JP2019157784A - 電動圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】隣り合う二つのハウジングで発生する電位差を安定して減少させることが可能な電動圧縮機を提供する。【解決手段】冷媒を圧縮する圧縮機構と、圧縮機構の駆動源となる電動モータと、電動モータを駆動するためのインバータと、圧縮機構、電動モータ及びインバータを収容する複数の金属製のハウジングを備え、隣り合う二つのハウジングが絶縁性のガスケット60を介して接続された電動圧縮機1であって、隣り合う二つのハウジングの一方である第一ハウジング10に一端側が固定され、隣り合う二つのハウジングを接続したときに、隣り合う二つのハウジングの他方である第二ハウジング20に他端側が接触する金属プレート40を備え、隣り合う二つのハウジングは金属プレート40を介して金属的に接続され、金属プレート40は、隣り合う二つのハウジングを接続したときに弾性変形する形状に形成されている。【選択図】図1
Description
本発明は、例えば、車両用の空調装置等に用いる電動圧縮機であり、圧縮機構と、圧縮機構を駆動する電動モータと、電動モータを駆動するためのインバータが一体化された電動圧縮機に関する。
電動圧縮機としては、例えば、特許文献1に記載されているように、電動モータとインバータを収容するハウジングと、ハウジングに取り付けるインバータカバーと、ハウジングとインバータカバーとの間に配置される絶縁性シール部材を備えるものがある。
そして、特許文献1に記載されている電動圧縮機では、ハウジングとインバータカバーを、ハウジング及びインバータカバーのうち少なくとも一方に形成された凸部を介して接触させることで、ハウジングとインバータカバーを電気的に接続させている。これにより、ハウジングとインバータカバーを直接的に金属接触させることで、ハウジングとインバータカバー(二つのハウジング)で発生する電位差を減少させる。
そして、特許文献1に記載されている電動圧縮機では、ハウジングとインバータカバーを、ハウジング及びインバータカバーのうち少なくとも一方に形成された凸部を介して接触させることで、ハウジングとインバータカバーを電気的に接続させている。これにより、ハウジングとインバータカバーを直接的に金属接触させることで、ハウジングとインバータカバー(二つのハウジング)で発生する電位差を減少させる。
しかしながら、特許文献1に記載されている電動圧縮機では、ハウジング、インバータカバー、絶縁性シール部材の公差にばらつきがある場合や、凸部の位置によって、凸部の強度低下や、接触不良等の不具合が発生する可能性がある。このため、二つのハウジングで発生する電位差を、安定して減少させることが困難であるという問題点がある。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、隣り合う二つのハウジングで発生する電位差を安定して減少させることが可能な、電動圧縮機を提供することを目的とする。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、隣り合う二つのハウジングで発生する電位差を安定して減少させることが可能な、電動圧縮機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、冷媒を圧縮する圧縮機構と、圧縮機構の駆動源となる電動モータと、複数の金属製のハウジングを備え、隣り合う二つのハウジングが絶縁性のガスケットを介して接続された電動圧縮機である。ハウジングは、圧縮機構、電動モータ及びインバータを収容する。これに加え、電動圧縮機は、隣り合う二つのハウジングの一方に一端側が固定され、隣り合う二つのハウジングを接続したときに、隣り合う二つのハウジングの他方に他端側が接触する金属プレートを備える。そして、隣り合う二つのハウジングは、金属プレートを介して金属的に接続されている。また、金属プレートは、隣り合う二つのハウジングを接続したときに弾性変形する形状に形成されている。
本発明の一態様によれば、隣り合う二つのハウジングが、金属プレートを介して電気的に接続される。これに加え、金属プレートが、隣り合う二つのハウジングを接続したときに弾性変形する形状に形成されているため、隣り合う二つのハウジングやガスケットの公差にばらつきがある場合であっても、接触不良等の不具合を抑制することが可能となる。
その結果、隣り合う二つのハウジングの間に発生する電位差を、安定して減少させることが可能な、電動圧縮機を提供することが可能となる。
その結果、隣り合う二つのハウジングの間に発生する電位差を、安定して減少させることが可能な、電動圧縮機を提供することが可能となる。
図面を参照して、本発明の第一実施形態を以下において説明する。以下の説明で参照する図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚さと平面寸法との関係や、各層の厚さの比率等は、現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚さや寸法は、以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
