JP2019159582A - プラント制御調整装置 - Google Patents
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Abstract
Description
設定値SVに基づきプラントに対して操作量MVの入力を行うPIDコントローラ、及び、該プラントの出力に外乱Dが加わった出力yに対して処理を行う処理部を備え、該出力yに対して該処理が行われた計測値PVに基づき、該プラントに対してフィードバック制御を行うプログラマブルコントローラに接続される、プラント制御調整装置であって、
前記設定値SVが一定の場合にSVトリガ信号を出力するデータ記憶部と、
前記操作量MV、前記計測値PV、及び、前記プログラマブルコントローラの設定データに基づき、前記プラントの同定モデル及び規範モデルを作成し、該規範モデルを用いて前記PIDコントローラの制御パラメータを調整する演算を行うパラメータ最適化部と、
前記パラメータ最適化部によって調整された制御パラメータを、前記PIDコントローラに入力するパラメータ送信部と、
前記同定モデル又は前記規範モデルに含まれる時定数及び前記設定データに基づき、周波数データとしての、LPFカットオフ周波数fcf及び次数を決定する周波数決定部と、
前記計測値PV、前記SVトリガ信号、及び、前記周波数データを用いて、前記PIDコントローラの制御性能が低下していると判断すると調整トリガ信号を出力する制御性能評価部とを備え、
前記パラメータ最適化部は、
前記調整トリガ信号が入力されると前記PIDコントローラの制御パラメータを調整する演算を行い、
前記制御性能評価部は、
前記SVトリガ信号が入力されると、前記計測値PVから該計測値PVの平均値を求め、該計測値PVから該計測値PVの平均値を差し引く平均値演算部と、
前記周波数データに基づきフィルタパラメータが設計され、前記平均値演算部により算出された値のフィルタ処理を行うローパスフィルタと、
前記SVトリガ信号が入力されると、前記ローパスフィルタによりフィルタ処理が行われた前記計測値PVに基づき、出力分散σy 2を算出する分散演算部と、
前記SVトリガ信号が入力されると、前記計測値PVに基づき前記外乱Dを推定し、推定した該外乱Dから最小分散σMV 2を求める最小分散演算部と、
前記出力分散σy 2及び前記最小分散σMV 2に基づき、ハリス指標ηを求めるハリス指標演算部と、
前記ハリス指標ηに関する値が予め設定したしきい値を超えた場合に、前記調整トリガ信号を出力するデータ評価部とを備える
ことを特徴とする。
上記第1の発明に係るプラント制御調整装置において、
前記周波数決定部は、
前記時定数に基づき、第1LPFカットオフ周波数候補fcaを算出する第1LPFカットオフ周波数候補演算部と、
前記設定データに基づき、第2LPFカットオフ周波数候補fcb及び下限周波数fminを算出する第2LPFカットオフ周波数候補・下限周波数演算部と、
前記第1LPFカットオフ周波数候補fca及び前記第2LPFカットオフ周波数候補fcbのうち、前記下限周波数fminのn1倍の周波数より高い方、又は、両方とも前記下限周波数fminのn1倍の周波数より高い場合には、その中で周波数の低い方を、前記LPFカットオフ周波数fcfとして、前記制御性能評価部に入力する周波数比較決定部とを備え、1≦n1≦100とする
ことを特徴とする。
上記第2の発明に係るプラント制御調整装置において、
前記第1LPFカットオフ周波数候補演算部は、
前記時定数をTとすると、下記(A)式により前記第1LPFカットオフ周波数候補fcaを算出し、
前記第2LPFカットオフ周波数候補・下限周波数演算部は、
前記設定データから、前記処理部による前記処理が移動平均処理である場合の移動平均点数m、及び、サンプリング周期ΔTを読み取り、該移動平均処理に用いる移動平均フィルタのカットオフ周波数の1/10を前記第2LPFカットオフ周波数候補fcbとして、下記(B)式のように該第2LPFカットオフ周波数候補fcbを算出する
ことを特徴とする。
まず、本実施例に係るプラント制御調整装置の構成について説明する。図1は、フィードバック制御系に本実施例に係るプラント制御調整装置(プラント制御調整装置6)が設けられた状態を示すブロック図である。
本実施例に係るプラント制御調整装置は、実施例1において説明したLPFカットオフ周波数fcfの選定において、同定モデルに代えて規範モデルRを用い、規範モデルRの時定数TRの逆数を第1カットオフ周波数候補fcaに用いるものである。以下、実施例1と異なる部分を中心に説明する。
実施例1,2は、制御性能評価部及び周波数決定部を備え、分散を用いて周波数成分を「面」で計算していたが、本実施例に係るプラント制御調整装置は、制御性能評価部45及び周波数決定部44を備え、これを特定の周波数成分の「線」で計算する。以下、実施例1,2と異なる部分を中心に説明する。
本実施例に係るプラント制御調整装置は、制御性能評価部において、計測値PVを実施例1,2で用いたLPF22の代わりにBPF(バンドパスフィルタ)72に通し、BPF72の出力データを圧縮し、評価データとして指標演算を行うものであり、これにより、実施例1〜3に比べてデータ量を抑制することができる。以下、実施例1〜3と相違する部分を中心に説明する。
2 分散制御装置(DCS)
3 プラント
4 PIDコントローラ
5 処理部
6 (本発明の実施例1に係る)プラント制御調整装置
7 (本発明の実施例2に係る)プラント制御調整装置
8 (本発明の実施例3に係る)プラント制御調整装置
9 (本発明の実施例4に係る)プラント制御調整装置
11 データ記憶部
12 (実施例1における)パラメータ最適化部
13 パラメータ送信部
14 (実施例1における)周波数決定部(FD)
15 (実施例1における)制御性能評価部(ACP)
15a 評価データ保存部
21 平均値演算部
22 LPF(ローパスフィルタ)
23 分散演算部
24 最小分散演算部
25 ハリス指標演算部
26 (実施例1における)データ評価部
27 第1LPFカットオフ周波数候補演算部
28 第2LPFカットオフ周波数候補・下限周波数演算部
