JP6545859B2 - プログラム、情報処理装置及び情報処理装置の制御方法 - Google Patents

プログラム、情報処理装置及び情報処理装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラムに関する。
電子メールを用いることで、一度に多数の相手と情報を共有することが可能となっている。また、電子メールにおいては、当該電子メールの直接の送信相手となるメールアドレスを設定するTo、参考までにメールを送りたい相手のメールアドレスを設定するCc(Carbon copy)、参考までにメールを送りたいが他の受信者にメールアドレスを知られたくない場合や、送信していることを知られたくないといった場合に用いられるBcc(Blind carbon copy)をそれぞれ使い分けて、送信先の設定が行われる。
また、Bccにおいては、直接の送信相手ではあるが、受信者間で面識がなく他の受信者にメールアドレスを知られないようにしたい場合(例えばメールマガジンの配信など)にも用いられる。これにより、メールアドレスが他人に知られてしまうという情報漏洩を防ぐことが可能である。
しかし、送信先をそれぞれ使い分けて設定するのは、煩雑な作業であり、Bccに設定すべきアドレスをToやCcに設定してしまったというミスも多く発生している。
特許文献1には、電子メールの宛先指定におけるユーザのミスを低減させる技術を提供することを目的とし、宛先の数が所定以上である場合や、所定のアドレスが宛先に設定された場合に、Bccに変換する技術が開示されている。
特開2007−11431号公報
しかし、ToやCcに設定するか、Bccに設定するかは、メールの内容や受信者同士の関係などにより、適切に設定されるべきである。すなわち、一律に全ての送信先をBccに変換することが適切ではない場合もあり、そのような場合には、ToやCcに残すべきアドレスとBccに変換すべきアドレスとを適切に判断することが必要となる。
そこで、本発明は、電子メールの送信先設定において、適切にBccへの設定を行う仕組みを提供することを目的とする。
本発明は、コンピュータを電子メールを受信する受信手段と、条件と、当該条件を満たす場合の処理と、が対応付けられた制御ルールを複数記憶する記憶手段と、前記受信手段で受信した電子メールに対して前記制御ルールを適用することで、電子メールに対する処理を実行する制御手段として機能させ、前記制御ルールは、条件として、電子メールに所定数以上の送信先が設定されていることを示す条件が設定可能であり、当該条件を満たす場合の処理として、メールアドレスが受信者に示される第1の送信先として設定された送信先を、メールアドレスが受信者に示されない第2の送信先に変更する処理を設定することが設定可能であり、前記制御手段を、当該設定された条件を満たす電子メールについて、当該電子メールの内容に基づき第1の送信先から第2の送信先に変更する送信先を決定し、決定された送信先について、第1の送信先から第2の送信先に変更する処理を実行する手段として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、電子メールの送信先の設定を、メールアドレスが受信者に示される第1の送信先(To、Cc)から、メールアドレスが受信者に示されない第2の送信先(Bcc)に、適切に変更することが可能となる。従って、電子メールの送信先設定において、適切にBccへの設定を行うことができる。
本発明の一実施例を示す情報処理装置を適用可能なシステムの構成図 情報処理装置のハードウエア構成を例示する図 情報処理装置が実行する処理を例示するフローチャート 情報処理装置が実行する処理を例示するフローチャート 情報処理装置が実行する処理を例示するフローチャート 保留メール一覧画面を例示する図 電子メールの監査結果を受け付ける監査画面を例示する図 送信制御ルールが登録されたテーブルの一例を示す図 アドレス情報が登録されたテーブルの一例を示す図 アドレス設定表が登録されたテーブルの一例を示す図 本発明で処理する電子メールの具体例を示す図 電子メールの具体例を示す図 電子メールの具体例を示す図 電子メールの具体例を示す図 電子メールの具体例を示す図 電子メールの具体例を示す図
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
図1は、本発明の一実施例を示す情報処理装置を適用可能なシステムの構成を例示する図である。
本実施例のシステムは、図1に示す通り、情報処理装置101、送信者端末102、送信先端末103、監査者端末105などを有する。
情報処理装置101は、送信者端末102および監査者端末105とLANやイントラネットなどのネットワーク104を介して接続されている。さらに、情報処理装置101は、送信先端末103とインターネット回線などのネットワーク106を介して接続されている。
情報処理装置101は、送信者端末102から送信された電子メールを受信し中継するものである。
以下、図2を用いて、図1に示した情報処理装置101のハードウエア構成の一例について説明する。
図2は、図1に示した情報処理装置101のハードウエア構成を例示する図である。
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM203あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PC(パーソナルコンピュータ)の実行する機能を実現するために必要な各種プログラムやデータ等が記憶されている。
202はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM203あるいは外部メモリ211からRAM202にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、205は入力コントローラで、入力装置209等からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、液晶ディスプレイ等のディスプレイ装置210への表示を制御する。なお、ディスプレイ装置は、液晶ディスプレイに限られず、CRTディスプレイなどの他のディスプレイ装置であってもよい。また、入力装置209は、例えば、キーボード、マウスやディスプレイ装置210の表面に設けられたタッチパネル等のポインティングデバイスなどである。なお、ディスプレイ装置210や入力装置209は、必要に応じて使用するものである。
