JP2019152278A - 動力伝達装置 - Google Patents
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Abstract
Description
ファイナルギアは、車両の走行時に回転して、変速機ケース内の底部側の潤滑油を掻き上げる。
バッフルプレートでは、バッフルプレート部の内側に取り込まれた潤滑油が、ファイナルギアで掻き上げられて、上方に設けられた周辺ギアに誘導される。
そこで、バッフルプレート部内への潤滑油量の流入量を抑えられるようにすることが求められている。
ギアと、
前記ギアの軸方向における両側面及び前記ギアの歯面を覆うバッフルプレート部と、を有し、
前記バッフルプレート部の前記ギアの歯面を覆う底面部には孔が形成されており、
前記孔と前記ギアの歯の突起の先端との距離は、前記ギアの回転により生じる負圧により前記バッフルプレート部の外側のオイルを前記ギアの歯元空間に捕獲できる距離に設定されている構成の動力伝達装置とした。
図1は、変速機ケース10における差動装置の収容部15周りを説明する図である。
図1の(a)は、変速機ケース10を、トルクコンバータ(図示せず)側から見た平面図であって、変速機ケース10の収容部15周りを拡大した図である。図1の(b)は、(a)におけるA−A線に沿ってバッフルプレート4を切断して示した図である。図1の(c)は、(a)におけるB−B線に沿ってバッフルプレート4を切断して示した図である。
なお、図1の(a)では、変速機ケース10におけるコンバータハウジング(図示せず)との接合面と、バッフルプレート4の外壁部62の紙面手前側の端面にハッチングを付して示している。さらに、説明の便宜上、バッフルプレート4のカバー部8の図示を省略している。
以下の説明において「上側(上部)」と記載した場合は、自動変速機の設置状態を基準とした鉛直線方向の上側を意味し、「下側(下部)」と記載した場合は、自動変速機の設置状態を基準とした鉛直線方向の下側を意味する。
収容部15の中央部では、デフケース20が回転可能に支持されている。デフケース20の外周には、回転軸X1方向から見てリング状を成すファイナルギア25が固定されている。
ファイナルギア25の歯部250は、回転軸X1の径方向から見て、回転軸X1に対して所定角度傾斜している。ファイナルギア25は、歯部250を斜めに付けたヘリカルギアである。
周壁部11では、周方向に間隔をあけて複数のボルト孔12が設けられている。周壁部11の紙面手前側の端面11aは、トルクコンバータ(図示せず)を囲むコンバータハウジング(図示せず)との接合面となっている。
バッフルプレート4は、以下を目的として設けられている。
(a)ファイナルギア25により掻き上げられたオイルOLを、リダクションギア35(他のギア)に誘導する。
(b)ファイナルギア25が回転する際の抵抗(撹拌抵抗)を低減させる。
図3は、バッフルプレート4の本体部5を回転軸X1方向から見た図である。
図4は、バッフルプレート4のカバー部8を回転軸X1方向から見た図である。
第1カバー部6と第2カバー部7は、樹脂成形により一体に形成されている。
回転軸X1方向から見て、基部60は、回転軸X1周りの周方向に延びており、平面視において基部60は、第1カバー部6の中心(中心線C)を所定間隔で囲む円弧状を成している。
変速機ケース10では、ファイナルギア25の壁部13側の側面25aが、第1カバー部6の基部60で覆われている(図1の(c)参照)。
回転軸X1方向から見て貫通孔68の各々は、中心線Cを中心とする仮想円Im1上に位置している。貫通孔68の各々は、回転軸X1周りの周方向に間隔をあけて設けられている。
図3に示すように、回転軸X1方向から見て凹部66は、貫通孔68を囲む円形を成しており、凹部66の各々は、紙面奥側に窪んで形成されている。
凹部66は、貫通孔68を挿通させたボルト(図示せず)を収容可能な内径D1と、回転軸X1方向の深さで形成されている。