さらに、以下に示す第一実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための構成を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質や、それらの形状、構造、配置等を下記のものに特定するものではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることが可能である。また、以下の説明における「左右」や「上下」の方向は、単に説明の便宜上の定義であって、本発明の技術的思想を限定するものではない。よって、例えば、紙面を90度回転すれば「左右」と「上下」とは交換して読まれ、紙面を180度回転すれば「左」が「右」になり、「右」が「左」になることは勿論である。
さらに、以下に示す第一実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための構成を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質や、それらの形状、構造、配置等を下記のものに特定するものではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることが可能である。また、以下の説明における「左右」や「上下」の方向は、単に説明の便宜上の定義であって、本発明の技術的思想を限定するものではない。よって、例えば、紙面を90度回転すれば「左右」と「上下」とは交換して読まれ、紙面を180度回転すれば「左」が「右」になり、「右」が「左」になることは勿論である。
(第一実施形態)
以下、本発明の第一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(構成)
図1中に表すように、電動圧縮機1は、圧縮機構(図示せず)と、電動モータ(図示せず)と、インバータ(図示せず)と、複数のハウジング(第一ハウジング10と、第二ハウジング20と、第三ハウジング30)と、金属プレート40を備える。
圧縮機構は、外部から吸入した冷媒を圧縮して外部へ吐出する機構であり、第一ハウジング10の内部に収容されている。したがって、第一ハウジング10は、圧縮機構を収容するコンプレッサケースを形成している。また、第一ハウジング10には、冷媒の吸入ポート(図示せず)と、冷媒の吐出ポート(図示せず)が形成されている。
以下、本発明の第一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(構成)
図1中に表すように、電動圧縮機1は、圧縮機構(図示せず)と、電動モータ(図示せず)と、インバータ(図示せず)と、複数のハウジング(第一ハウジング10と、第二ハウジング20と、第三ハウジング30)と、金属プレート40を備える。
圧縮機構は、外部から吸入した冷媒を圧縮して外部へ吐出する機構であり、第一ハウジング10の内部に収容されている。したがって、第一ハウジング10は、圧縮機構を収容するコンプレッサケースを形成している。また、第一ハウジング10には、冷媒の吸入ポート(図示せず)と、冷媒の吐出ポート(図示せず)が形成されている。
電動モータは、圧縮機構の駆動源であり、第二ハウジング20の内部に収容されている。したがって、第二ハウジング20は、電動モータを収容するモータケースを形成している。
インバータは、電動モータを駆動する構成であり、第三ハウジング30の内部に収容されている。したがって、第三ハウジング30は、インバータを収容するインバータケースを形成している。
第一ハウジング10と、第二ハウジング20と、第三ハウジング30は、それぞれ、アルミニウム等の金属製材料を用いて形成されている。
また、第一ハウジング10と、第二ハウジング20と、第三ハウジング30は、複数本の固定ボルト50を用いて締結されている。さらに、第一ハウジング10と、第二ハウジング20と、第三ハウジング30は、それぞれ、収容する対象物(圧縮機構、電動モータ、インバータ)を包囲する内周面を備えている。
インバータは、電動モータを駆動する構成であり、第三ハウジング30の内部に収容されている。したがって、第三ハウジング30は、インバータを収容するインバータケースを形成している。
第一ハウジング10と、第二ハウジング20と、第三ハウジング30は、それぞれ、アルミニウム等の金属製材料を用いて形成されている。
また、第一ハウジング10と、第二ハウジング20と、第三ハウジング30は、複数本の固定ボルト50を用いて締結されている。さらに、第一ハウジング10と、第二ハウジング20と、第三ハウジング30は、それぞれ、収容する対象物(圧縮機構、電動モータ、インバータ)を包囲する内周面を備えている。
各固定ボルト50は、電動モータの回転軸の周方向に沿って、間隔を空けて配置されている。
隣り合う第一ハウジング10と第二ハウジング20は、絶縁性のガスケット60を介して接続されている。また、図示を省略するが、隣り合う第二ハウジング20と第三ハウジング30も、絶縁性のガスケットを介して接続されている。なお、ガスケット60には、固定ボルト50が貫通する貫通孔が形成されている。
