボモータ11への制動力の付与および制動力の付与の解除を行う。ブレーキ制御部34は、制御信号をダイナミックブレーキ18に出力することで、スイッチ26u、26v、26wのオンオフを制御する。
ブレーキ制御部34は、原則として、モータ制御部30がサーボモータ11を駆動していないときは、スイッチ26u、26v、26wをオンにすることで、ダイナミックブレーキ18を作動させる。これにより、サーボモータ11に制動力が付与される。また、ブレーキ制御部34は、モータ制御部30がサーボモータ11を駆動しているときはスイッチ26u、26v、26wをオフにすることで、ダイナミックブレーキ18を非作動にする(作動を停止させる)。これにより、サーボモータ11への制動力の付与が解除される。
ブレーキ制御部34は、モータ制御部30がサーボモータ11を駆動していないときに、オペレータによる操作部20の操作により、ブレーキ解除の指示がなされると、スイッチ26u、26v、26wをオンからオフに切り換える。例えば、手動によって多関節アームのロボットに姿勢や位置を教示する、いわゆるティーチングを行う場合に、サーボモータ11に制動力が付与されていると、弱い外力でサーボモータ11を回転させること(弱い外力で移動対象物を移動させること)が困難となり、ティーチングが難しくなる。そこで、このような場合に、オペレータは、操作部20を操作してブレーキ解除の指示を行う。
しかしながら、サーボモータ11への制動力の付与を解除すると、サーボモータ11によって移動する移動対象物(例えば、多関節アーム等)が重力によって自然落下して、その下にあるもの(周囲物)に衝突する虞がある。また、オペレータが移動対象物(例えば、多関節アーム等)を強く押し過ぎると、移動対象物は慣性力によって直ぐには止まらず、多関節アームがその周囲にあるもの(周囲物)に衝突する虞もある。
そこで、本実施の形態では、ブレーキ制御部34は、モータ制御部30がサーボモータ11を駆動させておらず、且つ、ダイナミックブレーキ18を作動させていない状態で、サーボモータ11の単位時間当たりの回転量が所定量以上になった場合は、スイッチ26u、26v、26wをオンにして、ダイナミックブレーキ18を作動させる。具体的には、ブレーキ制御部34は、状態取得部32が取得したサーボモータ11の回転位置に基づいて、単位時間当たりの回転位置の変化量が所定量以上になった場合は、ダイナミックブレーキ18を作動させる。また、ブレーキ制御部34は、サーボモータ11の単位時間当たりの回転量が所定量以上になった場合は、ブレーキを作動させた旨を示す作動信号を報知部24に出力する。
これにより、ダイナミックブレーキ18を解除して手動で移動対象物を移動させる際であっても、移動対象物が周囲物に衝突することを防止することができる。例えば、ティーチング時にサーボモータ11への制動力の付与を解除しても、多関節アームが周囲物に衝突することを防止することができる。
なお、移動対象物(例えば、多関節アーム等)が重力によって自然落下した場合、および、オペレータが移動対象物(例えば、多関節アーム等)を強く押し過ぎた場合に単位時間の当たりの回転量が所定量以上になる。
報知部24は、作動信号がブレーキ制御部34から送られてくると、ブレーキを作動させた旨をオペレータに報知する。この報知部24は、液晶ディスプレイ等の表示部を有し、表示部にブレーキを作動させた旨を表示することで、オペレータに報知してもよい。また、報知部24は、音を出力するスピーカ、および、光を発光する発光部の少なくとも1つを備え、音、光のうち少なくとも1つを用いて、ブレーキを作動させた旨をオペレータに報知してもよい。また、報知部24は、表示部、スピーカ、および、発光部の少なくとも1つを備えた外部装置に作動信号を送信することで、外部装置を介してブレーキを作動させた旨を報知してもよい。これにより、オペレータは、ダイナミックブレーキ18が作動してサーボモータ11に制動力が付与されていることを認識することができる。
次に、モータ制御装置10の動作を図2に示すフローチャートにしたがって説明する。なお、図2は、モータ制御部30がサーボモータ11を駆動させておらず、且つ、ブレーキ制御部34がダイナミックブレーキ18を作動させている状態を前提とした動作である。また、状態取得部32は、位置検出部PDが検出した回転位置を周期的に取得しているものとする。
