JP2020103629A - 流体殺菌装置 - Google Patents

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公人 櫻井
剛雄 加藤
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剛雄 加藤
純 藤岡
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純 藤岡
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Abstract

【課題】発光素子の温度上昇を抑えると共に、流路を流れる流体への紫外線の照射効率を高める。【解決手段】実施形態の流体殺菌装置は、管状部材と、基体と、発光素子と、光源部とを具備する。管状部材は、両端が開口し、内部に流体を流す。基体は、管状部材を収容する収容部と、収容部の一端と連通する貫通口とを有する。発光素子は、収容部の他端に対向して配置され、収容部に紫外線を照射する。光源部は、発光素子を挟んで収容部に対向する固定面から発光素子を覆うように収容部側に突出する周壁を有し、発光素子を収容する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、流体殺菌装置に関する。
光源である発光素子が発する紫外線を、例えば、水、気体等の流体が流れる流路に向けて照射することで、流体を殺菌する流体殺菌装置が知られている。この種の流体殺菌装置では、発光素子として、紫外線を発するLED(Light Emitting Diode)が実装された基板を有するものがある。
特開2014−233646号公報
ところで、流路を流れる流体に対してLEDが発する紫外線を照射して流体を殺菌する場合、より一層高い殺菌効果を得るために、LEDの出力を高め、流体への紫外線の照射効率を高めることが望ましい。しかし、LEDへの供給電力を上げたり、LEDの実装数を増やしたりするだけでは、発熱による温度制限があるLEDは、発光に伴う発熱により発光効率が低下するので、紫外線の照射効率を高めることが困難である。
そこで、本発明は、発光素子の温度上昇を抑えると共に、流路を流れる流体への紫外線の照射効率を高めることができる流体殺菌装置を提供することを目的とする。
実施形態の流体殺菌装置は、管状部材と、基体と、発光素子と、光源部とを具備する。管状部材は、両端が開口し、内部に流体を流す。基体は、管状部材を収容する収容部と、収容部の一端と連通する貫通口とを有する。発光素子は、収容部の他端に対向して配置され、収容部に紫外線を照射する。光源部は、発光素子を挟んで収容部に対向する固定面から発光素子を覆うように収容部側に突出する周壁を有し、発光素子を収容する。
本発明によれば、発光素子の温度上昇を抑えると共に、流路を流れる流体への紫外線の照射効率を高めることができる。
第1の実施形態に係る流体殺菌装置の適用例を示す模式図である。 第1の実施形態に係る流体殺菌装置を示す断面図である。 第1の実施形態に係る流体殺菌装置を示す図2のI−I断面図である。 第1の実施形態に係る流体殺菌装置を示す断面図である。 第2の実施形態に係る流体殺菌装置を示す断面図である。 変形例1に係る流体殺菌装置を示す断面図である。 変形例2に係る流体殺菌装置を示す断面図である。 変形例3に係る流体殺菌装置を示す断面図である。 変形例4に係る流体殺菌装置を示す断面図である。 変形例5に係る流体殺菌装置を示す断面図である。
以下に説明する実施形態に係る流体殺菌装置1は、管状部材2と、基体3と、発光素子6と、光源部23とを具備する。管状部材2は、両端が開口し、内部に流体を流す。基体3は、管状部材2を収容する収容部4と、収容部4の一端4aと連通する貫通口5とを有する。発光素子6は、収容部4の他端4bに対向して配置され、収容部4に紫外線を照射する。光源部23は、発光素子6を挟んで収容部4に対向する固定面23bから発光素子6を覆うように収容部4側に突出する周壁23aを有し、発光素子6を収容する。
