JP2020095304A - 情報処理装置、情報処理システム、その制御方法、及びプログラム - Google Patents
情報処理装置、情報処理システム、その制御方法、及びプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 本発明は、受信済みの電子メールを管理者が外部から容易に操作可能な仕組みを提供することを目的とする。【解決手段】 メールを受信するサーバ装置と情報処理装置とを含む情報処理システムであって、まず受信したメールの情報を抽出する。情報処理システムは、抽出した情報を記憶し、記憶されている情報に基づいて受信済みのメールを特定する。そして、特定されたメールに対する処理の要求を受け付ける画面を表示する。さらに、特定された前記メールに対して表示された画面で受けつけた処理を実行するよう制御することを特徴とする。【選択図】 図5
Description
本発明は、情報処理装置、情報処理システム、その制御方法、及びプログラムに関する。
近年、ネットワークの発展に伴い、電子メールが広く利用されるようになった。
これに伴い、受信者が望まない広告や嫌がらせ等による迷惑メールを受信してしまうケースが多数あり、なかには、不特定多数の受信者に大量に送信されるスパムメールやマルウェアが添付されている不審メール等も存在する。
このような電子メールは、受信者にとって迷惑になるだけでなく、マルウェアの感染やフィッシングサイトへの誘導等、様々な脅威を引き起こす。
迷惑メールは、メーリングリストを通して複数のユーザが同じ電子メールを受信したり、ばらまき型メールのように、同一の内容の電子メールが不特定多数のユーザ宛てに送信されたりすることがある。これにより、複数のユーザが、同一または類似する電子メールを受信することによる脅威に晒されている。
このため、脅威のある電子メールに対しては、公式機関やセキュリティベンダー、各企業の情報システム部等から、ユーザに対して当該電子メールを削除するように注意喚起が行われている。しかし、このような注意喚起では、脅威のある電子メールが削除される保証はなく、ユーザが注意喚起を見て、かつ、電子メールを削除するといった手間が必要となる。
そこで、特許文献1は、送信済みの電子メールについて、電子メールを送信した端末から送信側のメールサーバに対して削除要求メールを送信すると、受信側のメールサーバ又は、受信側の端末にある受信済み電子メールを削除する仕組みが存在する。
しかしながら、特許文献1の仕組みでは、電子メールを送信した送信側が電子メールを削除する要求を行わなければならず、悪意を持った攻撃者が驚異のある電子メールを送信し、当該電子メールを受信した場合は、有効に機能しない。
そのため、第三者が脅威を引き起こし得る電子メールを管理者が削除、または編集できることが望まれる。
そこで、本発明は、受信済みの電子メールを管理者が外部から容易に操作可能な仕組みを提供することを目的とする。
本発明の情報処理システムは、メールを受信するサーバ装置と情報処理装置とを含む情報処理システムであって、受信したメールの情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段で抽出した情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている情報に基づいて受信済みのメールを特定する特定手段と、前記特定手段で特定された前記メールに対する処理の要求を受け付ける画面を表示する表示制御手段と、前記特定手段で特定された前記メールに対して前記表示制御手段で表示される前記画面で受けつけた処理を実行するよう制御する制御手段と、を含むことを特徴とする情報処理システム。
本発明によれば、受信済みの電子メールを管理者が外部から容易に操作可能な効果を奏する。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る情報処理システム100は、メールサーバ101、クライアント端末102、及びLAN103を含む構成を備えており、広域ネットワーク104を介して外部メールサーバ105と通信可能に接続されている。
メールサーバ101は、電子メールの送受信を行うために用いられる情報処理装置であって、電子メールのメールアドレス管理や、当該メールアドレスに送信されてきた電子メールを保存する等の機能を有している。
また、メールサーバ101は、外部メールサーバ105から送信される電子メールに対する受信制御処理を後述する本実施形態にて行う。
クライアント端末102は、メールサーバ101で管理されているメールアドレスを使用して電子メールのやり取りを行うユーザが操作する端末装置(情報処理装置)である。
また、クライアント端末102は、外部メールサーバ105から提供される様々なコンテンツ等をユーザへ提供する端末装置でもある。
さらに、クライアント端末102は、LAN103を介してメールサーバ101に記憶した本実施形態に関する設定やデータの参照や編集等を行うことが可能である。
外部メールサーバ105は、様々なコンテンツ等をユーザへ提供する装置であり、サービス事業者や個人ユーザ等によって設置されたものであったり、外部のユーザが所有するメールサーバとして設置されたものであったりする。
図2は、本発明の実施形態におけるメールサーバ101のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。尚、本実施形態ではメールサーバ101を中心に説明するが、クライアント端末102も同様のハードウェア構成であるものとする。メールサーバ101とクライアント端末102が異なるハードウェア構成であってもよい。
