JP2019153651A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】放熱効果を有しながら使い勝手を改善し、半導体装置を使用する機器の小型化も可能な半導体装置を提供することを目的とする。【解決手段】一方の面に第1電極20a、他方の面に第2電極20bが形成された半導体チップ20と、放熱用の第1金属層10aと、絶縁体層10bと、第1金属層より薄い第2金属層10cと、がこの順序で積層された半導体装置1であって、第2金属層10cに回路50が形成されていることを特徴とする半導体装置1。【選択図】図1
Description
本発明は主として電力用に使用される半導体チップを内蔵した半導体装置に関する。
近年、コンバーター、インバーター等で耐圧の大きい半導体チップの使用が試行され、このような半導体チップの使い勝手を向上させるため、半導体チップを内蔵した半導体装置が求められている。
半導体チップは主として電源(電力)の制御等を行う半導体で、扱う電圧や電流が大きいため大きな発熱を伴う。半導体装置は半導体チップから出る熱を放熱させると共に、半導体チップの的確な制御等、使い勝手の向上が求められる。
半導体チップは主として電源(電力)の制御等を行う半導体で、扱う電圧や電流が大きいため大きな発熱を伴う。半導体装置は半導体チップから出る熱を放熱させると共に、半導体チップの的確な制御等、使い勝手の向上が求められる。
特許文献1には従来の半導体装置(電子機器装置)が開示されている。
特許文献1に開示されるような従来の半導体装置は図5に示す構造をしている。図5は文献1の半導体装置の断面を示す。
従来の半導体装置1000には半導体チップ1001が内蔵されている。半導体チップ1001は、はんだ1002を介して金属板1004と接合されている。金属板1004の下側には絶縁箔1003が配置されている。絶縁箔1003は、絶縁層1003aと、絶縁層1003aを保護する保護金属層1003bと、で構成されており、絶縁層1003aが金属板1004側を向き、保護金属層1003bが反対側となるように配置されている。
特許文献1に開示されるような従来の半導体装置は図5に示す構造をしている。図5は文献1の半導体装置の断面を示す。
従来の半導体装置1000には半導体チップ1001が内蔵されている。半導体チップ1001は、はんだ1002を介して金属板1004と接合されている。金属板1004の下側には絶縁箔1003が配置されている。絶縁箔1003は、絶縁層1003aと、絶縁層1003aを保護する保護金属層1003bと、で構成されており、絶縁層1003aが金属板1004側を向き、保護金属層1003bが反対側となるように配置されている。
半導体チップ1001には複数の入出力端子(図示せず)が形成されており、上面の電極は、はんだ1002を介してリード1005、1006bと電気的に接続されている。半導体チップ1001の下側の電極は、はんだ1002を介して金属板1004と接続され、金属板1004は、はんだ1002を介してリード1006aに接続されている。半導体チップ1001は樹脂1008でモールドされている。
しかし、図5に示される従来の半導体装置は専ら半導体チップ1001から出る熱の放熱に目が向けられたものであった。そのため、例えば半導体チップ1001の発熱検出に更に外部回路を必要とする等、使い勝手が悪く、半導体装置を使用する機器も大型化してしまう問題があった。
そこで、本発明は上記した問題を解決するためになされたものであり、放熱効果を有しながら使い勝手を改善し、半導体装置を使用する機器の小型化も可能な半導体装置を提供することを目的とする。
[1]本発明の半導体装置は、一方の面に第1電極、他方の面に第2電極が形成された半導体チップと、放熱用の第1金属層と、絶縁体層と、第1金属層より薄い第2金属層と、がこの順序で積層された半導体装置であって、第2金属層に回路が形成されていることを特徴とする。
[2]本発明の半導体装置においては、半導体装置の第1金属層、絶縁体層及び第2金属層として、これらが積層された金属ベース基板を用いることが好ましい。
[3]本発明の半導体装置においては、第2金属層に熱センサー回路が形成されていることが好ましい。
[4]本発明の半導体装置においては、第1及び第2金属層の金属として銅が用いられていることが好ましい。
[5]本発明の半導体装置においては、第1金属層に絶縁体層及び第2金属層が形成されていない箇所を有することが好ましい。
本発明の半導体装置によれば、一方の面に第1電極、他方の面に第2電極が形成された半導体チップと、放熱用の第1金属層と、絶縁体層と、第1金属層より薄い第2金属層と、がこの順序で積層された半導体装置であって、第2金属層に回路が形成されているため、半導体チップからの発熱を第1金属層で放熱することが可能であり、また、第2金属層に形成される回路で例えば熱検出を行う等の機能を有する回路が半導体装置内に形成されることにより、放熱性にすぐれ、使い勝手がよく半導体装置を使用する機器の小型化も可能となる半導体装置を提供できる。