凹溝67は、回転軸X1周りの周方向で隣接する凹部66、66同士を接続している。
回転軸X1方向から見て凹溝67は、前記した仮想円Im1に沿う弧状に形成されている。
基部60の他端602は、中心線Cの径方向に延びる線分Laに沿う直線状に形成されている。ここで、回転軸X1方向から見て線分Laは、中心線Cに直交すると共に中心線Cの径方向に延びる直線である。
平面視において内壁部61は円弧形状を成しており、内壁部61は、中心線C周りの周方向の全長に亘って、略同じ突出高さで設けられている。
外壁部62は、基部60の長手方向の一端601側から他端602に及ぶ範囲に設けられている。
回転軸X1方向から見て外壁部62は、ファイナルギア25の外周に沿う円弧形状を成している。
本実施形態では、円弧状の外壁部62の中心線Cが、ファイナルギア25の回転中心(回転軸X1)よりも上側に位置するように、変速機ケース10におけるバッフルプレート4の位置が設定されている。
そのため、図3に示すように、回転軸X1に直交する鉛直線VL上で、円弧状の外壁部62の中心線Cと、ファイナルギア25の回転中心(回転軸X1)とが並んでいる。鉛直線VLは、自動変速機1の設置状態を基準として鉛直線方向(重力方向)に延びる直線である。
バッフルプレート4は、回転軸X1周りの周方向における外壁部62の一端62aと他端62bが、オイルOLの油面OL_level(図1の(a)参照)よりも上側となるように設けられている。
回転軸X1方向から見て、基部80は中心線C周りの周方向に延びており、平面視において基部80は、円弧状を成している。
自動変速機1では、ファイナルギア25のコンバータハウジング(図示せず)側の側面25b(図1の(c)参照)が、カバー部8の基部80で覆われている。
回転軸X1方向から見て貫通孔85の各々は、中心線Cを中心とする仮想円Im1上に位置している。貫通孔85の各々は、回転軸X1周りの周方向に間隔をあけて設けられている。
図4に示すように、回転軸X1方向から見て凹部86の各々は、紙面手前に窪んで形成されている。
凹部86は、貫通孔85を挿通させたボルト(図示せず)を収容可能な回転軸X1方向の深さで形成されている。
ここで、回転軸X1方向から見て線分Lb、Lcは、中心線Cに直交すると共に中心線Cの径方向に延びる直線である。
平面視において内壁部81は円弧形状を成しており、内壁部81は、回転軸X1周りの周方向の全長に亘って、略同じ突出高さh2で設けられている(図2参照)。
内壁部81は、デフケース20の外周を所定間隔で囲むようにするために、第1筒状部811と第2筒状部812の回転軸X1に対する傾きが異なっている。
シール部材88の外径R2は、本体部5側の外壁部62までの外径R(図3参照)よりも僅かに大きい径に設定されている。
ファイナルギア25の下側の領域は、ファイナルギア25に近接配置されたバッフルプレート4で囲まれた状態で配置されている。
貫通孔65は、外壁部62を厚み方向(回転軸X1の径方向)に貫通して設けられている。
図5の(a)は、ファイナルギア25の歯部250と外壁部62との近傍領域を回転軸X1方向から見た状態を拡大して示す図である。
図5の(b)は、外壁部62を回転軸X1の径方向から見た図であって、貫通孔65の形状を説明する図である。図5の(c)は、ファイナルギア25の歯部250の回転軸X1に対する傾きと、貫通孔65との位置関係を説明する図である。図5の(d)は、ファイナルギア25の歯部250と歯部250との間の領域(歯溝252)が、貫通孔65の領域を通過する際における歯溝252の面積の変化を模式的に示した図である。
図5の(c)では、説明の便宜上、歯部250の外周面251にハッチングを付して、外周面251と歯溝252とを視覚的に区別できるようにしている。
図5の(d)では、ある一つの歯溝252が、貫通孔65が設けられた領域を通過する場合において、貫通孔65内に露出する歯溝252の領域の面積の経時変化を示している。