ステップS1で、ブレーキ制御部34は、オペレータによってブレーキ解除の操作が行なわれたか否かを判断する。この判断は、操作部20から送られてきた操作信号に基づいて行う。
ステップS1で、ブレーキ解除の操作が行なわれていないと判断された場合は、行なわれたと判断されるまでステップS1に留まり、ブレーキ解除の操作が行なわれたと判断されるとステップS2に進む。
ステップS2に進むと、ブレーキ制御部34は、スイッチ26u、26v、26wをオフにすることで、ダイナミックブレーキ18を非作動にする。これにより、サーボモータ11への制動力の付与が解除される。
次いで、ステップS3で、ブレーキ制御部34は、サーボモータ11の単位時間当たりの回転量が所定量以上になったか否かを判断する。つまり、サーボモータ11の単位時間当たりの回転位置の変化量(回転量)が所定量以上になったか否かを判断する。
ステップS3で、単位時間当たりの回転量が所定量未満と判断された場合は、所定量以上になったと判断されるまでステップS3に留まり、所定量以上になったと判断されるとステップS4に進む。
ステップS4に進むと、ブレーキ制御部34は、スイッチ26u、26v、26wをオンにすることで、ダイナミックブレーキ18を作動させる。
次いで、ステップS5で、報知部24は、オペレータにダイナミックブレーキ18を作動させた旨を報知する。
[第2の実施の形態]
図3は、第2の実施の形態のモータ制御装置10Aの構成の一例を示す図である。図3に示すモータ制御装置10Aは、図1に示すモータ制御装置10に、サーボモータ11が発電した発電電流に基づいてサーボモータ11の回転状態を検出する構成を付加したものである。なお、上記第1の実施の形態と同一の構成については同一の参照符号を付し、異なる部分だけを説明する。なお、第2の実施の形態においては、サーボモータ11に位置検出部PDを設けなくてもよい。
モータ制御装置10Aは、整流器12、平滑コンデンサ14、インバータ16、ダイナミックブレーキ(ブレーキ)18、操作部20、制御部22A、報知部24、および、電流検出部ID1u、ID1v、ID1wを備える。電流検出部ID1u、ID1v、ID1wは、三相のモータコイルに流れる電流を検出するセンサである。
制御部22Aは、モータ制御部30、状態取得部32A、および、ブレーキ制御部34を有する。
サーボモータ11が駆動していない状態で、且つ、ダイナミックブレーキ18が非動作状態の場合に、サーボモータ11を回転させると、サーボモータ11が電力を発電する。この状態時に、モータ制御部30が、複数のスイッチング素子Sのうち少なくとも1つをオンにすることで、サーボモータ11が発電した発電電流を、インバータ16を介してサーボモータ11に戻す回路(電流パス)を作ることができる。このとき、スイッチング素子Sをオン状態にし続けると、インバータ16自体が、ダイナミックブレーキ18としての機能を果たして、サーボモータ11に制動力を与えてしまうので、スイッチング素子Sを間欠的にオンにする。これにより、電流パスも間欠的に作られることになる。このスイッチング素子Sを1回オンにする時間は、サーボモータ11に与える制動力が所定力以下となる時間(例えば、一瞬)である。
この電流パスを作ることで、電流検出部ID1u、ID1v、ID1wの少なくとも2つにおいて、サーボモータ11が発電した発電電流を検出することができる。この発電電流は、サーボモータ11の単位時間当たりの回転量に比例して大きくなる。したがって、この発電電流をみることでサーボモータ11の回転状態がわかる。そこで、第2の実施の形態では、状態取得部32Aは、電流検出部ID1u、ID1v、ID1wが検出した発電電流をサーボモータ11の回転状態として取得する。
例えば、図3に示すように、モータ制御部30は、上アームのW相のスイッチング素子Swuをオンにすることで、電流パスを作ることができ、この電流パスを流れる発電電流を、電流検出部ID1u、ID1wによって検出することができる。
