JP2019147114A - 流体殺菌装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被殺菌液体内の紫外光の照射時間のばらつきを低減することにより、被殺菌液体の全体を十分かつ効率的に殺菌することのできる流体殺菌装置を提供する。【解決手段】本発明の一態様として、入水口10a及び出水口10bを有する流水管10と、流水管10の長さ方向Lの一端に設置され、長さ方向Lに沿って流水管10内に紫外光を照射する光源11と、流水管10内に設置され、長さ方向Lに沿って流路を複数に分割する、板状部材から構成されるセパレーター12と、を備え、セパレーター12により複数に分割された流路が、入水口10aから出水口10bまで連続的につながった1つの流路を形成し、セパレーター12により複数に分割された流路の全ての径方向の断面積が、入水口10aの開口面積の1倍以上、10倍以下の範囲内にある、流体殺菌装置1を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、流体殺菌装置に関する。
従来、紫外光を照射することにより水等の流体を殺菌する流体殺菌装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、流体殺菌装置の構成の1つとして、円筒形の水路の中心軸を含む中心部分と、その中心部分を囲む円筒形の部分とに流路を分け、液体を中心部分、円筒形部分の順に流す構成が開示されている。
特表2016−511138号公報
しかしながら、流路の中心近くを流れる液体と、壁面近くを流れる液体とでは、流速が異なるため、上述のような流体殺菌装置においては、液体への紫外光の照射時間にばらつきが生じる。このため、液体の全体が十分に殺菌されないおそれがある。
本発明の目的は、被殺菌液体内の紫外光の照射時間のばらつきを低減することにより、被殺菌液体の全体を十分かつ効率的に殺菌することのできる流体殺菌装置を提供することにある。
本発明の一態様は、上記目的を達成するために、下記[1]〜[8]の流体殺菌装置を提供する。
[1]入水口及び出水口を有する流水管と、前記流水管の長さ方向の一端に設置され、前記長さ方向に沿って前記流水管内に紫外光を照射する光源と、前記流水管内に設置され、前記長さ方向に沿って流路を複数に分割する、板状部材から構成されるセパレーターと、を備え、前記セパレーターにより複数に分割された流路が、前記入水口から前記出水口まで連続的につながった1つの流路を形成し、前記セパレーターにより複数に分割された流路の全ての径方向の断面積が、前記入水口の開口面積の1倍以上、10倍以下の範囲内にある、流体殺菌装置。
[2]前記入水口の開口形状が、輪郭の一部が中心に向かって放物線状に窪んだ形状である、上記[1]に記載の流体殺菌装置。
[3]前記セパレーターにより複数に分割された流路をつなぐ開口部の開口形状が、輪郭の一部が中心に向かって放物線状に窪んだ形状である、上記[1]又は[2]に記載の流体殺菌装置。
[4]前記セパレーターにより複数に分割された流路をつなぐ開口部の開口面積が、前記入水口の開口面積よりも大きい、上記[1]〜[3]のいずれか1項に記載の流体殺菌装置。
[5]前記セパレーターにより複数に分割された流路の各々の内部に、前記長さ方向に沿って流路を分割する分割板を備える、上記[1]〜[4]のいずれか1項に記載の流体殺菌装置。
[6]前記入水口及び前記出水口が前記長さ方向に平行に設置された、上記[1]〜[5]のいずれか1項に記載の流体殺菌装置。
[7]前記光源が、紫外光を発する発光素子と、前記発光素子から発せられる光を透過する光取り出し領域を有し、前記発光素子を収容した密閉可能な容器と、電気絶縁性を有し、前記発光素子に対して不活性であり、前記発光素子から発せられる光を透過し、空気よりも熱伝導率が高い、前記容器に収容され、前記発光素子が浸漬された冷却液と、を備えた、上記[1]〜[6]のいずれか1項に記載の流体殺菌装置。
[8]前記紫外光が、UV−Cである、上記[1]〜[7]のいずれか1項に記載の流体殺菌装置。
本発明によれば、被殺菌液体内の紫外光の照射時間のばらつきを低減することにより、被殺菌液体の全体を十分かつ効率的に殺菌することのできる流体殺菌装置を提供することができる。
