JP2019160584A - 光装置 - Google Patents

光装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019160584A
JP2019160584A JP2018046116A JP2018046116A JP2019160584A JP 2019160584 A JP2019160584 A JP 2019160584A JP 2018046116 A JP2018046116 A JP 2018046116A JP 2018046116 A JP2018046116 A JP 2018046116A JP 2019160584 A JP2019160584 A JP 2019160584A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
light emitting
light
optical device
emitting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018046116A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6949766B2 (ja
Inventor
和明 荒井
Kazuaki Arai
和明 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP2018046116A priority Critical patent/JP6949766B2/ja
Publication of JP2019160584A publication Critical patent/JP2019160584A/ja
Priority to JP2021154435A priority patent/JP7240462B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6949766B2 publication Critical patent/JP6949766B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】発光装置から発せられる光による受光素子の誤検出を抑える。【解決手段】第1部材310は、面312を有している。基板100の第1面102に対する垂直方向の断面において、面312は、基板100の第1面102に対し、基板100の第1面102の法線方向に向けて鋭角に傾いている。第1部材310は、第1部分310a及び第2部分310bを含んでいる。第2部分310bは、第1部分310aよりも基板100の第1面102から離れている。基板100の第1面102に対する垂直方向の断面において、第2部分310bは、第1部分310aよりも、発光領域140から離れる方向に向けて突出している。【選択図】図3

