JP2019160649A - マイクロスイッチ、操作装置及びマイクロスイッチの製造方法 - Google Patents

マイクロスイッチ、操作装置及びマイクロスイッチの製造方法 Download PDF

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圭一朗 小渕
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Yoshinori IJIRI
芳則 井尻
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Abstract

【課題】防塵性に優れたマイクロスイッチ、操作装置及びマイクロスイッチの製造方法を提供する。【解決手段】マウス等の操作装置には、マイクロスイッチ2が収容されている。マイクロスイッチ2は、電気回路を開閉する接点機構24を収容する接点室25と、接点室25を収容する筐体20と、筐体20の外部からの押圧を受け付ける押下部材21とを備え、押下部材21は、接点室25に開設されている挿通孔260に挿通して接点機構24に作用する挿通部211を有し、挿通部211は、外部からの押圧状況に応じて移動する。更に、押下部材21から、筐体20における押下部材21の周囲の外面までを覆う遮蔽部材22が取り付けられており、遮蔽部材22は、挿通孔260を遮蔽する。【選択図】図3

Description

本発明は、外部からの押圧を受けて電気回路を開閉するマイクロスイッチ、そのようなマイクロスイッチを用いた操作装置、及びそのようなマイクロスイッチの製造方法に関する。
電子機器等の装置に用いられるマイクロスイッチが普及している。例えば、特許文献1には、カバーの外側に突出し、カバーを装着した状態で押圧可能な押しボタンを有するマイクロスイッチが開示されている。特許文献1に開示されたマイクロスイッチは、押しボタンが押圧されていない状態であるとき、共通接点端子と常閉接点端子とが可動接触片により導通し、押しボタンを押圧することにより、共通接点端子と常開接点端子とが可動接触片により導通する。
特開2017−16807号公報
特許文献1に開示されたマイクロスイッチは、外形サイズを大型化させることなく、寿命を延ばすことが可能であるという効果を奏する。
しかしながら、本件発明者は、カバーの外側に押しボタンが突出したマイクロスイッチでは、マイクロスイッチとカバーとの隙間から異物が入り込む僅かな可能性を見出し、隙間から入り込んだ異物が、可動接触片、共通接点端子、常閉接点端子及び常開接点端子に影響する可能性があることを懸念した。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、隙間から入り込む異物による影響を抑制することが可能なマイクロスイッチの提供を目的とする。
また、本発明は、そのようなマイクロスイッチを用いた操作装置の提供を他の目的とする。
更に、本発明は、そのようなマイクロスイッチの製造方法の提供を他の目的とする。
上記課題を解決するため、本願記載のマイクロスイッチは、電気回路を開閉する接点機構を収容する接点室と、前記接点室を収容する筐体と、前記筐体の外部からの押圧を受け付ける押下部材とを備え、前記押下部材は、前記接点室に開設されている挿通孔に挿通して前記接点機構に作用する挿通部を有するマイクロスイッチであって、前記挿通孔を遮蔽する遮蔽部材を備え、前記押下部材は、前記遮蔽部材を取り付ける第1取付部を、前記筐体の外部に有し、前記筐体は、前記遮蔽部材を取り付ける第2取付部を、前記押下部材の周囲の外面に有し、前記遮蔽部材は、前記押下部材の第1取付部から前記筐体の第2取付部までを覆うことを特徴とする。
また、前記マイクロスイッチにおいて、前記遮蔽部材は、可撓性を有し、ドーム状に成型されたシート体にて形成されていることを特徴とする。
また、前記マイクロスイッチにおいて、前記押下部材が有する第1取付部は、挿通方向に対する周方向に沿って外周面に刻設された溝部であり、前記遮蔽部材は、前記押下部材の第1取付部となる溝部に嵌着させる嵌着孔が開設されており、開設された嵌着孔の周縁が溝部に嵌着した状態で、前記押下部材に取り付けられていることを特徴とする。
また、前記マイクロスイッチにおいて、前記筐体が有する第2取付部は、外面に形成された係合溝であり、前記遮蔽部材は、周縁が係合溝に係合した状態で、前記筐体に取り付けられていることを特徴とする。