図2に示すように、メールサーバ101は、システムバス204を介してCPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203を備える。さらに、メールサーバ101は、入力コントローラ205、ビデオコントローラ206、メモリコントローラ207、及び通信I/Fコントローラ208が接続される。また、メールサーバ101は、入力装置209、ディスプレイ210、外部メモリ211を備える。
CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
ROM202あるいは外部メモリ211は、CPU201が実行する制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やOS(Operating System)や、本情報処理方法を実現するためのコンピュータ読み取り実行可能なプログラム及び必要な各種データ(データテーブルを含む)を保持している。
RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM202あるいは外部メモリ211からRAM203にロードし、ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現する。
入力コントローラ205は、入力装置209や不図示のマウス等のポインティングデバイス等の入力装置からの入力を制御する。入力装置209がタッチパネルの場合、ユーザがタッチパネルに表示されたアイコンやカーソルやボタンに合わせて押下(指等でタッチ)することにより、各種の指示を行うことができることとする。
また、タッチパネルは、マルチタッチスクリーン等の、複数の指でタッチされた位置を検出することが可能なタッチパネルであってもよい。
ビデオコントローラ206は、ディスプレイ210等の外部出力装置への表示を制御する。ディスプレイ210は、本体と一体になったノート型パソコンのディスプレイも含まれるものとする。尚、外部出力装置はディスプレイに限ったものははく、例えばプロジェクタであってもよい。また、前述のタッチ操作を受け付け可能な装置については、入力装置209も提供する。
尚ビデオコントローラ206は、表示制御を行うためのビデオメモリ(VRAM)を制御することが可能で、ビデオメモリ領域としてRAM203の一部を利用することもできるし、別途専用のビデオメモリを設けることも可能である。
メモリコントローラ207は、外部メモリ211へのアクセスを制御する。外部メモリとしては、ブートプログラム、各種アプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、及び各種データ等を記憶する外部記憶装置(ハードディスク)、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等を利用可能である。
通信I/Fコントローラ208は、ネットワークを介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信やISDN等の電話回線、及び携帯電話の3G回線を用いた通信が可能である。
尚、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ210上での表示を可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
次に図3を参照して、本発明の実施形態における各種装置の機能構成の一例について説明する。
メールサーバ101は、メール受信部300、抽出部302、転送先取得部304、記憶部306、送信部308、検索部310、及び操作部312を備えている。
メール受信部300は、外部のメールサーバ105や内部のメールサーバ101から送信されるメールを受信する機能部である。
抽出部302は、メール受信部300で受信した電子メールから所定の条件に従って、本文、添付ファイル、ヘッダー情報等に関する情報を取得する機能部である。
転送先取得部304は、電子メールの転送先の情報を取得する機能部である。
記憶部306は、抽出部302や転送先取得部304によって取得した電子メールに関する情報、転送先に関する情報をテーブルへ記憶したり、電子メールから取得する情報を設定ファイルに記憶したり、電子メールに対する操作内容を記録する機能部である。
送信部308は、メールサーバ101から電子メールを送信する機能部である。
検索部310は、検索したい電子メールの情報を利用し、記憶部306に記録されたメール情報のうち、検索対象のメール情報と同一・類似した内容の電子メールを検索する機能部である。また、検索部310は、検索結果から出てきた操作対象の電子メールの選択と当該電子メールに対する操作要求の設定を受け付け、操作部312により操作要求(実行要求)を送信する。
操作部312は、対象の電子メールを操作するために操作要求をクライアント端末102に送信し、クライアント端末102が当該操作内容を受信した場合は、受信したクライアント端末102で操作内容を実行する。
尚、本実施形態では、メールサーバ101が各機能部を備えるが、クライアント端末102や外部メールサーバ105が各機能部を備えていてもよい。
次に図4のフローチャートを用いて、本発明の実施形態における図1のメールサーバ101が実行する処理について説明する。
図4のフローチャートは、図1のメールサーバ101のCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行する処理であり、メールの情報及びメールの転送先を記録する処理を示すフローチャートである。
ステップS400では、メールサーバ101のCPU201は、メール受信部300の機能により外部メールサーバ105から送信された電子メールを受信する。
