JP2019156532A - 作業車両及び作業車両における情報表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】オペレーターが作業装置の移動方向に沿う地物の高さを視覚的に把握できる作業車両及び作業車両における情報表示方法を提供する。【解決手段】作業装置12を備えたクレーン1において、地物(地面G・障害物H・障害物I)を走査するセンサ(レーダー29)と、図形を表示する表示装置26と、センサ(29)と表示装置26に接続されて情報の処理を行う制御装置20と、を具備し、制御装置20が、作業装置12の移動方向に存在する地物(G・H・I)の表面形状を認識し、作業装置12の移動方向に沿う地物(G・H・I)の縦断面を表示装置26に表示する、とした。【選択図】図5

Description

本発明は、作業車両及び作業車両における情報表示方法に関する。
従来より、クレーン等の作業車両が知られている。クレーンは、主に車両とクレーン装置で構成されている(特許文献1参照)。車両は、複数の車輪を備え、走行自在となっている。クレーン装置は、ブームのほかにワイヤロープやフック等で構成される作業装置を備え、荷物を移動可能としている。
ところで、このようなクレーンにおいては、オペレーターがフック或いはフックに吊り下げられた荷物の移動方向に注意を払うべきところ、移動方向に存在する地物を上方から撮影し、フック等から地物までの距離を画像上に表示するクレーンが提案されている(特許文献2参照)。しかし、上方から撮影された画像は、地物の側面が殆ど表れないため、遠近感が乏しいものとならざるを得ない。そのため、オペレーターが地物の高さを視覚的に把握できないという問題があった。これは、地物を上方から撮影するその他の作業車両においても同様であると考えられる。そこで、作業装置の移動方向に沿う地物の高さを視覚的に把握できる作業車両及び作業車両における情報表示方法が求められていたのである。
特開2017−122003号公報 特開2011−63358号公報
作業装置の移動方向に沿う地物の高さを視覚的に把握できる作業車両及び作業車両における情報表示方法を提供する。
第一の発明は、
作業装置を備えた作業車両において、
地物を走査するセンサと、
図形を表示する表示装置と、
前記センサと前記表示装置に接続されて情報の処理を行う制御装置と、を具備し、
前記制御装置が、前記作業装置の移動方向に存在する地物の表面形状を認識し、前記作業装置の移動方向に沿う前記地物の縦断面を前記表示装置に表示する、ものである。
第二の発明は、第一の発明に係る作業車両において、
ブームと、
前記ブームから垂下するワイヤロープと、
前記ワイヤロープの繰り入れ及び繰り出しによって昇降するフックと、で前記作業装置が構成され、
前記制御装置が、前記フックの移動方向に存在する地物の表面形状を認識し、前記フックの移動方向に沿う前記地物の縦断面を前記表示装置に表示する、ものである。
第三の発明は、第二の発明に係る作業車両において、
前記制御装置が、前記フックの位置を認識し、前記フックを示す図形を前記表示装置に表示する、ものである。
第四の発明は、第二の発明又は第三の発明に係る作業車両において、
前記フックが荷物を吊り下げている場合、
前記制御装置が、前記荷物の位置を認識し、前記荷物を示す図形を前記表示装置に表示する、ものである。
第五の発明は、第四の発明に係る作業車両において、
操作具を具備し、
オペレーターが前記操作具を操作すると、
前記制御装置が、前記荷物を示す図形の大きさを変更して前記表示装置に表示する、ものである。
第六の発明は、
作業装置と、
地物を走査するセンサと、
図形を表示する表示装置と、
前記センサと前記表示装置に接続されて情報の処理を行う制御装置と、を具備した作業車両における情報表示方法であって、
前記作業装置の移動方向を認識する工程と、
前記作業装置の移動方向に存在する地物の表面形状を認識する工程と、
前記作業装置の移動方向に沿う前記地物の縦断面を前記表示装置に表示する工程と、を有している、ものである。
第一の発明に係る作業車両は、地物を走査するセンサと、図形を表示する表示装置と、センサと表示装置に接続されて情報の処理を行う制御装置と、を具備している。そして、制御装置が、作業装置の移動方向に存在する地物の表面形状を認識し、作業装置の移動方向に沿う地物の縦断面を表示装置に表示する。かかる作業車両によれば、作業装置の移動方向に沿う地物の高さを視覚的に把握できる。
