JP2019161916A - 電力伝送装置 - Google Patents
電力伝送装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019161916A JP2019161916A JP2018047197A JP2018047197A JP2019161916A JP 2019161916 A JP2019161916 A JP 2019161916A JP 2018047197 A JP2018047197 A JP 2018047197A JP 2018047197 A JP2018047197 A JP 2018047197A JP 2019161916 A JP2019161916 A JP 2019161916A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- voltage
- resonance circuit
- unit
- command
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Inverter Devices (AREA)
Abstract
【課題】受電側に回路を追加することなく、受電側からの情報を必要とせずに高効率な電力伝送が可能な電力伝送装置を提供する。【解決手段】電力伝送装置1は、直流電源11の出力を変換して第1の直流電力を出力する直流電圧変換部12と、直流電圧変換部の出力に並列に接続された第1のコンデンサ13と、第1の直流電力を交流電力に変換するインバータ部14と、インバータ部から交流電力が供給される第1の共振回路15と、磁気的に結合されて第1の共振回路から交流電力を受け取る第2の共振回路16と、第2の共振回路から供給された交流電力を第2の直流電力に変換して負荷19に供給する整流部17と、第1の共振回路に流れる電流およびインバータ部が出力する電圧に基づいて直流電圧変換部12に電圧指令を出力する制御部31と、を備え、制御部は、力率指令を所定値に設定する。【選択図】図1
Description
本発明は電力伝送装置に関する。
近年、ケーブルを用いずに電力を給電できる電力伝送装置が注目されている。
例えば磁界の共振を用いた方式(磁界共振結合方式)は、数m程度の距離であれば離れたところから給電ができる。磁界共振結合方式の電力伝送装置は、例えば電気自動車の充電等に適用可能である。
磁界共振結合方式では、送電側コイルに流した電流により発生した磁界を介して、送電側コイルから受電側コイルに電力を伝送する。電力伝送装置では高効率で電力を伝送することが要求されるが、伝送効率は受電側の直流電圧および負荷の状況によって変化する。
例えば特許文献1は、受電装置で受電電力を検出して、通信によって送電装置に受電状況を送信する技術を開示する。送電装置は受電状況に応じて制御される。
また、例えば特許文献2は、受電側の共振用コンデンサにスイッチを接続したコンデンサを追加して、スイッチによって受電側の共振を制御する技術を開示する。
しかし、特許文献1の技術は、電力伝送装置以外に通信装置を必要とする。また、特許文献2の技術は、高電圧が印加される複数の共振コンデンサ、スイッチおよびスイッチ駆動用回路を必要とする。そのため、特許文献1および特許文献2の技術では、装置(特に受電装置)が大型化する。また、特許文献1および特許文献2の技術では、装置のコストが上昇する。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、受電側に回路を追加することなく、受電側からの情報を必要とせずに、高効率な電力伝送が可能な電力伝送装置を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明の実施形態に係る電力伝送装置は、直流電源の出力を変換して第1の直流電力を出力する直流電圧変換部と、前記直流電圧変換部の出力に並列に接続された第1のコンデンサと、前記第1の直流電力を交流電力に変換するインバータ部と、第2のコンデンサと第1のコイルとを有し、前記インバータ部から前記交流電力が供給される第1の共振回路と、第3のコンデンサと第2のコイルとを有し、前記第1の共振回路と磁気的に結合されて、前記第1の共振回路から前記交流電力を受け取る第2の共振回路と、前記第2の共振回路から供給された前記交流電力を第2の直流電力に変換して負荷に供給する整流部と、前記第1の共振回路に流れる電流を検出する電流検出器と、前記インバータ部が出力する電圧を検出する電圧検出器と、前記電流検出器が検出した電流および前記電圧検出器が検出した電圧に基づいて前記直流電圧変換部に電圧指令を出力する制御部と、を備え、前記制御部は、前記電流検出器が検出した電流および前記電圧検出器が検出した電圧に基づいて前記インバータ部から出力される前記交流電力の力率を演算する力率演算部と、前記力率および力率指令に基づいて前記電圧指令を演算する電圧指令演算部と、を備え、前記力率指令を伝送効率の極大を与える所定値に設定する。
