JP2019153353A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
本実施例のシステムは、図1に示す通り、情報処理装置101、送信者端末102、送信先端末103、監査者端末105などを有する。
情報処理装置101は、送信者端末102および監査者端末105とLANやイントラネットなどのネットワーク104を介して接続されている。さらに、情報処理装置101は、送信先端末103とインターネット回線などのネットワーク106を介して接続されている。
情報処理装置101は、送信者端末102から送信された電子メールを受信し中継するものである。
図2は、図1に示した情報処理装置101のハードウエア構成を例示する図である。
なお、情報処理装置101は、必ずしもこれらの構成を全て備えている必要はなく、必要なものを備えていればよい。
ステップS101において、情報処理装置101のCPU201は、送信者端末102から送信された電子メールを受信すると、処理をステップS102に移行する。
ステップS102では、CPU201は、上記S101で受信した電子メール(以下、処理対象の電子メール)に対して、図8に示すような送信制御ルールを適用する。
なお、送信制御ルールは、図8に示すルールに限定されるものではなく、他のルールを含んでいてもよい。
ステップS103において、CPU201は、上記S102の結果に基づいて、処理対象の電子メールの宛先アドレス件数が予め定められた件数以上(所定数以上)であるか否かを判定する(送信制御ルールのID:1のルール(送信先が5個以上)を適用した結果を判定する)。
そして、処理対象の電子メールの宛先アドレス件数が所定件数以上ではないと判定した場合(S103でNoの場合)、CPU201は、処理をステップS104に移行する。なお、S103でYESの場合については後述する。
ステップS105では、CPU201は、上記S103、S104のルール以外のルールが設定されている場合は、当該ルールを適用し、処理をステップS108に移行する。
また、上記S104において、処理対象の電子メールの送信先に外部ドメインが複数種類含まれていると判定した場合(S104でYESの場合)にも、CPU201は、処理をステップS106に移行する。
そして、上記S103やS104で提供したルールにBcc変換の指定がなされていないと判定した場合(S106でNOの場合)、CPU201は、処理をステップS108に移行する。なお、S106でYESの場合については後述する。
そして、上記S108において、適用されたルールのアクションが「送出」であると判定した場合(S108でYESの場合)、CPU201は、処理をステップS111に移行する。
ステップS111では、CPU201は、処理対象の電子メールを送信先に送信し、本フローチャートの処理を終了する。
ステップS109では、CPU201は、適用されたルールのアクションが「保留」であるか否かを判定する。なお、適用されたルールがない場合についてはS108と同様である。
ステップS110では、CPU201は、処理対象の電子メールを削除し、本フローチャートの処理を終了する。
ステップS112では、CPU201は、処理対象の電子メールの送信を保留し、保留メールリスト(不図示)に登録する。なお、保留メールリストは、情報処理装置101の外部メモリ211に格納されているものとする。
ステップS116では、CPU201は、上記S114にて監査対象として選択された電子メールを送信先に送出し、本フローチャートの処理を終了する。
ステップS117では、CPU201は、上記S114にて監査対象として選択された電子メールを削除し、本フローチャートの処理を終了する。
ステップS107では、CPU201は、Bcc変換実施命令を制御ファイルへ格納し、図4のS201に処理を移行する。なお、制御ファイルは、情報処理装置101の外部メモリ211に格納されているものとする。
ステップS201において、CPU201は、上述した制御ファイルからBcc変換実施命令を取得し、ステップS202に処理を進める。
ステップS202では、CPU201は、処理対象の電子メールに設定された送信先のうち、Bccとして設定されたアドレスを取得する。Bccアドレスについては、エンベロープTo(SMTPで通知されるメールの宛先情報)に存在するアドレスであり、かつヘッダーTo、Ccには存在しないアドレスをBccに設定されたアドレスとして取得する。
そして、Bccにアドレスが設定されていなかったと判定した場合(S203でNOの場合)、CPU201は、処理をステップS204に移行する。なお、S203でYESの場合については後述する。
図9に示すように、アドレス情報には、ID901、名前902、アドレス903等の情報が登録されている。アドレス情報は、アドレス903に示されるメールアドレスと、当該メールアドレスの持ち主の名前902に示される名前(名称)とを対応付けて管理する。例えば、ID:1のアドレス情報は、「伊藤」のアドレスが「AAA@abc.com」であることを示している。
次に、ステップS207において、CPU201は、図10に示すアドレス設定表を用いて、ヘッダーFrom(送信元)のアドレスに対応するアドレスを取得する 次に、ステップS208において、CPU201は、上記S207で取得したアドレスを、処理対象の電子メールのヘッダーToに設定し、図5のフローチャートで示す処理に移行する。即ち、上記S206の設定変更により処理対象の電子メールのToに送信先が設定されていない状態となったため、CPU201は、上記S207、S208に示した処理を実行して、処理対象の電子メールのヘッダーToに適切なアドレスを設定し、処理対象の電子メールが不審なメールとして扱われてしまうことを回避する。
ステップS209では、CPU201は、処理対象の電子メールのメール本文中に名前が存在したヘッダーTo,Ccのアドレス以外のヘッダーTo,CcのアドレスをBccに変換(設定変更)し、図5のフローチャートで示す処理に移行する。
