JP2019153601A - 平型導体用コネクタ - Google Patents
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Description
平型導体用コネクタ1は、図1〜図6で示すように、ハウジング4と、端子5(図2〜図5、図7)と、グランド端子6とを備えている。平型導体3は、図1で示すように、前端部3gを先頭にして平型導体用コネクタ1に挿入される。平型導体3は、挿入方向(Y方向)の前側であって、平型導体用コネクタ1の端子5と導通接続する導電線3c(図9)と、導電線3cの後ろ側で、平型導体用コネクタ1のグランド端子6と導通接続するグランドプレート3aとを有している。
ハウジング4は、絶縁性の樹脂成形体にて形成されており、図2〜図6で示すように直方体状に形成される。ハウジング4を構成する側壁の1つには、平型導体3をハウジング4の短手方向(Y方向)に沿って平型導体用コネクタ1に挿入する挿入口4aが形成されている(図1、図8、図9)。ハウジング4の内側には、挿入口4aから奥側に向かって連通する平型導体3の収容部4fが設けられている(図8)。収容部4fは、基板回路に導通接続する平型導体3を嵌合状態で収容するための空間である。端子5及びグランド端子6は、この収容部4fの中で、平型導体3と押圧接触する高さ方向(Z方向)に沿って弾性変形可能となっている。
端子5は、導電性の金属片にて形成されており、図7で示すように、一端側に、基板接続部5aを有し、他端側に、接点部5bを有しており、それらの間にはばね部5cを有する。また、端子5は、ハウジング4の長手方向(X方向)に沿って複数並列に配置される(図2〜図5)。
グランド端子6は、導電性の金属板で形成されており、収容部4fを形成する壁体4dを補強する補強部材としての機能も兼ねている。グランド端子6は、図1、図2、図4〜図10で示すようにハウジング4の下側、かつ挿入口4aの側であって、ハウジング4の長手方向における両側にそれぞれ1つずつ設けられる。それら一対のグランド端子6は互いに左右対称に形成される。グランド端子6は、固定部6aと、接地接続部6bと、補強板6cと、グランド接点部6dとを有する。
ハウジング4は、収容部4fを区画する壁面(天面部4b)から、平型導体3の挿入方向(Y方向)に対する交差方向に突出する突出部9を有する。本実施形態の突出部9は、図8で示すように、天面部4bから収容部4fの内部に向けて下向きに山型状に突出して形成される。収容部4fにおける突出部9の奥側には嵌合室4gが形成される。突出部9は、ハウジング4の長手方向(X方向)における両側にそれぞれ1つずつ設けられる(図2)。これらの突出部9は、ハウジング4の長手方向(X方向)において、挿入される平型導体3の側縁部3dの位置に対応して設けられている。したがって、突出部9は、収容部4fに挿入される平型導体3の側縁部3dの挿入方向に位置する障壁となる。このような突出部9は、変形誘導部7と、抜止め係止部8とを有する。
変形誘導部7は、収容部4fに挿入される平型導体3と当接することで側縁部3dを湾曲変形させる機能を有する。即ち、従来技術のようにロック部材が弾性変位することで平型導体3のハウジング4への挿入を許容するのではなく、ハウジング4の変形誘導部7によって平型導体3を湾曲変形させることで、収容部4fへの平型導体3の挿入を許容する。
抜止め係止部8は、平型導体3を平型導体用コネクタ1から抜けないように係止し、平型導体3との接続信頼性を向上させるものである。抜止め係止部8は、平型導体3の挿入方向に沿う変形誘導部7よりも奥側位置で、平型導体3の挿入方向に対する交差方向(Z方向)に沿う面として形成される。抜止め係止部8は、図8で示すように、変形誘導部7の奥側の上面部4hから、ハウジング4の高さ方向における上側に伸長する係止壁8aを有している。係止壁8aは、嵌合室4gに面している。係止壁8aには、湾曲変形から復元した平型導体3の側縁部3dに設けた「係止部」としての凹部3eの縁部3f(図1、図10、図11)が平型導体3の抜け方向で係止する。
ハウジング4は、収容部4fに、平型導体3の挿入方向に沿って形成される摺動面12を有する。摺動面12は、収容部4fに挿入される平型導体3を突出部9の付け根方向に押しつけて、平型導体3の収容部4fでの高さ方向における位置を位置決めする機能を有する。本実施形態の摺動面12は、図2で示すように、ハウジング4の収容部4fの底壁4iから、高さ方向における上側に向かって四角錐台状に突出する台座部12aの上面に形成されている。そして、摺動面12は、平型導体3の挿入方向、即ちハウジング4の前後方向に沿って挿入口4aから収容部4fの内部に向かって直線的に伸長して形成される。このような摺動面12は、ハウジング4の長手方向における両側であって、突出部9よりも内側にそれぞれ1つずつ設けられる。