第2の実施の形態では、ブレーキ制御部34は、電流検出部ID1u、ID1v、ID1wが検出した発電電流が閾値(第1閾値)TH1以上になった場合は、サーボモータ11の単位時間当たりの回転量が所定量以上になったと判断する。
次に、モータ制御装置10Aの動作を図4に示すフローチャートにしたがって説明する。なお、図4は、モータ制御部30がサーボモータ11を駆動させておらず、且つ、ブレーキ制御部34がダイナミックブレーキ18を作動させている状態を前提とした動作である。
ステップS11で、ブレーキ制御部34は、オペレータによってブレーキ解除の操作が行なわれたか否かを判断する。この判断は、操作部20から送られてきた操作信号に基づいて行う。
ステップS11で、ブレーキ解除の操作が行なわれていないと判断されると、行なわれたと判断されるまでステップS11に留まり、ブレーキ解除の操作が行なわれたと判断されるとステップS12に進む。
ステップS12に進むと、ブレーキ制御部34は、スイッチ26u、26v、26wをオフにすることで、ダイナミックブレーキ18を非作動にする。これにより、サーボモータ11への制動力の付与が解除される。
次いで、ステップS13で、モータ制御部30は、インバータ16の少なくとも1つのスイッチング素子Sを間欠的にオンにして、電流パスを作る。
次いで、ステップS14で、状態取得部32Aは、電流検出部ID1u、ID1v、ID1wが検出した電流パスを流れる発電電流を取得する。
次いで、ステップS15で、ブレーキ制御部34は、ステップS14で検出された発電電流が閾値TH1以上か否かを判断する。つまり、ステップS15では、サーボモータ11の単位時間当たりの回転量が所定量以上であるか否かを判断している。
ステップS15で、ステップS14で検出された発電電流が閾値TH1未満と判断されるとステップS14に戻り、ステップS14で検出された発電電流が閾値TH1以上と判断されるとステップS16に進む。
ステップS16に進むと、ブレーキ制御部34は、スイッチ26u、26v、26wをオンにすることで、ダイナミックブレーキ18を作動させる。
次いで、ステップS17で、報知部24は、オペレータにダイナミックブレーキ18を作動させた旨を報知する。
これにより、ダイナミックブレーキ18を解除して手動で移動対象物を移動させる際であっても、移動対象物が周囲物に衝突することを防止することができる。例えば、ティーチング時にサーボモータ11への制動力の付与を解除しても、多関節アームが周囲物に衝突することを防止することができる。
[変形例]
上記各実施の形態は、以下のような変形も可能である。
<変形例1>
ダイナミックブレーキ18の故障により、ブレーキ制御部34が、オフとなるようにスイッチ26u、26v、26wを制御しても(スイッチ26u、26v、26wをオフにさせる制御信号をダイナミックブレーキ18に出力しても)、スイッチ26u、26v、26wがオンのままになっていることがある。この場合は、サーボモータ11に制動力が付与された状態となる。
例えば、ダイナミックブレーキ18の故障時に、オペレータが手動で移動対象物を移動させるために、操作部20を操作してブレーキを解除しても、サーボモータ11に制動力が付与されている。そのため、弱い外力で移動対象物を移動させることが困難となる。一方で、オペレータは、ダイナミックブレーキ18が作動していないものと思い込んで、移動対象物を移動させるが、弱い外力で移動対象物が移動しないため、違和感を感じてしまう。
また、ダイナミックブレーキ18の故障時にはサーボモータ11に制動力が付与されているため、モータ制御部30がサーボモータ11を駆動しても、サーボモータ11に制動力が付与されている。そのため、モータ制御部30は、より大きい電力でサーボモータ11を駆動しようとするため、無駄に電力が使われてしまうが、オペレータは、そのことを認識することができない。
また、ダイナミックブレーキ18は故障していないが、何等かの理由でスイッチ26u、26v、26wがオフにならない場合は、同様にダイナミックブレーキ18による制動力の付与が解除されない。このように、何等かの原因でダイナミックブレーキ18による制動力の付与が正常に解除されない場合がある。