ステップS210では、CPU201は、処理対象の電子メールのヘッダーTo,Ccに設定されているアドレスのドメインと同一のドメインのアドレスがBccに設定されているかを判定する。
ステップS211では、処理対象の電子メールのヘッダーTo、CcのアドレスをBccに変換(設定変更)せず、図5のフローチャートに示す処理に移行する。
ステップS212では、処理対象の電子メールのBccに設定されているアドレスと同一ドメインのヘッダーTo、CcのアドレスをBccに変換(設定変更)し、図5のフローチャートに示す処理に移行する。なお、図示しないが、上記S212の設定変更により処理対象の電子メールのToに送信先が設定されていない状態となった場合には、CPU201は、上記S207、S208に示した処理を実行するものとする。
ステップS301において、CPU201は、図3のS102で適用されたルールのアクションが「送出」であるか否かを判定する。
そして、「送出」であると判定した場合(S301でYESの場合)、CPU201は、処理をステップS302に移行する。
ステップS302では、CPU201は、処理対象の電子メールを送信先に送出し、本フローチャートの処理を終了する。
ステップS303では、CPU201は、図3のS102で適用されたルールのアクションが「保留」であるかを判定する。
ステップS304では、CPU201は、処理対象の電子メールを削除し、本フローチャートの処理を終了する。
ステップS305では、CPU201は、処理対象の電子メールの送信を保留し、保留メールリスト(不図示)に登録する(図3のS112と同様)。
次に、CPU201は、ステップS306〜S310の処理を実行し、本フローチャートの処理を終了する。なお、ステップS306〜S310は、図3のステップS113〜S117と同様であるので説明は省略する。
図11〜図16は、本発明で処理する電子メールの具体例を示す図である。
図11は、送信者:AAA@abc.comから送信先:BBB@abc.comに対する電子メールを示す。図11(A)は、本発明の処理が実行される前(送信者により送信先が設定された状態)を示す。また、図11(B)は、本発明の処理を実行した後の状態を示した図である。なお、後述する図12〜図16においても、(A)は送信者により設定された状態を示し、(B)は本発明の処理を実行したあとの設定状態を示すものとする。
本実施例においては、図8のルールで示す通り、送信先に複数種類の外部ドメインがある場合には、ToやCcに設定されたアドレスがBCcに変換される(図3のS104、S106でYESと判定され、図4のS206〜S208の処理が実行される)。図13(A)に示すメールは送信先に複数種類の外部ドメインが設定されているため、図13(B)に示す通り、Toに設定されていた「123@xyz.Com」と「987@xxx.com」がBccに設定される(図4のS206)。そして、Toには、図10のアドレス設定表に示すとおり「AAA@abc.com」に対応するアドレスである「XXX@abc.com」が設定される(図4のS208)。
図14(A)に示すメールは、送信先のうちToに「BBB@abc.com,CCC@abc.com,DDD@abc.com,EEE@abc.com,FFF@abc.com」が、Bccに「YYY@yyy.com」が設定されている。
そのため、図4のS205においてYESと判定され、図16(B)に示すように、図4のS209においてメール本文に含まれる「佐藤」、「田中」に対応するメールアドレス以外のアドレス(DDD@abc.com,EEE@abc.com,FFF@abc.com)がBccに変換される。
以下、図6、図7を用いて、図3のS113、S114の処理、及び、図5のS306、S307の処理について説明する。
まず、情報処理装置101のCPU201は、監査者から監査処理の要求を受け付けると、保留メール一覧(図6)を表示するように制御する(図3のS113、図5S305)。
図6に示すように、保留メール一覧画面には、各保留メールの件名601、送信者602、送信先603、送信日時604の情報がそれぞれ表示され、監査対象とするメールを選択可能となっている。
監査者から、保留メール一覧画面を介して監査対象とする電子メールの選択を受け付けると、情報処理装置101のCPU201は、当該電子メールに対する監査結果を受け付ける監査画面(図7)を表示するように制御する。
図7に示すように、監査画面には、保留メール一覧(図6)で選択された監査対象の電子メールの送信日時、送信者、送信先、件名、サイズ、添付ファイル、本文などが表示される。
以上で、監査処理の説明を終了する。
また、本発明におけるプログラムは、図3〜図5の処理をコンピュータに実行させるプログラムである。なお、本発明におけるプログラムは、図3〜図5の各処理ごとのプログラムであってもよい。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク等を用いることが出来る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施例およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
102 送信者端末
103 送信先端末
104 ネットワーク
105 監査者端末
106 ネットワーク
Claims (12)
- 電子メールに所定数以上の送信先が設定されていることを示す第1の条件、電子メールに該電子メールの送信元のドメインとは異なる複数種類のドメインの送信先が設定されていることを示す第2の条件を含む複数の条件のうち、いずれかの条件を満たすか否かを判定する第1の判定手段と、
