JP2019156305A - 組付方法および組付装置 - Google Patents

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【課題】成形天井を搬送する際に、成形天井が撓んだり折れたりすることを防止できる組付方法を提供する。【解決手段】4つの支持部524によって4つの支持点で成形天井40を支持する。このとき、成形天井40の重心Gが支持部材520の支持点同士を直線状で結んだ領域の内部となるように、成形天井40を支持する。さらに、4つの支持点から成形天井40の重心Gまでの距離が互いに等しくなるように、成形天井40を支持することが好ましい。このように成形天井40を支持することによって、成形天井40をバランスよく支持することができる。【選択図】図14

Description

本発明は、成形天井の組付方法および組付装置に関する。
従来から、自動車を組み立てる際に、ボディにウィンドウを取り付ける前の開口部を介して、成形天井をキャビン内へと搬送し、成形天井をルーフパネルに取り付けることが行われている。
これに関連して、下記の特許文献1には、把持フレームの2対のクランプにより成形天井の左右側両縁部を把持して、成形天井を組み付ける組付方法が開示されている。
特開2003−266180号公報
しかしながら、特許文献1に記載の組付方法では、成形天井を把持して搬送する際に、成形天井の自重や搬送時の風圧等によって、成形天井が撓んだり折れたりして、位置ずれや品質不具合が生じる虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、成形天井を搬送する際に、成形天井が撓んだり折れたりすることを防止できる組付方法および組付装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る組付方法は、自動車の成形天井をボディのルーフパネルに組み付ける組付方法である。また、前記成形天井を少なくとも3点の支持点で支持する際に、前記成形天井の重心が前記支持点同士を直線状で結んだ領域の内部となるように、前記成形天井を支持した状態で、キャビンの内部に搬入する。
また、上記目的を達成する本発明に係る組付装置は、自動車の成形天井をボディのルーフパネルに組み付ける組付装置である。組付装置は、前記成形天井を支持する少なくとも3つの支持部を備え、前記成形天井の重心が前記支持点同士を直線状で結んだ領域の内部となるように前記成形天井を支持する支持部材を有する。また組付装置は、前記支持部が前記成形天井を支持した状態で、前記成形天井を前記キャビンの内部に搬入する搬入部を有する。
本発明の組付方法および組付装置によれば、成形天井を搬送する際に、成形天井が撓んだり折れたりすることを防止できる。
自動車の車体の概略構成を示す斜視図である。 自動車の車体の一部を示す分解斜視図である。 自動車の車体の概略構成を示す上面図である。 図3で示す構成から、ルーフパネルおよび成形天井を省略したときの構成を示す上面図である。 ルーフフロントレールを示す上面図である。 フロントウィンドウ近傍の構成を示す斜視図である。 図6の7−7線に沿う断面図である。 図6の8−8線に沿う断面図である。 成形天井を示す上面図である。 本実施形態に係る成形天井の組付方法を示すフローチャートである。 本実施形態に係る成形天井の組付装置を説明するための図である。 成形天井を支持する支持部材を示す斜視図である。 支持部材によって、成形天井を所望の位置に搬入したときのリア側から視た斜視図である。 支持部材によって、成形天井を所望の位置に搬入したときの下面図であって、4つの支持部が支持する位置を説明するための図である。 支持部材のクランプ部が成形天井の下端を支持する様子を示す図である。 第2ハンドロボットの構成を説明するための斜視図である。 搬入ステップを示す斜視図である。 搬入ステップを示す斜視図であって、図17Aに続く図である。 搬入ステップを示す斜視図であって、図17Bに続く図である。 搬入ステップを示す斜視図であって、図17Cに続く図である。 組付ステップを示す斜視図であって、図17Dに続く図である。 サンバイザーホルダーをルーフフロントレールの第1貫通孔に固定する前の様子を示す図である。 サンバイザーホルダーをルーフフロントレールの第1貫通孔に固定した後の様子を示す図である。 サンバイザーホルダーが確実に固定されているかを確認する工程を示す図である。 オートスイッチ機構がオンの状態を示す図である。 オートスイッチ機構がオフの状態を示す図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明に係る実施形態について説明する。図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図面における部材の大きさや比率は、説明の都合上誇張され実際の大きさや比率とは異なる場合がある。