本発明の実施形態によれば、受電側に回路を追加することなく、受電側からの情報を必要とせずに、高効率な電力伝送が可能な電力伝送装置を提供できる。
(電力伝送装置の構成)
図1は本実施形態に係る電力伝送装置1のブロック図である。
図1は本実施形態に係る電力伝送装置1のブロック図である。
電力伝送装置1は、直流電源11と、直流電圧変換部12と、第1のコンデンサ13と、インバータ部14と、第1の共振回路15(送電側共振回路)と、第2の共振回路16(受電側共振回路)と、整流部17と、負荷19と、電流検出器21と、電圧検出器22と、制御部31と、を備える。電力伝送装置1は、整流部17からの直流電力を負荷19に供給する。負荷19は、例えば二次電池であるが、特に限定されるものではない。また、図1に示すように、整流部17からの電圧を平滑して直流電圧を出力する平滑コンデンサ18が電力伝送装置1に接続される。
直流電源11は直流電力を供給する。直流電源11は例えば二次電池である。直流電源11は例えば鉛蓄電池であってもよい。また、直流電源11は例えばニッケルカドミウム電池のようなアルカリ二次電池であってもよい。また、直流電源11は例えばリチウムイオン電池のようなリチウム二次電池であってもよい。また、代替例として、直流電源11は一次電池でもよい。
直流電圧変換部12は直流電源11の出力(直流電源11からの直流電力)を受け取る。そして、直流電圧変換部12は、直流電源11の出力を変換して、第1の直流電力を出力する。直流電圧変換部12は、第1の直流電力の電圧Vdc1が、制御部31からの電圧指令Vdc1*と等しくなるように変換する。直流電圧変換部12は、例えば降圧チョッパ回路、昇圧チョッパ回路または昇降圧チョッパ回路で構成されてもよい。
第1のコンデンサ13は直流電圧変換部12の出力に並列に接続される。第1のコンデンサ13の端子間電圧は電圧Vdc1となる。上記のように、直流電圧変換部12は、電圧Vdc1が電圧指令Vdc1*と等しくなるように変換する。以下において、電圧Vdc1と電圧指令Vdc1*とは交換可能であるとする。例えば、後述する図3および図4に示される電圧Vdc1は、電圧指令Vdc1*に置き換えることが可能である。
インバータ部14は、直流電圧変換部12が出力した第1の直流電力を交流電力に変換する。本実施形態において、インバータ部14によって変換された交流電力は、矩形波の電圧形状を有する。インバータ部14からの交流電力は、第1の共振回路15に供給される。ここで、インバータ部14は例えば複数のスイッチング素子で構成されたブリッジ回路で構成されてもよい。スイッチング素子は例えば絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor)であるが、特に限定されるものではない。
第1の共振回路15は、インバータ部14からの交流電力を伝送する。本実施形態において、第1の共振回路15は、磁界を用いた共振現象を利用してワイヤレス伝送を行う。第1の共振回路15は、送電側の共振回路であって、第2のコンデンサ151と第1のコイル152(送電側コイル)とを有している。第2のコンデンサ151と第1のコイル152とは直列に接続される。第1のコイル152と接続されていない方の第2のコンデンサ151の端子は、インバータ部14に接続される。また、第2のコンデンサ151と接続されていない方の第1のコイル152の端子は、インバータ部14に接続される。
第2の共振回路16は、第1の共振回路15からワイヤレス伝送された交流電力を受け取る。第2の共振回路16は、受電側の共振回路であって、第3のコンデンサ161と第2のコイル162(受電側コイル)とを有している。第3のコンデンサ161と第2のコイル162とは直列に接続される。第2のコイル162と接続されていない方の第3のコンデンサ161の端子は、整流部17に接続される。また、第3のコンデンサ161と接続されていない方の第2のコイル162の端子は、整流部17に接続される。第2のコイル162は、第1のコイル152と磁気的に結合し、第1のコイル152から第2のコイル162にワイヤレス電力伝送が行われる。
整流部17は、第2の共振回路16から供給された交流電力を整流し、第2の直流電力に変換する。整流部17は、第2の直流電力を負荷19に供給する。整流部17は、例えばダイオード整流器で構成されてもよいが、特に限定されるものではない。
電流検出器21は、第1の共振回路15に流れる電流Ipを検出して制御部31に出力する。電流検出器21は例えば電流センサである。
電圧検出器22は、インバータ部14が出力する電圧Vpを検出して制御部31に出力する。電圧検出器22は例えば電圧センサである。
制御部31は、電流検出器21が検出した電流Ipおよび電圧検出器22が検出した電圧Vpに基づいて直流電圧変換部12に電圧指令Vdc1*を出力する。