207はメモリコントローラで、外部メモリ211へのアクセスを制御する。外部メモリ211は、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶する。なお、外部メモリ211は、例えば、ハードディスク(HD)やソリードステートドライブ(SSD)、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等であるが、その他の記憶装置であってもよい。
208は通信I/Fコントローラで、ネットワーク(例えば、図1に示したネットワーク104)を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。通信I/Fコントローラ208は、例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
なお、CPU201は、例えばRAM202内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ装置210上での表示を可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ装置210上に表示される不図示のマウスカーソル等をユーザが入力装置209で操作することにより、ユーザ指示を受け付け可能である。さらに、CPU201は、外部装置(例えば監査者端末105)から情報処理装置101にアクセスがあった場合に、外部装置に画面を送信し、外部装置で表示された画面を介した指示を外部装置から受信することにより、ユーザ指示を受け付けることも可能である。
情報処理装置101のハードウエア上で動作する各種プログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM202にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。
なお、情報処理装置101は、必ずしもこれらの構成を全て備えている必要はなく、必要なものを備えていればよい。
以下、図3〜図16を用いて、情報処理装置101のCPU201が実行する処理について説明する。この処理では、情報処理装置101は、電子メールが所定の条件を満たした場合に、電子メールにTo、Ccとして設定された送信先を、Bccに設定変更する。なお、To、Cc(Carbon copy)として設定されている送信先は、メールアドレスが受信者に示される送信先である。また、Bcc(Blind carbon copy)として設定されている送信先は、メールアドレスが受信者に示されない送信先である。
図3〜図5は、情報処理装置101のCPU201が実行する処理を例示するフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、ソフトウェアにより実装されるものであり、情報処理装置101のCPU201が外部メモリ211等に格納されたプログラムを読み出して実行することにより実現されるものである。
まず、図3のフローチャートの処理について説明する。
ステップS101において、情報処理装置101のCPU201は、送信者端末102から送信された電子メールを受信すると、処理をステップS102に移行する。
ステップS102では、CPU201は、上記S101で受信した電子メール(以下、処理対象の電子メール)に対して、図8に示すような送信制御ルールを適用する。
図8は、送信制御ルールが登録されたテーブルの一例を示す図である。なお、このテーブルは、情報処理装置101の外部メモリ211等に予め記憶されているものとする。
図8に示す通り、本実施例における送信制御ルールには、ID801、条件802、アクション803、Bcc変換804等の情報が登録されている。ID801は、送信制御ルールを一意に識別するための識別情報である。条件802は、送信制御ルールが適用される条件を示す。アクション803は、条件802を満たした場合の動作を示す。Bcc変換804は、ToやCcをBccに変換するか否かを示す。
なお、送信制御ルールは、図8に示すルールに限定されるものではなく、他のルールを含んでいてもよい。
なお、本実施例では、CPU201が、図3のS102において、ID801が示す番号の小さい送信制御ルールから順番に適用の可否を確認することでルールを適用し、S103以降において、当該ルールに設定されたアクション803およびBcc変換804に基づく処理を実行する。
以下、図3のフローチャートの説明に戻る。
ステップS103において、CPU201は、上記S102の結果に基づいて、処理対象の電子メールの宛先アドレス件数が予め定められた件数以上(所定数以上)であるか否かを判定する(送信制御ルールのID:1のルール(送信先が5個以上)を適用した結果を判定する)。
そして、処理対象の電子メールの宛先アドレス件数が所定件数以上ではないと判定した場合(S103でNoの場合)、CPU201は、処理をステップS104に移行する。なお、S103でYESの場合については後述する。
ステップS104では、CPU201は、上記S102の結果に基づいて、処理対象の電子メールの送信先に外部ドメインが複数種類含まれているか否かを判定する(送信制御ルールのID:2のルール(外部ドメインが複数ある)を適用した結果を判定する)。なお、外部ドメインとは、送信元のメールアドレスのドメインと異なるドメインを指すものとするが、例えばグループ会社などの所定のドメインについては、送信元と異なるドメインでであっても内部ドメインとして扱ってもよい。
そして、処理対象の電子メールの送信先に外部ドメインが複数種類含まれていないと判定した場合(S104でNoの場合)、CPU201は、処理をステップS105に移行する。なお、S104でYESの場合については後述する。
ステップS105では、CPU201は、上記S103、S104のルール以外のルールが設定されている場合は、当該ルールを適用し、処理をステップS108に移行する。
なお、上記S103において、処理対象の電子メールの宛先アドレス件数が所定件数以上であると判定した場合(S103でYESの場合)、CPU201は、処理をステップS106に移行する。
また、上記S104において、処理対象の電子メールの送信先に外部ドメインが複数種類含まれていると判定した場合(S104でYESの場合)にも、CPU201は、処理をステップS106に移行する。