第三ハウジング30は、インバータを収容する収容空間を備えている。収容空間は、インバータカバー70によって閉塞されている。
隣り合う第一ハウジング10と第二ハウジング20は、絶縁性のガスケット60を介して接続されている。また、図示を省略するが、隣り合う第二ハウジング20と第三ハウジング30も、絶縁性のガスケットを介して接続されている。なお、ガスケット60には、固定ボルト50が貫通する貫通孔が形成されている。
第三ハウジング30は、インバータを収容する収容空間を備えている。収容空間は、インバータカバー70によって閉塞されている。
金属プレート40は、金属製の板状部材である。
また、金属プレート40は、図2から図5中に表すように、取り付け部42と、ビード部44を備えている。
取り付け部42は、金属プレート40の一端側に形成されており、ボルト挿通孔42aが形成されている。
ボルト挿通孔42aは、金属プレート40を貫通する貫通孔であり、取り付けボルト80の軸部が貫通する。
取り付けボルト80は、金属プレート40を第一ハウジング10に取り付けるボルトである。したがって、金属プレート40の一端側は、隣り合う二つのハウジング(第一ハウジング10と第二ハウジング20)のうち、一方のハウジング(第一ハウジング10)に固定される。
また、金属プレート40は、図2から図5中に表すように、取り付け部42と、ビード部44を備えている。
取り付け部42は、金属プレート40の一端側に形成されており、ボルト挿通孔42aが形成されている。
ボルト挿通孔42aは、金属プレート40を貫通する貫通孔であり、取り付けボルト80の軸部が貫通する。
取り付けボルト80は、金属プレート40を第一ハウジング10に取り付けるボルトである。したがって、金属プレート40の一端側は、隣り合う二つのハウジング(第一ハウジング10と第二ハウジング20)のうち、一方のハウジング(第一ハウジング10)に固定される。
ビード部44は、金属プレート40の他端側に形成されており、隣り合う二つのハウジングを接続したときに、隣り合う二つの固定ボルト50a,50bのうち一方(固定ボルト50a)の近傍で、他方のハウジング(第二ハウジング20)に接触する。
ここで、固定ボルト50aの近傍とは、例えば、固定ボルト50aと固定ボルト50bとの中間の位置よりも、固定ボルト50aに近い位置である。
ここで、固定ボルト50aの近傍とは、例えば、固定ボルト50aと固定ボルト50bとの中間の位置よりも、固定ボルト50aに近い位置である。
第一実施形態では、一例として、ビード部44が第二ハウジング20に接触する位置、すなわち、固定ボルト50aの近傍の位置を、ビード部44と固定ボルト50aの軸部との距離が、5[mm]以内となる位置に設定する。
なお、固定ボルト50aの近傍の位置は、上記の位置に限定するものではない。すなわち、ビード部44と固定ボルト50aの軸部との距離が、例えば、固定ボルト50aから、固定ボルト50aと固定ボルト50bとの中間の位置までの距離の、1/4以内となる位置に設定してもよい。また、例えば、ビード部44と固定ボルト50aの軸部との距離が、固定ボルト50aから、固定ボルト50aと固定ボルト50bとの中間の位置までの距離の、1/2以内となる位置に設定してもよい。
なお、固定ボルト50aの近傍の位置は、上記の位置に限定するものではない。すなわち、ビード部44と固定ボルト50aの軸部との距離が、例えば、固定ボルト50aから、固定ボルト50aと固定ボルト50bとの中間の位置までの距離の、1/4以内となる位置に設定してもよい。また、例えば、ビード部44と固定ボルト50aの軸部との距離が、固定ボルト50aから、固定ボルト50aと固定ボルト50bとの中間の位置までの距離の、1/2以内となる位置に設定してもよい。
また、ビード部44は、平面部44aと、傾斜面部44bと、突出面部44cを備える。
平面部44aは、取り付け部42と連続している。
傾斜面部44bは、平面部44aと連続しており、平面部44aに対し、平面部44aから離れるにつれて、第二ハウジング20へ近づく方向へ傾斜している。
突出面部44cは、傾斜面部44bと連続しており、平面部44aよりも第二ハウジング20の側へ突出している。
平面部44aは、取り付け部42と連続している。
傾斜面部44bは、平面部44aと連続しており、平面部44aに対し、平面部44aから離れるにつれて、第二ハウジング20へ近づく方向へ傾斜している。
突出面部44cは、傾斜面部44bと連続しており、平面部44aよりも第二ハウジング20の側へ突出している。
また、ビード部44は、図6中に示すように、隣り合う二つのハウジングを接続したときに、ガスケット60と第二ハウジング20とに挟まれた状態で、第二ハウジング20と接触する。
したがって、金属プレート40の他端側は、隣り合う二つのハウジングを接続したときに、隣り合う二つのハウジングの他方のハウジングに接触する。
また、ガスケット60と第二ハウジング20とに挟まれた状態のビード部44は、傾斜面部44b及び突出面部44cが弾性変形して、隣り合う二つのハウジングを離間させる方向への復元力を有することとなる。
したがって、金属プレート40は、隣り合う二つのハウジングを接続したときに、弾性変形する形状に形成されている。
