JP2019157506A - 養生シート - Google Patents

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Kenichi Nunogaki
賢一 布垣
哲史 丸山
Tetsushi Maruyama
哲史 丸山
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Abstract

【課題】養生対象に被せ易く破れにくい養生シートを提供できる。【解決手段】養生対象20に養生シート10を被せる。養生シート10は、上面シート部11と、上面シート部11の幅方向の端部に側方折り目10fを介して連なる側面シート部12と、上面シート部11の長手方向の端部に端側折り目10eを介して連なる端面シート部13を備えている。これらシート部11〜13が、折り目10e,10fにおいて折り畳み及び拡開可能であり、かつ長手方向に沿って巻回可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、養生対象に被せる養生シートに関し、特に野積みされた建築資材、土木資材などの養生対象に被せるのに好適な養生シートに関する。
家屋などの建築現場においては、壁材、柱材、梁材などの必要な建築資材を搬入してから建て込む迄の間、適当な空きスペースに野積みしておくことが多い。野積みされた建築資材には、通常、ブルーシートからなる養生シートを被せておく。ブルーシートが汚れたり破れたりしたときは、使い捨てにしている。
特開2004−162497号公報
一般に、壁材、柱材、梁材などの建築資材の寸法形状は一定の大きさに規格化されている。野積みの際は、できるだけ、同じ種類の同じ寸法形状の建築資材ごとにまとめられて積み重ねられている。
一方、ブルーシートは、汎用性があるが、建築資材の寸法形状に合わせたものではないから、野積みされた建築資材の角に引っ掛かるなどして破れやすい。また、ブルーシートは、シワ状の凹みが出来易く、そこに雨水や塵埃が溜まりやすい。すると、ブルーシートを剥がす際に、前記凹みの雨水や塵埃が建築資材に移り、建築資材が汚れやすい。
本発明は、かかる事情に鑑み、建築資材などの養生対象に被せやすく、破れにくい養生シートを提供することを目的とする。更に好ましくは、雨水や塵埃が溜まりにくく、養生対象から剥がす際に養生対象を汚さないようにできる養生シートを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、養生対象に被せる養生シートであって、
上面シート部と、
前記上面シート部の幅方向の両端部に側方折り目を介して連なる一対の側面シート部と、
前記上面シート部及び一対の側面シート部の少なくとも1つのシート部の長手方向の端部に端側折り目を介して連なる端面シート部と、
を備え、これらシート部が、前記端側折り目及び側方折り目において折り畳み及び拡開可能かつ長手方向に沿って巻回可能であることを特徴とする。
当該養生シートによれば、各シート部の寸法形状を養生対象に合わせることで、養生シートを養生対象に被せやすい。養生対象の角部や縁部には、シート部どうしの折り目や合せ目が被さることで、養生シートを破れにくくすることができる。したがって、養生シートを使い回すことができ、ランニングコストを低減できる。
また、養生シートの各シート部の寸法形状を養生対象に合わせることで、養生シートにシワ状の凹みができにくい。したがって、雨水や塵埃が溜まりにくく、養生シートを養生対象から剥がす際に養生対象を汚さないようにできる。
養生シートの不使用期間は、養生シートを折り畳み、更にロール状に巻くことで、コンパクトにでき、保管、運搬しやすい。
前記上面シート部、側面シート部及び端面シート部の少なくとも1つが、平坦な平シート材と、前記平シート材に重ねられて接合された凹凸付きの凹凸シート材からなる二層シート構造であることが好ましい。
当該養生シートによれば、シート部にコシ(剛性)を付与できる。かつ、養生シートを巻回しやすくできる。
前記凹凸シート材が、断面波形状の波形シート材であることが好ましい。