以下、本発明の半導体装置について、図に示す実施形態に基づいて説明する。なお、各図面は模式図であり、必ずしも実際の構造や回路、外観等を厳密に反映したものではない。
[実施形態1]
実施形態1に係る半導体装置1を、図1を用いて説明する。
実施形態1の半導体装置1は、半導体チップ20の一方の面(上側の面)20F1に第1電極20a、他方の面(下側の面)20F2に第2電極20bが形成された半導体チップ20を有する。また、放熱用の第1金属層10aと、絶縁体層10bと、第1金属層10aより薄い第2金属層10cと、がこの順序で積層された金属ベース基板10を有する。第2金属層10cに回路50が形成されている。
第2金属層10c1は図1(d)(樹脂80等は省略して図示している)に示されるようにパターン化されており、熱センサー50aとしてサーミスタが搭載されている。
第1金属層10a及び第2金属層10cの金属として銅が用いられている。
実施形態1に係る半導体装置1を、図1を用いて説明する。
実施形態1の半導体装置1は、半導体チップ20の一方の面(上側の面)20F1に第1電極20a、他方の面(下側の面)20F2に第2電極20bが形成された半導体チップ20を有する。また、放熱用の第1金属層10aと、絶縁体層10bと、第1金属層10aより薄い第2金属層10cと、がこの順序で積層された金属ベース基板10を有する。第2金属層10cに回路50が形成されている。
第2金属層10c1は図1(d)(樹脂80等は省略して図示している)に示されるようにパターン化されており、熱センサー50aとしてサーミスタが搭載されている。
第1金属層10a及び第2金属層10cの金属として銅が用いられている。
より詳しく説明する。
図1の半導体装置1は半導体モジュールとも呼ばれる。半導体装置1(半導体モジュール)に半導体チップ20が内蔵されリード(端子T30a等を構成する部材)等を備えることで半導体チップ20の使い勝手が向上する。半導体装置1で電力が扱われる場合には半導体チップ20から出る熱が放熱されることが必要である。
図1の半導体装置1は半導体モジュールとも呼ばれる。半導体装置1(半導体モジュール)に半導体チップ20が内蔵されリード(端子T30a等を構成する部材)等を備えることで半導体チップ20の使い勝手が向上する。半導体装置1で電力が扱われる場合には半導体チップ20から出る熱が放熱されることが必要である。
実施形態1の半導体装置1は図1(b)に示す回路構成を有する。半導体装置1に内蔵される半導体チップ20は電力用のダイオードである。アノード側の端子T30a、カソード側の端子T30bを有する。半導体チップ20から出る熱を検出するサーミスタ50aが内蔵され、その一方の端子が端子T30c1(図1(c)参照)、他方の端子が端子T30c2である。端子T30c1は第2金属層10cの端子(内部端子)TI30c1とワイヤ等で接続され、端子T30c2は第2金属層10cの端子(内部端子)TI30c2とワイヤ等で接続されている。
電力用ダイオードである半導体チップ20は図1(a)の上側面20F1に第1電極(アノード電極)20a、下側面20F2に第2電極(カソード電極)20bが形成されている。第1電極(アノード電極)20aは、はんだ40を介して、銅、ステンレス等のリードLEに接合されている。半導体チップ20等は樹脂80で密封されている。リードLEの樹脂80の外部に露出した箇所が端子となる。T30aはアノード端子である。
電力用ダイオードである半導体チップ20は図1(a)の上側面20F1に第1電極(アノード電極)20a、下側面20F2に第2電極(カソード電極)20bが形成されている。第1電極(アノード電極)20aは、はんだ40を介して、銅、ステンレス等のリードLEに接合されている。半導体チップ20等は樹脂80で密封されている。リードLEの樹脂80の外部に露出した箇所が端子となる。T30aはアノード端子である。
金属ベース基板20はメタルベース基板とも呼ばれる。
第1金属層10aの金属にアルミニウムを使用した基板はアルミベース基板、第1金属層10aの金属に銅を使用した基板は銅ベース基板とも呼ばれる。第1金属層が厚いため、第1金属層の金属の種類をベースに呼ばれることがあるためである。第1金属層10aの厚さは0.1mm〜10mmである。好ましくは0.2mm〜8mm、更に好ましくは0.3mm〜5mmである。第1金属層10aの金属としてはアルミニウム、銅、鉄、ステンレス等がある。アルミニウムは放熱性に優れるが高温になると溶けやすい。銅は耐熱性に優れ導電性も高い。はんだ付け性能にも優れる。鉄やステンレスは耐熱性に優れる。
第1金属層10aの金属にアルミニウムを使用した基板はアルミベース基板、第1金属層10aの金属に銅を使用した基板は銅ベース基板とも呼ばれる。第1金属層が厚いため、第1金属層の金属の種類をベースに呼ばれることがあるためである。第1金属層10aの厚さは0.1mm〜10mmである。好ましくは0.2mm〜8mm、更に好ましくは0.3mm〜5mmである。第1金属層10aの金属としてはアルミニウム、銅、鉄、ステンレス等がある。アルミニウムは放熱性に優れるが高温になると溶けやすい。銅は耐熱性に優れ導電性も高い。はんだ付け性能にも優れる。鉄やステンレスは耐熱性に優れる。