ステップS106では、CPU201は、上記S103やS104で提供したルールに、Bcc変換の指定がなされているか(上記S103やS104のルールが適用された場合にBcc変換する旨の設定がなされているか)否かを判定する。具体的には、図8に示す送信制御ルールのBcc変換804の項目に「変換する」旨のフラグが立っているか否かを判定する。
そして、上記S103やS104で提供したルールにBcc変換の指定がなされていないと判定した場合(S106でNOの場合)、CPU201は、処理をステップS108に移行する。なお、S106でYESの場合については後述する。
ステップS108では、CPU201は、適用されたルールのアクションが「送出」であるか否かを判定する。「送出」とは、監査者による監査を経ることなく、電子メールを送信先に送信する処理を指す。なお、適用されたルールがない場合は、いずれのルールも適用されなかった場合のアクションが「送出」であるか否かにより判定する(本実施形態においては図8のID:5のルールが該当し、アクションには「送出」が設定されている)。
そして、上記S108において、適用されたルールのアクションが「送出」であると判定した場合(S108でYESの場合)、CPU201は、処理をステップS111に移行する。
ステップS111では、CPU201は、処理対象の電子メールを送信先に送信し、本フローチャートの処理を終了する。
一方、上記S108において、適用されたルールのアクションが「送出」でないと判定した場合(S108でNOの場合)、CPU201は、処理をステップS109に移行する。
ステップS109では、CPU201は、適用されたルールのアクションが「保留」であるか否かを判定する。なお、適用されたルールがない場合についてはS108と同様である。
そして、適用されたルールのアクションが「保留」ではないと判定した場合(S109でNOの場合)は、処理をステップS110に移行する。なお、本実施例では、アクションが「送出」、「保留」のいずれでもない場合、電子メールを削除するものとする。
ステップS110では、CPU201は、処理対象の電子メールを削除し、本フローチャートの処理を終了する。
一方、上記S109において、適用されたルールのアクションが「保留」であると判定した場合(S109でYESの場合)、CPU201は、処理をステップS112に移行する。
ステップS112では、CPU201は、処理対象の電子メールの送信を保留し、保留メールリスト(不図示)に登録する。なお、保留メールリストは、情報処理装置101の外部メモリ211に格納されているものとする。
次に、ステップS113において、CPU201は、監査者からの監査要求に従い、上記保留メールリストに基づき、後述する図6に示す保留メール一覧画面を表示するよう制御する。即ち、上記保留メールリストに登録されている電子メールの一覧を表示する。なお、上記監査要求が情報処理装置101の入力部205から行われた場合は、CPU201は、保留メール一覧画面を情報処理装置101のディスプレイ装置210に表示する。また、上記監査要求が外部装置(例えば監査者端末105)からネットワーク104を介して行われた場合は、CPU201は、保留メール一覧画面の表示データを外部装置に送信し、外部装置の表示部に保留メール一覧画面が表示される。
次に、ステップS114において、CPU201は、上記保留メール一覧画面を介して、監査者より監査対象となる電子メール(監査対象メール)が選択されると、該監査対象メールについて、後述する図7に示す監査画面を表示するように制御する。なお、監査画面の表示先は、図6に示す保留メール一覧画面と同様である。そして、CPU201は、監査画面(図7)を介して、該当メールの監査結果(送信可否の指示を)を受け付けると、ステップS115に処理を進める。なお、上記S113の監査画面表示処理およびS114の監査結果受付処理等からなる監査処理の詳細については、図6、図7を用いて後述する。
ステップS115では、CPU201は、上記S114で受け付けた監査結果が電子メールの送出を許可する指示(「メール送信」指示)であるか、許可しない指示(「メール削除」指示)であるかを判定する。
そして、送出指示であると判定した場合(S115で「送出」の場合)、CPU201は、処理をステップS116に移行する。
ステップS116では、CPU201は、上記S114にて監査対象として選択された電子メールを送信先に送出し、本フローチャートの処理を終了する。
一方、送出指示でないと判定した場合(S115で「削除」の場合)、CPU201は、処理をステップS117に移行する。
ステップS117では、CPU201は、上記S114にて監査対象として選択された電子メールを削除し、本フローチャートの処理を終了する。
なお、上記S106において、上記S103やS104で提供したルールにBcc変換の指定がなされていると判定した場合(S106でYESの場合)、CPU201は、処理をステップS107に移行する。
ステップS107では、CPU201は、Bcc変換実施命令を制御ファイルへ格納し、図4のS201に処理を移行する。なお、制御ファイルは、情報処理装置101の外部メモリ211に格納されているものとする。
以下、図4に示すフローチャートの処理について説明する。
ステップS201において、CPU201は、上述した制御ファイルからBcc変換実施命令を取得し、ステップS202に処理を進める。
ステップS202では、CPU201は、処理対象の電子メールに設定された送信先のうち、Bccとして設定されたアドレスを取得する。Bccアドレスについては、エンベロープTo(SMTPで通知されるメールの宛先情報)に存在するアドレスであり、かつヘッダーTo、Ccには存在しないアドレスをBccに設定されたアドレスとして取得する。
次に、ステップS203において、CPU201は、上記S202の処理の結果、Bccに設定されたアドレスを取得できたか、すなわちBccにアドレスが設定されていたか否かを判定する。
そして、Bccにアドレスが設定されていなかったと判定した場合(S203でNOの場合)、CPU201は、処理をステップS204に移行する。なお、S203でYESの場合については後述する。
ステップS204では、CPU201は、処理対象の電子メールのTo、Ccに設定されたアドレスと、図9に示すアドレス情報とを用いて、当該アドレスに対応する名前を特定する。そして、特定された名前が処理対象の電子メールのメール本文中に記載されているか確認する。
