JP2017154118A - 流体殺菌装置、歯科用医療機器及び流体殺菌方法 - Google Patents
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Abstract
Description
Q/(A×L)<1.25×10−3(min−1)
ただし、流路部材の最大内寸法をφ(mm)としたとき、φ<Lである。
また、以下で説明する実施形態に係る流体殺菌装置は、基板と直交し反射面と向かい合う面と反射面とがなす角度をθ1(°)、発光素子の半値角度をθ2(°)としたとき、θ1≦θ2である。
以下、実施形態に係る流体殺菌装置について、図面を参照して説明する。図1は、第1の実施形態に係る流体殺菌装置の全体を示す模式図である。図2は、第1の実施形態に係る流体殺菌装置の要部を示す側面図である。図3は、第1の実施形態に係る流体殺菌装置のうち、流体が流れる方向に対して直交する断面を示す断面図である。
図1に示すように、第1の実施形態の流体殺菌装置1は、紫外線を照射する流体を供給する供給タンク8に連結されると共に、紫外線が照射された流体を回収する回収タンク9に連結されている。
第1の実施形態の流体殺菌装置1では、図3に示すように、光源11の各LED12から照射された紫外線が、反射部材18の間隙Aを通って、流路部材15の流路16内の流体に照射される。流路部材15の外周面で反射された紫外線は、第1の反射面19aによって反射され、流路16内の流体へ照射される。
以上のように構成された流体殺菌装置1を用いた実施形態の流体殺菌方法について説明する。実施形態の流体殺菌方法では、紫外線を発するLED12が実装された基板13を有する光源11から紫外線を照射する。また、実施形態の流体殺菌方法では、流路部材15の流路16を流れる流体へ紫外線を照射するための間隙Aが、LED12側から流路16側に向かって徐々に大きくなる第1の反射面19aによって、間隙Aを通過した紫外線をLED12と流路16との間で流路16へ反射し、流路16内の流体へ紫外線を照射する。
Q/(A×L)<1.25×10−3(min−1)
ただし、流路16の最大内寸法をφ(mm)としたとき、φ<L。
上記式を満たすことで、流体殺菌処理をより確実に実施することができる。
図5は、第1の実施形態の変形例を示す流体殺菌装置の要部を示す側面図である。図5は、第1の実施形態において、流路部材15の流路16が基板13の延びる方向と異なる方向に延びている点が、第1の実施形態と異なる。
図6は、第2の実施形態の流体殺菌装置の要部のうち、流体が流れる方向に対して直交する断面を示す断面図である。第2の実施形態は、流路を部分的に形成する伝熱部材を有する点が、第1の実施形態と異なる。
第2の実施形態の流体殺菌装置2では、図6に示すように、光源11の各LED12から照射された紫外線が、第1の反射面27aの間隙Aを通って、流路16内の流体に照射される。透光部材25において、LED12に対向する面で反射された紫外線は、第1の反射面27aによって反射され、流路16内の流体へ照射される。
第2の実施形態では、光源11の基板13に生じた熱が、基板13から伝熱部材26の第1の支持部26aへ伝わり、伝熱部材26が流路16を形成する内面によって、流路16内の流体へ熱が伝わる。このように、伝熱部材26によって基板13の熱が流体に奪われることで、基板13の放熱性が高められ、LED12の温度の上昇が抑えられる。伝熱部材26は、流路16内の流体と内面が接触しているので、流体へ直接的に熱を効率良く伝える。
図7は、第3の実施形態の流体殺菌装置の要部のうち、流体が流れる方向に対して直交する断面を示す断面図である。第3の実施形態は、基板13と流路部材15の外周部とを連結する伝熱部材を有する点が、第2の実施形態と異なる。
第3の実施形態の流体殺菌装置3では、図7に示すように、光源11の各LED12から照射された紫外線が、第1の反射面37aの間隙Aを通って、流路16内の流体に照射される。流路部材15において、LED12に対向する外周面で反射された紫外線は、第1の反射面37aによって反射され、流路16内の流体へ照射される。
第3の実施形態では、光源11の基板13に生じた熱が、基板13から伝熱部材36の第1の支持部36aへ伝わり、伝熱部材36の第2の支持部36bから、流路部材15を介して、流路16内の流体へ熱が伝わる。このように、伝熱部材36によって基板13の熱が流体に奪われることで、基板13の放熱性が高められ、LED12の温度の上昇が抑えられる。
図8は、第4の実施形態の流体殺菌装置の要部のうち、流体が流れる方向に対して直交する断面を示す断面図である。第4の実施形態は、流路部材15の外周面に形成された反射膜を有する点が、第3の実施形態と異なる。
第4の実施形態の流体殺菌装置4では、図8に示すように、光源11の各LED12から照射された紫外線が、第1の反射面37aの間隙Aを通って、流路16内の流体に照射される。流路部材15において、LED12に対向する外周面で反射された紫外線は、第1の反射面37aによって反射され、流路16内の流体へ照射される。