ステップS402では、メールサーバ101のCPU201は、抽出部302の機能により、ステップS400において受信した電子メールに関する情報を抽出する。抽出する情報は図6のように任意に設定を調整することができる。
ここで、図6について説明する。図6の抽出情報設定画面600は、ステップS402で抽出する情報を設定する画面の一例である。設定画面では、電子メールから抽出する情報を選択・登録することができる。抽出情報設定画面600で設定した情報を抽出することにより、メールサーバ101は、メールサーバ101から電子メールを転送した先のクライアント端末102を検索及び特定することができる。尚、設定は画面でなく設定ファイルであってもよい。
抽出する電子メールに関する情報としては、例えば、本文のハッシュ値、添付ファイルのハッシュ値、URLのハッシュ値、URLのドメインのハッシュ値、メールアドレスのハッシュ値、ビットコインアドレスのハッシュ値等がある。
その他にも、メールサーバ101はヘッダー情報、電子メールの本文に関する情報、添付ファイルに関する情報、その他の任意の情報を抽出してもよい。ヘッダー情報に関しては、送信日時、送信元アドレス、送信元IPアドレス、件名等が存在する。本文に関する情報としては、本文、本文のハッシュ値、本文のファジーハッシュ値(予め決めた任意のファジーハッシュ関数により算出された値。ただし、一連の処理では、同じファジーハッシュ関数を用いる。以後のファジーハッシュ値に関しても同様)等が存在する。添付ファイル情報に関しては、添付ファイル、添付ファイルハッシュ値、添付ファイルのファジーハッシュ値等が存在する。
その他の任意の情報に関しては、本文内のURL、メールアドレス、ビットコインアドレス、署名の会社名や電話番号、住所、添付ファイルの一部の情報、添付ファイル内のURL等の情報が存在する。
図6の抽出情報設定画面600で選択を受け付けた情報について、メールサーバ101は受信した電子メールから当該情報を抽出する。
ステップS404では、メールサーバ101のCPU201は、転送先取得部304の機能により、ステップS400で受信した電子メールを転送する転送先に関する情報を取得する。転送先に関する情報は、最終的に電子メールが受信されるメールボックスや端末、MUA(Mail User Agent)等(以降、最終転送先)を特定し得る情報である。これには、事前に設定したメールボックスのIDや端末のID、もしくは、メールアカウント、端末情報(IPアドレスやMACアドレス、端末のユーザ情報)、またはエージェントID(後述)等を用いる。
また、転送先がメールサーバ101以外の外部メールサーバ105であった場合は、各外部メールサーバ105において同様にステップS400からステップS406を行い、任意の外部メールサーバ105で最終転送先を特定してもよい。また、その場合はステップS404で取得した情報を外部メールサーバ105から転送元のメールサーバ101にフィードバックするとよい。。
もしくは、事前に外部メールサーバ105にIDを付与して、転送先を外部メールサーバ105のIDとして最終転送先まで紐づけを行ってもよい。
もしくは、最終転送先において、ステップS400からステップS404を行い、必要な情報をメールサーバ101にフィードバックしてもよい。
ステップS406では、メールサーバ101のCPU201は、記憶部306の機能により、ステップS402、S404において抽出した各情報をメール情報テーブル700に記憶する。
ここで図7のメール情報テーブル700について説明する。図7のメール情報テーブル700は、ステップS402において抽出した電子メールの情報を保存するテーブルである。メール情報テーブル700は、メールID702、本文のハッシュ値704、添付ファイルのハッシュ値706、URLのドメイン708、最終転送先709等の項目からなる。
メールID702は、メールサーバ101で受信した電子メールを一意に識別可能な識別情報である。このメールID702は必要に応じて付与することができる。
本文のハッシュ値704は、電子メールの本文のハッシュ値を保存するための項目である。
添付ファイルのハッシュ値706は、添付ファイルのハッシュ値を保存するための項目である。
URLのドメイン708は、URLからドメイン情報を抽出し、その値を保存するための項目である。
最終転送先709は、最終的に電子メールを受信するメールボックスやクライアント端末102に割り振られたID(識別情報)を保存するための項目である。ID以外にも、メールボックスや端末を特定可能な情報を保存することができる。
ステップS408では、メールサーバ101のCPU201は、ステップS406で情報を記憶した電子メールを送信部308の機能により転送先のクライアント端末102へ送信する。
ステップS410では、クライアント端末102のCPU201は、メールサーバ101から転送された電子メールを受信する。これはクラウド上のメールボックスやサーバ上のメールボックスで受信してもよい。
メールボックスやクライアント端末102には、事前に電子メールの操作要求(実行要求)を実行する機能を追加するかエージェントをインストールする。
また、クライアント端末102は、電子メールや添付ファイル、URL等へのアクセスや操作内容を記録してもよいし、その情報をサーバへフィードバックしてもよい。この情報は、インシデントが発生したとき等に、ウイルス感染したクライアント端末102や影響範囲の特定に利用できる。
以上が、電子メールの情報及び転送先を記憶する処理の流れの説明である。
次に図5のフローチャートを用いて、本発明の実施形態における図1のメールサーバ101が実行する処理について説明する。
