JP2019150334A - 浴槽水循環型吐水装置又はそれを備えた浴槽装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このように構成された本発明においては、検出部によって検出された湯水の温度が第1温度より高い温度であった場合には、吐水孔から吐水される湯水の単位時間当たりの合計熱量が少なくなるように制御を行うため、高い温度の湯水を浴槽水循環型吐水装置によって入浴者の肩に吐出した際にも、入浴者の首が急激かつ必要以上に暖められてしまうことを抑制でき、入浴者が早期に逆上せてしまうことを抑制できる。したがって、入浴者はより快適な入浴を楽しめるようになる。
このように構成された本発明においては、検出部によって検出された湯水の温度が第1温度であった場合には吐水孔から湯水を第1の流量で吐出可能とし、湯水の温度が第1温度より高い温度である第2温度であった場合には吐水孔から湯水を第1の流量以下の流量である第2の流量で吐出可能とするため、高い温度の湯水を浴槽水循環型吐水装置によって入浴者の首に吐出した際にも、入浴者の首が急激かつ必要以上に暖められてしまうことを抑制できる。したがって、入浴者が早期に逆上せてしまうことを抑制でき、入浴者はより快適な入浴を楽しめるようになる。
このように構成された本発明においては、検出部によって検出された湯水の温度が第1温度であった場合には吐水孔から湯水を第1の流量で吐出可能とし、湯水の温度が第1温度より高い温度である第2温度であった場合には吐水孔からの湯水の吐出を禁止するため、高い温度の湯水を浴槽水循環型吐水装置によって入浴者の首に吐出した際にも、入浴者の首が急激かつ必要以上に暖められてしまうことを抑制できる。したがって、入浴者が早期に逆上せてしまうことを抑制でき、入浴者はより快適な入浴を楽しめるようになる。
このように構成された本発明においては、検出部によって検出された湯水の温度が第1温度であった場合には吐水孔から湯水を吐出可能とし、湯水の温度が第1温度より高い温度である第2温度であった場合には水道水及び湯水を吐水孔から吐水可能とするため、高い温度の湯水を浴槽水循環型吐水装置によって入浴者の首に吐出した際にも、入浴者の首が急激かつ必要以上に暖められてしまうことを抑制できる。したがって、入浴者が早期に逆上せてしまうことを抑制でき、入浴者はより快適な入浴を楽しめるようになる。
このように構成された本発明においては、高い温度の湯水を浴槽水循環型吐水装置によって入浴者の首に吐出した際に入浴者の首が急激かつ必要以上に暖められてしまうことを抑制するために、吐水孔から水道水を湯水に混ぜて吐出させた場合にも、吐水孔から吐出される全体の水の流量が上昇してしまうことで流速が上昇してしまうことを抑制できる。したがって、吐水孔から水道水を湯水に混ぜて吐出させた場合にも、設計者が狙った入浴者の首の位置に水が当たらなくなってしまうことを抑制でき、入浴者は首への打たせ湯効果を受けることができるため、快適な入浴を楽しめるようになる。
このように構成された本発明においては、使用者が設定した湯水の温度が第1温度より高い温度であった場合には、吐水孔から吐水される湯水の単位時間当たりの合計熱量が少なくなるように制御を行うため、高い温度の湯水を浴槽水循環型吐水装置によって入浴者の肩に吐出した際にも、入浴者の首が急激かつ必要以上に暖められてしまうことを抑制でき、入浴者が早期に逆上せてしまうことを抑制できる。したがって、入浴者はより快適な入浴を楽しめるようになる。
図1は本発明の実施形態による浴槽用吐水装置が適用される浴槽装置を示す概略斜視図であり、図2は図1の上面図であり、図3は図2のIII−III線に沿って見た概略断面図であり、図4は図1の側面図である。
浴槽2は、浴槽2の壁面の上部を水平方向で弧状に形成したいわゆるラウンドタイプの浴槽である。なお、浴槽2は、浴槽2の壁面の上部を水平方向で円弧状に形成したいわゆるクレイドルタイプの浴槽、円形の浴槽、又は縦壁2bが長辺を形成するようなワイドタイプの浴槽であってもよい。
上昇管26は、チャンバー部32から垂直上方に延びる円管状の流路を形成している。
図5は図3に示す本発明の実施形態による浴槽用吐水装置を拡大して紙面の左右を反転した状態で示す部分拡大断面図であり、図6は図3のVI−VI線に沿って見た断面図であり、図7は図6のVII−VII線に沿って見た断面図であり、図8は図5のVIII−VIII線に沿って見た断面図であり、図9は本発明の実施形態による浴槽用吐水装置を正面から見た正面図である。