当該養生シートによれば、シート部にコシ(剛性)を付与できる。波形シート材は、好ましくは整列された複数の凸条と、隣接する凸条どうし間の凹溝とを含む。
前記上面シート部が、前記平シート材を外面側へ向けた二層シート構造であることが好ましい。
当該養生シートによれば、上面シート部上に雨水や塵埃が溜まりにくい。そうすることで、養生シートをめくったり養生対象から剥がして撤去したりする際に養生対象を汚さないようにできる。
前記側面シート部が、前記波形シート材を外面側へ向けた二層シート構造であり、前記側面シート部の波形シート材の波形状の幅方向が、前記側方折り目と直交されていることが好ましい。
当該養生シートによれば、側面シート部の波形シート材の凹溝に沿って雨水を流下させることができ、養生シートをめくったり養生対象から剥がして撤去したりする際に養生対象を汚さないようにできる。
前記側方折り目において、前記上面シート部と前記側面シート部の縁どうしが突き当てられて溶着されていることが好ましい。
当該養生シートによれば、側方折り目を折れ線にして、側面シート部を、上面シート部の外面側へも、上面シート部の内面側へも折り畳むことができる。また、前記シート部どうしをミシン等による縫製で縫い合わせ、ミシン目上に粘着テープやフイルムを熱溶着してもよく、これによって、同様の効果を得ることができる。
前記上面シート部及び一対の側面シート部のうち2以上のシート部にそれぞれ連なる2以上の端面シート部どうしが互いに重ね合わされ、かつ接合手段を介して分離可能に接合されることが好ましい。
養生対象の端面部分には2以上の端面シート部が被さる。これによって、養生対象の端面部分を確実に保護できる。
前記接合手段が、面ファスナーを含むことが好ましい。これによって、端面シート部どうしの接合、分離を容易に行なうことができる。
前記2以上の端面シート部のうち直接重ねられる2つの端面シート部における対をなす面ファスナーどうしが、重ね合わされたとき互いに交差する向きに延びていることが好ましい。
これによって、対をなす面ファスナーどうしを確実に接合できる。ひいては、2つの端面シート部どうしを確実に接合できる。
前記端面シート部の前記端側折り目以外の縁と、前記側面シート部又は上面シート部の縁とが、係着手段によって係着可能かつ分離可能であってもよい。
当該養生シートによれば、養生対象に被せた状態で、端面シート部と側面シート部又は上面シート部との合せ目を係着手段によって留めることで、前記合せ目から雨水や塵埃が養生シートの内部に入り込むのを抑制できる。
前記係着手段が、前記端面シート部と前記側面シート部又は上面シート部のうち一方のシート部に突出するように設けられた挿し込み片と、他方のシート部に形成されるとともに前記挿し込み片が挿し込まれる被挿し込み部とを含むことが好ましい。
当該養生シートによれば、養生対象に被せた状態で、挿し込み片を被挿し込み部に挿し入れることによって、端面シート部と側面シート部又は上面シート部とを確実に留めることができる。
本発明によれば、養生対象に被せ易く破れにくい養生シートを提供できる。
図1(a)は、本発明の第1実施形態に係る養生シートを展開(拡開)した状態で外面側から示す平面図である。図1(b)は、前記展開した養生シートを内面側から示す平面図である。 図2(a)は、前記養生シートを畳んだ状態で示す斜視図である。図2(b)は、前記養生シートをロール状に巻いて水平に置いた状態で示す斜視図である。図2(c)は、前記養生シートをロール状に巻いて立てた状態で示す斜視図である。 図3は、前記養生シートを養生対象に被せる前の斜視図である。 図4(a)〜(c)は、前記養生シートを養生対象に被せる様子を順次示す斜視図である。 図5(a)は、図4(a)における養生対象の端面に被さった1の端面シート部の面ファスナーを示す正面図である。図5(b)は、図4(b)における養生対象の端面に被さった2つの端面シート部の互いに接合された面ファスナーを示す正面図である。図5(c)は、図4(b)における養生対象の端面に被さった2つの端面シート部のうち外側の端面シート部の外面の面ファスナーを示す正面図である。図5(d)は、図4(c)における養生対象の端面に被さった3つの端面シート部のうち外側の2つの端面シート部の互いに接合された面ファスナーを示す正面図である。 