図5のフローチャートは、図1のメールサーバ101のCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行する処理であり、メールに対する第三者の操作要求処理を示すフローチャートである。
ステップS500では、メールサーバ101のCPU201は、検索部310の機能により、事前に図4のフローで抽出した情報を元に対象の電子メールを検索する。ここで特定したい電子メールは、ユーザが任意に検索してもよいし、攻撃型の電子メールや驚異のある可能性のある電子メールの情報をメールサーバ101やクライアント端末102が記憶しておき、ユーザに通知することで検索項目を指定してもよい。検索処理については、図8の画面のように検索項目の選択や値を入力し検索を行う。
図8は、不審な電子メールの情報があった場合に、当該電子メールの情報を用いて他のクライアント端末102に受信されている電子メールの中から同一または類似する電子メールを検索するための検索画面800の一例である。尚、検索画面800で特定の電子メールの情報の入力を受け付け検索が実行された後は、該当する電子メールと当該電子メールが転送された最終転送先のクライアント端末102が検索結果として表示される(不図示)。検索画面800の構成は、検索項目801、検索項目801の値の入力欄802、検索の実行を受け付ける検索ボタン803等からなる。尚、画面レイアウトは一例であり、必要に応じ他の画面構成を追加してもよい。また、検索項目は複数選択してもよい。さっらに、検索項目の選択を受け付けず、検索したい電子メールの選択を受け付け、ステップS402と同様に情報抽出を行い、抽出結果から対応する電子メールの検索を行ってもよい。その他、類似する電子メールを検索結果として出力してもよいものとする。
ステップS502では、メールサーバ101のCPU201は、検索の結果をディスプレイ210で表示し、表示された結果に対してその後の処理の選択を受け付ける。検索の結果として表示されるものは、検索対象として入力または選択を受け付けた情報が含まれる電子メールや、当該電子メールの最終転送先の情報を含む。つまり、ステップS502では、メールサーバ101のCPU201は、検索の結果、検索条件に該当した(特定された)電子メールの表示と、当該電子メールに対する処理の選択を受け付ける。
ここで、図9について説明する。図9は、図8の検索画面800で検索を行った結果該当した電子メールに対する処理を行うために、当該電子メールの最終転送先に要求する操作要求の選択を受け付ける選択画面900の一例である。選択画面900の構成は、検索に用いた項目901、検索に用いた入力欄902、検索を行った結果該当した電子メールの最終転送先を示す最終転送先903、操作内容を示す操作内容選択904等を含む。さらに、検索処理の結果を示す検索結果画面905、対象を選択するためのチェックボックス906、実行ボタン907を含む。尚、画面のレイアウトは一例であり、必要に応じ画面構成を追加してもよい。また、チェックボックス906は個別に選択を受け付けるチェックボックスと、一括で選択を受けつけるチェックボックスを備えているとよい。尚、本実施形態では、検索を行った結果該当した電子メールの最終転送先を選択画面900で表示されるが、電子メール自体の情報を選択画面900で表示していてもよい。
図9の選択画面900では、チェックボックス906で選択を受け付けた最終転送先903が示すクライアント端末102に、操作内容選択904で受け付けた操作内容の操作要求を送信することができる。操作要求の送信は、選択画面900の実行ボタン907の押下を受け付けることにより送信することが可能である。また、検索を行い、同一の最終転送先903に転送(受信)された複数の電子メールが検索結果で該当した場合には、分かりやすいように最終転送先903のIDと電子メールのIDを選択画面900の画面上に表示してもよい。
図9の選択画面900の操作内容選択904で受け付ける処理の内容は、例えば、最終転送先903への警告文追加表示や、最終転送先903で受信されている対象となる電子メールの削除、電子メールに含まれている添付ファイルの削除等がある。
図5のステップS504では、メールサーバ101のCPU201は、図9の選択画面900で選択を受け付けた電子メールまたはクライアント端末102等の最終転送先903に対して、操作内容を設定する。操作内容は、選択画面900の操作内容選択904で操作内容の選択を受け付けることにより設定する。尚、操作内容選択904は、操作内容の選択を受け付けるのではなく、操作内容の入力を受け付けてもよい。
ステップS506では、メールサーバ101のCPU201は、操作部312の機能により、選択画面900で設定した最終転送先903に、操作内容選択904で受け付けた操作内容に対応する操作要求を送信する。本実施形態では、メールサーバ101のCPU201は、クライアント端末102に操作要求を送信する。このとき、検索内容・操作内容をメールサーバ101で記録しておくと、次回の検索を容易にしたり、メールサーバ101で新しく受信するメールに対して同様の操作を自動的に実行するように設定したりすることができる。
ステップS508では、クライアント端末102のCPU201は、メールサーバ101から操作要求を受信する。