絞り流路38は、傾斜部42と吐水口部4との間に形成されている。絞り流路38は、流路の高さが貯留室36及び傾斜部42内の流路の高さよりも低く形成されている。さらに、絞り流路38は、流入した水を加速させるように、貯留室36の流路断面積及び傾斜部42の流路断面積より小さい流路断面積を有する。絞り流路38の底面38aは、ほぼ平坦に形成されている。絞り流路38、傾斜部42及び貯留室36の底面には、水の残留を抑制する水抜き用の溝部40が形成されている。
使用者Hの操作部30の操作により制御部28はポンプ10を駆動させる。ポンプ10は、浴槽2内の水を第1流路8から吸引し、下流側の第2流路14に圧送する。水は、第2流路14からジェットノズル34に供給され、ジェットノズル34から噴射された湯水がジェットポンプ作用によりチャンバー部32内の水を引き込みながら上昇管26を上昇し、貯留室36内に流入する。
本実施形態のような傾斜部42の構造によれば、後述する比較例のように傾斜部42の上流端42aや下流端42bが吐水口部4の形状に対応して湾曲して形成されている場合のように湾曲した傾斜部42に沿って水流のベクトルが曲がり左右均一な吐水が行えなくなることを防ぐことができる。
なお、「平行」には、絞り流路38と傾斜部42との接続部分が、仮想線Aに対して比較的小さい角度範囲内で傾斜するほぼ平行な場合、例えば、絞り流路38と傾斜部42との接続部分が、仮想線Aに対して−5度〜5度の角度で傾斜する場合も含まれる。同様に、「平行」には、貯留室36と傾斜部42との接続部分が、仮想線Aに対して比較的小さい角度範囲内で傾斜するほぼ平行な場合、例えば、貯留室36と傾斜部42との接続部分が、仮想線Aに対して−5度〜5度の角度で傾斜する場合も含まれる。
また、本発明によれば、貯留室36に流入した水は貯留室36において左右方向に広げられた後に、流速調整手段を備える絞り流路38を通過する。これにより、左右方向に幅広の吐水の水流が形成されやすくなると共にこの水流の吐水形状が湾曲されにくく且つ線状にされることができ、使用者の浴び心地を向上させることができる。
なお、第1温度は、設計者によって制御部28に予め設定された温度である。また、本制御動作を、所定時間毎、例えば10分に1度、行うように自動制御されるものであっても良い。また、本制御動作を、操作部30を使用者Hが操作する度に、自動的に行うようなものであっても良い。
なお、第1温度は、設計者によって制御部28に予め設定された温度である。また、本制御動作を、所定時間毎、例えば10分に1度、行うように自動制御されるものであっても良い。また、本制御動作を、操作部30を使用者Hが操作する度に、自動的に行うようなものであっても良い。
このことにより、検出部9によって検出された湯水の温度が第1温度より高い温度であった場合には、吐水口部4から吐水される湯水の単位時間当たりの合計熱量が少なくなるように制御を行うため、高い温度の湯水を浴槽用吐水装置1によって入浴者の肩に吐出した際にも、入浴者の首が急激かつ必要以上に暖められてしまうことを抑制でき、入浴者が早期に逆上せてしまうことを抑制できる。したがって、入浴者はより快適な入浴を楽しめるようになる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
2 浴槽
3 浴槽装置
4 吐水口部(吐水孔)
5 吐水部
9 検出部
10 給水部
36 貯留室
38 絞り流路
38c 中央部分
38d 左右端部分
42 傾斜部
42a 上流端
42b 下流端
Claims (6)
- 浴槽内の湯水を取り込み、取り込んだ前記湯水を浴槽の水面よりも上方から浴槽内へ吐出させる浴槽水循環型吐水装置であって、
前記湯水を浴槽内へ吐出させる吐水孔が設けられた吐水部と、
浴槽内の湯水を前記吐水部へ供給する供給部と、
前記供給部による前記湯水の供給動作を制御する制御部と、
前記湯水の温度を検出する検出部と、を備え、
前記制御部は、前記検出部によって検出された前記湯水の温度が第1温度より高い温度であった場合には、前記吐水孔から吐水される前記湯水の単位時間当たりの合計熱量を、前記検出部によって検出された前記湯水の温度が第1温度であった場合に前記吐水孔から吐水される前記湯水の単位時間当たりの合計熱量以下の熱量になるように制御を行う自動制御機能を有することを特徴とする浴槽水循環型吐水装置。 - 前記自動制御機能は、
前記検出部によって検出された前記湯水の温度が前記第1温度であった場合には、前記吐水孔から前記湯水を第1の流量で吐出可能とし、
前記検出部によって検出された前記湯水の温度が前記第1温度より高い温度である第2温度であった場合には、前記吐水孔から前記湯水を前記第1の流量以下の流量である第2の流量で吐出可能とすることである請求項1に記載の浴槽水循環型吐水装置。 - 前記自動制御機能は、