Description

本発明は、光装置に関する。
近年、発光装置として、有機発光ダイオード(OLED)が開発されている。OLEDは、第1電極、有機層及び第2電極を有している。第1電極、有機層及び第2電極は、発光部を構成している。有機層は、第1電極と第2電極の間の電圧によって有機エレクトロルミネッセンス(EL)により光を発することができる。
特許文献1には、OLEDの一例が記載されている。このOLEDは、第1面及び第1面の反対側の第2面を有する基板を含んでいる。基板の第1面側には、第1電極、有機層及び第2電極が位置している。有機層から発せられた光は、基板を透過して基板の第2面から出射される。基板の端部には、傾斜面が形成されている。有機層から発せられた光は、基板の内部を伝搬することがある。基板内を伝搬する光は、基板の端部の傾斜面によって基板の第2面側に反射される。
特許文献2には、照明器具の一例が記載されている。照明器具は、光源、センサ及び遮蔽部材を含んでいる。光源は、センサの検出結果に基づいて、オン又はオフに切り替わる。光源からの光又は熱によってセンサでは誤検出が発生するおそれがある。特許文献2では、遮蔽部材がセンサを光源から遮蔽している。したがって、光源によるセンサの誤検出を抑えることができる。
特開2010−272327号公報 特開2010−27441号公報
上述したように、近年、OLEDが発光装置として開発されている。一定の用途(例えば、自動車のテールランプ)においては、このような発光装置が、受光素子(例えば、フォトダイオード(PD))を有する装置(例えば、光センサ又は撮像装置)と一緒に用いられる場合がある。この場合、発光装置から発せられる光による受光素子の誤検出を可能な限り抑える必要がある。
本発明が解決しようとする課題としては、発光装置から発せられる光による受光素子の誤検出を抑えることが一例として挙げられる。
請求項1に記載の発明は、
第1面と、前記第1面に沿った一方向の第1側の端部と、を有する基板と、
前記基板の前記第1面側に位置し、第1電極、有機層及び第2電極を含む発光部と、
透光性を有し、前記一方向において前記発光部よりも前記第1側に位置する第1部材と、
受光素子と、
を含み、
前記第1面に対する垂直方向の断面において、前記第1部材は、前記一方向に沿って前記第1側に向かう方向から前記基板の前記第1面の法線方向に向けて鋭角に傾いた面を有する光装置である。
実施形態に係る光装置を説明するための図である。 図1に示した発光装置の平面図である。 図2のP−P断面図である。 実施形態に係る発光装置の動作の一例を説明するための図である。 比較例に係る発光装置の動作の一例を説明するための図である。 センサ装置の詳細の第1例を説明するための図である。 センサ装置の詳細の第2例を説明するための図である。 実施例に係る発光装置の平面図である。 図8のA−A断面図である。 図8のB−B断面図である。 比較例に係る発光装置を説明するための断面図である。 基板の第1面側から見た場合の第1部材の輝度の第1のシミュレーション結果のグラフを示す図である。 基板の第1面側から見た場合の第1部材の輝度の第2のシミュレーション結果のグラフを示す図である。 基板の第1面側から見た場合の第1部材の輝度の第3のシミュレーション結果のグラフを示す図である。 基板の第1面側から見た場合の第1部材の輝度の第4のシミュレーション結果のグラフを示す図である。 基板の第1面側から見た場合の第1部材の輝度の第5のシミュレーション結果のグラフを示す図である。 図3の変形例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、実施形態に係る光装置30を説明するための図である。図2は、図1に示した発光装置10の平面図である。図3は、図2のP−P断面図である。
図1から図3を用いて、光装置30の概要を説明する。光装置30は、基板100、発光部142、第1部材310及び受光素子220を含んでいる。基板100は、第1面102を有している。基板100は、第1辺106aを有している。第1辺106aは、第1面102に沿った方向Xの第1側S1の端部である。発光部142は、基板100の第1面102側に位置している。発光部142は、方向Xの第1側S1側の端部を有している。発光部142は、第1電極110、有機層120及び第2電極130を含んでいる。第1部材310は、透光性を有している。方向X(基板100の第1面102に平行な方向)において、第1部材310は、発光部142の第1側S1の端部よりも第1側S1側に位置している。第1部材310は、面312を有している。基板100の第1面102に対する垂直方向の断面(例えば、図3に示す断面)において、面312は、基板100の第1面102に対し、基板100の第1面102の法線方向に向けて鋭角(図3に示す例では、角度θ(0°<θ<90°))に傾いている。特に、面312は、方向Xに沿って第1側S1に向かう方向から基板100の第1面102の法線方向に向けて鋭角(図3に示す例では、角度θ(0°<θ<90°))に傾いている。第1部材310は、第1部分310a及び第2部分310bを含んでいる。第2部分310bは、第1部分310aよりも基板100の第1面102から離れている。基板100の第1面102に対する垂直方向の断面において、第2部分310bは、第1部分310aよりも、発光領域140から離れる方向に向けて突出している。
上述した構成によれば、発光装置10から発せられる光による受光素子220の誤検出を抑えることができる。具体的には、上述した構成においては、面312は、基板100の第1面102に対し、基板100の第1面102の法線方向に向けて鋭角(図3に示す例では、角度θ(0°<θ<90°))に傾いている。面312の傾きによって、図4及び図5を用いて後述するように、第1部材310の面312から漏れる光の量を面312の傾きによって抑えることができる。したがって、発光装置10から発せられる光による受光素子220の誤検出を抑えることができる。
図1を用いて、光装置30の詳細を説明する。
光装置30は、発光装置10及びセンサ装置20を含んでいる。
センサ装置20は、発光及び光センシングを行うための用途、例えば、自動車の測距センサ付きテールランプに用いることができる。この例においては、発光装置10が発光の機能を実現し、センサ装置20が光センシングの機能を実現する。
発光装置10は、基板100、発光部142、封止部材300を含んでいる。発光部142は、第1電極110、有機層120及び第2電極130を基板100の第1面102から順に含んでいる。
