JP2019148887A - 料金機械、共通制御装置、車線サーバ、料金自動収受機、電源制御方法、及びプログラム - Google Patents

料金機械、共通制御装置、車線サーバ、料金自動収受機、電源制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】突入電流が同時に流れることを抑制することができる料金機械、共通制御装置、車線サーバ、料金自動収受機、電源制御方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】料金機械10は、外部からの電源電圧の印加を受け付けてから、当該電源電圧を主回路に伝達するタイミングを制御する電源制御部110を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、料金機械、共通制御装置、車線サーバ、料金自動収受機、電源制御方法、及びプログラムに関する。
有料道路等において車両から利用料金を収受するための料金収受システムは、複数の電気機器(以下、「料金機械」とも記載する)を有している。
例えば、電子式料金収受システム(ETC:Electronic Toll Collection System(登録商標)、「自動料金収受システム」ともいう)は、車両の進入及び退出を検知する車両検知器、車両に搭載された車載器と無線通信を行うETCアンテナ、車両の通行を許可又は規制する発進制御機、各種機器の制御を行う車線サーバ等の多数の料金機械を有している(特許文献1を参照)。
特開2015−75841号公報
通常、電気機器には、電源投入時に一時的に定常電流よりも大きな電流(突入電流)が流れる。従来の料金収受システムを起動する際には、複数の料金機械に一斉に電源が投入される。そうすると、複数の料金機械において突入電流が流れるタイミングが重なり、電源トリップ(ブレーカ切断)が発生する可能性がある。このため、従来の料金収受システムでは、複数の料金機械の突入電流に耐えられるよう、容量の大きいブレーカを採用する必要があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、突入電流が同時に流れることを抑制することができる料金機械、共通制御装置、車線サーバ、料金自動収受機、電源制御方法、及びプログラムを提供する。
上記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用している。
本発明の第1の態様によれば、料金機械(10、13、14、15、16、17)は、外部からの電源電圧の印加を受け付けてから、当該電源電圧を主回路に伝達するタイミングを制御する電源制御部(110)を備える。
このようにすることで、料金機械は、電源電圧を主回路に伝達するタイミングを他の料金機械と異ならせて、複数の料金機械において同時期に突入電源が流れることを抑制することができる。これにより、電源トリップの発生を抑制しつつ、料金機械に適用するブレーカの容量を小さくすることができる。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様に係る料金機械(10、13、14、15、16、17)において、前記電源制御部(110)は、操作者の操作を受け付ける受付手段(115)を有し、前記操作を受け付けた時点から当該操作に応じた遅延時間が経過した後、前記電源電圧を前記主回路に伝達する。
このようにすることで、電源制御部は、操作者の操作に応じて主回路への電源投入タイミングを遅延させることができる。この結果、複数の料金機械それぞれに異なる操作を行うことにより、複数の料金機械において同時期に突入電源が流れることを抑制することができる。
本発明の第3の態様によれば、第1の態様に係る料金機械(10、13、14、15、16、17)において、前記電源制御部(110)は、乱数を発生させる乱数発生部(116)を有し、前記乱数に応じた遅延時間が経過した後、前記電源電圧を前記主回路に伝達する。
このようにすることで、電源制御部は、乱数に応じて主回路への電源投入タイミングをランダムに遅延させることができる。この結果、複数の料金機械それぞれに異なる遅延時間が設定され、複数の料金機械において同時期に突入電源が流れることを抑制することができる。
本発明の第4の態様によれば、共通制御装置(2)は、複数の料金機械それぞれに異なるタイミングで電源を投入する電源制御部(22)を備える。
このようにすることで、共通制御装置は、複数の料金機械それぞれに電源を投入するタイミングを分散させて、複数の料金機械において同時期に突入電源が流れることを抑制することができる。これにより、電源トリップの発生を抑制しつつ、料金機械に適用するブレーカの容量を小さくすることができる。
本発明の第5の態様によれば、第4の態様に係る共通制御装置(2)において、前記電源制御部(22)は、操作者の操作を前記料金機械別に受け付ける受付手段(25)を有し、前記操作を受け付けた時点から当該操作に応じた遅延時間が経過した後、前記料金機械それぞれに前記電源を投入する。
このようにすることで、電源制御部は、操作者の操作に応じて複数の料金機械それぞれへの電源投入タイミングを遅延させることができる。この結果、複数の料金機械において同時期に突入電源が流れることを抑制することができる。
本発明の第6の態様によれば、第4の態様に係る共通制御装置(2)において、前記電源制御部(22)は、前記料金機械別に乱数を発生させる乱数発生部(26)を有し、前記乱数に応じた遅延時間が経過した後、前記料金機械それぞれに前記電源を投入する。
このようにすることで、電源制御部は、乱数に応じて複数の料金機械それぞれへの電源投入タイミングをランダムに遅延させることができる。この結果、複数の料金機械それぞれに異なる遅延時間が自動的に設定され、複数の料金機械において同時期に突入電源が流れることを抑制することができる。
本発明の第7の態様によれば、車線サーバ(3)は、第4から第6の何れか一の態様に記載の共通制御装置(2)を備える。
このようにすることで、車線サーバは、複数の料金機械それぞれに電源を投入するタイミングを分散させて、複数の料金機械において同時期に突入電源が流れることを抑制することができる。これにより、電源トリップの発生を抑制しつつ、料金機械に適用するブレーカの容量を小さくすることができる。
本発明の第8の態様によれば、車両の利用料金を収受する料金自動収受機(4)は、前記利用料金の収受に係る処理を実行する複数のユニット(44)と、複数の前記ユニット(44)それぞれに異なるタイミングで電源を投入する電源制御部(42)を備える。
このようにすることで、料金自動収受機は、複数のユニットそれぞれに電源を投入するタイミングを分散させて、複数のユニットにおいて同時期に突入電源が流れることを抑制することができる。これにより、電源トリップの発生を抑制しつつ、料金自動収受機に適用するブレーカの容量を小さくすることができる。