第二の発明に係る作業車両は、ブームと、ブームから垂下するワイヤロープと、ワイヤロープの繰り入れ及び繰り出しによって昇降するフックと、で作業装置が構成されている。そして、制御装置が、フックの移動方向に存在する地物の表面形状を認識し、フックの移動方向に沿う地物の縦断面を表示装置に表示する。かかる作業車両によれば、フックの移動方向に沿う地物の高さを視覚的に把握できる。
第三の発明に係る作業車両は、制御装置が、フックの位置を認識し、フックを示す図形を表示装置に表示する。かかる作業車両によれば、フックと地物の高さ方向の位置関係を視覚的に把握できる。
第四の発明に係る作業車両は、フックが荷物を吊り下げている場合、制御装置が、荷物の位置を認識し、荷物を示す図形を表示装置に表示する。かかる作業車両によれば、荷物と地物の高さ方向の位置関係を視覚的に把握できる。
第五の発明に係る作業車両は、操作具を具備している。そして、オペレーターが操作具を操作すると、制御装置が、荷物を示す図形の大きさを変更して表示装置に表示する。かかる作業車両によれば、荷物と地物が衝突しない安全距離を調節することができる。
第六の発明に係る作業車両における情報表示方法は、作業装置の移動方向を認識する工程と、作業装置の移動方向に存在する地物の表面形状を認識する工程と、作業装置の移動方向に沿う地物の縦断面を表示装置に表示する工程と、を有している。かかる作業車両における情報表示方法によれば、作業装置の移動方向に沿う地物の高さを視覚的に把握できる。
クレーンを示す図。 情報表示システムの構成を示す図。 情報表示方法のフローチャートを示す図。 カメラが撮影した画像を示す図。 フックの移動方向に沿う地物の縦断面を示す図。 フックの移動方向に沿う地物の縦断面を示す図。 フックの移動方向に沿う地物の縦断面を示す図。 フックの移動方向に沿う地物の縦断面を示す図。 フックの移動方向に沿う地物の縦断面を示す図。
本願においては、代表的な作業車両であるクレーン1を用いて説明する。本願に開示する技術的思想は、以下に説明するクレーン1のほか、その他のクレーン1にも適用できる。
まず、図1及び図2を用いて、クレーン1について説明する。
クレーン1は、主に車両2とクレーン装置3で構成されている。
車両2は、左右一対の前輪4と後輪5を備えている。また、車両2は、荷物Wの運搬作業を行なう際に接地させて安定を図るアウトリガ6を備えている。更に、車両2は、これらを駆動するためのエンジンやトランスミッション等を備えている。
クレーン装置3は、その後部から前方へ突き出すようにブーム7を備えている。そのため、ブーム7は、アクチュエータによって旋回自在となっている(矢印A参照)。また、ブーム7は、アクチュエータによって伸縮自在となっている(矢印B参照)。更に、ブーム7は、アクチュエータによって起伏自在となっている(矢印C参照)。加えて、ブーム7には、ワイヤロープ8が架け渡されている。ブーム7の基端側には、ワイヤロープ8を巻き付けたウインチ9が配置され、ブーム7の先端側には、ワイヤロープ8によってフック10が垂下されている。ウインチ9は、アクチュエータと一体的に構成されており、ワイヤロープ8の巻き入れ及び巻き出しを可能としている。そのため、フック10は、アクチュエータによって昇降自在となっている(矢印D参照)。なお、クレーン装置3は、ブーム7の側方にキャビン11を備えている。キャビン11の内部には、後述する旋回操作具21や伸縮操作具22、起伏操作具23、巻回操作具24が設けられている。更に、入力操作具25、後述する表示装置26が設けられている。
ところで、本願における、作業装置12とは、少なくともブーム7、ワイヤロープ8、フック10で構成される。但し、高所作業車にあっては、作業装置12は、ブーム及びバケットで構成される。加えて本願における地物とは、クレーン1の作業場所に存在する地面、障害物等である。
次に、図3を用いて、情報表示システム27について説明する。
情報表示システム27は、主に制御装置20で構成されている。制御装置20には、各種操作具21〜24が接続されている。また、制御装置20には、各種バルブ31〜34が接続されている。更に、制御装置20には、各種センサ41〜44が接続されている。
上述したように、ブーム7は、アクチュエータによって旋回自在となっている(図1における矢印A参照)。本願においては、かかるアクチュエータを旋回用油圧モータ51(図1参照)と定義する。旋回用油圧モータ51は、電磁比例切換弁である旋回用バルブ31によって適宜に稼動される。つまり、旋回用油圧モータ51は、旋回用バルブ31が作動油の流動方向を切り替えたり作動油の流量を調節したりすることで適宜に稼動される。なお、ブーム7の旋回角度(図示しない)は、旋回用センサ41によって検出される。そのため、制御装置20は、ブーム7の旋回角度を認識することができる。