前記検出部によって検出された前記湯水の温度が前記第1温度であった場合には、前記吐水孔から前記湯水を第1の流量で吐出可能とし、
前記検出部によって検出された前記湯水の温度が前記第1温度より高い温度である第2温度であった場合には、前記吐水孔からの前記湯水の吐出を禁止することである請求項1に記載の浴槽水循環型吐水装置。 - 前記制御部は、水道水を前記吐水部へ供給するように制御可能であり、
前記自動制御機能は、
前記検出部によって検出された前記湯水の温度が前記第1温度であった場合には、前記吐水孔から前記湯水を吐出可能とし、
前記検出部によって検出された前記湯水の温度が前記第1温度より高い温度である第2温度であった場合には、前記水道水及び前記湯水を前記吐水孔から吐水可能とすることである請求項1に記載の浴槽水循環型吐水装置。 - 前記検出部によって検出された前記湯水の温度が前記第2温度であった場合に、前記吐水孔から吐水される前記水道水及び前記湯水のうち前記湯水の流量は、前記検出部によって検出された前記湯水の温度が前記第1温度であった場合に、前記吐水孔から吐水される前記湯水の流量より、少なくなるように構成されたことを特徴とする請求項4に記載の浴槽水循環型吐水装置。
- 浴槽と、前記浴槽内に使用者が設定した温度の湯水を給水する給水部と、前記浴槽内の湯水を取り込み、取り込んだ前記湯水を前記浴槽の水面よりも上方から前記浴槽内へ吐出させる浴槽水循環型吐水装置と、を備えた浴槽装置であって、
前記浴槽水循環型吐水装置は、前記湯水を浴槽内へ吐出させる吐水孔が設けられた吐水部と、
前記浴槽内の湯水を前記吐水部へ供給する供給部と、
前記供給部による前記湯水の供給動作を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、使用者が設定した前記湯水の温度が第1温度より高い温度であった場合には、前記吐水孔から吐水される前記湯水の単位時間当たりの合計熱量が、使用者が設定した前記湯水の温度が第1温度であった場合に前記吐水孔から吐水される前記湯水の単位時間当たりの合計熱量以下の熱量となるように制御を行う自動制御機能を有することを特徴とする浴槽装置。
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JP2018038165A JP7077669B2 (ja) | 2018-03-05 | 2018-03-05 | 浴槽水循環型吐水装置又はそれを備えた浴槽装置 |
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JP2019150334A true JP2019150334A (ja) | 2019-09-12 |
JP7077669B2 JP7077669B2 (ja) | 2022-05-31 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023162955A1 (ja) * | 2022-02-25 | 2023-08-31 | Toto株式会社 | 浴槽装置 |
JP7465772B2 (ja) | 2020-09-16 | 2024-04-11 | 株式会社Lixil | 吐出装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000126057A (ja) * | 1998-10-29 | 2000-05-09 | Matsushita Metal Kk | 浴槽装置 |
KR20060106533A (ko) * | 2005-04-09 | 2006-10-12 | 윤창용 | 온수 제어장치 |
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2018
- 2018-03-05 JP JP2018038165A patent/JP7077669B2/ja active Active
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JP7465772B2 (ja) | 2020-09-16 | 2024-04-11 | 株式会社Lixil | 吐出装置 |
WO2023162955A1 (ja) * | 2022-02-25 | 2023-08-31 | Toto株式会社 | 浴槽装置 |
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