図6は、前記養生シートを被せた養生対象の斜視図である。 図7(a)は、図1のVIIa−VIIa線に沿う拡大断面図である。図7(b)は、図1のVIIb−VIIb線に沿う拡大断面図である。 図8は、図1のVIII−VIII線に沿う断面を反時計まわりに90度回転させて示す拡大断面図である。 図9(a)は、前記養生シートの側面シート部の折り畳み態様の一例を示す断面図である。図9(b)は、前記側面シート部の他の折り畳み態様を示す断面図である。 図10は、本発明の第2実施形態に係る養生シートを展開(拡開)した状態で示す平面図である。 図11(a)は、前記第2実施形態に係る養生シートを畳んだ状態で示す斜視図である。図11(b)は、前記第2実施形態に係る養生シートをロール状に巻いて水平に置いた状態で示す斜視図である。図11(c)は、前記第2実施形態に係る養生シートをロール状に巻いて立てた状態で示す斜視図である。 図12は、前記第2実施形態に係る養生シートを養生対象に被せる前の様子を示す斜視図である。 図13は、前記第2実施形態に係る養生シートを被せた養生対象の斜視図である。 図14(a)は、本発明の第4実施形態に係る養生シートの上面シート部及び側面シート部を折畳状態で示す断面図である。同図(b)は、前記第4実施形態の上面シート部及び側面シート部を拡開状態で示す断面図である。 図15(a)は、本発明の第5実施形態に係る養生シートの上面シート部及び側面シート部を折畳状態で示す断面図である。同図(b)は、前記第5実施形態の上面シート部及び側面シート部を拡開状態で示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
<第1実施形態>
図1〜図9は、本発明の第1実施形態を示したものである。図3に示すように、家屋などの建築現場には、まとまった数の建築資材29がロットで搬入される。建築資材29は、建て込まれる迄の間、適当な空きスペースに野積みされている。
建築資材29としては、例えば2X4(ツーバイフォー)材、壁パネル、石膏ボード、柱材、梁材などが挙げられる。建築資材29の寸法形状は、種類等に応じて一定の大きさに規格化されている。同じ種類の同じ寸法形状の建築資材29ごとにまとめられて積み重ねられることで、資材積み上げ体20(養生対象)が構成されている。
一般に、資材積み上げ体20は、直方体形状になっている。例えば、資材積み上げ体20の長さは1800mm〜5400mm程度であり、幅は700mm〜900mm程度であり、高さは700mm〜1200mm程度である。もちろん、前記の寸法範囲はあくまでも例示であって、本発明がこれに限定されるものではない。
図6に示すように、資材積み上げ体20に養生シート10が被せられている。養生シート10の寸法、形状は、資材積み上げ体20に合わせられている。好ましは、養生シート10は、建築資材29ひいては資材積み上げ体20の寸法、形状、種類に合わせて複数種、用意される。各資材積み上げ体20に、対応する寸法、形状の養生シート10が被せられている。
図1(a)及び同図(b)に示すように、養生シート10は、上面シート部11と、一対の側面シート部12と、6つ(複数)の端面シート部13とを備え、拡開、折り畳み(図2(a))及び巻回可能(図2(b)及び同図(c))である。なお、拡開状態とは、養生シート10が折り畳み状態(図2(a))よりも開き方向へ変態された状態を言い、全体的に平らに展開された展開状態(図1)、及び資材積み上げ体20の形状に合わせて例えば概略直方体形状にされた使用時の状態(図6)を含む。
上面シート部11は、資材積み上げ体20の上面21に合わせた寸法の長方形状になっている。好ましくは、上面シート部11の縦横寸法は、資材積み上げ体20の上面21の縦横寸法に少し余尺を持たせた寸法になっている。余尺は、例えば50mm〜70mm程度である。図6に示すように、使用時の養生シート10における上面シート部11は、資材積み上げ体20の上面21に被さる。
