JP2019157882A - ガス供給方法およびガス供給システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ガスの盗難のおそれがなく、管路の工事をおこなっている間においても、継続的にガスを供給することが可能なガス供給方法およびガス供給システムの提供。【解決手段】ガス供給方法は、ガスを吸着する吸着部材が収納された第1ガス吸着容器2Aを二次側配管52に設けられた下流側分岐配管57に接続する第1ガス吸着容器接続工程と、下流側分岐配管57を介して二次側配管52内を流れるガスを第1ガス吸着容器2Aに貯留するガス貯留工程と、下流側分岐配管57を介して第1ガス吸着容器2Aに貯留されたガスを二次側配管52に供給するガス供給工程と、二次側配管52における下流側分岐配管57よりも上流側に配設された二次側バルブ55を閉塞する二次側バルブ閉塞工程と、を含んでいる。【選択図】図2

Description

本発明は、ガス供給方法およびガス供給システムに関し、特に、管路に所定のガスを供給することが可能なガス供給方法およびガス供給システムに関するものである。
従来から、ガスメータは、故障等の不具合が生じた場合のほか、検定満期(例えば、10年)となった場合にも交換する必要があるものとして知られている。
このようなガスメータの交換は、例えば、
(1)ガスメータの上流側に設けられるメータコックを「閉」にして、ガスメータへのガスの供給を停止する、
(2)次に、既設のガスメータを取り外した後、新たなガスメータを取り付ける、
(3)その後、休眠状態であったガスメータを復帰する作業や、メータコックを「開」にする作業等をおこない、ガスメータの下流側の配管にガスを供給する、
(4)そして、宅内等に設置されるガス消費機器(例えば、ガスコンロ)を用いて、ガスを燃焼させつつ、新たなガスメータなどにある空気を排気(エアパージ)する、
といった手順を踏むことによりおこなわれる。
すなわち、ガスメータを交換する場合には、宅内等に設置されているガス消費機器の使用を一時的に制限するなどの事情から、顧客立ち合いのもとでおこなうのが一般的である。
しかしながら、作業員がガスメータを交換するために、顧客との約束日時に出向いても、顧客が不在であったり、また、顧客がいる場合であっても、例えば、完全に停止するまでに時間を要するガス消費機器が作動中であったりすることが少なくない。
このような場合、作業員は、ガスメータの交換作業を、すぐさま、おこなうことができないため、作業効率が低下してしまう、といった問題が生じていた。
そこで、このような問題を解消するため、ガスメータの上流側の配管と下流側の配管とを接続するバイパス管を設けることで、ガスメータを経由することなく、下流側の配管にガスを供給することが可能な技術が提案されている(特許文献1参照)。
このような技術によれば、ガス消費機器へのガスの供給を停止することなく、ガスメータを交換することができるため、上述したような顧客の立ち合いを省略することが可能である。
特開昭60−001526号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、バイパス管にガスを流すことで、ガスメータを交換する「作業時」のみならず、このような作業をおこなっていない「通常時」においても、ガスメータを経由することなく、ガス消費機器にガスを供給することが可能なものである。
この点、特許文献1の技術は、ガスメータの交換作業の効率性といった面においては有効だが、ガスの盗難といった別の問題が生じるおそれのあるものといえる。
ところで、ガス管に配設されたバルブ(例えば、メータコック)を閉塞するケースとしては、上述したようなガスメータを交換する場合のほか、ガスメータの下流側の配管を修理する場合などが挙げられる。
このような場合にも、配管の修理等をおこなっている間は、ガス消費機器を使用することができず、また、作業の終了後においては、ガス管の空気を排気(エアパージ)しなければならないため、上述したようなガスメータの交換時における問題とさして変わらない問題が生じる。
この点、ガスメータを交換する作業のみならず、配管の内部に空気が混入してしまう作業全般において、ガス消費機器へのガスの供給を停止することなく、このような作業をおこなうことが可能な技術の開発が望まれているといえる。
本発明は、このような問題を解消するためになされたものであり、その目的は、ガスの盗難のおそれがなく、管路の工事(例えば、ガスメータの交換)をおこなっている間においても、継続的にガスを供給することが可能なガス供給方法およびガス供給システムを提供することにある。
上記課題は、本発明にかかるガス供給方法によれば、管路に所定のガスを供給するガス供給方法であって、前記ガスを貯留することが可能なガス貯留装置を前記管路に配設された接続部位に接続するガス貯留装置接続工程と、前記接続部位を介して前記ガス貯留装置に貯留された前記ガスを前記管路に供給するガス供給工程と、前記管路における前記接続部位よりも上流側に配設された開閉弁を閉塞する開閉弁閉塞工程と、を含む、ことにより解決される。
