JP6930272B2 - 読取モジュール及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

読取モジュール及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6930272B2
JP6930272B2 JP2017152137A JP2017152137A JP6930272B2 JP 6930272 B2 JP6930272 B2 JP 6930272B2 JP 2017152137 A JP2017152137 A JP 2017152137A JP 2017152137 A JP2017152137 A JP 2017152137A JP 6930272 B2 JP6930272 B2 JP 6930272B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
image
mirror
reading
reflection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017152137A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019033334A (ja
Inventor
隆明 村瀬
隆明 村瀬
啓 大内
啓 大内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2017152137A priority Critical patent/JP6930272B2/ja
Priority to US16/055,626 priority patent/US10602013B2/en
Publication of JP2019033334A publication Critical patent/JP2019033334A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6930272B2 publication Critical patent/JP6930272B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/04Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
    • H04N1/19Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using multi-element arrays
    • H04N1/191Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using multi-element arrays the array comprising a one-dimensional array, or a combination of one-dimensional arrays, or a substantially one-dimensional array, e.g. an array of staggered elements
    • H04N1/192Simultaneously or substantially simultaneously scanning picture elements on one main scanning line
    • H04N1/193Simultaneously or substantially simultaneously scanning picture elements on one main scanning line using electrically scanned linear arrays, e.g. linear CCD arrays
    • H04N1/1935Optical means for mapping the whole or part of a scanned line onto the array
    • H04N1/1937Optical means for mapping the whole or part of a scanned line onto the array using a reflecting element, e.g. a mirror or a prism
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00795Reading arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/04Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
    • H04N1/19Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using multi-element arrays
    • H04N1/191Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using multi-element arrays the array comprising a one-dimensional array, or a combination of one-dimensional arrays, or a substantially one-dimensional array, e.g. an array of staggered elements
    • H04N1/192Simultaneously or substantially simultaneously scanning picture elements on one main scanning line
    • H04N1/193Simultaneously or substantially simultaneously scanning picture elements on one main scanning line using electrically scanned linear arrays, e.g. linear CCD arrays
    • H04N1/1934Combination of arrays
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/024Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof deleted
    • H04N2201/02406Arrangements for positioning elements within a head
    • H04N2201/02439Positioning method