図1に示すように、上面シート部11の幅方向(第1方向と直交する第2方向)の両端部には、それぞれ側方折り目10fを介して側面シート部12が連なっている。各側面シート部12は、資材積み上げ体20の側面22に合わせた寸法の長方形状になっている。好ましくは側面シート部12の寸法に少し余尺があることは、前記上面シート部11と同様である。使用時の養生シート10における一対の側面シート部12は、上面シート部11と直交(交差)して資材積み上げ体20の一対の側面22にそれぞれ被さる。
図1(a)及び同図(b)に示すように、上面シート部11及び一対の側面シート部12のうち少なくとも1つのシート部の長手方向(第1方向)の端部には、端側折り目10eを介して端面シート部13が連なっている。ここでは、各シート部11,12,12の両端部に端面シート部13が設けられている。言い換えると、養生シート10における長手方向の各端部(図1の左右端部)に3つの端面シート部13が設けられている。養生シート10を展開状態にしたとき、これら3つの端面シート部13が幅方向(図1の上下方向)に並ぶ。各端面シート部13は、資材積み上げ体20の端面23に合わせた寸法の長方形状になっている。好ましくは端面シート部13の寸法に少し余尺があることは、前記上面シート部11と同様である。追って詳述するように、各端面シート部13の両面又は片面には接合手段40が設けられている。
図4及び図6に示すように、使用時の養生シート10における前記3つの端面シート部13は、互いに重ねられて資材積み上げ体20の端面23に被さる。以下、前記3つの端面シート部13を互いに区別するときは、重ねたとき最も内側に位置されるものを端面シート部13Aと表記し、中間に位置されるものを端面シート部13Bと表記し、最も外側に位置されるものを端面シート部13Cと表記する。
ここでは、1の側面シート部12に連なる端面シート部13が最も内側に位置され、他の側面シート部12に連なる端面シート部13が中間に位置され、上面シート部11に連なる端面シート部13が最も外側に位置されているが、必ずしもこれに限られず、例えば上面シート部11に連なる端面シート部13を最も内側又は中間に位置させてもよい。
図4及び図5に示すように、前記3つの端面シート部13のうち互いに直接重ね合わされた2つの端面シート部どうしは、接合手段40を介して分離可能に接合可能である。接合手段40は、複数の面ファスナー41〜44を含む。詳しくは、図1(a)に示すように、内側端面シート部13Aの外側面に複数の面ファスナー41が設けられている。図1(b)に示すように、中間端面シート部13Bの内側面に複数の面ファスナー42が設けられている。図1(a)に示すように、中間端面シート部13Bの外側面に複数の面ファスナー43が設けられている。図1(b)に示すように、外側端面シート部13Cの内側面に複数の面ファスナー44が設けられている。これら面ファスナー41〜44は、長方形状ないしは帯状になっている。
なお、各面ファスナー41〜44の長さや配置は適宜設定できる。
図5(b)に示すように、直接重ねられる2つの端面シート部13A,13Bにおける互いに対面する面ファスナー41,42の一方は雄ファスナーであり、他方は雌ファスナーであり、互いに貼り合わせ可能である。これら対をなす面ファスナー41,42は、重ね合わされたとき互いに交差する向きに延びている。好ましくは直交する向きに延びている。
同様に、図5(d)に示すように、直接重ねられる2つの端面シート部13B,13Cにおける互いに対面する面ファスナー43,44の一方は雄ファスナーであり、他方は雌ファスナーであり、互いに貼り合わせ可能である。これら対をなす面ファスナー43,44は、重ね合わされたとき互いに交差する向き、好ましくは直交する向きに延びている。
図1に示すように、上面シート部11及びその両端の端面シート部13Cは、1つの長尺シート部材10aによって構成され、互いに一体に連なっている。長尺シート部材10aの長手方向の中央部が上面シート部11となっている。長尺シート部材10aの長手方向の両端部が端面シート部13Cとなっている。長尺シート部材10aにおける、上面シート部11と端面シート部13Cとの境目に端側折り目10eが形成されている。