基板100は、第1面102及び第2面104を有している。第1電極110、有機層120、第2電極130、封止部材300は、基板100の第1面102側に位置している。第2面104は、第1面102の反対側に位置している。第2面104は、基板100の屈折率より低い屈折率を有する領域(例えば、空気)に接している。
基板100は、透光性を有する材料からなっている。したがって、光は基板100を透過することができる。
基板100は、例えば、ガラス又は樹脂からなっている。樹脂は、例えば、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PES(ポリエーテルサルホン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)又はポリイミドにすることができる。基板100が樹脂からなる場合、基板100のうちの第1面102及び第2面104の少なくとも一方は、無機バリア層(例えば、SiN又はSiON)によって覆われていてもよい。有機層120を劣化させ得る物質(例えば、水蒸気)が基板100を透過することを無機バリア層によって抑えることができる。
第1電極110は、透明導電材料を含んでおり、透光性を有している。透明導電材料は、例えば、金属酸化物(例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、IWZO(Indium Tungsten Zinc Oxide)、ZnO(Zinc Oxide))又はIGZO(Indium Galium Zinc Oxide)、カーボンナノチューブ、導電性高分子(例えば、PEDOT/PSS)又は透光性を有する金属薄膜(例えば、Ag)若しくは透光性を有する合金薄膜(例えば、AgMg)とすることができる。
有機層120は、有機エレクトロルミネッセンス(EL)によって光を発する発光層(EML)を含んでおり、正孔注入層(HIL)、正孔輸送層(HTL)、電子輸送層(ETL)及び電子注入層(EIL)を適宜含んでいてもよい。第1電極110からEMLに正孔が注入され、第2電極130からEMLに電子が注入されて、EMLにおいて正孔及び電子が再結合して光が発せられる。
第2電極130は、遮光性導電材料を含んでおり、遮光性、特に光反射性を有している。遮光性導電材料は、例えば、金属、特に、Al、Au、Ag、Pt、Mg、Sn、Zn及びInからなる群の中から選択される金属又はこの群から選択される金属の合金とすることができる。
図1に示す例において、発光装置10は、ボトムエミッションである。つまり、有機層120から発せられた光は、第1電極110及び基板100を透過して、基板100の第2面104から出射される。
封止部材300は、発光部142を封止している。図1に示す例において、封止部材300は、透光性を有する封止缶(例えば、ガラス缶)であり、第1部材310及び第2部材320を含んでいる。第1部材310は、封止部材300の一部分、すなわち、側壁である。第2部材320は、封止部材300の他の一部分、すなわち、蓋となっている。図1に示す例では、発光部142と封止部材300の間の領域は、中空となっている。封止部材300は、第1面102に取り付けられており、一例において、接着層(不図示)を介して基板100の第1面102に接着させることができる。他の例において、発光部142と封止部材300の間の領域には、液体が充填されていてもよい。一例において、液体は、フッ素オイルにすることができる。さらに他の例において、発光部142と封止部材300の間の領域には、固体が充填されていてもよい。一例において、固体は、硬化可能な液体(例えば、紫外線硬化によって硬化可能な液体)を硬化させたものにすることができる。
センサ装置20は、受光素子220を含んでいる。受光素子220は、光エネルギーを電気的エネルギーに変換可能な素子、例えば、フォトダイオード(PD)である。センサ装置20は、発光装置10の外側に位置している。図1に示す例では、受光素子220は、基板100の第1面102に垂直な方向において、基板100の第1面102から基板100の外側に向けてずれており、基板100の第1面102に沿った方向において、第1部材310の外側に向けてずれている。受光素子220がこの位置にある場合、受光素子220は、第1部材310の面312から漏れた光を誤検出しやすい。これに対して、本実施形態においては、上述したように、第1部材310の面312から漏れる光の量を抑えることができるため、受光素子220の誤検出を抑えることができる。
図2を用いて、発光装置10の詳細を説明する。
図2に示す例において、基板100は、実質的に矩形形状を有しており、第1辺106a、第2辺106b、第3辺106c及び第4辺106dを有している。第1辺106aは、方向Yに延伸している。第2辺106bは、第1辺106aの反対側にある。第3辺106cは、第1辺106aと第2辺106bの間にあって、第1辺106aに交わる方向(方向X)に延伸している。第4辺106dは、第3辺106cの反対側にある。他の例において、基板100は、矩形以外の形状を有していてもよい。
第1部材310は、発光部142を囲んでいる。第2部材320は、第1部材310によって囲まれた領域の全体に亘って広がっている。このようにして、発光部142は、封止部材300の第1部材310及び第2部材320によって外部の領域から遮断されている。
図3を用いて、封止部材300の詳細を説明する。
図3は、基板100の第1面102に対する垂直方向の断面、特に、方向Xに沿った断面を示している。第1側S1は、方向Xにおける基板100の端部(例えば、図2に示した第1辺106a)側を示している。
第1部材310の面312は、方向Xに沿って第1側S1に向かう方向から基板100の第1面102の法線方向に向けて角度θ(0°<θ<90°)傾いている。したがって、図4及び図5を用いて後述するように、第1部材310の面312から漏れる光の量を抑えることができる。
第1部材310の面312は、基板100の第1面102に直接交わってもよいし、又は第1部材310と異なる部材(例えば、第1部材310を基板100の第1面102に接着させるための接着層)を介して基板100の第1面102に交わっていてもよい。第1部材310と基板100の第1面102の間に第1部材310と異なる部材がある場合、第1部材310の面312が基板100の第1面102と直接交わっていなくても、第1部材310の面312が基板100の第1面102に対して角度θ傾いていることで、第1部材310の面312から漏れる光の量を抑えることができる。
