JP2019146709A - 遊技場用システム - Google Patents

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直輝 小川
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Abstract

【課題】遊技結果に関する投稿を行う遊技者側の手間を少なくし、投稿を容易にすること。【解決手段】所定の発生条件が成立した場合に遊技者に有利な特別遊技状態が発生する遊技機2に対応した遊技場用システム1は、遊技機2に対応して設けられ、特別遊技状態が終了した場合に遊技結果に関する特別情報を遊技者に対して表示する表示手段と、遊技機2に対応して設けられ、表示手段が表示した特別情報に対応した投稿情報を作成する投稿情報作成手段と、所定の投稿条件が成立した場合に、投稿情報をインターネット上の所定の特別サイトに投稿する投稿手段と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、遊技場用システムに関する。
近年、遊技場では、遊技者に対して様々なサービスを提供している。例えば下記の特許文献1には、遊技者が台間機を操作することで、メッセージをインターネット上に投稿可能な遊技場用システムが記載されている。
ところで、大多数の遊技者は、大量の玉やメダルを獲得したいと考えて遊技を行っている。大量の玉やメダルを獲得できた場合には、獲得した玉数やメダル数等をインターネットに投稿したいと考える遊技者が少なくない。
特開2014−018564号公報
しかしながら、獲得したメダル数を投稿するには、獲得したメダルそのものや遊技機で表示されたメダル獲得数を遊技者自身で撮像してから投稿する必要があり、非常に手間がかかる。このような問題は、獲得した玉やメダルの数を対象とする投稿に限らず、遊技結果に関する投稿を実施する際、不可避となる問題である。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、遊技結果に関する投稿を行う遊技者側の手間を少なくし、投稿を容易にすることを目的とする発明である。
本発明の遊技場用システムは、特別遊技状態の発生中または終了後に表示される特別情報に対応した投稿情報を作成でき、所定の投稿条件が成立すれば、その投稿情報をインターネット上の特別サイトに投稿可能なように構成されたシステムである。
本発明の遊技場用システムは、特別情報を表示した場合に投稿情報を作成し、投稿サイトに投稿することが可能である。したがって、この遊技場用システムであれば、特別情報の表示の際に遊技者が当該特別情報を撮像して投稿する必要がなくなるので、遊技者が遊技結果の投稿を行い易くなるという効果を実現できる。
遊技場用システムの構成を示すシステム図。 遊技機の正面図。 遊技情報表示装置の正面図。 遊技情報表示装置の電気的構成を示すブロック図。 結果発表画面の生成方法の説明図。 結果発表画面を表示する遊技情報表示装置の正面図。 トップページを表示する携帯端末の正面図。 投稿広場の画面を表示する携帯端末の正面図。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、遊技機2に付設された遊技情報表示装置5の表示画面を、公衆通信回線であるインターネット上のサイトに投稿可能な遊技場用システム1に関する例である。この内容について、図1〜図8を参照して説明する。
遊技場用システム1は、所定の発生条件が成立した場合に遊技者に有利な特別遊技状態(大当たり状態、確変状態、時短状態)が発生する遊技機2に対応するシステムである。この遊技場用システム1は、インターネット上で情報提供サイトを運営するサイト運営会社等の管理サーバ装置10を利用し、遊技機2が設置される複数の遊技場に跨って構築されている。
遊技場用システム1では、携帯端末4向けのアプリケーションプログラム(以下、単にアプリケーションという。)を管理サーバ装置10が配信し、アプリ会員として登録を済ませた遊技者はそのアプリケーションのダウンロードが可能である。アプリケーションをインストールした携帯端末4であれば、情報提供サイトにアクセスして遊技に役立つ各種の情報を閲覧できる。この情報提供サイトは、投稿サイトとしての機能を併せ持っており、投稿された遊技結果等の閲覧が可能である。以下の説明では、投稿情報の内容や投稿の手順等を説明する際、適宜、投稿サイトと記載する。
各遊技場では、遊技場内の各種機器が通信可能に接続された場内ネットワーク100が構築されている。場内ネットワーク100には、2台の遊技機2毎に設置される中継装置16、島管理装置14、景品交換のためのPOS端末(図示略)、獲得玉を計数する計数機(図示略)などの各種機器が接続され、場内管理装置12によって管理されている。場内管理装置12は、場内ネットワーク100に接続されていると共に、公衆通信回線であるインターネットにも接続されている。
遊技場では、各遊技機2に対して、玉やメダルなどの遊技価値を貸し出す貸出機18や遊技情報表示装置5などが個別に設置されている。2台の遊技機2毎に中継装置16が1台ずつ設置され、さらに、遊技機2が配列された遊技島毎に島管理装置14が設けられている。各遊技場の場内システムは、遊技機2、中継装置16、島管理装置14、遊技情報表示装置5、場内管理装置12、貸出機18、を含めて構成されている。
各遊技機2の遊技データは、中継装置16を介して島管理装置14に送信され、島管理装置14で集約されて遊技場内の管理スペース等に設置された場内管理装置12に送信される。このように各遊技場では、遊技情報表示装置5等の周辺装置を含めた遊技機2側と、場内管理装置12、の間の各種の通信が、中継装置16及び島管理装置14を介して実現されている。