本発明の第9の態様によれば、複数の料金機械それぞれの主回路への電源投入タイミングを制御する電源制御方法は、前記料金機械が外部からの電源電圧の印加を受け付けてから、当該電源電圧を前記主回路に伝達するタイミングを制御するステップを有する。
本発明の第10の態様によれば、複数の料金機械それぞれへの電源投入タイミングを制御する電源制御方法は、複数の前記料金機械それぞれに異なるタイミングで電源を投入するステップを有する。
本発明の第11の態様によれば、車両の利用料金を収受する料金自動収受機が有する複数のユニットそれぞれへの電源投入タイミングを制御する電源制御方法は、複数の前記ユニットそれぞれに異なるタイミングで電源を投入するステップを有する。
本発明の第12の態様によれば、料金機械(10、13、14、15、16、17)のコンピュータを機能させるプログラムは、前記コンピュータに、外部からの電源電圧の印加を受け付けてから、当該電源電圧を主回路に伝達するタイミングを制御するステップを実行させる。
本発明の第13の態様によれば、共通制御装置(2)のコンピュータを機能させるプログラムは、前記コンピュータに、複数の料金機械それぞれに異なるタイミングで電源を投入するステップを実行させる。
本発明の第14の態様によれば、車両の利用料金を収受する料金自動収受機(4)のコンピュータを機能させるプログラムは、前記コンピュータに、前記料金自動収受機(4)が有する複数のユニット(44)それぞれに異なるタイミングで電源を投入するステップを実行させる。
本発明に係る料金機械、共通制御装置、車線サーバ、料金自動収受機、電源制御方法、及びプログラムによれば、突入電流が同時に流れることを抑制することができる。
第1の実施形態に係る料金収受システムの概略図である。 第1の実施形態に係る電源制御システムの機能構成を示す図である。 第1の実施形態に係る受光塔の電源制御部の処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る投光塔の電源制御部の処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態の変形例1に係る受光塔の電源制御部の処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態の変形例2に係る電源制御システムの機能構成を示す図である。 第2の実施形態に係る電源制御システムの機能構成を示す図である。 第2の実施形態に係る共通制御装置の電源制御部の処理の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る料金収受システムの概略図である。 第3の実施形態に係る電源制御システムの機能構成を示す図である。 第3の実施形態に係る料金自動収受機の電源制御部の処理の一例を示すフローチャートである。 少なくとも一つの実施形態に係る車両検知器、共通制御装置、車線サーバ、及び料金自動収受機のハードウェア構成を示す図である。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態に係る電源制御システム100について、図1〜図4を参照しながら説明する。
(全体構成)
図1は、第1の実施形態に係る料金収受システムの概略図である。
本実施形態に係る料金収受システム1は、例えば有料道路の入口料金所又は出口料金所に設けられ、車線Lを通行する車両Aから所定の利用料金を収受する。
以下の説明では、車線Lが延在する方向(図1における±X方向)を「車線方向」とも記載し、車線方向に水平に直交する方向(図1における±Y方向)を「車線幅方向」とも記載する。また、車両Aの進行方向手前側(図1における−X方向側)を「上流側」とも記載し、車両Aの進行方向奥側(図1における+X方向側)を「下流側」とも記載する。
図1に示すように、料金収受システム1は、料金収受処理に用いられる複数の料金機械として、共通制御装置2と、車線サーバ3と、複数の車両検知器10と、ETCアンテナ13と、ETC表示板14と、料金処理機15と、路側表示機16と、発進制御機17と、を備えている。また、本実施形態に係る電源制御システム100は、これら複数の料金機械のうち、共通制御装置2及び複数の車両検知器10より構成される。
共通制御装置2は、商用電源から供給された電力を複数の料金機械に配電する。本実施形態では、共通制御装置2が複数の車両検知器10に配電する態様を例として説明するが、これに限られることはない。共通制御装置2は、他の料金機械に配電してもよい。
車線サーバ3は、一つの車線Lに一つずつ設置され、車線Lに設置された料金機械全体の動作の制御を司る。例えば、車線サーバ3は、後述のETCアンテナ13又は料金処理機15を介して、当該車線L1における料金収受処理を行う。
車両検知器10は、いわゆる透過型の車両検知器であって、車線Lの路側において高さ方向(±Z方向)に延在し、車線幅方向(±Y方向)に車線Lを挟んで対向する投光塔12及び受光塔11により構成される。投光塔12及び受光塔11には、それぞれ高さ方向に沿って、複数の投光素子及び受光素子(不図示)が配列されている。車両検知器10は、投光素子それぞれから投光された検査光を、対となる受光素子それぞれが受光したか否を判断し、車両の存在の有無を示す検知結果を車線サーバ3へ出力する。
なお、本実施形態では、料金収受システム1は5台の車両検知器10A〜10Eを有している。
車両検知器10A、10Bは、車線Lの最も上流側(−X側)の進入検知位置P1に連なって設置される「進入側車両検知器」である。進入側車両検知器10A、10Bは、車線Lに進入する(進入検知位置P1を通過する)車両Aの存在を検知するとともに、進入検知位置P1における車両Aの前進及び後進を検知する。
車両検知器10Cは、進入側車両検知器10A、10Bよりも下流側(+X側)の通信終了位置P2に設置され、車両Aが後述のETCアンテナ13の無線通信領域を通過したことを検知する「通信用車両検知器」である。
車両検知器10D、10Eは、車線Lの最も下流側(+X側)の退出検知位置P3に連なって設置される「退出側車両検知器」である。退出側車両検知器10D、10Eは、車線Lから退出する(退出検知位置P3を通過する)車両Aの存在を検知するとともに、退出検知位置P3における車両Aの前進及び後進を検知する。
車両検知器10の台数は5台に限られることはなく、他の料金機械の有無に応じて追加又は省略してもよい。例えば料金収受システム1が車両Aの前後進を検出可能な踏板(不図示)を備えている場合、進入側車両検知器10Bを省略してもよい。
ETCアンテナ13は、進入側車両検知器10A、10Bよりも車線方向下流側(+X側)に設けられる。ETCアンテナ13は、車両Aに搭載された車載器(不図示)との間で無線通信を行うことにより、料金収受処理に必要な情報の送受信を行う。ETCアンテナ13は、進入側車両検知器10Aが車両Aの進入検知位置P1への到来を検知すると、無線通信用の電波放射を開始する。また、ETCアンテナ13は、通信用車両検知器10Cが車両Aの通信終了位置P2から下流側(+X側)への退出を検知すると、電波放射を停止する。
