JP2019146091A - 読取モジュール及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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勝弘 東谷
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Abstract

【課題】反射ミラーをアレイ状に並べたミラーアレイを用いる読取方式において、画像領域内だけでなく画像領域外も読み取ることが可能な読取モジュール及びそれを備えた画像形成装置を提供する。【解決手段】読取モジュール50は、光源31と、光源31から中間転写ベルト8に照射された光の反射光を画像光dとして結像させる光学系と、光学系によって結像された画像光dを電気信号に変換する第1センサー141aおよび第2センサー141bと、を備える。光学系は、複数の反射ミラー35a、35b、35cが主走査方向に連結されたミラーアレイ35と、画像光dの光量を調整する複数の絞り部37と、を有する。第1センサー141aは、隣接する第2センサー141bに対して、主走査方向にオーバーラップするように配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、被照明体に光を照射して反射された反射光を読み取る読取モジュール及びそれを備えた画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真プロセスを用いた複合機等に搭載される画像読取装置の読取方式として、CCD(Charge Coupled Devices)センサーと呼ばれる電荷結合素子を使用したCCD方式と、CMOS(Complementary MOS)センサーと呼ばれる光電変換素子を使用したCIS方式がある。
CCD方式は、原稿サイズの1/5〜1/9のサイズのイメージセンサーに対して、複数の平面ミラー及び光学レンズを用いて縮小像を結像させて画像を読み取る方式である。CCD方式のメリットとしては、被写界深度が深いということが挙げられる。ここで、被写界深度とは、ピントが正確に合った位置から被写体(ここでは原稿)が光軸方向にずれたとしても、ピントが合っているように見える範囲のことである。つまり、被写界深度が深ければ規定の位置から原稿がずれたとしても、それほど遜色のない画像を読み込むことができることを意味する。
一方、CCD方式のデメリットは、光路長(被写体からセンサーまで光が進む距離)が200〜500mmと非常に長いことが挙げられる。画像読取装置では、この光路長をキャリッジの限られた空間内で確保するために、複数の平面ミラーを用いて光の進行方向を変化させている。このため、部品数が多くなりコストが高くなってしまう。また、光学系にレンズを用いている場合、波長による屈折率の差異によって色収差が発生する。この色収差を補正するために複数枚のレンズが必要となる。このように複数枚のレンズを用いることもコストアップの要因となっている。
CIS方式は、特許文献1に示されるように、正立等倍のロッドレンズを複数個アレイ状に並べ、原稿と同等のサイズのイメージセンサー上に結像させて読み取る方式である。CIS方式のメリットとしては、CCD方式と比較して光路長が10mm〜20mmと比較的短く、小型であることが挙げられる。また、ロッドレンズのみを用いて結像させるためにCCD方式で必要なミラーが不要となり、CISセンサーを搭載するスキャナーユニットを薄型化することができ、構造が簡単であるため低コストであるということが挙げられる。一方、CIS方式は被写界深度が非常に小さいため、規定の位置から原稿が光軸方向にずれた時に、個々のレンズの倍率のズレによって像滲みによるボケの影響が大きく現れる。その結果、ブック原稿や凹凸のある原稿を均一に読み取れないというデメリットを有する。
近年、上記のCCD方式、CIS方式とは異なり、特許文献2に開示されているように、結像光学系に反射ミラーアレイを用いて画像を読み取る方式が提案されている。この方式は、複数の反射ミラーをアレイ状に並べ、各反射ミラーに対応した読取領域毎に読み取られた原稿をセンサー上に縮小倒立結像させている。しかし、ロッドレンズアレイを用いるCIS方式とは異なり、1つの光学系にて1つの領域を読み取り結像させる。また、結像方式にテレセントリック光学系を採用することによって、複数の領域別に原稿を読取る際に、倍率の異なる像の重なり合いによる像滲みの発生は無く、画像ボケを抑制し、複眼読取方式を成立させている。
さらに、この方式では光学系にミラーのみを用いているため、光学系にレンズを用いる場合とは異なり、色収差が発生することはない。よって色収差に関する補正は必要なく、光学系を構成するエレメント数を少なくすることができる。
特開2003−121608号公報 米国特許第8345325号明細書
ところで、特許文献2のように反射ミラーを主走査方向に連続的に設けたミラーアレイで光学系を構成し、光学系からの光を読み取るセンサーを設ける場合、通常、画像領域の主走査方向の長さと略同じ長さのセンサーを用いる。このため、例えば、一般的なA3センサー(読取幅330mm)を用いた場合、A3ノビサイズ(画像領域幅329mm)や13インチサイズ(画像領域幅330.2mm)と略同じ大きさであるため、画像領域外を読み取ることができない、という問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、反射ミラーをアレイ状に並べたミラーアレイを用いる読取方式において、画像領域内だけでなく画像領域外も読み取ることが可能な読取モジュール及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成の読取モジュールは、被照明体を照射する光源と、光源から被照明体に照射された光の反射光を画像光として結像させる光学系と、光学系によって結像された画像光を電気信号に変換する複数の結像領域が主走査方向に隣接して配置された複数のセンサーと、複数のセンサーで読み取った画像データを合成する画像合成部と、を備える。光学系は、反射面が非球面形状の凹面である複数の反射ミラーが主走査方向にアレイ状に連結されたミラーアレイと、各反射ミラーとセンサーの各結像領域との間にそれぞれ設けられ、各反射ミラーで反射された画像光の光量を調整する複数の絞り部と、を有する。センサーは、隣接するセンサーに対して、主走査方向にオーバーラップするように配置されている。