また、上述したように、ブーム7は、アクチュエータによって伸縮自在となっている(図1における矢印B参照)。本願においては、かかるアクチュエータを伸縮用油圧シリンダ52(図1参照)と定義する。伸縮用油圧シリンダ52は、電磁比例切換弁である伸縮用バルブ32によって適宜に稼動される。つまり、伸縮用油圧シリンダ52は、伸縮用バルブ32が作動油の流動方向を切り替えたり作動油の流量を調節したりすることで適宜に稼動される。なお、ブーム7の伸縮長さE(図1参照)は、伸縮用センサ42によって検出される。そのため、制御装置20は、ブーム7の伸縮長さEを認識することができる。
更に、上述したように、ブーム7は、アクチュエータによって起伏自在となっている(図1における矢印C参照)。本願においては、かかるアクチュエータを起伏用油圧シリンダ53(図1参照)と定義する。起伏用油圧シリンダ53は、電磁比例切換弁である起伏用バルブ33によって適宜に稼動される。つまり、起伏用油圧シリンダ53は、起伏用バルブ33が作動油の流動方向を切り替えたり作動油の流量を調節したりすることで適宜に稼動される。なお、ブーム7の起伏角度F(図1参照)は、起伏用センサ43によって検出される。そのため、制御装置20は、ブーム7の起伏角度Fを認識することができる。
加えて、上述したように、フック10は、アクチュエータによって昇降自在となっている(図1における矢印D参照)。本願においては、かかるアクチュエータを巻回用油圧モータ54(図1参照)と定義する。巻回用油圧モータ54は、電磁比例切換弁である巻回用バルブ34によって適宜に稼動される。つまり、巻回用油圧モータ54は、巻回用バルブ34が作動油の流動方向を切り替えたり作動油の流量を調節したりすることで適宜に稼動される。なお、フック10の吊下長さL(図1参照)は、巻回用センサ44によって検出される。そのため、制御装置20は、フック10の吊下長さLを認識することができる。
加えて、制御装置20には、入力操作具25、カメラ28、レーダー29、表示装置26が接続されている。本願においてセンサは、レーダー29であるとして説明する。
入力操作具25は、閾値等を入力するものである。なお、閾値とは、荷物Wと地物が接近した際に、制御装置20が警報を出力する又は作業装置12の稼動を停止させる基準となる値である。
カメラ28は、画像を撮影するものである。カメラ28は、ブーム7の先端部分に取り付けられている。
レーダー29は、地物に電波を発射し、電波の反射波を測定することによって、レーダー29から地物までの距離と方向を検出するものである。レーダー29も、ブーム7の先端部分に取り付けられている。制御装置20は、フック10の移動方向に存在する地物を測定するようにレーダー29を制御することができる。レーダー29は、ほぼリアルタイムにレーダー29から地物までの距離と方向を検出することができる。
表示装置26は、カメラ28が撮影した画像や、レーダー29を用いて得られた地物の縦断面を表示するものである。これらの表示態様については後述する。
次に、図3から図9を用いて、表示装置26の表示態様について説明する。ここでは、フック10が荷物Wを吊り下げた状態で障害物H及び障害物Iの方向(図4における矢印J参照)に移動している状況を想定して説明する。
フック10の移動方向に沿う地物の縦断面は、移動方向認識工程K101、表面形状認識工程K102、表示工程K103を経て表示される。
移動方向認識工程K101において、制御装置20は、フック10の移動方向を認識する。具体的に説明すると、制御装置20は、ブーム7の旋回角度を認識し、ブーム7の伸縮長さEを認識し、ブーム7の起伏角度Fを認識し、フック10の吊下長さLを認識する。そして、制御装置20は、ブーム7の旋回角度、伸縮長さE、起伏角度F、及びフック10の吊下長さLを時々集積することで、フック10の移動方向を認識する。
表面形状認識工程K102において、制御装置20は、フック10の移動方向に存在する地物の表面形状を認識する。具体的に説明すると、制御装置20は、レーダー29からフック10の移動方向に存在する地物までの距離と方位を認識する。そして、制御装置20は、地物までの距離と方向を時々集積することで、フック10の移動方向に存在する地物の表面形状を認識する。