更に、本願記載の操作装置は、外部からの押下操作を受け付ける押下操作部と、前記押下操作部が受け付けた押下操作を外部からの押圧として伝達される前記マイクロスイッチとを備え、前記マイクロスイッチが備える接点機構の動作に基づく信号を出力することを特徴とする。
更に、本願記載のマイクロスイッチの製造方法は、電気回路を開閉する接点機構を収容する接点室と、前記接点室を収容する筐体と、前記筐体の外部からの押圧を受け付ける押下部材とを備え、前記押下部材は、前記接点室に開設されている挿通孔に挿通して前記接点機構に作用する挿通部を有するマイクロスイッチの製造方法であって、前記押下部材の外周のうち前記筐体の外部に形成された第1取付部から、前記筐体の外面のうち前記押下部材の周囲に形成された第2取付部までを覆うように、挿通孔を遮蔽する遮蔽部材を、第2取付部に圧入にて取り付けることを特徴とする。
本願記載のマイクロスイッチ、操作装置及びマイクロスイッチの製造方法は、異物が接点室内に容易に進入することを防止する。
本発明に係るスイッチ装置、操作装置及びマイクロスイッチの製造方法は、外部からの押圧を受け付ける押下部材の挿通部が挿通される挿通孔を遮蔽部材にて遮蔽する。これにより、異物から挿通孔を遮蔽し、異物による影響の発生を抑制する等、優れた効果を奏する。
本願記載の操作装置の外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載のマイクロスイッチの外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載のマイクロスイッチの断面及び外観の一例を示す概略斜視断面図である。 本願記載のマイクロスイッチの断面の一例を示す概略断面図である。 本願記載のマイクロスイッチの断面の一部の例を拡大して示す概略拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
<適用例>
本願記載の操作装置は、例えば、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)の操作に用いられるマウス等の操作装置として用いられる。また、本願記載のマイクロスイッチは、操作装置を含む様々な電子機器等の装置に用いられる。以下では、図面を参照しながら図面に例示された操作装置1及びマイクロスイッチ2について説明する。
<操作装置1>
まず、操作装置1について説明する。図1は、本願記載の操作装置1の外観の一例を示す概略斜視図である。図1は、本願記載の操作装置1を、パソコン等の電子機器の操作に用いるマウスに適用した例を示している。操作装置1は、操作者の指にて押下する操作を受け付けるマウスボタン等の押下操作部10、操作者の指にて回動する操作を受け付けるマウスホイール等の回動操作部11を備えている。なお、回動操作部11は、回動操作だけでなく、押下操作をも受け付けるように構成されており、押下操作部10としても機能する。また、操作装置1には、パソコン等の外部の機器に電気信号を出力する信号線12が接続されている。なお、操作装置1は、信号線12を用いた有線通信に限らず、無線通信等の様々な通信方法により電気信号を出力することが可能である。
操作装置1の内部には、各押下操作部10及び回動操作部11毎に、後述するマイクロスイッチ2が収容されており、押下操作部10に対して押下操作をした場合、押下操作部10の内部の部位が、対応するマイクロスイッチ2を押圧する。マイクロスイッチ2は、押圧状況に基づく信号を信号線12から外部のパソコン等の電子機器へ出力する。
即ち、本願記載の操作装置1は、外部からの押下操作を受け付ける押下操作部10と、回動操作等の操作を受け付ける回動操作部11とを備え、更に内部にマイクロスイッチ2を備えている。そして、操作装置1は、押下操作部10及び/又は回動操作部11が受け付けた押下操作を外部からの押圧としてマイクロスイッチ2に伝達し、マイクロスイッチ2の動作に基づく信号を外部の電子機器へ出力する。
<マイクロスイッチ2>
次に、マイクロスイッチ2について説明する。図2は、本願記載のマイクロスイッチ2の外観の一例を示す概略斜視図である。なお、本願明細書において、マイクロスイッチ2の方向については、図2に向かって左手前側を前、右奥側を後、上方を上、下方を下として表現するが、説明の便宜上の方向であり、マイクロスイッチ2の組込方向を限定するものではない。前述のようにマイクロスイッチ2は、操作装置1等の電子機器の内部に収容され、操作装置1の押下操作部10等の部位が受け付けた押下操作を外部からの押圧として受け付ける。
