JP2019147702A - ジフルオロリン酸リチウムの製造方法 - Google Patents
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Description
例えば、電池の保存特性を改善できる電池用非水電解液として、モノフルオロリン酸リチウム及びジフルオロリン酸リチウムの少なくとも一方を添加剤として含有する電池用非水電解液が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ヘキサフルオロリン酸リチウムとホウ酸塩とを非水溶媒中で反応させる方法(例えば、特許文献2参照)、
ヘキサフルオロリン酸リチウムと二酸化ケイ素とを非水溶媒中で反応させる方法(例えば、特許文献3参照)、
ヘキサフルオロリン酸リチウムとヘキサメチルジシロキサンのようなSi−O−Si結合を有する化合物とを反応させる方法(例えば、特許文献4参照)、並びに、
ヘキサフルオロリン酸リチウムと、リチウムのリンオキソ酸塩及びリンのオキソ酸無水物と、を反応させる方法(例えば、特許文献5参照)が知られている。
従って、これら従来の製造方法に関し、製造されるジフルオロリン酸リチウムの純度を向上させる余地があることがわかった。
<1> 酸化ホウ素とヘキサフルオロリン酸リチウムとフッ化リチウムとを反応させることによりジフルオロリン酸リチウムを製造する工程を含むジフルオロリン酸リチウムの製造方法。
<2> 前記酸化ホウ素と前記ヘキサフルオロリン酸リチウムと前記フッ化リチウムとの反応における反応温度が、20℃以上である<1>に記載のジフルオロリン酸リチウムの製造方法。
<3> 前記ジフルオロリン酸リチウムを製造する工程は、
前記酸化ホウ素と前記ヘキサフルオロリン酸リチウムと前記フッ化リチウムとを、有機溶媒の存在下で反応させることにより、ジフルオロリン酸リチウムを含む反応液を得る工程と、
前記反応液から前記ジフルオロリン酸リチウムを取り出す工程と、
を含む<1>又は<2>に記載のジフルオロリン酸リチウムの製造方法。
<4> 前記有機溶媒が、アセトン、酢酸エチル、アセトニトリル、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、プロピルベンゼン、ブチルベンゼン、ペンチルベンゼン、ヘキシルベンゼン、ヘプチルベンゼン、シクロヘキシルベンゼン、テトラリン、メシチレン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、シクロヘプタン、シクロオクタン、及びシクロノナンからなる群から選択される少なくとも1種である<3>に記載のジフルオロリン酸リチウムの製造方法。
本明細書において、組成物中の各成分の量は、組成物中に各成分に該当する物質が複数存在する場合は、特に断らない限り、組成物中に存在する当該複数の物質の合計量を意味する。
本明細書において、「工程」との用語は、独立した工程だけではなく、他の工程と明確に区別できない場合であってもその工程の所期の目的が達成されれば、本用語に含まれる。
上記反応の反応スキームは、以下のとおりと考えられる。
このため、本開示の製造方法によれば、高純度のジフルオロリン酸リチウム(LiPO2F2)を製造することができる。
本明細書中、ジフルオロリン酸リチウムの純度とは、反応生成物中に占めるジフルオロリン酸リチウムの質量分率を意味する。
ジフルオロリン酸リチウムを製造する工程において、フッ化リチウム(LiF)の使用量は、酸化ホウ素(B2O3)の使用量に対し、好ましくは150モル%〜250モル%であり、より好ましくは170モル%〜230モル%であり、更に好ましくは、190モル%〜210モル%であり、理想的には200モル%である。
上記反応を有機溶媒の存在下で行う具体的な態様としては特に限定はない。
具体的な態様としては、例えば、
ヘキサフルオロリン酸リチウムを有機溶媒に溶解させた溶液に対し酸化ホウ素及びフッ化リチウムを添加する態様(以下、「態様1」とする);
酸化ホウ素及びフッ化リチウムの粉体を有機溶媒に分散させた分散液(例えばスラリー)に対し、ヘキサフルオロリン酸リチウムを添加する態様(以下、「態様2」とする);
等が挙げられる。
上記反応を有機溶媒の存在下で行う態様としては、目的物であるジフルオロリン酸リチウムの生成率をより向上させる観点からは、態様2が好ましい。
有機溶媒としては、1種の化合物からなる単独溶媒を用いてもよいし、2種以上の化合物からなる混合溶媒を用いてもよい。