29 周波数比較決定部
32 (実施例2における)パラメータ最適化部
34 (実施例2における)周波数決定部(FD)
37 第1LPFカットオフ周波数候補演算部
44 (実施例3における)周波数決定部(FD)
45 (実施例3における)制御性能評価部(ACP)
45a 評価データ保存部
51 正弦波・余弦波発生器
54 定常パワースペクトル演算部
55 (実施例3における)指標演算部
56 (実施例3における)データ評価部
58 最大周波数・下限周波数演算部
59 次数決定部
60 重み配分演算部
64 (実施例4における)周波数決定部(FD)
65 (実施例4における)制御性能評価部(ACP)
65a 評価データ保存部
72 BPF(バンドパスフィルタ)
74 定常パワースペクトル・圧縮演算部
75 (実施例4における)指標演算部
76 (実施例4における)データ評価部
78 上側遮断周波数・下側遮断周波数及びBPF設計部
79 忘却係数算出部
Claims (3)
- 設定値SVに基づきプラントに対して操作量MVの入力を行うPIDコントローラ、及び、該プラントの出力に外乱Dが加わった出力yに対して処理を行う処理部を備え、該出力yに対して該処理が行われた計測値PVに基づき、該プラントに対してフィードバック制御を行うプログラマブルコントローラに接続される、プラント制御調整装置であって、
前記設定値SVが一定の場合にSVトリガ信号を出力するデータ記憶部と、
前記操作量MV、前記計測値PV、及び、前記プログラマブルコントローラの設定データに基づき、前記プラントの同定モデル及び規範モデルを作成し、該規範モデルを用いて前記PIDコントローラの制御パラメータを調整する演算を行うパラメータ最適化部と、
前記パラメータ最適化部によって調整された制御パラメータを、前記PIDコントローラに入力するパラメータ送信部と、
前記同定モデル又は前記規範モデルに含まれる時定数及び前記設定データに基づき、周波数データとしての、LPFカットオフ周波数fcf及び次数を決定する周波数決定部と、
前記計測値PV、前記SVトリガ信号、及び、前記周波数データを用いて、前記PIDコントローラの制御性能が低下していると判断すると調整トリガ信号を出力する制御性能評価部とを備え、
前記パラメータ最適化部は、
前記調整トリガ信号が入力されると前記PIDコントローラの制御パラメータを調整する演算を行い、
前記制御性能評価部は、
前記SVトリガ信号が入力されると、前記計測値PVから該計測値PVの平均値を求め、該計測値PVから該計測値PVの平均値を差し引く平均値演算部と、
前記周波数データに基づきフィルタパラメータが設計され、前記平均値演算部により算出された値のフィルタ処理を行うローパスフィルタと、
前記SVトリガ信号が入力されると、前記ローパスフィルタによりフィルタ処理が行われた前記計測値PVに基づき、出力分散σy 2を算出する分散演算部と、
前記SVトリガ信号が入力されると、前記計測値PVに基づき前記外乱Dを推定し、推定した該外乱Dから最小分散σMV 2を求める最小分散演算部と、
前記出力分散σy 2及び前記最小分散σMV 2に基づき、ハリス指標ηを求めるハリス指標演算部と、
前記ハリス指標ηに関する値が予め設定したしきい値を超えた場合に、前記調整トリガ信号を出力するデータ評価部とを備える
ことを特徴とするプラント制御調整装置。 - 前記周波数決定部は、
前記時定数に基づき、第1LPFカットオフ周波数候補fcaを算出する第1LPFカットオフ周波数候補演算部と、
前記設定データに基づき、第2LPFカットオフ周波数候補fcb及び下限周波数fminを算出する第2LPFカットオフ周波数候補・下限周波数演算部と、
前記第1LPFカットオフ周波数候補fca及び前記第2LPFカットオフ周波数候補fcbのうち、前記下限周波数fminのn1倍の周波数より高い方、又は、両方とも前記下限周波数fminのn1倍の周波数より高い場合には、その中で周波数の低い方を、前記LPFカットオフ周波数fcfとして、前記制御性能評価部に入力する周波数比較決定部とを備え、1≦n1≦100とする
ことを特徴とする請求項1に記載のプラント制御調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018043411A JP6904282B2 (ja) | 2018-03-09 | 2018-03-09 | プラント制御調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019159582A true JP2019159582A (ja) | 2019-09-19 |
JP6904282B2 JP6904282B2 (ja) | 2021-07-14 |
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ID=67996456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1091211A (ja) * | 1996-09-13 | 1998-04-10 | Toshiba Corp | 制御定数調整装置 |
JP2000509178A (ja) * | 1996-04-29 | 2000-07-18 | パルプ アンド ペーパー リサーチ インスチチュート オブ カナダ | 自動制御ループ監視および診断 |
JP2001520411A (ja) * | 1997-10-15 | 2001-10-30 | フィッシャー コントロールズ インターナショナル, インコーポレイテッド | プロセス制御ネットワークで用いられる最適自動チューナ |
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-
2018
- 2018-03-09 JP JP2018043411A patent/JP6904282B2/ja active Active
Patent Citations (5)
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