図9は、アドレス情報が登録されたテーブルの一例を示す図である。なお、このテーブルは、情報処理装置101の外部メモリ211等に予め記憶されているものとする。
図9に示すように、アドレス情報には、ID901、名前902、アドレス903等の情報が登録されている。アドレス情報は、アドレス903に示されるメールアドレスと、当該メールアドレスの持ち主の名前902に示される名前(名称)とを対応付けて管理する。例えば、ID:1のアドレス情報は、「伊藤」のアドレスが「AAA@abc.com」であることを示している。
ステップS205では、CPU201は、上記S204の結果、メール本文中に受信者(送信先)の名前が存在する(含まれている)か否かを判定する。なお、受信者(送信先)となる人物の名前は、メール本文のうち最初の1行目や冒頭部分に記載することが多い。そのため、メール本文のうち最初の1行目や冒頭部分に名前が含まれているかを判定することで、よりその人物に宛てたメールであるかの判定精度を高めることが可能となる。
そして、処理対象の電子メールのメール本文中に受信者(送信先)の名前が存在しない(含まれていない)と判定した場合(S205でNOの場合)、CPU201は、処理をステップS206に移行する。なお、S205でYESの場合については後述する。
ステップS206では、CPU201は、処理対象の電子メールに設定されたヘッダーTo,CcのアドレスをBccに変換(設定変更)する。
次に、ステップS207において、CPU201は、図10に示すアドレス設定表を用いて、ヘッダーFrom(送信元)のアドレスに対応するアドレスを取得する 次に、ステップS208において、CPU201は、上記S207で取得したアドレスを、処理対象の電子メールのヘッダーToに設定し、図5のフローチャートで示す処理に移行する。即ち、上記S206の設定変更により処理対象の電子メールのToに送信先が設定されていない状態となったため、CPU201は、上記S207、S208に示した処理を実行して、処理対象の電子メールのヘッダーToに適切なアドレスを設定し、処理対象の電子メールが不審なメールとして扱われてしまうことを回避する。
図10は、アドレス設定表が登録されたテーブルの一例を示す図である。なお、このテーブルは、情報処理装置101の外部メモリ211等に予め記憶されているものとする。
図10に示すように、アドレス設定表には、ID1001、送信元(From)のメールアドレス1002、送信先(To)のメールアドレス1003等の情報が登録されている。このような構成により、アドレス設定表では、送信元(From)のメールアドレス1002と、当該メールアドレスに対応する送信先(To)のメールアドレス1003とを対応付けて管理する。例えば、送信元(From)のメールアドレス「AAA@abc.com」に対応して送信先(To)のメールアドレス「XXX@abc.com」が設定されている。即ち、処理対象の電子メールの送信元(From)が「AAA@abc.com」である場合には、図4のS208において「XXX@abc.com」が当該電子メールのヘッダーToに設定される。
図10に示すテーブルは、予め管理者により設定されるものであってもよいし、人事情報等と連携し、送信者の上長により設定されるものでもよい。また、このようなテーブルを用いず、送信者のアドレスをToに設定するよう制御してもよい。
なお、上記S205において、処理対象の電子メールのメール本文中に受信者(送信先)の名前が存在する(含まれている)と判定した場合(S205でYesの場合)、CPU201は、処理をステップS209に移行する。
ステップS209では、CPU201は、処理対象の電子メールのメール本文中に名前が存在したヘッダーTo,Ccのアドレス以外のヘッダーTo,CcのアドレスをBccに変換(設定変更)し、図5のフローチャートで示す処理に移行する。
なお、上記S203において、上記S202の処理の結果、Bccにアドレスが設定されていたと判定した場合(S203でYESの場合)、CPU201は、処理をステップS210に移行する。
ステップS210では、CPU201は、処理対象の電子メールのヘッダーTo,Ccに設定されているアドレスのドメインと同一のドメインのアドレスがBccに設定されているかを判定する。
そして、同一ドメインのアドレスが設定されていないと判定した場合(S210でNOの場合)、CPU201は、処理をステップS211に移行する。
ステップS211では、処理対象の電子メールのヘッダーTo、CcのアドレスをBccに変換(設定変更)せず、図5のフローチャートに示す処理に移行する。
一方、上記S210において、処理対象の電子メールのヘッダーTo,Ccに設定されているアドレスのドメインと同一のドメインのアドレスがBccに設定されていると判定した場合(S210でYESの場合)、CPU201は、処理をステップS212に移行する。
ステップS212では、処理対象の電子メールのBccに設定されているアドレスと同一ドメインのヘッダーTo、CcのアドレスをBccに変換(設定変更)し、図5のフローチャートに示す処理に移行する。なお、図示しないが、上記S212の設定変更により処理対象の電子メールのToに送信先が設定されていない状態となった場合には、CPU201は、上記S207、S208に示した処理を実行するものとする。
なお、図4のフローチャートにおいて、S202の処理の後、S203をスキップし、S204以降の処理を実行するようにしてもよい。
以下、図5に示すフローチャートの処理について説明する。
ステップS301において、CPU201は、図3のS102で適用されたルールのアクションが「送出」であるか否かを判定する。
そして、「送出」であると判定した場合(S301でYESの場合)、CPU201は、処理をステップS302に移行する。
ステップS302では、CPU201は、処理対象の電子メールを送信先に送出し、本フローチャートの処理を終了する。
一方、「送出」ではないと判定した場合(S301でNOの場合)は、CPU201は、処理をステップS303に移行する。
ステップS303では、CPU201は、図3のS102で適用されたルールのアクションが「保留」であるかを判定する。
そして、適用されたルールのアクションが「保留」でない(本実施例では「削除」である)と判定した場合(S303でNOの場合)、処理をステップS304に移行する。本実施例では、アクションが「送出」、「保留」のいずれでもない場合、電子メールを削除するものとする。