以下、図1〜図9を参照して、自動車の車体1の構成について説明する。図1は、自動車の車体1の概略構成を示す斜視図である。図2は、自動車の車体1の一部を示す分解斜視図である。図3は、自動車の車体1の概略構成を示す上面図である。図4は、図3で示す構成から、ルーフパネル20および成形天井40を省略したときの構成を示す上面図である。図5は、ルーフフロントレール14を示す上面図である。図6は、フロントウィンドウ30近傍の構成を示す斜視図である。図7は、図6の7−7線に沿う断面図である。図8は、図6の8−8線に沿う断面図である。図9は、成形天井40を示す上面図である。
<自動車の車体1>
自動車の車体1は、図1〜図3に示すように、ボディ50と、フロントウィンドウ30と、成形天井(自動車部品に相当)40と、を有する。ボディ50は、本体部10と、ルーフパネル20と、を有する。
まず、図2を参照して、ボディ50、フロントウィンドウ30、および成形天井40の位置関係について説明する。フロントウィンドウ30は、図2に示すように、フロントウィンドウ30に取り付けられるクリップ31によって、ボディ50のルーフパネル20に固定される(図2の矢印V1参照)。また、成形天井40は、図2に示すように、サンバイザーホルダー80によって、サンバイザー(不図示)とともに、ボディ50の本体部10に固定される(図2の矢印V2参照)。以下、本体部10、ルーフパネル20、フロントウィンドウ30、成形天井40の順に説明する。
本体部10は、自動車の骨組みを構成する。本体部10は、図1〜図4に示すように、フロントピラー11と、センタピラー12と、ルーフサイドレール13と、ルーフフロントレール14と、ルーフボウ15と、ルーフリヤレール16と、を有する。
フロントピラー11は、自動車の前後方向の前方に設けられ、フロントウィンドウ30の車幅方向(ドライバーから視て左右方向)の両側に一対設けられる。センタピラー12は、自動車の前後方向の中央近傍に設けられ、上下方向に延在して構成する。センタピラー12は、車幅方向の両側に一対設けられる。ルーフサイドレール13は、自動車の前後方向に延在して固定する。ルーフサイドレール13は、ルーフパネル20の車幅方向の両側に一対設けられる。
ルーフフロントレール14は、図4に示すように、一対のルーフサイドレール13を連結するように車幅方向に延在して設けられる。ルーフフロントレール14は、自動車の前方に設けられる。ルーフフロントレール14は、図2、図4、図5に示すように、サンバイザーホルダー80が挿入される第1貫通孔141を有する。サンバイザーホルダー80は、サンバイザーとともに成形天井40をルーフフロントレール14に組み付ける。第1貫通孔141は、図5に示すように、鍵穴形状を備えている。このため、後述するように、サンバイザーホルダー80を第1貫通孔141に挿入した状態で回転することによって、サンバイザーホルダー80は第1貫通孔141に係合する。これによって、サンバイザーホルダー80は、ルーフフロントレール14に固定される。また、第1貫通孔141は、車幅方向に沿って2つ設けられる。
ルーフボウ15は、ルーフフロントレール14と同様に、一対のルーフサイドレール13を連結するように車幅方向に延在して設けられる。ルーフボウ15は、ルーフフロントレール14に対して、車両後方側に設けられる。
ルーフリヤレール16は、ルーフフロントレール14およびルーフボウ15と同様に、一対のルーフサイドレール13を連結するように車幅方向に延在して設けられる。ルーフリヤレール16は、ルーフボウ15に対して、車両後方側に設けられる。ルーフリヤレール16は、図4に示すように、キャップ(不図示)が挿入される第2貫通孔161を有する。キャップは、成形天井40をルーフリヤレール16に組み付ける。
ルーフパネル20は、図1、図3に示すように、ルーフサイドレール13、ルーフフロントレール14、ルーフボウ15、およびルーフリヤレール16の上方に配置される。ルーフパネル20は、ルーフサイドレール13、ルーフフロントレール14、ルーフボウ15、およびルーフリヤレール16に対して固定される。また、ルーフパネル20は、図6に示すように、フロントウィンドウ30の車両後方側に設けられる。
