JP2019148919A - 情報提供システム及び情報提供方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】イベントを視聴しているユーザーに対し、そのユーザーにとってより好ましい情報を提供する。【解決手段】情報提供システムにおいて、情報提供装置は、視聴の対象となるイベントに関するユーザーの属性情報を取得する取得部と、ユーザーに対し、イベントに関する情報を、ユーザーの属性情報に応じて提供する情報提供部と、を備える。さらに、対応制御装置は、イベントに関する情報を解説する文体を含む複数のシナリオ情報を、属性情報毎に対応づけて生成するシナリオ生成部をさらに備える。前記情報提供部は、前記シナリオ生成部によって生成されたシナリオ情報を用いて情報を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザーが視聴しているイベントに関する情報を提供するための技術に関する。
近年、視聴可能な様々なイベントがユーザーに対して提供されている。例えば、スポーツの観戦イベントや、音楽のライブイベント等が提供されている。これらのイベントには、試合会場やライブ会場のように現地で提供されるものや、ネットワークを介して視聴可能に提供されるものがある。また、ユーザーに対し、ユーザーが興味を持っている番組を判定して、判定結果に関する情報を提供する技術も提案されている(例えば特許文献1参照。)。
これらのイベントを視聴するユーザーにとって、困ることや戸惑うことの一つに、ルールや登場人物の情報を知らないということがある。例えば、ラグビーの試合を会場で視聴しているユーザーは、ラグビーのルールや、試合に出ている選手の情報を十分に知らない場合、その試合を十分に楽しめない場合がある。このような場合、そのユーザーが次回も同種のイベントに参加する可能性が低減してしまう可能性があった。
特許第5666629号公報
一般的に、イベントに関して実況中継などの解説情報も提供されている。しかしながら、上述したようなルールや選手情報をそもそも知らない初心者のユーザーにとっては、提供されている解説情報を理解できない場合があった。一方で、そのような初心者のユーザーの理解レベルに併せて解説情報が提供されてしまうと、普段から同種のイベントを視聴しているベテランのユーザーにとって不満が生じてしまう。
上記事情に鑑み、本発明は、イベントを視聴しているユーザーに対し、そのユーザーにとってより好ましい情報を提供することができる技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、視聴の対象となるイベントに関するユーザーの属性情報を取得する取得部と、前記ユーザーに対し、前記イベントに関する情報を、前記ユーザーの前記属性情報に応じて提供する情報提供部と、を備える情報提供システムである。
本発明の一態様は、上記の情報提供システムであって、前記イベントに関する情報を解説する文体を含む複数のシナリオ情報を、前記属性情報毎に対応づけて生成するシナリオ生成部をさらに備え、前記情報提供部は、前記シナリオ生成部によって生成された前記シナリオ情報を用いて情報を提供する。
本発明の一態様は、上記の情報提供システムであって、前記イベントに関する過去の情報に基づいて学習処理を行う学習部と、前記学習部による学習結果を記憶する学習結果記憶部と、前記学習結果記憶部に記憶される学習結果を用いることによって、前記イベントにおいて生じている事象の将来を判定する判定部と、をさらに備え、前記情報提供部は、前記判定部によって判定された将来に関する情報を含む。
本発明の一態様は、視聴の対象となるイベントに関するユーザーの属性情報を取得する取得ステップと、前記ユーザーに対し、前記イベントに関する情報を、前記ユーザーの前記属性情報に応じて提供する情報提供ステップと、を有する情報提供方法である。
本発明により、イベントを視聴しているユーザーに対し、そのユーザーにとってより好ましい情報を提供することが可能となる。
本発明の情報提供システム1のシステム構成を示す概略ブロック図である。 端末装置10の機能構成の具体例を示す概略ブロック図である。 分析装置50の機能構成の具体例を示す概略ブロック図である。 対応制御装置60の機能構成の具体例を示す概略ブロック図である。 情報提供装置70の機能構成の具体例を示す概略ブロック図である。 シナリオ記憶部73が記憶するテーブルの具体例を示す図である。 情報提供システム1における動作の流れの具体例を示すシーケンスチャートである。 情報提供システム1における動作の流れの具体例を示すシーケンスチャートである。 情報提供システム1における動作の流れの具体例を示すシーケンスチャートである。 情報提供システム1における動作の流れの具体例を示すシーケンスチャートである。
以下、本発明の具体的な構成例について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の情報提供システム1のシステム構成を示す概略ブロック図である。情報提供システム1は、端末装置10、撮像装置20、運用者端末30、データサーバー40、分析装置50、対応制御装置60及び情報提供装置70を備える。各装置は、ネットワーク80を介してデータ通信することが可能である。ただし、セキュリティ等の制約により、一部の装置間でデータ通信ができないように構成されてもよい。ネットワーク80は、無線通信を用いたネットワークであってもよいし、有線通信を用いたネットワークであってもよい。ネットワーク80は、複数のネットワークが組み合わされて構成されてもよい。ネットワーク80は、例えばインターネットを用いて構成されてもよい。