有機溶媒として、好ましくは、アセトン、酢酸エチル、アセトニトリル、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、プロピルベンゼン、ブチルベンゼン、ペンチルベンゼン、ヘキシルベンゼン、ヘプチルベンゼン、シクロヘキシルベンゼン、テトラリン、メシチレン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、シクロヘプタン、シクロオクタン、及びシクロノナンからなる群から選択される少なくとも1種である。
これらの各化合物において、異性体が存在する場合には、各化合物の概念には、全ての異性体が包含される。
例えば、キシレンの概念には、オルトキシレン、メタキシレン、及びパラキシレンが包含され、プロピルベンゼンの概念には、ノルマルプロピルベンゼン及びイソプロピルベンゼン(別名キュメン)が包含される。
この場合、有機溶媒の全量中に占める、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、及びジエチルカーボネートの合計の比率は、好ましくは60質量%以上であり、より好ましくは80質量%以上である。
上記反応は、ジフルオロリン酸リチウムの生成を阻害する成分(例えば水分)の混入を防ぐ観点から、不活性雰囲気下(例えば、窒素雰囲気下、アルゴン雰囲気下、等)で行うことが好ましい。
反応温度が20℃以上であると、ジフルオロリン酸リチウムの生成が促進されやすい。
反応温度が150℃以下であると、生成したジフルオロリン酸リチウムの分解がより抑制され、生成率が向上しやすい。
例えば、反応液を得る工程により、ジフルオロリン酸リチウムが有機溶媒に分散されたスラリーが得られた場合には、スラリーから有機溶媒を分離し、残留物を乾燥させることにより、ジフルオロリン酸リチウムを取り出すことができる。
また、反応液を得る工程により、ジフルオロリン酸リチウムが有機溶媒に溶解された溶液が得られた場合には、加熱濃縮等によって溶液から有機溶媒を留去することによってジフルオロリン酸リチウムを取り出すことができる。
また、反応液を得る工程により、ジフルオロリン酸リチウムが有機溶媒に溶解された溶液が得られた場合には、溶液に対し、ジフルオロリン酸リチウムが溶解しない有機溶媒を加えることによってジフルオロリン酸リチウムを析出させ、次いで溶液から有機溶媒を分離し、残留物を乾燥させることにより、ジフルオロリン酸リチウムを取り出すこともできる。
乾燥方法としては、例えば、棚段式乾燥機での静置乾燥法;コニカル乾燥機での流動乾燥法;ホットプレート、オーブン等の装置を用いて乾燥させる方法;ドライヤーなどの乾燥機で温風又は熱風を供給する方法;等が挙げられる。
乾燥を減圧下で行う場合の圧力は10kPa以下が好ましい。
取り出されたジフルオロリン酸リチウムを乾燥する際の乾燥温度は、20℃〜150℃であることが好ましく、20℃〜100℃であることがより好ましく、40℃〜80℃であることが更に好ましく、50℃〜70℃であることが更に好ましい。
乾燥温度が20℃以上であると乾燥効率に優れる。
乾燥温度が150℃以下であると、ジフルオロリン酸リチウムを安定して取り出しやすい。
即ち、本開示の製造方法によれば、高純度のジフルオロリン酸リチウムを製造できるため、ジフルオロリン酸リチウムの生産性が向上する。
本開示の製造方法によって製造されたジフルオロリン酸リチウムは、電池用非水電解液(好ましくはリチウム二次電池用非水電解液)に添加した場合に、電池特性の向上に寄与することが期待される。
撹拌装置、温度計、ガス導入ライン、及び排気ラインを備えた100mLのフラスコを乾燥窒素ガスでパージした後、ここに、酸化ホウ素1.66g(0.024mol)とフッ化リチウム1.24g(0.048mol)とジメチルカーボネート(表1中では「DMC」と表記する。以下同じ。)23.50gとを入れ、室温(25℃。以下同じ。)で攪拌し、スラリーを得た。ここに、ヘキサフルオロリン酸リチウム5.45g(0.036mol)をジメチルカーボネート16.35gに溶解させた溶液を、1時間かけて滴下して加えることにより、すべての原料を含む混合液を得た。引き続き、この混合液を室温で12時間撹拌することにより反応を行い、反応液を得た。得られた反応液は、固体が析出したスラリーであった。この反応液(スラリー)を濾過することにより、濾物として、ウェットケーキを得た。得られたウェットケーキをジメチルカーボネート20gで洗浄し、洗浄したウェットケーキを、10kPa以下の減圧下、60℃で乾燥させて固体生成物0.49gを得た。
その結果、LiPO2F2の純度は、100質量%であった(表1参照)。
ここで、LiPO2F2の純度は、以下のようにして求めた。
得られた固体生成物を重水溶媒に溶解し、得られた溶液について19F−NMR分析を行い、得られた19F−NMRスペクトルの積分値に基づき、質量基準の百分率法によりLiPO2F2の純度を算出した。