また、本発明にかかるガス供給システムによれば、管路に所定のガスを供給するガス供給システムであって、前記管路に開閉動作可能に配設される開閉弁と、前記ガスを貯留することが可能なガス貯留装置と、を備え、前記ガス貯留装置は、前記管路における前記開閉弁よりも下流側に配設された接続部位に対して着脱自在に設けられ、前記接続部位を介して、貯留された前記ガスを前記管路に供給する、ことによっても解決される。
なお、ここでいう「所定のガス」(以下、単に「ガス」と称す)とは、都市ガスやプロパンガスに限られず、塩素系のガス(例えば、トリクロロエチレンメチレンクロライド(塩化メチレン))、フッ素系のガス(例えば、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン))、臭素系のガス(例えば、1−ブロモプロパン)、および、アルコール系のガス(メタノール(メチルアルコール))などを含む意味である。
上記構成は、ガスメータの交換等の作業をおこなう作業員が、
(1)「管路」(例えば、ガス管)の所定位置(「開閉弁」の下流側)に配設された「接続部位」に「ガス貯留装置」を接続する、
(2)次に、「接続部位」を介して「ガス貯留装置」に貯留された「ガス」を「管路」に供給するとともに、「接続部位」の上流側に配設された開閉弁(例えば、ガスメータの下流側に設けられたバルブ)を閉塞する、
といった手順を踏むように構成されている。
すなわち、上記構成では、「管路」を工事するために「開閉弁」を閉塞しても、それまでと何ら変わることなく、その下流側の「管路」に「ガス」を供給し続けることが可能である。
また、上記構成では、「開閉弁」を閉塞する期間中(例えば、ガスメータの交換に要する作業予定時間中)に、ガス消費機器によって消費(使用)されるであろう「ガス」を、予め「ガス貯留装置」に貯留しておき、実際に「開閉弁」を閉塞している間、その貯留された「ガス」を「管路」に供給するように構成されている。
すなわち、上記構成では、「開閉弁」の開放中はもちろんのこと、閉塞中であっても、正当に取得したガスを「管路」に供給するように構成されているため、ガスの盗難といった問題が生じることがない。
これらをまとめると、上記構成を備えた本発明は、ガスの盗難のおそれがなく、また、ガスの流れを止めることなく管路の工事をおこなうことが可能である。
なお、上記ガス供給方法にかかる発明においては、前記ガス貯留装置は、その内部に前記ガスを吸着する吸着部材が収納されていると好適であり、また、前記ガス供給工程をおこなう前に、前記接続部位を介して前記管路内を流れる前記ガスを前記ガス貯留装置に貯留するガス貯留工程をおこなう、と好適である。
同様に、上記ガス供給システムにかかる発明においても、前記ガス貯留装置は、その内部に前記ガスを吸着する吸着部材が収納されている、と好適であり、また、前記接続部位を介して前記管路内を流れる前記ガスを貯留するとともに当該貯留された前記ガスを前記管路に供給する、と好適である。
なお、ここでいう「吸着部材」とは、「管路」に供給する「ガス」を吸着する材料、具体的には、表面積の大きい多孔質構造を有し、「ガス」を吸着する能力に優れた材料、例えば、活性炭、ゼオライト、シリカゲル、粘土鉱物、金属酸化物、多孔質ガラスにより形成されたものが該当する。
ここで、上記「ガス貯留装置」として、「前記接続部位を介して前記管路内を流れる前記ガスを貯留」できるように構成した場合、「管路」内を流れる「ガス」の圧力に十分に耐えることができ、かつ、内部に上記「吸着部材」を収納することが可能な樹脂製や金属製の容器(例えば、圧力容器)を用いるのが望ましい。
ところで、「吸着部材」が収納された「ガス貯留装置」に「ガス」を効率よく貯留する方法としては、例えば、
(1)予め減圧状態(大気圧よりも低い空間の状態)にしておいた「ガス貯留装置」に「ガス」を吸引させる方法や、
(2)ポンプ等の加圧装置を用いて「ガス」を「ガス貯留装置」に圧送する方法、
が考えられる。なお、加圧装置を用いて「ガス」の圧力を高めると、「吸着材料」に対する「ガス」の吸着量を増大させることが期待でき、かかる場合、より多くの「ガス」を貯留することが可能となる。
この点、「ガス貯留装置」は、減圧状態にしても変形等しない強度を有し、かつ、高圧(例えば、10Mpa)の「所定のガス」をも貯留することが可能な構造にすることが好ましいといえる。
このようにすれば、広範な作業環境においても十分に対応することができ、汎用性に富んだものとすることが可能となる。
このように、上記構成を備えた本発明によれば、「ガス貯留装置」に「ガス」を吸着する「吸着部材」を収納することにより、装置の大型化を伴うことなく、比較的大容量の「ガス」を貯留することが可能である。
この点、上記構成では、比較的小形な「ガス吸着容器」を用いて「管路」の工事をおこなうことが可能なため、作業員の労力を確実に低減することができるものといえる。
