JP2006074944A - モータ駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】過電流保護の原因解析が的確に行え、短絡故障部品が特定できるモータ駆動装置を提供する。
【解決手段】平滑コンデンサ4の少なくとも一方の出力に接続した過電流検出手段5と、過電流の発生箇所を特定する自己診断機能を有する制御回路9と、制御回路9からのスイッチング素子駆動信号を入力とするモータ駆動手段6と、モータ駆動手段6の出力相6u,出力相6v,出力相6w間に接続されたダイナミックブレーキリレー7a,ダイナミックブレーキリレー7bとを備え、自己診断機能により、ダイナミックブレーキリレーの接続された相の上下異なるスイッチング素子の組合せのON時における過電流診断を実行することでスイッチング素子またはダイナミックブレーキリレーの過電流発生部品を特定する。
【選択図】図1
【解決手段】平滑コンデンサ4の少なくとも一方の出力に接続した過電流検出手段5と、過電流の発生箇所を特定する自己診断機能を有する制御回路9と、制御回路9からのスイッチング素子駆動信号を入力とするモータ駆動手段6と、モータ駆動手段6の出力相6u,出力相6v,出力相6w間に接続されたダイナミックブレーキリレー7a,ダイナミックブレーキリレー7bとを備え、自己診断機能により、ダイナミックブレーキリレーの接続された相の上下異なるスイッチング素子の組合せのON時における過電流診断を実行することでスイッチング素子またはダイナミックブレーキリレーの過電流発生部品を特定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、過電流発生の原因となった部品を特定する自己診断機能を有するモータ駆動装置に関する。
突入電流や過電圧からモータ駆動装置を保護するため、突入電流抑制抵抗器や回生抵抗器を開閉器と組み合わせて用いる。一方、モータ駆動装置は非常停止などのモータ制動時にモータ端子を短絡してダイナミックブレーキ制動するが、回路の小型化、低価格化を実現するため、開閉器を用いたダイナミックブレーキ制動が一般的である。
しかしながら、開閉器の接点は許容電流を超えた電流によって溶着することがある。開閉器の接点が溶着したままでモータを駆動させようとすると、過電流が発生する。この過電流を検出するために過電流検出手段を設けてモータ駆動装置を保護している。
また、開閉器が故障していることを検出するために、モータ駆動手段の電源に低電圧を充電してモータ駆動手段の上アームのスイッチング素子からダイナミックブレーキ回路を通して下アームのスイッチングに直流電流を流し、その後このダイナミックブレーキ回路を不動作にして、動作時および不動作時の各電流値からダイナミックブレーキ回路の故障を検出する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−322663号公報
解決しようとする問題点は、過電流検出手段が検出した過電流が、どの部品に起因したのか解析するのに時間を要する点である。すなわち、過電流保護機能が動作するには、開閉器の接点の溶着以外にもスイッチング素子の短絡故障が考えられる。このように複数の対象部品の中から短絡故障部品を特定するのは困難であった。
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、過電流保護の原因解析が的確に行え、短絡故障部品が特定できるモータ駆動装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、平滑コンデンサの少なくとも一方の出力に接続した過電流検出手段と、過電流の発生箇所を特定する自己診断機能を有する制御回路と、前記制御回路からのスイッチング素子駆動信号を入力とするモータ駆動手段と、前記モータ駆動手段の出力相間に接続された開閉器とを備え、前記自己診断機能により、開閉器の接続された相の上下異なるスイッチング素子のON時における過電流診断を実行することで前記スイッチング素子または開閉器の過電流発生部品を特定するモータ駆動装置である。
本発明のモータ駆動装置によれば、自己診断機能により過電流保護の原因解析が的確に行え、短絡故障部品が特定できるので、解析および交換作業を容易化できる。
平滑コンデンサの少なくとも一方の出力に接続した過電流検出手段と、過電流の発生箇所を特定する自己診断機能を有する制御回路と、前記制御回路からのスイッチング素子駆動信号を入力とするモータ駆動手段と、前記モータ駆動手段の出力相間に接続された開閉
器とを備え、前記自己診断機能により、開閉器の接続された相の上下異なるスイッチング素子のON時における過電流診断を実行することで前記スイッチング素子または開閉器の過電流発生部品を特定するモータ駆動装置。
