JP2019156413A - 容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】PTPシートから取り出された被収容物を比較的容易に外部に取り出すことができる容器を提供する。【解決手段】被収容物が収容されたPTPシートが配置されるシート配置部と、シート配置部10に配置された前記PTPシートから取り出された被収容物を受けて収容する収容部11と、を備え、収容部は、被収容物を外部に取り出すための取り出し開口12が形成されており、収容部に収容された前記被収容物を前記取り出し開口に誘導する誘導部13を有し、誘導部は、外面の一の面が水平となるように配したときに、収容部に収容された被収容物を前記取り出し開口に向けて移動させるように傾斜されている斜面131を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、被収容物が収容されたPTPシートが配置されるシート配置部と、該シート配置部に配置された前記PTPシートから取り出された前記被収容物を受けて収容する収容部と、前記収容部に収容された前記被収容物を外部に取り出すための取り出し開口とを備える容器に関する。
被収容物が収容されたPTPシートが配置されるシート配置部と、該シート配置部に配置された前記PTPシートから取り出された前記被収容物を受けて収容する収容部と、前記収容部に収容された前記被収容物を外部に取り出すための取り出し開口とを備える容器が知られている(例えば、特許文献1)。該容器は、前記被収容物の取り出し時における衛生面及び紛失防止のためなどに使用されたり、前記被収容物が医薬品である場合には、服薬管理のためなどに使用される。
特許文献1に開示された容器(収納ケース)は、略直方体形状に形成されていて、その内部に、前記PTPシートが配置されるシート配置部と、前記シート配置部に配置された前記PTPシートから取り出された前記被収容物を受けて収容する受部とを備えている。前記受部は、前記被収容物を前記収納ケースの外部に取り出すための開口を備えている。
特開2004−188186号公報
ところで、特許文献1に記載の収納ケースにおいて、前記受部に受けられて収容された前記被収容物を前記収納ケースの外部に取り出すためには、前記受部で前記被収容物を受けて収容した後、前記被収容物が前記開口に向かうように、前記収納ケースを傾ける必要がある。
しかしながら、前記シート配置部にPTPシートが配され、外部から前記収納ケース内を視認できない状態では、前記収納ケース内における前記開口の位置を確認できないことから、前記開口に向けて前記被収容物を移動させるために前記収納ケースを傾ける角度を一度で決めることは必ずしも容易ではない。そのため、前記被収容物を前記開口まで移動させるために、前記収納ケースを傾ける角度の調節を複数回行うことがあり、前記収納ケースの外部に前記被収容物を取り出すことに煩わしさを伴うことがある。
このような問題点に鑑み、本発明は、PTPシートから取り出された被収容物を比較的容易に外部に取り出すことができる容器を提供することを課題とする。
被収容物が収容されたPTPシートが配置されるシート配置部と、
該シート配置部に配置された前記PTPシートから取り出された前記被収容物を受けて収容する収容部と、を備え、
前記収容部は、
前記被収容物を外部に取り出すための取り出し開口が形成されており、
前記収容部に収容された前記被収容物を前記取り出し開口に誘導する誘導部を有し、
前記誘導部は、外面の一の面が水平となるように配したときに、前記収容部に収容された前記被収容物を前記取り出し開口に向けて移動させるように傾斜されている斜面を有する。
斯かる構成によれば、前記収容部が、前記収容部に収容された前記被収容物を前記取り出し開口に誘導する誘導部を有し、前記誘導部が、外面の一の面が水平となるように配したときに、前記収容部に収容された前記被収容物を前記取り出し開口に向けて移動させるように傾斜されている斜面を有しているので、外面の一の面が水平となるように配することにより、前記斜面によって前記被収容物を移動させることができる。その結果、前記被収容物を前記取り出し開口に向けて比較的容易に移動させることができる。
これにより、前記PTPシートから前記収容部に受けられて収容された被収容物を比較的容易に外部に取り出すことができる。