情報提供システム1が備える各装置の概略について説明する。端末装置10は、ユーザーに伴って移動する情報処理装置である。端末装置10は、例えばスマートフォン、タブレット端末、携帯可能なパーソナルコンピュータ(例えばノートパソコン)、携帯可能なゲーム機器等の情報機器を用いて構成される。ユーザーは、視聴しているイベントに関する発話情報を端末装置10に入力する。発話情報は、話し言葉で表現された情報であり、ユーザーが視聴しているイベントに関する質問や情報の提供を求める内容の情報である。端末装置10は、発話情報に応じた応答情報が情報提供装置70から送信されると、応答情報を受信し、出力する。
撮像装置20は、ユーザーが視聴する対象となるイベントを撮像するカメラ及びマイクである。イベントは、例えばスポーツの試合、囲碁や将棋の試合、コンピューターゲームの試合、音楽やダンスのライブ、マジックやサーカス等のショー、歌舞伎や能等の芸能を含む。撮像装置20は、必ずしも1台である必要は無い。撮像装置20は、撮像によって生成される動画像データを、ネットワーク80を介して他の装置に送信する。撮像装置20は、例えば動画像データを、分析装置50及び情報提供装置70に送信する。
運用者端末30は、撮像装置20によって撮像されるイベントに関する運用者によって操作される情報処理装置である。運用者端末30は、例えばスマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等の情報機器を用いて構成される。運用者は、イベントに関する分析を行う。運用者は、運用者端末30に対して自身の分析結果を示す情報(以下「運用者分析情報」という。)を入力する。運用者分析情報は、例えばイベントの現在の状態を解説する文であってもよい。運用者分析情報は、例えばイベントがスポーツの試合である場合にはその試合のチームスタッツや個人スタッツであってもよい。運用者端末30は、運用者分析情報を分析装置50及び情報提供装置70に送信する。
データサーバー40は、情報処理装置である。データサーバー40は、例えばパーソナルコンピュータやサーバー装置等の情報処理装置を用いて構成される。データサーバー40は、撮像装置20によって撮像されるイベントに関連するデータ(以下「関連データ」という。)を記憶する。関連データは、例えばイベントと同種のイベントであって過去に開催されたイベントに関する情報であってもよい。例えばイベントがラグビーの試合である場合には、対戦する両チームの過去の成績や試合結果に関する情報が関連情報として記憶されていてもよい。例えばイベントが音楽のライブである場合には、ライブに出演するアーティストの過去のライブに関する情報が関連情報として記憶されてもよい。関連データは、例えばイベントに登場する人物やキャラクターに関する情報であってもよい。例えばイベントがラグビーの試合である場合には、対戦する両チームの監督や選手や過去のチームスタッツや個人スタッツに関する情報が関連情報として記憶されてもよい。例えばイベントが音楽のライブである場合には、ライブに出演するアーティストに関する情報が関連情報として記憶されてもよい。データサーバー40は、関連データを分析装置50及び情報提供装置70に送信する。
分析装置50は、情報処理装置である。分析装置50は、例えばパーソナルコンピュータやサーバー装置等の情報処理装置を用いて構成される。分析装置50は、学習機能を有している。分析装置50は、撮像装置20から送信される動画像データ、運用者端末30から送信される運用者分析情報及びデータサーバー40から送信される関連データのいずれか一つ又は複数に基づいて学習処理を行う。分析装置50は、学習結果と、現在のイベントの状況を示す情報(動画像データ又は運用者分析情報)と、に基づいてイベントの将来の事象について分析する。例えば、サッカーの試合においてAという選手がコーナーキックを蹴ろうとしている場合、分析装置50は、Aという選手がコーナーキックを蹴った場合の過去の事象等に基づいて、コーナーキックの結果がどのようになるのか予測してもよい。分析装置50は、分析結果を対応制御装置60及び情報提供装置70に送信する。
対応制御装置60は、例えばパーソナルコンピュータやサーバー装置等の情報処理装置を用いて構成される。対応制御装置60は、自然言語解析やユーザーとの対話に関する学習結果を有している。対応制御装置60は、学習結果に基づいて、端末装置10のユーザーから送信される発話情報を解析することで、要求されている内容を判定する。対応制御装置60は、発話情報が質問である場合には、その質問の内容を判定する。対応制御装置60は、発話情報が情報の提供である場合いは、要求されている情報の内容を判定する。対応制御装置60は、要求されている内容を、それまでの間に撮像装置20、運用者端末30、データサーバー40又は分析装置50から取得した情報から選択する。対応制御装置60は、選択された情報を含む応答文を、異なる属性情報毎に生成する。属性情報とは、ユーザーの属性を示す情報である。属性情報は、例えばユーザーのイベントに対する理解度、ユーザーの性別、ユーザーの年齢(世代)、ユーザーの出身地、ユーザーの趣味などである。以下、属性情報の具体例としてイベントの理解度が用いられた例について説明する。例えば、イベントの理解度が低いユーザー向けの応答文、イベントの理解度が中程度のユーザー向けの応答文、イベントの理解度が高いユーザー向けの応答文が生成される。対応制御装置60は、このような複数の応答文を含むシナリオ情報を生成し、シナリオ情報を情報提供装置70に送信する。
情報提供装置70は、情報処理装置である。情報提供装置70は、例えばウェブサーバーとして構築されてもよい。情報提供装置70は、所定のプロトコルで端末装置10に対しイベントに関する情報を送信する。情報提供装置70は、例えば端末装置10から発話情報を受信すると、発話情報に応じたシナリオ情報のうち端末装置10のユーザーの理解度(属性情報)に応じた応答文を含む応答情報を端末装置10に送信する。このような動作により、情報提供装置70は、ユーザーが視聴しているイベントに関する情報をユーザーの理解度(属性情報)に応じて提供する。そのため、イベントを視聴しているユーザーに対し、そのユーザーにとってより好ましい情報を提供することが可能となる。