ステップS304では、CPU201は、処理対象の電子メールを削除し、本フローチャートの処理を終了する。
一方、図3のS102で適用されたルールのアクションが「保留」であると判定した場合(S303でYESの場合)、処理をステップS305に移行する。
ステップS305では、CPU201は、処理対象の電子メールの送信を保留し、保留メールリスト(不図示)に登録する(図3のS112と同様)。
次に、CPU201は、ステップS306〜S310の処理を実行し、本フローチャートの処理を終了する。なお、ステップS306〜S310は、図3のステップS113〜S117と同様であるので説明は省略する。
次に、図11〜図16を用いて、本発明の処理の具体例を示す。
図11〜図16は、本発明で処理する電子メールの具体例を示す図である。
図11は、送信者:AAA@abc.comから送信先:BBB@abc.comに対する電子メールを示す。図11(A)は、本発明の処理が実行される前(送信者により送信先が設定された状態)を示す。また、図11(B)は、本発明の処理を実行した後の状態を示した図である。なお、後述する図12〜図16においても、(A)は送信者により設定された状態を示し、(B)は本発明の処理を実行したあとの設定状態を示すものとする。
図11(A)に示すメールは、送信先が1つであるため、図3のS103、S104のいずれもNOと判定されるため、図11(B)に示す通り、本発明の処理を実行したあとも、ToやCcはBccに変換されない。
図12は、送信者:AAA@abc.comから送信先:BBB@abc.com,CCC@abc.com,DDD@abc.com,EEE@abc.com,FFF@abc.comに対するメールを示す。
本実施例においては、図8のルールで示す通り、送信先が5個以上ある場合には、ToやCcに設定されたアドレスがBccに変換される(図3のS103、S106でYESと判定され、図4のS206〜S208の処理が実行される)。図12(A)に示すメールは送信先が5個以上あるため、図12(B)に示す通り、送信先としてToに設定されていた5個のアドレスがBccに設定される(図4のS206)。また、Toには、図10のアドレス設定表に示すとおり「AAA@abc.com」に対応するアドレスである「XXX@abc.com」が設定される(図4のS208)。
図13は、送信者:AAA@abc.comから送信先:123@xyz.Com,987@xxx.comに対するメールを示す。
本実施例においては、図8のルールで示す通り、送信先に複数種類の外部ドメインがある場合には、ToやCcに設定されたアドレスがBCcに変換される(図3のS104、S106でYESと判定され、図4のS206〜S208の処理が実行される)。図13(A)に示すメールは送信先に複数種類の外部ドメインが設定されているため、図13(B)に示す通り、Toに設定されていた「123@xyz.Com」と「987@xxx.com」がBccに設定される(図4のS206)。そして、Toには、図10のアドレス設定表に示すとおり「AAA@abc.com」に対応するアドレスである「XXX@abc.com」が設定される(図4のS208)。
図14は、送信者:AAA@abc.comから送信先:BBB@abc.com,CCC@abc.com,DDD@abc.com,EEE@abc.com,FFF@abc.com,YYY@yyy.comに対するメールを示す。
図14(A)に示すメールは、送信先のうちToに「BBB@abc.com,CCC@abc.com,DDD@abc.com,EEE@abc.com,FFF@abc.com」が、Bccに「YYY@yyy.com」が設定されている。
この場合、送信先の数が5個以上あるため、図3のS103でYESと判定され、Bccにアドレスが設定されているため、図4のS203でYESと判定され、Toに設定されたアドレスのドメインとBccに設定されたアドレスのドメインは異なるため、図4のS210でNOと判定される。そのため、Bcc変換処理は実行されず(S211)、図14(B)に示す通り、本発明の処理を実行後も送信者による設定が維持されている。
図15は、送信者:AAA@abc.comから送信先:BBB@abc.com,XYZ@yyy.com,YYY@yyy.comに対するメールを示した図である。送信先のうち、Toに「BBB@abc.com,XYZ@yyy.com」が、Bccに「YYY@yyy.com」が設定されている。
図15(A)に示すメールでは、送信先のアドレスに外部ドメインが複数種類設定されているため、図3のS104でYESと判定され、Bccにアドレスが設定されているため、図4のS203でYESと判定され、Toに設定されたアドレスのドメインとBccに設定されたアドレスのうち「XYZ@yyy.com」と「YYY@yyy.com」とが同一のドメインであるため、図4のS210でYESと判定される。そのため、図15(B)に示す通り、Toに設定されたアドレスのうちBccに設定されたアドレスと同一ドメインの「XYZ@yyy.com」がBccに変換される(S212)。
図16は、送信者:AAA@abc.comから送信先:BBB@abc.com,CCC@abc.com,DDD@abc.com,EEE@abc.com,FFF@abc.comに対するメールを示した図である。
図16(A)に示すメールは、送信先の数が5個以上あるため、図3のS103でYESと判定される。また、このメールは、メール本文に「佐藤」と「田中」の文字列が含まれている。そして、送信先に設定されたアドレスのうち、「BBB@abc.com」は「佐藤」、「CCC@abc.com」は「田中」としてアドレス情報が登録されている(図9)。
そのため、図4のS205においてYESと判定され、図16(B)に示すように、図4のS209においてメール本文に含まれる「佐藤」、「田中」に対応するメールアドレス以外のアドレス(DDD@abc.com,EEE@abc.com,FFF@abc.com)がBccに変換される。
以上のように、宛先の数が所定以上の場合に、送信先アドレスをBccとして送信することで、送信先(メール受信者)に対して他人のメールアドレスを通知してしまうことによる情報漏洩の発生を低減させることが可能となる。例えば、大量のアドレスを送信先に設定してメールを送信するケース(例えばメーリングリストの配信や、顧客に対する広告メールの配信)等で、Bccで送信せずToやCcで送信してしまうと、受信者が他人のメールアドレスを取得できてしまうことになる。しかし、本発明では、このような個人情報の流出を防ぐことが可能となる。