各遊技場の場内システムは、インターネットに接続された場内管理装置12を介して場外の管理サーバ装置10と通信可能に接続されている。遊技場内の各遊技機2の遊技データや、遊技情報表示装置5から送信された投稿情報などは、場内管理装置12を介して遊技場外の管理サーバ装置10に送信される。
次に、遊技機2について説明すると共に、遊技場用システム1を構成する遊技情報表示装置5、島管理装置14、場内管理装置12、管理サーバ装置10、について説明する。なお、
(A)遊技機
図2に例示する遊技機2は、始動入賞部(入賞部)21に玉が入賞したときに大当たり抽選である特図判定を実行し、図柄の変動表示を経て抽選結果に対応する図柄を停止表示させるセブン機である。この遊技機2は、特図判定の抽選結果が特図当選(大当たり)であったときに大当たり状態を発生させる。
遊技機2で発生する遊技状態としては、通常状態、大当たり状態のほか、特図判定の当選確率が高くなって遊技者に有利な確変状態、図柄変動時間が短くなって玉の消費が抑えられる時短状態がある。本例では、通常状態以外の遊技状態である大当たり状態、確変状態、及び時短状態を特別遊技状態としている。そして、特別遊技状態が継続する遊技期間を特賞期間としている。
遊技機2の正面には、遊技媒体である玉が流下する遊技領域230が設けられている。遊技領域230には、図柄を変動表示する表示装置29を中心として、始動入賞部21、スルーゲート24、大入賞部26等が配置されている。始動入賞部21及び大入賞部26は、表示装置29の下側の領域において、始動入賞部21を上にして上下二段で配置されている。スルーゲート24は、遊技者側から向かって表示装置29の左側に配置されている。
スルーゲート24は、玉を通過させるのみで賞球の払い出しが設定されていない役物である。スルーゲート24を玉が通過すると、普通図柄の当否判定(以下、普図判定という。)用の抽選用乱数が抽出されて普図判定が実行される。普図判定の当否は、通常状態で30秒、時短状態及び確変状態で1秒に亘る図柄変動を経由して報知される。
始動入賞部21は、遊技領域230を流下する玉が入賞可能な入賞部であって、大当たり抽選である特図判定の契機となる入賞部である。始動入賞部21に玉が入賞すると、特図判定の抽選用乱数が抽出され特図判定が実行される。この始動入賞部21は、電動チューリップ212の動作により入賞率が変化する可変入賞部となっている。
上記の普図判定の当選すると、電動チューリップ212が開放動作を実行し始動入賞部21の入賞率が格段に高くなる。なお、普図の当選確率は、通常状態で1/30、確変状態を含め時短状態で1/1に設定されている。電動チューリップ212の開放時間は、遊技状態に応じて相違しており、通常状態では0.2秒×1回、時短状態及び確変状態の状態では1.5秒×3回となっている。また、始動入賞部21への玉の入賞に応じた玉の払出数は3個となっている。
大入賞部26は、大当たり状態下で開放状態となるアタッカーと呼ばれる可変入賞装置である。横長の大入賞部26には、下開きで回動する蓋部材が設けられている。この蓋部材が手前側に回動すると大入賞部26が開放状態となる。なお、大入賞部26に入賞したときの玉の払出は15個となっている。
表示装置29は、枠299の内側に液晶表示部290が配置された装置である。表示装置29は、大当たり抽選である特図判定の抽選結果を報知する報知演出のほか、遊技の興趣を高めるための各種の演出画像を表示する。報知演出では、図柄変動期間の後、停止表示された3桁の数字図柄(1〜9のいずれか)の組み合わせにより特図判定の抽選結果が報知される。3桁の同じ数字図柄の組合せが大当たり図柄となっており、大当たり図柄の停止表示に応じて大当たり(特図当選)が報知される。なお、大当たり図柄の中でも、3桁の同じ奇数図柄の組合せは、対応する大当たり状態の終了後に確変状態に移行できる確変大当たりの報知図柄となっている。
大当たりとしては、大入賞部26が開放状態となるラウンドの回数が異なる3種類の大当たり(15R大当たり、10R大当たり、5R大当たり)が設定されている。通常状態及び時短状態では、いずれかの大当たりが当選する確率が1/300となっている。確変状態では、いずれかの大当たりが当選する確率が1/60となっている。また、大当たり状態の終了後に確変状態に移行する確変大当たりに振り分けられる割合は50%となっている。
遊技機2が遊技中に外部出力する遊技信号としては、例えば、以下の信号がある。これらの遊技信号は、中継装置16を経由して遊技情報表示装置5や貸出機18等に出力されるほか、遊技機2の識別情報である台番IDが中継装置16により対応付けされた上で島管理装置14を経て場内管理装置12に送信される。
(1)アウト信号:玉を10個発射する毎に1回出力される信号。
(2)セーフ信号:入賞に応じて玉を10個払い出す毎に1回出力される信号。
(3)スタート信号:図柄変動がスタートしたときに1回出力される信号。
(4)大当たり信号:大当たり状態の発生中に出力されるレベル信号。
(5)特賞信号:大当たり状態、確変状態、及び時短状態のいずれかの発生中に出力されるレベル信号。
(B)遊技情報表示装置
図1及び図3に例示する遊技情報表示装置5は、遊技機2に1対1で対応付けて設けられ、例えば、対応する遊技機2の稼動状況を示す遊技データを表示するよう遊技機2の上方に配置される遊技装置である。この遊技情報表示装置5は、特別遊技状態が終了した場合に遊技結果に関する特別情報を遊技者に対して表示する表示手段の一例をなしている。本例では、特別遊技状態の継続期間である特賞期間内の大当たり回数や獲得玉数(出玉)などの結果発表画面が特別情報の一例となっている。