図2は、端末装置10の機能構成の具体例を示す概略ブロック図である。端末装置10の詳細について説明する。端末装置10は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備える。端末装置10は、所定のプログラムを実行することによって、入力部11、出力部12、通信部13、位置情報取得部14、ユーザー情報記憶部15及び制御部16を備える装置として機能する。なお、端末装置10の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。端末装置10によって実行されるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM、半導体記憶装置(例えばSSD:Solid State Drive)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスクや半導体記憶装置等の記憶装置である。端末装置10によって実行されるプログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
入力部11は、入力部11は、キーボード、ポインティングデバイス(マウス、タブレット等)、ボタン、タッチパネル等の既存の入力装置を用いて構成される。入力部11は、ユーザーの指示を端末装置10に入力する際にユーザーによって操作される。入力部11は、入力装置を端末装置10に接続するためのインタフェースであっても良い。この場合、入力部11は、入力装置においてユーザーの入力に応じ生成された入力信号を端末装置10に入力する。入力部11は、マイクを用いて構成されてもよい。この場合、入力部11はユーザーが発した発話の音声を音声信号として取得する。
出力部12は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画像表示装置である。出力部12は、情報提供装置70から提供されるテキストデータや静止画像データや動画像データを表示する。出力部12は、画像表示装置を端末装置10に接続するためのインタフェースであっても良い。この場合、出力部12は、テキストデータや画像データを表示するための映像信号を生成し、自身に接続されている画像表示装置に映像信号を出力する。出力部12は、スピーカーとして構成されてもよい。この場合、出力部12は、テキストデータを表す音声信号を生成して出力する。
通信部13は、ネットワークインタフェースを用いて構成される。通信部13は、ネットワーク80を介して他の装置とデータ通信する。
位置情報取得部14は、端末装置10の現在位置の位置情報を取得する。位置情報取得部14は、例えば衛星測位システムや携帯電話網の基地局との通信などによって現在位置の位置情報を取得する。衛星測位システムの具体例として、GPS(Global Positioning System)やGalileo等がある。位置情報取得部14は、取得した位置情報を制御部16へ出力する。
ユーザー情報記憶部15は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。ユーザー情報記憶部15は、端末装置10のユーザーに関する情報(以下「ユーザー情報」という。)を記憶する。ユーザー情報は、例えばユーザーに予め付与されている識別情報(以下「ユーザー識別情報」という。)であってもよいし、ユーザーの氏名やニックネームであってもよい。ユーザー情報には、ユーザー自身に関する情報に代えて、ユーザーが操作する対象となっている端末装置10に関する情報が用いられてもよい。例えば、端末装置10のMACアドレスや端末装置10の識別情報がユーザー情報として用いられてもよい。
制御部16は、端末装置10に設けられる各機能部を制御する。制御部16は、例えばユーザーが入力部11を操作することによって指示を入力した場合、入力された指示に応じて動作する。制御部16は、例えばユーザーが入力部11を操作することによって、ユーザーが視聴しているイベントに関するユーザー自身の理解度を表す情報を入力した場合、制御部16は入力された情報を情報提供装置70に送信する。このとき、制御部16は、位置情報取得部14によって取得された位置情報をさらに情報提供装置70に送信してもよい。
制御部16は、例えば通信部13を介して他の装置からテキストデータや画像データを含む表示情報が受信された場合、表示情報に応じた映像や音声を出力部12に出力させる。
図3は、分析装置50の機能構成の具体例を示す概略ブロック図である。分析装置50の詳細について説明する。分析装置50は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備える。分析装置50は、所定のプログラムを実行することによって、通信部51、イベント情報記憶部52、学習結果情報記憶部53及び制御部54を備える装置として機能する。なお、分析装置50の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。分析装置50によって実行されるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM、半導体記憶装置(例えばSSD)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスクや半導体記憶装置等の記憶装置である。分析装置50によって実行されるプログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