また、以下に示す実施形態に係る流体殺菌装置1は、封止部20を具備する。封止部20は、基体3の収容部4側の端面3aに対向して配置され、流体を封止する。封止部20は、光源部23を固定する固定部20bと、収容部4の他端4bに対向する対向面20cとを有する。
また、以下に説明する実施形態に係る封止部20は、対向面20cから収容部4側に突出する突出部201〜204を有する。
また、以下に説明する実施形態に係る光源部23は、着脱可能に配置される。
以下、実施形態に係る流体殺菌装置について、図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態は、一例を示すものであって、発明を限定するものではない。また、以下に示す各実施形態は、矛盾しない範囲で適宜組合せることができる。また、各実施形態の説明において、同一構成には同一符号を付与して後出の説明を適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る流体殺菌装置の適用例を示す模式図である。図2は、第1の実施形態に係る流体殺菌装置を示す断面図である。図3は、図2と別の断面で示す断面図であり、具体的には、図2のI−I断面図である。
なお、説明を分かりやすくするために、図2には、鉛直上向きを正方向とし、鉛直下向きを負方向とするZ軸を含む3次元の直交座標系を図示している。かかる直交座標系は、後出の説明に用いる他の図面でも示している。
(流体殺菌装置の構成)
図1に示すように、実施形態の流体殺菌装置1は、流体を供給する給水タンク16に連結されると共に、紫外線が照射された流体を回収する回収タンク17に連結されている。図1および図2に示すように、流体殺菌装置1は、上流側が、上流側流路部材18を介して給水タンク16に連結されている。上流側流路部材18には、給水タンク16から流体殺菌装置1へ流体を送るポンプ21が設けられている。また、流体殺菌装置1は、下流側が、下流側流路部材19を介して回収タンク17に連結されている。下流側流路部材19には、流体殺菌装置1から回収タンク17へ送る流体の流量を調整する流量調整機構22が設けられている。
流体殺菌装置1は、例えば、飲料水供給装置において、給水タンク16内の水を殺菌処理するために用いられる。本実施形態では、流体として、例えば、上水等の液体に適用されるが、気体に適用されてもよい。
図2に示すように、流体殺菌装置1は、基体3と、管状部材2と、発光素子6と、基板7と、カバー部材8と、光源部23と、封止部20とを備える。
基体3は、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)またはステンレス鋼(SUS)であり、紫外線を反射する。基体3は、外形が略円柱状であり、収容部4と、第1貫通口5と、第2貫通口10とを有する。収容部4は、外周をY軸方向に沿うように延びる周壁9で囲まれた円柱状の空間であり、一端4aが第1貫通口5と連通し、他端4bがカバー部材8に対向している。また、収容部4は、内部に管状部材2が収容される。
第1貫通口5は、Y軸方向に沿うように基体3のY軸正方向側の端面3bまで延びる開口であり、収容部4の一端4aと連通する。第2貫通口10は、管状部材2の長さ方向、すなわちY軸方向と交差する方向、例えばZ軸方向に延び、収容部4の一端4a側における側面と連通する。すなわち、第1貫通口5および第2貫通口10は、収容部4を介して連通している。第1貫通口5は、接続部15を介して上流側流路部材18に接続されている。また、第2貫通口10には、下流側流路部材19が取り付けられている。すなわち、流体殺菌装置1は、第1貫通口5から供給された流体を第2貫通口10から排出する構成を有している。なお、第1貫通口5および第1貫通口5に連通する収容部4の一端4aは、図示するように基体3の端面3b寄りに配置すると、後述する第2流路12の流路長を確保することができるが、Y軸負方向側の端面3a寄りに配置されてもよく、端面3a、3bの中間に配置されてもよい。