遊技情報表示装置5は、大型の液晶ディスプレイよりなる液晶表示部53を備えている。液晶表示部53の下側には、呼出ボタン541、リセットボタン543、表示切替ボタン545、メニューボタン547等が配置され、上半分を取り囲むようにランプ部52が配設されている。
通常の遊技継続中では、液晶表示部53には、例えば図3の通常画面が表示される。この通常画面は、向かって左側の上から順番に、本日、前日、前々日の初当たり回数の表示欄561、大当たりの内訳(16R大当たり:超、10R大当たり:中、5R大当たり:小)の表示欄563、本日のスタート回数の表示欄565が配置された画面である。画面の中央には、本日、前日、前々日の大当たり回数の表示欄571が配置され、その下側には、過去の最高差玉の表示欄572、大当たり間スタート回数を棒グラフで表すグラフ表示欄573が配置されている。なお、特賞期間の終了時には結果発表画面が表示されるが、この結果発表画面の構成等については図6を参照して後で説明する。
遊技情報表示装置5は、図4のごとく、制御部50を中心として電気的に構成されている。制御部50は、各種演算を実施するCPU501、メモリ手段としてのROM502・RAM504、信号の入出力を行うI/O504を含んでいる。制御部50に対しては、上記の各構成のほか、外部と信号の送受信を実行する送受信部508などが電気的に接続されている。
制御部50のROM502は、遊技情報表示装置5に所定の動作を行わせるための各種の処理プログラムを記憶しているほか、表示画面を生成するための元画像となる各種の元画像データを記憶している。元画像データとしては、表示枠や背景の画像などをなす背景画像データや、遊技データを表示するための数字などの文字画像データ(数字の画像データなど)等が記録されている。
制御部50は、ROM502から読み出したソフトウェアをCPU501が実行することで、以下の(B1)〜(B5)の各手段としての機能を実現する。
(B1)遊技データ取得手段:対応する遊技機2の遊技データを取得する手段。遊技データの取得方法としては、遊技機2が中継装置16経由で出力する遊技信号の受信回数を集計等することで遊技データを生成しても良く、中継装置16で集計された遊技データを受信して対応する遊技機2の遊技データを取得することも良い。
(B2)大当たり判定手段:対応する遊技機2で発生した大当たり状態の種類を判定する手段。大当たり判定手段は、大当たり状態が終了したとき、大当たり信号を受信中の出玉数(大当たり出玉)に応じて大当たり状態の種類を特定する。
(B3)画面生成手段:液晶表示部53に表示させる表示画面を生成する手段。表示画面としては、通常の遊技中に表示される通常画面(図3)のほか、特賞期間の終了時点に表示される結果発表画面等がある。
(B4)画面切替手段:液晶表示部53による表示画面を切り替える手段。この画面切替手段は、例えば特賞期間が終了したとき、通常の表示画面である通常画面から特賞期間の結果発表画面への切替を実行する。
(B5)投稿情報作成手段:遊技機2に対応して設けられ、表示手段の一例をなす遊技情報表示装置5が表示した結果発表画面(特別情報)に対応した投稿情報を作成する手段。投稿情報作成手段は、結果発表画面をキャプチャすることにより、投稿情報の一例をなす結果発表画面データを作成する。
例えば、遊技機2に付設された遊技情報表示装置5が中継装置16を経由して遊技機2側から取り込む遊技信号としては、(1)アウト信号、(2)セーフ信号、(3)スタート信号、(4)大当たり信号、(5)特賞信号等がある。遊技情報表示装置5は、遊技機2側から取り込んだ遊技信号について取込回数を集計等することで例えば以下の各遊技データを生成する。
(1)初大当たり回数:通常状態下の大当たり状態の発生回数。
(2)大当たり間スタート回数:直前の大当たり状態が終了してからのスタート回数(図柄変動回数)。
(3)本日累計スタート回数:当日、開店後の累計の図柄変動の回数。
(4)差玉(獲得玉、出玉):遊技者側から見た収支。セーフ信号を受信する毎に10個ずつ加算されるセーフから、アウト信号を受信する毎に10個ずつ加算されるアウトを差し引いて差玉が演算される。
(5)連荘回数:特賞期間内に大当たり状態が発生した回数。
(6)大当たり回数:大当たりの種類毎の発生回数。
(C)島管理装置
島管理装置14(図1)は、遊技島に設置された各種機器の稼動状況を管理するために遊技島毎に設置される装置である。島管理装置14は、場内ネットワーク100において、2台の遊技機2毎に設置される中継装置16と場内管理装置12との間に配設されている。島管理装置14は、各遊技機2について集計された遊技データや投稿情報を島単位でまとめて場内管理装置12に送信する。
島管理装置14は、演算処理を実行するCPUを中心とした制御機能、ハードディスクドライブ、ROM、RAM等を利用する記憶機能、及び各種信号あるいは情報を送受信する通信機能等を有している。島管理装置14は、例えばROMから読み出したソフトウェアプログラムをCPUが実行等することにより、以下の(C1)〜(C4)の各手段としての機能を実現する。
(C1)遊技データ取得手段:遊技島内の各遊技機2の遊技データを取得する手段。遊技データの取得方法としては、各遊技機2が出力する遊技信号の受信回数を集計等することで遊技データを生成しても良く、各遊技機2側で集計された遊技データを回収することで、各遊技機2の遊技データを取得することも良い。
(C2)遊技データ記憶手段:遊技島内の各遊技機2の遊技データを記憶する手段。各遊技機2の遊技データは、遊技機2の識別情報である台番IDを対応付けた状態で記憶される。