ETC表示板14は、車線Lの上流側(−X側)に設けられ、車線Lへの進入可否を表示する信号灯と、料金収受方法の別を表示する表示板とを有する。料金収受方法の別は、例えば、無線通信による無人料金収受のみを行う「ETC専用」と、収受員による有人料金収受のみを行う「一般」と、無人料金収受及び有人料金収受の両方を行う「ETC/一般」の3種類である。
料金処理機15は、車両Aから利用料金を収受する収受員が駐在する有人ブース内に設置される。料金処理機15は、収受員の操作を受け付けて、料金収受に係る各種処理を実行する。
路側表示機16は、ETCアンテナ13及び料金収受機15よりも車線方向下流側(+X側)に設置され、車両Aの利用料金等を表示する。
発進制御機17は、ETCアンテナ13及び料金収受機15よりも車線方向下流側(+X側)に設置され、車線Lを走行する車両Aの発進制御を行う。発進制御機17は、車両Aに対する料金収受処理が完了するまでは、車両Aの退出を規制すべく車線Lを閉塞する。また、発進制御機17は、車両Aに対する料金収受処理が完了すると、車両Aの退出を許可すべく車線Lを開放する。
なお、図1には、料金所が一つの車線Lを有している例が示されているが、これに限られることはない。料金所が複数の車線Lを有していてもよい。
(機能構成)
図2は、第1の実施形態に係る電源制御システムの機能構成を示す図である。
図2に示すように、電源制御システム100の共通制御装置2は、ブレーカ20と、電源21とを備えている。ブレーカ20は、外部からの商用電源(交流電源)の供給を遮断又は許可する。電源21は、ブレーカ20を介して外部から供給された交流電源を直流電源に変換して料金機械に出力する。
車両検知器10の受光塔11は、それぞれ電源制御部110と、リレー111と、ノイズフィルタ112と、受光回路113と、信号処理部114と、を備えている。
電源制御部110は、共通制御装置2から電源電圧の印加を受け付けてから、当該電源電圧を主回路(受光回路113)に伝達するタイミングを制御する。
また、電源制御部110は、受付手段115を有している。
受付手段115は、操作者(料金所の管理者、保守作業者等)の操作を受け付ける装置であり、例えばディップスイッチ、ロータリースイッチ、ジャンパピン等が用いられる。受付手段115は、受光塔11A〜11E及び投光塔12A〜12Eの電源投入順序を示す設定値(例えば「1」〜「10」)の入力操作を受け付ける。
電源制御部110は、設定値に応じた遅延時間を計算し、当該遅延時間が経過した後、主回路に電源を投入する制御を行う。
リレー111は、電源制御部110の制御を受け付けて接点の開閉を行うことにより、主回路への電源電圧の遮断及び伝達を行う。
ノイズフィルタ112は、受光塔11の主回路に電源を供給する電源ラインにおけるノイズを除去する。
受光回路113は、本実施形態における車両検知器10の受光塔11の主回路であり、受光素子(不図示)が投光塔12から投光された検査光を受光したか否かを示す検知結果を出力する。
信号処理部114は、投光塔12から投光素子(不図示)それぞれによる検査光の投光タイミングを示す同期信号を受け付けて、受光回路に受光素子それぞれの検査光の受光タイミングを指示する。
また、信号処理部114は、電源投入後、初めて投光塔12から同期信号を受け付けた場合、車両検知器10を構成する受光塔11及び投光塔12の双方が起動完了したことを示す電源ON信号を共通制御装置2に送信する。なお、本実施形態では、受光塔11及び投光塔12の起動完了とは、受光塔11及び投光塔12のそれぞれに電源が投入された後、突入電流が収束して定常電流値で稼働開始したことを示す。
また、車両検知器10の投光塔12は、電源制御部120と、リレー121と、ノイズフィルタ122と、投光回路123と、信号処理部124と、を備えている。
電源制御部120は、共通制御装置2から電源電圧の印加を受け付けてから、当該電源電圧を主回路(投光回路123)に伝達するタイミングを制御する。
また、電源制御部120は、受付手段125を有している。受付手段125の機能構成は、受光塔11の受付手段115と同様である。
電源制御部120は、設定値に応じた遅延時間を計算し、当該遅延時間が経過した後、主回路に電源を投入する制御を行う。
リレー121は、電源制御部120の制御を受け付けて接点の開閉を行うことにより、主回路への電源電圧の遮断及び伝達を行う。
ノイズフィルタ122は、投光塔12の主回路に電源を供給する電源ラインにおけるノイズを除去する。
投光回路123は、本実施形態における車両検知器10の投光塔12の主回路であり、複数の投光素子(不図示)それぞれから対となる受光素子に向けて検査光を投光する。
信号処理部124は、投光素子それぞれによる検査光の投光タイミングを示す同期信号を受光塔11に送信するとともに、投光回路123に対し投光素子それぞれの投光タイミングを指示する。
(フローチャート)
図3は、第1の実施形態に係る受光塔の電源制御部の処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図3を参照して受光塔11の電源制御部110の処理の一例について説明する。
図3に示すように、受光塔11の電源制御部110は、共通制御装置2の電源がONされると、電源電圧の印加を受け付ける(ステップS100)。
電源電圧が印加されると、電源制御部110は、操作者が受付手段115を介して入力した「設定値」に基づいて、受光回路113へ電源投入する際の遅延時間を設定する(ステップS101)。
電源制御部110は、操作者により受付手段115に入力された「設定値」に、所定時間を乗じた遅延時間を設定する(ステップS101)。なお、所定時間は、複数の受光塔11それぞれの突入電流が重畳して発生することを回避できるように、一つの受光塔11における突入電流の継続時間以上の長さとなるように設定される。
このとき、受光塔11A〜11E及び投光塔12A〜12Eそれぞれには、操作者により予め異なる設定値(「1」〜「10」の何れか)が入力されているものとする。例えば、操作者は、受光塔11A〜11Eに対し、車線方向上流側(図1の−X側)から順に「1」〜「5」の設定値を入力し、投光塔12A〜12Eに対し、車線方向上流側(図1の−X側)から順に「6」〜「10」の設定値を入力する。また、操作者は、受光塔11及び投光塔12それぞれと共通制御装置2との位置関係、配線等に応じて、設定値(電源投入順序)を入れ替えるようにしてもよい。
例えば、所定時間が「10msec」であり、進入側車両検知器10Aの受光塔11Aには設定値「1」が設定されているとする。この場合、受光塔11Aの電源制御部110は、遅延時間を「10msec」に設定する。
次に、電源制御部110は、不図示のタイマにより、共通制御装置2から電源電圧が印加された時点から遅延時間を経過するまで、電源投入タイミングを遅延させる(ステップS102)。そして、遅延時間を経過した後、電源制御部110のタイマによりリレー111が閉塞され、受光回路113に電源が投入される(ステップS103)。