そのため、貫通孔65の回転軸X1方向の幅Waが、回転軸X1周りの周方向の幅L2(ファイナルギア25の回転方向CWの幅)よりも大きくなっている。ここで、この幅Waは、ファイナルギア25の回転軸X1方向の幅W1と略整合する幅に設定されている。
外壁部62では、この貫通孔65が設けられた領域が、回転軸X1方向に所定の高さh1を持って設けられている(図1の(c)参照)。
そのため、回転軸X1の径方向から見て、変速機ケース10の下側では、ファイナルギア25の外周が、ファイナルギア25を所定間隔で囲む外壁部62により覆われている。
すなわち、外壁部62の外側のオイルOLが、外壁部62の内側に流入できるようになっている。
また、外壁部62の内側に流入するオイルOLの量が少なくなりすぎると、ファイナルギア25の潤滑だけでなく、リダクションギア35周りの潤滑が不足する。ファイナルギア25で掻き上げられてリダクションギア35に供給されるオイルの量が少なくなるからである。
(a)ファイナルギア25の歯部250の外周面251と外壁部62の内周面621との径方向の隙間L1を、回転軸X1周りの周方向で隣接する歯部250と歯部250との間の内側距離G1よりも小さくする(L1<G1)。
(b)ファイナルギア25の回転方向CWにおける貫通孔65の幅L2を、回転軸X1周りの周方向で隣接する歯部250と歯部250との間の外側距離G2よりも小さくする(L2<G2)。
ここで、内側距離G1は、周方向で隣接する歯部250の内径側端部から内径側端部までの距離である。外側距離G2は、周方向で隣接する歯部250の外径側端部から外径側端部までの距離である。
これにより、ファイナルギア25の周辺(回転軸X1方向の両側)に浸入するオイルOLの量が、歯部250の潤滑に必要な最小量に抑えられるので、ファイナルギア25およびリダクションギア35の潤滑に必要な量が確保される。
面積の増加は、歯溝252が、図5の(c)における右側の長辺651と、左側の長辺651とに跨がる範囲に到達した時点(t2)まで継続する。
そして、歯溝252が、図5の(c)における右側の長辺651と、左側の長辺651に跨がる範囲にある間(t2からt3)は、一定面積Rxで保持される。最後に、歯溝252が、図中右側の長辺651から離れた時点(t3)で、以降、貫通孔65内に露出する歯溝252の面積が減少して、最終的に面積がゼロになった時点(t4)で、ある歯溝252の貫通孔65の領域の横断が終了する。
自動変速機を搭載した車両の前進走行時には、ファイナルギア25は、図中、時計回方向(正転方向)に回転する(図1の(a)参照)。
そうすると、ファイナルギア25の回転により生じる負圧と、歯溝252が貫通孔65の領域を横切る際に生じる負圧により、外壁部62の外周と、変速機ケース10の周壁部11の内周との間のオイルOLが、貫通孔65を通って外壁部62の内側に流入する。
よって、外壁部62の内側に流入するオイルOLの量を、歯部250の潤滑に必要な最小量に抑えられるので、ファイナルギア25およびリダクションギア35の潤滑に必要な量が確保される。
(1)自動変速機1は、
ファイナルギア25(ギア)と、
ファイナルギア25の回転軸X1方向(軸方向)における両側面(側面25a、側面25b)、及びファイナルギア25の歯部250の外周面251(歯面)を覆うバッフルプレート4(バッフルプレート部)と、を有する。
バッフルプレート4は、ファイナルギア25の歯部250の外周面251(歯面)を覆う外壁部62(底面部)を有している。
外壁部62には貫通孔65(孔)が形成されている。
貫通孔65(外壁部62の内周面621)とファイナルギア25の歯部250の外周面251(歯の突起の先端)との隙間L1は、ファイナルギア25の回転により生じる負圧により、バッフルプレート4の外側のオイルOLをファイナルギア25の歯溝252(歯元空間)に捕獲できる距離に設定されている。
これにより、必要な潤滑油量を確保しつつ、バッフルプレート4の内側に流入するオイルOLの量を減らすことができるので、ファイナルギア25の回転に対する撹拌抵抗の増加を防止することができる。