(C3)投稿情報記憶手段:複数の遊技情報表示装置(表示手段の一例)5に対応して設けられ、投稿情報作成手段としての遊技情報表示装置5が作成した投稿情報である結果発表画面データを、投稿手段の一例をなす場内管理装置12が投稿するまで記憶する手段。
(C4)データ送信手段:遊技島内の各遊技機2の遊技データや投稿情報等を場内管理装置12に送信する手段。データ送信手段は、各遊技機2について集計された遊技データを随時、場内管理装置12に送信するほか、場内管理装置12からの1時間毎の要求に応じて各遊技機2の結果発表画面データ(投稿情報)を送信する。
(D)場内管理装置
場内管理装置12(図1)は、遊技場内の各種機器の稼動状況を管理するための装置である。場内管理装置12は、液晶ディスプレイ等のPCモニタや図示しないプリンタ等を含む出力部と、各種の演算処理を実行する装置本体と、キーボード及び図示しないマウスを含む入力部と、を備えている。装置本体は、演算処理を実行するCPUを中心とした制御機能、ハードディスクドライブ、ROM、RAM等を利用する記憶機能、及び各種信号あるいは情報を送受信する通信機能等を有している。
場内管理装置12は、例えばハードディスクドライブから読み出したソフトウェアプログラムをCPUが実行等することにより、以下の(D1)〜(D3)の各手段としての機能を実現する。
(D1)遊技データ記憶手段:島管理装置14から受信する各遊技機2の遊技データを記憶する手段。各遊技機2の遊技データは、遊技機2の識別情報である台番IDを対応付けた状態で記憶される。
(D2)投稿情報要求手段:各遊技島の島管理装置14に対して、投稿情報の一例をなす結果発表画面データの送信を要求する手段。この送信要求は、例えば1時間毎に実行される。
(D3)投稿手段:所定の投稿条件が成立した場合に、投稿情報の一例をなす結果発表画面データをインターネット上の投稿サイト(所定の特別サイトの一例)に投稿する手段。本例では、所定の投稿条件としては、1時間毎が設定されている。投稿手段は、島管理装置14から結果発表画面データを取得する毎に投稿サイトへの投稿を実行する。
(E)管理サーバ装置
図1の管理サーバ装置10は、公衆通信回線であるインターネットに接続され、インターネットを介して各遊技場の場内システムと通信可能に接続されている。管理サーバ装置10は、遊技情報サーバ、アプリケーションサーバ、アカウントサーバとしての機能を備えている。
遊技情報サーバとしての機能は、複数の遊技場に関する遊技情報を記憶するサーバ機能である。アプリケーションサーバとしての機能は、遊技者が所持する携帯端末4にアプリケーションを配信するサーバ機能である。アカウントサーバとしての機能は、アプリ会員の登録情報であるアプリ会員情報を記憶するサーバ機能である。
管理サーバ装置10は、以下の(E1)〜(E5)の各手段としての機能を備えている。
(E1)配信手段:情報提供サイトにアクセスして各種の情報を閲覧するためのアプリケーションを配信する手段。なお、配信手段は、携帯端末4による初回のダウンロード以降、適宜のタイミングでバージョンアップソフトを自動的に配信する。これにより、携帯端末4側では、アプリケーションのバージョンを最新に維持できる。
(E2)遊技者情報記憶手段:アプリ会員の登録情報であるアプリ会員情報を記憶する手段。遊技者情報記憶手段は、アプリ会員である遊技者の個人情報、遊技者が所持する携帯端末4の携帯ID、アプリケーションを利用する際のアカウント情報であるアカウントID等を記憶し、アプリ会員毎に管理する。
(E3)ホール情報記憶手段:各遊技場の情報を記憶する手段。各遊技場の情報としては、営業情報等のホール情報のほか、遊技場に設置された各遊技機2の遊技データ等がある。
(E4)アカウント認証手段:携帯端末4でアプリケーションを実行する際に入力されたアカウントID(アカウント情報)について、有効であるか無効であるかの認証を実行し、認証できれば携帯端末4にアプリケーションの実行を許可する手段。
(E5)サイト提供手段:携帯端末4等がアクセス可能なインターネット上のウェブサイトである情報提供サイトを提供する手段。管理サーバ装置10が提供する情報提供サイトは、各遊技場からの投稿情報である結果発表画面データの投稿先となる投稿サイトとしての機能を併せ持っている。そこで以下の説明では、投稿情報の内容や投稿の手順等を説明する際、適宜投稿サイトと記載する。
管理サーバ装置10は、各種のサービスを提供するために様々な以下のデータを記憶し、管理している。
(アプリ会員情報)
アプリケーションをダウンロードして登録を済ませたアプリ会員に関する情報であり、管理サーバ装置10は、アプリ会員の識別情報であるアカウントIDを対応付けて、メールアドレス、パスワード、携帯端末4の携帯IDのほか、氏名、年齢等の個人情報を記憶し管理している。
(各遊技場のホール情報)
ホール情報には、遊技場の施設情報や、遊技場の営業情報が含まれる。ホール情報は、各遊技場を特定するための識別情報である遊技場IDを対応付けて管理されている。施設情報には、遊技場の住所、電話番号、交通アクセスの情報、営業時間、遊技場が提供するインターネットサイトのアドレス等の情報が含まれる。営業情報には、遊技場に設置された遊技機2の機種内訳、営業時間やイベント営業等の営業案内情報、駐車場や無線LAN環境の有無やアメニティ等の設備情報など、遊技場に関する様々な情報が含まれる。
(遊技機毎の遊技データ)
遊技機2毎の遊技データは、遊技場ID、及び遊技場における台番IDを対応付けて管理されている。例えばパチンコ遊技機の遊技データとしては、図柄変動の実行回数である累計のスタート回数、消費玉数であるアウト、払出玉数であるセーフ、各大当たり状態の発生回数、大当たり間スタート回数、連荘回数などの遊技データが管理されている。なお、管理サーバ装置10の遊技データは、各遊技場からのアップロード情報により例えば10分毎に最新の遊技データに更新される。