マイクロスイッチ2は、略直方体状をなす筐体20を備えている。筐体20は、下部のベース及び上部のカバーにて形成されている。筐体20の上面には、正面視で中央から左寄りの位置に、筐体20の外部からの押圧を受け付けて上下に移動する押下部材21が挿嵌している。また、押下部材21と筐体20の上面との間を覆う遮蔽部材22が取り付けられている。更に、筐体20の下側からは、他の電気部材を接続可能な金属片である3本の接続端子部23が突出している。
このように形成されたマイクロスイッチ2では、操作装置1が受け付けた外部からの押下操作が、筐体20の外部からの押圧として、押下部材21に伝達される。押下部材21は、外部からの押圧を受けて、筐体20の内側となる下側へ移動し、外部からの押圧が解除されると、筐体20の外側となる上側へ移動する。即ち、押下部材21は、外部からの押圧状況に応じて上側(筐体20の外側)の第1位置及び下側(筐体20の内側)の第2位置の間で移動する。
次にマイクロスイッチ2が備える筐体20及び押下部材21並びに遮蔽部材22に係る取付構造について説明する。図3は、本願記載のマイクロスイッチ2の断面及び外観の一例を示す概略斜視断面図である。図4は、本願記載のマイクロスイッチ2の断面の一例を示す概略断面図である。図3及び図4は、第1実施形態に係るマイクロスイッチ2を例示しており、図2に示すA−B線分を含む垂直面で切断した断面を矢印方向に向かって示している。なお、図3は、図2と同様の方向からの視点で示しており、図4は、正面からの視点で示している。
次に、図2乃至図4を参照して、マイクロスイッチ2が備える筐体20及び押下部材21並びに遮蔽部材22に係る取付構造について説明する。筐体20及び押下部材21は、硬質性の部材であり、例えば、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等の樹脂を材料とし、射出成型等の成型方法にて成型することにより形成されている。遮蔽部材22は、可撓性を有する部材であり、ドーム状に成型されたシート体にて形成されるゴムキャップ等の部材である。
押下部材21は、略円柱状をなし、中心軸が上下方向となるように配設されており、外部からの押圧状況に応じて、上下方向、即ち、中心軸方向に移動する。押下部材21の側面の上部には、遮蔽部材22を取り付ける第1取付部として、側面の周方向に沿って刻設された一筋の溝部210が形成されており、溝部210は、押下部材21の上端近傍の側面を周回している。なお、後述するように、押下部材21は、挿通孔260に挿通されるため、押下部材21の中心軸方向は、挿通方向と一致する。従って、一筋の溝部210が、押下部材21の挿通方向に対する周方向に沿って、押下部材21の外周面に刻設されているということができる。
筐体20の上側の外面となる上面には、遮蔽部材22を係合状態で取り付ける第2取付部として、環状の係合溝200が形成されている。係合溝200は、上方からの視点で、押下部材21を中心とした円周状に形成されている。即ち、筐体20には、押下部材21の周囲の外面に第2取付部となる係合溝200が形成されている。
遮蔽部材22は、ドーム状をなし、上方からの視点で、略円形状に形成されており、中心部には、略円形状の嵌着孔220が開設されている。嵌着孔220は、遮蔽部材22の外形をなす円と同心円の関係にあり、遮蔽部材22全体としてドームの頂部に孔が空いた形状となっている。遮蔽部材22において、嵌着孔220の周縁は、壁状に若干盛り上がっており、押下部材21の溝部210に嵌着させるための環状の嵌着部221となっている。また、遮蔽部材22の円周となる周縁は、外側へ向かって水平方向に若干延びており、係合溝200に係合させるための円周状の係合部222となっている。
押下部材21に刻設された溝部210の外径と、遮蔽部材22に開設された嵌着孔220の内径とは略一致しており、押下部材21は、遮蔽部材22の嵌着孔220に内嵌し、嵌着孔220周縁の嵌着部221が溝部210に密着状態で嵌着している。即ち、遮蔽部材22は、開設された嵌着孔220の周縁が溝部210に嵌着した状態で、押下部材21に取り付けられている。なお、押下部材21の溝部210と、遮蔽部材22の嵌着孔220とは、密着状態となっていることが望ましく、そのため、成型時においては、溝部210の外径より嵌着孔220の内径が若干小さくなるように成型してもよい。