なお、上記ガス供給方法にかかる発明においては、前記管路における前記開閉弁よりも上流側に配設された第2開閉弁を閉塞する第2開閉弁閉塞工程と、前記開閉弁閉塞工程および前記第2開閉弁閉塞工程をおこなった後、前記管路のうちの前記開閉弁と前記第2開閉弁とを接続する接続管路を分断する分断工程と、を含む、と好適である。この場合、前記接続管路に配設されたガスメータを取り外す工程を含む、とさらに好適である。
また、上記ガス供給方法にかかる発明においては、前記開閉弁は、電気的に開閉動作可能に構成され、前記ガス貯留装置から前記管路に前記ガスが供給されているか否かを検知する検知手段と、前記検知手段による検知結果に基づいて前記開閉弁の開閉動作を制御する制御手段と、を備え、前記開閉弁閉塞工程における前記開閉弁の閉塞は、前記検知手段によって前記ガス貯留装置から前記管路に前記ガスが供給されていることが検知されると、前記制御手段による制御によりおこなわれる、と好適である。
以上のように、本発明にかかるガス供給方法およびガス供給システムによれば、比較的簡易な構成でありながらも、ガスの盗難のおそれがなく、また、ガスの流れを止めることなく管路の工事をおこなうことができる。
本実施形態にかかるガス供給システムの一例を示す説明図であって、ガス吸着容器にガスを貯留している状態を示す図である。 図1の後の状態を示す説明図であって、ガス吸着容器に貯留されたガスをガス管に供給している状態を示す図である。 図2の後の状態を示す説明図であって、ガスメータ等の内部に存在する残留ガスを回収している状態を示す図である。 図3の後の状態を示す説明図であって、ガスメータを交換している状態を示す図である。 図4の後の状態を示す説明図であって、ガスメータ等の内部に存在する空気を排気している状態を示す図である。 図5の後の状態を示す説明図であって、ガスメータの交換作業が完了した状態を示す図である。 本実施形態にかかるガス吸着容器の斜視図である。 本実施形態にかかるガス供給方法のフロー図である。
以下、本発明の一形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態にかかるガス供給システムの一例を示す説明図であって、ガス吸着容器にガスを貯留している状態を示す図、図2は図1の後の状態を示す説明図であって、ガス吸着容器に貯留されたガスをガス管に供給している状態を示す図、図3は図2の後の状態を示す説明図であって、ガスメータ等の内部に存在する残留ガスを回収している状態を示す図、図4は図3の後の状態を示す説明図であって、ガスメータを交換している状態を示す図、図5は図4の後の状態を示す説明図であって、ガスメータ等の内部に存在する空気を排除している状態を示す図、図6は図5の後の状態を示す説明図であって、ガスメータの交換作業が完了した状態を示す図、図7はガス吸着容器の斜視図、図8は本実施形態にかかるガス供給方法のフロー図である。なお、以下においては、「GMa」がガスメータ交換前の古いガスメータ(以下、「旧ガスメータ」と称す)を、「GMb」がガスメータ交換後の新しいガスメータ(以下、「新ガスメータ」と称す)を、それぞれ示し、説明上、「旧ガスメータ」と「新ガスメータ」とを区別する必要のないものについては、「ガスメータGM」と明示することとする。
図1〜図6は、本実施形態にかかるガス供給システム1を用いて、ガスメータGMを交換する様子を時系列的に示したものである。なお、上記ガス供給システム1が特許請求の範囲に記載の「ガス供給システム」に該当する。
本実施形態にかかるガス供給システム1の構成を説明する前、ガスメータGMおよびその廻りの配管(一次側配管51および二次側配管52)について図1〜図6を参照しつつ説明する。なお、上記一次側配管51、二次側配管52、および、ガスメータGMの内部に設けられたガスが流通する部分などが、特許請求の範囲に記載の「管路」に該当する。
図1〜図6に示すように、本実施形態にかかるガスメータGMは、通常(公知)のものと同様に、屋外に配置され、その上面に、一次側配管51と二次側配管52とがそれぞれ接続される、一次側配管口(図示省略)と二次側配管口(図示省略)とが設けられている。なお、本実施形態にかかるガスメータGMも、公知のもの同様に、ガス(本実施形態では、都市ガス)の消費量を計測するものであって、メータ検定有効期限(例えば、10年)が定められている。
一次側配管口および二次側配管口は、何れも、ゴムパッキン(図示省略)を介在させた状態で、管用継手(いわゆる「ふくろ」)53,53を締め込むことにより、一次側配管51および二次側配管52に接続されるようになっている。
一次側配管51は、基幹となるガス供給ラインから供給されるガスをガスメータGMに導出するための配管であって、ガスメータGM廻りには、所定位置に、開位置と閉位置との間で移動操作可能な一次側バルブ(いわゆるメータコック)54が設けられている。なお、上記ガスと、一次側バルブ54とが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「所定のガス」と、「第2開閉弁」とに該当する。
