JP2019151939A - 縫製手袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】各手指を収容する指袋を予め掌側に屈曲させたガンカット型の縫製手袋を得る。【解決手段】ガンカット型の縫製手袋1は、伸縮性を有する甲側パーツ10、掌側パーツ20、親指パーツ30とが縫合されて構成される。掌側パーツ20及び甲側パーツ10には、手指の第3関節から先端に対応する位置において、縫合位置を合わせるための位置合わせ指標部が複数設けられており、掌側パーツ20における複数の位置合わせ指標部間の第1の距離が、当該複数の位置合わせ指標部に対応する甲側パーツ10における複数の位置合わせ指標部間の第2の距離よりも小さくなっている。【選択図】図1

Description

本発明は、ガンカット型の縫製手袋に関する。
縫製手袋において、小指から人差し指までの4本の手指をそれぞれ収容する指袋が予め掌側に屈曲されていると、装着者がこれらの手指を容易に折り曲げることができ、また折り曲げた際のだぶつきを少なくすることができる。そのため、特に作業用及びスポーツ用等の縫製手袋において、このような構造が求められる。上記のような指袋は、指平側に位置する縫合部を工夫することにより実現することができるが、指平側の縫合部が存在しないガンカット型の縫製手袋では実現困難である。そのため、指平側の縫合部の工夫以外の方法で指袋の屈曲を実現するために、種々の技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、手指の甲面を被覆する指甲材と手指の平面及び左右各側面をそれぞれ被覆する幅を有した指平材とで指袋を縫製している一方、前記指平材における指関節部が対応する位置に、指平材の左右両側縁の各一部を残して凹弧状端縁が対向配置された形状の略楕円穴を形成した縫製手袋が開示されている。この縫製手袋の場合、上記の略楕円穴の各凹弧状端縁同士をその各凹弧状端縁に沿って相互に縫合することによって、指甲材を含めて指袋全体を掌側に向けて屈曲させることができる。
特開2007−277801号公報
しかしながら、上述した従来の縫製手袋の場合、各凹弧状端縁同士をその各凹弧状端縁に沿って相互に縫合するという手間が発生するため、高コスト化を招くという問題が生じる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、上述した課題を解決することができるガンカット型の縫製手袋を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一の態様の縫製手袋は、伸縮性を有する掌側パーツと甲側パーツとが縫合されてなるガンカット型の縫製手袋において、前記掌側パーツ及び前記甲側パーツには、手指の第3関節から先端に対応する位置において、縫合位置を合わせるための位置合わせ指標部が複数設けられており、前記掌側パーツにおける複数の位置合わせ指標部間の第1の距離が、当該複数の位置合わせ指標部に対応する前記甲側パーツにおける複数の位置合わせ指標部間の第2の距離よりも小さくなっていることを特徴とする。
上記態様において、前記掌側パーツの前記先端側における前記第1の距離の前記第2の距離に対する比率と、前記掌側パーツの前記中手指節関節側における前記第1の距離の前記第2の距離に対する比率とが異なっていてもよい。
また、上記態様において、前記掌側パーツの前記先端側における前記第1の距離の前記第2の距離に対する比率が、前記掌側パーツの前記中手指節関節側における前記第1の距離の前記第2の距離に対する比率よりも小さくてもよい。
さらに、上記態様において、前記複数の位置合わせ指標部のうちの少なくとも1つが、手指の関節に対応する位置に設けられていてもよい。
本発明によれば、簡易な構成で各手指部分を掌側に屈曲させることができる。
実施の形態1の縫製手袋の概略構成を示す斜視図。 実施の形態1の縫製手袋を構成する甲側パーツの概略構成図。 実施の形態1の縫製手袋を構成する掌側サブパーツの概略構成図。 実施の形態1の縫製手袋を構成する掌側サブパーツの概略構成図。 実施の形態1の縫製手袋の側面を模式的に示す図。 従来の縫製手袋を構成する甲側パーツの概略構成図。 従来の縫製手袋を構成する掌側サブパーツの概略構成図。 従来の縫製手袋の側面を模式的に示す図。 実施の形態2の縫製手袋を構成する甲側パーツの概略構成図。 実施の形態2の縫製手袋を構成する掌側サブパーツの概略構成図。 実施の形態2の縫製手袋の側面を模式的に示す図。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す各実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための方法及び装置を例示するものであって、本発明の技術的思想は下記のものに限定されるわけではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において種々の変更を加えることができる。