また、送信先の数が少ない場合であっても、宛先に複数種類の外部ドメインが設定されている場合には、送信先同士で面識のない人同士である可能性が高いといえる。そのため、このような場合、本発明のようにBccで送信することで、情報漏洩によるリスクを低減させることが可能となる。
また、既にBccにメールアドレスが設定されている場合は、宛先が多数設定されていたり、複数種類の外部ドメインが設定されている場合であっても、送信者によって適切な設定がなされている可能性が高いと考えられる。そのため、このように送信者によってBccにメールアドレスが設定されている場合には、その設定を尊重し、ToやCcに設定されているアドレスをBccに変換することはしない制御を行う。ただし、設定ミスをしている可能性も否定できないため、Bccに設定されたアドレスと同一ドメインのアドレスがToやCcに設定されていた場合は、当該アドレスについてはBccに変換する処理を行う。
なお、送信者によりBccにアドレスが設定されていない場合(全てのTo、CcアドレスをBccに変換する場合)であっても、メール本文中に名前のある人のアドレスについては、Bccに変換せず、そのままToやCcに残しておく。即ち、処理対象の電子メールにヘッダーTo、Ccとして設定されている送信先のうち、対応する名前がメール本文に記載されていると判定された送信先以外の送信先を、Bccに設定変更する。これは、本文中に名前がある場合は、直接その人物に宛てたメールであるといえるため、Bccに変換する必要がないと判断できるためである。
また、全てのToやCcをBccに変換する場合、送信先(To)が空欄となってしまう。このようなToが空欄のメールについては受信拒否をする設定がなされていることもあり、不審なメールとして扱われてしまう可能性がある。そこで、このような場合には、予め送信者に対応付けられたアドレス(送信者自身や送信者の上長のアドレスなど)をToに設定して送信するよう制御することで、上述の問題点を解決する。
<監査処理>
以下、図6、図7を用いて、図3のS113、S114の処理、及び、図5のS306、S307の処理について説明する。
まず、情報処理装置101のCPU201は、監査者から監査処理の要求を受け付けると、保留メール一覧(図6)を表示するように制御する(図3のS113、図5S305)。
図6は、保留メール一覧画面を例示する図である。
図6に示すように、保留メール一覧画面には、各保留メールの件名601、送信者602、送信先603、送信日時604の情報がそれぞれ表示され、監査対象とするメールを選択可能となっている。
監査者から、保留メール一覧画面を介して監査対象とする電子メールの選択を受け付けると、情報処理装置101のCPU201は、当該電子メールに対する監査結果を受け付ける監査画面(図7)を表示するように制御する。
なお、上述したように、上記監査要求が情報処理装置101の入力部205から行われた場合は、図6、図7の画面は、情報処理装置101のディスプレイ装置210に表示する。また、上記監査要求が外部装置(例えば監査者端末105)からネットワーク104を介して行われた場合は、図6、図7の画面を構成するデータが情報処理装置101から外部装置に送信され、図6、図7の画面は外部装置の表示部に表示される。
そして、情報処理装置101のCPU201は、監査画面(図7)を介して監査者による監査結果を受け付ける。具体的には、メール送信を許可する(メール送信ボタン701の押下を受け付ける)か、メールの送信を禁止する(メール削除ボタン702の押下を受け付ける)かのいずれかにより、監査結果を受け付ける。上記監査要求が情報処理装置101の入力部205から行われた場合は、情報処理装置101の入力部205から、上記監査結果を受け付ける。また、上記監査要求が外部装置(例えば監査者端末105)からネットワーク104を介して行われた場合は、該外部装置からネットワーク104を介して、上記監査結果を受け付ける。
図7は、電子メールの監査結果を受け付ける監査画面を例示する図である。
図7に示すように、監査画面には、保留メール一覧(図6)で選択された監査対象の電子メールの送信日時、送信者、送信先、件名、サイズ、添付ファイル、本文などが表示される。
なお、情報処理装置101では、図7に示す監査画面において、703に示すように、Bcc表示欄に、本発明の処理によりBccに変換されたアドレスを、他のアドレスと識別可能な形態で表示するよう制御する。図7に示す例では、アンダーラインを付したイタリック体で表示しているが、これに限定されるものではなく、他のアドレスと異なる色で表示してもよい。本発明の処理によりBccに変換されたアドレスと他のアドレスと識別可能であれば、どのような表示形態で表示してもよい。これにより、監査者は、送信者が自らBccに設定したのか、それとも情報処理装置が所定のプログラムに従って設定したのかを認識することができ、適切な監査を実現することが可能となる。
なお、図7には示していないが、図4のS208の処理によって設定された送信先についても、該S208の処理により設定されたものであることが認識できるように表示形態を変更して表示してもよい。
メール送信ボタン701が押下されると、情報処理装置101のCPU201は、監査対象のメールを送出する(図3のS116、図5のS309)。また、メール削除ボタン702が押下されると、情報処理装置101のCPU201は、監査対象のメールを削除する(図3のS117、図5のS310)。
以上で、監査処理の説明を終了する。
上記説明では、情報処理装置101が送信者端末102から電子メールを受信し、該電子メールに対して処理を施す構成を示した。なお、情報処理装置101はWebメール機能を提供する装置であってもよい。また、図3〜図5に示した処理を、送信者端末102のメーラーで行うようにしてもよい。この構成の場合、送信者端末102のメーラーを実行するCPUは、送信指示された電子メールに対して図3〜図5に示した処理を実行するものとする。ただし、図3のS101の電子メール受信処理を、電子メールの送信を受け付ける処理に置き換えるものとする。
以上示したように、本実施例によれば、電子メールの送信先設定において、適切にBccへの設定を行うことが可能となり、メールアドレスの漏洩を抑えることができる。従って、電子メールの宛先を単純にBccに変換する従来の技術に比べ、所定の条件に該当する場合はBcc変換しないなど、適切に宛先のBccへの変換を行うことができる。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