そこで、変形例1では、ダイナミックブレーキ18による制動力の付与が解除されたかを検出する。図5は、変形例1のモータ制御装置10Bの構成の一例を示す図である。図5に示すモータ制御装置10Bは、図1に示すモータ制御装置10に、ダイナミックブレーキ18による制動力の付与が解除されたかを検出する構成を付加したものである。なお、上記第1の実施の形態と同一の構成については、同一の参照符号を付し、異なる部分だけを説明する。
モータ制御装置10Bは、整流器12、平滑コンデンサ14、インバータ16、ダイナミックブレーキ(ブレーキ)18B、操作部20、制御部22B、および、報知部24を備える。
ダイナミックブレーキ18Bは、図1に示すダイナミックブレーキ18に電流検出部ID2u、ID2v、ID2wをさらに設けたものである。電流検出部ID2u、ID2v、ID2wは、抵抗Ru、Rv、Rwを流れる電流を検出するセンサである。
制御部22Bは、図1に示す制御部22に、解除判断部40をさらに設けたものである。解除判断部40は、ブレーキ制御部34がダイナミックブレーキ18Bを作動させていないときに、電流検出部ID2u、ID2v、ID2wが検出した電流に基づいて、ダイナミックブレーキ18Bによる制動力の付与が解除されたか否かを判断する。
具体的には、解除判断部40は、ブレーキ制御部34がダイナミックブレーキ18Bを作動させていないときに電流検出部ID2u、ID2v、ID2wが検出した電流が閾値(第2閾値)TH2以上になると、ダイナミックブレーキ18Bによる制動力の付与が解除されていないと判断する。解除判断部40は、ダイナミックブレーキ18Bによる制動力の付与が解除されていないと判断すると異常信号を報知部24に出力する。
ダイナミックブレーキ18Bの非作動時には、通常スイッチ26u、26v、26wがオフになっているため、抵抗Ru、Rv、Rwに電流が流れない。したがって、ダイナミックブレーキ18Bの非作動時に、閾値TH2以上の電流が抵抗Ru、Rv、Rwに流れるということは、何らかの原因によりスイッチ26u、26v、26wがオンのままになっていると見做すことができるからである。
報知部24は、異常信号が解除判断部40から異常信号が送られてくると、ダイナミックブレーキ18Bによる制動力の付与が解除されていない旨をオペレータに報知する。
以上のように、本変形例1では、抵抗Ru、Rv、Rwを流れる電流に基づいてダイナミックブレーキ18Bによる制動力の付与が解除されているか否かを判断することができる。また、ダイナミックブレーキ18Bによる制動力の付与が解除されていない場合は、その旨をオペレータに報知することができる。したがって、オペレータは、ダイナミックブレーキ18B等の点検を迅速に行うこともできる。
なお、本変形例1では、図1に示すモータ制御装置10に、ダイナミックブレーキ18による制動力の付与が解除されたかを検出する構成を付加したものを例に挙げて説明したが、同様に、図3に示すモータ制御装置10Aにダイナミックブレーキ18による制動力の付与が解除されたかを検出する構成を付加してもよい。
<変形例2>
上記各実施の形態および変形例1では、ブレーキ18として、電気回路で構成されるダイナミックブレーキを用いて説明したが、ブレーキ18は、ディスクブレーキ、ドラムブレーキ等の機械的な動作でサーボモータ11に制動力を付与する機械式ブレーキであってもよい。
<変形例3>
上記各実施の形態および変形例1、2では、サーボモータ11に制動力を付与するブレーキとして、1つのブレーキを設けたが、2つのブレーキを設けてもよい。例えば、ダイナミックブレーキと機械式のブレーキを設けてもよい。この場合は、サーボモータ11に制動力を付与する場合は、両方のブレーキが作動する。
[実施の形態から得られる技術的思想]
上記各実施の形態および変形例1〜3から把握しうる技術的思想について、以下に記載する。
<第1の技術的思想>