なお、貫通孔65(外壁部62の内周面621)とファイナルギア25の歯部250の外周面251(歯の突起の先端)との隙間L1(図5の(a)参照)は、極限まで詰めておくことが好ましい。
一例として、隙間L1を、約0.1mm(0.15mm未満(好ましくは0.12mm未満))と極限まで詰めることによりとすることにより、大きな負圧を生じさせて必要最低限の油のみを歯溝252(歯元空間)に効率的に捕獲することができる。
このように構成することで、必要な潤滑油量は確保しつつ、流入量を減らして撹拌抵抗の増加を防止することができる。
(2)貫通孔65(外壁部62の内周面621)とファイナルギア25の歯部250の外周面251(歯の突起の先端)との隙間L1は、ファイナルギア25の外周において周方向で隣接する歯部250、250の間の内側距離G1よりも短く設定されている。
かかる場合において、隣接する歯部250、250の間の内側距離G1が、通常のものよりも短く設定されている場合には、隣接する歯部250、250の間の内側距離G1を基準にして隙間L1を設定することで、負圧を生じさせて必要最低限の油のみを歯元空間(歯溝252)に捕獲することができる。
例えば、ファイナルギア25の歯部250、250の間の内側距離G1が、約2mmである場合は、隙間L1を、2.0mm未満に設定することで、歯溝252にのみオイルOLを捕獲するのに必要な負圧を適切に発生させることができる。
(3)バッフルプレート4の曲率半径における中心(中心線C)は、ファイナルギア25の回転軸X1(回転中心)よりも上方に配置されている。
中心線Cの位置は、自動変速機1の設置状態を基準とした鉛直線VL方向で、回転軸X1よりも上方である。
これにより、既存のバッフルプレート4の形状変更を行わずに、ファイナルギア25の外周(外周面251)と外壁部62の内周面621との間の隙間づめを行うことができる。
そうすると、バッフルプレート4の外壁部62の形状を変更せずに隙間づめを行うことができ、バッフルプレート4の設計を変更する必要ない。
これにより、設計変更が必要な場合に生じる負担を発生させずに、隙間詰めを行うことができる。
(4)ファイナルギア25の回転方向における貫通孔65の幅L2は、ファイナルギア25における隣接する歯部250、250の間の外側距離G2よりも短い距離に設定されている(L2<G2)。
そのため、上記のように構成して、貫通孔65の幅L2を狭めることで、負圧により発生する吸引圧力を高めることができる。
(5)回転軸X1の径方向から見て貫通孔65は、長手形状(長方形形状)を有している。長手形状は、ファイナルギア25の歯部250の向きと交差している。
ファイナルギア25の歯部250の外周面251に沿う線分Ld(図5の(c)参照)が、貫通孔65の長辺651、651と交差するように、貫通孔65の向きが設定されている。
長手形状の貫通孔65の長辺651、651が、歯部250の外周面251に沿う線分Ldと交差するように貫通孔65を設けると、貫通孔65から覗いた場合の歯溝252(歯元空間)の露出形状は、小さい歯溝252(歯元空間)が並んだような状態となり、吸引圧力が上昇する。
当該歯元空間の全長に渡って、連続でオイルOLを捕獲できることになり潤滑量を確保することが可能となる。
図6の(a)は、外壁部62を回転軸X1の径方向から見た図であって、貫通孔65Aの形状を説明する図である。図6の(b)は、ファイナルギア25の歯部250の回転軸X1に対する傾きと、貫通孔65Aとの位置関係を説明する図である。図5の(c)は、ファイナルギア25の歯部250と歯部250との間の領域(歯溝252)が、貫通孔65Aの領域を通過する際における歯溝252の面積の変化を模式的に示した図である。
図6の(b)では、説明の便宜上、歯部250の外周面251にハッチングを付して、外周面251と歯溝252とを視覚的に区別できるようにしている。
図6の(c)では、ある一つの歯溝252が、貫通孔65Aが設けられた領域を通過する場合において、貫通孔65A内に露出する歯溝252の領域の面積の経時変化を示している。