次に、信号処理部114は、投光塔12から同期信号を受信したか否かを判断する(ステップS104)。
例えば、受光塔11Aの信号処理部114は、対となる投光塔12Aから同期信号を受信していない場合(ステップS104:NO)、同期信号を受信するまで待機する。
一方、受光塔11Aの信号処理部114は、対となる投光塔12Aから同期信号を受信した場合(ステップS104:YES)、車両検知器10Aを構成する受光塔11A及び投光塔12A双方の起動が完了したとして、車両検知器10Aの電源ON信号を共通制御装置2に送信する(ステップS105)。これにより、共通制御装置2は、車両検知器10それぞれが起動したか否かを知ることができる。
受光塔11A〜11Eそれぞれは、共通制御装置2から電源電圧を印加される度に上述の各処理を実行する。
図4は、第1の実施形態に係る投光塔の電源制御部の処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図4を参照して投光塔12の電源制御部120の処理の一例について説明する。
図4に示すように、投光塔12の電源制御部120は、共通制御装置2の電源がONされると、電源電圧の印加を受け付ける(ステップS110)。
電源電圧が印加されると、電源制御部120は、操作者が受付手段125を介して入力した「設定値」に基づいて、投光回路123へ電源投入する際の遅延時間を設定する(ステップS111)。
電源制御部120は、操作者により受付手段125に入力された「設定値」に、所定時間を乗じた遅延時間を設定する(ステップS111)。なお、所定時間は、投光塔12に電源投入してから突入電流が収束するまで(定常電流値に安定するまで)の時間に応じて任意に設定される。また、所定時間は受光塔11と共通の値であってもよい。
例えば、所定時間が「10msec」であり、進入側車両検知器10Aの投光塔12Aには設定値「6」が設定されているとする。この場合、投光塔12Aの電源制御部120は、遅延時間を「60msec」に設定する。
次に、電源制御部120は、不図示のタイマにより、共通制御装置2から電源電圧が印加された時点から遅延時間を経過するまで、電源投入タイミングを遅延させる(ステップS112)。そして、遅延時間を経過した後、電源制御部120のタイマによりリレー121が閉塞され、投光回路123に電源が投入される(ステップS113)。
次に、信号処理部124は、受光塔11に同期信号を送信する(ステップS114)。
例えば、投光塔12Aの信号処理部124は、対となる受光塔11Aに同期信号を送信する。これにより、信号処理部124は、投光塔12Aが起動完了したことを受光塔11Aに知らせることができる。
なお、本実施形態では、信号処理部124が起動完了したことを受光塔11Aに通知する手段として同期信号を送信する例について説明したが、これに限られることはない。他の実施形態では、信号処理部124は、例えば投光回路123に検査光を投光させることにより、投光塔12の起動完了を受光塔11に通知するようにしてもよい。
投光塔12A〜12Eそれぞれは、共通制御装置2から電源電圧を印加される度に上述の各処理を実行する。
(作用効果)
以上のように、本実施形態に係る車両検知器10は、共通制御装置2(外部)からの電源電圧の印加を受け付けてから、当該電源電圧を主回路(受光回路113及び投光回路123)に伝達するタイミングを制御する電源制御部110、120を備える。
このようにすることで、車両検知器10は、電源電圧を受光回路113及び投光回路123それぞれに伝達するタイミングを他の車両検知器10と異ならせて、複数の車両検知器10において同時期に突入電源が流れることを抑制することができる。これにより、電源トリップの発生を抑制しつつ、料金機械に適用するブレーカの容量を小さくすることができる。
また、電源制御部110、120は、操作者の操作を受け付ける受付手段115を有し、当該操作に応じた遅延時間が経過した後、電源電圧を受光回路113及び投光回路123に伝達する。
このようにすることで、電源制御部110、120は、操作者の操作に応じて受光回路113及び投光回路123への電源投入タイミングを遅延させることができる。この結果、複数の車両検知器10それぞれに異なる設定値を入力ことにより、複数の車両検知器10において同時期に突入電源が流れることを抑制することができる。
なお、上述の実施形態において、受光塔11A〜11Eの受付手段115及び投光塔12A〜12Eの受付手段125には、それぞれ異なる設定値(1〜10の何れか一の値)が設定される例について説明したが、これに限られることはない。
共通制御装置2のブレーカ20が複数台分の突入電流を許容できる場合、複数台に同じ設定値を設定して、複数台に同時に電源が投入されるようにしてもよい。例えば、受光塔11A〜11E全てに設定値「1」を設定し、投光塔12〜12E全てに設定値「2」を設定してもよい。この場合、まず複数の受光塔11A〜11Eに同時に電力投入され、その後、複数の投光塔12A〜12Eに同時に電力投入される。
このように、操作者は、受光塔11及び投光塔12それぞれの突入電流の大きさ、共通制御装置2のブレーカ20の容量に応じて、設定値を任意に設定することができる。これにより、突入電流がブレーカ20の容量を超えてしまうことを抑制しつつ、車両検知器10それぞれの起動タイミング、起動時間等を最適化することができる。
<第1の実施形態の変形例1>
上述の第1の実施形態において、受光塔11及び投光塔12それぞれが独立して電源投入タイミングを制御する態様について説明したが、これに限られることはない。
例えば、本変形例1のように、受光塔11の電源制御部110が、対となる投光塔12の電源制御部120に電源投入タイミングを指示するようにしてもよい。以下、本変形例1の具体的な処理の流れについて、図5を参照しながら説明する。
図5は、第1の実施形態の変形例1に係る受光塔の電源制御部の処理の一例を示すフローチャートである。
図5に示すように、受光塔11の電源制御部110は、共通制御装置2の電源がONされると、電源電圧の印加を受け付ける(ステップS120)。
電源電圧が印加されると、電源制御部110は、操作者が受付手段115を介して入力した「設定値」又は「乱数」に基づいて、受光回路113へ電源投入する際の遅延時間を設定する(ステップS121)。電源制御部110が遅延時間を設定する処理は第1の実施形態(図3のステップS101)と同様であるため、詳細は割愛する。
次に、電源制御部110は、不図示のタイマにより、共通制御装置2から電源電圧が印加された時点から遅延時間を経過するまで、電源投入タイミングを遅延させる(ステップS122)。そして、遅延時間を経過した後、電源制御部110のタイマによりリレー111が閉塞され、受光回路113に電源が投入される(ステップS123)。