第1部材310は、第1部分310a及び第2部分310bを含んでいる。第1部分310aは、第2部分310bよりも基板100の第1面102に近接しており、図3に示す例では、第1部材310のうち基板100の第1面102に最隣接している。他の例において、第1部分310aは、第1部材310のうち基板100の第1面102に最隣接した部分以外の部分であってもよい。第2部分310bは、第1部分310aよりも基板100の第1面102から離れており、図3に示す例では、第1部材310のうち基板100の第1面102から最も離れている。他の例において、第2部分310bは、第1部材310のうち基板100の第1面102から最も離れた部分以外の部分であってもよい。方向Xにおいて、第2部分310bのうちの第1側S1の端部は、第1部分310aのうちの第1側S1の端部よりも、第1側S1に向けて突出している。このようにして、第1部材310の面312は、方向Xに沿って第1側S1に向かう方向から基板100の第1面102の法線方向に向けて角度θ(0°<θ<90°)傾いている。
基板100の第1面102の法線方向における基板100の第1面102と第1部材310の面312の間の距離dは、第1側S1に向かうにつれて大きくなっている。このようにして、第1部材310の面312は、方向Xに沿って第1側S1に向かう方向から基板100の第1面102の法線方向に向けて角度θ(0°<θ<90°)傾いている。
図4は、実施形態に係る発光装置10の動作の一例を説明するための図である。図5は、比較例に係る発光装置10の動作の一例を説明するための図である。
比較例(図5)に係る発光装置10は、第1部材310の面312が、方向Xに沿って第1側S1に向かう方向から基板100の第1面102の法線方向に向けて直角に傾いている点を除いて、実施形態(図4)に係る発光装置10と同様である。
図4及び図5において、黒矢印で示すように、発光部142(例えば、図1)から発せられた光は、全反射によって基板100内を伝搬して封止部材300の内部に入射することがある。封止部材300の面312は、封止部材300の屈折率より低い屈折率を有する領域(例えば、空気)に接している。比較例(図5)では、この光は、第1部材310の面312に小さな入射角で入射して、面312を透過しやすい。したがって、第1部材310の面312から発光部142から発せられた光が漏れてしまう場合がある。これに対して、実施形態(図4)では、この光は、第1部材310の面312に大きな入射角で入射して、面312において全反射されやすい。したがって、第1部材310の面312から漏れる光の量を抑えることができる。
一例において、第1部材310の屈折率は、基板100の屈折率より低くてもよい。特に、第1部材310は、ガラスより屈折率の低い材料からなっていてもよい。第1部材310の屈折率がある程度低く、例えば基板100の屈折率より低い場合、第1部材310の面312から漏れる光の量を抑えることができる。
図6は、センサ装置20の詳細の第1例を説明するための図である。
センサ装置20は、発光素子210及び受光素子220を含んでいる。一例において、センサ装置20は、測距センサ、特にLiDAR(Light Detection And Ranging)にすることができる。この例において、発光素子210は、センサ装置20の外部に向けて光を発し、受光素子220は、発光素子210から発せられて対象物によって反射された光を受ける。一例において、発光素子210は、電気的エネルギーを光エネルギーに変換可能な素子、例えばレーザダイオード(LD)にすることができ、受光素子220は、光エネルギーを電気的エネルギーに変換可能な素子、例えばフォトダイオード(PD)にすることができる。センサ装置20は、光が発光素子210から発せられてから受光素子220によって受けられるまでの時間に基づいて、センサ装置20から対象物までの距離を検出することができる。
センサ装置20の受光素子220は、センサ装置20の外部からの光を検出する。したがって、受光素子220の誤検出を防ぐため、発光装置10から発せられた光が受光素子220に入射されることを可能な限り抑えることが望ましい。上述したように、図1から図3を用いて説明した例によれば、発光部142(発光装置10)から発せられる光による受光素子220の誤検出を抑えることができる。
図7は、センサ装置20の詳細の第2例を説明するための図である。
センサ装置20は、複数の受光素子220を含んでいる。一例において、センサ装置20は、撮像センサにすることができる。この例において、複数の受光素子220は、画像を電気信号に変換可能な素子、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ又はCMOS(Complementary Metal−Oxide−Semiconductor)イメージセンサにすることができる。一例において、各受光素子220は、光エネルギーを電気的エネルギーに変換可能な素子、例えばフォトダイオード(PD)にすることができる。センサ装置20は、複数の受光素子220によって、センサ装置20の外部の対象物の像を検出することができる。
センサ装置20の受光素子220は、センサ装置20の外部からの光を検出する。したがって、受光素子220の誤検出を防ぐため、発光装置10から発せられて受光素子220に入射される光の量を可能な限り抑えることが望ましい。上述したように、図1から図3を用いて説明したによれば、発光部142(発光装置10)から発せられる光による受光素子220の誤検出を抑えることができる。
以上、本実施形態によれば、発光部142(発光装置10)から発せられる光による受光素子220の誤検出を抑えることができる。
図8は、実施例に係る発光装置10の平面図である。図9は、図8のA−A断面図である。図10は、図8のB−B断面図である。本実施例に係る発光装置10は、以下の点を除いて、実施形態に係る発光装置10と同様である。
シミュレーションにおいて、図8から図10に示す発光装置10を検討した。
図8を用いて、発光装置10の詳細を説明する。
発光装置10は、発光領域140を含んでいる。発光領域140は、透光性を有している。具体的には、発光領域140は、複数の発光部142及び複数の透光部144を含んでいる。複数の発光部142及び複数の透光部144は、方向Yに延伸しており、方向Xに交互に並んでいる。発光装置10の外部の光は、各透光部144を透過することができる。したがって、発光領域140は、透光性を有している。