絶縁体層10bは、第1金属層10aと第2金属層10cとを絶縁する。また、両者を絶縁体層10bを介して接着(一体化)する。厚さは0.01mm〜5mmで、好ましくは0.02mm〜4mm、更に好ましくは0.03mm〜3mmである。エポキシ樹脂、エポキシ樹脂含浸ガラスクロス等が使用される。絶縁体層10bの熱伝導性を向上させるためには樹脂に無機フィラーを充填させるとよい。
第2金属層10cの金属は、アルミニウム、銅、鉄、ステンレス等である。厚さは0.01mm〜3mm、好ましくは0.02mm〜2mm、更に好ましくは0.03mm〜1mmである。金属箔としてもよい。第2金属層10cの厚さは第1金属層10aの厚さより薄い。
第1金属層10a−絶縁体層10b−第2金属層10cの組み合わせとしては、例えば、アルミニウム(厚さ1mm〜5mm)−エポキシ樹脂含浸ガラスクロス(厚さ0.01mm〜2mm)−銅(厚さ0.01mm〜1mm)、銅(厚さ1mm〜5mm)−エポキシ樹脂含浸ガラスクロス(厚さ0.01mm〜2mm)−銅(厚さ0.01mm〜1mm)、鉄(厚さ1mm〜5mm)−エポキシ樹脂含浸ガラスクロス(厚さ0.01mm〜2mm)−銅(厚さ0.01mm〜1mm)、ステンレス(厚さ1mm〜5mm)−エポキシ樹脂含浸ガラスクロス(厚さ0.01mm〜2mm)−銅(厚さ0.01mm〜1mm)等とするとよい。
金属ベース基板10の第1金属層10aは、第2金属層10cより厚く、半導体チップ20の発熱の放熱作用を有する。第1金属層10aを第2金属層10cより厚くすることで、第1金属層10aに放熱性機能を持たせることができる。また、第2金属層10cが薄いと第2金属層10cのパターン形成が容易となり、第2金属層10cでの回路形成が容易となる。
絶縁体層10bは、例えば、アルミナ、窒化アルミニウムセラミックス、アルミナ系酸化物セラミック、アルミナセラミックス等の層とすることができる。
絶縁体層10bと第2金属層10cとは、共晶反応によって直接接合(DCB、Direct Copper Bond)して接合されていてもよい。
例えば、アルミナ系酸化物セラミック層(アルミナセラミックス層等)の絶縁体層10bと銅、ステンレス、鉄、アルミニウム等の第2金属層10cとが共晶反応によって直接接合(DCB)されているようになっている場合である。
絶縁体層10bと第1金属層10aも、共晶反応によって直接接合(DCB)されていてもよい。
例えば、アルミナ系酸化物セラミック層(アルミナセラミックス層等)の絶縁体層10bと銅、ステンレス、鉄、アルミニウム等の第1金属層10aとが共晶反応によって直接接合(DCB)されているようになっている場合である。
絶縁体層10bと第2金属層10cとは、共晶反応によって直接接合(DCB、Direct Copper Bond)して接合されていてもよい。
例えば、アルミナ系酸化物セラミック層(アルミナセラミックス層等)の絶縁体層10bと銅、ステンレス、鉄、アルミニウム等の第2金属層10cとが共晶反応によって直接接合(DCB)されているようになっている場合である。
絶縁体層10bと第1金属層10aも、共晶反応によって直接接合(DCB)されていてもよい。
例えば、アルミナ系酸化物セラミック層(アルミナセラミックス層等)の絶縁体層10bと銅、ステンレス、鉄、アルミニウム等の第1金属層10aとが共晶反応によって直接接合(DCB)されているようになっている場合である。
絶縁体層10bが、窒化シリコン、窒化ホウ素、窒化ケイ素、窒化アルミニウムなど、
あるいはこれらを含むセラミックス又はファインセラミックスの層で、絶縁体層10bと銅等の第1金属層10aとが、又は絶縁体層10bと銅等の第2金属層10cとが、あるいは絶縁体層10bと銅等の第1金属層10a及び銅等の第2金属層10cとが、活性金属法(Active Metal Brazed Copper法、AMC法)を用いた接合法で接合されていてもよい。
あるいはこれらを含むセラミックス又はファインセラミックスの層で、絶縁体層10bと銅等の第1金属層10aとが、又は絶縁体層10bと銅等の第2金属層10cとが、あるいは絶縁体層10bと銅等の第1金属層10a及び銅等の第2金属層10cとが、活性金属法(Active Metal Brazed Copper法、AMC法)を用いた接合法で接合されていてもよい。
絶縁体層10bが、窒化シリコン、窒化ホウ素、窒化ケイ素、窒化アルミニウムなど、
あるいはこれらを含むセラミックス又はファインセラミックスの層で、絶縁体層10bと銅等の第1金属層10aとが、又は絶縁体層10bと銅等の第2金属層10cとが、あるいは絶縁体層10bと銅等の第1金属層10a及び銅等の第2金属層10cとが、AMB法(Active Metal Brazing法)を用いた接合法で接合されていてもよい。
