JP2017104773A - 紫外線照射モジュール用セル、紫外線照射モジュール及び紫外線照射モジュールの設置方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第一の端面1及び第二の端面2と筒状の側面3とで囲まれた中空部a0を有する筐体4と、筐体4の第一の端面1側に紫外線照射装置を設置するための取り付け部5と、中空部a0に配置されて中空部a0を2つの閉じた空間に区画すると共に、この2つの空間を連通する第一の開口部9を備えた第一の仕切り6とを備える。第二の端面2側から見て、第二の端面2の、第一の仕切り6の内側の領域と向かい合う位置に第二の貫通穴8が形成され、第二の端面2の、第一の仕切り6と側面3との間の領域と向かい合う位置又は側面3に設けられた第一の貫通穴7と、第一の開口部9とは、第一の仕切り6の外周に沿った方向における第一の開口部9と第一の貫通穴7との間の距離がより長くなるように且つ第一の仕切り6の延伸方向中央部を挟んで延伸方向に異なる側に配置される。
【選択図】 図1
Description
また光源の出力を効率良く利用するため、殺菌用のセル内に紫外線ランプを光源として設置し、セル内を高反射材料で被覆するという方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このため、紫外線ランプに代わる光源として紫外線LEDを用いる方法が提案されている。(例えば、特許文献2)LEDは高寿命であり、サイズ等も小さく軽量であるためコンパクト化が容易である。
しかしながら、被覆材料の最適化や紫外線光源の最適化による照度の向上のみでは、殺菌効率を上げるには不十分であるという課題がある。
そこで、本発明は、セルのサイズや紫外線光源はそのままで、従来よりも被照射体の殺菌効率を向上させることの可能な紫外線照射モジュール用セル、紫外線照射モジュール及び紫外線照射モジュールの設置方法を提供することを目的としている。
さらに、本発明の一態様に係る紫外線照射モジュールの設置方法は、上記態様の紫外線照射モジュール用セルと、当該紫外線照射モジュール用セルの前記取り付け部に設置された紫外線照射装置と、を前記紫外線照射モジュール用セルの前記第一の貫通穴及び前記第二の貫通穴の少なくとも一方が、前記紫外線照射装置に対してより高い位置となるように設置することを特徴としている。
なお、以下の詳細な説明では、本発明の実施形態の完全な理解を提供するように多くの特定の具体的な構成について記載されている。しかしながら、このような特定の具体的な構成に限定されることなく他の実施態様が実施できることは明らかであろう。また、以下の実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
本発明の一実施形態に係る紫外線照射モジュール用セルは、第一の端面及び第二の端面とこれら2つの端面間に位置する側面とで囲まれた中空部を有する筐体と、筐体の第一の端面側に紫外線照射装置を設置するための取り付け部と、第一の開口部を備えた側面の延伸方向に延びる筒状を有し、中空部に配置されて中空部を2つの空間に区画すると共に、2つの空間を第一の開口部のみで連通する第一の仕切りと、第二の端面側から見て第二の端面の第一の仕切りと側面との間の領域と向かい合う位置、又は側面の第二の端面寄りの位置に設けられた第一の貫通穴と、第二の端面側から見て第二の端面の第一の仕切りの内側の領域と向かい合う位置に設けられた第二の貫通穴と、を有し、第一の開口部と第一の貫通穴とは、第二の端面側から見て第一の仕切りの外周に沿った方向における第一の開口部と第一の貫通穴との間の距離がより長くなるように配置され、且つ第一の仕切りの延伸方向中央部を通る延伸方向に垂直な面を挟んで互いに異なる側に配置される。
本発明の一実施形態に係る紫外線照射モジュールは、本発明の一実施形態における紫外線照射モジュール用セルと、紫外線照射モジュール用セルの取り付け部に設置された紫外線照射装置と、を備える。