本発明の第1の構成の読取モジュールによれば、センサーは、隣接するセンサーに対して、主走査方向にオーバーラップするように配置されている。これにより、画像領域の主走査方向の長さよりも短い複数のセンサーを用いて、画像領域内だけでなく画像領域外も読み取ることができる。
本発明の第1実施形態の読取モジュール50を備えた画像形成装置100の全体構成を示す側面断面図 本発明の第1実施形態の読取モジュール50の内部構造を示す側面断面図 本発明の第1実施形態の読取モジュール50における、中間転写ベルト8からセンサー41までの光路を示す斜視図 本発明の第1実施形態の読取モジュール50内の光学ユニット40とセンサー41との間の構成を示す平面断面図 センサー41に画像光dが迷光となって入射する様子を示す図 反射ミラー35aとセンサー41上の結像領域41aとの間の光路を示す部分拡大図であって、結像領域41aの境界部に遮光壁43を設けた構成を示す図 本発明の第1実施形態の読取モジュール50内の光学ユニット40の構成を示す斜視図 本発明の第1実施形態の読取モジュール50の第1センサー141aおよび第2センサー141bを示す図 中間転写ベルト8上に濃度補正パターンP1を形成した状態を示す図 本発明の第2実施形態の読取モジュール50の内部構造を示す側面断面図 本発明の第2実施形態の読取モジュール50における、中間転写ベルト8からセンサー41までの光路を示す斜視図 本発明の第2実施形態の読取モジュール50内の光学ユニット40の構成を示す斜視図 中間転写ベルト8上に基準パターンP10を形成した状態を示す図 本発明の第3実施形態の読取モジュール50の第1センサー141aで読み取った画像データP11を示す図 本発明の第3実施形態の読取モジュール50の第2センサー141bで読み取った画像データP12を示す図 画像データP11と画像データP12とを補正して合成することにより得られる画像P13を示す図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態の読取モジュール50を備えた画像形成装置100の概略構成図であり、ここではタンデム方式のカラープリンターについて示している。画像形成装置100本体内には4つの画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdが、中間転写ベルト(被照明体、像担持体)8の進行方向上流側(図1では右側)から順に配設されている。これらの画像形成部Pa〜Pdは、異なる4色(シアン、マゼンタ、イエロー及びブラック)の画像に対応して設けられており、それぞれ帯電、露光、現像及び転写の各工程によりシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの画像を順次形成する。
これらの画像形成部Pa〜Pdには、各色の可視像(トナー像)を担持する感光体ドラム1a、1b、1c及び1dがそれぞれ配設されており、さらに図1において時計回り方向に回転する中間転写ベルト8が各画像形成部Pa〜Pdに隣接して設けられている。
パソコン等の上位装置から画像データが入力されると、先ず、帯電器2a〜2dによって感光体ドラム1a〜1dの表面を一様に帯電させる。次いで露光装置4によって画像データに応じて光照射し、各感光体ドラム1a〜1d上に画像データに応じた静電潜像を形成する。現像装置3a〜3dには、トナーコンテナ(図示せず)から供給されるシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色のトナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤(以下、単に現像剤ともいう)が所定量充填されている。静電潜像が形成された感光体ドラム1a〜1d上に現像装置3a〜3dによって現像剤中のトナーが供給され、静電的に付着する。これにより、露光装置4からの露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
そして、一次転写ローラー6a〜6dにより一次転写ローラー6a〜6dと感光体ドラム1a〜1dとの間に所定の転写電圧で電界が付与され、感光体ドラム1a〜1d上のシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックのトナー像が駆動ローラー11および従動ローラー10に張架された中間転写ベルト8上に一次転写される。一次転写後に感光体ドラム1a〜1dの表面に残留したトナー等はクリーニング装置5a〜5dにより除去される。
トナー像が転写される転写紙Pは、画像形成装置100内の下部に配置された用紙カセット16内に収容されており、給紙ローラー12aおよびレジストローラー対12bを介して転写紙Pが所定のタイミングで中間転写ベルト8に隣接して設けられた二次転写ローラー9と中間転写ベルト8のニップ部(二次転写ニップ部)へ搬送される。この二次転写ニップ部において、中間転写ベルト8表面のトナー像が転写紙Pに転写される。転写後に、ベルトクリーニング装置19が中間転写ベルト8に残存するトナーを清掃する。トナー像が二次転写された転写紙Pは定着部7へと搬送される。