図8に示す例では、基板100の第3辺106cと発光領域140の第3辺106c側の端部の間で第1部材310が方向Yに延伸している。図8に示す第1部材310は、シミュレーションにおいて、封止部材の一部分として仮想的に配置されたものである。
図9を用いて、発光装置10の詳細を説明する。
発光部142は、第1電極110、有機層120及び第2電極130を含んでいる。第1電極110、有機層120及び第2電極130は、基板100の第1面102から順に積層されている。有機層120から発せられた光は、第1電極110及び基板100を透過して、基板100の第2面104から出射される。
透光部144は、遮光部材(例えば、第2電極130)と重なっていない。したがって、発光装置10の外部の光は、透光部144を透過することができる。
図10を用いて、発光装置10の詳細を説明する。
基板100は、第1面102と第2面104の間に厚さTを有している。第1部材310は、基板100の第1面102から高さHを有している。第1部材310は、基板100の第1面102に接している部分において幅Wを有している。第1部材310の面312は、基板100の第1面102に対して角度θ傾いている。
シミュレーションの条件は、次のとおりとしている。第1部材310の屈折率は、基板100の屈折率と同一としており、1.52としている。発光部142の配光分布は、ランバーシアン光源の分布としている。
図11は、比較例に係る発光装置10を説明するための断面図である。比較例に係る発光装置10は、第1部材310の面312が基板100の第1面102に対して直角に傾いている点を除いて、実施例に係る発光装置10と同様である。
図12は、基板100の第1面102側から見た場合の第1部材310の輝度の第1のシミュレーション結果のグラフを示す図である。
比較例では、第1部材310の両端において輝度のピークが現れている。図12のグラフ内の右側のピークは、第1部材310の面312に相当する位置のピークである。
これに対して、実施例では、第1部材310の両端における輝度のピークが抑えられている。特に図12に示す例では、角度θが35°、40°及び45°のとき、第1部材310の両端における輝度のピークが抑えられている。したがって、一例において、角度θは、35°以上45°以下であることが好ましいといえる。特に、輝度のピークが抑えられている角度θは、第1部材310の屈折率に依存する場合があるといえる。したがって、図12に示す結果より、第1部材310の屈折率が1.52又はその近傍(例えば、1.30以上1.70以下、好ましくは1.40以上1.60以下)であるとき、角度θは、35°以上45°以下であることが好ましいといえる。
図13は、基板100の第1面102側から見た場合の第1部材310の輝度の第2のシミュレーション結果のグラフを示す図である。図13におけるシミュレーションは、実施例において基板100の第1面102と第2面104の間における厚さTが2倍になっている点を除いて、図12におけるシミュレーションと同様である。
図13においても、実施例では、第1部材310の両端における輝度のピークが抑えられている。したがって、実施例では、基板100の第1面102と第2面104の間における厚さによらず、第1部材310の両端における輝度のピークを抑えることができるといえる。
図14は、基板100の第1面102側から見た場合の第1部材310の輝度の第3のシミュレーション結果のグラフを示す図である。図14におけるシミュレーションは、実施例において第1部材310高さHが2倍になっている点を除いて、図12におけるシミュレーションと同様である。
図14においても、実施例では、第1部材310の両端における輝度のピークが抑えられている。したがって、実施例では、第1部材310の高さによらず、第1部材310の両端における輝度のピークを抑えることができるといえる。
図15は、基板100の第1面102側から見た場合の第1部材310の輝度の第4のシミュレーション結果のグラフを示す図である。図15におけるシミュレーションは、実施例において第1部材310のうちの基板100の第1面102に接している部分の幅Wが2倍になっている点を除いて、図12におけるシミュレーションと同様である。
図15においても、実施例では、第1部材310の両端における輝度のピークが抑えられている。したがって、実施例では、第1部材310のうちの基板100の第1面102に接している部分の幅によらず、第1部材310の両端における輝度のピークを抑えることができるといえる。
図16は、基板100の第1面102側から見た場合の第1部材310の輝度の第5のシミュレーション結果のグラフを示す図である。図16におけるシミュレーションは、実施例において発光部142の配光分布がランバーシアン光源の分布に代えてマイクロキャビティ光源の分布になっている点を除いて、図12におけるシミュレーションと同様である。
図16においても、実施例では、第1部材310の両端における輝度のピークが抑えられている。したがって、実施例では、発光部142の配光分布によらず、第1部材310の両端における輝度のピークを抑えることができるといえる。
図17は、図3の変形例を示す図である。
第1部材310の面312は、通常の封止部材と同様にして、基板100の第1面102に直角に傾いている。第1部材310の面312には、部材330が取り付けられている。一例において、部材330は、光学接着剤を介して第1部材310の面312に接着させることができる。部材330は、面312の反対側に面332を有している。面332は、方向Xに沿って第1側S1に向かう方向から基板100の第1面102の法線方向に向けて鋭角(図17に示す例では、角度θ(0°<θ<90°))に傾いている。したがって、図3に示した例と同様にして、部材330の面332から漏れる光の量を抑えることができる。
以上、図面を参照して実施形態及び実施例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
10 発光装置
20 センサ装置
30 光装置
100 基板
102 第1面
104 第2面
106a 第1辺
106b 第2辺
106c 第3辺
106d 第4辺
110 第1電極
120 有機層
130 第2電極
140 発光領域
142 発光部
144 透光部
210 発光素子
220 受光素子
300 封止部材
310 第1部材
310a 第1部分
310b 第2部分
312 面
320 第2部材
330 部材
332 面