次に、電源制御部110は、受光塔11の起動が完了したか否かを判断する(ステップS124)。具体的には、電源制御部110は、不図示のセンサにより電源ラインの電流又は電圧、コンデンサへの充電電圧等を計測し、センサ計測値に基づき突入電流が流れていると判断した場合、即ち、受光塔11の起動が完了していないと判断した場合(ステップS124:NO)、起動完了するまで待機する。
一方、電源制御部110は、センサ計測値に基づき突入電流が収束したと判断した場合、即ち、受光塔11の起動が完了したと判断した場合(ステップS124:YES)、投光塔12の電源制御部120に対し、受光塔11の起動完了を示すReady信号を送信する(ステップS125)。
投光塔12の電源制御部120は、Ready信号を受信すると、リレー121を閉塞して投光回路123に電源を投入する。なお、本変形例1では、投光塔12の受付手段125は省略してもよい。また、投光塔12の信号処理部124は、受光塔11と同様にセンサ計測値により投光塔12の起動完了を検知したら、受光塔11に同期信号を出力する。
次に、受光塔11の信号処理部114は、投光塔12から同期信号を受信したか否かを判断する(ステップS126)。
例えば、受光塔11Aの信号処理部114は、対となる投光塔12Aから同期信号を受信していない場合(ステップS126:NO)、同期信号を受信するまで待機する。
一方、受光塔11Aの信号処理部114は、対となる投光塔12Aから同期信号を受信した場合(ステップS126:YES)、車両検知器10Aを構成する受光塔11A及び投光塔12A双方の起動が完了したとして、車両検知器10Aの電源ON信号を共通制御装置2に送信する(ステップS127)。
受光塔11A〜11Eそれぞれは、共通制御装置2から電源電圧を印加される度に上述の各処理を実行する。
このようにすることで、電源制御部110は、受光塔11の突入電流が収束した後に投光塔12に電源を投入することができるので、受光塔11と投光塔12の突入電流が同時に流れてしまうことをより確実に抑制することができる。
また、本変形例1では、1組目の車両検知器10の受光塔11及び投光塔12両方の突入電流が収束した後に、2組目の車両検知器10への電源投入が開始されるように、受光塔11の電源制御部110に設定される所定時間を第1の実施形態よりも長く設定してもよい。例えば、所定時間には、受光塔11の突入電流が収束するまでにかかる時間と、投光塔12の突入電流が収束するまでにかかる時間とを合計した時間が設定される。このようにすることで、全ての受光塔11A〜11E及び投光塔12A〜12Eそれぞれの電源投入タイミングをより確実に分散させることができる。
<第1の実施形態の変形例2>
また、本変形例2のように、受光塔11の電源制御部110が受付手段115に代えて乱数発生部116を有し、投光塔12の電源制御部120が受付手段125に代えて乱数発生部126を有する態様であってもよい。以下、本変形例2の具体的な機能構成について、図6を参照しながら説明する。
図6は、第1の実施形態の変形例2に係る電源制御システムの機能構成を示す図である。
図6に示すように、受光塔11の電源制御部110は、乱数発生部116を有している。また、投光塔12の電源制御部120は、乱数発生部126を有している。乱数発生部116、126は、任意の最小値から最大値までの間の乱数を発生させる。
本変形例2において、受光塔11の電源制御部110は、図3のステップ101において、乱数発生部116が発生させた「乱数」に、所定時間を乗じた遅延時間を設定する。なお、乱数の最小値は「0」であり、最大値は受光塔11及び投光塔12の総数(図1の例では10台)よりも大きな値(例えば20)が予め設定されているものとする。
例えば、所定時間が「10msec」であり、受光塔11Aの乱数発生部116が発生させた乱数が「3」である場合、受光塔11Aの電源制御部110は、遅延時間を「30msec」に設定する。
また、本変形例2において、投光塔12の電源制御部120は、図4のステップS111において、乱数発生部126が発生させた「乱数」に、所定時間を乗じた遅延時間を設定する。なお、乱数の最小値は「0」であり、最大値は受光塔11及び投光塔12の総数(図1の例では10台)よりも大きな値(例えば20)が予め設定されているものとする。
例えば、所定時間が「10msec」であり、投光塔12Aの乱数発生部126が発生させた乱数が「9」である場合、投光塔12Aの電源制御部120は、遅延時間を「90msec」に設定する。
このように、本変形例2に係る電源制御部110、120は、乱数を発生させる乱数発生部116を有し、当該乱数に応じた遅延時間が経過した後、電源電圧を受光回路113及び投光回路123に伝達する。
このようにすることで、電源制御部110、120は、乱数に応じて受光回路113及び投光回路123への電源投入タイミングをランダムに遅延させることができる。この結果、複数の車両検知器10(受光塔11及び投光塔12)それぞれに異なる遅延時間が自動的に設定され、複数の受光塔11及び投光塔12において同時期に突入電源が流れることを抑制することができる。
また、電源制御部110、120は、操作者の操作なしに、乱数により自動的に遅延時間を設定することができるので、操作者の設定ミス等により複数の受光塔11及び投光塔12に対し同じ遅延時間が設定されてしまい、複数の受光塔11及び投光塔12において同時期に突入電源が流れてしまうことを抑制することができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態に係る料金収受システム1について、図7〜図8を参照しながら説明する。
第1の実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
(機能構成)
図7は、第2の実施形態に係る電源制御システムの機能構成を示す図である。
図7に示すように、本実施形態に係る電源制御システム100の共通制御装置2は、電源制御部22と、リレー23、24とを更に備えている。
電源制御部22は、共通制御装置2の配電先となる複数の料金機械(車両検知器10)それぞれに異なるタイミングで電源を投入する。
また、電源制御部22は、受付手段25を有している。
受付手段25は、操作者の操作を受け付ける装置であり、例えば配電先への電源ライン別に設けられたディップスイッチ、ロータリースイッチ、ジャンパピン等が用いられる。受付手段25は、受光塔11A〜11E及び投光塔12A〜12Eへの電源投入順序を示す設定値(例えば「1」〜「10」)の入力操作を受け付ける。
電源制御部22は、設定値に応じた遅延時間を計算し、当該遅延時間が経過した後、配電先それぞれに電源を投入する制御を行う。
リレー23(23A〜23E)は、電源制御部22の制御を受け付けて接点の開閉を行うことにより、受光塔11A〜11Eそれぞれへ電源の遮断及び投入を行う。
リレー24(24A〜24E)は、電源制御部22の制御を受け付けて接点の開閉を行うことにより、投光塔12A〜12Eそれぞれへの電源の遮断及び投入を行う。