あるいはこれらを含むセラミックス又はファインセラミックスの層で、絶縁体層10bと銅等の第1金属層10aとが、又は絶縁体層10bと銅等の第2金属層10cとが、あるいは絶縁体層10bと銅等の第1金属層10a及び銅等の第2金属層10cとが、AMB法(Active Metal Brazing法)を用いた接合法で接合されていてもよい。
半導体チップ20の第2電極(カソード電極)20bははんだ40を介して第1金属層10aと接合している。第1電極層10aははんだ40を介してリードLEと接合している。リードLEの樹脂80から露出した箇所で端子T30bを構成している。なお、リードLEを使用せず、第1金属層10aをモールド樹脂80の外側まで延長して端子T30bとしてもよい。
第2金属層10cを利用して回路(電気回路、電子回路)50が形成される。回路50は、第2金属層10cをエッチング、導電性物質(アルミニウム、銅、銀、金等)のインクジェット吐出(吐出時にはこれらの金属を溶液中に混合させたり、ペースト状にして吐出する)等でパターニングして形成する。
パターニングした第2金属層10cに電気的素子、例えば、ダイオード、サイリスタ、トランジスタ、オペアンプ、コンデンサ、抵抗、コイル、サーミスタ、半導体集積回路(IC)等を配置して回路(熱センサー回路等)を形成する。電気的素子はディスクリート部品であってもよいが、第2金属層10cの一部を加工することにより形成してもよい。例えば、第2金属層10cをパターニングする際にパターンを細くすることで抵抗を作成できる。
実施形態1では電気的素子として温度センサーであるサーミスタ50aを用いた。サーミスタ50aを使用すると、温度による抵抗値の変化から、半導体チップ20の発熱状況を把握することができる。そして、異常な発熱をしている場合には半導体チップ(ダイオード)20の駆動を停止したり、駆動条件を緩和する等できる。例えば、ダイオードを高い周波数でオンオフ駆動している場合、駆動周波数を小さくする、オン時間を短くしオフ時間を長くする、駆動電圧(第1電極20a・第2電極20b間の電圧)を低くする、駆動電流(第1電極20a及び第2電極20bを流れる電流)を小さくする等の対策をとることができる。これにより短絡等を抑制できる。また、既に短絡している場合には、更に大きな電流が流れて火災等の重大事故が起きるのを抑制できる。
実施形態1の半導体装置1は、図1(c)に示すような外観を示す。半導体チップ20等は樹脂80でモールドされ、密封されている。
樹脂としてはエポキシ系樹脂等の熱硬化性樹脂を用いるとよい。例えば、エポキシ樹脂で、充填材として主にシリカフィラーを使用した熱硬化性樹脂として使用する。
実施形態1では、第2金属層10cは、図1(d)に示すように、複数の電気的に絶縁された複数のパターン(10c1)に分割するようにパターン形成されている。
実施形態1では、第2金属層10cは、図1(d)に示すように、複数の電気的に絶縁された複数のパターン(10c1)に分割するようにパターン形成されている。
独立したパターン10c1の1つはサーミスタ50aの一方側に、別の独立したパターン10c2はサーミスタ50aの他方側に接続され、それぞれ内部ターミナルTI30c1、TI30c2に接続されている(これにより熱センサー回路が形成されている)。上記したように、これらの内部ターミナルはワイヤ、はんだ等でリードLEと接合され、外部用の端子T30c1、T30c2を構成する。
実施形態1では、第2金属層10cは全てが細かいパターンに分けられているのではない。第2金属層10cの大部分は広い面積のまま絶縁層10bを覆っている(絶縁体10bに積層されている)。
[実施形態2]
実施形態2に係る半導体装置2を、半導体装置2の内部の回路を示す図2(a)、構造を示す図(b)、外観を示す図(c)、第2金属層10cのパターンを示す図(d)を用いて説明する。
実施形態2に係る半導体装置2を、半導体装置2の内部の回路を示す図2(a)、構造を示す図(b)、外観を示す図(c)、第2金属層10cのパターンを示す図(d)を用いて説明する。
半導体装置2は半導体チップ20を内蔵(搭載)する。半導体チップ20は電力用のダイオードである。半導体装置2には、サーミスタ50aや、サーミスタ50aの温度変化を検知して検知信号を発生する温度の検知信号生成回路を含む回路50が内蔵(搭載)されている。
図2(b)に図示されるように、サーミスタ50aや検知信号生成回路は金属ベース基板10の第2金属層10cに形成されている。半導体装置2には、温度の検知信号生成回路を備えた回路50が形成されており、図1の実施形態1の(実施形態1に係る)半導体装置1より回路が複雑になっている。
半導体装置2の温度検出用回路用として、半導体装置2は、第2金属層10cの回路50(50a、50b)の電源電圧VCCを供給する端子TVCC、接地用端子TGND、サーミスタ50aの温度を基準温度と比較するための比較基準電圧供給端子TVREF(オペアンプ50dに入力される)、温度の検知信号出力端子TISIG1を有する。
電圧VCCは、温度検知用の回路50全体の電源電圧である。この電源は、サーミスタ50aの一方の端子に接続されている。サーミスタ50aの他方の端子は抵抗50rを介して接地されている(GNDに接続されている)。