前記第1の判定手段により前記いずれかの条件を満たすと判定された場合、当該電子メールに設定されている送信先のうち、メールアドレスが受信者に示される第1の送信先として設定された送信先を、メールアドレスが受信者に示されない第2の送信先に設定変更する設定手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記電子メールに前記第2の送信先が設定されているか否かを判定する第2の判定手段と、を備え、
前記設定手段は、前記第2の判定手段により前記電子メールに前記第2の送信先が設定されていると判定された場合、前記第1の送信先として設定されている送信先のうち、前記第2の送信先として設定されている送信先と同一ドメインの送信先を、前記第2の送信先に設定変更することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記設定手段は、前記第2の判定手段により前記電子メールに前記第2の送信先が設定されていると判定された場合、前記第1の送信先として設定されている送信先のうち、前記第2の送信先として設定されている送信先と異なるドメインの送信先につては、前記第2の送信先に設定変更しないことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
- メールアドレスと名前とを対応付けた情報を記憶する第1の記憶手段と、
前記第1の記憶手段において前記電子メールに前記第1の送信先として設定されているメールアドレスに対応する名前が、当該電子メールの本文に記載されているか否かを判定する第3の判定手段と、備え、
前記設定手段は、前記第3の判定手段により前記電子メールに前記第1の送信先として設定されているメールアドレスに対応する名前が当該電子メールの本文に記載されていると判定された場合、前記電子メールに前記第1の送信先として設定されている送信先のうち、前記第3の判定手段により対応する名前が記載されていると判定された送信先以外の送信先を、前記第2の送信先に設定変更することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記設定手段は、前記第3の判定手段により前記電子メールに前記第1の送信先として設定されているメールアドレスに対応する名前が当該電子メールの本文に記載されていないと判定された場合、当該電子メールに前記第1の送信先として設定されている全ての送信先を、前記第2の送信先に変更することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
- 前記第3の判定手段は、前記電子メールに前記第2の送信先が設定されていない場合に、前記電子メールに前記第1の送信先として設定されているメールアドレスに対応する名前が当該電子メールの本文に記載されているか否かを判定することを特徴とする請求項4又は5に記載の情報処理装置。
- 電子メールの送信元のメールアドレスと、送信先として設定すべきメールアドレスとを対応付けた情報を記憶する第2の記憶手段と、
前記設定手段は、前記設定変更により前記電子メールに前記第1の送信先が設定されていない状態となった場合には、当該電子メールの送信元のメールアドレスに対応付けられて前記第2の記憶手段に記憶されている前記送信先として設定すべきメールアドレスを、当該電子メールの前記第1の送信先として設定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記電子メールの送信を保留する制御手段と、
前記制御手段により保留された電子メールに対して、監査画面を介して監査者による送信可否の指示を受け付ける受付手段と、をさらに備え、
前記監査画面は、前記第1の設定手段により前記第2の送信先に設定された送信先が他の送信先と識別可能に表示されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記制御手段は、前記第1の判定手段により条件を満たすと判定された条件に、電子メールの送信を保留することが設定されている場合に、前記電子メールの送信を保留することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
- 前記情報処理装置は、電子メールを中継するものであり、
前記電子メールは、受信した電子メールであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 電子メールに所定数以上の送信先が設定されていることを示す第1の条件、電子メールに該電子メールの送信元のドメインとは異なる複数種類のドメインの送信先が設定されていることを示す第2の条件を含む複数の条件のうち、いずれかの条件を満たすか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより前記いずれかの条件を満たすと判定された場合、当該電子メールに設定されている送信先のうち、メールアドレスが受信者に示される第1の送信先として設定された送信先を、メールアドレスが受信者に示されない第2の送信先に設定変更する設定ステップと、
を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。 - コンピュータを、
電子メールに所定数以上の送信先が設定されていることを示す第1の条件、電子メールに該電子メールの送信元のドメインとは異なる複数種類のドメインの送信先が設定されていることを示す第2の条件を含む複数の条件のうち、いずれかの条件を満たすか否かを判定する判定手段、
前記判定手段により前記いずれかの条件を満たすと判定された場合、当該電子メールに設定されている送信先のうち、メールアドレスが受信者に示される第1の送信先として設定された送信先を、メールアドレスが受信者に示されない第2の送信先に設定変更する設定手段として機能させるためのプログラム。
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