定着部7に搬送された転写紙Pは、定着ローラー対13により加熱及び加圧されてトナー像が転写紙Pの表面に定着され、所定のフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された転写紙Pは、そのまま(或いは分岐部14によって反転搬送路18に振り分けられ、両面に画像が形成された後)排出ローラー対15によって排出トレイ17に排出される。
画像形成部Pdの下流側且つ二次転写ローラー9の上流側直近には、中間転写ベルト8上に形成されたトナー像を読み取る読取モジュール50が配置されている。読取モジュール50は、画像形成部Pa〜Pdにおいて中間転写ベルト8上に形成される濃度補正パターン(パッチ画像)等に測定光を照射し、これらからの反射光を受光して光電変換して受光出力信号を出力し、出力値はA/D変換された後、センサー出力値(出力値)として後述する制御部90に送信される。
画像形成装置100本体内には、画像形成装置100全体の動作を制御する制御部(画像合成部、時差算出部)90が配置されている。制御部90は、操作パネル(図示せず)のキー操作等により、各色の画像濃度を適正に設定するためのモード(以下、キャリブレーションモードという)が設定されると、読取モジュール50の後述するセンサー41からの出力信号を受信し、記憶部(図示せず)に記憶された濃度データに基づいて基準画像の濃度を決定し、予め設定された基準濃度と比較して現像装置3a〜3dの現像バイアスを調整することにより、各色について濃度補正を行う機能を有している。キャリブレーションモードは、画像形成装置100の電源投入時や所定枚数の画像形成処理が終了した時に自動的に設定されるようにしてもよい。なお、本実施形態では、後述するように、印字動作中にキャリブレーション(濃度補正)を行うことが可能である。
図2は、本発明の第1実施形態の読取モジュール50の内部構造を示す側面断面図、図3は、本発明の第1実施形態の読取モジュール50における、中間転写ベルト8からセンサー41までの光路を示す斜視図、図4は、本発明の第1実施形態の読取モジュール50内の光学ユニット40とセンサー41との間の構成を示す平面断面図である。なお、図4において光学ユニット40を構成するミラーアレイ35は光線を反射するが、図4では説明の便宜のため光学ユニット40に対して光線を透過させたモデルを示している。
読取モジュール50は、中間転写ベルト8の表面側(図2の下面側)の画像を読み取る。
図2に示すように、読取モジュール50の筐体30内には、光源31と、平面ミラー(反射部材)33aと、折り返しミラー(反射部材)34と、反射面が非球面形状の凹面である複数の反射ミラーで構成されるミラーアレイ35と、絞り部37と、読取手段としての複数(ここでは2個)のセンサー41が備えられている。センサー41はセンサー基板42(図4参照)に支持されている。
上記構成において、中間転写ベルト8上の画像を読み取る場合、光源31から出射され、開口30aを通過した光により中間転写ベルト8の画像面を照射する。その結果、中間転写ベルト8の画像面で反射された光は画像光d(図2の太線矢印で示す)となり、平面ミラー33aによって光路が変更された後、折り返しミラー34で反射される。反射された画像光dはミラーアレイ35により集光され、折り返しミラー34で再び反射された後、絞り部37を通過してセンサー41上に結像される。結像された画像光dはセンサー41において画素分解され、各画素の濃度に応じた電気信号に変換されて画像の読み取りが行われる。
図3に示すように、ミラーアレイ35と絞り部37は同一の材料で一体形成されており、光学ユニット40としてユニット化されている。ミラーアレイ35と絞り部37とを一体形成することにより、ミラーアレイ35と絞り部37との相対位置を高精度で保持することができる。これにより、温度変化によってミラーアレイ35や絞り部37が膨張或いは収縮して相対位置が変化することによる結像性能の劣化を効果的に防止することができる。ミラーアレイ35、絞り部37を含む光学ユニット40は、コスト面を考慮して樹脂による射出成型で作製されることが望ましい。なお、光学ユニット40、平面ミラー33aおよび折り返しミラー34によって、読取モジュール50の光学系が構成されている。
折り返しミラー34はミラーアレイ35と対向する位置に設置され、中間転写ベルト8から平面ミラー33aを介してミラーアレイ35に入射する光線(画像光d)、及び、ミラーアレイ35で反射されて絞り部37へ入射する光線(画像光d)の両方を反射する。なお、ミラーアレイ35に向かう画像光dの光路と絞り部37に向かう画像光dの光路は、略同一方向(図2の右方向)である。
図4に示すように、センサー41に画像光dを結像するミラーアレイ35は、センサー41の所定領域に対応する複数枚の反射ミラー35a、35b、35c・・・が所定方向(矢印BB′方向)にアレイ状に連結した構成である。
図3に示すように、絞り部37は、円形状の開口であり、センサー41上に結像する画像光dの光量を調整する。
本実施形態の構成によれば、主走査方向に分割された中間転写ベルト8の各読取領域Ra、Rb(図5参照)・・・で反射された画像光dは平面ミラー33aおよび折り返しミラー34(図2参照)によって光路が変更され、ミラーアレイ35の反射ミラー35a、35b、35c・・・に入射する。画像光dは、各反射ミラー35a、35b、35c・・・によって所定の縮小倍率に縮小され、折り返しミラー34によって再び反射された後、絞り部37を通過してセンサー41上の対応する結像領域に倒立像として結像する。