サーボモータ(11)を制御するモータ制御装置(10、10A、10B)は、複数のスイッチング素子(S)を有し、直流電圧を交流電圧に変換して、交流電圧をサーボモータ(11)に供給するインバータ(16)と、複数のスイッチング素子(S)のスイッチング動作を制御することで、サーボモータ(11)を駆動させるモータ制御部(30)と、サーボモータ(11)に制動力を付与するブレーキ(18、18B)と、ブレーキ(18、18B)を制御するブレーキ制御部(34)と、サーボモータ(11)の回転状態を取得する状態取得部(32、32A)と、を備える。ブレーキ制御部(34)は、モータ制御部(30)がサーボモータ(11)を駆動させておらず、且つ、ブレーキ(18、18B)を作動させていない状態で、サーボモータ(11)の単位時間当たりの回転量が所定量以上になった場合は、ブレーキ(18、18B)を作動させる。
これにより、ブレーキ(18)を解除して手動で移動対象物を移動させる際であっても、移動対象物が周囲物に衝突することを防止することができる。例えば、ティーチング時にサーボモータ(11)への制動力の付与を解除しても、多関節アームが周囲物に衝突することを防止することができる。
モータ制御装置(10)においては、状態取得部(32)は、サーボモータ(11)の回転位置をサーボモータ(11)の回転状態として取得してもよい。この場合は、ブレーキ制御部(34)は、モータ制御部(30)がサーボモータ(11)を駆動させておらず、且つ、ブレーキ(18、18B)を作動させていない状態で、単位時間当たりの回転位置の変化量が所定量以上になった場合は、ブレーキ(18、18B)を作動させてもよい。これにより、ブレーキ(18)を解除して手動で移動対象物を移動させる際であっても、移動対象物が周囲物に衝突することを防止することができる。
モータ制御装置(10A)においては、モータ制御部(30)は、ブレーキ(18、18B)が作動していない状態で、サーボモータ(11)を駆動させずに、複数のスイッチング素子(S)のうち少なくとも1つのスイッチング素子(S)を間欠的にオンにすることで、サーボモータ(11)が発電した発電電流を、インバータ(16)を介してサーボモータ(11)に戻す回路を作ってもよい。この場合は、状態取得部(32A)は、発電電流をサーボモータ(11)の回転状態として取得してもよい。また、ブレーキ制御部(34)は、モータ制御部(30)がサーボモータ(11)を駆動させておらず、且つ、ブレーキ(18、18B)を作動させていない状態で、発電電流が第1閾値(TH1)以上になった場合は、ブレーキ(18、18B)を作動させてもよい。これにより、ブレーキ(18)を解除して手動で移動対象物を移動させる際であっても、移動対象物が周囲物に衝突することを防止することができる。
モータ制御装置(10B)においては、ブレーキ(18B)は、ダイナミックブレーキであってもよい。この場合は、モータ制御装置(10B)は、ブレーキ制御部(34)がダイナミックブレーキ(18B)を作動させていない状態で、ダイナミックブレーキ(18B)を流れる電流が第2閾値(TH2)以上となった場合は、ダイナミックブレーキ(18B)による制動力の付与が解除されていないと判断する解除判断部(40)を備えてもよい。これにより、ダイナミックブレーキ(18B)による制動力の付与が解除されていないことを検出することができる。
<第2の技術的思想>
モータ制御方法は、モータ制御装置(10、10A、10B)がサーボモータ(11)を制御する方法である。モータ制御装置(10、10A、10B)は、複数のスイッチング素子(S)を有し、直流電圧を交流電圧に変換して、交流電圧をサーボモータ(11)に供給するインバータ(16)と、サーボモータ(11)に制動力を付与するブレーキ(18、18B)と、を備える。モータ制御方法は、複数のスイッチング素子(S)のスイッチング動作を制御することで、サーボモータ(11)を駆動させるモータ制御ステップと、ブレーキ(18、18B)を制御するブレーキ制御ステップと、サーボモータ(11)の回転状態を取得する状態取得ステップと、を含む。ブレーキ制御ステップは、モータ制御ステップがサーボモータ(11)を駆動させておらず、且つ、ブレーキ(18、18B)を作動させていない状態で、サーボモータ(11)の単位時間当たりの回転量が所定量以上になった場合は、ブレーキ(18、18B)を作動させる。
これにより、ブレーキ(18)を解除して手動で移動対象物を移動させる際であっても、移動対象物が周囲物に衝突することを防止することができる。例えば、ティーチング時にサーボモータ(11)への制動力の付与を解除しても、多関節アームが周囲物に衝突することを防止することができる。