また、本実施形態では、受光塔11及び投光塔12の主回路への電源投入及び遮断を共通制御装置2で行う。このため、本実施形態に係る受光塔11及び投光塔12において、リレー111、121は省略される。
(フローチャート)
図8は、第2の実施形態に係る共通制御装置の電源制御部の処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図8を参照して共通制御装置2の電源制御部22の処理の一例について説明する。
図8に示すように、共通制御装置2の電源がONされると(ステップS200)、電源制御部22は、受光塔11及び投光塔12それぞれの遅延時間を設定する(ステップS201)。
電源制御部22は、操作者により受付手段25に入力された配電先の機器それぞれの「設定値」に、所定時間を乗じた機器別の遅延時間1〜n(nは機器総数)を設定する(ステップS201)。例えば、図1及び図7の例では、共通制御装置2は受光塔11A〜11E及び投光塔12A〜12Eの計10台の機器に配電を行うので、これらの機器別に遅延時間を設定する。
例えば、所定時間が「10msec」であり、受光塔11A〜11Eにそれぞれ設定値「1」〜「5」が設定されているとする。この場合、受光塔11A〜11Eの遅延時間は、それぞれ「10msec」、「20msec」、「30msec」、「40msec」、「50msec」である。電源制御部22は、投光塔12A〜12Eについても同様に遅延時間をそれぞれ設定する。
次に、電源制御部22は、不図示のタイマにより、共通制御装置2の電源がONされた時点から機器別の遅延時間を経過するまで、電源投入タイミングを遅延させる(ステップS203)。例えば遅延時間が「10msec」に設定された機器がある場合、10msec経過後、この遅延時間が設定された機器(例えば受光塔11A)への電源ラインに設けられたリレー23(23A)が電源制御部22のタイマにより閉塞され、当該受光塔11Aに電源が投入される(ステップS204)。
次に、電源制御部22は、配電先の全ての機器に対し電源が投入されたか否かを判断する(ステップS205)。電源制御部22は、電源が投入されていない(遅延時間が経過していない)機器がある場合(ステップS205:NO)、ステップS203に戻り処理を繰り返す。
一方、電源制御部22は、全ての機器に電源の投入が完了した場合(ステップS205:YES)、処理を終了する。
電源制御部22は、共通制御装置2の電源がONされる度に上述の各処理を実行する。
(作用効果)
以上のように、本実施形態に係る共通制御装置2は、複数の車両検知器10(受光塔11及び投光塔12)それぞれに異なるタイミングで電源を投入する電源制御部22を備える。
このようにすることで、共通制御装置2は、複数の車両検知器10それぞれに電源を投入するタイミングを分散させて、複数の車両検知器10において同時期に突入電源が流れることを抑制することができる。これにより、電源トリップの発生を抑制しつつ、共通制御装置2に適用するブレーカの容量を小さくすることができる。
また、電源制御部22は、操作者の操作を前記機器別に受け付ける受付手段25を有し、当該操作に応じた遅延時間が経過した後、機器それぞれに電源を投入する。
このようにすることで、電源制御部22は、操作者の操作に応じて複数の車両検知器10それぞれへの電源投入タイミングを遅延させることができる。この結果、複数の車両検知器10において同時期に突入電源が流れることを抑制することができる。
なお、上述の第2の実施形態では、電源制御部22が受付手段25を介して設定された設定値に基づき電源投入タイミングを制御する態様について説明したが、これに限られることはない。
例えば、電源制御部22が受付手段25に代えて、任意の最小値から最大値までの間の乱数を発生させる乱数発生部を有している態様であってもよい。
この場合、電源制御部22は、図8のステップS201において、乱数発生部が機器別に発生させた「乱数」に、所定時間を乗じた遅延時間を設定する。なお、乱数の最小値は「0」であり、最大値は受光塔11及び投光塔12の総数(図1の例では10台)よりも大きな値(例えば20)が予め設定されているものとする。
例えば、所定時間が「10msec」であり、乱数発生部26が受光塔11A〜11Eについて発生させた乱数がそれぞれ「3」、「1」、「8」、「2」、「5」である場合、受光塔11A〜11Eに設定される遅延時間は、それぞれ「30msec」、「10msec」、「80msec」、「20msec」、「50msec」である。電源制御部22は、投光塔12A〜12Eについても同様に遅延時間をそれぞれ設定する。
このようにすることで、電源制御部22は、乱数に応じて複数の車両検知器10それぞれへの電源投入タイミングをランダムに遅延させることができる。この結果、複数の車両検知器10それぞれに異なる遅延時間が自動的に設定され、複数の車両検知器10において同時期に突入電源が流れることを抑制することができる。
また、電源制御部22は、操作者の操作なしに、乱数により自動的に遅延時間を設定することができるので、操作者の設定ミス等により複数の受光塔11及び投光塔12に対し同じ遅延時間が設定されてしまい、複数の受光塔11及び投光塔12において同時期に突入電源が流れてしまうことを抑制することができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態に係る料金収受システム1について、図9〜図11を参照しながら説明する。
第1及び第2の実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
(全体構成)
図9は、第3の実施形態に係る料金収受システムの概略図である。
本実施形態に係る料金収受システム1は、料金自動収受機4を備えている。
料金自動収受機4は、車両Aの搭乗者から挿入された通行券に応じた利用料金を計算し、現金又はクレジットカードによる支払を受け付ける。また、料金自動収受機4は、利用料金の収受に係る処理を実行する複数のユニット44と、複数のユニット44それぞれに異なるタイミングで電源を投入する電源制御部42とを備えている。
なお、本実施形態に係る電源制御システム100は、料金自動収受機4により構成される。
図10は、第3の実施形態に係る電源制御システムの機能構成を示す図である。
図10に示すように、本実施形態に係る電源制御システム100の料金自動収受機4は、ブレーカ40と、電源41と、電源制御部42と、複数のユニット44とを備えている。
ブレーカ40は、外部からの商用電源(交流電源)の供給を遮断又は許可する。電源41は、ブレーカ40を介して外部から供給された交流電源を直流電源に変換して料金自動収受機4が有する複数のユニット44それぞれに出力する。
電源制御部42は、複数のユニット44それぞれに異なるタイミングで電源を投入する。
また、電源制御部42は、受付手段45を有している。