同様に、各側面シート部12及びその両端の端面シート部13A又は13Bは、1つの長尺シート部材10bによって構成され、互いに一体に連なっている。長尺シート部材10bの長手方向の中央部が側面シート部12となっている。長尺シート部材10bの長手方向の両端部が端面シート部13A又は13Bとなっている。長尺シート部材10bにおける、側面シート部12と端面シート部13A又は13Bの境目に端側折り目10eが形成されている。
図8に示すように、側方折り目10fにおいて、側面シート部12と上面シート部11との互いに対向する縁どうしが、突き当てられて溶着されている。これによって、図9に示すように、側面シート部12が、側方折り目10fを中心にして、上面シート部11の内面側(図9(a)において下側)へも、外面側(図9(b)において上側)へも折り畳み可能になっている。ひいては、図2(a)に示すように、養生シート10は、端側折り目10e及び側方折り目10fにおいて折り畳み可能である。更に、図2(b)及び同図(c)に示すように、養生シート10は、上面シート部11の長手方向(第1方向)に巻回してロール状にすることが可能である。
図7(a)に示すように、各シート部11,12,13は、平シート材15と、波形シート材16からなる二層シート構造になっている。平シート材15及び波形シート材16の材質は、例えばポリエチレンであるが、これに限られず、ポリプロピレン、その他の樹脂であってもよい。平シート材15と波形シート材16の材質が互いに異なっていてもよい。
平シート材15は、平坦になっている。
波形シート材16は、断面波形状の凹凸シート材である。詳しくは、波形シート材16は、多数(複数)の凸条16a(凸部)と凹溝16b(凹部)を有している。凸条16aは、各シート部11,12,13の幅方向に延びている。かつ、多数(複数)の凸条16aが、各シート部11,12,13の長手方向に等間隔で整列されている。隣接する凸条16aどうし間には、前記幅方向へ延びる凹溝16bが形成されている。
なお、図1、図3、図6においては、凸条16a及び凹溝16については一部分だけを図示する。図2においては、凸条16a及び凹溝16の図示を省略する。
平シート材15の片面に波形シート材16が重ねられている。波形シート材16における凹溝16bの部分が、平シート材15と溶着されて接合されている。凸条16aと平シート材15との間に空気層17が形成されている。
シート部材10aにおいては、平シート材15が外面側へ向けられている。シート部材10bにおいては、波形シート材16が外面側へ向けられている。側面シート部12の波形シート材16の波形状の幅方向(凸条16a及び凹溝16bの延び方向)は、側方折り目10fと直交されている。
第1実施形態の養生シート10は、次のように使用される。
養生シート10を資材積み上げ体20に被せる際は、長尺シート部材10a,10bの長手方向を資材積み上げ体20の長手方向に合わせ、上面シート部11を資材積み上げ体20の上面21に敷く。資材積み上げ体20上で、ロール状の養生シート10を転がしながら展開(拡開)してもよい。このとき、上面シート部11の平シート材15が上向きになるようにする。
次に、一対の側面シート部12を、資材積み上げ体20の側面22に沿って垂らす。
次に、図4(a)に示すように、内側端面シート部13Aを資材積み上げ体20の端面23に被せる。このとき、図5(a)に示すように、面ファスナー41が外側に現れている。
続いて、図4(b)に示すように、中間端面シート部13Bを内側端面シート部13Aの外側に重ねる。このとき、図5(b)に示すように、面ファスナー41,42どうしが貼り合わされる。これら面ファスナー41,42は互いに直交(交差)するように延びているから、多少のずれがあっても確実に貼り合わせることができる。また、図5(c)に示すように、面ファスナー43が外側に現れる。
続いて、図4(c)に示すように、外側端面シート部13Cを中間端面シート部13Bの外側に重ねる。このとき、図5(d)に示すように、面ファスナー43,44どうしが貼り合わされる。これら面ファスナー43,44は互いに直交(交差)するように延びているから、多少のずれがあっても確実に貼り合わせることができる。
これによって、3つの端面シート部13を簡単に接合することができる。接合手段40を面ファスナー41〜44によって構成することで、構造を簡素化でき、かつ材料コストを安価にできる。