また、上記容器においては、
前記収容部は、前記誘導部または前記取り出し開口の内周縁部に、前記収容部に収容された前記被収容物が前記取り出し開口を通過して外部に取り出されることを検出するセンサを有していてもよい。
斯かる構成によれば、前記収容部が、前記誘導部または前記取り出し開口の内周縁部に、前記収容部に収容された前記被収容物が前記取り出し開口を通過して外部に取り出されることを検出するセンサを有しているので、前記被収容物が前記取り出し開口を通過して外部に取り出されることを確実に検出することができる。
以上のように、本発明によれば、PTPシートから取り出された被収容物を比較的容易に外部に取り出すことができる容器が提供される。
本発明の一実施形態に係る容器の構成を示す斜視図。 本発明の一実施形態に係る容器の取り出し開口周辺を拡大して示した斜視図。 PTPシートの構成を示す平面図。 本発明の一実施形態に係る容器にPTPシートが取り付けられた状態を示す斜視図。 PTPシートが取り付けられた本発明の一実施形態に係る容器について蓋体を閉めた状態を示す斜視図。 被収容物がPTPシートから取り出される状態を示すVI−VI線断面図。 本発明の他の実施形態に係る容器の構成を示す斜視図。 本発明のさらに他の実施形態に係る容器の構成を示す斜視図。
以下、本発明の一実施形態に係る容器について、図面を参照しながら説明する。
本発明の一実施形態に係る容器1は、図1に示したように、被収容物が収容されたPTPシートが配置されるシート配置部10と、シート配置部10に配置された前記PTPシートから取り出された前記被収容物を受けて収容する収容部11と、シート配置部10側に開閉可能に取り付けられた蓋体20とを備えている。本実施形態では、収容部11は中空の略直方体状に形成されている。すなわち、収容部11は、内部に中空空間110を有する略直方体形状に形成されている。また、蓋体20は略長方形状の平板に形成されている。
本実施形態では、前記被収容物として、PTPシートに収容されている、医薬品またはサプリメントなどの錠剤またはカプセルなどが挙げられる。なお、以下では、前記被収容物が医薬品である場合を例に説明する。
また、以下では、収容部11における蓋体20が取り付けられた側を上方側とし、これと逆側を下方側とし、収容部11の長手方向の一端側(本実施形態では紙面手前側)を前方側とし、長手方向の他端側(本実施形態では紙面奥側)を後方側とし、収容部11の短手方向の一端側(紙面手前側)を右方側とし、短手方向の他端側(紙面奥側)を左方側として説明する。
本実施形態では、収容部11の右方側の面に、前記被収容物を外部に取り出すための取り出し開口12が形成されている。詳しくは、取り出し開口12は、収容部11の右方側の面の前方側(後述する記録部30側)に形成されている。収容部11において、中空空間110は、取り出し開口12につながっている。収容部11における後方側の両コーナー部(コーナー部111、112)の内周面部111a、112aは、所定の曲率半径を有する円弧状に形成されている。シート配置部10は、収容部11の上方側を覆うように、略長方形状の平板に形成されている。シート配置部10には、シート配置部10に配置された前記PTPシートから取り出された前記被収容物を収容部11に向けて通過させる通過開口101が形成されている。
収容部11は、その内部に、収容部11に収容された前記被収容物を取り出し開口12に誘導する誘導部13を備えている。誘導部13は、容器1の外面の一の面(本実施形態では、後述する記録部30の前方側の面。以下、取り出し基準面ともいう。)を下方に向けつつ、かつ該一の面が水平となるように配したときに、収容部11に収容された前記被収容物を取り出し開口12に向けて移動させるように傾斜されている斜面131を有している。斜面131は、取り出し開口12の前方側につながっている。本実施形態では、斜面131は、取り出し開口12の前方側に段差なくつながっている。斜面131が取り出し開口12の前方側に段差なくつながっていると、取り出し基準面が水平となるように容器1を配したときに、収容部11に収容された前記被収容物を取り出し開口12までよりスムーズに移動させることができるので、該被収容物を取り出し開口12からより容易に外部に取り出すことができる。