本発明の一実施形態に係る紫外線照射モジュールによれば、本発明の一実施形態における紫外線照射モジュール用セルを有するため、取り付け部に設置された紫外線照射装置から発せられる紫外線照射量の低下を抑えつつ、被照射体が紫外線照射される時間が長くなるので、紫外線による被照射体の殺菌を十分に行うことができる。
本発明の一実施形態にかかる紫外線照射モジュールの設置方法は、本発明の一実施形態における紫外線照射モジュール用セルと、紫外線照射モジュール用セルの取り付け部に設置された紫外線照射装置とを、紫外線照射モジュール用セルの第一の貫通穴及び第二の貫通穴の少なくとも一方が、紫外線照射装置に対してより高い位置となるように設置する。
本発明の一実施形態に係る紫外線照射モジュールの設置方法によれば、紫外線照射装置付近に気泡が溜まりにくくなるため、気泡による紫外線照射量の低下を抑えることが可能になり、被照射体の殺菌を十分に行うことができる。
次に、本発明の一実施形態における紫外線照射モジュール用セル及び紫外線照射モジュールの各構成要件について以下に説明する。なお、各構成要件の説明に記載された技術事項は、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で単独又は組み合わせて適用することが可能である。
筐体は、内部に被照射体を導入可能に形成され、第一の端面及び第二の端面とこの2つの端面間に位置する筒状の側面とで囲まれてなる。また、筐体は、第二の端面及び側面のうちのいずれか一方の一部に、被照射体を紫外線照射モジュール用セル内に導入するための第一の貫通穴を有し、同じく第二の端面の一部に被照射体を紫外線照射モジュール用セル外に導出するための第二の貫通穴を有する。
また、紫外線照射モジュール用セルに被照射体を導入する際には、第一の貫通穴及び第二の貫通穴のいずれか一方を導入口とし、他方を導出口とすることができる。被照射体の紫外線照射モジュール用セルへの導入及び導出を、第一の貫通穴及び第二の貫通穴のいずれから行う場合であっても、同等の作用効果を有する。
また、第一の開口部と第一の貫通穴とは、第一の仕切りの延伸方向中央部を通りこの延伸方向に垂直な面を挟んで互いに異なる側に配置される。
また、第一の端面として、取り付け部の紫外線照射側の端面を利用するようにしてもよく、紫外線透過率の高い材質で形成した第一の端面を別途設けてもよく、また、第一の端面の、紫外線照射装置の照射部と対向する部分に窓部を設けることで、紫外線照射装置からの紫外線を筐体内に導入するようにしてもよい。要は、筐体内に対して紫外線照射を行うことができれば、第一の端面及び取り付け部をどのように構成してもよい。
取り付け部は、筐体の第一の端面側に存在し、紫外線照射装置を設置することが可能な形態であれば特に制限されない。
紫外線照射装置は発熱するため、必要に応じて放熱機構を設ける必要がある。紫外線照射装置を複数箇所に設置する場合は、放熱機構も複数設けることが好ましい。
また被照射体と紫外線照射装置とが接触することが好ましくない場合は、紫外線照射装置を取り付け部に取り付けたときに、取り付け部の一部が紫外線照射装置の照射面を覆う窓部を取り付け部に設け、窓部を介して紫外線照射を行うことで、紫外線照射装置が被照射体と接触することなく、紫外線照射を行うようにしてもよい。この場合には取り付け部を紫外線透過率の高い材質で形成することが好ましい。紫外線透過率の高い材質としては、例えば石英ガラス、サファイア等を用いることが出来る。
第一の仕切りは、筐体の内部に設置された筒状の部材であり、筐体の中空部を区画するものである。筐体の中空部は、第一の仕切りに囲まれた空間と、筐体と第一の仕切りとの間の空間に区画されることとなる。区画された2つの空間は第一の仕切りに設けられた第一の開口部によって空間的に接続される。