したがって、金属プレート40の他端側は、隣り合う二つのハウジングを接続したときに、隣り合う二つのハウジングの他方のハウジングに接触する。
また、ガスケット60と第二ハウジング20とに挟まれた状態のビード部44は、傾斜面部44b及び突出面部44cが弾性変形して、隣り合う二つのハウジングを離間させる方向への復元力を有することとなる。
したがって、金属プレート40は、隣り合う二つのハウジングを接続したときに、弾性変形する形状に形成されている。
(動作・作用)
図1から図6を参照して、第一実施形態の電動圧縮機1で行う動作の一例と、作用を説明する。
電動圧縮機1の使用時には、インバータによって電動モータが駆動され、電動モータが有する駆動軸を介して、圧縮機構が駆動する。圧縮機構が駆動すると、冷媒(低圧冷媒)を、吸入ポートから吸入して圧縮し、圧縮した冷媒(高圧冷媒)を、吐出ポートから吐出する。
ここで、第一実施形態の電動圧縮機1は、金属プレート40の一端側が、一方のハウジングである第一ハウジング10に固定されている。これに加え、隣り合う二つのハウジングを接続したときに、金属プレート40の他端側が、他方のハウジングである第二ハウジング20に接触している。
このため、第一ハウジング10と第二ハウジング20は、金属プレート40を介して電気的に接続されることとなり、第一ハウジング10と第二ハウジング20との間に発生する電位差を、減少させることが可能となる。
図1から図6を参照して、第一実施形態の電動圧縮機1で行う動作の一例と、作用を説明する。
電動圧縮機1の使用時には、インバータによって電動モータが駆動され、電動モータが有する駆動軸を介して、圧縮機構が駆動する。圧縮機構が駆動すると、冷媒(低圧冷媒)を、吸入ポートから吸入して圧縮し、圧縮した冷媒(高圧冷媒)を、吐出ポートから吐出する。
ここで、第一実施形態の電動圧縮機1は、金属プレート40の一端側が、一方のハウジングである第一ハウジング10に固定されている。これに加え、隣り合う二つのハウジングを接続したときに、金属プレート40の他端側が、他方のハウジングである第二ハウジング20に接触している。
このため、第一ハウジング10と第二ハウジング20は、金属プレート40を介して電気的に接続されることとなり、第一ハウジング10と第二ハウジング20との間に発生する電位差を、減少させることが可能となる。
すなわち、金属プレート40が、第一ハウジング10と第二ハウジング20との間に発生する電位差を解消する電気的接続部を形成することとなる。
また、第一ハウジング10と第二ハウジング20を、電気的に接続する金属プレート40が、隣り合う二つのハウジングを接続したときに弾性変形する形状に形成されている。
このため、第一ハウジング10、第二ハウジング20、ガスケット60の公差にばらつきがある場合であっても、接触不良等の不具合を抑制することが可能となる。
なお、上述した第一実施形態は、本発明の一例であり、本発明は、上述した第一実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外の形態であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
また、第一ハウジング10と第二ハウジング20を、電気的に接続する金属プレート40が、隣り合う二つのハウジングを接続したときに弾性変形する形状に形成されている。
このため、第一ハウジング10、第二ハウジング20、ガスケット60の公差にばらつきがある場合であっても、接触不良等の不具合を抑制することが可能となる。
なお、上述した第一実施形態は、本発明の一例であり、本発明は、上述した第一実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外の形態であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(第一実施形態の効果)
第一実施形態の電動圧縮機1であれば、以下に記載する効果を奏することが可能となる。
(1)金属プレート40の一端側が、隣り合う二つのハウジングの一方に固定され、金属プレート40の他端側が、隣り合う二つのハウジングを接続したときに、隣り合う二つのハウジングの他方に接触する。これに加え、隣り合う二つのハウジングが、金属プレート40を介して金属的に接続されており、金属プレート40が、隣り合う二つのハウジングを接続したときに弾性変形する形状に形成されている。
このため、第一ハウジング10と第二ハウジング20が、金属プレート40を介して電気的に接続される。これに加え、金属プレート40が、隣り合う二つのハウジングを接続したときに弾性変形する形状に形成されているため、隣り合う二つのハウジングや、ガスケット60の公差にばらつきがある場合であっても、接触不良等の不具合を抑制することが可能となる。
第一実施形態の電動圧縮機1であれば、以下に記載する効果を奏することが可能となる。
(1)金属プレート40の一端側が、隣り合う二つのハウジングの一方に固定され、金属プレート40の他端側が、隣り合う二つのハウジングを接続したときに、隣り合う二つのハウジングの他方に接触する。これに加え、隣り合う二つのハウジングが、金属プレート40を介して金属的に接続されており、金属プレート40が、隣り合う二つのハウジングを接続したときに弾性変形する形状に形成されている。