モータ制御装置(10)がサーボモータ(11)を制御する制御方法においては、状態取得ステップは、サーボモータ(11)の回転位置をサーボモータ(11)の回転状態として取得してもよい。この場合は、ブレーキ制御ステップは、モータ制御ステップがサーボモータ(11)を駆動させておらず、且つ、ブレーキ(18、18B)を作動させていない状態で、単位時間当たりの回転位置の変化量が所定量以上になった場合は、ブレーキ(18、18B)を作動させてもよい。これにより、ブレーキ(18)を解除して手動で移動対象物を移動させる際であっても、移動対象物が周囲物に衝突することを防止することができる。
モータ制御装置(10A)がサーボモータ(11)を制御する制御方法においては、ブレーキ制御ステップは、ブレーキ(18、18B)が作動していない状態で、サーボモータ(11)を駆動させずに、複数のスイッチング素子(S)のうち少なくとも1つのスイッチング素子(S)を間欠的にオンにすることで、サーボモータ(11)が発電した発電電流を、インバータ(16)を介してサーボモータ(11)に戻す回路を作ってもよい。この場合は、状態取得ステップは、発電電流をサーボモータ(11)の回転状態として取得してもよい。また、ブレーキ制御ステップは、モータ制御ステップがサーボモータ(11)を駆動させておらず、且つ、ブレーキ(18、18B)を作動させていない状態で、発電電流が第1閾値(TH1)以上になった場合は、ブレーキ(18、18B)を作動させてもよい。これにより、ブレーキ(18)を解除して手動で移動対象物を移動させる際であっても、移動対象物が周囲物に衝突することを防止することができる。
モータ制御装置(10B)がサーボモータ(11)を制御する制御方法においては、ブレーキ(18B)は、ダイナミックブレーキであってもよい。この場合は、モータ制御方法は、ブレーキ制御ステップがダイナミックブレーキ(18B)を作動させていない状態で、ダイナミックブレーキ(18B)を流れる電流が第2閾値(TH2)以上となった場合は、ダイナミックブレーキ(18B)による制動力の付与が解除されていないと判断する解除判断ステップを含んでもよい。これにより、ダイナミックブレーキ(18B)による制動力の付与が解除されていないことを検出することができる。
10、10A、10B…モータ制御装置 11…サーボモータ
12…整流器 14…平滑コンデンサ
16…インバータ 18、18B…ブレーキ
20…操作部 22、22A、22B…制御部
24…報知部 26u、26v、26w…スイッチ
30…モータ制御部 32、32A…状態取得部
34…ブレーキ制御部 40…解除判断部
ID1u、ID1v、ID1w、ID2u、ID2v、ID2w…電流検出部
PD…位置検出部 S…スイッチング素子
TH1…閾値(第1閾値) TH2…閾値(第2閾値)

Claims (8)

  1. サーボモータを制御するモータ制御装置であって、
    複数のスイッチング素子を有し、直流電圧を交流電圧に変換して、交流電圧を前記サーボモータに供給するインバータと、
    複数の前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御することで、前記サーボモータを駆動させるモータ制御部と、
    前記サーボモータに制動力を付与するブレーキと、
    前記ブレーキを制御するブレーキ制御部と、
    前記サーボモータの回転状態を取得する状態取得部と、
    を備え、
    前記ブレーキ制御部は、前記モータ制御部が前記サーボモータを駆動させておらず、且つ、前記ブレーキを作動させていない状態で、前記サーボモータの単位時間当たりの回転量が所定量以上になった場合は、前記ブレーキを作動させる、モータ制御装置。
  2. 請求項1に記載のモータ制御装置であって、
    前記状態取得部は、サーボモータの回転位置を前記サーボモータの回転状態として取得し、
    前記ブレーキ制御部は、前記モータ制御部が前記サーボモータを駆動させておらず、且つ、前記ブレーキを作動させていない状態で、単位時間当たりの前記回転位置の変化量が所定量以上になった場合は、前記ブレーキを作動させる、モータ制御装置。