また、本発明におけるプログラムは、図3〜図5の処理をコンピュータに実行させるプログラムである。なお、本発明におけるプログラムは、図3〜図5の各処理ごとのプログラムであってもよい。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読み出し、実行することによっても本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク等を用いることが出来る。
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、ひとつの機器から成る装置に適用しても良い。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施例およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
101 情報処理装置
102 送信者端末
103 送信先端末
104 ネットワーク
105 監査者端末
106 ネットワーク

Claims (14)

  1. コンピュータを
    電子メールを受信する受信手段と、
    条件と、当該条件を満たす場合の処理と、が対応付けられた制御ルールを複数記憶する記憶手段と、
    前記受信手段で受信した電子メールに対して前記制御ルールを適用することで、電子メールに対する処理を実行する制御手段として機能させ、
    前記制御ルールは、条件として、電子メールに所定数以上の送信先が設定されていることを示す条件が設定可能であり、
    当該条件を満たす場合の処理として、メールアドレスが受信者に示される第1の送信先として設定された送信先を、メールアドレスが受信者に示されない第2の送信先に変更する処理を設定することが設定可能であり、
    前記制御手段を、当該設定された条件を満たす電子メールについて、当該電子メールの内容に基づき第1の送信先から第2の送信先に変更する送信先を決定し、決定された送信先について、第1の送信先から第2の送信先に変更する処理を実行する手段として機能させるためのプログラム。
  2. 前記制御手段を、当該設定された条件を満たす電子メールについて、前記第1の送信先として設定されている送信先のうち、すでに第2の送信先として設定されている送信先と同一ドメインの送信先を、第2の送信先に変更する処理を実行する手段として機能させるための請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記制御手段を、当該設定された条件を満たす電子メールについて、当該電子メールの本文に第1の送信先として設定されているメールアドレスに対応する名前が記載されている場合には、前記第1の送信先として設定されている送信先のうち、当該名前に対応するメールアドレス以外の送信先を、第2の送信先に変更する処理を実行する手段として機能させるための請求項1に記載のプログラム。
  4. コンピュータを、
    電子メールを受信する受信手段と、
    条件と、当該条件を満たす場合の処理と、が対応付けられた制御ルールを複数記憶する記憶手段と、
    前記受信手段で受信した電子メールに対して前記制御ルールを適用することで、電子メールに対する処理を実行する制御手段して機能させ、
    前記制御ルールは、条件として、電子メールの送信元のドメインとは異なる複数種類のドメインの送信先が設定されていることを示す条件が設定可能であり、
    当該条件を満たす場合の処理として、メールアドレスが受信者に示される第1の送信先として設定された送信先を、メールアドレスが受信者に示されない第2の送信先に変更する処理を設定することが設定可能であり、
    前記制御手段を、当該設定された条件を満たす電子メールについて、前記第1の送信先として設定された送信先を第2の送信先に変更する処理を実行する手段として機能させるためのプログラム。
  5. 前記コンピュータを、
    前記受信手段により受信した電子メールの送信を保留する送信制御手段と、
    前記送信制御手段により保留された電子メールに対して、監査画面を介して監査者による送信可否の指示を受け付ける受付手段として機能させ、
    前記監査画面に、前記制御手段により前記第2の送信先に設定された送信先が他の送信先と識別可能に表示させるための請求項1乃至4のいずれか1項に記載のプログラム。
  6. 前記制御ルールは、前記条件を満たす場合の処理として、さらに電子メールの送信を保留する旨の処理を設定可能であり、
    前記送信制御手段を、前記電子メールが前記制御ルールの条件を満たし、当該条件を満たす場合の処理として保留する旨が設定されている場合に、当該電子メールの送信を保留する手段として機能させるための請求項5に記載のプログラム。
  7. コンピュータを、
    電子メールを受信する受信手段と、
    条件と、当該条件を満たす場合の処理と、が対応付けられた制御ルールを複数記憶する記憶手段と、
    前記受信手段で受信した電子メールに対して前記制御ルールを適用することで、電子メールに対する処理を実行する制御手段と、
    前記電子メールの送信を保留する送信制御手段と、
    前記送信制御手段により保留された電子メールに対して、監査画面を介して監査者による送信可否の指示を受け付ける受付手段として機能させ、
    前記制御ルールには、条件として、電子メールに所定数以上の送信先が設定されていることを示す条件が設定可能であり、
    当該条件を満たす場合の処理として、メールアドレスが受信者に示される第1の送信先として設定された送信先を、メールアドレスが受信者に示されない第2の送信先に変更する処理を設定することが可能であり、
    前記監査画面に、前記制御手段により第2の送信先に変更された送信先を、他の送信先と識別可能に表示させるためのプログラム。
  8. 前記コンピュータを、
    電子メールの送信先として設定すべきメールアドレスを記憶する第2の記憶手段として機能させ、
    前記制御手段を、前記第1の送信先を前記第2の送信先に変更したことで、前記第1の送信先が設定されていない状態となった場合には、前記第2の記憶手段に記憶されたメールアドレスを第1の送信先として設定する手段として機能させるための請求項1乃至7のいずれか1項に記載のプログラム。