ルーフパネル20は、図7、図8に示すように、車室側(図7の下側)に位置するインナパネル21と、車外側(図7の上側)に位置するアウタパネル22と、を有する。インナパネル21およびアウタパネル22は、車両前方の端部20Aにおいて互いに接合されている。また、ルーフパネル20には、成形天井40の端部を覆う樹脂製のピラーガーニッシュ(不図示)が取り付けられている。
ルーフパネル20は、図8に示すように、フロントウィンドウ30のクリップ31が係合する第3貫通孔23を有する。
フロントウィンドウ30は、図1に示すように、一対のフロントピラー11の間に配置される。フロントウィンドウ30には、図7、図8に示すように、クリップ31および黒色プリント部32が取り付けられている。
クリップ31は、フロントウィンドウ30に対して固定されている。クリップ31のフロントウィンドウ30に対する固定方法は、特に限定されないが、例えば接着剤による接着である。
クリップ31は、フロントウィンドウ30をルーフパネル20に対して固定するために設けられる。クリップ31は、図8に示すように、黒色プリント部32に対して固定される平面部31Aと、平面部31Aに対して垂直方向に延在するとともに車両前方に屈曲する屈曲部31Bと、を有する。
クリップ31は、屈曲部31Bの屈曲点である係合点31Pを有する。係合点31Pからフロントウィンドウ30の上面30Aまでの距離がL1、かつ係合点31Pから黒色プリント部32の車両前方側の端部32aまでの距離がL2となるように、クリップ31は、フロントウィンドウ30に取り付けられている。
黒色プリント部32は、フロントウィンドウ30の全周を取り巻くように、フロントウィンドウ30の外側形状に沿って環状に設けられている。
フロントウィンドウ30およびルーフパネル20の間には、図8に示すように、キャビン内に雨水が侵入しないようにシール材90が配置されている。シール材90は、例えば、弾性を備える樹脂材料からなる。
成形天井40は、キャビン内において、ルーフフロントレール14、ルーフボウ15、およびルーフリヤレール16の下方に配置される。成形天井40は、図2に示すように、車両前方側においてサンバイザーホルダー80がルーフフロントレール14の第1貫通孔141に固定されることによって、サンバイザーとともに、ボディ50に組み付けられる。また、成形天井40は、車両後方側においてキャップがルーフリヤレール16の第2貫通孔161に固定されることによって、ボディ50に組み付けられる。
成形天井40は、図9に示すように、サンバイザーホルダー80が挿入される第4貫通孔41および第5貫通孔42を有する。また成形天井40は、キャップが挿入される第6貫通孔43および第7貫通孔44を有する。また、成形天井40は、車両の前方側(図9の左側)におけるサンバイザーが組み付けられる位置の近傍に、断面二次モーメントが大きくなるように構成された縦壁部45を有する。
次に、図10〜図21を参照して、本実施形態に係る成形天井40の組付装置500および組付方法について説明する。図10は、本実施形態に係る成形天井40の組付方法を示すフローチャートである。図11は、本実施形態に係る成形天井40の組付装置500を説明するための図である。図12は、成形天井40を支持する支持部材520を示す斜視図である。図13は、支持部材520によって、成形天井40を所望の位置に搬入したときのリア側から視た斜視図である。図14は、支持部材520によって、成形天井40を所望の位置に搬入したときの下面図であって、4つの支持部524が支持する位置を説明するための図である。図15は、支持部材520のクランプ部525が成形天井40の下端40aを支持する様子を示す図である。図16は、第2ハンドロボット530の構成を説明するための斜視図である。図17Aは、搬入ステップS01を示す斜視図である。図17Bは、搬入ステップS01を示す斜視図であって、図17Aに続く図である。図17Cは、搬入ステップS01を示す斜視図であって、図17Bに続く図である。図17Dは、搬入ステップS01を示す斜視図であって、図17Cに続く図である。図17Eは、組付ステップS02を示す斜視図であって、図17Dに続く図である。図18は、サンバイザーホルダー80をルーフフロントレール14の第1貫通孔141に固定する前の様子を示す図である。図19は、サンバイザーホルダー80をルーフフロントレール14の第1貫通孔141に固定した後の様子を示す図である。図20は、サンバイザーホルダー80が確実に固定されているかを確認する工程を示す図である。図21Aは、オートスイッチ機構536がオンの状態を示す図であって、図21Bは、オートスイッチ機構536がオフの状態を示す図である。