斜面131は、前記被収容物が取り出し開口12に誘導されるように、一方向のみから傾斜している。斜面131がこのように傾斜していると、1回の服用時に前記被収容物を複数取り出す必要があったとしても、取り出し基準面が水平となるように容器1を配したときに、複数の前記被収容物を取り出し開口12に向けて1つずつ順に移動させることができる。そのため、複数の前記被収容物が同時に取り出し開口12に達することにより、複数の前記被収容物によって取り出し開口12が詰まることを抑制することができる。本実施形態では、斜面131は、所定の曲率半径を有する円弧部分を含む弧状に形成されている。このように、斜面131が所定の曲率半径を有する円弧部分を含んでいると、前記PTPシートから取り出された前記被収容物が斜面131に接触するときに、前記被収容物が斜面131から受ける力を比較的小さくすることができるので、斜面131から受ける力によって前記被収容物が破損することを抑制することができる。本実施形態では、斜面131の円弧部分の曲率半径は、コーナー部111の内周面部111aの曲率半径及びコーナー部112の内周面部112aの曲率半径よりも大きくなっている。斜面131の円弧部分の曲率半径をこのようにすると、取り出し基準面が水平となるように容器1を配したときに、収容部11に取り出され収容された前記被収容物をより容易に外部に取り出すことができる。
図2に示したように、収容部11は、誘導部13または取り出し開口12の内周縁部121に、収容部11に収容された前記被収容物が取り出し開口12を通過して外部に取り出されることを検出するセンサ113を有している。センサ113としては、取り出し開口12から前記被収容物が取り出されたことを、非接触状態にて検出することができる光電センサを用いることができる。該光電センサとしては、レーザセンサなどを用いることができる。本実施形態では、透過検出型のレーザセンサが使用されている。レーザセンサは、レーザ光を投光する投光部113aと、投光部113aから投光されたレーザ光を受光する受光部113bとを備えていて、投光部113a及び受光部113bは、取り出し開口12の内周縁部121における互いに向かい合う位置に配されている。本実施形態では、投光部113a及び受光部113bは、内周縁部121における取り出し基準面に直交する方向の互いに向かい合う位置に配されている。詳しくは、投光部113aが、斜面131とつながっていない側の内周縁部121に配され、受光部113bが、斜面131とつながっている側の内周縁部121に配されている。センサ113をこのように配置することにより、取り出し基準面が水平となるように容器1を配して、前記被収容物を外部に取り出すときに、投光部113a及び受光部113bと前記被収容物とがより十分に重なるようにすることができる。これにより、前記被収容物が取り出し開口12から外部に取り出されたことをより確実に検出することができる。透過検出型のレーザセンサにおいては、収容部11に受けられて収容された被収容物が、取り出し開口12を通過して外部に取り出されるときに、被収容物によって投光部113aから受光部113bへ投光されるレーザ光の一部が遮られ、受光部113bで受光されるレーザ光の量が減少する。このレーザ光の量の減少を検出することにより、収容部11に受けられた被収容物が、取り出し開口12を通過して外部に取り出されたことが検出される。
また、上述のように、斜面131が、前記被収容物が取り出し開口12に誘導されるように、一方向のみから傾斜していると、1回の服用時に前記被収容物を複数取り出す必要があったとしても、取り出し基準面が水平となるように容器1を配したときに、複数の前記被収容物を取り出し開口12に向けて1つずつ順に移動させることができることから、センサ113によって、取り出し開口12を通過して外部に取り出される前記被収容物を1個ずつ確実に検出することができる。これにより、前記被収容物が決められた個数だけ容器1の外部に取り出されたことを確実に検出することができる。
蓋体20には、PTPシートにおける被収容物を収容させる第1収容開口21が形成されている。第1収容開口21は、蓋体20を閉じた状態で、通過開口101と重なる位置に形成されている。本実施形態では、蓋体20は、蓋体20が閉じられた状態において、蓋体20の下方側の全域がシート配置部10の上方側の全域と重なるように形成されている。