半導体チップ20が発熱しサーミスタ50aの抵抗値が変化するとサーミスタ50aと抵抗50rとの接続点の電位が変化する。この接続点はオペアンプ50dの入力部(+側)に接続されている。オペアンプ50dの+側入力端子・GND間にはコンデンサ50cが配置されている。
オペアンプ50dの−側入力端子には比較基準電圧VREFが印加されている。比較基準電圧VREFは、(半導体チップ20が発熱した場合に)検知したい発熱温度に対応した電圧である。半導体チップ20が発熱し、サーミスタ50aの抵抗値が変化すると、オペアンプ50dは、サーミスタ50a・抵抗50rの接続点の電圧と、比較基準電圧VREFとが比較され、両者の電圧の高低を比較した温度で反転する検知信号がオペアンプ50dから出される。サーミスタ50aの抵抗値が変化すると、その変化に応じた電圧がオペアンプ50dの−側端子に入力され、(半導体チップ20の)温度が一定未満、以上でハイ、ローと反転する検知信号SIG1がオペアンプ50dから出力され、端子TISIG1に出される。半導体装置2にはこのように第2金属層10cに熱センサー回路が形成されている。そして、半導体装置2のユーザーは、半導体装置2の端子TISIG1から出る温度検知信号を使って、実施形態1で述べたと同様に半導体チップ20の駆動をすればよい。
[実施形態3]
実施形態3に係る半導体装置3−1〜3−6を図3で説明する。
実施形態3は、第1金属層10aに絶縁体層10b及び第2金属層10cが形成されていない箇所を有するようにした半導体装置3−1〜3−6の実施形態である。
この実施形態3にはいくつかの形態がある。
実施形態3に係る半導体装置3−1〜3−6を図3で説明する。
実施形態3は、第1金属層10aに絶縁体層10b及び第2金属層10cが形成されていない箇所を有するようにした半導体装置3−1〜3−6の実施形態である。
この実施形態3にはいくつかの形態がある。
実施形態3を、半導体装置3−1(図3(a))、半導体装置3−2(図3(b))、半導体装置3−3(図3(c))、半導体装置3−4(図3(d))、半導体装置3−5(図3(e))、半導体装置3−6(図3(f))として説明する。
実施形態3は、上述したように、第1金属層10aのある個所に絶縁体層10b及び第2金属層10cが形成されていない箇所10Kを有する半導体装置3−1〜3−6であるため、半導体チップ20での発熱が熱容量のある第1金属層10aで吸収され、第1金属層10aに吸収された熱は第1金属層10aから放出される。そして、放熱効果に優れる。第2金属層10cで回路50(熱センサー回路)が形成され、放熱効果も優れるため、小型で使い勝手のよい半導体装置3−1〜3−6となる。
図3(a)〜(f)(半導体装置3−1〜3−6)は、いずれも第1金属層10aのある個所に絶縁体層10b及び第2金属層10cが形成されていない箇所を有する半導体装置3−1〜3−6である。
図3(a)は半導体装置3−1である。図示するように、第1金属層10aのある個所に絶縁体層10b及び第2金属層10cが積層されていない箇所を有する。このようにすることにより、半導体チップ20が発熱すると、熱は第1金属層10aに伝わる。第1金属層10aは熱容量が大きく、半導体チップ20の発熱を吸収するが、第1金属層10aに絶縁体層10b及び第2金属層10cが積層されていない箇所から熱は容易に放熱される。従って、半導体チップ20の発熱の第1金属層10aへの蓄積が抑制される。無論、第1金属層10aの熱は絶縁体層10b及び第2金属層10cが積層された箇所からも、絶縁体層10b及び第2金属層10cを通って放熱するが、これらがない箇所からの放熱の方が大きい。
図3(a)に示すように、電気的素子であるサーミスタ50aは半導体チップ20近傍の第2金属層10cに形成されている。サーミスタ50aで半導体チップ20の発熱状況を的確に検知できるが、放熱も第1金属層10aから効果的に行われるため、サーミスタ50a等の電気的素子がダメージを受けにくい。
図3(b)に示す半導体装置3−2のように、第2金属層10cの一部を(モールド)樹脂80で被覆してもよい。(モールド)樹脂80ではない絶縁性樹脂であってもよい。このようにすると、第2金属層10cで絶縁性を確保した方がよい箇所が短絡等することを抑制できる。
図3(c)に示す半導体装置3−3のように、サーミスタ50aのような電気的素子を覆うように第2金属層10cの一部を(モールド)樹脂80で被覆してもよい。このようにすると、第2金属層10cに形成された回路や回路を構成する電気的素子を保護できる。短絡等の事故も抑制できる。また、第2金属層10cの側部まで覆うと一層短絡等を抑制できる。第2金属層10c及び絶縁体層10bの側部を覆ってもよい。
図3(d)に示す半導体装置3−4のように、第2金属層10c及び絶縁体層10bが積層されている箇所と、第2金属層10c及び絶縁体層10bが積層されていない箇所の双方をモールド樹脂80で被覆してもよい。金属ベース基板10裏面を被覆することで絶縁性が一層確かになる。この場合、第1金属層10aの表面で、絶縁体層10b及び第2金属層10cの形成されていない箇所を覆う樹脂80の厚さを薄くすると、放熱性も優れたものとなる。例えば、そのような箇所の樹脂80の厚さを絶縁体10bの厚さ以下とする。