筐体20の上面に形成された係合溝200の壁面の外径及び内径と、遮蔽部材22の周縁に形成された係合部222の外径及び内径とは、それぞれ略一致している。なお、筐体20の係合溝200と、遮蔽部材22の係合部222とは、密着状態となっていることが望ましく、そのため、成型時においては、係合溝200より、係合部222が若干大きくなるように成型してもよい。そして、遮蔽部材22の係合部222を治具を用いて押圧することにより、係合溝200に、係合溝200より大きい係合部222を嵌め込む圧入が行われ、遮蔽部材22は、筐体20に密着した係合状態で取り付けられる。
押下部材21の溝部210に遮蔽部材22の嵌着孔220を嵌着して取り付け、筐体20の係合溝200に遮蔽部材22の係合部222を圧入して取り付けることにより、遮蔽部材22は、押下部材21の溝部210から、筐体20の係合溝200までを略密閉状態で覆うことになる。
次に、図3及び図4を参照して、マイクロスイッチ2の内部構造について説明する。マイクロスイッチ2の筐体20内には、スイッチとして電気回路を開閉する接点機構24を収容する接点室25としての領域が確保されている。接点室25の上方は、遮蔽部材22に覆われており、遮蔽部材22にて覆われた領域は、押下部材21が上下に移動するための押下室26となっている。また、押下室26の底面には、押下部材21が挿通する挿通孔260が開設されており、挿通孔260により、押下室26の底面及び接点室25の上面は貫通している。
押下室26内で上下に移動する押下部材21の下部は、挿通孔260に挿通する挿通部211として形成されており、挿通部211の下端は、挿通孔260を挿通して接点室25内に達している。挿通部211は、挿通孔260に対して若干の間隙を開けて挿嵌しているため、押下部材21は、挿通部211を挿通孔260に挿通した状態を維持しながら上下動が可能である。押下部材21の挿通部211は、押下部材21の上下動を接点室25内に伝達し、接点室25内の接点機構24に作用する。
遮蔽部材22が、押下部材21の溝部210から、筐体20の係合溝200までを覆っているため、挿通孔260は、遮蔽部材22により、筐体20外部から遮蔽されていることになる。遮蔽部材22が挿通孔260を遮蔽しているため、異物が挿通孔260と挿通部211との間を通って接点室25内に入り込むことを防止する。
接点室25内に収容された接点機構24について説明する。接点室25内には、接点機構24として、共通接点端子240、第1接点端子241、第2接点端子242、可動接触片243等の部材が配設されている。共通接点端子240は、接点室25内の左側に配設されており、左側の接続端子部23と電気的に接続されている。第1接点端子241は、接点室25内の右上側に配設されており、右側の接続端子部23と電気的に接続されている。第2接点端子242は、接点室25内の右下側に配設されており、中央の接続端子部23と電気的に接続されている。
可動接触片243は、接点室25内において、左右方向に延びる板状の導電性金属部材である。可動接触片243の左端は、共通接点端子240に係止された固定端となっている。可動接触片243の右端は、第1接点端子241及び第2接点端子242の間で移動する自由端であり、可動接点として機能する。なお、可動接触片243は、中央付近が打ち抜かれ円弧状に折り曲げられた復帰バネとして形成されており、復帰バネは、接点室25内に固定されている。
このように構成された接点機構24は、押下部材21が押圧されることにより、挿通部211が下方へ移動し、可動接触片243を押下する。可動接触片243が押下されることにより、可動接触片243の自由端である右端側が下がり、第2接点端子242に接触する。これにより、共通接点端子240に接続された左側の接続端子部23と、第2接点端子242に接続された中央の接続端子部23とが導通状態となる。
押下部材21の押圧が解除されると、復帰バネにより可動接触片243は上側へ付勢される。可動接触片243が上側に付勢されることにより、挿通部211(押下部材21)が上方へ移動する。また、復帰バネにより可動接触片243が上側へ付勢されることにより、可動接触片243の自由端である右端側が上がり、第1接点端子241に接触する。これにより、共通接点端子240に接続された左側の接続端子部23と、第1接点端子241に接続された右側の接続端子部23とが導通状態となる。なお、図面では、押下部材21が押圧されていない状態を図示している。