各結像領域に結像された倒立像は、デジタル信号に変換されるため、各結像領域毎に縮小倍率に応じてデータ補間して倍率拡大補正を行い、データを反転させて正立画像とした後、各結像領域の画像を繋ぎ合わせることで出力画像の形成を行う。
また、絞り部37はミラーアレイ35を構成する各反射ミラー35a、35b、35c・・・の焦点に配置されるため、絞り部37とミラーアレイ35との物理的な離間距離(図2の上下方向の距離)はミラーアレイ35の縮小倍率によって定まる。本実施形態の読取モジュール50では、折り返しミラー34で光線を2回反射させる構成とすることにより、ミラーアレイ35から絞り部37までの光路長を確保することができ、ミラーアレイ35に対する画像光dの入反射角度を最小にすることができる。その結果、各結像領域41a、41b(図5参照)・・・に結像される画像の湾曲を抑制することができる。なお、本実施形態では読取モジュール50の高さ方向のサイズを小さくするため平面ミラー33aを用いているが、平面ミラー33aを用いない構成も可能である。
本実施形態のようにミラーアレイ35を用いた複眼読取方式では、各反射ミラー35a、35b、35c・・・に対応する領域でのベルト位置(反射ミラーと中間転写ベルト8との間の光路長)によって結像倍率が異なると、中間転写ベルト8が上下に撓んだ場合、各反射ミラー35a、35b、35c・・・の境界部に隣接した位置で像が重なったり離れたりするため画像濃度の読取不良となる。
本実施形態では、中間転写ベルト8からミラーアレイ35までの間を画像光dの主光線が光軸と略平行となるテレセントリック光学系としている。テレセントリック光学系は、絞り部37の中心を通過する画像光dの主光線が中間転写ベルト8表面に対して略垂直であるという特徴を有する。これにより、ベルト位置が変化しても各反射ミラー35a、35b、35c・・・の結像倍率は変化しないため、中間転写ベルト8を細かい領域に分けて読み取った場合でも像滲みのない、被写界深度の深い読取モジュール50とすることができる。但し、ベルト位置に関係なく主光線を中間転写ベルト8表面に対して略垂直にしておく必要があるため、主走査方向(矢印BB´方向)のサイズが中間転写ベルト8の読取領域全体のサイズと同等以上のミラーアレイ35が必要である。
上述したようなミラーアレイ35を用いた複眼読取方式では、各反射ミラー35a、35b、35c・・・によって反射され、絞り部37を通過した画像光dがセンサー41上の所定領域に結像するとき、読取領域外の画像光dがセンサー41上の所定領域に隣接する領域に迷光となって入射するおそれがある。
図5は、センサー41に画像光dが迷光となって入射する様子を示す図である。図5に示すように、各反射ミラー35a、35bに対応する読取領域Ra、Rbからの光がセンサー41上の対応する結像領域41a、41bに結像する。ここで、読取領域Ra、Rbの外側からの光であっても主光線よりも内側の光線(図5のハッチング領域)については反射ミラー35a、35bによってセンサー41上に結像される。具体的には、反射ミラー35aで反射された光が隣接する結像領域41bに入射し、反射ミラー35bで反射された光が隣接する結像領域41aに入射する。これらの結像光は、光量は微弱であるが異なる読取領域に対応する倒立像であるため、結像領域41a、41bで本来結像するべき像と重なると画像濃度の読取不良となる。
そこで、本実施形態ではミラーアレイ35の各反射ミラー35a、35b、35c・・・の結像倍率を縮小倍率とし、図6に示すようにセンサー41の結像領域41a、41bの境界から絞り部37方向に突出する遮光壁43を形成している。
このとき、図6に示すように、例えばセンサー41上の結像領域41aに結像する画像光dは、読取領域Raの外側からの光が遮光壁43によって遮光されるため、結像領域41aの主走査方向に隣接する結像領域41bに迷光となって入射するのを防止することができる。ここで、反射ミラー35a、35b、35c・・・の結像倍率を等倍とすると、反射ミラー35a、35b、35c・・・によって各結像領域41a、41b・・・の境界に至る全域が画像光dの結像に用いられる。その結果、各結像領域41a、41b・・・の境界に遮光壁43を形成するための空間が確保できない。遮光壁43を形成する空間を確保するためには、前述したように反射ミラー35a、35b、35c・・・の結像倍率を縮小倍率とすることが必要である。
図7は、本発明の第1実施形態の読取モジュール50内の光学ユニット40の構造を示す斜視図である。図7に示すように、ミラーアレイ35の全ての反射ミラー35a、35b・・・は、主走査方向に一直線上に配置されている。また、絞り部37は、反射ミラー35a、35b・・・と同じ数だけ設けられており、全ての絞り部37は、主走査方向に一直線上に配置されている。なお、本実施形態では、全ての反射ミラー35a、35b・・・は、主走査方向から見て互いに同じ角度に光を反射するように設けられている。
ここで、本実施形態では、センサー41は、複数(ここでは2個)の第1センサー141aおよび第2センサー141bを有する。図8に示すように、第1センサー141aは、隣接する第2センサー141bに対して、上下方向(主走査方向と直交する直交方向)にオーバーラップせず、主走査方向(矢印BB´方向)にオーバーラップするように配置されている。
具体的には、第1センサー141aおよび第2センサー141bは、主走査方向にA4サイズ(218mm)の長さを有しており、主走査方向に36mmだけオーバーラップしている。このため、第1センサー141aおよび第2センサー141bによって、主走査方向に400mmの領域で画像光dを読み取ることが可能である。