(実施の形態1)
[縫製手袋の構成]
図1は、実施の形態1のガンカット型の縫製手袋の概略構成を示す斜視図である。図1に示すように、縫製手袋1は、甲側パーツ10と、掌側パーツ20と、親指パーツ30とを備えている。これらの甲側パーツ10、掌側パーツ20、及び親指パーツ30は、伸縮性を有する生地で構成されている。掌側パーツ20は、人差し指及び小指の掌側を収容する部分を有する掌側サブパーツ20aと、中指及び薬指の掌側を収容する部分を有する掌側サブパーツ20bとで構成されている。
縫製手袋1は、甲側パーツ10、掌側パーツ20、及び親指パーツ30が所定の手順で縫合されることにより製作される。その際、各パーツに設けられた縫合位置を合わせるための位置合わせ指標部(以下、単に「指標部」という)を用いて縫い合わせられる。
図1に示すように、縫製手袋1は、人差し指から小指までの各手指の指袋部分が予め掌側に屈曲している。この形状を実現するために、本実施の形態では、甲側パーツ10に設けられた複数の指標部間の距離と、それらの指標部と対応して掌側パーツ20に設けられている複数の指標部間の距離とを異ならせている。以下、各パーツの詳細について説明する。
[甲側パーツの構成]
図2は甲側パーツ10の概略構成図である。図2に示すように、甲側パーツ10は、人差し指の甲側を収容する甲側人差し指部分11、中指の甲側を収容する甲側中指部分12、薬指の甲側を収容する甲側薬指部分13、及び小指の甲側を収容する甲側小指部分14を有している。
甲側パーツ10の外縁の所定の位置には、三角突起状の指標部a1〜h1が形成されている。このうち、指標部a1及びh1は、手首に対応する位置に設けられており、それ以外の指標部b1〜g1は、上記の各手指の収容部分11〜14に設けられている。具体的には、指標部b1及びc1が、甲側人差し指部分11の第3関節及び先端に対応する位置に、指標部f1及びg1が、甲側小指部分14の先端及び第3関節に対応する位置に、それぞれ設けられている。また、指標部d1及びe1が、甲側中指部分12及び甲側薬指部分13の先端に対応する位置に、それぞれ設けられている。
[掌側パーツの構成]
図3は掌側サブパーツ20aの概略構成図、図4は掌側サブパーツ20bの概略構成図である。図3に示すように、掌側サブパーツ20aは、人差し指の掌側を収容する掌側人差し指部分21及び小指の掌側を収容する掌側小指部分22を有している。なお、掌側人差し指部分21及び掌側小指部分22の下端部にある符号23は、切り込みを示している。
掌側サブパーツ20aの外縁の所定の位置には、三角突起状の指標部a2〜c2及びf2〜h2が形成されている。このうち、指標部a2及びh2は、手首に対応する位置に設けられている。他方、指標部b2及びc2は、掌側人差し指部分21の第3関節及び先端に対応する位置に、指標部f2及びg2は、掌側小指部分22の先端及び第3関節に対応する位置に、それぞれ設けられている。
また、図4に示すように、掌側サブパーツ20bは、中指の掌側を収容する掌側中指部分24及び薬指の掌側を収容する掌側薬指部分25を有している。なお、掌側中指部分24と掌側薬指部分25との間の符号26は、切り込みを示している。
掌側サブパーツ20bの外縁において、掌側中指部分24の先端に対応する位置には指標部d2が、掌側薬指部分25の先端に対応する位置には指標部e2が、それぞれ設けられている。
[指標部間の距離の関係]
甲側パーツ10に設けられている指標部a1〜h1は、掌側パーツ20に設けられている指標部a2〜h2とそれぞれ縫い合わせられる。ここで、掌側パーツ20における指標部a2及びb2間、並びに指標部g2及びh2間の距離は、甲側パーツ10における指標部a1及びb1間、並びに指標部g1及びh1間の距離とそれぞれ同一である。他方、掌側パーツ20における指標部b2及びc2間、並びに指標部f2及びg2間の距離は、甲側パーツ10における指標部b1及びc1間、並びに指標部f1及びg1間の距離よりも小さくなっている。本実施の形態の場合、指標部b2及びc2間、並びに指標部f2及びg2間の距離は、指標部b1及びc1間、並びに指標部f1及びg1間の距離の90%となっている。