通信部51は、ネットワークインタフェースを用いて構成される。通信部51は、ネットワーク80を介して他の装置とデータ通信する。
イベント情報記憶部52は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。イベント情報記憶部52は、通信部51を介して撮像装置20、運用者端末30及びデータサーバー40から受信される動画像データ、運用者分析情報及び関連データを記憶する。イベント情報記憶部52は、これらのデータを、イベントの種別毎に分けて記憶しても良い。
学習結果情報記憶部53は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。学習結果情報記憶部53は、学習処理の結果を示す情報(学習結果情報)を記憶する。
制御部54は、CPU等のプロセッサがプログラムを実行することによってイベント情報取得部541、学習部542及び判定部543として機能する。
イベント情報取得部541は、通信部51を介して、イベントに関する種々の情報をイベント情報として取得する。例えば、イベント情報取得部541は、撮像装置20によって撮影されたイベントの動画像データを取得する。例えば、イベント情報取得部541は、運用者端末30によって生成された運用者分析情報を取得する。例えば、イベント情報取得部541は、データサーバー40に蓄積されている関連データを取得する。イベント情報取得部541は、取得された各情報を、所定の分類に応じた識別子である分類識別子と対応づけてイベント情報記憶部52に記録する。所定の分類とは、例えばイベントの種別であってもよいし、イベントの主催者の種別であってもよいし、イベントの関係者(例えば試合の選手、演劇の演者など)の種別であってもよい。
イベント情報取得部541は、各イベント情報の意味情報を、イベント情報に対応づけて取得し記録しても良い。意味情報とは、イベントにおける1又は複数の場面における意味を示す情報である。例えば、サッカーの試合の動画像において、コーナーキックの場面が撮影された時間帯のデータに対しては、“コーナーキック”であることを示す意味情報が対応づけて記録されてもよい。また、さらにその場面に関連する情報を示す意味情報が対応づけられてもよい。例えば、コーナーキックの場面が撮影された時間帯のデータに対しては、キッカーをつとめる選手の名前、対戦チームの名前、試合の時間帯、コーナーの位置(右又は左)を示す情報が意味情報として対応づけられてもよい。
イベント情報取得部541は、各イベント情報の結果情報を、イベント情報に対応づけて取得し記録しても良い。結果情報とは、イベントにおける1又は複数の場面におけるその後の結果を示す情報である。例えば、サッカーの試合の動画像において、コーナーキックの場面が撮影された時間帯のデータに対しては、そのコーナーキックでゴールが決まったか否か、どのようなシュートが打たれたか、誰がシュートを打ったか、等を示す情報が結果情報として記録されてもよい。
上述した意味情報及び結果情報は、人の手によって分析結果として取得され、分析装置50に与えられてもよい。意味情報及び結果情報は、動画像データから意味情報や結果情報を分析する装置によって分析結果として取得され、分析装置50に与えられてもよい。
学習部542は、イベント情報記憶部52に記憶されている情報を用いて機械学習処理を行う。学習部542には、例えば教師付き学習によって学習結果データを生成又は更新するための機械学習技術が適用される。機械学習技術の具体例として、SVM(Support Vector Machine)やDL(Deep Learning)がある。学習部542は、例えば複数の教師データに基づいて機械学習処理を行うことによって、学習結果として識別器を生成又は更新してもよい。学習部542は、例えばイベント情報記憶部52に記憶されているデータのうち、意味情報及び結果情報が対応づけられているイベント情報を、教師付学習データとして用いることによって学習処理を行ってもよい。学習部542は、学習処理によって得られた学習結果を示す情報(学習結果情報)を、学習結果情報記憶部53に記録する。
判定部543は、学習結果情報記憶部53に記憶されている学習結果情報を用いることによって、現在のイベントの状況を示す情報(動画像データ又は運用者分析情報)に基づいて、その状況の後に生じる事象について予測判定する。例えば、サッカーの試合の動画像において、コーナーキックの場面が撮影された時間帯のデータに対しては、そのコーナーキックでゴールが決まるか否か、どのようなシュートが打たれるか、誰がシュートを打つか、等を示す情報を判定部543が判定してもよい。判定部543は、判定結果を対応制御装置60及び情報提供装置70に送信する。
図4は、対応制御装置60の機能構成の具体例を示す概略ブロック図である。対応制御装置60の詳細について説明する。対応制御装置60は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備える。対応制御装置60は、所定のプログラムを実行することによって、通信部61、判定結果記憶部62、学習結果情報記憶部63及び制御部64を備える装置として機能する。なお、対応制御装置60の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。対応制御装置60によって実行されるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM、半導体記憶装置(例えばSSD)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスクや半導体記憶装置等の記憶装置である。対応制御装置60によって実行されるプログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