このようにして、養生シート10を資材積み上げ体20に簡単に被せることができる。各シート部11,12,13の寸法形状が、資材積み上げ体20の各面21,22,23の寸法形状に合わせてあるから、養生シート10によって資材積み上げ体20の全体を簡単に覆うことができる。これによって、資材積み上げ体20が、野積み期間中、雨、風に晒されたり、塵埃を被ったりするのを防止できる。
資材積み上げ体20の互いに直交する面21〜23どうしで作る角部や縁部には、シート部11,12,13どうしのほぼ直角をなす折り目10e,10fや合せ目10gが被さる。したがって、養生シート10を破れにくくすることができる。
しかも、各シート部11,12,13の材質自体が破れにくいだけでなく、各シート部11,12,13が平シート材15と波形シート材16からなる二層シート構造であるために、シート部11,12,13にコシ(剛性)を付与できる。したがって、養生シート10を一層破れにくくすることができる。
この結果、養生シート10を長期間、使い回すことができ、ランニングコストを低減できる。
養生シート10の寸法形状が資材積み上げ体20に合わせられ、かつ各シート部11,12,13がコシ(剛性)を有する二層シート構造であるため、養生シート10にシワ状の凹みができにくい。したがって、雨水や塵埃が溜まりにくい。しかも、上面シート部11の上面が平坦であるため、上面シート部11の上に雨水や塵埃が溜まりにくい。さらに、側面シート部12の外面には、上下に延びる凹溝16bが形成されているため、該凹溝16bに沿って雨水を流下させることができる。
建築資材29を建て込むために、資材積み上げ体20から建築資材29を取り出す際は、外側端面シート部13Cの面ファスナー44を剥がし、続いて中間端面シート部13Bの面ファスナー42を剥がす。これによって、3つの端面シート部13を簡単に分離できる。更に、養生シート10をめくって、資材積み上げ体20から建築資材29を取り出すことができる。
前述したように、養生シート10の外面には雨水や塵埃があまり溜まっていないから、養生シート10をめくる際、資材積み上げ体20を汚さないようにできる。
養生シート10の不使用期間中は、養生シート10を折り畳み(図2(a))、更にロール状に巻いておくことができる。ロール状に巻いた養生シート10は、図2(b)に示すように、水平に置いてもよく、図2(c)に示すように、立てて置いてもよい。これによって、養生シート10をコンパクトにでき、保管スペースが小さくて済む。また、養生シート10の運搬を容易化できる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。以下の実施形態において既述の形態と重複する構成に関しては図面に同一符号を付して説明を省略する。
<第2実施形態>
図10〜図13は、本発明の第2実施形態を示したものである。図10に示すように、第2実施形態における養生シート10Bは、一対(2つ)の端面シート部13を有している。各端面シート部13は、上面シート部11の長手方向の端部に端側折り目10eを介して連なっている。
図13に示すように、資材積み上げ体20に養生シート10Bを被せた状態で、側面シート部12と端面シート部13どうしが互いに直交するとともに、これらシート部12,13の縁どうしが合わさっている。この合せ目10gに係着手段30が設けられている。係着手段30によって、シート部12,13の縁どうしが分離可能に係着されている。
係着手段30は、例えば次のように構成されている。
図10に示すように、側面シート部12の縁には、挿し込み片31が突出するように形成されている。好ましくは、挿し込み片31は、側面シート部12と同じシート材によって構成され、側面シート部12と一体に連なっている。なお、挿し込み片31が、側面シート部12とは別体であって、側面シート部12と溶着等で接合されていてもよい。
端面シート部13の縁には、スリット状の被挿し込み部32が形成されている。
側面シート部12と端面シート部13とが互いにほぼ直交された状態において、挿し込み片31が被挿し込み部32に挿し入れられて係着されている。