本願で例示した接点機構24は、様々な形態に展開可能な本願記載のマイクロスイッチ2の一形態を例示したに過ぎない。本願のマイクロスイッチ2には、挿通部211の押下により回路が開閉、接離する様々な接点機構24を適用することが可能である。例えば、本願出願人が開示する特開2017−16807号公報に記載された機構等、様々な技術を適用することが可能である。
また、前述のように本願記載のマイクロスイッチ2は、押下部材21の溝部210(第1取付部)から、筐体20の係合溝200(第2取付部)までを覆うように、遮蔽部材22を取り付けることにより製造される。遮蔽部材22の取り付けは、押下部材21の溝部210に遮蔽部材22の嵌着孔220を嵌着して取り付け、筐体20の係合溝200に遮蔽部材22の係合部222を圧入して取り付けることにより行われる。なお、取付方法は、圧入に限らず、遮蔽部材22の係合部222を加熱しながら圧力を加えて変形させる熱かしめ等の方法であってもよい。
以上のように構成された本願記載のマイクロスイッチ2の動作について説明する。図5は、本願記載のマイクロスイッチ2の断面の一部の例を拡大して示す概略拡大断面図である。図5は、マイクロスイッチ2の押下室26を中心に拡大した断面であり、押下部材21の位置及び遮蔽部材22の変形した形状を認識し易いように模式的に示している。図5(a)は、押下部材21が外部から押圧を受けておらず上側の第1位置にいる状態を示しており、図5(b)は、押下部材21が外部から押圧されて下側の第2位置にいる状態を示している。
押下部材21が押下されて、押下部材21が第1位置から第2位置へ移動することにより、図5(a)に示す状態から図5(b)に示す状態へと遷移し、可撓性を有する遮蔽部材22は、頂部付近が凹むように撓んで変形する。押下部材21への押圧が解除された場合、押下部材21は、第2位置から第1位置へ移動し、図5(b)に示す状態から図5(a)に示す状態へと遷移し、遮蔽部材22は元の形状に復帰する。
本願記載のマイクロスイッチ2を備えるマウス等の操作装置1は、構造上、隙間が生じる場合がある。仮に、操作装置1の隙間から糸屑等の異物が入り込んだとしても、マイクロスイッチ2は、筐体20により保護されており、接点室25は筐体20内に収容されているので、接点室25内にまで異物が侵入することは容易ではない。即ち、接点室25は、閉じられた構造となっており、接点室25内の部材に異物が付着することによる接触不良等の不具合の発生を抑制している。以下では、操作装置1内に異物が入り込んだ状況を仮定して、マイクロスイッチ2の防塵機能について説明する。
接点室25の上部には、押下部材21の挿通部211が挿通する挿通孔260が開設されているが、図3乃至図5に示すように、遮蔽部材22が挿通孔260を遮蔽しているため、挿通孔260と挿通部211との間の若干の間隙から接点室25内に異物が進入することは容易ではない。即ち、遮蔽部材22が、押下部材21の溝部210から、筐体20の係合溝200までを覆っているため、遮蔽部材22が挿通孔260を遮蔽し、異物が挿通孔260と挿通部211との間を通って接点室25内に入り込むことを防止する。
以上のように、本願記載のマイクロスイッチ2は、防塵性が高く、操作装置1内に異物が入り込んだ場合でも、入り込んだ異物がマイクロスイッチ2の接点室25内にまで侵入することは困難である。これにより、侵入した異物による異常、例えば、動作不良の発生を抑制することが可能である等、優れた効果を奏する。
なお、本願記載のマイクロスイッチ2による効果は、防塵効果だけではない。例えば、マイクロスイッチ2が備える押下部材21は、筐体20内部の構成を組み立てた後、筐体20の外側から嵌め込み、更に遮蔽部材22を取り付けることになるので、筐体20内に押下部材21を組み込む場合と比べて組立が容易である。従って、本願記載のマイクロスイッチ2は、組立工程に関する効率化、歩留まりの向上等の効果を見込むことが可能である等、優れた効果を奏する。
本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、他の様々な形態で実施することが可能である。そのため、上述した実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の技術範囲は、請求の範囲によって説明するものであって、明細書本文には何ら拘束されない。更に、請求の範囲の均等範囲に属する変形及び変更は、全て本発明の範囲内のものである。