通信部61は、ネットワークインタフェースを用いて構成される。通信部61は、ネットワーク80を介して他の装置とデータ通信する。
判定結果記憶部62は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。判定結果記憶部62は、通信部61を介して分析装置50から受信される判定結果を示すデータを記憶する。判定結果記憶部62は、判定結果を示すデータを、イベントの種別毎に分けて記憶しても良い。
学習結果情報記憶部63は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。学習結果情報記憶部63は、学習処理の結果を示す情報(学習結果情報)を記憶する。学習結果情報記憶部63が記憶する学習結果情報は、予め実行される学習処理によって得られる学習結果を示す情報である。予め実行される学習処理は、例えばSVMやDL等の学習技術を用いて行われる。学習処理には、例えば自然言語解析を行うための学習データや、人間の対話に関する学習データや、各種別のイベントの解説者が行う解説に関する学習データが用いられる。学習結果情報記憶部63に記憶される学習結果を用いることによって、ユーザーの発話内容をコンテキスト解析することや、ユーザーの発話に対して自然な回答文を生成することや、各種別のイベントの現状や将来予測について自然な解説文を生成することが可能となる。
制御部64は、CPU等のプロセッサがプログラムを実行することによって判定結果取得部641、コンテキスト情報取得部642及びシナリオ生成部643として機能する。
判定結果取得部641は、通信部61を介して、分析装置50から判定結果を示すデータを取得する。判定結果取得部641は、取得された判定結果を、所定の分類に応じた識別子である分類識別子と対応づけて判定結果記憶部62に記録する。所定の分類とは、例えばイベントの種別であってもよいし、イベントの主催者の種別であってもよいし、イベントの関係者(例えば試合の選手、演劇の演者など)の種別であってもよい。
コンテキスト情報取得部642は、端末装置10から送信される発話情報について、コンテキスト情報を取得する。コンテキスト情報取得部642は、例えば学習結果情報記憶部63に記憶されている学習結果を用いることによってコンテキスト解析を行ってもよい。
シナリオ生成部643はイベントに関するシナリオデータを生成する。シナリオデータは、ユーザーに提供されるデータであって、イベントに関する情報をユーザーに提供するために用いられる情報である。シナリオ生成部643は、例えば判定結果取得部641によって取得された判定結果を示す回答文や解説文を含むシナリオデータを、学習結果情報記憶部63に記憶されている学習結果に基づいて生成してもよい。シナリオ生成部643は、予め定められている複数の理解度それぞれに応じた回答文や解説文を含むシナリオデータを生成してもよい。シナリオ生成部643は、生成されたシナリオデータを情報提供装置70に送信する。
図5は、情報提供装置70の機能構成の具体例を示す概略ブロック図である。情報提供装置70の詳細について説明する。情報提供装置70は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備える。情報提供装置70は、所定のプログラムを実行することによって、通信部71、ユーザー情報記憶部72、シナリオ記憶部73及び制御部74を備える装置として機能する。なお、情報提供装置70の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。情報提供装置70によって実行されるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM、半導体記憶装置(例えばSSD)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスクや半導体記憶装置等の記憶装置である。情報提供装置70によって実行されるプログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
通信部71は、ネットワークインタフェースを用いて構成される。通信部71は、ネットワーク80を介して他の装置とデータ通信する。
ユーザー情報記憶部72は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。ユーザー情報記憶部72は、通信部71を介してユーザー情報取得部741によって端末装置10から取得されるユーザー情報を記憶する。ユーザー情報は、端末装置10を操作するユーザーに関する情報である。ユーザー情報は、例えばユーザーの識別情報、イベントに関するユーザーの好みを示す情報、イベントに関するユーザーの理解度を示す情報を含む。
シナリオ記憶部73は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。シナリオ記憶部73は、対応制御装置60から送信されるシナリオ情報を記憶する。シナリオ情報が理解度毎に提供される場合には、シナリオ記憶部73は、理解度と対応づけてシナリオ情報を記憶する。図6は、シナリオ記憶部73が記憶するテーブルの具体例を示す図である。例えば、イベントにおける一つの事象に関するシナリオが理解度に応じて複数提供される。図6の例では、理解度が高いユーザーに対して提供されるシナリオは“A”であり、理解度が中程度のユーザーに対して提供されるシナリオは“B”であり、理解度が低いユーザーに対して提供されるシナリオは“C”である。例えば、理解度が高いほど、シナリオの中身により専門性の高い文言が使用されてもよい。例えば、登場人物(選手や演者)の著名度に応じて複数の段階が設けられ、理解度に応じた段階の人物の名前のみがシナリオ中に用いられてもよい。