19F−NMRスペクトルの帰属は以下の通りである。
LiPF6:−71.4ppm、−73.3ppm(分子量:151.9、F数:6)
Li2PO3F:−75.0ppm、−77.5ppm(分子量:111.9、F数:1)
LiPO2F2:−82.0ppm、−84.5ppm(分子量:107.9、F数:2)
LiF :−120.0ppm(分子量:25.9、F数:1)
LiBF4:−153.0ppm(分子量:93.7、F数:4)
その他の成分:その他のピーク(分子量及びF数は、それぞれ、LiPF6の分子量及びF数と同じと仮定)
以下では、特定の1種の化合物を、「化合物X」とする。式(b)における「各化合物の質量部の総和」は、式(a)により各化合物の質量部を個別に求め、得られた各化合物の質量部を合計することによって求める。
(化合物Xに由来するピークの積分値/化合物XのF数)×(化合物Xの分子量)=(化合物Xの質量部) … 式(a)
((化合物Xの質量部)/(各化合物の質量部の総和))×100=化合物Xの質量分率(%) … 式(b)
撹拌装置、温度計、ガス導入ライン、及び排気ラインを備えた100mLのフラスコを乾燥窒素ガスでパージした後、ここに、酸化ホウ素1.66g(0.024mol)とフッ化リチウム1.24g(0.048mol)とジメチルカーボネート23.50gとを入れ、40℃に加熱しながら攪拌し、スラリーを得た。ここに、ヘキサフルオロリン酸リチウム5.45g(0.036mol)をジメチルカーボネート16.35gに溶解させた溶液を1時間かけて滴下して加えることにより、すべての原料を含む混合液を得た。引き続きこの混合液を40℃で6時間撹拌することにより反応を行い、反応液を得た。得られた反応液は、固体が析出したスラリーであった。この反応液(スラリー)を室温まで冷却した後、濾過することにより、濾物として、ウェットケーキを得た。得られたウェットケーキをジメチルカーボネート20gで洗浄し、洗浄したウェットケーキを、10kPa以下の減圧下、60℃で乾燥させることにより、固体生成物0.44gを得た。
撹拌装置、温度計、ガス導入ライン、及び排気ラインを備えた100mLのフラスコを乾燥窒素ガスでパージした後、ここに、酸化ホウ素1.66g(0.024mol)とフッ化リチウム1.24g(0.048mol)とジメチルカーボネート23.50gとを入れ、90℃(88℃還流状態)に加熱しながら攪拌し、スラリーを得た。ここに、ヘキサフルオロリン酸リチウム5.45g(0.036mol)をジメチルカーボネート16.35gに溶解させた溶液を、1時間かけて滴下して加えることにより、すべての原料を含む混合液を得た。引き続きこの混合液を90℃(88℃還流状態)で1時間撹拌することにより反応を行い、反応液を得た。得られた反応液は、固体が析出したスラリーであった。この反応液(スラリー)を室温まで冷却した後、濾過することにより、濾物として、ウェットケーキを得た。得られたウェットケーキをジメチルカーボネート20gで洗浄し、洗浄したウェットケーキを、10kPa以下の減圧下、60℃で乾燥させることにより、固体生成物0.43gを得た。
撹拌装置、温度計、ガス導入ライン、及び排気ラインを備えた100mLのフラスコを乾燥窒素ガスでパージした後、ここに、酸化ホウ素1.66g(0.024mol)とジメチルカーボネート23.50gとを入れ、90℃(88℃還流状態)に加熱しながら攪拌し、スラリーを得た。ここに、ヘキサフルオロリン酸リチウム5.45g(0.036mol)をジメチルカーボネート16.35gに溶解させた溶液を、1時間かけて滴下して加えた。上記溶液が全て滴下された直後のスラリーは、酸化ホウ素が溶解した均一溶液に変化していた。続いてここに、フッ化リチウム1.24g(0.048mol)を速やかに加えることにより、すべての原料を含む混合液を得た。引き続きこの混合液を90℃(88℃還流状態)で1時間撹拌することにより反応を行い、反応液を得た。得られた反応液は、固体が析出したスラリーであった。この反応液(スラリー)を室温まで冷却した後、濾過することにより、濾物として、ウェットケーキを得た。得られたウェットケーキをジメチルカーボネート20gで洗浄し、洗浄したウェットケーキを、10kPa以下の減圧下、60℃で乾燥させることにより、固体生成物0.44gを得た。
撹拌装置、温度計、ガス導入ライン、及び排気ラインを備えた100mLのフラスコを乾燥窒素ガスでパージした後、ここに、酸化ホウ素1.66g(0.024mol)とジメチルカーボネート23.50gとを入れ、90℃(88℃還流状態)に加熱しながら攪拌し、スラリーを得た。ここに、ヘキサフルオロリン酸リチウム5.45g(0.036mol)をジメチルカーボネート16.35gに溶解させた溶液を、1時間かけて滴下して加えた。上記溶液が全て滴下された直後のスラリーは、均一溶液に変化していた。この溶液を室温まで冷却して保持したが、固体生成物の析出は認められず、ジフルオロリン酸リチウムは得られなかった。