このため、第一ハウジング10と第二ハウジング20が、金属プレート40を介して電気的に接続される。これに加え、金属プレート40が、隣り合う二つのハウジングを接続したときに弾性変形する形状に形成されているため、隣り合う二つのハウジングや、ガスケット60の公差にばらつきがある場合であっても、接触不良等の不具合を抑制することが可能となる。
その結果、隣り合う二つのハウジングの間に発生する電位差を、安定して減少させることが可能な、電動圧縮機1を提供することが可能となる。
また、隣り合う二つのハウジングの間に発生する電位差を、安定して減少させることが可能となるため、漏電等を抑制することが可能となり、電動圧縮機1の安全性を向上させることが可能となる。
さらに、隣り合う二つのハウジングの間に発生する電位差を、安定して減少させることが可能となるため、隣り合う二つのハウジングの間に存在する抵抗値を確認するために作成する、試作品の製造コストを低減させることが可能となる。
また、隣り合う二つのハウジングの間に発生する電位差を、安定して減少させることが可能となるため、漏電等を抑制することが可能となり、電動圧縮機1の安全性を向上させることが可能となる。
さらに、隣り合う二つのハウジングの間に発生する電位差を、安定して減少させることが可能となるため、隣り合う二つのハウジングの間に存在する抵抗値を確認するために作成する、試作品の製造コストを低減させることが可能となる。
(2)金属プレート40が、金属プレート40の他端側に形成され、且つ他方のハウジング(第二ハウジング20)へ向けて突出するビード部44を備える。これに加え、ビード部44が、隣り合う二つのハウジングを接続したときに、ガスケット60と他方のハウジング(第二ハウジング20)とに挟まれた状態で、第二ハウジング20と接触する。
このため、ビード部44により、金属プレート40のうち、ガスケット60と第二ハウジング20とに挟まれる部分に、金属プレート40の厚さ方向に沿った高さを出すことが可能となる。これにより、ビード部44を第二ハウジング20とガスケット60との間に配置し、固定ボルト50を用いて、第一ハウジング10と第二ハウジング20を締結すると、傾斜面部44b及び突出面部44cが弾性変形する。そして、ガスケット60と第二ハウジング20とに挟まれた状態のビード部44が、隣り合う二つのハウジングを離間させる方向への復元力を有することとなる。
その結果、ビード部44とガスケット60及び第二ハウジング20との接触状態を安定して確保することが可能となる。これにより、第一ハウジング10と第二ハウジング20との接触圧が過剰となることや、ガスケット60の面圧が低下してシール性能が低下することを、抑制することが可能となる。
このため、ビード部44により、金属プレート40のうち、ガスケット60と第二ハウジング20とに挟まれる部分に、金属プレート40の厚さ方向に沿った高さを出すことが可能となる。これにより、ビード部44を第二ハウジング20とガスケット60との間に配置し、固定ボルト50を用いて、第一ハウジング10と第二ハウジング20を締結すると、傾斜面部44b及び突出面部44cが弾性変形する。そして、ガスケット60と第二ハウジング20とに挟まれた状態のビード部44が、隣り合う二つのハウジングを離間させる方向への復元力を有することとなる。
その結果、ビード部44とガスケット60及び第二ハウジング20との接触状態を安定して確保することが可能となる。これにより、第一ハウジング10と第二ハウジング20との接触圧が過剰となることや、ガスケット60の面圧が低下してシール性能が低下することを、抑制することが可能となる。
(3)一方のハウジングと他方のハウジングが、間隔を空けて配置された複数本の固定ボルト50を用いて締結されている。これに加え、金属プレート40の他端側が、隣り合う二つのハウジングを接続したときに、隣り合う二つの固定ボルト50のうち一方の近傍で、他方のハウジングに接触する。
その結果、金属プレート40の他端側が、電動圧縮機1が備えるハウジングの周方向に連続しない構成となるため、金属プレート40のガスケット60への押し付け力(ガスケット60の締付圧力)の低下を抑制することが可能となる。
その結果、金属プレート40の他端側が、電動圧縮機1が備えるハウジングの周方向に連続しない構成となるため、金属プレート40のガスケット60への押し付け力(ガスケット60の締付圧力)の低下を抑制することが可能となる。
(第一実施形態の変形例)
(1)第一実施形態では、金属プレート40の一端側が第一ハウジング10に固定され、金属プレート40の他端側が第二ハウジング20に接触する構成としたが、これに限定するものではない。すなわち、金属プレート40の一端側が第二ハウジング20に固定され、金属プレート40の他端側が第三ハウジング30に接触する構成としてもよい。