図2は本実施形態に係る電力伝送装置1の制御部31のブロック図である。
制御部31は、力率演算部311と、電圧指令演算部312と、を備える。
力率演算部311は、電流検出器21が検出した電流Ipおよび電圧検出器22が検出した電圧Vpに基づいてインバータ部14から出力される交流電力の力率PFを演算する。力率演算部311は、演算した力率PFを電圧指令演算部312に出力する。
電圧指令演算部312は、力率PFが力率指令PF*と一致するように、電圧指令Vdc1*を演算する。電圧指令演算部312は、演算した電圧指令Vdc1*を直流電圧変換部12に出力する。電圧指令演算部312は、例えばPI制御等を実行して、力率PFと力率指令PF*とを一致させる。
ここで、電力伝送装置1を含むシステムにおいて、平滑コンデンサ18の出力電圧が電圧Vdc2であるとする。電圧Vdc2を一定の値として電圧Vdc1を変動させた場合に、伝送効率nは以下の式(1)で示される。
n=(整流部17の入力有効電力)/(インバータ部14の出力有効電力) … (1)
図3は、電圧Vdc1、伝送効率nおよび力率PFの時間変化を例示する図である。図3の例では、電圧Vdc2は一定の値であるK1、または、K1より大きい値のK2である。電圧Vdc1を上昇させると、伝送効率nはある時刻で極大点を有する。図3の例では、電圧Vdc2がK1である場合に、時刻t1で伝送効率nは極大となる。また、図3の例では、電圧Vdc2がK2である場合に、時刻t2で伝送効率nは極大となる。電力伝送装置1は、伝送効率nが極大である場合に、高効率な電力伝送が可能である。
ここで、図3に示すように、電圧Vdc2がK1である場合に、力率PFは時刻t1で“1”になる。また、図3に示すように、電圧Vdc2がK2である場合に、力率PFは時刻t2で“1”になる。つまり、力率演算部311によって演算される力率PFが“1”になるタイミングで、伝送効率nが極大点をとる。制御部31は、力率指令PF*を“1”に設定することによって、力率PFが“1”になるように制御を行い、その結果として伝送効率nが極大をとるように制御できる。つまり、制御部31は、力率指令PF*を伝送効率nの極大を与える所定値(“1”)に設定することによって、電力伝送装置1の高効率な電力伝送を実現する。このとき、制御部31は、送電側の情報(インバータ部14が出力する電圧Vpおよび第1の共振回路15に流れる電流Ip)だけを必要とする。つまり、制御部31は、受電側からの情報を必要としない。したがって、受電側に情報を送信するための回路を追加する必要はない。
図4は、電力伝送装置1の制御部31が実行する制御のシミュレーション結果を示す図である。制御部31は、力率指令PF*を“1”に設定する。そして、制御部31は、力率PFが力率指令PF*(“1”)と一致するように電圧指令Vdc1*を演算する。図4の例では、力率PFが“1”になるように電圧指令Vdc1*(電圧Vdc1)が上昇するとともに、伝送効率nも上昇している。つまり、高効率な電力伝送が実行されている。
以上のように、本実施形態に係る電力伝送装置1は、受電側に回路を追加することなく、受電側からの情報を必要とせずに、高効率な電力伝送が可能である。
本発明を諸図面および実施形態に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形および修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形および修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。
1 電力伝送装置
11 直流電源
12 直流電圧変換部
13 第1のコンデンサ
14 インバータ部
15 第1の共振回路
16 第2の共振回路
17 整流部
18 平滑コンデンサ
19 負荷
21 電流検出器
22 電圧検出器
31 制御部
151 第2のコンデンサ
152 第1のコイル
161 第3のコンデンサ
162 第2のコイル
311 力率演算部
312 電圧指令演算部
11 直流電源
12 直流電圧変換部
13 第1のコンデンサ
14 インバータ部
15 第1の共振回路
16 第2の共振回路
17 整流部
18 平滑コンデンサ
19 負荷
21 電流検出器
22 電圧検出器
31 制御部
151 第2のコンデンサ
152 第1のコイル
161 第3のコンデンサ
162 第2のコイル
311 力率演算部
312 電圧指令演算部
Claims (1)
- 直流電源の出力を変換して第1の直流電力を出力する直流電圧変換部と、
前記直流電圧変換部の出力に並列に接続された第1のコンデンサと、
前記第1の直流電力を交流電力に変換するインバータ部と、
第2のコンデンサと第1のコイルとを有し、前記インバータ部から前記交流電力が供給される第1の共振回路と、
第3のコンデンサと第2のコイルとを有し、前記第1の共振回路と磁気的に結合されて、前記第1の共振回路から前記交流電力を受け取る第2の共振回路と、