通常、センサーは画像領域と同程度の長さに形成されているため、上述のキャリブレーションモードは非印字時に実行される。しかしながら、本実施形態では、第1センサー141aおよび第2センサー141bによって、主走査方向に400mmの領域で画像光dを読み取ることが可能であるため、図9に示すように中間転写ベルト8上の画像領域RI外に濃度補正パターンP1を形成して読み取ることができる。このため、印字動作を実行しながら、同時にキャリブレーションモードを実行することができる。なお、図9では、濃度補正パターンP1にハッチングを施している。
また、本実施形態では図3に示すように、第1センサー141aおよび第2センサー141bで読み取る画像光dは、同一の光学系(平面ミラー33a、折り返しミラー34、光学ユニット40)を通過するため、中間転写ベルト8上の第1センサー141aにより読み取られるセンサー読取領域8aと、中間転写ベルト8上の第2センサー141bにより読み取られるセンサー読取領域8bと、は副走査方向に互いにずれて配置される。なお、センサー読取領域8aとセンサー読取領域8bとは、主走査方向に連続するように配置される。
制御部90は、第1センサー141aで読み取った画像データと、第2センサー141bで読み取った画像データと、を合成して1つの画像にする。このとき、センサー読取領域8aとセンサー読取領域8bとが副走査方向にずれて配置されているため、ある画像を第1センサー141aと第2センサー141bとで読み取る場合に、中間転写ベルト8がセンサー読取領域8aおよび8bの副走査方向のピッチ(ずれ量)を移動する時間だけ、第1センサー141aおよび第2センサー141b同士の間に検知時差が生じる。
そこで、制御部90は、センサー読取領域8aおよび8bの副走査方向のピッチ(ずれ量)を中間転写ベルト8の移動速度で除算することにより、第1センサー141aおよび第2センサー141b同士間の検知時差を算出する。そして、制御部90は、第1センサー141aが読み取った画像データと第2センサー141bが検知時差だけ早いタイミングで読み取った画像データとを合成する。
本実施形態では、上記のように、第1センサー141aは、隣接する第2センサー141bに対して、主走査方向にオーバーラップするように配置されている。これにより、画像領域RIの主走査方向の長さよりも短い複数の第1センサー141aおよび第2センサー141bを用いて、画像領域RI内だけでなく画像領域RI外も読み取ることができる。
また、上記のように、制御部90は、第1センサー141aおよび第2センサー141bが検知時差だけ異なるタイミングで読み取った画像データを合成する。これにより、互いに隣接するセンサー読取領域8aおよび8b同士が副走査方向にずれて配置されている場合であっても、第1センサー141aおよび第2センサー141bで読み取った画像データを容易に合成することができる。
また、上記のように、各センサー読取領域8aおよび8bで反射された反射光(画像光d)は、同一の平面ミラー33aおよび同一の折り返しミラー34を介して絞り部37に到達する。これにより、部品点数が増加するのを抑制することができる。
また、上記のように、反射ミラー35a、35b、35c・・・の全ては、主走査方向に一直線上に配置され、絞り部37の全ては、主走査方向に一直線上に配置されている。これにより、光学ユニット40が上下方向に大きくなるのを抑制することができる。
(第2実施形態)
図10は、本発明の第2実施形態の読取モジュール50の内部構造を示す側面断面図、図11は、本発明の第2実施形態の読取モジュール50における、中間転写ベルト8からセンサー41までの光路を示す斜視図である。
図10に示すように、読取モジュール50の筐体30内には、光源31と、平面ミラー33a、33bおよび33cと、ミラーアレイ35と、第1折り返しミラー(反射部材)34aおよび第2折り返しミラー(反射部材)34bと、絞り部37と、複数(ここでは2個)のセンサー41が備えられている。
上記構成において、中間転写ベルト8上の画像を読み取る場合、光源31から出射され、開口30aを通過した光により中間転写ベルト8の画像面を照射する。その結果、中間転写ベルト8の画像面で反射された光は画像光d(図10の太線矢印で示す)となり、平面ミラー33aおよび33bによって光路が変更された後、平面ミラー33cによってミラーアレイ35の方向に反射される。反射された画像光dはミラーアレイ35により図10の下側または上側に反射されつつ集光され、第1折り返しミラー34aまたは第2折り返しミラー34bで再び反射された後、絞り部37を通過してセンサー41上に結像される。なお、平面ミラー33a〜33c、光学ユニット40(ミラーアレイ35、絞り部37)、第1折り返しミラー34aおよび第2折り返しミラー34bによって、光学系が構成されている。
図11に示すように、第1折り返しミラー34aおよび第2折り返しミラー34bはミラーアレイ35と対向する位置に設置され、ミラーアレイ35で反射されて絞り部37へ入射する光線(画像光d)を反射する。
図12は、本発明の第2実施形態の読取モジュール50内の光学ユニット40の構造を示す斜視図である。図12に示すように、ミラーアレイ35の反射ミラー35a、35b・・・は、複数(ここでは2個)のセンサー読取領域8aおよび8bで反射された反射光(画像光d)をそれぞれ反射する複数(ここでは2個)のミラー群M1およびM2を構成している。