また、第一の開口部は、この第一の開口部を通って被照射体が移動可能なもの、つまり、被照射体の流貫通穴として機能するものであれば、その形状等は特に限定されない。
ここで、流貫通穴として機能する形状というのは、被照射体が流体としてセル内を第一の開口部を通って流れる際に、セル全体の許容される圧力損失を超えないような大きさ、又は形状のことをいう。第一の仕切りが例えば円筒状である場合には、円筒状の第一の仕切りの側面への加工の容易性という観点から、第一の開口部は円形状であることが好ましい。また、第一の開口部の形状は、被照射体の流路が長くなるような形状、例えば乱流を積極的に生じさせるような複雑な形状をもつオリフィス形状であってもよい。
なお、被照射体が各空間に滞在する時間については、筐体の大きさや、第一の仕切りが円筒である場合には第一の仕切りの半径等を変化させることで、所望の流路設計を行うことができる。
本発明の一実施形態にかかる紫外線照射モジュール用セルにおいて、さらに、第二の仕切りを備えてもよい。
すなわち、この第二の仕切りは第二の開口部を有し、第一の仕切りの内側に設置され、断面が第一の仕切りよりも小さい筒状を有し、第二の仕切りの延伸方向の端部は、筐体の第一の端面及び第二の端面に接する。この場合、第一の貫通穴は、上面視したときに第一の仕切りの外側に配置される。つまり、筐体の側面かいずれか一方の端面の、上面視で第一の仕切りと筐体側面との間の領域と向かい合う位置に設けられる。また、第二の貫通穴は、上面視で第二の仕切りの内側の領域と向かい合う位置に配置される。
また、第一の貫通穴は第二の開口部寄りの位置に配置されることが好ましい。
本発明の一実施形態における紫外線照射モジュールの紫外線照射装置は、紫外線照射モジュール用セルの取り付け部に設置される。
紫外線照射装置を駆動させることにより、紫外線をモジュール用セルの中空部内に照射し、被照射体に紫外線を照射可能なものであれば特に限定されない。紫外線照射装置としては、紫外線ランプや紫外線LEDなど、既存の紫外線を照射可能な装置・素子を用いることが可能である。
また、紫外線照射装置は発熱するため必要に応じて放熱機構を設ける必要がある。放熱機構には空冷式、水冷式を用いたもの等が挙げられるがこれに制限されない。例えば熱伝導の高いアルミニウム板を用いた放熱フィンや空冷ファンを用いることが可能である。
次に、図面を参照して、本発明の一実施形態にかかる紫外線照射モジュール用セル及び紫外線照射モジュールの具体例について説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態における紫外線照射モジュール用セルの一例を示す斜視図である。
側面3の、第二の端面2寄りの部分には、第一の貫通穴7が設けられている。また第二の端面2の、第一の仕切り6の内側の領域と向かい合う位置に第二の貫通穴8が設けられている。図1では側面3及び第一の仕切り6の中心軸上に第二の貫通穴8が設けられている。これら第一の貫通穴7及び第二の貫通穴8には、筒状の接続部7a、8aが連通して形成され、この接続部7a、8aに、被照射体の導入又は導出用のチューブ等を接続することで、被照射体の導入や導出を行うようになっている。
また第一の仕切り6の第一の端面1寄りの部分には、第一の開口部9が設けられ、第一の仕切り6によって区画された筐体4の中空部を空間的に接続している。
なお、図1では、取り付け部5の端面を、第一の端面1として利用する場合について説明したが、別途円板状の第一の端面1を設け、第一の端面1を介して側面3と取り付け部5とを固定するようにしてもよい。
図2(a)に示すように、第一の貫通穴7と第一の開口部9とは、上面視で、第一の仕切り6で囲まれた領域の重心つまり中心点Pを対称の中心として点対称となる位置に配置され、中心点Pを挟んで対向するように配置される。これにより、第一の貫通穴7と第一の開口部9とが、中心点Pを挟んで対向しないように配置された場合に比較して、第一の開口部9を経由したより長い流路を形成することができ、それによって被照射体により長い時間、紫外線を照射させることが可能となる。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