容器1は、収容部11の前方側に、センサ113によって検出された検出結果を記録する記録部30を有している。本実施形態では、記録部30の前方側の面が取り出し基準面となっている。前述のように、本実施形態では、取り出し開口12が収容部11の右方側の面に形成されている、すなわち、取り出し基準面と直交する面に取り出し開口12が形成されていることから、取り出し基準面が水平となるように容器1を配したときに、前記被収容物を取り出し開口12から外部に比較的容易に取り出すことができる。記録部30は、収容部11よりも背高の中空直方体形状に形成されている。記録部30を収容部11よりも背高に形成することにより、取り出し基準面の面積を大きくすることができることから、取り出し基準面が水平となるように容器1を配したときに、容器1をより安定した状態で直立させて、収容部11に受けられて収容された前記被収容物を取り出し開口12から外部に取り出すことができる。本実施形態では、記録部30は、蓋体20の厚さ分だけ収容部11よりも背高に形成されている。そのため、蓋体20が閉じられた状態では、蓋体20の上方側の面と、記録部30の上方側の面とは面一となる。また、記録部30は、左右方向の幅が収容部11の左右方向(短手方向)の幅と略同一となるように形成されている。記録部30は、収容部11の重さよりも重くなるように構成されている。記録部30をこのように構成すると、取り出し基準面が水平となるように容器1を配したときに、容器1をより安定させた状態で直立させて、収容部11に受けられて収容された前記被収容物を取り出し開口12から外部に取り出すことができる。本実施形態では、記録部30内には、投光部113aを駆動させるための電源と、受光部113bで受光されたレーザ光の量によって、前記被収容物が取り出し開口12から取り出されたことを判断する判断部と、該判断部によって判断された前記被収容物の取り出し情報を保管する取り出し情報保管部と、該取り出し情報保管部に保管された前記被収容物の取り出し情報を、取り出し情報に関するアプリケーションをインストールした、前記被収容物の服用者の外部端末(スマートフォンなど)に送信するための送信部とが収容されている。
図3に示したように、PTPシート40は、被収容物411を収容するシート材41と、該シート材41の一方面側に取り付けられる蓋材42とを備えている。シート材41は、平板状に形成された本体部412と、本体部412の板面から外方に膨出するように形成された、被収容物411を収容するポケット413とを備えている。蓋材42は、本体部412の寸法と略同一の寸法を有するように形成されている。被収容物411をポケット413に収容した状態で、ポケット413が形成されていない面側から、蓋材42を本体部412に取り付けることにより、PTPシート40とすることができる。シート材41は、熱可塑性樹脂などを成形加工することにより得ることができる。蓋材42は、表面が樹脂コートされたアルミ箔などを所定形状に裁断することにより得ることができる。アルミ箔などの表面を樹脂コートすることにより、被収容物411をポケット413から取り出すときに、蓋材42が収容部11内に落下することを抑制することができる。シート材41において、ポケット413は、ポケット413に収容される被収容物411の寸法よりもやや大きい寸法となるように形成されている。ポケット413の外周の大きさは、第1収容開口21の外周の大きさと略同一となるように形成されている。本実施形態では、被収容物411として円盤形の錠剤が用いられているため、ポケット413の外周は円形となっている。そのため、蓋体20に形成されている第1収容開口21は、ポケット413の外周と同様に円形をなすように形成されている。
次に、本実施形態に係る容器1の使用例について説明する。
本実施形態に係る容器1の使用に際しては、まず、ポケット413の位置が、蓋体20に形成されている第1収容開口21の位置と合うように、シート配置部10の上方側にPTPシート40を配置する(図4参照)。
次に、第1収容開口21がポケット413を収容するように、蓋体20を閉じる(図5参照)。上記のように、ポケット413の外周の大きさと、第1収容開口21の外周の大きさとは略同一とされているので、蓋体20を閉じた状態においては、第1収容開口21の内周縁部がポケット413を保持することとなる。