図6に示すように、ファイナルギア25の歯部250の外周面251に沿う線分Ldに対して、長辺651、651が平行になるような向きで設けた貫通孔65Aとしても良い。
この場合には、歯溝252(歯元空間)が貫通孔65Aの領域を通過するのに要する時間(通過時間)が短くなるものの(図6の(d)参照)、以下の条件を満たすようにすることで、歯部250の潤滑に必要な最小量に抑えつつ、ファイナルギア25に対する撹拌抵抗を低減できる。
(a)ファイナルギア25の歯部250の外周面251と外壁部62の内周面621との径方向の隙間L1を、回転軸X1周りの周方向で隣接する歯部250と歯部250との間の内側距離G1よりも小さくする(L1<G1)。
(b)貫通孔65Aの幅L2を、回転軸X1周りの周方向で隣接する歯部250と歯部250との間の外側距離G2よりも小さくする(L2<G2)。
バッフルプレート4の形状および構成は、ファイナルギア25の回転軸X1方向(軸方向)における両側面(側面25a、側面25b)、及びファイナルギア25の歯部250の外周面251(歯面)を覆うことができる形状および構成であれば特に限定されない。
よって、バッフルプレートを1部品から構成しても良い。
バッフルプレート4の外壁部62の形状を調整することで隙間詰めを行う場合には、バッフルプレート4(本体部5、カバー部8)の中心Cと、ファイナルギアの中心(回転軸X1)とを、同心に配置しても良い。
複数のギアから構成されるギア列であって、少なくとも1つのギアが、ギア列の収容ケース内のオイルを掻き上げ得るように構成された装置にも適用可能である。このような装置として、入力された回転を減速して出力する減速装置が例示される。
4 バッフルプレート
5 本体部
6 第1カバー部
60 基部
61 内壁部
62 外壁部
62a 一端
62b 他端
621 内周面
65、65A 貫通孔
651 長辺
66 凹部
67 凹溝
68 貫通孔
7 第2カバー部
8 カバー部
80 基部
81 内壁部
811 第1筒状部
812 第2筒状部
85 貫通孔
86 凹部
88 シール部材
88a 一端
88b 他端
10 変速機ケース
11 周壁部
15 収容部
20 デフケース
25 ファイナルギア
25a、25b 側面
250 歯部
251 外周面
252 歯溝
35 リダクションギア
C 中心
CW 回転方向(時計回方向)
D1 内径
G1 内側距離
G2 外側距離
Im1、Im2 仮想円
L1 距離(隙間)
L2 幅
La〜Ld 線分
OL_level 油面
OL オイル
R、R1、R2 外径
VL 鉛直線
W1 幅
Wa 幅
X1、X2 回転軸
r 半径
Claims (5)
- ギアと、
前記ギアの軸方向における両側面及び前記ギアの歯面を覆うバッフルプレート部と、を有し、
前記バッフルプレート部の前記ギアの歯面を覆う底面部には孔が形成されており、
前記孔と前記ギアの歯の突起の先端との距離は、前記ギアの回転により生じる負圧により前記バッフルプレート部の外側のオイルを前記ギアの歯元空間に捕獲できる距離に設定されていることを特徴とする動力伝達装置。 - 請求項1において、
前記孔と前記ギアの歯の突起の先端との距離は、前記ギアにおける隣接する歯間の距離よりも短く設定されることを特徴とする動力伝達装置。 - 請求項1又は請求項2において、
前記バッフルプレート部の曲率半径における中心は、前記ギアの回転中心よりも上方に配置されることを特徴とする動力伝達装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
前記ギアの回転方向における前記孔の幅は、前記ギアにおける隣接する歯間の距離よりも短く設定されることを特徴とする動力伝達装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
前記孔は長手形状を有し、
前記長手形状は、前記ギアの歯の向きと交差することを特徴とする動力伝達装置。
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