図3は、本発明の第2実施形態にかかる紫外線照射モジュール用セルの一例を示す斜視図である。
第2実施形態にかかる紫外線照射モジュール用セル200は、図3に示すように、円形の第一の端面11及び第二の端面12と、第一の端面11と第二の端面12との間に設けられた円筒状の側面13と、を有する筐体14と、紫外線照射装置を設置するための取り付け部15と、側面13の内側に配置される円筒状の第一の仕切り16と、第一の仕切り16の内側に配置される円筒状の第二の仕切り17と、を備える。図3では、例えば、上記第1実施形態と同様に、第二の端面12と側面13とが一体に形成され、一端が開放された円筒形状をなしており、開放端側に取り付け部15を固定し、取り付け部15の側面13側の端面を第一の端面1とすることで、第一の端面11と第二の端面12と側面13とで囲まれた中空部a10が形成されている。取り付け部15は第1実施形態と同様に、側面13の第一の端面11側の開放端の内周面に設けた雌ねじと、取り付け部15の外周面に設けた雄ねじとを噛み合わせることで、取り付け部15を側面13に固定するようになっている。
また第一の仕切り16の、第二の端面12寄りの部分には、第一の開口部20が設けられ、第二の仕切り17によって区画された筐体14の内部空間を空間的に接続している。また第二の仕切り17の、第一の端面11寄りの部分には、第二の開口部21が設けられ、第二の仕切り17によって区画された筐体14の内部空間を空間的に接続している。
図4(a)は第2実施形態の紫外線照射モジュール用セル200を、第二の端面12側から上面視したときの要部の上面図である。
図4(a)に示すように、第一の開口部20は、第一の貫通穴18及び第二の開口部21と、第二の仕切り17で囲まれた領域の重心、つまり中心点Pを挟んで対向する位置に配置される。これにより、第一の開口部20と、第一の貫通穴18及び第二の開口部21とが中心点Pを挟んで対向しない位置に配置された場合に比較して、第一の開口部20及び第二の開口部21を経由したより長い流路が生じ、それによって被照射体に長い時間、紫外線を照射させることが可能となる。
次に、本発明の第3実施形態を説明する。
図5は、本発明の第3実施形態にかかる紫外線照射モジュール用セルの一例を示す斜視図である。
また、第一の貫通穴39及び第二の貫通穴40には、筒状の接続部39a、40aが連通して形成され、この接続部39a、40aに、被照射体の導入又は導出用のチューブを接続することで、被照射体の導入や導出を行うようになっている。
また第一の仕切り38の第一の端面31寄りの位置には、第一の開口部41が設けられ、第一の仕切り38によって区画された筐体36の内部空間を空間的に接続している。
図6(a)は、第3実施形態にかかる紫外線照射モジュール用セル300を、第二の端面32側から上面視したときの要部の上面図を示している。図6(a)に示すように、第一の貫通穴39と第一の開口部41とは、上面視で第一の仕切り38で囲まれる領域の中心点Pを挟んで対向する位置に配置される。
図6(b)に示すように、第一の貫通穴39と第一の開口部41とは、第一の仕切り38の延伸方向中央部Hを通る延伸方向に垂直な面を挟んで互いに異なる側に配置される。
なお、第一の仕切り38の延伸方向中央部Hを通る、延伸方向に垂直な面を挟んで、第一の貫通穴39と、第一の開口部41とを異なる側に配置し、さらに、第一の貫通穴39と、第一の開口部41との間の、第一の仕切り38の延伸方向における距離がより長くなるように配置することで、筐体36内における流路をさらに長くすることができる。
[実施例1]
実施例1では、筒状部及びテーパー部を有する筐体を備える紫外線照射モジュール用セル300を用いて実験を行った。