次に、第1収容開口21の内周縁部がポケット413を保持した状態で、ポケット413の上方側からポケット413内の被収容物411を指などで押圧することにより蓋材42を破って、ポケット413内に収容されている被収容物411を収容部11内に取り出す(図6参照)。
次に、容器1を取り出し基準面に水平となるように配する。容器1をこのように配することにより、収容部11内に受けられて収容された被収容物411に重力を作用させて、被収容物411を誘導部13の斜面131まで移動させる。続いて、斜面131に移動された被収容物411を取り出し開口12に向かって移動させて、被収容物411を取り出し開口12から外部に取り出す。
取り出し開口12からの被収容物411の取り出しは、レーザセンサの受光部113bが受光したレーザ光の量に基づいて、判断部により判断される。該判断部によって判断された被収容物411の取り出し情報は、取り出し情報保管部に保管された後、送信部によって、前記取り出しに情報に関するアプリケーションをインストールした、被収容物411の服用者の外部端末(スマートフォンなど)に送信される。前記服用者の外部端末に送信された被収容物411の取り出し情報は、前記服用者の外部端末のアプリケーションに登録された登録者(家族や介護者など)に送信することができる。また、前記服用者の外部端末に送信された被収容物411の取り出し情報は、前記服用者が調剤薬局に訪れた際に、該調剤薬局に備えられたタブレット端末などの外部端末によって読み出され、服薬指導の情報として、薬剤師によって活用されることができる。
また、上述のように、本実施形態に係る容器1では、斜面が一方向のみから傾斜しているので、1回の服用時に被収容物411を複数取り出す必要があったとしても、取り出し基準面が水平となるように容器1を配したときに、複数の被収容物411を取り出し開口12に向けて1つずつ順に移動させることができることができる。そのため、センサ113によって、取り出し開口12から外部に取り出される被収容物411を1個ずつ確実に検出することができる。これにより、前記登録者や薬剤師は、前記服用者が複数の被収容物411を服用したことを確実に確認することができる。
上述の実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内およびそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
上記実施形態では、誘導部13にて、斜面131を所定の曲率半径を有する円弧を含む弧状に形成する例、すなわち、スムーズな取り出しをより容易にする上において、斜面131を取り出し開口12に向けて先下がりとし、しかも、斜面131を取り出し開口12に近付くにしたがって傾斜が緩やかとなる弧状に形成する例について説明したが、斜面131の形状はこれに限られるものではない。斜面131は、全体が所定の曲率半径を有する円弧として形成されていてもよい。あるいは、斜面131は、所定の曲率半径を有する円弧部分を含まないように形成されていてもよい。例えば、斜面131は、取り出し開口12の前方側に向かって一直線に延びる面として形成されていてもよい。あるいは、斜面131は、取り出し開口12の前方側から収容部11の左方側に向かって、取り出し基準面と平行方向に対して所定の角度で一直線に延びる第1面部と、取り出し基準面と平行方向に対して該第1面部よりも急峻な角度で収容部11の左方側に一直線にさらに延びる第2面部とを備えていてもよい。
上記実施形態では、被収容物411を円盤状の錠剤とし、蓋体20に形成されている第1収容開口21の形状をポケット413と略同じ大きさを有する円形とする例について説明したが、被収容物411の形状、及び蓋体20に形成されている第1収容開口21の形状はこれに限られるものではない。図7に示したように、蓋体20に形成されている第1収容開口21は、長孔状に形成されていてもよい。このようにすれば、PTPシート40のポケット413に収容されている被収容物411が、断面楕円形状のカプセルであったとしても、本発明の容器1に取り付けて使用することができる。また、被収容物411の形状が円盤状の錠剤であったとしても、図7に示したように、被収容物411を長孔状の第1収容開口21に収容できることから、該錠剤をポケット413に収容しているPTPシート40を、本発明の容器1に取り付けて使用することができる。