(投稿情報)
投稿情報としては、例えば、各遊技場の場内管理装置12が1時間毎に送信する結果発表画面データがある。投稿情報としての結果発表画面データは、送信日時や、送信元の遊技場の識別情報である遊技場IDや、遊技機の機種情報や、遊技機の識別情報である台番ID等が対応付けられた状態で記憶される。
次に、遊技場用システム1において、(1)遊技機2の基本動作、(2)投稿に至るまでの遊技の流れ、(3)投稿情報である結果発表画面データを投稿サイトに投稿する動作の流れ、(4)遊技者が投稿情報を閲覧する手順、について説明する。
(1)遊技機の基本動作
遊技機2(図2)では、玉を遊技領域230に打ち込むことで遊技が行われる。始動入賞部21に玉が入賞すると特図判定が実行され、液晶表示部290の表示画面291での図柄変動を経由し、停止表示された3桁の数字図柄の組み合わせにより特図判定の当否が報知される。大当たり当選の場合、中央の図柄を残して両側に同じ数字の図柄を停止表示するリーチ演出を含む図柄の変動表示の後、同じ数字の図柄の組合せである大当たり図柄が停止表示される。なお、特図当選のうち、確変大当たりの場合には、奇数の同じ数字の図柄の組合せが停止表示され、通常大当たりの場合には、偶数の同じ数字の図柄の組合せが停止表示される。
大当たり図柄の停止表示により大当たり当選が報知された後、大当たり状態が発生する。大当たり状態では、30秒経過するか10個入賞するまで大入賞部26が開放するラウンド処理が繰返し実行される。この繰返し回数は、当選した大当たりの種類によって異なる。15R大当たりでは15回、10R大当たりでは10回、5R大当たりでは5回となっている。1R当たりの出玉(払出玉数から打込玉数を差し引いた差玉)の期待値が約100玉であるので、大当たり状態1回当たりの出玉の期待値は、15R大当たりで約1500玉、10R大当たりで約1000玉、5R大当たりで約500玉となっている。
通常大当たり状態の終了後には、始動入賞部(電チュー)21の開放時間が長くなる電動サポート有りの時短状態が図柄変動50回転に渡って発生する。また、確変大当たり状態の終了後には、特図判定での当選確率が高くなる確変状態が発生する。この確変状態は、時短状態を伴って発生し、新たな大当たり状態の発生に応じて終了する。なお、遊技機2では、通常状態下の大当たり(特図判定の当選)を契機とした大当たり状態の開始後、大当たり状態、確変状態、時短状態等の特別遊技状態が継続する特賞期間となる。
(2)投稿に至るまでの遊技の流れ
投稿情報である結果発表画面データの投稿は、特図当選である大当たりを契機とする大当たり状態が発生した後、再度、通常状態に移行したとき、特賞期間の遊技結果を投稿サイトにアップロードするために実行される。以下、通常状態下の特図判定で確変大当たりが発生した場合を例にして、投稿に至るまでの遊技の流れを説明する。この遊技の流れでは、確変大当たり状態→確変状態→大当たり状態→・・・(通常)大当たり状態→時短状態という遊技状態の遷移を経て、時短状態で大当たりが発生せずに特賞期間が終了し、投稿に至る。
上記のように遊技機2で確変大当たりが発生すると、確変大当たり状態が開始される。遊技機2の主回路(図示略)は、大当たり状態が発生すると、大当たり信号、及び特賞信号の出力を開始する。大当たり信号、特賞信号は、中継装置16を経由して島管理装置14に送信されると共に、遊技情報表示装置5にも送信される。
遊技情報表示装置5では、大当たり信号及び特賞信号の受信開始に応じて、対応する遊技機2で大当たり状態が発生したこと、特賞期間がスタートしたこと、を検知できる。遊技情報表示装置5は、大当たり信号の受信開始に応じて大当たり状態中の出玉である大当たり出玉をゼロスタートで集計すると共に、特賞信号の受信開始に応じて特賞期間内の出玉である獲得玉や大当たり回数などをゼロスタートで集計する。なお、遊技情報表示装置5は、大当たり信号あるいは特賞信号の受信開始のタイミングを基準として遊技データの増加分を集計等することで、大当たり出玉や特賞期間内の獲得玉等の遊技データを集計する。
大当たり信号が受信状態から非受信状態に切り替わったとき、遊技情報表示装置5は、大当たり出玉の数に基づいて発生した大当たり状態の種類を特定する。たとえば、大当たり信号の受信が開始されてから非受信までの大当たり期間の出玉である大当たり出玉が1450玉であれば、遊技情報表示装置5は、大当たり状態を15R大当たりと判定する。
確変大当たりを契機とした確変大当たり状態が終了すると、遊技機2で確変状態が発生する。この確変状態の発生中では、特賞信号の受信状態がそのまま継続するので、遊技情報表示装置5は、大当たり状態が終了してもそのまま特賞期間内の獲得玉の集計を継続する。確変大当たり状態は、新たな大当たりが発生するまで継続し、大当たり状態の発生に応じて終了する。したがって、確変大当たりが発生すれば、必ず連荘となる。新たな大当たりが確変大当たりであれば、確変状態を経てさらに大当たり状態が連続的に発生し、特賞期間が継続する。
その後、遊技機2で通常大当たりが発生すると、対応する(通常)大当たり状態が終了した後、確変状態ではなく時短状態となる。この時短状態は、図柄変動50回に亘って継続し、その間に大当たりが発生すれば、連荘を継続できる。一方、遊技機2で時短状態の継続中に新たな大当たりが発生しなければ、そのまま終了して通常状態に復帰し、特賞期間が終了する。なお、通常状態から大当たり状態に移行したときに出力状態となる特賞信号は、時短状態から通常状態への復帰に応じた特賞期間の終了に応じて出力が停止される。