第一のテーパー部34には、石英ガラスからなる取り付け部37により紫外線照射装置を設置した。紫外線照射装置内の紫外線光源にはUV−LEDを用い、LEDの直下にはアルミニウム材の熱抵抗の小さいヒートシンクを設置した。
第二の貫通穴40として、第二の端面32(UV−LEDが設置されていない側の端面)の中央に、直径3mmの貫通穴を設けた。
また、この紫外線照射モジュール用セル300は、第一の仕切り38の中心軸が鉛直方向(重力方向)に対して平行になるように配置した。
なお、このとき、紫外線照射装置が重力方向に対して下側、すなわち、第一の端面31側が下、第二の端面32側が上となるようになるように配置して実験を行った。
実施例2では、実施例1の紫外線照射モジュールにおいて、第一の仕切り38の形状を変えたこと以外は実施例1と同様の条件とした。
すなわち、実施例2で使用した第一の仕切り38として、厚さが1.5mmで直径(外径)が22.5mmのポリテトラフルオロエチレン製の円筒を用いた。また第一の仕切り38の長さ(高さ)は筐体36の第一及び第二の端面31、32間の長さと同じ55mmとした。第一の仕切り38は、その中心軸上に第二の貫通穴40が配置されるように筐体36内に設置した。
実施例3では、実施例1の紫外線照射モジュールにおいて、第一の貫通穴39の位置を変えたこと、第一の仕切り38に設けられる第一の開口部41の位置を変えたこと、及び、図7に示すように、第一の仕切り38の内側に第二の仕切り51を設けたこと以外は実施例1と同様の条件とした。
第一の仕切り38に設けられる第一の開口部41として、第一の仕切り38の、筐体36の第二の端面32(UV−LEDが設置されていない側の端面)から第一の端面31側に7.5mmずれた位置に、直径5mmの貫通穴を設けた。また、第一の貫通穴39と第一の開口部41は、上面視したときに、第一の仕切り38で囲まれる領域の中心点を挟んで対向する位置に設置した。
第二の仕切り51に形成される第二の開口部52としては、第二の仕切り51の、筐体36の第一の端面31(UV−LEDが設置されている側の端面)から第二の端面32側に、7.5mmずれた位置に、直径5mmの貫通穴を設けた。また、第一の開口部41と第二の開口部52とは、上面視したときに、第二の仕切り51で囲まれる領域の中心点を挟んで対向する位置に設置した。
比較例1では、実施例3の紫外線照射モジュール用セルにおいて第一の仕切り38及び第二の仕切り51を省いたこと以外は実施例3と同様の条件とした。
実施例1から実施例3及び比較例1の殺菌用モジュールに使用した石英ガラスの透過率及びポリテトラフルオロエチレンの反射率は、UV−vis(島津製作所製)を用いて測定した。波長250nm以上300nm以下での石英ガラスの透過率の平均値は91%であった。また波長250nm以上300nm以下でのポリテトラフルオロエチレンの反射率の平均値は83%であった。
表1は実施例1から実施例3及び比較例1おける各紫外線照射モジュールの殺菌効率を示したものである。
実施例1から実施例3のいずれにおいても比較例1と比較すると殺菌効率は高く、特に、第一の仕切りと第二の仕切りからなる2重の仕切りを有する実施例3においては最小LED照射パワーにおいても残存する菌はほぼ零であり、非常に高い殺菌効率であることが確認された。
2、12、32 第二の端面
3、13 側面
4、14、36 筐体
5、15、37 取り付け部
6、16、38 第一の仕切り
7、18、39 第一の貫通穴
8、19、40 第二の貫通穴
9、20、41 第一の開口部
17、51 第二の仕切り
21、52 第二の開口部
33 筒状部
34 第一のテーパー部
35 第二のテーパー部
100、200、300 紫外線照射モジュール用セル
Claims (9)
- 第一の端面及び第二の端面と当該2つの端面間に位置する側面とで囲まれた中空部を有する筐体と、
前記筐体の前記第一の端面側に紫外線照射装置を設置するための取り付け部と、