器とを備え、前記自己診断機能により、開閉器の接続された相の上下異なるスイッチング素子のON時における過電流診断を実行することで前記スイッチング素子または開閉器の過電流発生部品を特定するモータ駆動装置。
図1において、1は商用電源である主電源、2は交流を直流に整流する整流手段、3は突入電流抑制回路で、抵抗器とリレーで構成されるが図示しない。4は平滑コンデンサ、5は過電流検出手段で、平滑コンデンサ3の少なくとも一方の出力に接続している。6はモータ駆動手段で、スイッチング素子6aからスイッチング素子6fをブリッジ接続して構成される。7は開閉器でダイナミックブレーキリレー7a,ダイナミックブレーキリレー7b、8はモータ、9は制御回路である。
主電源1は整流手段2に接続され、整流手段2の出力は平滑コンデンサ3に入力される。整流手段2の正電圧出力は突入電流抑制回路3に入力され、平滑コンデンサ4の正電極端子に接続される。整流手段2の負電圧出力は平滑コンデンサ4の負電極端子に接続される。
一方、平滑コンデンサ4の正電圧出力は過電流検出手段5を介してモータ駆動手段6に接続され、負電圧出力はモータ駆動手段6に接続される。また、抵抗器からなる過電流検出手段5により検出した電流の代用として、抵抗器による電圧降下分を制御回路に入力する。
モータ駆動手段6のU相出力6uとV相出力6vとW相出力6wはモータ8に接続され、さらに、U相出力6uとV相出力6v間にダイナミックブレーキリレー7a、V相出力6vとW相出力6w間にダイナミックブレーキリレー7bが接続される。
モータ駆動手段6は平滑コンデンサ4の出力を電源として、制御回路9のスイッチング素子駆動信号によりスイッチング素子6aからスイッチング素子6fのスイッチング動作を行い、モータ6に流れる電流を変化させモータ制御を実現する。
ところが、開閉器が許容電流を超える電流によって溶着したり、あるいはスイッチング素子に短絡故障が生じた場合、モータ駆動手段6によりモータ8を駆動させようとすると過電流検出手段により、過電流保護機能が動作する。
以下、過電流保護機能が動作した後の自己診断機能について、図および表を用いて説明するが、自己診断のとき、モータ駆動装置とモータ8との接続は解除し、ダイナミックブレーキリレーは不動作とする。
図1において、自己診断信号10を制御回路9に入力すると、制御回路9はモータ駆動手段6のスイッチング素子にPWM駆動信号を出力して自己診断機能が実行される。まず、スイッチング素子6aとスイッチング素子6eのみをONさせる(診断パターン1)。次に、スイッチング素子6bとスイッチング素子6dのみをONさせる(診断パターン2)。
この診断パターン1、診断パターン2の両方において過電流保護機能が働いた(過電流を検出した)場合、診断結果からダイナミックブレーキリレー7aが溶着して短絡していると特定できる(ステップ1−1)。
次に、スイッチング素子6bとスイッチング素子6fのみをONさせる(診断パターン3)。さらに、スイッチング素子6cとスイッチング素子6eのみをONさせる(診断パ
ターン4)。
ターン4)。
この診断パターン3、診断パターン4の両方において過電流保護機能が働いた場合、診断結果からダイナミックブレーキリレー7bが溶着して短絡していると特定できる(ステップ1−2)。
つまり、診断パターン1から診断パターン4のすべてにおいて過電流保護機能が働いた場合は、ダイナミックブレーキリレー7a、ダイナミックブレーキリレー7bの両方が溶着して短絡していると特定できる。
ここで、過電流保護機能が働くパターンがステップ1−1、ステップ1−2と異なる場合、スイッチング素子の短絡故障が考えられる。
まず、診断パターン1で過電流保護機能が働き、診断パターン2で過電流保護機能が働かない場合は、スイッチング素子6bまたはスイッチング素子6dの短絡故障であると考えられ、続いて診断パターン4において過電流保護機能が働いた場合は、スイッチング素子6bの短絡故障(ステップ2−1)、過電流保護機能が働かない場合は、スイッチング素子6dの短絡故障(ステップ2−2)と特定できる。
逆に、診断パターン1で過電流保護機能が働かず、診断パターン2で過電流保護が働いた場合は、スイッチング素子6aまたは6eの短絡故障であると考えられ、続いて診断パターン3において過電流保護機能が働いた場合は、スイッチング素子6eの短絡故障(ステップ2−3)、過電流保護機能が働かない場合は、スイッチング素子6aの短絡故障(ステップ2−4)と特定できる。
残ったスイッチング素子6cとスイッチング素子6fについては、診断パターン1と診断パターン2で過電流保護機能が働かず、さらに診断パターン3または診断パターン4のいずれか一方で過電流保護機能が働く場合であり、診断パターン3で過電流保護機能が働いた場合は、スイッチング素子6cの短絡故障(ステップ2−5)、診断パターン4で過電流保護機能が働いた場合は、スイッチング素子6fの短絡故障(ステップ2−6)と特定できる。