図3(e)に示す半導体装置3−5のようにしてもよい。これは、樹脂80の熱伝導性がよい場合である。金属ベース基板10の裏面(第2金属層10cが形成されている側)を樹脂80の表面がほぼ平になるようにしてもよい。このようにすると半導体装置3−5の裏面側の形状が滑らかで半導体装置3−5を扱いやすい。また、半導体装置3−5も製造しやすい。
図3(f)に示す半導体装置3−6は、第1金属層10aに絶縁体層10b及び第2金属層10cが積層された領域と、絶縁体層10b及び第2金属層10cとが積層されない領域に分け、第1金属層10aに絶縁体層10b及び第2金属層10cとが積層された領域には電気的素子(サーミスタ50a等)が形成された回路が形成されている。
回路が形成された箇所には樹脂80が被覆されている。絶縁体層10b及び第2金属層10cとが積層されていない領域は主として放熱が優先される。絶縁体層10b及び第2金属層10cとが積層されない領域は絶縁性樹脂で覆われないか、あるいは薄い樹脂で覆われる。絶縁体層10b及び第2金属層10cとが積層された領域からも放熱は行われるが、積層されていない領域からは一層効率的な放熱が行われる。
このように、図3(f)の実施形態3の半導体装置3−1〜3−6は、第2金属層10cに形成した回路は短絡等のリスクが抑制される。また、放熱効果にも優れる。
[実施形態4]
図4に示す実施形態4に係る半導体装置4は、半導体チップ20を複数内蔵する半導体装置4である。実施形態4の半導体装置4の回路図を図4(a)に、構造図を図4(b)に、外観図を図4(c)に示す。
図4に示す実施形態4に係る半導体装置4は、半導体チップ20を複数内蔵する半導体装置4である。実施形態4の半導体装置4の回路図を図4(a)に、構造図を図4(b)に、外観図を図4(c)に示す。
実施形態4の半導体装置4は、図4(c)に示すように、(モールド)樹脂80内に半導体チップ20(IGBT1、IGBT2)等が内蔵され、内部の半導体チップ20等と電気的に接続された端子TEC等が露出されている。大きな端子TEC等は、TG1等の小さな端子と比べて、印加される電圧(電位)が高い、あるいは流れる電流が大きな端子である。
半導体装置4の構造は図4(b)に示されるようになっており、半導体チップ20等が(モールド)樹脂80でモールドされている。
図4(a)に示すように、半導体装置4の内部には、電力用のIGBT1、IGBT2(IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)の2つの半導体チップ20が内蔵されている(オペアンプ50d等の他の電気的素子も半導体チップ20としてもよい)。IGBT1のエミッタE1とIGBT2のコレクタ電極C2は接続され、端子TECと接続されている。IGBT1のコレクタ電極C1は、コレクタ電極C1に接続されている。IGBT2のエミッタ電極E2は端子TEと接続されている。IGBT1のゲート電極G1はスイッチsw1を介して端子TG1と接続され、IGBT2のゲート電極G2はスイッチsw2を介して端子TG2と接続されている。
第2金属層10cに形成された回路50は、サーミスタ50aの温度変化による抵抗値の変化を検出してゲート電極G1、G2のスイッチsw1、sw2のオンオフを制御する。
回路50用の電源電圧VCCは、端子TVCCから回路50に供給されている。接地電位(電圧)の端子TGNDは回路50の接地電位である。接地電位は半導体チップ20の接地電位でもあり、半導体チップ20の外部で電位を同じくしている。
サーミスタ50aの一方の側は端子TVCCに接続され、他方の側は抵抗50rを介して接地(GND)されている。オペアンプ50dの+側入力端子にはコンデンサ50c及び抵抗50rのTGND接続側と反対側及びサーミスタ50aの端子TVCC接続側と反対側が接続され、−側入力端子は比較基準電圧供給TVREFに接続されている。
半導体チップ20(IGBT1、IGBT2)が発熱すると、第1金属層10aの温度が変化する。第2金属層10cに形成されたサーミスタ50aの抵抗値が変化し、VCC・GND間で直列接続されたサーミスタ50aと抵抗50rによる接続部の電圧値(分圧値)が変化する。この電圧はオペアンプ50dの+側入力端子に接続されている。−側入力端子に入力される比較基準電圧VREFと大小関係が比較され、大小関係に合わせて出力が反転する。
半導体チップ20が発熱しないか、発熱が小さいときには、オペアンプ50dはハイレベル(オン)信号を出し、IGBT1のゲート電極G1・端子TG1間のスイッチsw1、IGBT2のゲート電極G2・端子TG2間のスイッチsw2はオンである。
半導体チップ20が発熱し、第1金属層10aの温度が上昇し、第2金属層10cに形成されたサーミスタ50aの抵抗値が変化し一定値以下に小さくなると、比較基準電圧VREFとの大小関係が逆転する。そして、オペアンプ50dはハイレベル(オン)からローレベル(オフ)信号に変化する。そして、IGBT1のゲート電極G1・端子TG1間のスイッチsw1、IGBT2のゲート電極G2・端子TG2間のスイッチsw2はオフとなる。このように第2金属層10cに熱センサー回路が形成されている。