この場合、第二ハウジング20と第三ハウジング30を、金属プレート40を介して電気的に接続することで、第二ハウジング20と第三ハウジング30との間に発生する電位差を安定して減少させることが可能となり、ノイズの混入や発生が抑制される。これにより、すなわち、外部からインバータへのノイズの流入や、インバータで発生したノイズの外部への流出を抑制することが可能となる。
(2)第一実施形態では、金属プレート40の一端側が第一ハウジング10に固定され、金属プレート40の他端側が第二ハウジング20に接触する構成としたが、これに限定するものではない。すなわち、金属プレート40の一端側が第二ハウジング20に固定され、金属プレート40の他端側が第一ハウジング10に接触する構成としてもよい。
(1)第一実施形態では、金属プレート40の一端側が第一ハウジング10に固定され、金属プレート40の他端側が第二ハウジング20に接触する構成としたが、これに限定するものではない。すなわち、金属プレート40の一端側が第二ハウジング20に固定され、金属プレート40の他端側が第三ハウジング30に接触する構成としてもよい。
この場合、第二ハウジング20と第三ハウジング30を、金属プレート40を介して電気的に接続することで、第二ハウジング20と第三ハウジング30との間に発生する電位差を安定して減少させることが可能となり、ノイズの混入や発生が抑制される。これにより、すなわち、外部からインバータへのノイズの流入や、インバータで発生したノイズの外部への流出を抑制することが可能となる。
(2)第一実施形態では、金属プレート40の一端側が第一ハウジング10に固定され、金属プレート40の他端側が第二ハウジング20に接触する構成としたが、これに限定するものではない。すなわち、金属プレート40の一端側が第二ハウジング20に固定され、金属プレート40の他端側が第一ハウジング10に接触する構成としてもよい。
(第二実施形態)
以下、本発明の第二実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(構成)
図7中に表すように、電動圧縮機1は、圧縮機構(図示せず)と、電動モータ(図示せず)と、インバータ(図示せず)と、複数のハウジング(第一ハウジング10と、第二ハウジング20と、第三ハウジング30)と、金属プレート40を備える。
圧縮機構と、電動モータと、インバータと、第一ハウジング10と、第二ハウジング20と、第三ハウジング30の構成は、上述した第一実施形態と同様である。
金属プレート40は、金属製の板状部材であり、図8から図11中に表すように、取り付け部42と、接触部46を備えている。
取り付け部42は、金属プレート40の一端側に形成されており、ボルト挿通孔42aが形成されている。
以下、本発明の第二実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(構成)
図7中に表すように、電動圧縮機1は、圧縮機構(図示せず)と、電動モータ(図示せず)と、インバータ(図示せず)と、複数のハウジング(第一ハウジング10と、第二ハウジング20と、第三ハウジング30)と、金属プレート40を備える。
圧縮機構と、電動モータと、インバータと、第一ハウジング10と、第二ハウジング20と、第三ハウジング30の構成は、上述した第一実施形態と同様である。
金属プレート40は、金属製の板状部材であり、図8から図11中に表すように、取り付け部42と、接触部46を備えている。
取り付け部42は、金属プレート40の一端側に形成されており、ボルト挿通孔42aが形成されている。
ボルト挿通孔42aは、金属プレート40を貫通する貫通孔であり、取り付けボルト80が貫通する。
取り付けボルト80は、第一実施形態と同様、金属プレート40を第一ハウジング10に取り付けるボルトである。したがって、金属プレート40の一端側は、隣り合う二つのハウジング(第一ハウジング10と第二ハウジング20)のうち、一方のハウジング(第一ハウジング10)に固定される。
接触部46は、金属プレート40の他端側に形成されており、取り付け部42を支点とした板バネとして機能する形状に形成されている。
具体的には、図12中に示すように、接触部46は、隣り合う二つのハウジングを接続したときに、他方のハウジングが備える内周面20aから押された状態で弾性変形する形状に形成されている。
取り付けボルト80は、第一実施形態と同様、金属プレート40を第一ハウジング10に取り付けるボルトである。したがって、金属プレート40の一端側は、隣り合う二つのハウジング(第一ハウジング10と第二ハウジング20)のうち、一方のハウジング(第一ハウジング10)に固定される。
接触部46は、金属プレート40の他端側に形成されており、取り付け部42を支点とした板バネとして機能する形状に形成されている。
具体的には、図12中に示すように、接触部46は、隣り合う二つのハウジングを接続したときに、他方のハウジングが備える内周面20aから押された状態で弾性変形する形状に形成されている。
したがって、金属プレート40の他端側は、隣り合う二つのハウジングを接続したときに、他方のハウジングが備える内周面20aから押された状態で弾性変形した状態で、他方のハウジングに接触する。
また、接触部46のうち、金属プレート40の他端を形成する案内部48は、第二ハウジング20が備える内周面20aよりも、第二ハウジング20の中心軸側へ傾斜している。