<成形天井40の組付装置500>
まず、図11〜図16を参照して、成形天井40の組付装置500の構成について説明する。組付装置500は、図11〜図14に示すように、第1ハンドロボット510と、第2ハンドロボット530と、第3ハンドロボット540と、制御部560と、を有する。
第1ハンドロボット510は、収容部600に収納されている成形天井40を支持しつつ、成形天井40をキャビン内の所望の位置に搬入する。第1ハンドロボット510は、図11、図12に示すように、第1ロボット本体部511(搬入部に相当)と、第1ロボット本体部511の先端部に設けられた第1ロボットハンド512と、を有する。また、第1ハンドロボット510は、第1ロボットハンド512の先端に固定された支持部材520を有する。
第1ロボット本体部511は、制御部560によって制御され、第1ロボットハンド512および支持部材520の動きを調整して、成形天井40をキャビン内に搬入する。なお、本実施形態に係る第1ロボット本体部511は、一般的な多関節型の構成であるため、詳細な説明は省略する。
支持部材520は、図13、図14に示すように、成形天井40が撓むことを防止して成形天井40を支持する。支持部材520は、図12に示すように、第1ロボットハンド512に固定された固定部521と、固定部521に対して長手方向(図12の右下方向)に沿ってスライド自在に構成された第1スライド部522と、を有する。また、支持部材520は、第1スライド部522に対して長手方向に沿ってスライド自在に構成された一対の第2スライド部523と、第2スライド部523の短手方向(図12の右上方向)の両端に設けられた支持部524と、を有する。また、支持部材520は、成形天井40をクランプ可能なクランプ部525を有する。
第1スライド部522および固定部521は、それぞれに設けられた凹部または凸部が互いに係合した状態を維持して、互いにスライド自在に構成されている。また、第2スライド部523および第1スライド部522は、それぞれに設けられた凹部または凸部が互いに係合した状態を維持して、互いにスライド自在に構成されている。
支持部524は、図12に示すように、伸縮自在に構成された蛇腹状の吸着パッド524aと、吸着パッド524aを伸縮方向に沿って付勢する付勢部524bと、を有する。このように構成された支持部524によれば、車両の前後方向および車幅方向において4つの支持部524が支持する成形天井40の高さ位置が異なっていても、4つの支持部524の高さが等しくなるように、吸着パッド524aおよび付勢部524bが収縮する。したがって、支持部材520は、成形天井40が水平となるように、成形天井40を支持することができる。よって、成形天井40を搬送中に、支持部材520から落下することを好適に防止することができる。
支持部材520は、図13、図14に示すように、4つの支持部524によって4つの支持点で成形天井40を支持する。このとき、成形天井40の重心Gが支持部材520の支持点同士を直線状で結んだ領域の内部となるように、成形天井40を支持する。さらに、4つの支持点から成形天井40の重心Gまでの距離が互いに等しくなるように、成形天井40を支持することが好ましい。このように成形天井40を支持することによって、成形天井40をバランスよく支持することができ、成形天井40を搬送中に、支持部材520から落下することを好適に防止することができる。
また、車両前方側の支持部524は、図14に示すように、成形天井40の縦壁部45に近接する位置を支持することが好ましい。このように断面二次モーメントが大きい縦壁部45に近接する位置を支持部524が支持することによって、成形天井40が撓むことを好適に防止または抑制することができる。
クランプ部525は、図15に示すように、立て掛けられている状態の成形天井40の下端40aを支持する。クランプ部525は、図12に示すように、シリンダ526と、開閉部527と、を有する。シリンダ526を図12の右下方向に移動させることによって、開閉部527は開いた状態となる。また、シリンダ526を図12の左上方向に移動させることによって、開閉部527は閉じた状態となる。シリンダ526の制御は、制御部560によって行われる。なお、クランプ部525の機構は、上述した構成に限定されず、成形天井40をクランプできる構成であれば特に限定されない。