その結果、半導体チップ20に過電圧が印加された場合、過電流が流れた場合、何等かの原因で制御できない状態となり暴走した場合等、半導体チップ20(あるいは半導体装置4)に異常が生じたとき、ゲート電極G1、G2への制御信号が遮断され、半導体装置4の破壊、半導体装置4を使用する機器の事故等を抑制することが可能となる。半導体装置4にリスク抑制回路が組み込まれているためより安全であり、また取り扱いやすくなる。
実施形態4の半導体装置4は、図4(b)に示すような構造とすることができる。図4(b)ではわかりやすくするため構造を簡略化し一部省略している。
IGBT1は上側にゲート電極G1(図示せず)、エミッタ電極E1(第1電極20a)が形成され、下側にコレクタ電極C1(第2電極20b)が形成されている。IGBT2は上側にコレクタ電極C2(第3電極20c)、下側にエミッタ電極E2(第4電極20d)及びゲート電極G2が形成されている。IGBT1のエミッタ電極E1とIGBT2のコレクタ電極C2とは同じリードLEにはんだ40で接合されている。エミッタ電極E1とコレクタ電極C2とは同電位である。リードLEの樹脂80からの露出部が端子TECとなる。
IGBT1のゲート電極G1は第2金属層10cの所定のパターン配線とワイヤ(ボンディングワイヤ)WIで接続されている。
図示されていないが、IGBT2のゲート電極G2はエミッタ電極E2同様第1金属層10a側にあるが、第1金属層10aには接続されていない。ゲート電極G2・第1金属層10a間には第1金属層10a側に絶縁体層、ゲート電極G2側を銅箔とした薄い回路基板が配置され、その回路基板上の銅箔パターンとゲート電極G2とははんだ等で接合されている。回路基板の銅箔パターンと第2金属層10cの所定のパターン配線とは図示しないワイヤで接合されている。
同じく、図示されていないが、IGBT2のエミッタ電極E2もゲート電極G2は同様第1金属層10a側にあるが、第1金属層10aには接続されていない。ゲート電極G2・第1金属層10a間には第1金属層10a側に絶縁体層、ゲート電極G2側を銅箔とした薄い回路基板が配置され、回路基板の銅箔パターンとエミッタ電極E2とははんだ等で接合されている。エミッタ電極E2と接続されている銅箔パターンは図示しないリードLEとはんだで接合され(モールド)樹脂80から露出した箇所が端子TEとされている。
図4(b)に示されるように、金属ベース基板10の第2金属層10cにはサーミスタ50a、オペアンプ50d等の電気的素子やパターン配線を有する回路が形成されている。積層された絶縁体層10bと第2金属層10cの一部は図面左側に示したように金属ベース基板10の上側に曲げられ、第2金属層10Cの所定パターンはゲート電極G1とボンディングワイヤWIで接合されている(ゲート電極G2も同様)。
図4(c)に示されるように、樹脂80内に半導体チップであるIGBT1、IGBT2等が内蔵され、その外部(露出部)に端子TEC等が形成されている。端子TEC、TC、TEは、端子TG1、TG2等と比べて大きな端子(断面積が大きな端子)となっている。断面積が大きな端子TC等は断面積が小さな端子TG1と比較して大きな電流が流れる。また、小さな端子TVREF,TGND、TVCC、TG1、TG2の間に比べ、大きな端子TEC・小さな端子TVCC(又はTGND)間の距離が大きくなっている。それらの端子間の電位差による短絡あるいは大電流の漏電等が抑制されている。
図4(c)に示されるように、樹脂80内に半導体チップであるIGBT1、IGBT2等が内蔵され、その外部(露出部)に端子TEC等が形成されている。端子TEC、TC、TEは、端子TG1、TG2等と比べて大きな端子(断面積が大きな端子)となっている。断面積が大きな端子TC等は断面積が小さな端子TG1と比較して大きな電流が流れる。また、小さな端子TVREF,TGND、TVCC、TG1、TG2の間に比べ、大きな端子TEC・小さな端子TVCC(又はTGND)間の距離が大きくなっている。それらの端子間の電位差による短絡あるいは大電流の漏電等が抑制されている。
[実施形態5]
実施形態1〜4で、絶縁体層10bが0.6mm厚のアルミナセラミックス層、第1金属層10aが5mm厚の銅層、第2金属層10cが0.2mm厚の銅層、の金属ベース基板10を使用した。
絶縁体層10bと第1金属層10a、及び絶縁体層10bと第2金属層10cとが、共晶反応によって直接接合(DCB、Direct Copper Bond)されている金属ベース基板10(DCB基板)である。
実施形態1〜4で、絶縁体層10bが0.6mm厚のアルミナセラミックス層、第1金属層10aが5mm厚の銅層、第2金属層10cが0.2mm厚の銅層、の金属ベース基板10を使用した。
絶縁体層10bと第1金属層10a、及び絶縁体層10bと第2金属層10cとが、共晶反応によって直接接合(DCB、Direct Copper Bond)されている金属ベース基板10(DCB基板)である。