ここで、第2貫通口10と下流側流路部材19との接続様式について説明する。図2に示すように、流体殺菌装置1は、基体3に設けられた第2貫通口10に、下流側流路部材19が挿入されるように取り付けられている。このような構成とすることで、基体3と下流側流路部材19との接続を任意の形態とすることが可能となる。例えば、第2貫通口10と下流側流路部材19とのそれぞれにねじ山を設けることで、第2貫通口10と下流側流路部材19とがねじ山同士の嵌合により接続をより強固とすることができる。このような形態は、例えば、流体殺菌装置1の基体3にかかる圧力が高いとき、すなわち、流体殺菌装置1を流通する流体の流速が速いときに有効である。なお、第2貫通口10と下流側流路部材19との接続様式は特に限定されない。例えば、第2貫通口10と下流側流路部材19との間に介在する不図示のジョイントで接続されてもよい。
管状部材2は、例えば、石英管であり、紫外線を透過する。管状部材2は、両端が開口した円筒状の部材である。管状部材2は、収容部4の周壁9と一定の間隔となるようにY軸方向に沿って配置されており、図3に示すように管状部材2および周壁9は、断面視で同心円状に設けられている。また、管状部材2は、Y軸負方向側の一端2aが所定の間隔でカバー部材8と対向するように配置され、他端は接続部15を介して上流側流路部材18に連通している。接続部15は、例えば上流側流路部材18を基体3に接続するための継手部材である。なお、接続部15は、管状部材2と一体であってもよく、基体3または上流側流路部材18と一体であってもよい。
発光素子6は、基板7上に実装され、紫外線を発する。発光素子6は、例えばLEDである。発光素子6は、図示しない電源から電力が供給され、発光する。発光素子6は、収容部4の他端4bに対向して配置され、収容部4に紫外線を照射する。また、発光素子6としては、寿命と出力とを勘案して波長280nm近辺にピーク波長を有するものが好ましいが、例えば260nm〜290nmといった殺菌作用を奏する波長帯域であればよく、紫外線の波長を限定するものではない。すなわち、発光素子6は、LEDに限らず、レーザダイオード(LD)等の所定の波長帯域の紫外線を発する他の半導体素子であってもよい。
基板7は、金属材料を母材として形成されている。基板7上には、図示しないが、絶縁層を介して所望の導電パターン(配線パターン)が形成されており、導電パターン上に発光素子6が設けられている。なお、基板7の母材は、金属材料に限らず、例えばアルミナ等のセラミックスが用いられてもよい。基板7は、光源部23の固定面23bに固定されて支持される。基板7は、発光素子6を実装する主面が正方形の板状部材として図示したが、これに限らず、例えば主面が長方形であってもよく、三角形その他の多角形、円形、楕円形などであってもよい。
カバー部材8は、例えば、石英ガラスによって形成された紫外線透過部材であり、発光素子6および基板7の前面側であるY軸正方向側に配置されている。カバー部材8は、光源部23の周壁23aに固定されており、光源部23との間に囲まれた空間の内部が気密に閉じられている。カバー部材8は、発光素子6が発した紫外線を透過し、収容部4内を流れる流体に対して紫外線が照射される。カバー部材8の主面8aは、収容部4の他端4bに対向しており、管状部材2の一端2aとの間に後述する第1流路11および第2流路12を接続する接続流路としての第3流路13が形成される。なお、カバー部材8は、深紫外領域の光に対する透過性を有し、劣化が少ないものであれば特に限定されるものではなく、例えば紫外線透過性を有するフッ素樹脂であってもよい。また、カバー部材8と基体3の他端4bとの配置は、図示したものに限られず、例えば、カバー部材8が他端4bに面してもよく、後述する周壁23aの一部およびカバー部材8が収容部4内に配置されてもよい。
光源部23は、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)またはステンレス鋼(SUS)であり、発光素子6を収容する収容部材である。光源部23は、発光素子6を実装する基板7が固定される固定面23bと、固定面23bから発光素子6を覆うように収容部4側に突出する周壁23aとを有する。光源部23は、封止部20の固定部20bに着脱可能に固定される。このため、光源部23は、発光素子6、基板7、カバー部材8とともに一体に着脱可能な光源ユニットとして形成することができ、流路内のメンテナンスや光源部23の交換が容易になる。