ミラー群M1は、第1センサー141aに対応しているとともに、反射ミラー35a、35b・・・のうちの矢印B´方向の半分によって構成されている。ミラー群M2は、第2センサー141bに対応しているとともに、反射ミラー35a、35b・・・のうちの矢印B方向の半分によって構成されている。ミラー群M1は、ミラー群M2とは主走査方向から見て異なる角度に光を反射するように設けられている。ここでは、ミラー群M1は下向きに光を反射するように設けられており、ミラー群M2は上向きに光を反射するように設けられている。
絞り部37は、複数(ここでは2個)のセンサー読取領域8aおよび8bで反射された反射光がそれぞれ通過する複数(ここでは2個)の絞り群S1およびS2を構成している。絞り群S1は、ミラー群M1および第1センサー141aに対応しているとともに、ミラー群M1の下側に設けられている。絞り群S2は、ミラー群M2および第2センサー141bに対応しているとともに、ミラー群M2の上側に設けられている。すなわち、絞り群S1は、絞り群S2とは上下方向にずれて配置されている。
センサー41は図10および図11に示すように、上記第1実施形態と同様、複数(ここでは2個)の第1センサー141aおよび第2センサー141bを有する。また、上記第1実施形態と同様、第1センサー141aは、隣接する第2センサー141bに対して、上下方向(主走査方向と直交する直交方向)にオーバーラップせず、主走査方向(矢印BB´方向)にオーバーラップするように配置されている。ただし、本実施形態の第1センサー141aおよび第2センサー141bの上下方向のずれ量は、上記第1実施形態よりも大きい。
また、本実施形態では図11に示すように、第1センサー141aおよび第2センサー141bで読み取る画像光dは、互いに異なる折り返しミラー(第1折り返しミラー34a、第2折り返しミラー34b)を通過する。このため、第1折り返しミラー34aおよび第2折り返しミラー34bの各々を適切な位置および角度に設置することができるので、センサー読取領域8aとセンサー読取領域8bとを副走査方向に互いにずれて配置する必要がない。これにより、本実施形態では、センサー読取領域8aとセンサー読取領域8bとは、主走査方向に一直線上に配置される。
従って、本実施形態では、上記第1実施形態と異なり、第1センサー141aおよび第2センサー141b同士の間に検知時差が生じないので、制御部90は、第1センサー141aおよび第2センサー141bが同じタイミングで読み取った2つの画像データを合成する。
本実施形態のその他の構造および動作は、上記第1実施形態と同様である。
本実施形態では、上記のように、センサー読取領域8aおよび8bは、主走査方向に一直線上に配置される。これにより、第1センサー141aおよび第2センサー141bで読み取った画像データを合成する際に、上記第1実施形態と異なり、検知時差を考慮せず同じタイミングで読み取った画像データを合成することができる。
また、上記のように、ミラー群M1は、隣接するミラー群M2とは主走査方向から見て異なる角度に光を反射するように設けられており、絞り群S1は、隣接する絞り群S2とは直交方向にずれて配置されている。これにより、センサー読取領域8aおよび8bが副走査方向に一直線上に配置される場合であっても、上下方向(主走査方向と直交する直交方向)に互いにずれて配置された第1センサー141aおよび第2センサー141bに画像光dを容易に到達させることができる。
また、上記のように、センサー読取領域8aおよび8bで反射された反射光(画像光d)は、第1折り返しミラー34aおよび第2折り返しミラー34bをそれぞれ介して絞り部37に到達する。これにより、互いに異なる角度に光を反射するミラー群M1およびM2からの光を、互いに直交方向にずれて配置された絞り群S1およびS2に容易に到達させることができる。
本実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
センサー41や光学系の取付誤差、寸法誤差、及び熱膨張による誤差等がある場合、複数のセンサー41で読み取った画像データの間でズレが生じる。そこで、第3実施形態では、複数のセンサー41で読み取った画像データを1つの画像に精度良く合成する方法について説明する。なお、本実施形態では、上記第2実施形態の読取モジュール50の構成を用いて説明するが、第1センサー141aおよび第2センサー141b同士の間の検知時差を考慮することにより、上記第1実施形態の読取モジュール50にも同様に適用できる。
第1センサー141aで読み取った画像データと第2センサー141bで読み取った画像データとを補正する場合は図13に示すように、中間転写ベルト8上のセンサー読取領域8aとセンサー読取領域8bとの境界部分を通過する位置に基準パターンP10を形成する。この基準パターンP10は、予め所定の高さHおよび所定の幅Wに設定されている。なお、図13では、基準パターンP10にハッチングを施している。
この基準パターンP10を第1センサー141aおよび第2センサー141bで読み取ると、例えば、第1センサー141aにより図14に示す画像データ(基準パターンP10の一部を示す画像データ)P11が得られ、第2センサー141bにより図15に示す画像データ(基準パターンP10の一部を示す画像データ)P12が得られる。
制御部90は、画像データP11の上下方向に延びる辺(主走査方向の一辺)L11aと、画像データP12の上下方向に延びる辺(主走査方向の一辺)L12aと、が一致するように、画像データP11と画像データP12とを主走査方向に補正する。
また、制御部90は、画像データP11の主走査方向に延びる辺(副走査方向の一辺)L11bと、画像データP12の主走査方向に延びる辺(副走査方向の一辺)L12bと、が一直線上に配置されるように、画像データP11と画像データP12とを副走査方向に補正する。
これにより、図16に示すように、基準パターンP10と同形状の画像P13が得られる。