ハウジング4は、突出部9と対向する位置に、突出部9に当接して湾曲変形した側縁部3dが進入する「逃げ部」としての溝部13を有する。本実施形態の溝部13は図2で示すように、ハウジング4の長手方向において摺動面12の両外側で、摺動面12よりも高さ方向における下側にくぼんで設けられている。溝部13は、挿入口4aから嵌合室4gの奥側位置まで直線的に連続して設けられている。
収容部4fは、ハウジング4の外側と連通する開口10を有する。特に、開口10は、図11で示すように、平型導体3の側縁部3dの前端部3gから凹部3eの縁部3fまでの挿入方向の長さ範囲が収まる大きさに形成されている。こうすることで、平型導体3の係止片3hが突出部9を通過して嵌合室4gに到達して、平型導体3が平型導体用コネクタ1に正規の状態で確実に嵌合しているか否かをハウジング4の外部から開口10を通じて目視により容易に確認することができる。このため、平型導体用コネクタ1は、平型導体3の不完全な挿入や導通接続を未然に防止して接続信頼性を確保することができる。本実施形態の開口10は、嵌合室4gから、高さ方向における上側に向かって四角形の断面の貫通孔として形成されている。そして、開口10の上側にはテーパがつけられており、後述する治具11の係止解除片11bの挿入をガイドする(図8)。
治具11は、ハウジング4に挿入されている平型導体3の嵌合状態を解除する機能を有する。本実施形態の治具11は図12で示すように門状に形成されている。治具11は、天板11aと、係止解除片11b(図13)と、脚部11cとを有している。
次に、平型導体用コネクタ1の使用方法について説明する。
次に、既に説明済みのものを除き平型導体用コネクタ1の作用・効果について説明する。
本実施形態では、基板2に対して平置きして、平型導体3をいわゆるアングル接続する平型導体用コネクタ1を示した。これに対してコネクタは、図示については割愛するものの、基板2に対して縦置きして、平型導体3をいわゆるストレート接続する形態であっても良い。この場合に、平型導体3は、挿入口4aを通じて収容部4f内に基板2に対する垂直方向に挿入すれば良い。
2 基板
3 平型導体
3a グランドプレート
3b 絶縁層
3c 導電線
3d 側縁部
3e 凹部
3f 縁部(係止部)
3g 前端部
3h 係止片
4 ハウジング
4a 挿入口
4b 天面部
4c スリット
4d 壁体
4e 圧入孔
4f 収容部
4g 嵌合室
4h 上面部
4i 底壁
5 端子
5a 基板接続部
5b 接点部
5c ばね部
6 グランド端子
6a 固定部
6b 接地接続部
6c 補強板
6d グランド接点部
7 変形誘導部
7a 傾斜面(第1の傾斜面)
7b 角部
8 抜止め係止部
8a 係止壁
8b 角部
9 突出部
10 開口
11 治具
11a 天板
11b 係止解除片
11c 脚部
12 摺動面
12a 台座部
12a1 低背部
12a2 傾斜部
12a3 高背部
12b 傾斜面(第2の傾斜面)
12c 側面
13 溝部
Claims (1)
- 平型導体が挿入されて導通接続する収容部を有するハウジングを備える平型導体用コネクタにおいて、
前記ハウジングは、
前記収容部に挿入される前記平型導体と当接し、前記平型導体の側縁部を板厚方向に湾曲変形させる変形誘導部と、
前記平型導体の挿入方向に沿う前記変形誘導部よりも奥側位置で、湾曲変形から復元した前記平型導体の前記側縁部に設けた係止部に対して前記平型導体の抜け方向で係止する抜止め係止部とを有し、
前記変形誘導部は、前記挿入方向の前記奥側位置に向かって前記変形誘導部の対向面に近づく第1の傾斜面を有し、
前記対向面は、前記ハウジングの幅方向における前記第1の傾斜面の側方位置に、前記挿入方向の前記奥側位置に向かって前記変形誘導部に近づく第2の傾斜面を有し、
前記収容部は、前記ハウジングの外側と連通する開口を有することを特徴とする平型導体用コネクタ。
Priority Applications (1)
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JP2019115805A JP2019153601A (ja) | 2019-06-21 | 2019-06-21 | 平型導体用コネクタ |
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