遊技情報表示装置5は、特賞信号の受信状態が継続している間、すなわち特賞期間内の各大当たりの回数、大当たりの合計回数、遊技者側の獲得玉数である出玉を集計する。そして、特賞信号が非受信状態に切り替ったとき、特賞期間が終了したと判断し、結果発表画面(図6)の表示と共に投稿動作を開始する。
(3)投稿動作の流れ
遊技情報表示装置5は、表示枠等の元画像をなす背景画像データ50A(図5)や、数字等の元画像をなす文字画像データ50Bを、ROM502から読み出して合成することで、特賞期間の遊技データ(各大当たりの回数、総大当たり回数、獲得数(出玉数)等の遊技結果)が表示枠に配置された結果発表画面(図6)を生成する。そして、液晶表示部53の表示を、通常画面(図3参照。)から図6の結果発表画面に切り替える。つまり、表示手段としての遊技情報表示装置5は、特別情報の一例をなす結果発表画面として、所定の背景画像データ50Aに遊技結果を示す数字の画像データである文字画像データ50Bを重ねた画像を表示する。
例えば図6の結果発表画面は、同図中「超」と表記される15R大当たりが10回、「中」と表記される10R大当たりが6回、「小」と表記される5R大当たりが4回発生し、総大当たり回数が20回の連荘で獲得玉が28338個という特賞期間の遊技結果を例示している。この結果発表画面は、通常画面からの切替後の経過時間が30秒経過するか、あるいは表示切替ボタン545を押下げる表示終了操作が遊技者により行われたとき、通常画面に切り替わる。
投稿情報作成手段としての遊技情報表示装置5は、表示手段としての遊技情報表示装置5が結果発表画面を表示した場合に、自動的に投稿情報の一例をなす結果発表画面データを作成する。遊技情報表示装置5は、特別情報の一例をなす結果発表画面をキャプチャすることで、複数の元画像データの合成画面である結果発表画面を元にした一の画像データである結果発表画面データを投稿情報として作成する。つまり、投稿情報作成手段としての遊技情報表示装置5は、表示手段としての遊技情報表示装置5が表示した画像である結果発表画面を、一の画像データである結果発表画面データとして記憶することで投稿情報を作成する。なお、結果発表画面データのデータ仕様は、遊技機2あるいは遊技情報表示装置5の機種や遊技場などに応じて異なっていても良い。
投稿情報となる結果発表画面データを作成した遊技情報表示装置5は、対応する遊技機2の識別番号である台番IDを対応付けた結果発表画面データを、島管理装置14に送信する。島管理装置14は、各遊技情報表示装置5から受信した結果発表画面データを順次、記憶する。
場内管理装置12は、1時間に1回、結果発表画面データを要求する送信リクエスト信号を遊技場内の各島管理装置14に向けて送信する。この送信リクエスト信号を受信した各島管理装置14は、記憶している結果発表画面データを場内管理装置12に送信する。
結果発表画面データを受信した場内管理装置(投稿手段の一例)12は、投稿情報記憶手段としての島管理装置14が記憶する結果発表画面データ(投稿情報の一例)を、管理サーバ装置10が管理する投稿サイト(特別サイト)に投稿する。なお、島管理装置14が管理サーバ装置10に送信する結果発表画面データには、遊技場の識別情報である遊技場IDが対応付けられていると共に、島管理装置14が遊技情報表示装置5から結果発表画面データを受信した日時等の情報が含まれている。
(4)投稿情報の閲覧手順
管理サーバ装置10からダウンロードしたアプリケーションがインストールされた携帯端末4であれば、アプリ会員のアカウントIDの入力等を伴うアプリケーションの実行により、管理サーバ装置10が提供する情報提供サイトのトップページ(図7)の表示に切替可能である。このトップページでは、いくつかのメニューが表示されている。ホール情報メニュー451は、遊技場に関する情報を閲覧させるメニューである。機種情報452は、各遊技機2の遊技スペック等を閲覧させるメニューである。みんなの遊技広場メニュー453は、投稿画像を閲覧できる投稿広場の画面表示に切り替えるためのメニューである。
みんなの遊技広場メニュー453がタッチ操作されると、携帯端末4の表示画面450が図8の投稿広場の画面に切り替わる。投稿サイトである投稿広場では、投稿元の遊技場が明示された状態で、投稿情報に基づいて結果発表画面の投稿画像が表示される。なお、結果発表画面の投稿画像は、投稿情報である結果発表画面データに対応付けられた日時の順番で表示される。
図8の投稿広場の画面では、遊技場Aから投稿された結果発表画面が投稿画像として表示されている例である。この投稿広場の画面では、画面上に表示された左右方向の矢印を操作することで、次の投稿画像あるいは前の投稿画像への切替表示が可能である。投稿広場の画面の下半分には、日時の入力欄456、遊技場の入力欄457、検索ボタン458などが配置された絞込検索エリアが設けられている。日時、あるいは遊技場を指定した上で検索ボタン458をタッチ操作すれば、入力条件に適合する投稿画像が選択され、投稿広場の画面に表示されるように設定できる。
以上のような構成の遊技場用システム1では、大当たり状態、確変状態及び時短状態のいずれかである特別遊技状態が終了して特賞期間が終了したとき、遊技情報表示装置5が表示する結果発表画面のキャプチャデータである投稿情報(結果発表画面データ)が作成される。そして、遊技場用システム1は、例えば1時間毎などの所定の投稿条件が成立したとき、その投稿情報をインターネット上の投稿サイトに投稿する。特に、投稿情報作成手段としての遊技情報表示装置5は、結果発表画面を表示した場合に、自動的に投稿情報を作成する。