制御部90は、このとき用いた主走査方向の補正値、及び副走査方向の補正値を記憶部(図示せず)に格納する。そして、制御部90は、第1センサー141aで読み取った画像データと第2センサー141bで読み取った画像データとを合成する際には、記憶部に格納しておいた補正値を用いて合成する。
このような画像合成の補正動作は、画像形成装置100の電源投入時や所定枚数の画像形成処理が終了した時に自動的に実行されるようにしてもよい。なお、画像合成の補正動作は、非印字動作中に実行される。
上述した画像合成の補正動作では、例えば第1センサー141aや第2センサー141bが光進行方向に対して所定位置に配置されていない場合、合成後の画像P13が基準パターンP10と同形状にならなかったり、合成後の画像P13の大きさが所望の大きさ(基準パターンP10と同じ大きさ)とは異なったりしてしまう。以下では、合成後の画像P13を所望の形状および大きさ(基準パターンP10と同じ形状および大きさ)になるように補正する場合について説明する。
中間転写ベルト8上のセンサー読取領域8aとセンサー読取領域8bとの境界部分を通過する位置に基準パターンP10を形成し、この基準パターンP10を第1センサー141aおよび第2センサー141bで読み取ると、例えば、第1センサー141aにより図14に示す画像データP11が得られ、第2センサー141bにより図15に示す画像データP12が得られる。
制御部90は、画像データP11の高さH11と画像データP12の高さH12との大きい方(ここでは、高さH12)が基準パターンP10の高さHと等しくなるように、画像データP12を倍率補正(拡大補正または縮小補正)する。制御部90は、倍率補正後の画像データP12の辺L12aの長さと画像データP11の辺L11aの長さとが等しくなるように、画像データP11を倍率補正(拡大補正または縮小補正)する。
そして、制御部90が倍率補正後の画像データP11および画像データP12を上述したように主走査方向および副走査方向に補正することにより、基準パターンP10と同じ形状および大きさの画像P13が得られる。
本実施形態のその他の構造および動作は、上記第2実施形態と同様である。
本実施形態では、上記のように、中間転写ベルト8上のセンサー読取領域8aおよび8b同士の境界部分を通過する位置に基準パターンP10を形成し、制御部90は、第1センサー141aおよび第2センサー141bにより読み取られた画像データP11およびP12に基づいて、画像データP11およびP12を主走査方向および副走査方向に補正して合成する。これにより、第1センサー141aおよび第2センサー141bや光学系の取付誤差、寸法誤差、及び熱膨張による誤差等がある場合でも、第1センサー141aおよび第2センサー141bで読み取った画像データP11およびP12を精度良く合成することができる。
また、上記のように、制御部90は、画像データP11の辺L11aと画像データP12の辺L12aとが一致するように、画像データP11およびP12を主走査方向に補正し、画像データP11の辺L11bと画像データP12の辺L12bとが一直線上に配置されるように、画像データP11およびP12を副走査方向に補正する。これにより、第1センサー141aおよび第2センサー141bで読み取った画像データP11およびP12を、容易に精度良く合成することができる。
本実施形態のその他の効果は、上記第2実施形態と同様である。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、読取モジュール50によって、中間転写ベルト8表面に形成された画像を読み取る例について示したが、本発明はこれに限らない。読取モジュール50によって、例えば、感光体ドラム(被照明体、像担持体)1a〜1d表面に形成された画像を読み取ってもよいし、原稿(被照明体)の画像を読み取ってもよい。
また、上記実施形態では、読取モジュール50を画像形成部Pdの下流側且つ二次転写ローラー9の上流側直近に配置する例について示したが、本発明はこれに限らない。例えば、読取モジュール50を二次転写ローラー9の下流側(中間転写ベルト8の上方)に配置してもよい。
また、上記実施形態では、第1センサー141aおよび第2センサー141bを主走査方向に36mmオーバーラップさせる例について示したが、本発明はこれに限らない。例えば、主走査方向にA4サイズ(218mm)の長さを有する第1センサー141aおよび第2センサー141bを用いるとともに、第1センサー141aおよび第2センサー141bを主走査方向に6mmだけオーバーラップするように配置してもよい。この場合、第1センサー141aおよび第2センサー141bによって、主走査方向に430mmの領域で画像光dを読み取ることが可能である。これにより、A2サイズ(420mm)の中間転写ベルト8に対しても同様に使用することができる。
また、上記実施形態では、2個のセンサー41(第1センサー141a、第2センサー141b)を設ける例について示したが、本発明はこれに限らず、3個以上のセンサー41を設けてもよい。
8 中間転写ベルト(被照明体、像担持体)
8a、8b センサー読取領域
31 光源
33a 平面ミラー(反射部材)
34 折り返しミラー(反射部材)
34a 第1折り返しミラー(反射部材)
34b 第2折り返しミラー(反射部材)
35 ミラーアレイ
35a〜35c 反射ミラー
37 絞り部
41 センサー
41a、41b 結像領域
43 遮光壁
50 読取モジュール
90 制御部(画像合成部、時差算出部)
100 画像形成装置
d 画像光
L11a、L12a 辺(主走査方向の一辺)
L11b、L12b 辺(副走査方向の一辺)
M1、M2 ミラー群
P10 基準パターン
