JP2019147345A - シェーディング補正方法およびインクジェット印刷装置 - Google Patents
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<インクジェット装置の構成>
図1は、インクジェット印刷システムの構成の一例を概略的に示す図である。図1に例示されるように、インクジェット印刷システムはインクジェット印刷装置10と給紙部4と排紙部5とを備える。
制御部6は、複数のノズルからのインク吐出量のばらつきを補正するシェーディング補正を行う機能を有している。図2は、制御部6の内部構成の一例を概略的に示す機能ブロック図であり、図3は、制御部6の動作の一例を示すフローチャートである。図2を参照して、制御部6は印刷制御部61とチャート印刷制御部62と濃度解析部63と補正データ生成部64とジョブ印刷制御部65とを備えている。
上述の例では、濃度値D[n,c,x]に対して平均処理を行った。しかしながら、この平均処理は必ずしも濃度値D[n,c,x]に対して行う必要は無い。例えば濃度値D[n,c,x]の替わりに、補正データに対して平均処理を行ってもよい。以下、具体的に説明する。
補正チャート2の枚数Nは特に限定される必要は無いものの、例えば次のように予め設定されてもよい。即ち、N枚の補正チャート2からなる一組の補正チャート群(以下、補正チャート群20)の搬送方向における長さ(以下、全体長とも呼ぶ)が、インクジェット印刷システムにおいて最大径を有するローラの1回転で連続紙100が進む搬送距離よりも長くなるように、枚数Nが設定されてもよい。図1の例では、ヒートローラ15の径が最も大きいので、補正チャート群20の全体長がヒートローラ15の1回転での搬送距離よりも長くなるように枚数Nが設定される。なおローラの1回転での搬送距離は理想的にはローラの円周に等しいので、補正チャート群20の全体長がヒートローラ15の円周よりも長くなるように枚数Nが設定される、ともいえる。
ステップS1〜S3を含む補正データの生成処理(第4工程)は例えば所定期間ごと、或いは、所定の印刷回数ごとに繰り返し実行される場合がある。つまり、所定期間ごと、或いは、所定の印刷回数ごとに補正データH[c,x]を更新する場合がある。これによって、インクジェット印刷システムの経時変化に対応した補正データH[c,x]を生成できる。
図7は、第2の実施の形態にかかる制御部6の内部構成の一例を概略的に示す機能ブロック図である。制御部6は第1の実施の形態と比較して、濃度変動解析部66と枚数決定部67とを更に備えている。
チャート平均値Da3[m]は枚数mが少ないときには、枚数mの増大に応じて増大することもあり得る。図12は、このときのチャート間変動値Cs[m]の一例を概略的に示すグラフである。図12の例では、チャート間変動値Cs[m]は枚数mの増大に伴って一旦は基準値Crefを下回るものの、再び基準値Crefを超えており、続く枚数mの増大に応じて変動し、枚数mがN(図12では20枚)となるときに基準値Crefを下回っている。
上述の例では、最初の補正データの生成処理ではN枚の補正チャート2を用いており、2回目以降の補正データの生成処理でM枚の補正チャート2を用いている。つまり、枚数決定部67が決定した枚数Mは最初の補正データの生成処理では用いずに、2回目以降の補正データの生成処理で用いる。これにより、最初の補正データの生成処理において連続紙100上に印刷されたN枚の補正チャート2を有効に活用して、補正データH[c,x]を生成することができる。
上述の具体例では、チャート間変動値Ds[m]を用いているものの、チャート間変動値Ds[m]を用いなくてもよい。例えば枚数決定部67は、チャート平均値Da3[m]が所定の基準幅内で変動する枚数範囲であって、所定値よりも大きな幅を有する枚数範囲内の枚数を、補正チャート2の枚数Mとして採用してもよい。
11 搬送部(駆動ローラ)
12 搬送部(搬送ローラ)
13 印刷部
14 撮像部
15 搬送部(ヒートローラ)
D[n,c,x] 濃度値
Da1[c,x] 濃度平均値
Da3[n] チャート平均値
H[c,x] 補正データ
S1 第1工程(ステップ)
S2 第2工程(ステップ)
S3 第3工程(ステップ)
Claims (13)
- インク吐出量のばらつきを補正するシェーディング補正であって、
印刷媒体を搬送方向に搬送させながら、前記搬送方向に交差する幅方向に沿って配列され、それぞれが少なくとも1つのノズルを備えた複数の印刷ユニットからインク滴を前記印刷媒体に吐出して、前記印刷媒体に複数の補正チャートを印刷する第1工程と、
前記印刷媒体に印刷された前記複数の補正チャートを撮像して、撮像画像を生成する第2工程と、
前記複数の補正チャートにおける同一印刷ユニットに対応する複数の濃度値を当該複数の補正チャート間で平均して得た濃度平均値に基づいたシェーディング補正用の補正データを、前記撮像画像に基づいて生成する第3工程と
を備える、シェーディング補正方法。 - 請求項1に記載のシェーディング補正方法であって、
前記第3工程は、
前記複数の補正チャートにおける同一印刷ユニットに対応する複数の濃度値を前記撮像画像に基づいて求める工程と、
前記複数の補正チャートにおける同一印刷ユニットに対応する複数の濃度値を前記複数の補正チャート間で平均して前記濃度平均値を求める工程と、