第4の実施形態では、光源11の基板13に生じた熱が、基板13から伝熱部材36の第1の支持部36aへ伝わり、伝熱部材36の第2の支持部36bから介在部材44、流路部材15を介して、流路16内の流体へ熱が伝わる。このように、伝熱部材36によって基板13の熱が流体に奪われることで、基板13の放熱性が高められ、LED12の温度の上昇が抑えられる。
図9は、第5の実施形態の流体殺菌装置の要部のうち、流体が流れる方向に対して直交する断面を示す断面図である。第5の実施形態は、透光部材と伝熱部材とによって流路16が形成されると共に、流路16内に光触媒材料が設けられた点が、第1の実施形態と異なる。
第5の実施形態の流体殺菌装置5では、図9に示すように、光源11の各LED12から照射された紫外線が、反射面57aの間隙Aを通って、流路16内の流体に照射される。透光部材55において、LED12に対向する外周面で反射された紫外線の一部は、反射面57aによって反射され、流路16内の流体へ照射される。流路16に照射された紫外線は、透光部材55を通過して、流体に照射されると共に、光触媒材料58に照射されることで、光触媒作用によって流体を殺菌する。
第5の実施形態では、光源11の基板13に生じた熱が、基板13から伝熱部材56の第1の支持部56aへ伝わり、伝熱部材56の第2の支持部56bから、流路16内の流体へ熱が伝わる。このように、伝熱部材56によって基板13の熱が流体に奪われることで、基板13の放熱性が高められ、LED12の温度の上昇が抑えられる。
上述した各実施形態の流体殺菌装置のいずれかが適用された第6の実施形態の歯科用医療機器について簡単に説明する。図10は、第6の実施形態に係る歯科用医療機器6について示す模式図である。図10に示すように、第6の実施形態の歯科用医療機器6は、一例として、伝熱部材26を有する第2の実施形態の流体殺菌装置2と、流体殺菌装置2の流路16内を通過した液体を供給する供給部60と、を備える。
11 光源
12 LED
13 基板
15 流路部材
16 流路
18 反射部材
19a 第1の反射面
19b 第2の反射面
26 伝熱部材
43 反射膜
58 光触媒材料
A 間隙
Claims (11)
- 紫外線を発する発光素子が実装された基板を有する光源と;
少なくとも一部が紫外線透過性を有する材料によって形成され、前記発光素子が発する紫外線が照射される筒状の流路部材と;
前記発光素子と前記流路部材との間に互いに間隙をあけて設けられる反射面を有し、前記間隙を通った紫外線を前記流路部材へ反射する反射部と;
を具備する流体殺菌装置。 - 前記流路部材の単位容積当たりに流れる流体の流量をQ(dm3/min)、前記流路部材の、前記流体の流れる方向に直交する断面の断面積をA(mm2)、前記流路部材における前記流体の流れる方向の長さをL(mm)としたとき、以下の式を満たす、請求項1に記載の流体殺菌装置。
Q/(A×L)<1.25×10−3(min−1)
ただし、前記流路部材の最大内寸法をφ(mm)としたとき、φ<L。 - 前記発光素子の法線と前記反射面とがなす角度をθ1(°)、前記発光素子の半値角度をθ2(°)としたとき、θ1≦θ2である、請求項1または2に記載の流体殺菌装置。
- 前記流路部材は、前記基板の延びる方向と異なる方向に延びて形成されている、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の流体殺菌装置。
- 前記流路部材の外面または前記流路部材の内面には、前記光源から照射された紫外線を前記流路部材の内面へ反射する別の反射面が設けられている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の流体殺菌装置。
- 前記流路部材の内面には、光触媒材料が設けられている、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の流体殺菌装置。
- 前記光源の少なくとも一部と前記流路部材とを連結し、前記光源の熱を前記流路部材の内面を流れる前記流体へ伝える伝熱部材を更に具備する、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の流体殺菌装置。
- 前記伝熱部材は、前記基板と前記流路部材とに接している、請求項7に記載の流体殺菌装置。
- 前記流路部材は、少なくとも一部が前記伝熱部材によって形成されている、請求項7または8に記載の流体殺菌装置。
- 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の流体殺菌装置と;
前記流体殺菌装置の前記流路部材を通過した液体を供給する供給部と;
を具備する、歯科用医療機器。 - 紫外線を発する発光素子が実装された基板を有する光源から紫外線を照射し、
流路部材の内面を流れる流体へ紫外線を照射するための間隙を有して設けられる反射面によって、前記間隙を通過した紫外線を前記発光素子と前記流路部材の内面との間で前記流路部材へ反射し、前記流路部材内の流体へ紫外線を照射する、流体殺菌方法。
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