上記のように構成された掌側サブパーツ20a及び20bが縫い合わせられることにより掌側パーツ20が得られ、その後、その掌側パーツ20と甲側パーツ10とが縫い合わせられる。掌側パーツ20及び甲側パーツ10が縫い合わせられる際、指標部a1とa2、b1とb2、c1とc2、d1とd2、e1とe2、f1とf2、g1とg2、h1とh2が、それぞれ縫い合わせられる。ここで、上述したように、指標部b2及びc2間、並びに指標部f2及びg2間の距離は、指標部b1及びc1間、並びに指標部f1及びg1間の距離の90%となっているため、人差し指及び小指を収容する部分において、甲側パーツ10が掌側に引っ張られた状態で縫い合わされることになる。
また、掌側中指部分24の第3関節から先端(指標部d2が設けられている部位)までの距離は 甲側中指部分12の第3関節から先端(指標部d1が設けられている部位)までの距離の90%となっている。同様に、掌側薬指部分25の第3関節から先端(指標部e2が設けられている部位)までの距離も、甲側薬指部分13の第3関節から先端(指標部e1が設けられている部位)までの距離の90%となっている。そのため、中指及び薬指を収容する部分においても、甲側パーツ10が掌側に引っ張られた状態で縫い合わされることになる。
詳細な説明は省略するが、上述したようにして縫合された甲側パーツ10及び掌側パーツ20に対して、親指パーツ30が縫い合わせられる。これにより、縫製手袋1が得られる。
図5は、縫製手袋1の側面を模式的に示す図である。なお、図5において、符号A及びBは、指標部a1及びa2並びに指標部b1及びb2の位置をそれぞれ示している。上述したように、甲側パーツ10が掌側に引っ張られた状態で縫い合わせられるため、図5に示すとおり、人差し指から小指までの各手指を収容する指袋部分が掌側に向けて屈曲することになる。
[比較例]
以下、比較例として従来の縫製手袋の構成を説明する。図6及び図7はそれぞれ、従来の縫製手袋を構成する甲側パーツ及び掌側サブパーツの概略構成図である。また、図8は、従来の縫製手袋の側面を模式的に示す図である。これらの図6乃至図8において、本実施の形態の縫製手袋1に対応する構成については、同一又は対応する符号を付している。
図6に示すように、甲側パーツ100の外縁の所定の位置には、指標部a1、c1〜f1、及びh1が形成されている。また、図7に示すように掌側サブパーツ200aの外縁の所定の位置には、指標部a2、c2、f2及びh2が形成されている。なお、もう一つの掌側サブパーツについては説明を省略する。掌側パーツ200aにおける指標部a2及びc2間、並びに指標部f2及びh2間の距離は、掌側パーツ200aにおける指標部a1及びc1間、並びに指標部f1及びh1間の距離と同一である。そのため、対応する各指標部同士を縫い合わせると、図8に示すように、人差し指から小指までの各手指を収容する指袋部分は直立した状態となる。
本実施の形態の縫製手袋1の場合、上記の比較例における指標部a1及びc1間、指標部a2及びc2間、指標部f1及びh1間、並びに指標部f2及びh2間に、指標部b1、b2、g1、及びg2をそれぞれ設けた上で、指標部b2及びc2間、並びに指標部f2及びg2間の距離を、指標部b1及びc1間、並びに指標部f1及びg1間の距離よりも小さくしている。これにより、対応する指標部同士を縫い合わせるだけで、4本の手指を収容する指袋部分が予め掌側に屈曲されている縫製手袋を得ることができる。そのため、従来よりも低コストで、作業用・スポーツ用等に適した縫製手袋を製造することが可能になる。
なお、本実施の形態では、人差し指から小指までの各手指の第3関節に対応する位置に指標部を設けているが、これに代えて、各手指の他の関節に対応する位置に指標部を設けるようにしてもよい。また、これらのように各手指の関節に対応する位置には指標部を設けずに、他の位置に設けるようにしても構わない。但し、指標部が関節に対応する位置にある場合、当該位置において指袋部分を掌側に屈曲させることができるため、手指の折り曲げ動作をサポートする効果がより一層顕著となり、好ましい。
また、本実施の形態において、指標部b2及びc2間、並びに指標部f2及びg2間の距離は、指標部b1及びc1間、並びに指標部f1及びg1間の距離の90%となっているが、本発明はこれに限定されるわけではない。甲側パーツ10及び掌側パーツ20の伸縮率及び縫製手袋1の用途等に応じて適した数値が採用される。但し、この比率が大きすぎると、手指の折り曲げ動作をサポートする等の効果が生じにくくなるため、95%以下が好ましく、90%以下がより好ましい。