固定面23bは、発光素子6を挟んで収容部4に対向するように配置されている。基板7を介して固定面23bに固定された発光素子6は、収容部4へ向けて紫外線を照射するよう位置決めされる。
周壁23aは、固定面23bから発光素子6および基板7の周囲を覆うように収容部4側に突出する。周壁23aの端部には発光素子6および基板7の前面を覆うカバー部材8が固定されている。
封止部20は、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)またはステンレス鋼(SUS)であり、基体3の端面3aに対向して配置されている。封止部20の一端面20aは、流体を封止するよう、例えば接着または接合により、基体3の端面3aと密着している。封止部20は、対向面20cと固定部20bとを有する。
対向面20cは、収容部4の他端4bに対向するように形成されている。固定部20bは、光源部23を固定する部分である。固定部20bは、封止部20の他端面20dと対向面20c側とを連通させる開口である。固定部20bは、他端面20d側から挿入された光源部23を着脱可能に固定する。必要に応じて、例えばパッキンなど、光源部23を気密に固定するための弾性部材が適用されてもよい。
(流体殺菌装置の流路構成)
図2、図3に示すように、上流側流路部材18から第1貫通口5を介して流体殺菌装置1に供給された流体は、第1流路11としての管状部材2の内側に供給され、第3流路13を経由してカバー部材8の主面8aで折り返されて第2流路12としての管状部材2の外側、具体的には管状部材2の外面14と周壁9との間に送られる。また、第3流路13を経由した流体の一部は、矢印25で示したように周壁23aの外側を回り込み、対向面20cで折り返されて第2流路12に送られる。そして、第2流路12に送られた流体は、第2貫通口10から下流側流路部材19に排出される。すなわち、第1流路11および第2流路12は、Y軸方向に沿うように管状部材2を挟んで互いに反対の方向に流体が流動するように形成されており、流体殺菌装置1に送られた流体は、収容部4内をY軸方向に往復するように流動する。
発光素子6から出射された紫外線は、上記した各流路内を流れる流体を殺菌する。発光素子6から第3流路13を経由して第2流路12に向けて出射された紫外線は、周壁9で反射し、外面14側から管状部材2を透過して第1流路11を照射し、さらに内面24側から管状部材2を透過して反対側の周壁9まで到達して反射され、以後、管状部材2の透過と周壁9での反射が繰り返される。また、発光素子6から第3流路13を経由して管状部材2の内側の第1流路11に向けて出射された紫外線は、管状部材2を透過して周壁9まで到達して反射され、管状部材2の透過と周壁9での反射が繰り返される。
このように、実施形態に係る流体殺菌装置1は、発光素子6から収容部4に向けて出射される紫外線により、収容部4内を往復するように流動する流体を継続的に照射する。このため、流路を流れる流体への紫外線の照射効率を高めることができる。
(発光素子の放熱)
次に、図4を用いて、発光素子6の放熱について説明する。図4は、第1の実施形態に係る流体殺菌装置を示す断面図である。図4(a)は、図2の部分拡大図であり、図4(b)は、図4(a)のII−II断面図である。
発光素子6から基板7を介して光源部23に伝わった熱の一部は、固定部20bを介して封止部20に伝わり、対向面20cに回り込む流体と熱交換される。また、光源部23から周壁23a、さらにカバー部材8に伝わった熱は、周壁23aおよびカバー部材8に接触する流体と熱交換される。熱交換により温度上昇した流体は第2流路12に向けて順次移動するので、周壁23aや対向面20cに接触する流体の温度は低い状態に保たれる。このため、発光素子6の温度上昇を抑えることができる。