第2ハンドロボット530は、サンバイザーホルダー80をルーフフロントレール14の第1貫通孔141に固定する。また、第2ハンドロボット530は、キャップをルーフリヤレール16の第2貫通孔161に固定する。第2ハンドロボット530は、図11、図16に示すように、第2ロボット本体部531と、第2ロボット本体部531の先端部に設けられた第2ロボットハンド532と、第2ロボットハンド532に固定された挿入ハンド533と、を有する。第2ハンドロボット530は、第1ハンドロボット510の上流側に配置されている。
第2ロボット本体部531は、制御部560によって制御され、第2ロボットハンド532および挿入ハンド533の動きを調整する。なお、本実施形態に係る第2ロボット本体部531は、一般的な多関節型の構成であるため、詳細な説明は省略する。
挿入ハンド533は、図16に示すように、サンバイザーホルダー80をルーフフロントレール14の第1貫通孔141に組み付ける。挿入ハンド533は、図16に示すように、軸方向(図16のX1方向)周りに回転する回転クランプシリンダ534と、軸方向に沿って移動可能な移動シリンダ535と、移動シリンダ535の位置を検出するオートスイッチ機構536と、を有する。
回転クランプシリンダ534は、軸方向周りに回転する。回転クランプシリンダ534の先端には、サンバイザーホルダー80の突起部81(図18〜図20参照)を把持する把持部534aが設けられている。把持部534aは、幅方向にスライド自在に構成されており、把持部534a間の隙間が小さくなるようにスライドすることによって、サンバイザーホルダー80を把持することができる。
移動シリンダ535は、回転クランプシリンダ534を軸方向に沿って移動させることができる。移動シリンダ535およびオートスイッチ機構536の詳細な構成は、後述する成形天井40の組付方法において説明する。
第3ハンドロボット540は、フロントウィンドウ30を支持しつつ、フロントウィンドウ30をルーフパネル20に組み付ける。第3ハンドロボット540は、図11に示すように、第3ロボット本体部541と、第3ロボット本体部541の先端部に設けられた第3ロボットハンド542と、を有する。第3ハンドロボット540は、第1ハンドロボット510の下流側に配置されている、なお、第3ハンドロボット540は、第1ハンドロボット510とは別の工程に配置されていてもよい。
第3ロボット本体部541は、制御部560によって制御され、第3ロボットハンド542の動きを調整する。なお、本実施形態に係る第3ロボット本体部541は、一般的な多関節型の構成であるため、詳細な説明は省略する。
制御部560は、第1ハンドロボット510、第2ハンドロボット530、および第3ハンドロボット540等の動きを制御する。制御部560は、例えばCPUである。
<成形天井の組付方法>
次に、本実施形態に係る成形天井40の組付方法について説明する。
成形天井40の組付方法は、図10に示すように、成形天井40の組付方法は、成形天井40をキャビン内の所定の位置に搬入する搬入ステップS01を有する。また、成形天井40の組付方法は、サンバイザーホルダー80およびキャップを用いて成形天井40をルーフフロントレール14およびルーフリヤレール16に組み付ける組付ステップS02を有する。また、成形天井40の組付方法は、フロントウィンドウ30をルーフパネル20に固定する固定ステップS03を有する。
搬入ステップS01では、成形天井40の第4貫通孔41がルーフフロントレール14の第1貫通孔141の下方に、かつ成形天井40の第6貫通孔43がルーフリヤレール16の第2貫通孔161の下方に来るように、成形天井40をキャビン内に搬入する。このとき、成形天井40の第4貫通孔41を用いて、成形天井40の面方向の位置を調整し、成形天井40の第6貫通孔43を用いて、成形天井40の面方向に直交する軸回りの回転方向の位置を調整する。以下、図17A〜図17Eを参照して、搬入ステップS01について詳述する。
まず、図17Aに示すように、第1ハンドロボット510に設けられた支持部材520のクランプ部525によって、成形天井40をクランプする(図15参照)。