[実施形態6]
実施形態1〜4で、絶縁体層10bが0.6mm厚の窒化シリコン層、第1金属層10aが5mm厚の銅層、第2金属層10cが0.2mm厚の銅層、の金属ベース基板10を使用した。絶縁体層10bと第1金属層10a、及び絶縁体層10bと第2金属層10cとが、活性金属法(Active Metal Brazed Copper法、AMC法)を用いた接合法で接合されている金属ベース基板10(AMC基板)である。
実施形態1〜4で、絶縁体層10bが0.6mm厚の窒化シリコン層、第1金属層10aが5mm厚の銅層、第2金属層10cが0.2mm厚の銅層、の金属ベース基板10を使用した。絶縁体層10bと第1金属層10a、及び絶縁体層10bと第2金属層10cとが、活性金属法(Active Metal Brazed Copper法、AMC法)を用いた接合法で接合されている金属ベース基板10(AMC基板)である。
[実施形態7]
実施形態1〜4で、絶縁体層10bが0.6mm厚の窒化シリコン層、第1金属層10aが5mm厚の銅層、第2金属層10cが0.2mm厚の銅層、の金属ベース基板10を使用した。
絶縁体層10bと第1金属層10a、及び絶縁体層10bと第2金属層10cとが、AMB法(Active Metal Brazing法)を用いた接合法で接合されている金属ベース基板10(AMB基板)である。
実施形態1〜4で、絶縁体層10bが0.6mm厚の窒化シリコン層、第1金属層10aが5mm厚の銅層、第2金属層10cが0.2mm厚の銅層、の金属ベース基板10を使用した。
絶縁体層10bと第1金属層10a、及び絶縁体層10bと第2金属層10cとが、AMB法(Active Metal Brazing法)を用いた接合法で接合されている金属ベース基板10(AMB基板)である。
以上、本発明を上記の実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。その趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態において実施することが可能であり、例えば、次のような変形も可能である。
(1)半導体チップとして、サイリスタを用いてもよい。
(2)半導体チップとして、MOS型FET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor、金属酸化物半導体電界効果トランジスタ)の半導体チップを用いてもよい。
(3)半導体の材料として、窒化ガリウム、シリコンカーバイド、酸化ガリウム、またはダイヤモンドを用いた半導体チップを用いてもよい。
(4)第2金属層に、電力用の半導体チップを流れる電流を検出する回路を形成してもよい。
(2)半導体チップとして、MOS型FET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor、金属酸化物半導体電界効果トランジスタ)の半導体チップを用いてもよい。
(3)半導体の材料として、窒化ガリウム、シリコンカーバイド、酸化ガリウム、またはダイヤモンドを用いた半導体チップを用いてもよい。
(4)第2金属層に、電力用の半導体チップを流れる電流を検出する回路を形成してもよい。
1、2、3−1〜3−6、4…半導体装置、10…金属ベース基板、10a…第1金属層、10b…絶縁体層、10c…第2金属層、20…半導体チップ、40…はんだ、50…回路、80…樹脂、LE…リード
Claims (5)
- 一方の面に第1電極、他方の面に第2電極が形成された半導体チップと、放熱用の第1金属層と、絶縁体層と、前記第1金属層より薄い第2金属層と、がこの順序で積層された半導体装置であって、
前記第2金属層に回路が形成されていることを特徴とする半導体装置。 - 前記第1金属層、前記絶縁体層及び前記第2金属層として、これらが積層された金属ベース基板を用いたことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 前記第2金属層で熱センサー回路が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
- 前記第1及び第2金属層に銅が使用されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体装置。
- 前記第1金属層に前記絶縁体層及び前記第2金属層が形成されていない箇所を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体装置。
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WO2021038990A1 (ja) | 2019-08-26 | 2021-03-04 | 日立建機株式会社 | 現場監視装置および現場監視システム |
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