二次側配管52は、屋内等に設置されるガス消費機器(例えば、ガスコンロやいわゆる家庭用燃料電池システム)に接続され、このガス消費機器にガスを供給するための配管である。また、二次側配管52のガスメータGM廻りには、所定位置に、開位置と閉位置との間で移動操作可能な二次側バルブ55が設けられている。なお、上記二次側バルブ55が特許請求の範囲に記載の「開閉弁」に該当する。
二次側配管52には、その二次側バルブ55の上流側と下流側とに、それぞれ、上流側分岐配管56と下流側分岐配管57とが分岐接続されている。また、これら上流側分岐配管56および下流側分岐配管57の各開口端側には、それぞれ、開位置と閉位置との間で移動操作可能な上流側分岐バルブ58および下流側分岐バルブ59が設けられている。なお、上記下流側分岐配管57および下流側分岐バルブ59が特許請求の範囲に記載の「接続部位」に該当する。
次に、ガス供給システム1について図1〜図7を参照しつつ説明する。
図1〜図6に示すように、ガス供給システム1は、上記一次側バルブ54および二次側バルブ55のほか、第1ガス吸着容器2Aと、第2ガス吸着容器2Bとを備えている。なお、上記第1ガス吸着容器2Aが特許請求の範囲に記載の「ガス貯留装置」に該当する。
第1ガス吸着容器2Aおよび第2ガス吸着容器2Bは、何れも、その内部に、ガスを吸着することが可能な吸着材料Am(本実施形態では、活性炭、特許請求の範囲に記載の「吸着部材」に該当)が充填されている(図7参照)。なお、吸着材料Amは、ガス吸着能力を考慮すれば、表面積の大きい多孔質構造により形成されたものが好ましく、その材料としては、活性炭に限られず、吸着対象となるガスの種類などに応じて、ゼオライトやシリカゲルなどの他の材料を用いることも可能である。なお、第1ガス吸着容器2Aおよび第2ガス吸着容器2Bは、例えば、樹脂(例えば、ポリエチレン)または金属により形成することが可能である。
後述するが、第1ガス吸着容器2Aは、二次側配管52内を流れるガスを「一時的」に貯留した後、二次側バルブ55を閉塞している間、この貯留したガスを二次側配管52に供給する(戻す)ためのものである。また、第2ガス吸着容器2Bは、ガスメータGMの交換前に、一次側配管51、二次側配管52および旧ガスメータGMa内に残留するガスなどを回収するためのものである。なお、第1ガス吸着容器2Aおよび第2ガス吸着容器2Bは、何れも、同様な構成であるため、以下において、第1ガス吸着容器2Aについて説明し、必要がある場合を除き、同一の「数字」を付してその説明を省略する。
図7に示すように、第1ガス吸着容器2Aは、その内部に連通する配管3Aと、配管3A開口端側に接続されるコック4Aとを有している。コック4Aは、閉位置と開位置との間で移動操作可能に構成され、後述する耐圧ホース71または加圧供給システム60を介して、二次側配管52に接続されるようになっている(図1および図2等参照)。また、第2ガス吸着容器2Bも、第1ガス吸着容器2Aと同様に、配管3Bとコック4Bとを有し、後述する耐圧ホース72を介して二次側配管52に接続されるように構成されている(図3等参照)。
次に、このように構成されたガス供給システム1の使用手順(本実施形態にかかるガス供給方法による作業手順)について図1〜図8を参照しつつ説明する。
図8に示すように、本実施形態にかかるガス供給方法は、第1ガス吸着容器接続工程Aと、ガス貯留工程Bと、ガス供給工程Cと、二次側バルブ閉塞工程Dと、一次側バルブ閉塞工程Eと、ガス回収工程Fと、ガスメータ交換工程Gと、一次側バルブ開放工程Hと、エアパージ工程Iと、二次側バルブ開放工程Jとを備えている。なお、上記第1ガス吸着容器接続工程Aと、ガス貯留工程Bと、ガス供給工程Cと、二次側バルブ閉塞工程Dと、
一次側バルブ閉塞工程Eと、ガスメータ交換工程Gとが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「ガス貯留装置接続工程」と、「ガス貯留工程」と、「ガス供給工程」と、「開閉弁閉塞工程」と、「第2開閉弁閉塞工程」と、「分断工程」とに該当する。
(第1ガス吸着容器接続工程A)
まず、第1ガス吸着容器接続工程Aについて図1を参照しつつ説明する。
図1および図7に示すように、第1ガス吸着容器接続工程Aでは、第1ガス吸着容器2Aを二次側配管52に接続する作業をおこなう。
具体的には、第1ガス吸着容器2Aのコック4Aと、二次側配管52(下流側分岐配管57)に設けられた下流側分岐バルブ59とを、耐圧ホース71を介して接続する作業をおこなう。
本実施形態では、第1ガス吸着容器2Aおよび第2ガス吸着容器2Bとして、予め「真空状態」(大気圧よりも低い状態)となっているものが用いられている。なお、このような「真空状態」は、例えば、第1ガス吸着容器接続工程Aをおこなう前(例えば、作業場所(現場)への到着前)に、真空ポンプ等を用いることによって実現することが可能である。