(実施の形態2)
実施の形態1では、人差し指及び小指における第3関節及び先端に対応する位置に指標部がそれぞれ設けられているが、本発明はこれに限定されるわけではなく、第3関節から先端までの間にさらに指標部が設けられていてもよい。本実施の形態は、人差し指及び小指における第3関節、第1関節(遠位指節関節)及び先端に対応する位置に指標部がそれぞれ設けられている例である。以下、本実施形態の縫製手袋の構成について詳述するが、実施の形態1の場合と同様の構成については説明を適宜省略する。
[甲側パーツの構成]
図9は甲側パーツ40の概略構成図である。図9に示すように、甲側パーツ40の外縁の所定の位置には、実施の形態1の場合と同様に指標部a1〜h1が形成されており、さらに、指標部b1及びc1間に指標部j1が、指標部f1及びg1間に指標部k1が、それぞれ形成されている。これらの指標部j1及びk1は、人差し指及び小指の第1関節に対応する位置に設けられている。
なお、図示は省略するが、甲側中指部分12及び甲側薬指部分13においても、中指及び薬指の第1関節に対応する位置に指標部が設けられている。
[掌側パーツの構成]
図10は掌側サブパーツ50aの概略構成図である。図10に示すように、掌側サブパーツ50aの外縁の所定の位置には、実施の形態1の場合と同様に指標部a2〜c2及びf2〜h2が形成されており、さらに、指標部b2及びc2間に指標部j2が、指標部f2及びg2間に指標部k2が、それぞれ形成されている。これらの指標部j2及びk2は、掌側人差し指部分21及び掌側小指部分22の第1関節に対応する位置に設けられている。
なお、もう一つの掌側サブパーツについては説明を省略するが、同様にして掌側中指部分及び掌側薬指部分の第1関節に対応する位置に指標部が設けられている。
[指標部間の距離の関係]
実施の形態1の場合と同様に、掌側パーツ20における指標部a2及びb2間、並びに指標部g2及びh2間の距離は、甲側パーツ10における指標部a1及びb1間、並びに指標部g1及びh1間の距離とそれぞれ同一である。他方、掌側パーツ20における指標部b2及びj2間、並びに指標部k2及びg2間の距離は、甲側パーツ10における指標部b1及びj1間、並びに指標部k1及びg1間の距離の90%となっている。また、掌側パーツ20における指標部j2及びc2間、並びに指標部f2及びk2間の距離は、甲側パーツ10における指標部j1及びc1間、並びに指標部f1及びk1間の距離の80%となっている。
上記のように構成された掌側サブパーツ50aともう一つの掌側サブパーツとが縫い合わせられることにより掌側パーツが得られ、その後、その掌側パーツ及び甲側パーツ40が縫い合わせられる。上述したように、指標部b2及びj2間、並びに指標部k2及びg2間の距離は、指標部b1及びj1間、並びに指標部k1及びg1間の距離の90%となっている。そのため、人差し指及び小指を収容する部分のうち、第3関節から第1関節までに至る領域において、甲側パーツ10が掌側に引っ張られた状態で縫い合わされることになる。また、指標部j2及びc2間、並びに指標部f2及びk2間の距離は、指標部j1及びc1間、並びに指標部f1及びk1間の距離の80%となっている。そのため、人差し指及び小指を収容する部分のうち、第1関節から先端までに至る領域においては、甲側パーツ10が掌側により一層引っ張られた状態で縫い合わされることになる。
なお、中指部分及び薬指部分についても同様に縫い合わせられるが、詳細な説明は省略する。また、甲側パーツ40及び掌側パーツ50に対して、親指パーツ30が縫い合わせられる点についても詳細な説明を省略する。
図11は、実施の形態2の縫製手袋の側面を模式的に示す図である。なお、図11において、符号A、B及びJは、指標部a1及びa2、指標部b1及びb2、並びに指標部j1及びj2の位置をそれぞれ示している。上述したように、甲側パーツ40が掌側に引っ張られた状態で縫い合わせられるため、図11に示すとおり、人差し指から小指までの各手指を収容する指袋部分が掌側に向けて屈曲している。ここで、各手指の第1関節に対応する位置から先端までは、第3関節に対応する位置から第1関節に対応する位置までと比べると、より一層掌側に屈曲している。これにより、実施の形態1の場合と比べると、折り曲げられた手指の形状により近い形状の指袋部分を得ることができる。