次に、図17Bに示すように、第1ロボット本体部511によって成形天井40を水平になるように持ち上げて、4つの支持部524が成形天井40を支持する(図13、図14参照)。このとき、成形天井40の重心Gが支持部材520の支持点同士を直線状で結んだ領域の内部となるように、成形天井40を支持するため、成形天井40が撓むことなく、成形天井40を確実に所望の位置まで搬入することができる。
次に、図17C、図17D、図17Eに示すように、第1ハンドロボット510の第1ロボット本体部511のアームの動きを制御して、成形天井40をキャビン内の所望の位置に搬入する。
組付ステップS02では、第2ハンドロボット530によって、成形天井40をルーフフロントレール14およびルーフリヤレール16に組み付ける。以下、図18〜図21を参照して、組付ステップS02について詳述する。
まず、図18に示すように、挿入ハンド533の回転クランプシリンダ534に設けられた把持部534aによってサンバイザーホルダー80を把持する。そして、挿入ハンド533の位置を調整して、ルーフフロントレール14の第1貫通孔141の下方にサンバイザーホルダー80を配置させる。
次に、図19に示すように、移動シリンダ535によって、サンバイザーホルダー80をルーフフロントレール14の第1貫通孔141に挿入し、反時計回りに90度だけ回転する。これによって、サンバイザーホルダー80が第1貫通孔141に係合して、サンバイザーホルダー80がルーフフロントレール14に固定される。
次に、図20に示すように、移動シリンダ535によって回転クランプシリンダ534を下向きに引っ張って、サンバイザーホルダー80がルーフフロントレール14に固定されているかを確認する。
ここで、サンバイザーホルダー80がルーフフロントレール14に固定されており、サンバイザーホルダー80を手前に引くことができない場合は、図21Aに示すように、移動シリンダ535の根元部535aはオートスイッチ機構536と近接する。このとき、オートスイッチ機構536はオンの状態となってランプが点灯する。作業者はランプの点灯を確認し、サンバイザーホルダー80がルーフフロントレール14に確実に固定されていると判断する。
一方、サンバイザーホルダー80がルーフフロントレール14に固定されておらず、サンバイザーホルダー80を手前に引くことができる場合は、図21Bに示すように、移動シリンダ535の根元部535aはオートスイッチ機構536と離間する。このとき、オートスイッチ機構536はオフの状態となってランプが消灯する。作業者はランプの消灯を確認し、サンバイザーホルダー80がルーフフロントレール14に固定されていないと判断する。
固定ステップS03では、フロントウィンドウ30をルーフパネル20に組み付ける。
以上説明したように、本実施形態に係る組付方法は、自動車の成形天井40をボディ50のルーフパネル20に組み付ける成形天井40の組付方法である。成形天井40を4点の支持点で支持する際に、成形天井40の重心Gが支持点同士を直線状で結んだ領域の内部となるように、成形天井40を支持した状態で、キャビンの内部に搬入する。この組付方法によれば、成形天井40の重心Gが支持部材520の支持点同士を直線状で結んだ領域の内部となるように、成形天井40を支持するため、成形天井40が撓むことなく、成形天井40を確実に所望の位置まで搬入することができる。
また、組付方法において、伸縮自在に構成された吸着パッド524aおよび吸着パッド524aを伸縮方向に沿って付勢する付勢部524bによって、成形天井40が水平となるように、成形天井40を支持する。この組付方法によれば、成形天井40を搬送中に、支持部材520から落下することを好適に防止することができる。
また、支持点において成形天井40を支持する前に、クランプ部525によって立て掛けられている状態の成形天井40の下端40aを支持する。この組付方法によれば、成形天井40が立て掛けられている状態であっても、成形天井40を好適にキャビン内に搬入することができる。
また、成形天井40のうち他の部位よりも断面二次モーメントが大きい縦壁部45に近接する位置を支持する。この組付方法によれば、成形天井40が撓むことを好適に防止または抑制することができる。