図1は、実施の形態に係る流体殺菌装置の斜視図である。 図2(a)は、流体殺菌装置の長さ方向に沿った垂直断面図であり、図2(b)は、流体殺菌装置の長さ方向に直交する方向に沿った垂直断面図である。 図3は、隣接する流路同士をつなぐ開口部がセパレーターの縁と流水管の壁面で構成される場合の例を示す流体殺菌装置の水平断面図である。 図4(a)は、隣接する流路同士をつなぐ開口部がセパレーターに設けられた穴で構成される場合の例を示す流体殺菌装置の水平断面図である。図4(b)、(c)は、この場合の開口部の開口形状の例を示す。 図5は、セパレーターにより分割された流路の各々の内部に、長さ方向に沿って流路を分割する分割板が設置された流体殺菌装置の水平断面図である。 図6は、長さ方向に直交する方向のセパレーターの断面図である。 図7は、入水口及び出水口が流水管の長さ方向に平行に設置された流体殺菌装置の斜視図である。 図8(a)、(b)は、光源の変形例の構成を示す斜視図及び断面図である。
〔実施の形態〕
(流体殺菌装置の構成)
図1は、実施の形態に係る流体殺菌装置1の斜視図である。図2(a)は、流体殺菌装置1の長さ方向Lに沿った垂直断面図であり、図2(b)は、流体殺菌装置1の長さ方向Lに直交する方向に沿った垂直断面図である。ここで、長さ方向Lは、流水管10の長さ方向である。
流体殺菌装置1は、液体の殺菌及び菌の繁殖の抑制を行うための装置であり、殺菌対象である水などの液体(被殺菌液体)を流すための、入水口10a及び出水口10bを有する流水管10と、流水管10の長さ方向Lの一端に設置され、長さ方向Lに沿って流水管10内に紫外光を照射する光源11と、流水管10内に設置され、長さ方向Lに沿って流路を複数に分割する、板状部材から構成されるセパレーター12と、を備える。
流体殺菌装置1においては、セパレーター12により複数に分割された流水管10内の流路が、入水口10aから出水口10bまで連続的につながった1つの流路を形成している。また、セパレーター12により複数に分割された流路の全ての径方向の断面積が、入水口10aの開口面積(入水口10aと流水管10の本体をつなぐ開口部10cの面積)の1倍以上、10倍以下の範囲内にある。
流水管10は、光源11から発せられる紫外光に対する反射率の高いアルミニウムなどの材料からなること、またはこのような材料で内面がコーティングされていることが好ましい。流水管10の形状は、特に限定されないが、典型的には、円筒形又は直方体である。
光源11は、配線基板110に実装された複数の紫外光を発する発光素子111を有し、発光素子111は、典型的には、流水管10の径方向の面に沿ってアレイ状などのパターンで配置される。また、複数の発光素子111は、流水管10内に均一に紫外光を照射できるように、等間隔で配置されていることが好ましい。
発光素子111は、例えば、LEDチップ(Light Emitting Diode)又はLDチップ(Laser Diode)である。
発光素子111の発する紫外光は、例えば、UV−Aと呼ばれる波長域(400〜315nm)の紫外光、UV−Bと呼ばれる波長域(315〜280nm)の紫外光、UV−Cと呼ばれる波長域(280nm未満)の紫外光であり、このうち最も殺菌効果の高いUV−Cであることが好ましい。
また、図2に示されるように、光源11において、各々の発光素子111の側方がリフレクター112に囲まれ、発光素子111の光軸状に集光レンズ113が設けられていてもよい。リフレクター112は、光源11から発せられる紫外光に対する反射率の高いアルミニウムなどの材料からなる。集光レンズ113は、流水管10内に効率的に紫外光を照射するため、発光素子111から発せられる紫外光を平行光へ近づけることができる。
流水管10内の被殺菌液体の流路と光源11とは、壁板13により隔てられており、光源11側に被殺菌液体が侵入することはない。壁板13は、光源11から発せられる紫外光を透過する性質を有する、石英ガラスやフッ素樹脂等の樹脂材料からなる。
セパレーター12は、1枚又は複数枚の板状部材から構成され、流水管10内の流路を長さ方向Lに沿って複数に分割する。典型的には、1枚の板状部材と、その板状部材へ直角に交差する1、2、又は3枚の板状部材から構成されるセパレーター12により、4、6、又は8つの流路に分割される。
図1、2に示される例では、セパレーター12は、直交する2枚の板状部材から構成され、セパレーター12によって流水管10内の流路は4つの流路F1〜F4に分割されている。