ステップS510では、クライアント端末102のCPU201は、メールサーバ101から受信した操作要求を実行する。操作要求を実行する際は、クライアント端末102で実行してもよいし、クライアント端末102で受信した操作要求をクラウド上のメールボックスやサーバ上のメールボックスで実行してもよい。メールボックスやクライアント端末102には事前に、電子メールの操作要求を実行する機能を追加するか、エージェントをインストールするものとする。また、この時、操作内容や実行結果を記憶し、操作内容や実行結果をメールサーバ101にフィードバックしてもよい。さらに、メールサーバ101にフィードバックされる際には、ステップS510において記録していた電子メールの操作内容をメールサーバ101が同時に取得してもよい。例えば、メールサーバ101にフィードバックする場合は、図10のように既存のメール情報テーブル700にフィードバックした情報を追加する。これにより、図10のメール情報テーブル1000が記録され、正常に処理が実行されたかをユーザが後から確認することが可能となる。
図10のメール情報テーブル1000は、ステップS510おいて実行した操作の内容をメールサーバ101にフィードバックを行った場合に、操作内容及び処理結果を保存するテーブルである。メール情報テーブル1000は、メールID1002、本文のハッシュ値1004、添付ファイルのハッシュ値1006、URLのドメイン1008、最終転送先1010、操作内容1012、処理結果1014等の項目を含む。
メールID1002から最終転送先1010までは、図7のメール情報テーブル700のメールID702から最終転送先709と同一であるため説明を省略する。
操作内容1012は、最終転送先1010に要求した操作内容を保存するための項目である。処理結果1014は、操作要求に応じて操作を行った結果を保存するための項目である。このように、メール情報テーブル1000は、実行した操作内容1012と処理結果1014を、最終転送先1010と対応付けて記憶する。
さらに、操作要求をする第三者を電子メールの送信者にすることで、メールサーバ101は送信済みメールの修正を要求することもでき、訂正メール等を送らずに送信した電子メールを修正することも可能となる。このとき、必要に応じて修正前のメールのタイムスタンプを取得してもよい。
以上で、図4と図5を用いた本実施形態の一連の処理の流れの説明を終了する。本処理により、クライアント端末102で受信済みの電子メールに対して、メールサーバ101で記憶している情報に基づいて受信済み電子メールの添付ファイルの削除等の操作要求をメールサーバ101から行うことができる。例えば、不特定多数に同一または類似する内容の不審な電子メールが外部メールサーバ105からばらまかれた場合に、特定の電子メールの情報を用いて検索を行うことで、同一または類似する内容の電子メールを受信したクライアント端末102を特定できる。そして、管理者が、特定したクライアント端末102に存在する受信済みの電子メールを削除するよう操作要求を送ることで、外部から電子メールの削除等の操作を制御することが可能となる。つまり、不審な電子メールが複数の端末で受信された場合であっても、ユーザ一人一人が注意して削除するといった対応の手間を省き、管理者が外部から一括で不審な電子メールの削除や編集等の処理を制御することができる。本実施形態では、電子メールに対する削除や編集等の処理が、電子メールの本文や添付ファイルのハッシュ値の情報に基づいて実現可能であるため、プライバシー等の理由により電子メールの本文がメールサーバ101で記録できない場合でも有効である。
また、本実施形態により、クラウド上以外のクライアント端末102やメールサーバ101においても、受信した電子メールから抽出した情報に基づいて、外部の端末からの指示で受信済みの電子メールに対する削除や編集、警告等が可能となる。
このように、本発明においては、受信済みの電子メールを管理者が外部から容易に操作可能な効果を奏する。
以上、本発明の実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、本発明におけるプログラムは、各フローチャートの処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムであり、本発明の記憶媒体は各処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。尚、本発明におけるプログラムは各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読み出し、実行することによっても本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク等を用いることが出来る。
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、ひとつの機器から成る装置に適用しても良い。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適用できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。尚、上述した各実施形態及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
100 情報処理システム
101 メールサーバ
102 クライアント端末
103 LAN
104 広域ネットワーク
105 外部メールサーバ
201 CPU
202 ROM
203 RAM
208 通信I/Fコントローラ
209 入力装置
211 外部メモリ
101 メールサーバ
102 クライアント端末
103 LAN
104 広域ネットワーク
105 外部メールサーバ
201 CPU
202 ROM
203 RAM
208 通信I/Fコントローラ
209 入力装置
211 外部メモリ
Claims (9)
- それぞれがメールを受信するサーバ装置と情報処理装置とを含む情報処理システムであって、
受信したメールの情報を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段で抽出した情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている情報に基づいて受信済みのメールを特定する特定手段と、