前記濃度平均値に基づいて前記補正データを生成する工程と
を有する、シェーディング補正方法。 - 請求項1に記載のシェーディング補正方法であって、
前記第3工程は、
前記複数の補正チャートにおける同一印刷ユニットに対応する複数の濃度値を前記撮像画像に基づいて求める工程と、
各補正チャートにおける同一印刷ユニットに対応する複数の濃度値のそれぞれに基づいて複数の仮補正データを求める工程と、
前記複数の仮補正データを前記複数の補正チャート間で平均して前記補正データを生成する工程と
を有する、シェーディング補正方法。 - 請求項1から請求項3のいずれか一つに記載のシェーディング補正方法であって、
前記第1工程から前記第3工程を有する第4工程を繰り返し実行する第5工程と、
2回目以降の前記第4工程で用いる前記補正チャートの枚数を決定する第6工程と
を更に備え、
最初の第4工程における前記第1工程および前記第2工程においては、前記複数の補正チャートとしてN枚の補正チャートを採用し、
前記第6工程は、
前記N枚の補正チャートにおける複数の濃度値の各補正チャート毎の平均値であるチャート平均値を算出する工程(a)と、
2回目以降の前記第4工程で用いる前記補正チャートの枚数を、横軸を累積枚数とし縦軸を前記チャート平均値としたグラフにおける前記チャート平均値の変動幅が基準値よりも小さくときの枚数に決定する工程(b)と
を備える、シェーディング補正方法。 - 請求項4に記載のシェーディング補正方法であって、
前記基準値は人の目で区別可能な濃度値の差異以下の値である、シェーディング補正方法。 - 請求項4または請求項5に記載のシェーディング補正方法であって、
前記工程(b)は、
枚数がそれぞれ1〜Nであるときの前記チャート平均値の各々と枚数がNであるときの前記チャート平均値との差の絶対値であるチャート間変動値を算出する工程(b11)と、
2回目以降の前記第4工程で用いる前記補正チャートの枚数を、前記チャート間変動値が前記基準値よりも小さいときの枚数に決定する工程(b12)と
を有する、シェーディング補正方法。 - 請求項6に記載のシェーディング補正方法であって、
前記工程(b12)において、2回目以降の前記第4工程で用いる前記補正チャートの枚数を、前記チャート間変動値の変動幅が前記基準値よりも小さくなるときの枚数のうち最小値に決定する、シェーディング補正方法。 - 請求項4または請求項5に記載のシェーディング補正方法であって、
枚数がそれぞれ1〜Nであるときの前記チャート平均値の各々と枚数がNであるときの前記チャート平均値との差の絶対値であるチャート間変動値を算出する工程と、
前記工程(b)は、
横軸に枚数をとり縦軸に前記チャート間変動値をとるグラフにおいて前記チャート間変動値と前記基準値との大小関係が複数回切り替わるか否かを判断する工程(b21)と、
前記大小関係が複数回切り替わるときには、前記チャート間変動値が所定の基準幅内で変動する枚数範囲であって、所定値よりも大きな幅を有する枚数範囲があるか否かを判断する工程(b22)と、
前記枚数範囲があるときに、2回目以降の前記第4工程における前記補正チャートの枚数を、前記枚数範囲内の枚数に決定する工程(b23)と
を有する、シェーディング補正方法。 - 請求項8に記載のシェーディング補正方法であって、
前記工程(b23)において、2回目以降の前記第4工程における前記補正チャートの枚数を、前記チャート平均値が前記枚数範囲において極小値をとるときの枚数に採用する、シェーディング補正方法。 - 請求項8に記載のシェーディング補正方法であって、
前記工程(b23)において、2回目以降の前記第4工程における前記補正チャートの枚数を、前記枚数範囲における最小の枚数に決定する、シェーディング補正方法。 - 請求項8から請求項10のいずれか一つに記載のシェーディング補正方法であって、
前記工程(b)は、前記枚数範囲がないときに、2回目以降の前記第4工程における前記補正チャートの枚数をN枚に決定する工程(b4)を更に有する、シェーディング補正方法。 - 請求項1から請求項11のいずれか一つに記載のシェーディング補正方法であって、
前記第1工程において、前記印刷媒体は複数のローラによって搬送され、
前記複数の補正チャートの前記搬送方向における全体長が、前記複数のローラのうち最大径を有するローラの1回転で前記印刷媒体が進む搬送距離よりも長くなるように、前記複数の補正チャートの枚数が設定される、シェーディング補正方法。 - インク吐出量のばらつきを補正するシェーディング補正を行うインクジェット印刷装置であって、
印刷媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、
前記搬送方向に交差する幅方向に沿って配列されそれぞれが少なくとも1つのノズルを備えた複数の印刷ユニットを含み、前記複数の印刷ユニットのノズルからインク滴を前記印刷媒体に吐出して、前記印刷媒体に複数の補正チャートを印刷する印刷部と、
前記印刷媒体に印刷された前記複数の補正チャートを撮像して、撮像画像を生成する撮像部と、
前記複数の補正チャートの濃度値を前記複数の印刷ユニットごとに平均した濃度平均値に基づいたシェーディング補正用の補正データを、前記撮像画像に基づいて生成する制御部と
を備える、インクジェット印刷装置。
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