表示工程K103において、制御装置20は、フック10の移動方向に沿う地物の縦断面を表示装置26に表示する(図5参照)。具体的に説明すると、かかる縦断面は、フック10の位置を原点とし、縦軸が高さ方向の距離、横軸が水平方向の距離となっている。但し、荷物Wの吊り上げ位置若しくは吊り下ろし位置を原点としてもよい。制御装置20は、フック10から地物までの高さ方向と水平方向の距離を算出する。そして、制御装置20は、フック10から地物までの高さ方向と水平方向の距離に基づいて、フック10の移動方向に沿う地物の縦断面を表示装置26に表示する。縦断面の平坦部は、地面Gの縦断面である。また、縦断面の凸部は、障害物H及び障害物Iの縦断面である。なお、縦軸及び横軸には、目盛りが表示される。目盛りの間隔は、オペレーターが任意に設定することができる。
以上のように、本クレーン1は、地物(地面G・障害物H・障害物I)を走査するセンサ(レーダー29)と、図形を表示する表示装置26と、センサ(29)と表示装置26に接続されて情報の処理を行う制御装置20と、を具備している。そして、制御装置20が、作業装置12の移動方向に存在する地物(G・H・I)の表面形状を認識し、作業装置12の移動方向に沿う地物(G・H・I)の縦断面を表示装置26に表示する。かかるクレーン1によれば、作業装置12の移動方向に沿う地物(G・H・I)の高さを視覚的に把握できる。
具体的に説明すると、本クレーン1は、ブーム7と、ブーム7から垂下するワイヤロープ8と、ワイヤロープ8の繰り入れ及び繰り出しによって昇降するフック10と、で作業装置12が構成されている。そして、制御装置20が、フック10の移動方向に存在する地物(地面G・障害物H・障害物I)の表面形状を認識し、フック10の移動方向に沿う地物(G・H・I)の縦断面を表示装置26に表示する。かかるクレーン1によれば、フック10の移動方向に沿う地物(G・H・I)の高さを視覚的に把握できる。
更に、表示工程K103において、制御装置20は、フック10を示す図形Pを表示装置26に表示するとしてもよい(図6参照)。具体的に説明すると、制御装置20は、ブーム7の旋回角度、伸縮長さE、起伏角度F、及びフック10の吊下長さLを認識する。次に、制御装置20は、ブーム7の旋回角度、伸縮長さE、起伏角度F、及びフック10の吊下長さLから、フック10の位置を認識する。そして、制御装置20は、フック10の位置にフック10を示す図形Pを表示する。なお、本クレーン1においては、フック10の位置を原点としているため、フック10を示す図形Pは原点に表示される。
以上のように、本クレーン1は、制御装置20が、フック10の位置を認識し、フック10を示す図形Pを表示装置26に表示する。かかるクレーン1によれば、フック10と地物(地面G・障害物H・障害物I)の高さ方向の位置関係を視覚的に把握できる。
更に、表示工程K103において、制御装置20は、荷物Wを示す図形Qを表示装置26に表示するとしてもよい(図7参照)。具体的に説明すると、制御装置20は、ブーム7の旋回角度、伸縮長さE、起伏角度F、及びフック10の吊下長さLを認識する。次に、制御装置20は、ブーム7の旋回角度、伸縮長さE、起伏角度F、及びフック10の吊下長さLから、フック10の位置を認識する。そして、制御装置20は、フック10の位置に対して所定の位置及び所定の大きさで荷物Wを示す図形Qを表示する。但し、レーダー29で荷物Wの位置を検出して、検出した位置に荷物Wを示す図形Qを表示してもよい。
以上のように、本クレーン1は、フック10が荷物Wを吊り下げている場合、制御装置20が、荷物Wの位置を認識し、荷物Wを示す図形Qを表示装置26に表示する。かかるクレーン1によれば、荷物Wと地物の高さ方向の位置関係を視覚的に把握できる。
更に、表示工程K103において、入力操作具25への入力により荷物Wを示す図形Qの大きさを変更できるようにしてもよい(図8参照)。具体的に説明すると、制御装置20は、入力操作具25の操作量を認識する。そして、制御装置20は、入力操作具25の操作量に基づいて、高さ方向の閾値のガイド線L1を移動させる。同じく、制御装置20は、入力操作具25の操作量に基づいて、水平方向の閾値のガイド線L2を移動させる。ガイド線L1及びガイド線L2は、荷物Wを示す図形の境界であるため、図形の大きさが変更される。例えば、図8の(b)は、(a)における荷物Wを示す図形Qの大きさを拡大した図形を示している。なお、制御装置20は、ガイド線L2をブーム7の先端部分からカメラ28が撮影した画像に表示させてもよい(図4参照)。
以上のように、本クレーン1は、入力操作具25を具備している。そして、オペレーターが入力操作具25を操作すると、制御装置20が、荷物Wを示す図形Qの大きさを変更して表示装置26に表示する。かかるクレーン1によれば、オペレーターが荷物Wと地物(地面G・障害物H・障害物I)が衝突しない安全距離を調節することができる。