このように遊技場用システム1は、特別情報である結果発表画面を表示した場合に自動的に投稿情報を作成し、投稿サイトに投稿可能である。この遊技場用システム1では、結果発表画面の表示の際、遊技者が結果発表画面を撮像して投稿する必要がない。したがって、この遊技場用システム1によれば、遊技者が遊技結果の投稿を容易に実行できる。
表示手段としての遊技情報表示装置5は、所定の背景画像データ50Aに遊技結果を示す数字の文字画像データ50Bを重ねた画像を、結果発表画面として表示する。一方、投稿情報作成手段としての遊技情報表示装置5は、遊技情報表示装置5が表示した結果発表画面をキャプチャし、一の画像データとして記憶することで投稿情報を作成する。遊技場用システム1における投稿情報は、一の画像データである結果発表画面データとなっているため、投稿手段としての場内管理装置12が投稿を行う場合の画像データの作成にかかる処理負荷を低減できる。
また、表示手段としての遊技情報表示装置5は、遊技機2に1対1で対応付けて設けられている。一方、投稿情報記憶手段としての島管理装置14は、複数の遊技情報表示装置5に対応して設けられ、遊技情報表示装置5が作成した投稿情報を場内管理装置12が投稿するまでの間、一旦記憶する。そして、投稿手段としての場内管理装置12は、島管理装置14が記憶する投稿情報を投稿サイトに投稿する。このように遊技場用システム1では、複数の遊技情報表示装置5が表示した結果発表画面に対応する投稿情報を、投稿情報記憶手段としての島管理装置14がまとめて記憶するので、投稿手段としての場内管理装置12が遊技場内の全ての遊技情報表示装置5にアクセスする必要がない。遊技場用システム1では、投稿情報を記憶する機能を島管理装置14に持たせることで、投稿手段としての場内管理装置12が投稿を行う場合の処理負荷を軽減している。
本例の構成に代えて、あるいは加えて以下のような構成を採用することも良い。また、以下の各構成を適宜組み合わせて採用することも良い。
例示した遊技機2とは異なる遊技機に対応することも可能であり、例えば玉が封入されており、得点を消費してその玉を発射する封入式パチンコ遊技機やスロットマシンに本発明を適用することも可能である。スロットマシンの場合、ボーナスゲームやART状態等が特別遊技状態に対応することになる。
特賞信号を受信しなくなった場合に結果発表画面を表示する構成にしたが、かかる構成に限定されるものではない。例えば、大当たり状態が終了する度に結果発表画面を表示する構成が考えられる。つまり、特別遊技状態の発生中の所定のタイミングで特別情報を表示する構成を採用しても良い。
特別遊技状態が終了したと判定するタイミングとして、本例では、特賞信号の受信状態が非受信状態に切り替わったタイミングを設定している。これに代えて、特賞信号が非受信状態に切り替わってから所定回数の図柄変動を消化したタイミングや、所定時間が経過したタイミングなどを設定することも良い。同様に、遊技機がスロットマシンの場合、ボーナスゲームが終了してから新たなボーナスゲームが発生することなく所定回数のゲームを消化した場合に結果発表画面を表示する構成が考えられる。
結果発表画面を遊技情報表示装置5にて表示する構成にしたが、かかる構成に限定されない。例えば、遊技機2が備える液晶表示部290にて結果発表画面を表示する構成や、貸出機18にて結果発表画面を表示する構成を採用しても良い。つまり、表示手段はいずれの装置が備えていても良く、複数の遊技機に対して一の表示手段(複数の遊技機の間で共用の表示装置)が設けられている構成を採用しても良い。
本例では、投稿条件の成立として1時間の経過を例示したが、かかる構成に限定されない。例えば、結果発表画面の表示をもって投稿条件の成立とする構成が考えられる。この構成においては、結果発表画面の表示に応じてリアルタイムで投稿が行われることになる。また、投稿条件が成立した場合、自動で投稿を実行する構成を例示したが、従業員に対して投稿を実行しても良いか確認操作を求め、従業員によって確認操作が行われた場合に投稿する構成であっても良い。
結果発表画面を表示した場合、自動的に投稿情報を作成する構成を例示したが、結果発表画面を表示した際に、遊技者に投稿を行うか否か選択させて、遊技者が投稿を行うことを選択した場合に投稿情報を作成する構成にしても良い。つまり、遊技情報表示装置などに設けられた投稿ボタン(投稿操作部)の押下操作など、遊技者の所定の許可操作に応じて投稿情報を作成する構成にしても良い。この構成においては、遊技者が投稿を許可する場合、自身にニックネームを入力可能にし、ニックネームの入力があった場合には、投稿広場の画面上でニックネームも合わせて表示する構成にすると良い。
投稿広場の画面上で投稿情報を表示する際に、いずれの遊技者の遊技結果であるかを特定できない構成にしたが、遊技者を特定可能に表示することも可能である。例えば、遊技者が会員登録先の遊技場から付与された会員カードを使用して遊技を行っている場合に、会員の識別情報である会員IDを合わせて表示する構成や、遊技者を撮像した撮像結果を併せて表示する構成等が考えられる。
結果発表画面に表示する情報は適宜変更しても良い。また、本例では、結果発表画面を表示する場合、背景画像データ50Aに対して遊技結果を表す文字画像データ50Bを画像的に重ねて表示する構成を例示したが、結果発表画面の作成方法も任意に変更しても良い。例えば、特別情報の一例である結果発表画面は、複数の元画像データを組み合わせたものであるが、結果発表画面を一のデータで作成することも可能である。この場合、特別情報と投稿情報とを同一の情報とすることも可能である。
投稿サイトとしての機能を併せ持つ情報提供サイトについては、例示したサイトとは異なるサイトにしても良く、例えば遊技者がパスワード等を入力することで閲覧可能になるサイトであっても良い。情報提供サイトの中に、パスワード等の入力を要する投稿画像閲覧ページを設けることも良い。この場合には、一般に公開する投稿画像と、会員向けあるいは特定のグループ向けに公開する投稿画像と、を区別して取扱いすることも良い。