前記特定手段で特定された前記メールに対する処理の要求を受け付ける画面を表示する表示制御手段と、
前記特定手段で特定された前記メールに対して前記表示制御手段で表示される前記画面で受け付けた処理を実行するよう制御する制御手段と、
を含むことを特徴とする情報処理システム。 - 前記特定手段は、前記特定されたメールを受信した情報処理装置を特定し、
前記制御手段は、当該情報処理装置に対して、前記画面で受け付けた処理を実行するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記表示制御手段は、前記特定手段で特定したメールの情報と当該メールを受信した情報処理装置との情報を表示することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。
- 前記表示制御手段は、前記抽出手段で抽出する情報の選択を受け付ける画面を表示し、
前記抽出手段は、当該画面で選択を受け付けた情報を受信したメールから抽出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理システム。 - 前記記憶手段は、前記制御手段で実行された処理を、当該処理を実行された情報処理装置と対応付けて記憶することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
- 受信したメールから抽出した情報を記憶する記憶手段を備えたサーバ装置であって、それぞれがメールを受信するサーバ装置と情報処理装置とを含む情報処理システムの制御方法であって、
受信したメールの情報を抽出する抽出ステップと、
前記記憶手段に記憶されている情報に基づいて受信済みのメールを特定する特定ステップと、
前記特定ステップで特定された前記メールに対する処理の要求を受け付ける画面を表示する表示制御ステップと、
前記特定ステップで特定された前記メールに対して前記表示制御ステップで表示される前記画面で受け付けた処理を実行するよう制御する制御ステップと、
を含むことを特徴とする情報処理システムの制御方法。 - 他の情報処理装置と通信可能な情報処理装置であって、
受信したメールの情報を取得する取得手段と、
前記取得手段で取得した前記情報に基づいてメールを特定する特定手段と、
前記特定手段で特定されたメールに対する処理を受け付ける受付手段と、
前記受付手段で受け付けた処理を前記特定手段で特定されたメールに対して実行するよう他の情報処理装置に実行要求を送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 他の情報処理装置と通信可能な情報処理装置の制御方法であって、
受信したメールの情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップで取得した前記情報に基づいてメールを特定する特定ステップと、
前記特定ステップで特定されたメールに対する処理を受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップで受け付けた処理を前記特定ステップで特定されたメールに対して実行するよう他の情報処理装置に実行要求を送信する送信ステップと、
を含むことを特徴とする情報処理装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項7に記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018230574A JP2020095304A (ja) | 2018-12-10 | 2018-12-10 | 情報処理装置、情報処理システム、その制御方法、及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018230574A JP2020095304A (ja) | 2018-12-10 | 2018-12-10 | 情報処理装置、情報処理システム、その制御方法、及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020095304A true JP2020095304A (ja) | 2020-06-18 |
Family
ID=71085601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018230574A Pending JP2020095304A (ja) | 2018-12-10 | 2018-12-10 | 情報処理装置、情報処理システム、その制御方法、及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020095304A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021246374A1 (ja) | 2020-06-01 | 2021-12-09 | 三菱マテリアル株式会社 | 絶縁樹脂回路基板 |
-
2018
- 2018-12-10 JP JP2018230574A patent/JP2020095304A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2021246374A1 (ja) | 2020-06-01 | 2021-12-09 | 三菱マテリアル株式会社 | 絶縁樹脂回路基板 |
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