また、以上説明したように本実施形態に係る成形天井40の組付装置500は、自動車の成形天井40をボディ50のルーフパネル20に組み付ける成形天井40の組付装置500である。また、組付装置500は、成形天井40を支持す4つの支持部524を備え、成形天井40の重心Gが支持部524同士を直線状で結んだ領域の内部となるように成形天井40を支持する支持部材520を有する。また、成形天井40の組付装置500は、支持部524が成形天井40を支持した状態で、成形天井40をキャビンの内部に搬入する第1ロボット本体部511を有する。このように構成された組付装置500によれば、4つの支持部524は、成形天井40の重心Gが支持部524同士を直線状で結んだ領域の内部となるように、成形天井40を支持する。このため、成形天井40が撓むことなく、成形天井40を確実に所望の位置まで搬入することができる。
また、支持部524は、伸縮自在に構成された吸着パッド524aと、吸着パッド524aを伸縮方向に沿って付勢する付勢部524bと、を有する。このように構成された組付装置500によれば、成形天井40を搬送中に、支持部材520から落下することを好適に防止することができる。
また、支持部材520は、立て掛けられている状態の成形天井40の下端40aを支持するクランプ部525を有する。このように構成された組付装置500によれば、成形天井40が立て掛けられている状態であっても、成形天井40を好適にキャビン内に搬入することができる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲で種々改変することができる。
例えば、上述した実施形態では、4つの支持部524によって、成形天井40を支持した。しかしながら、3つの支持部または5つ以上の支持部によって、成形天井40を支持してもよい。
また、上述した実施形態では、サンバイザーホルダー80を用いて、成形天井40をボディ50に対して組み付けた。しかしながら、別部材を用いて、成形天井40をボディ50に対して組み付けてもよい。
また、上述した実施形態では、4つの支持部524は長手方向に沿って移動自在に構成されていたが、4つの支持部524は長手方向に沿って移動自在でなくてもよい。また、4つの支持部524は長手方向に直交する短手方向に沿って移動自在に構成されていてもよい。
1 車体、
10 本体部、
14 ルーフフロントレール、
16 ルーフリヤレール、
20 ルーフパネル、
30 フロントウィンドウ、
40 成形天井、
40a 成形天井の下端、
50 ボディ、
80 サンバイザーホルダー、
500 組付装置、
510 第1ハンドロボット、
511 第1ロボット本体部(搬入部)、
520 支持部材、
524 支持部、
524a 吸着パッド、
524b 付勢部、
525 クランプ部、
530 第2ハンドロボット、
533 挿入ハンド、
G 成形天井の重心、
S01 搬入ステップ、
S02 組付ステップ、
S03 固定ステップ。

Claims (7)

  1. 自動車の成形天井をボディのルーフパネルに組み付ける組付方法であって、
    前記成形天井を少なくとも3点の支持点で支持する際に、前記成形天井の重心が前記支持点同士を直線状で結んだ領域の内部となるように、前記成形天井を支持した状態で、キャビンの内部に搬入する、組付方法。
  2. 伸縮自在に構成された吸着パッドおよび前記吸着パッドを伸縮方向に沿って付勢する付勢部によって、前記成形天井が水平となるように、前記成形天井を支持する、請求項1に記載の組付方法。
  3. 前記支持点において前記成形天井を支持する前に、クランプ部によって立て掛けられている状態の前記成形天井の下端を支持する、請求項1または2に記載の組付方法。
  4. 前記成形天井のうち他の部位よりも断面二次モーメントが大きい縦壁部に近接する位置を支持する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組付方法。
  5. 自動車の成形天井をボディのルーフパネルに組み付ける組付装置であって、
    前記成形天井を支持する少なくとも3つの支持部を備え、前記成形天井の重心が前記支持部同士を直線状で結んだ領域の内部となるように前記成形天井を支持する支持部材と、
    前記支持部が前記成形天井を支持した状態で、前記成形天井をキャビンの内部に搬入する搬入部と、を有する組付装置。
  6. 前記支持部は、
    伸縮自在に構成された吸着パッドと、
    前記吸着パッドを伸縮方向に沿って付勢する付勢部と、を有する、請求項5に記載の組付装置。
  7. 前記支持部材は、立て掛けられている状態の前記成形天井の下端を支持するクランプ部を有する、請求項5または6に記載の組付装置。
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