携帯端末でアプリケーションを実行する際、アプリ会員のアカウントIDの入力等が必要となる構成を例示しているが、初回のアプリケーション実行時にアカウントID等を携帯端末が記憶するようにしても良い。このような構成であれば、次回以降のアプリケーションの実行時にアカウントID等の入力の必要がなくなる。あるいは、アプリ会員登録やアカウントIDを必要とすることなく、だれでも投稿サイトを閲覧できるようにしても良い。
遊技情報表示装置5にて投稿情報を作成した後、この投稿情報を島管理装置14にて記憶する構成を例示したが、かかる構成に限定されるものではない。例えば投稿情報を遊技情報表示装置5にて記憶し、投稿条件の成立に応じて場内管理装置12に送信する構成や、場内管理装置12にて投稿情報の作成及び記憶を実行する構成や、島管理装置14が投稿情報の作成を実行する構成等が考えられる。つまり、各機能(手段)は、遊技場用システム1を構成するいずれかの装置が備えていれば良く、いずれの装置にどの機能(手段)を具備させるかについては、適宜、変更可能である。
島管理装置14あるいは場内管理装置12が結果発表画面データを作成する構成を採用する場合、島管理装置14あるいは場内管理装置12側で予め遊技情報表示装置5の結果発表画面の画面構造を記憶しておくことも良い。この場合には、作成時点の遊技データを中継装置16から受信し、記憶している結果発表画面に当て嵌めることで結果発表画面データを作成できる。なお、投稿画像としての結果発表画面は、遊技情報表示装置5の結果発表画面と全く同一である必要はない。模倣した画面でも良いし、異なる画面であっても良い。
遊技情報表示装置5に投稿ボタンを設け、遊技者による投稿ボタンの操作に応じて遊技情報表示装置5が表示中の画面をキャプチャして画面データを生成し、投稿情報として管理サーバ装置10のサイトに投稿することも良い。この場合には、遊技者が任意のタイミングで、遊技情報表示装置5の表示画面をキャプチャして投稿できるようになる。
本例では、遊技情報サーバとしての機能、アプリケーションサーバとしての機能、及びアカウントサーバとしての機能を、管理サーバ装置10で実現している。この構成に代えて、各機能を別々の装置で実現しても良く、それらの装置を別々の場所に設置することもできる。
遊技情報表示装置5を遊技機2の上方に設置したが、遊技機2の側方に設置してもよい。また、本例では、従業員を呼び出す機能を備える遊技情報表示装置5を例示したが、呼出表示装置を別体で構成しても良い。あるいは遊技情報表示装置5と貸出機18とを一体的に構成することも良い。
以上、実施例のごとく本発明の具体例を詳細に説明したが、これらの具体例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、具体例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して前記具体例を多様に変形、変更あるいは適宜組み合わせた技術を包含している。
1 遊技場用システム
10 管理サーバ装置(遊技情報サーバ、アプリケーションサーバ、アカウントサーバ、配信手段、遊技者情報記憶手段、ホール情報記憶手段、アカウント認証手段、サイト提供手段)
2 遊技機
12 場内管理装置(遊技データ記憶手段、投稿情報要求手段、投稿手段)
14 島管理装置(遊技データ取得手段、遊技データ記憶手段、投稿情報記憶手段、データ送信手段)
16 中継装置
18 貸出機
4 携帯端末
5 遊技情報表示装置(表示手段、遊技データ取得手段、大当たり判定手段、画面生成手段、画面切替手段、投稿情報作成手段)

Claims (4)

  1. 所定の発生条件が成立した場合に遊技者に有利な特別遊技状態が発生する遊技機に対応した遊技場用システムにおいて、
    遊技機に対応して設けられ、前記特別遊技状態の発生中、又は前記特別遊技状態が終了した場合に遊技結果に関する特別情報を遊技者に対して表示する表示手段と、
    遊技機に対応して設けられ、前記表示手段が表示した特別情報に対応した投稿情報を作成する投稿情報作成手段と、
    所定の投稿条件が成立した場合に、前記投稿情報をインターネット上の所定の特別サイトに投稿する投稿手段と、を備えたことを特徴とする遊技場用システム。
  2. 前記投稿情報作成手段は、前記表示手段が前記特別情報を表示した場合に、自動的に前記投稿情報を作成することを特徴とする請求項1に記載の遊技場用システム。
  3. 前記表示手段は、前記特別情報として、所定の背景画像データに遊技結果を示す数字の画像データを重ねた画像を表示するものであり、
    前記投稿情報作成手段は、前記表示手段が表示した画像を一の画像データとして記憶することで前記投稿情報を作成することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技場用システム。
  4. 前記表示手段は、遊技機に1対1で対応付けて設けられており、
    複数の表示手段に対応して設けられ、前記投稿情報作成手段が作成した投稿情報を前記投稿手段が投稿するまで記憶する投稿情報記憶手段を備え、
    前記投稿手段は、前記投稿情報記憶手段が記憶する投稿情報を前記特別サイトに投稿することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技場用システム。
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