  9. 電子メールを受信する受信手段と、
    条件と、当該条件を満たす場合の処理と、が対応付けられた制御ルールを複数記憶する記憶手段と、
    前記受信手段で受信した電子メールに対して前記制御ルールを適用することで、電子メールに対する処理を実行する制御手段と、を有し、
    前記制御ルールは、条件として、電子メールに所定数以上の送信先が設定されていることを示す条件が設定可能であり、
    当該条件を満たす場合の処理として、メールアドレスが受信者に示される第1の送信先として設定された送信先を、メールアドレスが受信者に示されない第2の送信先に変更する処理を設定することが設定可能であり、
    前記制御手段は、当該設定された条件を満たす電子メールについて、当該電子メールの内容に基づき第1の送信先から第2の送信先に変更する送信先を決定し、決定された送信先について、第1の送信先から第2の送信先に変更する処理を実行することを特徴とする情報処理装置。
  10. 電子メールを受信する受信手段と、
    条件と、当該条件を満たす場合の処理と、が対応付けられた制御ルールを複数記憶する記憶手段と、
    前記受信手段で受信した電子メールに対して前記制御ルールを適用することで、電子メールに対する処理を実行する制御手段と、を有し、
    前記制御ルールは、条件として、電子メールの送信元のドメインとは異なる複数種類のドメインの送信先が設定されていることを示す条件が設定可能であり、
    当該条件を満たす場合の処理として、メールアドレスが受信者に示される第1の送信先として設定された送信先を、メールアドレスが受信者に示されない第2の送信先に変更する処理を設定することが設定可能であり、
    前記制御手段は、当該設定された条件を満たす電子メールについて、前記第1の送信先として設定された送信先を第2の送信先に変更する処理を実行することを特徴とする情報処理装置。
  11. 電子メールを受信する受信手段と、
    条件と、当該条件を満たす場合の処理と、が対応付けられた制御ルールを複数記憶する記憶手段と、
    前記受信手段で受信した電子メールに対して前記制御ルールを適用することで、電子メールに対する処理を実行する制御手段と、
    前記電子メールの送信を保留する送信制御手段と、
    前記送信制御手段により保留された電子メールに対して、監査画面を介して監査者による送信可否の指示を受け付ける受付手段と、を有し、
    前記制御ルールには、条件として、電子メールに所定数以上の送信先が設定されていることを示す条件が設定可能であり、
    当該条件を満たす場合の処理として、メールアドレスが受信者に示される第1の送信先として設定された送信先を、メールアドレスが受信者に示されない第2の送信先に変更する処理を設定することが可能であり、
    前記監査画面に、前記制御手段により第2の送信先に変更された送信先を、他の送信先と識別可能に表示させることを特徴とする情報処理装置。
  12. 電子メールを受信する受信手段と、条件と、当該条件を満たす場合の処理と、が対応付けられた制御ルールを複数記憶する記憶手段と、前記受信手段で受信した電子メールに対して前記制御ルールを適用することで、電子メールに対する処理を実行する制御手段と、を有する情報処理装置の制御方法であって、
    前記制御ルールは、条件として、電子メールに所定数以上の送信先が設定されていることを示す条件が設定可能であり、
    当該条件を満たす場合の処理として、メールアドレスが受信者に示される第1の送信先として設定された送信先を、メールアドレスが受信者に示されない第2の送信先に変更する処理を設定することが設定可能であり、
    前記制御手段が、当該設定された条件を満たす電子メールについて、当該電子メールの内容に基づき第1の送信先から第2の送信先に変更する送信先を決定し、決定された送信先について、第1の送信先から第2の送信先に変更する処理を実行するステップを有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  13. 電子メールを受信する受信手段と、条件と、当該条件を満たす場合の処理と、が対応付けられた制御ルールを複数記憶する記憶手段と、前記受信手段で受信した電子メールに対して前記制御ルールを適用することで、電子メールに対する処理を実行する制御手段と、を有する情報処理装置の制御方法であって、
    前記制御ルールは、条件として、電子メールの送信元のドメインとは異なる複数種類のドメインの送信先が設定されていることを示す条件が設定可能であり、
    当該条件を満たす場合の処理として、メールアドレスが受信者に示される第1の送信先として設定された送信先を、メールアドレスが受信者に示されない第2の送信先に変更する処理を設定することが設定可能であり、
    前記制御手段が、当該設定された条件を満たす電子メールについて、前記第1の送信先として設定された送信先を第2の送信先に変更する処理を実行するステップを有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  14. 電子メールを受信する受信手段と、条件と、当該条件を満たす場合の処理と、が対応付けられた制御ルールを複数記憶する記憶手段と、前記受信手段で受信した電子メールに対して前記制御ルールを適用することで、電子メールに対する処理を実行する制御手段と、前記電子メールの送信を保留する送信制御手段と、前記送信制御手段により保留された電子メールに対して、監査画面を介して監査者による送信可否の指示を受け付ける受付手段と、を有する情報処理装置の制御方法であって、
    前記制御ルールには、条件として、電子メールに所定数以上の送信先が設定されていることを示す条件が設定可能であり、
    当該条件を満たす場合の処理として、メールアドレスが受信者に示される第1の送信先として設定された送信先を、メールアドレスが受信者に示されない第2の送信先に変更する処理を設定することが可能であり、
    前記監査画面に、前記制御手段により第2の送信先に変更された送信先を、他の送信先と識別可能に表示させることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
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