なお、本実施の形態では、人差し指から小指までの各手指の第1関節及び第3関節に対応する位置に指標部を設けているが、これに代えて、またはこれと共に、各手指の第2関節(近位指節関節)に対応する位置に指標部を設けるようにしてもよい。また、これらのように各手指の関節に対応する位置に代えて、または当該位置と共に、関節以外の部位に対応する位置に指標部を設けていても構わない。但し、指標部が関節に対応する位置にある場合、当該位置において指袋部分を掌側に屈曲させることができるため、手指の折り曲げ動作をサポートする効果がより一層顕著となり、好ましい。
また、本実施の形態では、掌側パーツ40の各手指の先端側における指標部(j2及びc2並びにf2及びk2)間の距離の、甲側パーツ50aの対応する指標部(j1及びc1並びにf1及びk1)間の距離に対する比率(以下、「第1の比率」という)が、同じく第3関節側における指標部(b2及びj2並びにk2及びg2)間の距離の、同じく指標部(b1及びj1並びにk1及びg1)間の距離に対する比率(以下、「第2の比率」という)よりも小さくなっているが、反対に大きくなっていても構わない。この場合、甲側に反る構造となる。怪我等の理由により手指を甲側に反らせた状態を維持する必要がある場合、筋力を鍛錬する場合等に有効である。
また、本実施の形態では、第1の比率が80%で、第2の比率が90%であるが、これらは例示であって、実施の形態1の場合と同様に、甲側パーツ10及び掌側パーツ20の伸縮率及び縫製手袋1の用途等に応じて適した数値が採用される。但し、この比率が大きすぎると、手指の折り曲げ動作をサポートする等の効果が生じにくくなる。そのため、第1の比率については、85%以下が好ましく、80%以下がより好ましい。また、第2の比率については、実施の形態1の場合と同様に、95%以下が好ましく、90%以下がより好ましい。
(その他の実施の形態)
上記の各実施の形態では、人差し指から小指までの各手指を収容する指袋部分を掌側に屈曲させているが、これに加えて親指を収容する指袋部分を掌側に屈曲させるようにしてもよい。この構造は、親指の掌側を収容する部分において形成された複数の指標部間の距離を、同じく甲側を収容する部においえて形成された複数の指標部間の距離よりも小さくした上で、対応する指標部同士を縫い合わせることにより実現することができる。
また、上記の各実施の形態では、指標部が三角突起状となっているが、これに限定されるわけではない。例えば、指標部が、半円突起状等の他の形状であってもよく、所定の形状が欠落した欠落部を指標部としてもよい。
本発明の縫製手袋は、作業用・スポーツ用のガンカット型の縫製手袋などとして有用である。
1 縫製手袋
10 甲側パーツ
11 甲側人差し指部分
12 甲側中指部分
13 甲側薬指部分
14 甲側小指部分
20 掌側パーツ
20a 掌側サブパーツ
21 掌側人差し指部分
22 掌側小指部分
20b 掌側サブパーツ
24 掌側中指部分
25 掌側薬指部分
30 親指パーツ
40 甲側パーツ
50a 掌側サブパーツ
a1〜h1,a2〜h2,j1,k1,j2,k2 位置合わせ指標部

Claims (4)

  1. 伸縮性を有する掌側パーツと甲側パーツとが縫合されてなるガンカット型の縫製手袋において、
    前記掌側パーツ及び前記甲側パーツには、手指の第3関節から先端に対応する位置において、縫合位置を合わせるための位置合わせ指標部が複数設けられており、
    前記掌側パーツにおける複数の位置合わせ指標部間の第1の距離が、当該複数の位置合わせ指標部に対応する前記甲側パーツにおける複数の位置合わせ指標部間の第2の距離よりも小さくなっていることを特徴とする、縫製手袋。
  2. 前記掌側パーツの前記先端側における前記第1の距離の前記第2の距離に対する比率と、前記掌側パーツの前記中手指節関節側における前記第1の距離の前記第2の距離に対する比率とが異なっている、
    請求項1に記載の縫製手袋。
  3. 前記掌側パーツの前記先端側における前記第1の距離の前記第2の距離に対する比率が、前記掌側パーツの前記中手指節関節側における前記第1の距離の前記第2の距離に対する比率よりも小さい、
    請求項2に記載の縫製手袋。
  4. 前記複数の位置合わせ指標部のうちの少なくとも1つが、手指の関節に対応する位置に設けられている、
    請求項1乃至3の何れかに記載の縫製手袋。
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