Pa〜Pd 画像形成部
S1、S2 絞り群

Claims (14)

  1. 被照明体を照射する光源と、
    該光源から前記被照明体に照射された光の反射光を画像光として結像させる光学系と、
    該光学系によって結像された画像光を電気信号に変換する複数の結像領域が主走査方向に隣接して配置された複数のセンサーと、
    前記複数のセンサーで読み取った画像データを合成する画像合成部と、
    を備え、
    前記光学系は、
    反射面が非球面形状の凹面である複数の反射ミラーが主走査方向にアレイ状に連結されたミラーアレイと、
    前記各反射ミラーと前記センサーの前記各結像領域との間にそれぞれ設けられ、前記各反射ミラーで反射された画像光の光量を調整する複数の絞り部と、
    を有し、
    前記センサーは、隣接する前記センサーに対して、前記主走査方向にオーバーラップするように配置されていることを特徴とする読取モジュール。
  2. 前記被照明体上の前記各センサーにより読み取られるセンサー読取領域は、隣接する前記センサー読取領域に対して副走査方向にずれて配置されることを特徴とする請求項1に記載の読取モジュール。
  3. 互いに隣接する前記センサー読取領域同士の前記副走査方向のずれ量を前記被照明体の前記副走査方向の移動速度で除算することにより、互いに隣接する前記センサー同士間の検知時差を算出する時差算出部をさらに備え、
    前記画像合成部は、互いに隣接する前記センサーが前記検知時差だけ異なるタイミングで読み取った画像データを合成することを特徴とする請求項2に記載の読取モジュール。
  4. 前記光学系は、前記絞り部に対して光進行方向上流側に配置され、前記反射光を反射して前記絞り部に導く反射部材をさらに有し、
    前記各センサー読取領域で反射された反射光は、同一の前記反射部材を介して前記絞り部に到達することを特徴とする請求項2または3に記載の読取モジュール。
  5. 前記反射ミラーの全ては、前記主走査方向に一直線上に配置され、
    前記絞り部の全ては、前記主走査方向に一直線上に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の読取モジュール。
  6. 前記被照明体上の前記各センサーにより読み取られるセンサー読取領域は、前記主走査方向に一直線上に配置されることを特徴とする請求項1に記載の読取モジュール。
  7. 前記反射ミラーは、複数の前記センサー読取領域で反射された反射光をそれぞれ反射する複数のミラー群を構成し、
    前記ミラー群は、隣接する前記ミラー群とは前記主走査方向から見て異なる角度に光を反射するように設けられており、
    前記絞り部は、複数の前記センサー読取領域で反射された反射光がそれぞれ通過する複数の絞り群を構成し、
    前記絞り群は、隣接する前記絞り群とは前記主走査方向に直交する直交方向にずれて配置されていることを特徴とする請求項6に記載の読取モジュール。
  8. 前記光学系は、前記絞り部に対して光進行方向上流側に配置され、前記反射光を反射して前記絞り部に導く複数の反射部材をさらに有し、
    互いに隣接する前記センサー読取領域で反射された反射光は、互いに異なる前記反射部材を介して前記絞り部に到達することを特徴とする請求項7に記載の読取モジュール。
  9. 前記光学系は、前記ミラーアレイの前記被照明体側で画像光が光軸と平行となるテレセントリック光学系であり、前記センサー上に倒立像を結像することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の読取モジュール。
  10. 前記各反射ミラーの前記各結像領域に対する結像倍率は縮小倍率に設定されており、
    前記各結像領域の境界から前記絞り部の方向に突出するように形成され、前記各結像領域に入射する迷光を遮光する遮光壁を設けたことを特徴とする請求項9に記載の読取モジュール。
  11. 前記センサーの前記各結像領域で読み取った画像データを前記縮小倍率に応じてデータ補間して倍率拡大補正を行い、データを反転させて正立画像とした後、前記各結像領域の画像を結合することで原稿に対応した読取画像を構成することを特徴とする請求項10に記載の読取モジュール。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の読取モジュールと、
    前記光源によって照射される前記被照明体としての像担持体を含む画像形成部と、
    を備えた画像形成装置。
  13. 前記画像形成部は、前記被照明体上の前記各センサーにより読み取られるセンサー読取領域同士の境界部分を通過する位置に基準パターンを形成し、
    前記画像合成部は、前記各センサーにより読み取られた前記基準パターンの一部を示す画像データに基づいて、前記複数のセンサーで読み取った画像データを前記主走査方向および前記副走査方向に補正して合成することを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記画像合成部は、互いに隣接する前記センサーで読み取った前記画像データの前記主走査方向の一辺同士が一致するように、前記センサーで読み取った前記画像データを前記主走査方向に補正し、互いに隣接する前記センサーで読み取った前記画像データの前記副走査方向の一辺同士が一直線上に配置されるように、前記センサーで読み取った前記画像データを前記副走査方向に補正することを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
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