上記実施形態では、蓋体20に第1収容開口21のみが形成されている例について説明したが、蓋体20を構成する例はこれに限られるものではない。図8に示したように、蓋体20は、PTPシート40のポケット413に収容されている円盤状の被収容物411の大きさに応じて、長孔状の第1収容開口21の大きさを調節できるように構成されていてもよい。長孔状の第1収容開口21の大きさを調節するために、蓋体20は、蓋体20内にスライド可能に配され、かつスライドさせることにより第1収容開口21の一部を閉塞させるスライド部材22を備えていてもよい。スライド部材22は、略長方形状の平板の基体部221と、基体部221の長手方向の一端部側の部位から外方に突出されている摘み部222と、蓋体20の第1収容開口21と略同一形状を有し、かつ基体部221における第1収容開口21と対応する位置に形成されている第2収容開口223と有していてもよい。基体部221は、長手方向の長さが蓋体20の長手方向の長さと略同一となり、短手方向の長さが蓋体20の短手方向の長さよりも短くなっていてもよい。スライド部材22は、第2収容開口223のそれぞれが第1収容開口21のそれぞれと重なり、かつ摘み部222が蓋体20の長手方向の一端部側(本実施形態では、蓋体20の後方側)の部位から突出するように、蓋体20内に配される。前述のように、基体部221の短手方向の長さは、蓋体20の短手方向の長さよりも短くなっているので、スライド部材22を短手方向にスライドさせることができる。スライド部材22を短手方向にスライドさせるにつれて、図8に示したように、スライド方向において、第1収容開口21の一部と基体部221の一部とが重ねるようになるので、その重なり部分によって第1収容開口21の大きさが調節されることとなる。そのため、長孔状の第1収容開口21よりも小さい外周を有する円盤状の被収容物411を収容しているPTPシート40を本発明の容器1に取り付けた場合であったとしても、スライド部材22で第1収容開口21の大きさを調節することにより、第1収容開口21内に被収容物411を保持した状態で、被収容物411を収容部11内に取り出して収容した後、収容部11内の被収容物411を取り出し開口12から外部に取り出すことができる。そのため、PTPシート40のポケット413から収容部11内に被収容物411を取り出すときに、シート材41の板面に垂直な方向から被収容物411を指などで押圧し易くなるので、被収容物411を押圧する力の逃げを抑制することができる。これにより、より少ない力でPTPシート40のポケット413から収容部11内に被収容物411を取り出すことができる。
1 容器、
10 シート配置部、11 収容部、12 取り出し開口、13 誘導部、
101 通過開口、110 中空空間、111 コーナー部、111a 内周面部、112 コーナー部、112a 内周面部、113 センサ、113a 投光部、113b 受光部、121 内周縁部、131 斜面、
20 蓋体、21 第1収容開口、22 スライド部材、
221 基体部、222 摘み部、223 第2収容開口、
30 記録部、
40 PTPシート、41 シート材、42 蓋材、
411 被収容物、412 本体部、413 ポケット。

Claims (2)

  1. 被収容物が収容されたPTPシートが配置されるシート配置部と、
    該シート配置部に配置された前記PTPシートから取り出された前記被収容物を受けて収容する収容部と、を備え、
    前記収容部は、
    前記被収容物を外部に取り出すための取り出し開口が形成されており、
    前記収容部に収容された前記被収容物を前記取り出し開口に誘導する誘導部を有し、
    前記誘導部は、外面の一の面が水平となるように配したときに、前記収容部に収容された前記被収容物を前記取り出し開口に向けて移動させるように傾斜されている斜面を有する、
    容器。
  2. 前記収容部は、前記誘導部または前記取り出し開口の内周縁部に、前記収容部に収容された前記被収容物が前記取り出し開口を通過して外部に取り出されることを検出するセンサを有する、
    請求項1に記載の容器。
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