これにより、本実施形態では、電動ポンプ等の電動装置を準備しなくても、二次側配管52内にある流体(ガスおよび/または空気)を、このような電動装置によって加圧されたかの如く、いきおいよく、第1ガス吸着容器2A(第2ガス吸着容器2B)に流入させることが可能となっている。なお、本実施形態では、第1ガス吸着容器2A(第2ガス吸着容器2B)を予め「真空状態」にしているが、そのようにしなくても構わない。この場合、必要に応じて上述したような電動装置を用いればよい。
第1ガス吸着容器接続工程Aは、二次側配管52に第1ガス吸着容器2Aを接続することで終了し、その後、次工程であるガス貯留工程Bがおこなわれる。なお、この第1ガス吸着容器接続工程Aをおこなった状態では、一次側バルブ54および二次側バルブ55は、何れも「開」状態となっているため、ガス消費機器には、一次側配管51、旧ガスメータGMaおよび二次側配管52を介して、ガスが供給されるようになっている。
(ガス貯留工程B)
図1および図7に示すように、ガス貯留工程Bでは、第1ガス吸着容器2Aにガスを貯留する作業をおこなう。
具体的には、二次側配管52側の下流側分岐バルブ59および第1ガス吸着容器2A側のコック4Aを、それぞれ、「閉」状態から「開」状態にする作業をおこなう。
これにより、二次側配管52を流れるガスが、耐圧ホース71を介して、第1ガス吸着容器2Aに吸引(流入)され、その内部に充填される吸着材料Amによって効果的に吸着されることとなる。
ここで、第1ガス吸着容器2Aに貯留するガスは、一次側バルブ54および二次側バルブ55の少なくとも一方を「閉」状態にする時間(すなわち、工事時間、本実施形態では、ガスメータGMの交換)、および、宅内等で使用されるガス消費機器の1時間あたりの総消費量等に応じて、決定することが可能である。
例えば、工事予定時間が「30分」で、かつ、宅内等で使用されるガス消費機器の1時間あたりの総ガス消費量が「200〜300L」であると仮定すると、第1ガス吸着容器2Aに貯留すべきガスの貯留量は、最低でも「100〜150L」となる。
さらに、この値に、例えば、「30%」〜「50%」程度の安全値を見込めば、第1ガス吸着容器2Aに貯留するガスの貯留量を「200L」といったように求めることができる。
すなわち、第1ガス吸着容器2Aは、このようにして算出されたガス貯留量を貯留することが可能な最適な容量のものを適宜選択して作業場所に持ち込めばよい。
ガス貯留工程Bは、所定量のガスを第1ガス吸着容器2Aに貯留することで終了し、その後、次工程であるガス供給工程Cがおこなわれる。
(ガス供給工程C)
図2および図7に示すように、ガス供給工程Cでは、ガス貯留工程Bで第1ガス吸着容器2Aに貯留したガスを二次側配管52に供給する作業をおこなう。
具体的には、第1ガス吸着容器2A側のコック4Aと、二次側配管52側の下流側分岐バルブ59とを、加圧供給システム60を介して接続し、その後、加圧供給システム60を用いて、第1ガス吸着容器2Aに貯留されたガスを二次側配管52に供給する(送り込む)作業をおこなう。
ここで、加圧供給システム60について説明すると、この加圧供給システム60は、圧力調整器64とを有し、第1ガス吸着容器2Aに貯留されたガスを、二次側配管52内を流れるガスとほぼ同じ圧力になるように調整したうえで、この二次側配管52に供給するための装置であって、加圧ポンプ61と、圧力計62と、圧力調整用タンク(アキュムレータ)63と、圧力調整器64とを備えている。
このような加圧供給システム60は、今や公知であるため、詳しい説明は省略するが、本実施形態においても、二次側配管52に所定圧力のガスを供給するため、作業員が、圧力計62を確認しつつ、圧力調整器64の調整等をおこなうように構成されている。
なお、このガス供給工程Cをおこなった状態で、一次側バルブ54および二次側バルブ55は、何れも「開」状態のままであるため、ガス消費機器には、一次側配管51およびガスメータGMを介した系統と、第1ガス吸着容器2Aおよび加圧供給システム60を介した系統との2系統から、ガスが供給されることとなる。なお、このような供給状態は、ガス消費機器に対するガスの供給を停止させないがためにおこなう「一時的」なものであり、後述する「一次側バルブ閉塞工程E」をおこなった状態で、ガス消費機器には、第1ガス吸着容器2Aおよび加圧供給システム60を介した系統のみから、ガスが供給されるようになっている。
ガス供給工程Cは、第1ガス吸着容器2Aに貯留されたガスを二次側配管52に送り込む作業をおこなうことで終了し、その後、二次側バルブ閉塞工程Dがおこなわれる。
(二次側バルブ閉塞工程D)
図2に示すように、二次側バルブ閉塞工程Dでは、「開」状態にある二次側バルブ55を手動で操作して「閉」状態にする作業をおこなう。
これにより、ガス消費機器には、第1ガス吸着容器2Aおよび加圧供給システム60を介した系統のみから、ガスが供給されることとなる。
二次側バルブ閉塞工程Dは、二次側バルブ55を「閉」状態にすることで終了し、その後、次工程である一次側バルブ閉塞工程Eがおこなわれる。
(一次側バルブ閉塞工程E)
図3に示すように、一次側バルブ閉塞工程Eでは、「開」状態にある一次側バルブ54を手動で操作して「閉」状態にする作業をおこなう。