受付手段45は、操作者の操作を受け付ける装置であり、例えばユニット44それぞれへの電源ライン別に設けられたディップスイッチ、ロータリースイッチ、ジャンパピン等が用いられる。受付手段45は、ユニット44への電源投入順序を示す設定値(例えば「1」〜「n」、nはユニット総数)の入力操作を受け付ける。
電源制御部42は、設定値に応じた遅延時間を計算し、当該遅延時間が経過した後、複数のユニット44それぞれに電源を投入する制御を行う。
リレー43(43A〜43F)は、電源制御部42の制御を受け付けて接点の開閉を行うことにより、複数のユニット44それぞれへ電源の遮断及び投入を行う。
ユニット44は、料金自動収受機4において利用料金の収受を行うための機能部である。例えば、本実施形態に係るユニット44は、図10に示すように、通行券ユニット44A、カード処理ユニット44B、紙幣ユニット44C、硬貨ユニット44D、釣銭ユニット44E、領収書ユニット44Fにより構成される。
通行券ユニット44Aは、車両Aの搭乗者から挿入された通行券から、利用料金の収受処理に必要な各種情報(入口料金所ID、入口料金所を通過した時刻等)を読み取る。
カード処理ユニット44Bは、車両Aの搭乗者から挿入されたクレジットカードから、利用料金の決済に必要な各種情報(カード番号、有効期限等)を読み取る。
紙幣ユニット44Cは、車両Aの搭乗者から紙幣による利用料金の支払いを受け付ける。
硬貨ユニット44Dは、車両Aの搭乗者から硬貨による利用料金の支払いを受け付ける。
釣銭ユニット44Eは、車両Aの搭乗者により支払われた現金(紙幣及び硬貨)が利用料金よりも多い場合、差額となる釣銭を計算して払い出す。
領収書ユニットは、車両Aの搭乗者の要求に応じて、利用料金を記載した領収書を発行する。
また、図示は略すが、これら複数のユニット44は、料金自動収受機4の上段及び下段にそれぞれ1セットずつ設けられていてもよい。
(フローチャート)
図11は、第3の実施形態に係る料金自動収受機の電源制御部の処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図11を参照して料金自動収受機4の電源制御部42の処理の一例について説明する。
図11に示すように、料金自動収受機4の電源がONされると(ステップS300)、電源制御部42は、複数のユニット44それぞれの遅延時間を設定する(ステップS301)。
電源制御部42は、操作者により受付手段45に入力された配電先の機器それぞれの「設定値」に、所定時間を乗じたユニット別の遅延時間1〜n(nはユニット総数)を設定する(ステップS301)。当該処理は、第2の実施形態に係る共通制御装置2の電源制御部22の処理(図7のステップS201)と同様である。
次に、電源制御部42は、不図示のタイマにより、料金自動収受機4の電源がONされた時点からユニット別の遅延時間を経過するまで、電源投入タイミングを遅延させる(ステップS303)。例えば遅延時間が「10msec」に設定されたユニットがある場合、10msec経過後、この遅延時間が設定されたユニット(例えばカード処理ユニット44B)への電源ラインに設けられたリレー43(43B)が電源制御部42のタイマにより閉塞され、当該カード処理ユニット44Bに電源が投入される(ステップS304)。
次に、電源制御部42は、全てのユニット44に対し電源が投入されたか否かを判断する(ステップS305)。電源制御部42は、電源が投入されていない(遅延時間が経過していない)ユニット44がある場合(ステップS305:NO)、ステップS303に戻り処理を繰り返す。
一方、電源制御部42は、全てのユニット44に電源の投入が完了した場合(ステップS305:YES)、処理を終了する。
電源制御部42は、料金自動収受機4の電源がONされる度に上述の各処理を実行する。
(作用効果)
以上のように、本実施形態に係る料金自動収受機4は、車両Aの利用料金を収受する料金自動収受機4であって、利用料金の収受に係る処理を実行する複数のユニット44と、複数のユニット44それぞれに異なるタイミングで電源を投入する電源制御部42を備える。
このようにすることで、料金自動収受機4は、複数のユニット44それぞれに電源を投入するタイミングを分散させて、複数のユニット44において同時期に突入電源が流れることを抑制することができる。これにより、電源トリップの発生を抑制しつつ、料金自動収受機4に適用するブレーカ40の容量を小さくすることができる。
なお、上述の第3の実施形態では、電源制御部42が受付手段45を介して設定された設定値に基づき電源投入タイミングを制御する態様について説明したが、これに限られることはない。
例えば、電源制御部42が受付手段45に代えて、任意の最小値から最大値までの間の乱数を発生させる乱数発生部を有している態様であってもよい。
この場合、電源制御部42は、図11のステップS301において、乱数発生部がユニット別に発生させた「乱数」に、所定時間を乗じた遅延時間を設定する。なお、乱数の最小値は「0」であり、最大値はユニットの総数(図10の例では6台)よりも大きな値(例えば20)が予め設定されているものとする。
このような態様によっても、複数のユニット44それぞれの遅延時間にばらつきを持たせることができるので、同時期に突入電流が流れることを抑制することが可能である。
(ハードウェア構成)
図12は、少なくとも一つの実施形態に係る車両検知器、共通制御装置、車線サーバ、及び料金自動収受機のハードウェア構成を示す図である。
以下、図12を参照して、上述の少なくとも一つの実施形態に係る車両検知器10、共通制御装置2、車線サーバ3、及び料金自動収受機4のハードウェア構成の一例について説明する。
図12に示すように、コンピュータ900は、CPU901、主記憶装置902、補助記憶装置903、インタフェース904を備える。
上述の車両検知器10、共通制御装置2、車線サーバ3、及び料金自動収受機4は、コンピュータ900に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置903に記憶されている。CPU901は、プログラムを補助記憶装置903から読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU901は、プログラムに従って、車両検知器10、共通制御装置2、車線サーバ3、及び料金自動収受機4が各種処理に用いる記憶領域を主記憶装置902に確保する。また、CPU901は、プログラムに従って、処理中のデータを記憶する記憶領域を補助記憶装置903に確保する。
補助記憶装置903の例としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、半導体メモリ等が挙げられる。補助記憶装置903は、コンピュータ900のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース904又は通信回線を介してコンピュータ900に接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ900に配信される場合、配信を受けたコンピュータ900が当該プログラムを主記憶装置902に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、補助記憶装置903は、一時的でない有形の記憶媒体である。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。