また、図12中に示すように、金属プレート40の全体は、隣り合う二つのハウジングを接続したときに、二つのハウジングの外側に露出していない。
また、接触部46のうち、金属プレート40の他端を形成する案内部48は、第二ハウジング20が備える内周面20aよりも、第二ハウジング20の中心軸側へ傾斜している。
また、図12中に示すように、金属プレート40の全体は、隣り合う二つのハウジングを接続したときに、二つのハウジングの外側に露出していない。
(動作・作用)
図7から図12を参照して、第二実施形態の電動圧縮機1で行う動作の一例と、作用を説明する。
電動圧縮機1の使用時には、インバータによって電動モータが駆動され、電動モータが有する駆動軸を介して、圧縮機構が駆動する。圧縮機構が駆動すると、冷媒(低圧冷媒)を、吸入ポートから吸入して圧縮し、圧縮した冷媒(高圧冷媒)を、吐出ポートから吐出する。
図7から図12を参照して、第二実施形態の電動圧縮機1で行う動作の一例と、作用を説明する。
電動圧縮機1の使用時には、インバータによって電動モータが駆動され、電動モータが有する駆動軸を介して、圧縮機構が駆動する。圧縮機構が駆動すると、冷媒(低圧冷媒)を、吸入ポートから吸入して圧縮し、圧縮した冷媒(高圧冷媒)を、吐出ポートから吐出する。
ここで、第二実施形態の電動圧縮機1は、金属プレート40の一端側が、一方のハウジングである第一ハウジング10に固定されている。これに加え、隣り合う二つのハウジングを接続したときに、金属プレート40の他端側が、他方のハウジングである第二ハウジング20に接触している。
このため、第一ハウジング10と第二ハウジング20は、金属プレート40を介して電気的に接続されることとなり、第一ハウジング10と第二ハウジング20との間に発生する電位差を、減少させることが可能となる。
このため、第一ハウジング10と第二ハウジング20は、金属プレート40を介して電気的に接続されることとなり、第一ハウジング10と第二ハウジング20との間に発生する電位差を、減少させることが可能となる。
すなわち、金属プレート40が、第一ハウジング10と第二ハウジング20との間に発生する電位差を解消する電気的接続部を形成することとなる。
また、第一ハウジング10と第二ハウジング20を、電気的に接続する金属プレート40が、隣り合う二つのハウジングを接続したときに弾性変形する形状に形成されている。
このため、第一ハウジング10、第二ハウジング20、ガスケット60の公差にばらつきがある場合であっても、接触不良等の不具合を抑制することが可能となる。
なお、上述した第二実施形態は、本発明の一例であり、本発明は、上述した第二実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外の形態であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
また、第一ハウジング10と第二ハウジング20を、電気的に接続する金属プレート40が、隣り合う二つのハウジングを接続したときに弾性変形する形状に形成されている。
このため、第一ハウジング10、第二ハウジング20、ガスケット60の公差にばらつきがある場合であっても、接触不良等の不具合を抑制することが可能となる。
なお、上述した第二実施形態は、本発明の一例であり、本発明は、上述した第二実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外の形態であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(第二実施形態の効果)
第二実施形態の電動圧縮機1であれば、以下に記載する効果を奏することが可能となる。
(1)金属プレート40の他端側が、隣り合う二つのハウジングを接続したときに、他方のハウジングが備える内周面20aから押された状態で弾性変形した状態で、他方のハウジングに接触する。
その結果、金属プレート40の他端側を、継続的に他方のハウジングへ接触させることが可能となるため、第一ハウジング10と第二ハウジング20との間に発生する電位差を、安定して減少させることが可能な、電動圧縮機1を提供することが可能となる。
第二実施形態の電動圧縮機1であれば、以下に記載する効果を奏することが可能となる。
(1)金属プレート40の他端側が、隣り合う二つのハウジングを接続したときに、他方のハウジングが備える内周面20aから押された状態で弾性変形した状態で、他方のハウジングに接触する。
その結果、金属プレート40の他端側を、継続的に他方のハウジングへ接触させることが可能となるため、第一ハウジング10と第二ハウジング20との間に発生する電位差を、安定して減少させることが可能な、電動圧縮機1を提供することが可能となる。
(2)金属プレート40の全体が、隣り合う二つのハウジングを接続したときに、二つのハウジングの外側に露出していない。
その結果、金属プレート40が外気に触れることを抑制することが可能となるため、金属プレート40の腐食を抑制することが可能となり、第一ハウジング10と第二ハウジング20との間に発生する電位差を、安定して減少させることが可能となる。