また、収容部4の他端4b(図2参照)と対向する部分のうち、領域R1として示す対向面20cの面積をS1、領域R2として示すカバー部材8の主面8aの面積をS2と規定したとき、S1≧S2とすることができる。これにより、流体殺菌装置1の内部を流れる流体との接触面積を大きくすることができ、放熱性を高めることができる。具体的には、4.5≦S1/S2≦14とすることができるが、これに限られない。S1/S2が4.5未満となると、対向面20cに回り込む流体が減少して熱交換の効果が少なくなるため、好ましくない。一方、S1/S2が14を超過すると、基板7や基板7に搭載される発光素子6の寸法が制約を受けることとなるため、好ましくない。よって、4.5≦S1/S2≦14とすることができる。
なお、図示した実施形態では、カバー部材8の主面8aと周壁23aの端面23aaとはY軸方向に同じ位置に配置されているが、これに限らず、例えば主面8aを端面23aaよりも発光素子6側に配置してもよい。これにより、流体殺菌装置1の内部を流れる流体との接触面積をさらに大きくすることができ、放熱性をさらに高めることができる。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態に係る流体殺菌装置を示す断面図である。図5(a)は、第2の実施形態に係る流体殺菌装置1Aを図4(a)と同じ視点で示した部分拡大図であり、図5(b)は、図5(a)のIII−III断面図である。
図5に示す流体殺菌装置1Aは、封止部20の対向面20cからY軸正方向側に突出する突出部201を有する点で第1の実施形態に係る流体殺菌装置1と相違する。
封止部20が突出部201を有することにより、発光素子6を収容する光源部23から固定部20bを介して封止部20に伝わった熱の一部は、突出部201に伝わる。このため、封止部20に伝わった熱は、対向面20cおよび突出部201に接触する流体と熱交換されることとなる。このため、突出部201を有さない場合と比較して発光素子6の温度上昇をさらに抑えることができる。
また、対向面20cから突出する突出部201は、周壁23aの外側を回り込み、対向面20c側に向かう流体に対する邪魔板の役割を担う。このため、対向面20cの付近では渦等の乱流が生じやすくなり、突出部201の周囲で流体を局所的に滞留させることで紫外線の照射時間を延ばし、流体に対する紫外線の照射効率が高められる。
(変形例)
図6〜図10は、変形例1〜5に係る流体殺菌装置を示す断面図である。図6〜図9に示す例では、変形例1〜4に係る流体殺菌装置を図4(b)と同じ視点でそれぞれ示している。
図6〜図8に示すように、変形例1に係る封止部20は、複数の突出部201〜203をそれぞれ有する点で第2の実施形態に係る流体殺菌装置1Aと相違する。図6に示すように、変形例1に係る封止部20は、複数の突出部201が同心円状に配置されている。また、図7に示すように、変形例2に係る封止部20は、放射状に延びる複数の突出部202を有する。
また、図8に示すように、変形例3に係る封止部20は、互いに平行に配置された複数の突出部203を有する。さらに、図9に示すように、変形例4に係る封止部20は、互いに交差するように格子状に配置された突出部204を有する。
このように、封止部20は、複数の突出部201〜203または格子状の突出部204をそれぞれ有することにより、発光素子の温度上昇を抑えると共に、流路を流れる流体への紫外線の照射効率を高めることができる。なお、封止部20がそれぞれ有する突出部201〜204の形状、配置および数は例示にすぎず、図示したものに限られない。
次に、図10について説明する。図10(a)は、第1の実施形態に係る流体殺菌装置1の変形例を図4(a)と同じ視点で示したものであり、図10(b)は、第2の実施形態に係る流体殺菌装置1Aの変形例を図5(a)と同じ視点で示したものである。
図10に示す固定部20bは、封止部20の対向面20c側に設けられた凹部である点で各実施形態に係る流体殺菌装置1、1Aと相違する。かかる構成によっても、発光素子の温度上昇を抑えると共に、流路を流れる流体への紫外線の照射効率を高めることができるものの、固定部20bに装着された光源部23は、他端面20d側から取り外すことはできない。そこで、光源部23は、発光素子6、基板7、カバー部材8および封止部20とともに、基体3の端面3a(図2参照)から一体に着脱可能な光源ユニットとして形成されると、流路内のメンテナンスや光源部23の交換が容易になる。なお、このように基体3の端面3aから着脱可能な構成は、第1および第2の実施形態に係る流体殺菌装置1、1Aにおいても採用することができる。