以上をまとめると下表のようになる。
表1からも分かるように、診断パターン1から診断パターン4を組み合わせることで、ダイナミックブレーキリレー7a、ダイナミックブレーキリレー7bとスイッチング素子
6aからスイッチング素子6fまでの部品で、過電流保護機能が動作した部品を特定することが可能であり、モータ駆動装置の短絡故障の解析作業および交換作業を効率化できる。
6aからスイッチング素子6fまでの部品で、過電流保護機能が動作した部品を特定することが可能であり、モータ駆動装置の短絡故障の解析作業および交換作業を効率化できる。
また、本実施例は、ダイナミックブレーキリレー7がu相出力6uとv相出力6v間、およびv相出力6vとw相出力6w間に接続されているが、他の場合も同様に検出可能である。
本発明のモータ駆動装置は、ダイナミックブレーキ制動を必要とする産業用途のサーボアンプなどにも有用である。
1 主電源
2 整流手段
3 突入電流抑制回路
4 平滑コンデンサ
5 過電流検出手段
6 モータ駆動手段
6a,6b,6c,6d,6e,6f スイッチング素子
6u,6v,6w 相出力
7a,7b ダイナミックブレーキリレー(開閉器)
8 モータ
9 制御回路
10 自己診断信号
2 整流手段
3 突入電流抑制回路
4 平滑コンデンサ
5 過電流検出手段
6 モータ駆動手段
6a,6b,6c,6d,6e,6f スイッチング素子
6u,6v,6w 相出力
7a,7b ダイナミックブレーキリレー(開閉器)
8 モータ
9 制御回路
10 自己診断信号
Claims (2)
- 平滑コンデンサの少なくとも一方の出力に接続した過電流検出手段と、過電流の発生箇所を特定する自己診断機能を有する制御回路と、前記制御回路からのスイッチング素子駆動信号を入力とするモータ駆動手段と、前記モータ駆動手段の出力相間に接続された開閉器とを備え、前記自己診断機能により、開閉器の接続された相の上下異なるスイッチング素子のON時における過電流診断を実行することで前記スイッチング素子または開閉器の過電流発生部品を特定するモータ駆動装置。
- 制御回路に自己診断信号を入力して自己診断を実行する請求項1に記載のモータ駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004257224A JP2006074944A (ja) | 2004-09-03 | 2004-09-03 | モータ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004257224A JP2006074944A (ja) | 2004-09-03 | 2004-09-03 | モータ駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006074944A true JP2006074944A (ja) | 2006-03-16 |
Family
ID=36154933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004257224A Pending JP2006074944A (ja) | 2004-09-03 | 2004-09-03 | モータ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006074944A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010098919A (ja) * | 2008-10-20 | 2010-04-30 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | パワー半導体モジュール |
JP2014140299A (ja) * | 2014-03-14 | 2014-07-31 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | パワー半導体モジュール |
-
2004
- 2004-09-03 JP JP2004257224A patent/JP2006074944A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014140299A (ja) * | 2014-03-14 | 2014-07-31 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | パワー半導体モジュール |
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