上述のように、流体殺菌装置1においては、セパレーター12によって分割された流路は連続的につながり、1つの流路を形成する。このため、セパレーター12によって流路を分割することにより、流水管10内の流路の距離を伸ばすことができ、それによって被殺菌液体に紫外光が照射される時間を増やし、効果的に殺菌等を行うことができる。
また、一般に、流路の径が大きくなるほど流体の流れは乱れるところ、流体殺菌装置1においては、セパレーター12により複数に分割された流路の全ての径方向(長さ方向Lに直交する方向)の断面積が、入水口10aの開口面積の1倍以上、10倍以下の範囲内にあるため、被殺菌液体の流れの乱れを抑えることができる。そのため、被殺菌液体内の紫外光の照射時間のばらつきを抑えることができる。
また、一般に、流路を流れる流体の流速は壁に近いほど摩擦抵抗により小さくなり、流路の中心における流速との差が大きくなるところ、セパレーター12によって流路を分割することにより、流路の径が小さくなるため、流路内での被殺菌液体の流速差が小さくなる。このため、被殺菌液体内の紫外光の照射時間のばらつきが小さくなる。
セパレーター12により複数に分割された流路をつなぐ被殺菌液体の通り道である開口部14は、セパレーター12に設けられた穴、またはセパレーター12の縁と流水管10の壁面で構成される開口部である。開口部14がセパレーター12に設けられた穴である場合、流路の長さ方向Lの端部と開口部14との長さ方向Lの距離は、例えば、零以上、流路の長さ方向Lの長さの1/10以下の範囲内にある。
開口部14の開口形状は、輪郭の一部が中心に向かって放物線状に窪んだ形状であることが好ましい。この場合、開口部14の開口形状が窪みを含まない場合と比較して、開口部14を抜けた被殺菌液体の次の流路の壁面近くに流れ込む部分の流速に対する中心近くに流れ込む部分の流速が低減する。
通常の状態では、流路の中心近くの流速が壁面近くの流速より大きくなるため、開口部14の開口形状を輪郭の一部が中心に向かって放物線状に窪んだ形状とすることによって、開口部14の先の流路内の被殺菌液体の流路の中心近くの流速と壁面近くの流速の差を相殺することができる。それによって、被殺菌液体内の紫外光の照射時間のばらつきを小さくすることができる。
図3は、開口部14がセパレーター12の縁と流水管10の壁面で構成される場合の例を示す流体殺菌装置1の水平断面図である。図3に示される例では、セパレーター12の隣接する2つの流路の間に位置する部分の一端が放物線状に湾曲している。このため、開口部14の開口形状が、四角形の一辺が中心に向かって放物線状に窪んだような形状になっており、開口部14の先の流路内の被殺菌液体の速度差を低減することができる。
図4(a)は、開口部14がセパレーター12に設けられた穴で構成される場合の例を示す流体殺菌装置1の水平断面図である。図4(b)、(c)は、この場合の開口部14の開口形状の例を示す。図4(b)、(c)に示される開口部14の開口形状は、円形の輪郭の2箇所又は4箇所が中心に向かって放物線状に窪んだような形状になっており、開口部14の先の流路内の被殺菌液体の速度差を低減することができる。
また、図4(a)では、断面に含まれない入水口10aと流水管10の本体をつなぐ開口部10cの水平方向の位置を点線で示しているが、この点線で示されるように、入水口10aの開口形状(開口部10cの形状)が、開口部14の開口形状と同様に、輪郭の一部が中心に向かって放物線状に窪んだ形状であってもよい。この場合、入水口10aの先の流路(最初の流路)内の被殺菌液体の速度差を低減することができる。
また、開口部14の開口面積を入水口10aの開口面積よりも大きくすることにより、流水管10内の内圧を低減することができる。これにより、流水管10の設計強度を下げることができるため、流体殺菌装置1の軽量化を図ることができる。
図5は、セパレーター12により分割された流路の各々の内部に、長さ方向Lに沿って流路を分割する分割板15が設置された流体殺菌装置1の水平断面図である。分割板15は、図5に示されるように、流路の幅方向の中央に設置されることが好ましい。分割板15を設置することにより、流路の中心の被殺菌液体の流速を下げて流路内の速度差を低減することができ、また、流れの乱れを低減して整流に近付けることができる。そのため、被殺菌液体内の紫外光の照射時間のばらつきを小さくすることができる。