これにより、旧ガスメータGMaへのガスの供給が停止されることとなる。
一次側バルブ閉塞工程Eは、一次側バルブ54を「閉」状態にすることで終了し、その後、次工程であるガス回収工程Fがおこなわれる。
(ガス回収工程F)
図3および図7に示すように、ガス回収工程Fでは、一次側配管51のうちの一次側バルブ54よりも下流側の配管、二次側配管のうちの二次側バルブ55よりも上流側の配管、および、旧ガスメータGMa内のそれぞれに残存するガスを回収するための作業をおこなう。
具体的には、第2ガス吸着容器2Bのコック4Bと、二次側配管52(上流側分岐配管56)に設けられる上流側分岐バルブ58とを、耐圧ホース72を介して接続し、その後、二次側配管52側の上流側分岐バルブ58および第2ガス吸着容器2B側のコック4Bの双方を「閉」状態から「開」状態にする作業をおこなう。
第2ガス吸着容器2Bは、第1ガス吸着容器2Aと同様に、作業場所に持ち込んだ状態で「真空状態」となっているため、上流側分岐バルブ58およびコック4Bを「開」状態にすると、旧ガスメータGMaの内部等に残存するガスが、第2ガス吸着容器2Bに効果的に吸引されるようになる。
これにより、第2ガス吸着容器2Bに吸引されたガスは、その内部に充填される吸着材料Amに効果的に吸着(回収)されることとなる。
ガス回収工程Fは、旧ガスメータGMaの内部等に残存するガスの回収をおこなった後、二次側配管52側の上流側分岐バルブ58および第2ガス吸着容器2B側のコック4Bを「閉」状態にすることで終了し、その後、ガスメータ交換工程Gがおこなわれる。
(ガスメータ交換工程G)
図4に示すように、ガスメータ交換工程Gでは、一次側配管51および二次側配管52から旧ガスメータGMaを取り外した後、これらの配管に新ガスメータGMbを取り付ける作業をおこなう。
具体的には、一次側配管51および二次側配管52に設けられる管用継手53,53を所定の治具で緩めて旧ガスメータGMaを取り外した後、これとは逆の手順で、これらの配管にゴムパッキンを介在させた状態で新ガスメータGMbを取り付ける作業をおこなう。
ガスメータ交換工程Gは、一次側配管51および二次側配管52に新ガスメータGMbを取り付けることで終了し、その後、次工程である一次側バルブ開放工程Hがおこなわれる。
(一次側バルブ開放工程H)
図5に示すように、一次側バルブ開放工程Hでは、「閉」状態にある一次側バルブ54を操作して「開」状態にする作業をおこなう。
これにより、一次側配管51のうちの一次側バルブ54よりも下流側の配管、新ガスメータGMb、および、二次側配管のうちの二次側バルブ55よりも上流側の配管にガスが供給されることとなる。
一次側バルブ開放工程Hは、一次側バルブ54を「開」状態にすることで終了し、その後、次工程であるエアパージ工程Iがおこなわれる。
(エアパージ工程I)
図5および図7に示すように、エアパージ工程Iでは、二次側配管52側の上流側分岐バルブ58および第2ガス吸着容器2B側のコック4Bの双方を「閉」状態から「開」状態にする作業をおこなう。
その結果、ガス回収工程Fと同様に、一次側配管51のうちの一次側バルブ54よりも下流側の配管、二次側配管のうちの二次側バルブ55よりも上流側の配管、および、新ガスメータGMb内に混在する空気が「真空状態」にある第2ガス吸着容器2Bによって良好に吸引されるようになる。
これにより、第2ガス吸着容器2Bに吸引された空気混じりのガスは、その内部に充填される吸着材料Amに効果的に吸着(回収)されることとなる。
エアパージ工程Iは、新ガスメータGMbの内部等に混在する空気の回収をおこなった後、二次側配管52側の上流側分岐バルブ58および第2ガス吸着容器2B側のコック4Bを「閉」状態にするとともに第2ガス吸着容器2Bを二次側配管52から取り外すことで終了し、その後、二次側バルブ開放工程Jがおこなわれる。なお、本実施形態では、エアパージ工程Iにおいて、ガス回収工程Fで使用した第2ガス吸着容器2Bをそのまま用いたが、別のガス吸着容器を用いてもよい。
(二次側バルブ開放工程J)
図6および図7に示すように、二次側バルブ開放工程Jは、「閉」状態にある二次側バルブ55を「開」状態にした後、二次側配管52側の下流側分岐バルブ59および第1ガス吸着容器2A側のコック4Bを「閉」状態にする作業をおこなう。
これにより、ガス消費機器には、一次側配管51およびガスメータGMを介した系統のみから、ガスが供給されることとなる。
その後、第1ガス吸着容器2Aおよび加圧供給システム60を二次側配管52から取り外すことによって、本ガス供給方法による作業が終了する。
以上のように、本実施形態では、ガスメータGMの交換作業をおこなう作業員が、
(1)二次側バルブ55の下流側に設けられる下流側分岐配管57(下流側分岐バルブ59)に第1ガス吸着容器2Aを接続する(「第1ガス吸着容器接続工程A」)、
(2)下流側分岐配管57を介して、二次側配管52内を流れるガスを第1ガス吸着容器2Aに貯留する(「ガス貯留工程B」)、