前記第2の共振回路から供給された前記交流電力を第2の直流電力に変換して負荷に供給する整流部と、
前記第1の共振回路に流れる電流を検出する電流検出器と、
前記インバータ部が出力する電圧を検出する電圧検出器と、
前記電流検出器が検出した電流および前記電圧検出器が検出した電圧に基づいて前記直流電圧変換部に電圧指令を出力する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記電流検出器が検出した電流および前記電圧検出器が検出した電圧に基づいて前記インバータ部から出力される前記交流電力の力率を演算する力率演算部と、
前記力率および力率指令に基づいて前記電圧指令を演算する電圧指令演算部と、を備え、
前記力率指令を伝送効率の極大を与える所定値に設定する、電力伝送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018047197A JP2019161916A (ja) | 2018-03-14 | 2018-03-14 | 電力伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018047197A JP2019161916A (ja) | 2018-03-14 | 2018-03-14 | 電力伝送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019161916A true JP2019161916A (ja) | 2019-09-19 |
Family
ID=67993656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018047197A Pending JP2019161916A (ja) | 2018-03-14 | 2018-03-14 | 電力伝送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019161916A (ja) |
-
2018
- 2018-03-14 JP JP2018047197A patent/JP2019161916A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6038386B1 (ja) | 双方向非接触給電装置および双方向非接触給電システム | |
JP6497614B2 (ja) | 送電装置及び無線電力伝送システム | |
CN108173299B (zh) | 无线受电装置及使用其的无线电力传送装置以及整流器 | |
KR20130044647A (ko) | 공진 방식 무선 충전 시스템용 수신 전력 변환 장치 | |
WO2014103430A1 (ja) | ワイヤレス電力伝送システム | |
WO2014010518A1 (ja) | 受電機器及び電力伝送システム | |
JP2013252000A (ja) | 双方向dcdcコンバータ | |
JP2014168365A (ja) | ワイヤレス給電システム | |
WO2015033860A1 (ja) | 送電装置、ワイヤレス電力伝送システム及び電力伝送判別方法 | |
JP2014143776A (ja) | ワイヤレス受電装置、ワイヤレス送電装置、およびワイヤレス給電装置 | |
JP2019115149A (ja) | 非接触受電装置 | |
JP6111625B2 (ja) | ワイヤレス電力伝送装置 | |
WO2014045873A1 (ja) | 受電機器及び非接触電力伝送装置 | |
JP5828774B2 (ja) | 2次電池の充放電装置およびそれを用いた充放電検査装置 | |
JP6350818B2 (ja) | 非接触電力伝送装置 | |
Na et al. | Step‐charging technique for CC/CV mode battery charging with low‐cost control components in IPT systems | |
JP2019161916A (ja) | 電力伝送装置 | |
US20210132121A1 (en) | Current Sense Apparatus and Method | |
JP2015109724A (ja) | 非接触電力伝送装置及び受電機器 | |
JP2015012629A (ja) | 整流装置 | |
WO2016006470A1 (ja) | 送電機器及び非接触電力伝送装置 | |
JPWO2017061093A1 (ja) | 非接触給電装置および非接触給電システム | |
CN112448482A (zh) | 非接触供电装置及送电装置 | |
JP2017005841A (ja) | 送電機器 | |
JP6959168B2 (ja) | 電力伝送装置 |