図6は、長さ方向Lに直交する方向のセパレーター12の断面図である。図6に示されるように、セパレーター12が2枚以上の板状部材から構成される場合には、板状部材の交差部分に長さ方向Lに沿って形成される角12aに、角12aを埋める部材16が設けられることが好ましい。部材16を設けることにより、被殺菌液体に含まれる微細な異物(例えば、流体殺菌装置1の手前に設置されたフィルターで除去しきれなかった異物)が角12aに堆積することを抑制できる。
微細な異物の体積をより効果的に抑えるため、図6に示されるように、部材16の流路側に露出する面16aが、角12aに向かって湾曲する曲面であることが好ましい。この曲面の曲率半径は、例えば、1mm以上に設定される。
図7は、入水口10a及び出水口10bが長さ方向Lに平行に設置された流体殺菌装置1の斜視図である。この場合、入水口10a及び出水口10b内の流路の方向が、流水管10内の流路の方向と一致するため、流水管10内の被殺菌液体の流れの乱れを低減して整流に近付けることができる。そのため、被殺菌液体内の紫外光の照射時間のばらつきを小さくすることができる。
図8(a)、(b)は、光源11の変形例である光源11aの構成を示す斜視図及び断面図である。光源11aは、紫外光を発する発光素子111と、少なくとも光取出し側の面において発光素子111から発せられる光を透過する、発光素子111を収容した密閉可能な容器113と、容器113に収容され、発光素子111が浸漬された冷却液114と、を備える。
発光素子111は、配線基板110に実装された状態で容器113に収容される。
冷却液114は、電気絶縁性を有し、発光素子111に対して不活性であり、発光素子111から発せられる光を透過し、空気の熱伝導率(0.0241W/(m・K))よりも高い熱伝導率を有するという性質を有する。このような性質を有する冷却液114として、例えば、フッ素系不活性液体やシリコーンオイルを用いることができる。
シリコーンオイル、パーフルオロポリエーテルフッ素系不活性液体(例えば、ソルベイ社製のガルデン(登録商標))は、UV−A、UV−B紫外光を透過する。また、パーフルオロカーボン(PFC)構造を有するフッ素系不活性液体(例えば、3M社製のフロリナート(登録商標))は、UV−C紫外光も透過する。このため、光源としてUV−C紫外光を発する発光素子111を用いる場合には、パーフルオロカーボン構造を有するフッ素系不活性液体を冷却液114の材料として用いることができる。
冷却液114は、発光素子111に直接接しており、発光素子111の熱を効率的に冷却液114に逃がすことができる。一方で、冷却液114は電気絶縁性を有するため、発光素子111に短絡を生じさせるおそれがない。また、冷却液114は、発光素子111や配線基板110などの容器113に収容される部材に対して不活性であるため、発光素子111などに腐食等の損傷を与えるおそれがない。このため、発光素子111にはガラス封止等による防水設計は不要である。ただし、発光素子111をガラス封止してもよい。
冷却液114を用いることにより、ヒートシンク等の大型の放熱用部材を用いずに効果的に発光素子111の冷却ができるため、流体殺菌装置1を小型化することができる。また、冷却液114は、ガスバリアとしての機能も有するので、発光素子111や配線基板110の外気による腐食等の損傷を防ぐことができる。
発光素子111の冷却効果をより高めるため、冷却液114は、冷却液114よりも熱伝導率が高く、電気絶縁性を有し、発光素子111に対して不活性な分散剤を含んでもよい。このような分散剤としては、ガラスビーズ、ナノシリカ等を用いることができる。分散剤は、発光素子111から発せられる光を透過することが好ましい。また、発光素子の発する光の波長よりも短い直径を有する分散剤は、発光素子111の発する光を反射しないため、好ましい。
なお、分散剤を用いることにより、容器113中の冷却液114の量が減るため、容器113に後述する蓋116をしたときの圧力変化による、冷却液114の変位量を減らすことができる。
容器113は、流水管10の反対側に開口部を有し、その開口部がねじにより開閉可能な蓋(スクリューキャップ)などの開閉可能な蓋116で密閉された構造を有することが好ましい。開閉可能な蓋116を用いることにより、例えば、容器113内の冷却液114が揮発により減少した際に、開口部から冷却液114を補充することができる。