例えば、前記実施形態では、ドーム状に成型された遮蔽部材22を用いる形態を示したが、本発明はこれに限るものでなく、遮蔽部材22は、挿通孔260を遮蔽することができるのであれば、様々な形態に展開することが可能である。例えば、遮蔽部材22を蛇腹状に形成して、挿通部211の上下動に対応しつつ挿通孔260を遮蔽する形態とする等、様々な形態に展開することが可能である。
また、例えば、遮蔽部材22と、押下部材21又は筐体20との間の取付構造は、適宜設計することが可能である。具体的には、押下部材21を、他の部材と係合する鉤状等、様々な形状に変形することが可能であり、更には、圧入及び熱かしめ以外に、接着剤による接着、加熱による溶着等の物理的、化学的変化を伴う取付方法とすることも可能である。更に、取付位置についても、筐体20の上面に係合溝200を形成するのではなく、筐体20の側面にまで、係合溝200又はその他の取付代を形成し、遮蔽部材22を筐体20の側面の一部まで覆うように取り付けるようにしてもよい。
また、前記実施形態では、マイクロスイッチ2を備える操作装置1として、マウスを例示したが、本発明はこれに限らず、操作に用いられるキーボード、各種押しボタン等の様々な装置を操作装置1として適用することが可能である等、様々な形態に展開することが可能である。
1 操作装置
2 マイクロスイッチ
20 筐体
200 係合溝(第2取付部)
21 押下部材
210 溝部(第1取付部)
211 挿通部
22 遮蔽部材
220 嵌着孔
221 嵌着部
222 係合部
23 接続端子部
24 接点機構
25 接点室
26 押下室
260 挿通孔

Claims (6)

  1. 電気回路を開閉する接点機構を収容する接点室と、前記接点室を収容する筐体と、前記筐体の外部からの押圧を受け付ける押下部材とを備え、前記押下部材は、前記接点室に開設されている挿通孔に挿通して前記接点機構に作用する挿通部を有するマイクロスイッチであって、
    前記挿通孔を遮蔽する遮蔽部材を備え、
    前記押下部材は、前記遮蔽部材を取り付ける第1取付部を、前記筐体の外部に有し、
    前記筐体は、前記遮蔽部材を取り付ける第2取付部を、前記押下部材の周囲の外面に有し、
    前記遮蔽部材は、前記押下部材の第1取付部から前記筐体の第2取付部までを覆う
    ことを特徴とするマイクロスイッチ。
  2. 請求項1に記載のマイクロスイッチであって、
    前記遮蔽部材は、可撓性を有し、ドーム状に成型されたシート体にて形成されている
    ことを特徴とするマイクロスイッチ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のマイクロスイッチであって、
    前記押下部材が有する第1取付部は、
    挿通方向に対する周方向に沿って外周面に刻設された溝部であり、
    前記遮蔽部材は、
    前記押下部材の第1取付部となる溝部に嵌着させる嵌着孔が開設されており、
    開設された嵌着孔の周縁が溝部に嵌着した状態で、前記押下部材に取り付けられている
    ことを特徴とするマイクロスイッチ。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のマイクロスイッチであって、
    前記筐体が有する第2取付部は、
    外面に形成された係合溝であり、
    前記遮蔽部材は、
    周縁が係合溝に係合した状態で、前記筐体に取り付けられている
    ことを特徴とするマイクロスイッチ。
  5. 外部からの押下操作を受け付ける押下操作部と、
    前記押下操作部が受け付けた押下操作を外部からの押圧として伝達される請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のマイクロスイッチと
    を備え、
    前記マイクロスイッチが備える接点機構の動作に基づく信号を出力する
    ことを特徴とする操作装置。
  6. 電気回路を開閉する接点機構を収容する接点室と、前記接点室を収容する筐体と、前記筐体の外部からの押圧を受け付ける押下部材とを備え、前記押下部材は、前記接点室に開設されている挿通孔に挿通して前記接点機構に作用する挿通部を有するマイクロスイッチの製造方法であって、
    前記押下部材の外周のうち前記筐体の外部に形成された第1取付部から、前記筐体の外面のうち前記押下部材の周囲に形成された第2取付部までを覆うように、挿通孔を遮蔽する遮蔽部材を、第2取付部に圧入にて取り付ける
    ことを特徴とするマイクロスイッチの製造方法。
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