なお、挿し込み片31が端面シート部13に設けられ、被挿し込み部32が側面シート部12に設けられていてもよい。
図11及び図12に示すように、養生シート10Bが展開(拡開)、折り畳み、巻回可能であることは第1実施形態と同様である。
図13に示すように、養生シート10Bによって資材積み上げ体20を養生する際は、上面シート部11を資材積み上げ体20の上面21に被せ、一対の側面シート部12を資材積み上げ体20の側面22に被せ、一対の端面シート部13を資材積み上げ体20の端面23に被せる。その後、挿し込み片31を被挿し込み部32に挿し込む。これによって、面シート部12と端面シート部13とを簡単に係着でき、これらシート部12,13どうしの合せ目10gを簡単に閉止することができる。したがって、雨水や塵埃が合せ目10gから入り込むのを抑制できる。
建築資材29を建て込むために、資材積み上げ体20から建築資材29を取り出す際は、挿し込み片31をスリット状の被挿し込み部32から引き抜く。これによって、側面シート部12と端面シート部13との係着状態を簡単に解除できる。
挿し込み片31及びスリット状の被挿し込み部32からなる係着手段30は、構造が簡素で、作製が容易であり、製造コストを低減できる。
<第3実施形態>
図14は、シート構造の変形態様を示したものであり、養生シート10Cの上面シート部11と側面シート部12の端部どうしが平行に重ねられて合掌貼りされている。該合掌貼り部分が側方折り目10fとなり、側面シート部12が上面シート部11に対して回転可能である。これによって、養生シート10Cが折り畳まれたり(図14(a))、拡開されて養生対象20に被せられたりできる(図14(a))。
<第4実施形態>
図15は、シート構造の他の変形態様を示したものであり、養生シート10Dの側面シート部12Dが、平板状になっている。側面シート部12Dは、ラミネートフィルムや織布にて構成され、或る程度の強度を有している。上面シート部11と側面シート部12Dとは、第3実施形態(図14)と同様の合掌貼りによって接合されている。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の改変をなすことができる。
例えば、養生対象は、建物用の建築資材に限られず、トンネルなどの土木構造物用の土木資材であってもよい。
端面シート部13が、上面シート部11とは別のシート材で構成され、上面シート部11と溶着によって接合されていてもよい。
側面シート部12が、上面シート部11と共通のシート材で構成され、上面シート部11と側面シート部12が一体に連なっていてもよい。
側面シート部12又は端面シート部13が、不織布などの水(液体)の透過を阻止する一方、気体の透過を許容するシートで構成されていてもよい。
凹凸シート材は、波形シート材16に限られない。凹凸シート材の凸部は、円柱形でもよく、円錐形でもよい。
シート部11,12,13の少なくとも1つ又は全部が、平シート材15と凹凸シート材の二層シート構造ではなく、単層シート構造であってもよい。
あるいは、シート部11,12,13の少なくとも1つ又は全部が、三層シート構造であってもよく、一対の平シートの間に波形シート材を挟んだダンボール構造であってもよい。
接合手段40は、面ファスナーに限られず、線ファスナーなどであってもよい。
係着手段30は、ボタン、面ファスナー、線ファスナー、磁石、ハトメ及び紐などで構成されていてもよい。
側方折り目10fにおいて、上面シート部11と側面シート部1の縁どうしが封筒貼りされていてもよい。
端面シート部13としては、側面シート部12に連なるものだけが有り、上面シート部11に連なる端面シート部13は省略されていてもよい。一対の側面シート部12にそれぞれ端面シート部13A,13Bが連なり、これら端面シート部13A,13Bどうしが互いに重ね合わされて接合可能である一方、上面シート部11に連なる端面シート部13は省略されていてもよい。さらに第2実施形態の係着手段30が、上面シート部11と端面シート部13との間に設けられていてもよい。