図5に戻って説明を続ける。制御部74は、CPU等のプロセッサがプログラムを実行することによってユーザー情報取得部741、シナリオ取得部742及び情報提供制御部743として機能する。
ユーザー情報取得部741は、端末装置10と通信することによってユーザー情報を取得する。例えば、ユーザー情報取得部741は、ユーザー情報の各項目の値を入力するための入力欄を有したWEB画面を生成し、端末装置10に送信してもよい。この場合、端末装置10の出力部12に表示された画面の各入力欄に対し、ユーザーは入力部11を操作することによって値を入力する。そして、所定のボタン(例えば送信ボタン)をユーザーが操作することに応じて、入力された各値を含むユーザー情報が端末装置10から情報提供装置70に送信されてもよい。例えば、ユーザー情報取得部741は、ユーザーの理解度を測定するための1又は複数の質問文とその回答を入力するための入力欄とを有したWEB画面を生成し、端末装置10に送信してもよい。この場合、端末装置10の出力部12に表示された画面の各入力欄に対し、ユーザーは入力部11を操作することによって質問文に対する回答を入力する。そして、所定のボタン(例えば送信ボタン)をユーザーが操作することに応じて、入力された各回答が端末装置10から情報提供装置70に送信されてもよい。この場合、ユーザー情報取得部741は、取得された回答に基づいて、ユーザーの理解度を判定し、判定結果をユーザー情報としてユーザー情報記憶部72に記録する。
シナリオ取得部742は、対応制御装置60と通信することによってシナリオ情報を取得する。シナリオ取得部742は、取得されたシナリオ情報をシナリオ記憶部73に記録する。
情報提供制御部743は、端末装置10から情報の要求を受けると、要求された情報に関するシナリオ情報であって、要求元のユーザーの理解度に応じたシナリオ情報をシナリオ記憶部73から読み出す。そして、情報提供制御部743は、読み出されたシナリオ情報を端末装置10に送信する。情報提供制御部743は、イベントの撮像データを要求された場合には、撮像装置20によって撮像された動画像データを端末装置10に対して送信する。動画像データの送信は、ストリーミング形式であってもよいしダウンロード形式であってもよい。情報提供制御部743は、イベントに関する関連データを要求された場合には、データサーバー40に登録されている関連データを端末装置10に対して送信する。
図7は、情報提供システム1における動作の流れの具体例を示すシーケンスチャートである。図7は、特に理解度を示す情報を情報提供装置70が取得する際の処理の具体例を示す。
まず、端末装置10は、ユーザーが理解度を登録しようとしているイベントの種別を取得する(ステップS101)。例えば、端末装置10は、自装置のその時点の位置情報を取得し、位置情報に応じたイベント種別を取得してもよい。具体的には、位置情報が示す場所で開催されるイベントを特定のサーバーに問い合わせることによってイベント種別が取得されてもよいし、端末装置10が予め位置情報とイベント種別とが対応づけられたテーブルを記憶していてもよい。また、端末装置10は、イベントの種別を入力するための画面を出力部12に表示することによって、ユーザーによるイベント種別の入力を促してもよい。端末装置10は、イベントの種別をユーザーに問いかける音声を出力部12から出力することによって、ユーザーによるイベント種別の入力を促してもよい。
端末装置10は、イベント種別を取得すると、取得されたイベント種別を示す情報を情報提供装置70に送信する(ステップS102)。このとき、端末装置10は、他のユーザー情報(例えばユーザーID)とともにイベント種別を送信してもよい。
情報提供装置70は、イベント種別を受信すると、受信されたイベント種別に応じた理解度要求情報を生成する(ステップS103)。理解度要求情報とは、取得されたイベント種別が示すイベントに関して、ユーザーの理解度を要求することを示す情報である。例えば、理解度要求情報は、単に理解度を示す値の入力欄を有するWEB画面のデータであってもよいし、ユーザーの理解度を測定するための1又は複数の質問文とその回答を入力するための入力欄とを有したWEB画面のデータであってもよい。情報提供装置70は、生成された理解度要求情報を端末装置10に送信する(ステップS104)。端末装置10は、理解度要求情報を受信すると、受信された理解度要求情報に応じた画面又は音声を出力部12によって出力する。
ユーザーは、端末装置10の入力部11を操作することによって、理解度に関する情報を入力する(ステップS105)。理解度に関する情報は、理解度を示す値そのものであってもよいし、理解度を測定するための質問に対する回答であってもよい。端末装置10は、ユーザーによって入力された理解度に関する情報を理解度応答情報として情報提供装置70に送信する(ステップS106)。情報提供装置70は、端末装置10から送信された理解度に関する情報に基づいて、ユーザーの理解度を取得する。そして、取得された理解度の情報を、端末装置10のユーザー情報としてユーザー情報記憶部72に記録する(ステップS107)。
図8は、情報提供システム1における動作の流れの具体例を示すシーケンスチャートである。図8は、特に分析装置50による分析が行われる際の処理の具体例を示す。