Claims (7)

  1. 第1面と、前記第1面に沿った一方向の第1側の端部と、を有する基板と、
    前記基板の前記第1面側に位置し、第1電極、有機層及び第2電極を含む発光部と、
    透光性を有し、前記一方向において前記発光部よりも前記第1側に位置する第1部材と、
    受光素子と、
    を含み、
    前記第1面に対する垂直方向の断面において、前記第1部材は、前記一方向に沿って前記第1側に向かう方向から前記基板の前記第1面の法線方向に向けて鋭角に傾いた面を有する光装置。
  2. 請求項1に記載の光装置において、
    前記基板の前記第1面に垂直な方向から見て、前記第1部材は、前記発光部を囲んでいる、光装置。
  3. 請求項1又は2に記載の光装置において、
    前記発光部を封止する封止部材を含み、
    前記第1部材は、前記封止部材の一部分である、光装置。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項に記載の光装置において、
    前記鋭角は、35°以上45°以下である、光装置。
  5. 請求項1から4までのいずれか一項に記載の光装置において、
    前記基板の前記第1面の法線方向における前記基板の前記第1面と前記第1部材の間の距離は、前記発光部から離れる方向に向かうにつれて大きくなっている、光装置。
  6. 請求項1から5までのいずれか一項に記載の光装置において、
    前記受光素子を含む測距センサを含む光装置。
  7. 請求項1から5までのいずれか一項に記載の光装置において、
    前記受光素子を含む撮像センサを含む光装置。
JP2018046116A 2018-03-14 2018-03-14 光装置 Active JP6949766B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018046116A JP6949766B2 (ja) 2018-03-14 2018-03-14 光装置
JP2021154435A JP7240462B2 (ja) 2018-03-14 2021-09-22 発光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018046116A JP6949766B2 (ja) 2018-03-14 2018-03-14 光装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021154435A Division JP7240462B2 (ja) 2018-03-14 2021-09-22 発光装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019160584A true JP2019160584A (ja) 2019-09-19
JP6949766B2 JP6949766B2 (ja) 2021-10-13