(3)下流側分岐配管57を介して、第1ガス吸着容器2Aに貯留されたガスを二次側配管52に供給する(「ガス供給工程C」)、
(4)二次側バルブ55を閉塞するとともに(「二次側バルブ閉塞工程D」)、一次側バルブ54も閉塞する(「一次側バルブ閉塞工程E」)、
(5)一次側バルブ54と二次側バルブ55との間に配設される旧ガスメータGMaを新ガスメータGMbに交換する(「ガスメータ交換工程G」)、
(6)その後、一次側バルブ54および二次側バルブ55を開いて(「一次側バルブ開放工程H」および「二次側バルブ開放工程J」)、第1ガス吸着容器2Aからのガスの供給を停止する、
といった手順を踏むように構成されている。
すなわち、本実施形態では、ガスメータGMを交換するため、一次側バルブ54および二次側バルブ55を閉塞しても、それまでと何ら変わることなく、二次側配管52にガスを供給し続けることが可能である。
また、本実施形態では、ガスメータGMを交換している間にガス消費機器によって消費されるであろう、ガスを、予め第1ガス吸着容器2Aに貯留しておき、ガスメータGMの交換作業をおこなっている間(一次側バルブ54および二次側バルブ55を閉塞している間)、その貯留されたガスを二次側配管52に戻すように構成されている。
すなわち、本実施形態では、一次側バルブ54および二次側バルブ55が開いている間はもちろんのこと、これらのバルブが閉じている間であっても、「ガスメータGMを通過したガス」そのものを二次側配管52に供給するようにしているため、ガスの盗難といった問題が生じることがない。
さらに、本実施形態では、ガスメータGMの交換作業をおこなう作業場所で、第1ガス吸着容器2Aにガスを貯留することが可能なため、作業場所に出向く前に、前もって、第1ガス吸着容器2Aにガスを貯留しておく必要がない。そのうえ、本実施形態では、第1ガス吸着容器2Aに吸着材料Amが充填されているため、容器の大型化を伴うことなく、比較的大容量のガスを貯留することが可能である。
この点、本実施形態では、比較的小形な「カラ」の第1ガス吸着容器2Aを準備するだけで、ガスメータGMの交換作業をおこなうことが可能なため、作業員の労力を確実に低減することができる。
なお、本実施形態では、「ガス貯留工程B」(作業場所で第1ガス吸着容器2Aにガスを貯留する工程)をおこなったが、このような工程を省略することも可能ある。この場合、作業場所に出向く前に、前もって、第1ガス吸着容器2Aにガスを貯留しておけばよい。
また、本実施形態では、ガスを貯留する容器として、第1ガス吸着容器2Aを用いたが、その内部に吸着材料Amが収納されていないものを用いることも可能である。
さらに、本実施形態では、ガスメータGMの交換作業を例にとって説明したが、本発明は、これに限られるものではなく、
(1)ガス配管の途中に、2つのバルブ(上流側バルブおよび下流側バルブ、例えば、「一次側バルブ54」および「二次側バルブ55」)が設けられていること、また、
(2)ガス配管に、本実施形態のような第1ガス吸着容器2Aを接続することが可能な接続部位(本実施形態の「下流側分岐配管57」および「下流側分岐バルブ59」)が設けられていること、
を条件に、上記2つのバルブ間の配管を工事(例えば、配管修理や配管の分岐取出)する場合にも適用することが可能である。
また、本実施形態では、二次側バルブ55の閉塞を手動でおこなったが、自動でおこなうことも可能である。
このような自動化は、例えば、図2に示すように、
(1)二次側バルブ55を、電気的に開閉動作可能な二次側バルブ101(例えば、電磁弁や電動弁)に変更する、
(2)二次側配管52に向けてガスが流れていることを検知する流体センサ102(例えば、フロースイッチ)を下流側分岐配管57に設ける、
(3)流体センサ102によって所定方向(第1ガス吸着容器2Aから二次側配管52に向かう方向)にガスが流れていることが検知されると、二次側バルブ101を閉塞する制御をおこなう制御装置103(例えば、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)が搭載されたマイコン(Microcomputer))を設ける、
ことにより実現することが可能である。なお、上記二次側バルブ101と、流体センサ102と、制御装置103とが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の、電気的に開閉動作可能に構成された「開閉弁」と、「検知手段」と、「制御手段」とに該当する。
このように構成すれば、ガスメータGMの下流側に設けられるバルブ(「二次側バルブ」)の閉塞タイミングを間違えてしまうことを防止することができるため、ガスメータGMの交換作業等において、より確実に二次側配管52にガスを供給し続けることが可能である。
また、本実施形態では、二次側バルブ101の開放を手動でおこなったが、自動でおこなうことも可能である。
このような自動化は、例えば、
(1)二次側配管52の所定位置にその内部を流れるガスの濃度を検出する濃度センサ104を設ける、