撮像装置20は、イベントの現場を撮像することによって動画像データを生成する(ステップS201)。撮像装置20は、具備する送信装置を用いることによって、動画像データを分析装置50に送信する(ステップS202)。運用者端末30は、運用者に操作されることによって、運用者分析情報を取得する(ステップS203)。運用者端末30は、取得した運用者分析情報を分析装置50に送信する(ステップS204)。データサーバー40は、処理の対象となっているイベントに関する関連データを読み出す(ステップS205)。データサーバー40は、読み出された関連データを分析装置50に送信する(ステップS206)。分析装置50は、受信された動画像データ、運用者分析情報及び関連データをイベント情報として記憶する(ステップS207)。所定のタイミングが到来すると、分析装置50は、学習結果とイベント情報とを用いて分析処理を行う(ステップS209)。所定のタイミングは、例えば予め定められた周期であってもよいし、分析装置50の管理者によって分析処理の開始指示がなされたタイミングであってもよいし、他のタイミングであってもよい。分析処理を行うことによって、分析装置50は、イベントの将来の事象について分析する。分析装置50は、得られた分析結果を示す分析情報を対応制御装置60及び情報提供装置70に送信する(ステップS210、S211)。
図9は、情報提供システム1における動作の流れの具体例を示すシーケンスチャートである。図9は、特に情報提供装置70による第一の情報提供処理の具体例を示す。まず、対応制御装置60は、所定のタイミングが到来すると、イベントの現状についてコンテキスト解析を行う(ステップS301)。所定のタイミングは、例えば予め定められた周期であってもよいし、対応制御装置60の管理者によって解析処理の開始指示がなされたタイミングであってもよいし、他のタイミングであってもよい。対応制御装置60は、コンテキスト解析結果に基づいて、イベントの現状や将来をユーザーに対して示すシナリオを生成する(ステップS302)。対応制御装置60は、生成されたシナリオの情報を情報提供装置70に送信する(ステップS303)。
端末装置10のユーザーは、現在訪れているイベントに関して情報を欲すると、情報の要求を示す操作を行う。このようなユーザーの操作に応じて、端末装置10は情報要求を取得する(ステップS304)。また、端末装置10は、その時点における端末装置10の位置情報を取得する。端末装置10は、取得された情報要求を示す情報と位置情報とを情報提供装置70に送信する(ステップS305)。情報要求には、端末装置10のユーザーを示すユーザーIDも含まれる。
情報提供装置70は、情報要求を受信すると、提供情報を生成する(ステップS306)。具体的には、情報提供装置70は、情報要求に含まれる位置情報に基づいて、その日時にその位置にて開催されているイベントのイベント種別を取得する。情報提供装置70は、ユーザーIDが示すユーザーについて、取得されたイベント種別に関する理解度を示す情報を取得する。そして、情報提供装置70は、ユーザーによって要求されているイベントに関する情報のうち、理解度に応じたイベントの情報を示す提供情報を生成する。例えば、情報提供装置70は、理解度に応じたシナリオ情報を含む提供情報を生成する。情報提供装置70は、生成された提供情報を、情報の要求元である端末装置10に送信する(ステップS307)。端末装置10は、提供情報を受信すると、受信された提供情報を画面又は音声にて出力する(ステップS308)。
図9において、端末装置10から情報要求が受信された後は、情報提供装置70は、繰り返しより新しいシナリオ情報に基づく提供情報を生成して端末装置10に送信するように構成されてもよい。
図10は、情報提供システム1における動作の流れの具体例を示すシーケンスチャートである。図10は、特に情報提供装置70による第二の情報提供処理の具体例を示す。まず、端末装置10のユーザーは、現在訪れているイベントに関して疑問を有すると、質問の内容を示す発話情報を端末装置10に入力する。発話情報の入力は、マイクとして構成された入力部11に対して音声入力で行われてもよいし、タッチパネル等の操作装置として構成された入力部11に対して操作によって行われてもよい。このようなユーザーの入力に応じて、端末装置10は発話情報を取得する(ステップS401)。また、端末装置10は、その時点における端末装置10の位置情報を取得する。端末装置10は、取得された発話情報と位置情報とを情報提供装置70に送信する(ステップS402)。発話情報には、端末装置10のユーザーを示すユーザーIDも含まれる。
情報提供装置70は、発話情報及び位置情報を受信すると、受信された位置情報に応じてイベント種別を判定する。そして、イベント種別を発話情報に付与し、対応制御装置60に発話情報を送信する(ステップS403)。対応制御装置60は、発話情報を受信すると、発話情報についてコンテキスト解析を行う(ステップS404)。対応制御装置60は、コンテキスト解析結果に基づいて、イベントの現状や将来をユーザーに対して示すシナリオを生成する(ステップS405)。対応制御装置60は、生成されたシナリオの情報を情報提供装置70に送信する(ステップS406)。
情報提供装置70は、シナリオ情報を受信すると、発話情報とともに受信されたユーザーID及びイベント種別に応じて、ユーザーの理解度を示す情報を取得する。情報提供装置70は、対応制御装置60から受信されたシナリオ情報のうち、ユーザーの理解度に応じたシナリオを含む応答情報を生成する(ステップS407)。情報提供装置70は、生成された応答情報を、質問の送信元である端末装置10に送信する(ステップS408)。端末装置10は、応答情報を受信すると、受信された応答情報を画面又は音声にて出力する(ステップS409)。
このように構成された情報提供システム1によれば、イベントに関する情報を欲するユーザーに対し、そのユーザーのそのイベントに対する理解度に応じた形で情報を提供することが可能となる。そのため、イベントを視聴しているユーザに対し、そのユーザーにとってより好ましい情報を提供することができる。