Family

ID=67996353

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018046116A Active JP6949766B2 (ja) 2018-03-14 2018-03-14 光装置
JP2021154435A Active JP7240462B2 (ja) 2018-03-14 2021-09-22 発光装置

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021154435A Active JP7240462B2 (ja) 2018-03-14 2021-09-22 発光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP6949766B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010027441A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明器具
JP2010272327A (ja) * 2009-05-21 2010-12-02 Nippon Seiki Co Ltd 有機elパネル

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08138870A (ja) * 1994-11-09 1996-05-31 Idemitsu Kosan Co Ltd 有機薄膜el装置
US20140092346A1 (en) * 2012-09-28 2014-04-03 Apple Inc. Borderless Display with Light-Bending Structures

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010027441A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明器具
JP2010272327A (ja) * 2009-05-21 2010-12-02 Nippon Seiki Co Ltd 有機elパネル

Also Published As

Publication number Publication date
JP7240462B2 (ja) 2023-03-15
JP6949766B2 (ja) 2021-10-13
JP2021192389A (ja) 2021-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101939366B1 (ko) 유기 발광 표시 장치
KR101504117B1 (ko) 유기발광 디스플레이 장치
US8941296B2 (en) Organic EL device having a high light output
US10566575B2 (en) Organic light emitting diode lighting apparatus having auxiliary electrode in non-emission area
KR101084178B1 (ko) 유기 발광 소자, 이를 포함하는 조명 장치, 및 이를 포함하는 유기 발광 디스플레이 장치
JP7240462B2 (ja) 発光装置
US10100985B2 (en) Organic light-emitting device for lighting
JP2019160621A (ja) 光装置
JP6522311B2 (ja) 発光装置
US9214648B2 (en) Light extraction substrate and organic light-emitting device having the same
JP6833877B2 (ja) 光装置
US11152585B2 (en) Optical device
JP7392076B2 (ja) 発光装置
JP7355921B2 (ja) 表示装置
JP2018073526A (ja) 発光装置
JP2016162562A (ja) 発光装置および照明装置
JP2018129247A (ja) 発光装置
JP2022122344A (ja) 発光装置及び光学装置
JP2018147802A (ja) 発光装置
JP2018160320A (ja) 発光装置
JP2018073527A (ja) 発光装置の製造方法及び発光装置の製造装置
JP2019079731A (ja) 発光装置
JP2019079732A (ja) 発光装置
JP2019117958A (ja) 発光装置
JP2018125202A (ja) 発光装置及び発光装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210811

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210824

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210922

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6949766

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150