(2)二次側バルブ101を閉塞した後、濃度センサ104によって、一旦、低下したガスの濃度が正常値に復帰したことが検知されると、二次側バルブ101を開放する制御((「二次側バルブ閉塞工程D」における)二次側バルブ101の閉塞→(「ガスメータ交換工程G」をおこなうことによる)ガス濃度の低下→(エアパージ工程Iをおこなうことによる)ガス濃度の復帰→(「二次側バルブ開放工程J」における)二次側バルブの開放、といった制御)をおこなう制御装置103を設ける、
ことにより実現することが可能である。
このように構成すれば、ガスメータGMの下流側に設けられるバルブ(「二次側バルブ」)の開放タイミングを誤ることによる事故(例えば、エアパージをおこなう前に「二次側バルブ」を開放するといった事故や、ガスメータ交換作業後のバルブの開け忘れといった事故)を防止することが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述および図面により、本発明は限定されるものではない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実例および運用技術等はすべて本発明の範疇に含まれることはもちろんであることを付け加えておく。
1 ガス供給システム
2A 第1ガス吸着容器
2B 第2ガス吸着容器
3A,3B 配管
4A,4B コック
51 一次側配管
52 二次側配管
53,53 管用継手
54 一次側バルブ
55,101 二次側バルブ
56 上流側分岐配管
57 下流側分岐配管
58 上流側分岐バルブ
59 下流側分岐バルブ
60 加圧供給システム
61 加圧ポンプ
62 圧力計
63 圧力調整用タンク
64 圧力調整器
71,72 耐圧ホース
102 流体センサ
103 制御装置
104 濃度センサ
GM ガスメータ
GMa 旧ガスメータ
GMb 新ガスメータ
Am 吸着材料

Claims (9)

  1. 管路に所定のガスを供給するガス供給方法であって、
    前記ガスを貯留することが可能なガス貯留装置を前記管路に配設された接続部位に接続するガス貯留装置接続工程と、
    前記接続部位を介して前記ガス貯留装置に貯留された前記ガスを前記管路に供給するガス供給工程と、
    前記管路における前記接続部位よりも上流側に配設された開閉弁を閉塞する開閉弁閉塞工程と、を含む、
    ことを特徴とするガス供給方法。
  2. 前記ガス貯留装置は、その内部に前記ガスを吸着する吸着部材が収納されていることを特徴とする請求項1に記載のガス供給方法。
  3. 前記ガス供給工程をおこなう前に、前記接続部位を介して前記管路内を流れる前記ガスを前記ガス貯留装置に貯留するガス貯留工程をおこなうことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガス供給方法。
  4. 前記管路における前記開閉弁よりも上流側に配設された第2開閉弁を閉塞する第2開閉弁閉塞工程と、
    前記開閉弁閉塞工程および前記第2開閉弁閉塞工程をおこなった後、前記管路のうちの前記開閉弁と前記第2開閉弁とを接続する接続管路を分断する分断工程と、を含むことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のガス供給方法。
  5. 前記分断工程は、前記接続管路に配設されたガスメータを取り外す工程を含むことを特徴とする請求項4に記載のガス供給方法。
  6. 前記開閉弁は、電気的に開閉動作可能に構成され、
    前記ガス貯留装置から前記管路に前記ガスが供給されているか否かを検知する検知手段と、
    前記検知手段による検知結果に基づいて前記開閉弁の開閉動作を制御する制御手段と、を備え、
    前記開閉弁閉塞工程における前記開閉弁の閉塞は、前記検知手段によって前記ガス貯留装置から前記管路に前記ガスが供給されていることが検知されると、前記制御手段による制御によりおこなわれることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のガス供給方法。
  7. 管路に所定のガスを供給するガス供給システムであって、
    前記管路に開閉動作可能に配設される開閉弁と、
    前記ガスを貯留することが可能なガス貯留装置と、を備え、
    前記ガス貯留装置は、
    前記管路における前記開閉弁よりも下流側に配設された接続部位に対して着脱自在に設けられ、
    前記接続部位を介して、貯留された前記ガスを前記管路に供給する、
    ことを特徴とするガス供給システム。
  8. 前記ガス貯留装置は、その内部に前記ガスを吸着する吸着部材が収納されていることを特徴とする請求項7に記載のガス供給システム。
  9. 前記ガス貯留装置は、前記接続部位を介して前記管路内を流れる前記ガスを貯留するとともに当該貯留された前記ガスを前記管路に供給することを特徴とする請求項7または請求項8に記載のガス供給システム。
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