取り出した固体を重水溶媒に溶解し19F−NMR分析を行った。得られたスペクトルのケミカルシフト〔ppm〕と(積分値(比))は以下の通りであった。
19F−NMR:−83.0ppm(1F)、−85.5ppm(1F)、−146.5ppm(3F)。
この結果から、得られた固体は下記構造の化合物であることが示唆された。
撹拌装置、温度計、ガス導入ライン、及び排気ラインを備えた100mLのフラスコを乾燥窒素ガスでパージした後、ここに、ヘキサメチルジシロキサン[(CH3)3Si−O−Si(CH3)3;表1中では「HMDO」と表記する]10.72g(0.066mol)とジメチルカーボネート50gとを入れ、室温で攪拌して混合させた。得られた溶液中に、ヘキサフルオロリン酸リチウム5.00g(0.033mol)を加えた。得られた液体を加熱し、60℃に到達してから1時間撹拌することにより、ヘキサメチルジシロキサンとヘキサフルオロリン酸リチウムとの反応を行った。
上記1時間の攪拌によって得られた反応液は、固体が析出したスラリーであった。この反応液を室温まで冷却した後、濾過することにより、濾物として、ウェットケーキを得た。得られたウェットケーキを、10kPa以下の減圧下、60℃で乾燥させることにより、固体生成物3.29gを得た。
その結果、ジフルオロリン酸リチウム(反応主生成物)の純度は96.1質量%であり、固体生成物には、反応副生成物として、LiFが3.9質量%含まれていた(以上、表1参照)。
温度計、圧力計、ガスの導入ライン、及び排気ラインを備えた200mLのハステロイC製密閉反応容器(以下、単に「反応容器」ともいう)を、乾燥窒素ガスでパージされたグローブボックス内に入れた。グローブボックス内において、反応容器中に、ヘキサフルオロリン酸リチウム5.0g(0.033mol)、五酸化二リン(P2O5)3.1g(0.022mol)、及びリン酸トリリチウム(Li3PO4)2.5g(0.022mol)の各粉体を、マグネチックスターラーの攪拌子と共に入れ、反応容器に蓋をして密閉した。次に、この反応容器をグローブボックスから取り出し、マグネチックスターラーにより、300rpmの回転毎分にて1時間撹拌混合を行った。
上記1時間撹拌混合後の反応容器を加熱し、200℃で8時間反応させることにより、LiPO2F2を含む粗生成物を得た。
次に、反応容器内に酢酸エチル150gを入れ、反応容器に蓋をしてグローブボックスから取り出し、60℃に加熱しながら、マグネチックスターラーで300rpmの回転毎分にて1時間撹拌を行うことにより、上記粗生成物が溶解した溶液を得た。
これに対し、比較例1の方法(B2O3とLiPF6とを反応させる方法)ではジフルオロリン酸リチウム(LiPO2F2)は得られなかった。
また、実施例の製造方法は比較例2及び3の製造方法と比較しても、目的物であるジフルオロリン酸リチウム(LiPO2F2)が高純度で得られた。
Claims (4)
- 酸化ホウ素とヘキサフルオロリン酸リチウムとフッ化リチウムとを反応させることによりジフルオロリン酸リチウムを製造する工程を含むジフルオロリン酸リチウムの製造方法。
- 前記酸化ホウ素と前記ヘキサフルオロリン酸リチウムと前記フッ化リチウムとの反応における反応温度が、20℃以上である請求項1に記載のジフルオロリン酸リチウムの製造方法。
- 前記ジフルオロリン酸リチウムを製造する工程は、
前記酸化ホウ素と前記ヘキサフルオロリン酸リチウムと前記フッ化リチウムとを、有機溶媒の存在下で反応させることにより、ジフルオロリン酸リチウムを含む反応液を得る工程と、
前記反応液から前記ジフルオロリン酸リチウムを取り出す工程と、
を含む請求項1又は請求項2に記載のジフルオロリン酸リチウムの製造方法。 - 前記有機溶媒が、アセトン、酢酸エチル、アセトニトリル、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、プロピルベンゼン、ブチルベンゼン、ペンチルベンゼン、ヘキシルベンゼン、ヘプチルベンゼン、シクロヘキシルベンゼン、テトラリン、メシチレン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、シクロヘプタン、シクロオクタン、及びシクロノナンからなる群から選択される少なくとも1種である請求項3に記載のジフルオロリン酸リチウムの製造方法。
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