複数の実施形態を互いに組み合わせてもよい。例えば、第1実施形態において、端面シート部13の端側折り目10e以外の縁と側面シート部12又は上面シート部11の縁とが、第2実施形態の係着手段30によって係着されるようになっていてもよい。第4実施形態(図15)の側面シート部12Dが、第1実施形態(図8)と同様の突当て溶着によって上面シート部11と接合されていてもよい。
上面シート部11と端面シート部13とが、互いに別のシート材で構成され、かつ第1〜第4実施形態における上面シート部11と側面シート部12,12Dの接合態様と同様にして接合されていてもよい。
本発明は、例えば、建築現場において野積みされた建築資材に被せるカバーに適用できる。
10,10B 養生シート
10a,10b 長尺シート部材
10e 端側折り目
10f 側方折り目
10g 合せ目
11 上面シート部
12,12D 側面シート部
13 端面シート部
13A 内側端面シート部
13B 中間端面シート部
13C 外側端面シート部
15 平シート材
16 波形シート材(凹凸シート材)
16a 凸条(凸部)
16b 凹溝(凹部)
17 空気層
20 資材積み上げ体(養生対象)
21 上面
22 側面
23 端面
29 建築資材
30 係着手段
31 挿し込み片
32 被挿し込み部
40 接合手段
41〜44 面ファスナー

Claims (11)

  1. 養生対象に被せる養生シートであって、
    上面シート部と、
    前記上面シート部の幅方向の両端部に側方折り目を介して連なる一対の側面シート部と、
    前記上面シート部及び一対の側面シート部の少なくとも1つのシート部の長手方向の端部に端側折り目を介して連なる端面シート部と、
    を備え、これらシート部が、前記端側折り目及び側方折り目において折り畳み及び拡開可能かつ長手方向に沿って巻回可能であることを特徴とする養生シート。
  2. 前記上面シート部、側面シート部及び端面シート部の少なくとも1つが、平坦な平シート材と、前記平シート材に重ねられて接合された凹凸付きの凹凸シート材からなる二層シート構造であることを特徴とする請求項1に記載の養生シート。
  3. 前記凹凸シート材が、断面波形状の波形シート材であることを特徴とする請求項2に記載の養生シート。
  4. 前記上面シート部が、前記平シート材を外面側へ向けた二層シート構造であることを特徴とする請求項2又は3に記載の養生シート。
  5. 前記側面シート部が、前記波形シート材を外面側へ向けた二層シート構造であり、前記側面シート部の波形シート材の波形状の幅方向が、前記側方折り目と直交されていることを特徴とする請求項3に記載の養生シート。
  6. 前記側方折り目において、前記上面シート部と前記側面シート部の縁どうしが突き当てられて溶着されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の養生シート。
  7. 前記上面シート部及び一対の側面シート部のうち2以上のシート部にそれぞれ連なる2以上の端面シート部どうしが互いに重ね合わされ、かつ接合手段を介して分離可能に接合されることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の養生シート。
  8. 前記接合手段が、面ファスナーを含むことを特徴とする請求項7に記載の養生シート。
  9. 前記2以上の端面シート部のうち直接重ねられる2つの端面シート部における対をなす面ファスナーどうしが、重ね合わされたとき互いに交差する向きに延びていることを特徴とする請求項8に記載の養生シート。
  10. 前記端面シート部の前記端側折り目以外の縁と、前記側面シート部又は上面シート部の縁とが、係着手段によって係着可能かつ分離可能であることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の養生シート。
  11. 前記係着手段が、前記端面シート部と前記側面シート部又は上面シート部のうち一方のシート部に突出するように設けられた挿し込み片と、他方のシート部に形成されるとともに前記挿し込み片が挿し込まれる被挿し込み部とを含むことを特徴とする請求項10に記載の養生シート。
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