その結果、金属プレート40が外気に触れることを抑制することが可能となるため、金属プレート40の腐食を抑制することが可能となり、第一ハウジング10と第二ハウジング20との間に発生する電位差を、安定して減少させることが可能となる。
(3)接触部46のうち、金属プレート40の他端を形成する案内部48が、第二ハウジング20が備える内周面20aよりも、第二ハウジング20の中心軸側へ傾斜している。
その結果、第一ハウジング10と第二ハウジング20とを組み合わせる際に、案内部48が、内周面20aよりも、第二ハウジング20の中心軸側へ入り込むため、第一ハウジング10と第二ハウジング20とを組み合わせる作業が容易となる。
その結果、第一ハウジング10と第二ハウジング20とを組み合わせる際に、案内部48が、内周面20aよりも、第二ハウジング20の中心軸側へ入り込むため、第一ハウジング10と第二ハウジング20とを組み合わせる作業が容易となる。
1…電動圧縮機、10…第一ハウジング、20…第二ハウジング、20a…第二ハウジングの内周面、30…第三ハウジング、40…金属プレート、42…取り付け部、42a…ボルト挿通孔、44…ビード部、44a…平面部、44b…傾斜面部、44c…突出面部、46…接触部、48…案内部、50…固定ボルト、60…ガスケット、70…インバータカバー、80…取り付けボルト
Claims (5)
- 冷媒を圧縮する圧縮機構と、前記圧縮機構の駆動源となる電動モータと、前記電動モータを駆動するためのインバータと、前記圧縮機構、前記電動モータ及び前記インバータを収容する複数の金属製のハウジングと、を備え、隣り合う二つの前記ハウジングが絶縁性のガスケットを介して接続された電動圧縮機であって、
前記隣り合う二つのハウジングの一方に一端側が固定され、前記隣り合う二つのハウジングを接続したときに隣り合う二つのハウジングの他方に他端側が接触する金属プレートを備え、
前記隣り合う二つのハウジングは、前記金属プレートを介して金属的に接続され、
前記金属プレートは、前記隣り合う二つのハウジングを接続したときに弾性変形する形状に形成されていることを特徴とする電動圧縮機。 - 前記金属プレートは、前記他端側に形成され、且つ前記他方のハウジングへ向けて突出するビード部を備え、
前記ビード部は、前記隣り合う二つのハウジングを接続したときに、前記ガスケットと前記他方のハウジングとに挟まれた状態で他方のハウジングと接触することを特徴とする請求項1に記載した電動圧縮機。 - 前記一方のハウジングと前記他方のハウジングは、間隔を空けて配置された複数本の固定ボルトを用いて締結され、
前記金属プレートの他端側は、前記隣り合う二つのハウジングを接続したときに、隣り合う二つの前記固定ボルトのうち一方の近傍で前記他方のハウジングに接触することを特徴とする請求項2に記載した電動圧縮機。 - 前記ハウジングは、収容する対象物を包囲する内周面を備え、
前記金属プレートの他端側は、前記隣り合う二つのハウジングを接続したときに、前記他方のハウジングが備える内周面から押された状態で弾性変形することを特徴とする請求項1に記載した電動圧縮機。 - 前記金属プレートの全体は、前記隣り合う二つのハウジングを接続したときに、前記二つのハウジングの外側に露出していないことを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載した電動圧縮機。
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JP6258615B2 (ja) * | 2013-07-12 | 2018-01-10 | サンデンホールディングス株式会社 | 電動圧縮機 |
DE112017000971T5 (de) * | 2016-02-24 | 2018-12-13 | Denso Corporation | Elektrischer kompressor für ein fahrzeug und verfahren zum herstellen eines elektrischen kompressors für ein fahrzeug |
JP2018204492A (ja) * | 2017-06-01 | 2018-12-27 | サンデン・オートモーティブコンポーネント株式会社 | インバータ一体型電動圧縮機 |
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- 2018-03-14 JP JP2018047253A patent/JP2019157784A/ja active Pending
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2019
- 2019-02-12 WO PCT/JP2019/006177 patent/WO2019176475A1/ja active Application Filing
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
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