上述したように、実施形態に係る流体殺菌装置1は、管状部材2と、基体3と、発光素子6、光源部23とを具備する。管状部材2は、両端が開口し、内部に流体を流す。基体3は、管状部材2を収容する収容部4と、収容部4の一端4aと連通する貫通口5とを有する。発光素子6は、収容部4の他端4bに対向して配置され、収容部4に紫外線を照射する。光源部23は、発光素子6を挟んで収容部4に対向する固定面23bから発光素子6を覆うように収容部4側に突出する周壁23aを有し、発光素子6を収容する。これにより、発光素子6の温度上昇を抑えると共に、流路を流れる流体への紫外線の照射効率を高めることができる。
また、実施形態に係る流体殺菌装置1は、封止部20を具備する。封止部20は、基体3の収容部4側の端面3aに対向して配置され、流体を封止する。封止部20は、光源部23を固定する固定部20bと、収容部4の他端4bに対向する対向面20cとを有する。これにより、発光素子6の温度上昇を抑えることができる。
また、実施形態に係る封止部20は、対向面20cから収容部4側に突出する突出部201〜204を有する。これにより、発光素子6の温度上昇をさらに抑えると共に、流路を流れる流体への紫外線の照射効率をさらに高めることができる。
また、実施形態に係る光源部23は、着脱可能に配置される。これにより、流路内のメンテナンスや光源部23の交換作業が容易になる。
なお、上述した各実施形態では、基体3の外形が略円柱状として説明したが、これに限らず、例えば略直方体または略立方体であってもよい。
また、上述した各実施形態では、光源部23は、全体が紫外線反射性を有する部材として説明したが、これに限らず、周壁23aが、例えば、石英ガラスなど、紫外線透過性を有する部材で構成されてもよい。かかる場合、周壁23aは、カバー部材8と一体に形成されてもよい。周壁23aが紫外線透過性を有すると、周壁23aを回り込むように流れる流体も殺菌することができ、流体殺菌装置1による殺菌性能が向上する。
また、上述した各実施形態では、流体は第1貫通口5側から供給されて第2貫通口10側から排出されるとして説明したが、これに限らず、第2貫通口10側から供給されて第1貫通口5側から排出される構成としてもよい。すなわち、第1貫通口5が下流側流路部材19に接続され、第2貫通口10が上流側流路部材18に接続されてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1、1A 流体殺菌装置
2 管状部材
3 基体
4 収容部
5 第1貫通口
6 発光素子
9 周壁
10 第2貫通口
20 封止部
23 光源部
23a 周壁

Claims (4)

  1. 両端が開口し、内部に流体を流すための管状部材と;
    前記管状部材を収容する収容部と、前記収容部の一端と連通する貫通口とを有する基体と;
    前記収容部の他端に対向して配置され、前記収容部に紫外線を照射する発光素子と;
    前記発光素子を挟んで前記収容部に対向する固定面から前記発光素子を覆うように前記収容部側に突出する周壁を有し、前記発光素子を収容する光源部と;
    を具備する、流体殺菌装置。
  2. 前記基体の前記収容部側の端面に対向して配置され、前記流体を封止する封止部;
    を具備し、
    前記封止部は、前記光源部を固定する固定部と、前記収容部の他端に対向する対向面とを有する、請求項1に記載の流体殺菌装置。
  3. 前記封止部は、前記対向面から前記収容部側に突出する突出部を有する、請求項2に記載の流体殺菌装置。
  4. 前記光源部は、着脱可能に配置される、請求項1〜3のいずれか1つに記載の流体殺菌装置。
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