第一の開口部を備えた前記側面の延伸方向に延びる筒状を有し、前記中空部に配置されて当該中空部を2つの空間に区画すると共に、当該2つの空間を前記第一の開口部のみで連通する第一の仕切りと、
前記第二の端面側から見て当該第二の端面の前記第一の仕切りと前記側面との間の領域と向かい合う位置、又は前記側面の前記第二の端面寄りの位置に設けられた第一の貫通穴と、前記第二の端面側から見て当該第二の端面の前記第一の仕切りの内側の領域と向かい合う位置に設けられた第二の貫通穴と、を有し、
前記第一の開口部と前記第一の貫通穴とは、前記第二の端面側から見て前記第一の仕切りの外周に沿った方向における前記第一の開口部と前記第一の貫通穴との間の距離がより長くなるように配置され、且つ前記第一の仕切りの延伸方向中央部を通る前記延伸方向に垂直な面を挟んで互いに異なる側に配置される紫外線照射モジュール用セル。 - 前記第一の開口部と前記第一の貫通穴との間の、前記第一の仕切りの外周に沿った右回りの流路の長さと左回りの流路の長さとが同一となるように、前記第一の開口部と前記第一の貫通穴とは、前記第二の端面側から見て前記第一の仕切りに囲まれた領域の重心を挟んで対向するように配置され、且つ前記第一の仕切りの延伸方向中央部を通る前記延伸方向に垂直な面を挟んで互いに異なる側に配置される請求項1に記載の紫外線照射モジュール用セル。
- 第二の開口部を備えた前記側面の延伸方向に延びる筒状を有し、前記第一の仕切りの内側に配置されて当該内側の空間を2つの空間に区画すると共に、当該2つの空間を前記第二の開口部のみで連通する第二の仕切りをさらに備え、
前記第二の貫通穴は前記第二の端面側から見て当該第二の端面の前記第二の仕切りの内側の領域と向かい合う位置に配置される請求項1又は請求項2に記載の紫外線照射モジュール用セル。 - 前記第一の開口部と前記第二の開口部とは、前記第二の端面側から見て前記第二の仕切りの重心を挟んで対向するように配置され、且つ前記第二の仕切りの延伸方向中央部を通る前記延伸方向に垂直な面を挟んで互いに異なる側に配置される請求項3に記載の紫外線照射モジュール用セル。
- 前記第一の仕切り及び前記第二の仕切りは、それぞれ紫外線に対して10%以上の反射率又は10%以上の透過率を有する請求項3又は請求項4に記載の紫外線照射モジュール用セル。
- 前記中空部を囲む前記側面、前記第一の端面及び前記第二の端面は、それぞれ少なくとも一部が紫外線に対して10%以上の反射率を有する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の紫外線照射モジュール用セル。
- 前記側面は、
第一の端面と第二の端面との間に設けられる筒状部と、前記第一の端面と前記第二の端面とのうちの少なくとも一方の端面と前記筒状部との間に設けられるテーパー部と、を備え、
前記筒状部の前記一方の端面側の開口部の外形は、前記一方の端面の外形よりも大きい請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の紫外線照射モジュール用セル。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の紫外線照射モジュール用セルと、
当該紫外線照射モジュール用セルの前記取り付け部に設置された紫外線照射装置と、を備える紫外線照射モジュール。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の紫外線照射モジュール用セルと、
当該紫外線照射モジュール用セルの前記取り付け部に設置された紫外線照射装置と、を
前記紫外線照射モジュール用セルの前記第一の貫通穴及び前記第二の貫通穴の少なくとも一方が、前記紫外線照射装置に対してより高い位置となるように設置する紫外線照射モジュールの設置方法。
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