更に、フック10を示す図形P又は荷物Wを示す図形Qが地物の外形線に近接又は接触すると、制御装置20が、警報を出力する又は作業装置12の稼動を停止させるようにしてもよい(図9参照)。具体的に説明すると、荷物Wが移動方向に移動していくと、荷物Wを示す図形Qは、地物の外形線に接触する。このとき、制御装置20は、警報を出力する又は作業装置12の稼動を停止させる。警報は、接触している箇所の色を変えたり、接触している箇所を点滅させたりして表示装置26に表示させる。なお、近接する場合と接触する場合で警報を変えることにより、警報の程度を分けて表示できるようにしてもよい。
加えて、障害物自体が移動する場合は、警報を出力する又は作業装置12の稼動を停止させるタイミングを変更してもよい。例えば、荷物Wが移動するとともに障害物自体が移動して荷物Wに近づく場合は、より早く警報を出力する。
以上のように、本クレーン1は、フック10を示す図形P又は荷物Wを示す図形Qが地物(地面G・障害物H・障害物I)の外形線に近接又は接触すると、制御装置20が、警報を出力する又は作業装置12の稼動を停止させる。かかるクレーン1によれば、フック10或いは荷物Wが地物(G・H・I)に衝突するのを防ぐことができる。
ところで、本クレーン1における情報表示方法に着眼すると、作業装置12の移動方向を認識する工程(移動方向認識工程K101)と、作業装置12の移動方向に存在する地物(地面G・障害物H・障害物I)の表面形状を認識する工程(表面形状認識工程K102)と、作業装置12の移動方向に沿う地物(G・H・I)の縦断面を表示装置26に表示する工程(表示工程K103)と、を有している。かかるクレーン1によれば、オペレーターが作業装置12の移動方向に沿う地物(G・H・I)の高さを視覚的に把握できる。
最後に、本願では、クレーン1を用いて説明した。しかし、高所作業車等であっても適用可能である。高所作業車の場合、フック10の代わりにバケットが表示される。
1 クレーン
2 車両
3 クレーン装置
7 ブーム
8 ワイヤロープ
10 フック
12 作業装置
20 制御装置
25 入力操作具(操作具)
26 表示装置
29 レーダー(センサ)
G 地面(地物)
H 障害物(地物)
I 障害物(地物)
P フックを示す図形
Q 荷物を示す図形
W 荷物

Claims (6)

  1. 作業装置を備えた作業車両において、
    地物を走査するセンサと、
    図形を表示する表示装置と、
    前記センサと前記表示装置に接続されて情報の処理を行う制御装置と、を具備し、
    前記制御装置が、前記作業装置の移動方向に存在する地物の表面形状を認識し、前記作業装置の移動方向に沿う前記地物の縦断面を前記表示装置に表示する、ことを特徴とする作業車両。
  2. ブームと、
    前記ブームから垂下するワイヤロープと、
    前記ワイヤロープの繰り入れ及び繰り出しによって昇降するフックと、で前記作業装置が構成され、
    前記制御装置が、前記フックの移動方向に存在する地物の表面形状を認識し、前記フックの移動方向に沿う前記地物の縦断面を前記表示装置に表示する、ことを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記制御装置が、前記フックの位置を認識し、前記フックを示す図形を前記表示装置に表示する、ことを特徴とする請求項2に記載の作業車両。
  4. 前記フックが荷物を吊り下げている場合、
    前記制御装置が、前記荷物の位置を認識し、前記荷物を示す図形を前記表示装置に表示する、ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の作業車両。
  5. 操作具を具備し、
    オペレーターが前記操作具を操作すると、
    前記制御装置が、前記荷物を示す図形の大きさを変更して前記表示装置に表示する、ことを特徴とする請求項4に記載の作業車両。
  6. 作業装置と、
    地物を走査するセンサと、
    図形を表示する表示装置と、
    前記センサと前記表示装置に接続されて情報の処理を行う制御装置と、を具備した作業車両における情報表示方法であって、
    前記作業装置の移動方向を認識する工程と、
    前記作業装置の移動方向に存在する地物の表面形状を認識する工程と、
    前記作業装置の移動方向に沿う前記地物の縦断面を前記表示装置に表示する工程と、を有している、ことを特徴とする情報表示方法。
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