更に、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置903に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の技術的思想を逸脱しない限り、これらに限定されることはなく、多少の設計変更等も可能である。
例えば、上述の第1の実施形態において、車両検知器10が電源制御部110、120を有している例について説明したが、これに限られることはない。他の実施形態では、他の料金機械(例えばETCアンテナ13、ETC表示板14、料金処理機15、路側表示機16、発進制御機17)も同様に、電源制御部を有していてもよい。
また、上述の第2の実施形態において、共通制御装置2の電源制御部22が車両検知器10への電源投入タイミングを制御する例について説明したが、これに限られることはない。他の実施形態では、電源制御部22は、共通制御装置2に接続される他の料金機械(例えばETCアンテナ13、ETC表示板14、料金処理機15、路側表示機16、発進制御機17)への電源投入タイミングを制御してもよい。
更に、上述の第2の実施形態において、共通制御装置2が複数の料金機械の電源投入タイミングを制御する態様について説明したが、これに限られることはない。
他の実施形態では、車線サーバ3が共通制御装置2を備える態様であってもよい。この場合、車線サーバ3に接続される料金機械(例えばETCアンテナ13、ETC表示板14、料金処理機15、路側表示機16、発進制御機17)への電源投入タイミングは、車線サーバ3により制御される。
1 料金収受システム
2 共通制御装置
3 車線サーバ
4 料金自動収受機
10 車両検知器(料金機械)
10A、10B 進入側車両検知器(車両検知器)
10C 通信用車両検知器(車両検知器)
10D、10E 退出側車両検知器(車両検知器)
11、11A、11B、11C、11D、11E 受光塔
12、12A、12B、12C、12D、12E 投光塔
13 アンテナ
14 表示板
15 料金処理機
16 路側表示機
17 発進制御機
20 ブレーカ
21 電源
22 電源制御部
23、23A、23B、23C、23D、23E リレー
24、24A、24B、24C、24D、24E リレー
25 受付手段
26 乱数発生部
40 ブレーカ
41 電源
42 電源制御部
43、43A、43B、43C、43D、43E、43F リレー
44 ユニット
44A 通行券ユニット(ユニット)
44B カード処理ユニット(ユニット)
44C 紙幣ユニット(ユニット)
44D 硬貨ユニット(ユニット)
44E 釣銭ユニット(ユニット)
44F 領収書ユニット(ユニット)
45 受付手段
46 乱数発生部
100 電源制御システム
110 電源制御部
111 リレー
112 ノイズフィルタ
113 受光回路
114 信号処理部
115 受付手段
116 乱数発生部
120 電源制御部
121 リレー
122 ノイズフィルタ
123 投光回路
124 信号処理部
125 受付手段
126 乱数発生部

Claims (14)

  1. 外部からの電源電圧の印加を受け付けてから、当該電源電圧を主回路に伝達するタイミングを制御する電源制御部を備える、
    料金機械。
  2. 前記電源制御部は、
    操作者の操作を受け付ける受付手段を有し、
    前記操作を受け付けた時点から当該操作に応じた遅延時間が経過した後、前記電源電圧を前記主回路に伝達する、
    請求項1に記載の料金機械。
  3. 前記電源制御部は、
    乱数を発生させる乱数発生部を有し、
    前記乱数に応じた遅延時間が経過した後、前記電源電圧を前記主回路に伝達する、
    請求項1に記載の料金機械。
  4. 複数の料金機械それぞれに異なるタイミングで電源を投入する電源制御部を備える、
    共通制御装置。
  5. 前記電源制御部は、
    操作者の操作を前記料金機械別に受け付ける受付手段を有し、
    前記操作を受け付けた時点から当該操作に応じた遅延時間が経過した後、前記料金機械それぞれに前記電源を投入する、
    請求項4に記載の共通制御装置。
  6. 前記電源制御部は、
    前記料金機械別に乱数を発生させる乱数発生部を有し、
    前記乱数に応じた遅延時間が経過した後、前記料金機械それぞれに前記電源を投入する、
    請求項4に記載の共通制御装置。
  7. 請求項4から6の何れか一項に記載の共通制御装置を備える、
    車線サーバ。
  8. 車両の利用料金を収受する料金自動収受機であって、
    前記利用料金の収受に係る処理を実行する複数のユニットと、
    複数の前記ユニットそれぞれに異なるタイミングで電源を投入する電源制御部を備える、
    料金自動収受機。
  9. 複数の料金機械それぞれの主回路への電源投入タイミングを制御する電源制御方法であって、
    前記料金機械が外部からの電源電圧の印加を受け付けてから、当該電源電圧を前記主回路に伝達するタイミングを制御するステップを有する、
    電源制御方法。
  10. 複数の料金機械それぞれへの電源投入タイミングを制御する電源制御方法であって、
    複数の前記料金機械それぞれに異なるタイミングで電源を投入するステップを有する、
    電源制御方法。
  11. 車両の利用料金を収受する料金自動収受機が有する複数のユニットそれぞれへの電源投入タイミングを制御する電源制御方法であって、
    複数の前記ユニットそれぞれに異なるタイミングで電源を投入するステップを有する、
    電源制御方法。
  12. 料金機械のコンピュータを機能させるプログラムであって、前記コンピュータに、
    外部からの電源電圧の印加を受け付けてから、当該電源電圧を主回路に伝達するタイミングを制御するステップを実行させる、
    プログラム。
  13. 共通制御装置のコンピュータを機能させるプログラムであって、前記コンピュータに、
    複数の料金機械それぞれに異なるタイミングで電源を投入するステップを実行させる、
    プログラム。
  14. 車両の利用料金を収受する料金自動収受機のコンピュータを機能させるプログラムであって、前記コンピュータに、
    前記料金自動収受機が有する複数のユニットそれぞれに異なるタイミングで電源を投入するステップを実行させる、
    プログラム。
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