また、容器113は、図8(b)に示されるように、環状のシール部材117を用いて密閉されてもよい。シール部材117は、例えば、Oリングやパッキンであり、シール部材117を容器113と蓋116で挟み込んで適度に圧縮することにより、シール機能を発揮する。
図8に示される例では、蓋116の内側の面上に配線基板110が設置されている。また、図示しないが、蓋116には、配線基板110を介して発光素子111に電源を供給するための電源線が貫通している。
また、容器113は、側面に形成されたネジなどにより、流水管10に固定される。光源11aにおいては、容器113が発光素子111から発せられる光を透過する壁板13として機能する。
(実施の形態の効果)
上記実施の形態によれば、被殺菌液体内の紫外光の照射時間のばらつきを低減することにより、被殺菌液体の全体を十分かつ効率的に殺菌することのできる流体殺菌装置を提供することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されず、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。また、発明の主旨を逸脱しない範囲内において上記実施の形態の構成要素を任意に組み合わせることができる。
また、上記の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1 流体殺菌装置
10 流水管
10a 入水口
10b 出水口
11、11a 光源
12 セパレーター
14 開口部
15 分割板
16 部材
111 発光素子
113 容器
114 冷却液

Claims (8)

  1. 入水口及び出水口を有する流水管と、
    前記流水管の長さ方向の一端に設置され、前記長さ方向に沿って前記流水管内に紫外光を照射する光源と、
    前記流水管内に設置され、前記長さ方向に沿って流路を複数に分割する、板状部材から構成されるセパレーターと、
    を備え、
    前記セパレーターにより複数に分割された流路が、前記入水口から前記出水口まで連続的につながった1つの流路を形成し、
    前記セパレーターにより複数に分割された流路の全ての径方向の断面積が、前記入水口の開口面積の1倍以上、10倍以下の範囲内にある、
    流体殺菌装置。
  2. 前記入水口の開口形状が、輪郭の一部が中心に向かって放物線状に窪んだ形状である、
    請求項1に記載の流体殺菌装置。
  3. 前記セパレーターにより複数に分割された流路をつなぐ開口部の開口形状が、輪郭の一部が中心に向かって放物線状に窪んだ形状である、
    請求項1又は2に記載の流体殺菌装置。
  4. 前記セパレーターにより複数に分割された流路をつなぐ開口部の開口面積が、前記入水口の開口面積よりも大きい、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の流体殺菌装置。
  5. 前記セパレーターにより複数に分割された流路の各々の内部に、前記長さ方向に沿って流路を分割する分割板を備える、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の流体殺菌装置。
  6. 前記入水口及び前記出水口が前記長さ方向に平行に設置された、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の流体殺菌装置。
  7. 前記光源が、紫外光を発する発光素子と、前記発光素子から発せられる光を透過する光取り出し領域を有し、前記発光素子を収容した密閉可能な容器と、電気絶縁性を有し、前記発光素子に対して不活性であり、前記発光素子から発せられる光を透過し、空気よりも熱伝導率が高い、前記容器に収容され、前記発光素子が浸漬された冷却液と、を備えた、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の流体殺菌装置。
  8. 前記紫外光が、UV−Cである、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の流体殺菌装置。
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