  3. 請求項1に記載のモータ制御装置であって、
    前記モータ制御部は、前記ブレーキが作動していない状態で、前記サーボモータを駆動させずに、複数の前記スイッチング素子のうち少なくとも1つの前記スイッチング素子を間欠的にオンにすることで、前記サーボモータが発電した発電電流を、前記インバータを介して前記サーボモータに戻す回路を作り、
    前記状態取得部は、前記発電電流を前記サーボモータの回転状態として取得し、
    前記ブレーキ制御部は、前記モータ制御部が前記サーボモータを駆動させておらず、且つ、前記ブレーキを作動させていない状態で、前記発電電流が第1閾値以上になった場合は、前記ブレーキを作動させる、モータ制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータ制御装置であって、
    前記ブレーキは、ダイナミックブレーキであり、
    前記ブレーキ制御部が前記ダイナミックブレーキを作動させていない状態で、前記ダイナミックブレーキを流れる電流が第2閾値以上となった場合は、前記ダイナミックブレーキによる制動力の付与が解除されていないと判断する解除判断部を備える、モータ制御装置。
  5. モータ制御装置がサーボモータを制御するモータ制御方法であって、
    前記モータ制御装置は、
    複数のスイッチング素子を有し、直流電圧を交流電圧に変換して、交流電圧を前記サーボモータに供給するインバータと、
    前記サーボモータに制動力を付与するブレーキと、
    を備え、
    複数の前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御することで、前記サーボモータを駆動させるモータ制御ステップと、
    前記ブレーキを制御するブレーキ制御ステップと、
    前記サーボモータの回転状態を取得する状態取得ステップと、
    を含み、
    前記ブレーキ制御ステップは、前記モータ制御ステップが前記サーボモータを駆動させておらず、且つ、前記ブレーキを作動させていない状態で、前記サーボモータの単位時間当たりの回転量が所定量以上になった場合は、前記ブレーキを作動させる、モータ制御方法。
  6. 請求項5に記載のモータ制御方法であって、
    前記状態取得ステップは、サーボモータの回転位置を前記サーボモータの回転状態として取得し、
    前記ブレーキ制御ステップは、前記モータ制御ステップが前記サーボモータを駆動させておらず、且つ、前記ブレーキを作動させていない状態で、単位時間当たりの前記回転位置の変化量が所定量以上になった場合は、前記ブレーキを作動させる、モータ制御方法。
  7. 請求項5に記載のモータ制御方法であって、
    前記ブレーキ制御ステップは、前記ブレーキが作動していない状態で、前記サーボモータを駆動させずに、複数の前記スイッチング素子のうち少なくとも1つの前記スイッチング素子を間欠的にオンにすることで、前記サーボモータが発電した発電電流を、前記インバータを介して前記サーボモータに戻す回路を作り、
    前記状態取得ステップは、前記発電電流を前記サーボモータの回転状態として取得し、
    前記ブレーキ制御ステップは、前記モータ制御ステップが前記サーボモータを駆動させておらず、且つ、前記ブレーキを作動させていない状態で、前記発電電流が第1閾値以上になった場合は、前記ブレーキを作動させる、モータ制御方法。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項に記載のモータ制御方法であって、
    前記ブレーキは、ダイナミックブレーキであり、
    前記ブレーキ制御ステップが前記ダイナミックブレーキを作動させていない状態で、前記ダイナミックブレーキを流れる電流が第2閾値以上となった場合は、前記ダイナミックブレーキによる制動力の付与が解除されていないと判断する解除判断ステップを含む、モータ制御方法。
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