また、ユーザーに対して情報が提供される際には、対応制御装置60によって生成されたシナリオに基づいて情報が提供される。対応制御装置60は、予め実施される学習処理において、人間の対話に関する学習データや、各種別のイベントの解説者が行う解説に関する学習データが用いられる。そのため、ユーザーに対し、より自然な文体でイベントに関する情報を提供することが可能となる。
また、ユーザーに対して提供される情報には、分析装置50による分析結果も含まれる。分析装置50は、例えば意味情報及び結果情報が対応づけられているイベント情報を教師付学習データとして用いることによって学習処理を行う。分析装置50は、学習結果を用いることによって、イベントにおいて生じている事象の将来を分析する。このように、学習結果を用いて予測された将来に関する情報が提供されるため、ユーザーはイベントに関してより多くの興味を持つことができ、情報提供装置70が提供する情報について付加価値を付与することが可能となる。
また、ユーザーが視聴しているイベントの種別は、端末装置10の位置情報に基づいて自動的に判断されてもよい。この場合、ユーザーはわざわざ自身が視聴するイベントの種別について特定する情報を端末装置10に入力する必要が無い。
(変形例)
図1〜4において示されるシステム構成は一具体例に過ぎない。図1に示される各装置に設けられた機能部は、上記実施形態とは異なる他の装置に設けられてもよい。例えば、イベント情報記憶部52は、分析装置50に設けられるのではなく、不図示のデータベースサーバに設けられてもよい。例えば、コンテキスト情報取得部642は、対応制御装置60に設けられるのでは無く、情報提供装置70に設けられてもよいし、分析装置50に設けられてもよい。例えば、分析装置50と対応制御装置60とは一体の装置として構成されてもよい。
図9又は図10に示されるシーケンスチャートにおいて、イベント種別の特定は必ずしも端末装置10の位置情報に基づいて行われる必要は無い。例えば、端末装置10は、イベントの種別を入力するための画面を出力部12に表示することによって、ユーザーによるイベント種別の入力を促してもよい。このような画面に対し、ユーザーは入力部11を操作することによってイベント種別を入力してもよい。例えば、イベント名を文字でユーザーが入力してもよいし、画面において提示される複数の選択肢の中からユーザーが選択してもよい。端末装置10は、イベントの種別をユーザーに問いかける音声を出力部12から出力することによって、ユーザーによるイベント種別の入力を促してもよい。このような音声に対し、ユーザーは発声することによってイベント種別を入力してもよい。例えば、イベント名を声に出して読み上げてもよいし、音声によって提示される複数の選択肢の中からユーザーが選択したイベント名を声に出して読み上げてもよい。
ユーザーによるイベントの視聴は、必ずしもイベントが開催されている現場で行われる必要は無い。例えば、イベントの状況を実況する生放送や録画放送をテレビ受像器で見ることによってイベントの視聴が行われてもよい。また、テレビ受像器や録画装置の機能として提供されるタイムシフト機能によってユーザーが視聴を行ってもよい。ユーザーは、パブリックビューイングやスポーツバー等の場で視聴を行ってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…情報提供システム, 10…端末装置, 20…撮像装置, 30…運用者端末, 40…データサーバー, 50…分析装置, 60…対応制御装置, 70…情報提供装置, 11…入力部, 12…出力部, 13…通信部, 14…位置情報取得部, 15…ユーザー情報記憶部, 16…制御部, 51…通信部, 52…イベント情報記憶部, 53…学習結果情報記憶部, 54…制御部, 541…イベント情報取得部, 542…学習部, 543…判定部, 61…通信部, 62…判定結果記憶部, 63…学習結果情報記憶部, 64…制御部, 641…判定結果取得部, 642…コンテキスト情報取得部, 643…シナリオ生成部, 71…通信部, 72…ユーザー情報記憶部, 73…シナリオ記憶部, 74…制御部, 741…ユーザー情報取得部, 742…シナリオ取得部, 743…情報提供制御部

Claims (4)

  1. 視聴の対象となるイベントに関するユーザーの属性情報を取得する取得部と、
    前記ユーザーに対し、前記イベントに関する情報を、前記ユーザーの属性情報に応じて提供する情報提供部と、
    を備える情報提供システム。
  2. 前記イベントに関する情報を解説する文体を含む複数のシナリオ情報を、前記属性情報毎に対応づけて生成するシナリオ生成部をさらに備え、
    前記情報提供部は、前記シナリオ生成部によって生成された前記シナリオ情報を用いて情報を提供する、請求項1に記載の情報提供システム。
  3. 前記イベントに関する過去の情報に基づいて学習処理を行う学習部と、
    前記学習部による学習結果を記憶する学習結果記憶部と、
    前記学習結果記憶部に記憶される学習結果を用いることによって、前記イベントにおいて生じている事象の将来を判定する判定部と、をさらに備え、
    前記情報提供部は、前記判定部によって判定された将来に関する情報を含む、請求項1又は2に記載の情報提供システム。
  4. 視聴の対象となるイベントに関するユーザーの属性情報を取得する取得ステップと、
    前記ユーザーに対し、前記イベントに関する情報を、前記ユーザーの前記属性情報に応じて提供する情報提供ステップと、
    を有する情報提供方法。
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