Description

本発明は、被照明体に光を照射して反射された反射光を読み取る読取モジュール及びそれを備えた画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真プロセスを用いた複合機等に搭載される画像読取装置の読取方式として、CCD(Charge Coupled Devices)センサーと呼ばれる電荷結合素子を使用したCCD方式と、CMOS(Complementary MOS)センサーと呼ばれる光電変換素子を使用したCIS方式がある。
CCD方式は、原稿サイズの1/5〜1/9のサイズのイメージセンサーに対して、複数の平面ミラー及び光学レンズを用いて縮小像を結像させて画像を読み取る方式である。CCD方式のメリットとしては、被写界深度が深いということが挙げられる。ここで、被写界深度とは、ピントが正確に合った位置から被写体(ここでは原稿)が光軸方向にずれたとしても、ピントが合っているように見える範囲のことである。つまり、被写界深度が深ければ規定の位置から原稿がずれたとしても、それほど遜色のない画像を読み込むことができることを意味する。
一方、CCD方式のデメリットは、光路長(被写体からセンサーまで光が進む距離)が200〜500mmと非常に長いことが挙げられる。画像読取装置では、この光路長をキャリッジの限られた空間内で確保するために、複数の平面ミラーを用いて光の進行方向を変化させている。このため、部品数が多くなりコストが高くなってしまう。また、光学系にレンズを用いている場合、波長による屈折率の差異によって色収差が発生する。この色収差を補正するために複数枚のレンズが必要となる。このように複数枚のレンズを用いることもコストアップの要因となっている。
CIS方式は、特許文献1に示されるように、正立等倍のロッドレンズを複数個アレイ状に並べ、原稿と同等のサイズのイメージセンサー上に結像させて読み取る方式である。CIS方式のメリットとしては、CCD方式と比較して光路長が10mm〜20mmと比較的短く、小型であることが挙げられる。また、ロッドレンズのみを用いて結像させるためにCCD方式で必要なミラーが不要となり、CISセンサーを搭載するスキャナーユニットを薄型化することができ、構造が簡単であるため低コストであるということが挙げられる。一方、CIS方式は被写界深度が非常に小さいため、規定の位置から原稿が光軸方向にずれた時に、個々のレンズの倍率のズレによって像滲みによるボケの影響が大きく現れる。その結果、ブック原稿や凹凸のある原稿を均一に読み取れないというデメリットを有する。
近年、上記のCCD方式、CIS方式とは異なり、特許文献2に開示されているように、結像光学系に反射ミラーアレイを用いて画像を読み取る方式が提案されている。この方式は、複数の反射ミラーをアレイ状に並べ、各反射ミラーに対応した読取領域毎に読み取られた原稿をセンサー上に縮小倒立結像させている。しかし、ロッドレンズアレイを用いるCIS方式とは異なり、1つの光学系にて1つの領域を読み取り結像させる。また、結像方式にテレセントリック光学系を採用することによって、複数の領域別に原稿を読取る際に、倍率の異なる像の重なり合いによる像滲みの発生は無く、画像ボケを抑制し、複眼読取方式を成立させている。
さらに、この方式では光学系にミラーのみを用いているため、光学系にレンズを用いる場合とは異なり、色収差が発生することはない。よって色収差に関する補正は必要なく、光学系を構成するエレメント数を少なくすることができる。
特開2003−121608号公報 米国特許第8345325号明細書
ところで、特許文献2のように反射ミラーを主走査方向に連続的に設けたミラーアレイで光学系を構成した場合、照明系で原稿を照射した光は散乱し、様々な方向に拡散するため、隣接する反射ミラーで反射された光が絞りを通過し、フレア光(迷光)となってセンサーに到達してしまうという問題点があった。このフレア光は、読取対象である原稿の反射率により入射光量が変化してしまうため、補正を行うことができない。そのため、センサーにフレア光が入射しない構成とする必要があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、反射ミラーをアレイ状に並べたミラーアレイを用いる読取方式において、隣接する反射ミラーで反射されたフレア光のセンサーへの入射を抑制可能な読取モジュール及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成の読取モジュールは、被照明体を照射する光源と、光源から被照明体に照射された光の反射光を読取光として結像させる光学系と、光学系によって結像された読取光を電気信号に変換する複数の結像領域が所定方向に配列されたセンサーと、を備える。光学系は、反射面が非球面形状の凹面である複数の反射ミラーが所定方向にアレイ状に配置されたミラーアレイと、各反射ミラーとセンサーの各結像領域との間にそれぞれ設けられ、各反射ミラーで反射された読取光の光量を調整する複数の絞り部と、を備える。各反射ミラーは、隣接する反射ミラーから所定方向に所定の距離を隔てて配置されている。
本発明の第1の構成の読取モジュールによれば、各反射ミラーは、隣接する反射ミラーから所定方向に所定の距離を隔てて配置されている。これにより、隣接する反射ミラーで反射された光が絞り部を通過し、フレア光(迷光)となってセンサーに到達するのを抑制することができる。
本発明の読取モジュール50を備えた画像形成装置100の全体構成を示す側面断面図 本発明の一実施形態に係る読取モジュール50の内部構造を示す側面断面図 本発明の一実施形態の読取モジュール50における、中間転写ベルト8からセンサー41までの光路を示す部分斜視図 本発明の一実施形態の読取モジュール50内の光学ユニット40とセンサー41との間の構成を示す平面断面図 センサー41に画像光dが迷光となって入射する様子を示す図 中間転写ベルト8とセンサー41との間の光路を示す部分拡大図であって、反射ミラー35aおよび35bの間に非結像領域36を設けた構成を示す図 本発明の一実施形態の読取モジュール50内の光学ユニット40の構成を示す部分斜視図 本発明の一実施形態の読取モジュール50の非結像領域36および反射ミラー35aの入射瞳S周辺を示す図 本発明の読取モジュール50の変形例を示す部分断面図であって、折り返しミラー34で画像光dを3回反射させる構成を示す図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の読取モジュール50を備えた画像形成装置の概略構成図であり、ここではタンデム方式のカラープリンターについて示している。カラープリンター(画像形成装置)100本体内には4つの画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdが、中間転写ベルト(被照明体、像担持体)8の進行方向上流側(図1では右側)から順に配設されている。これらの画像形成部Pa〜Pdは、異なる4色(シアン、マゼンタ、イエロー及びブラック)の画像に対応して設けられており、それぞれ帯電、露光、現像及び転写の各工程によりシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの画像を順次形成する。
これらの画像形成部Pa〜Pdには、各色の可視像(トナー像)を担持する感光体ドラム1a、1b、1c及び1dがそれぞれ配設されており、さらに図1において時計回り方向に回転する中間転写ベルト8が各画像形成部Pa〜Pdに隣接して設けられている。
パソコン等の上位装置から画像データが入力されると、先ず、帯電器2a〜2dによって感光体ドラム1a〜1dの表面を一様に帯電させる。次いで露光装置4によって画像データに応じて光照射し、各感光体ドラム1a〜1d上に画像データに応じた静電潜像を形成する。現像装置3a〜3dには、トナーコンテナ(図示せず)から供給されるシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色のトナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤(以下、単に現像剤ともいう)が所定量充填されている。静電潜像が形成された感光体ドラム1a〜1d上に現像装置3a〜3dによって現像剤中のトナーが供給され、静電的に付着する。これにより、露光装置4からの露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
そして、一次転写ローラー6a〜6dにより一次転写ローラー6a〜6dと感光体ドラム1a〜1dとの間に所定の転写電圧で電界が付与され、感光体ドラム1a〜1d上のシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックのトナー像が駆動ローラー11および従動ローラー10に張架された中間転写ベルト8上に一次転写される。一次転写後に感光体ドラム1a〜1dの表面に残留したトナー等はクリーニング装置5a〜5dにより除去される。
トナー像が転写される転写紙Pは、カラープリンター100内の下部に配置された用紙カセット16内に収容されており、給紙ローラー12aおよびレジストローラー対12bを介して転写紙Pが所定のタイミングで中間転写ベルト8に隣接して設けられた二次転写ローラー9と中間転写ベルト8のニップ部(二次転写ニップ部)へ搬送される。この二次転写ニップ部において、中間転写ベルト8表面のトナー像が転写紙Pに転写される。転写後に、ベルトクリーニング装置19が中間転写ベルト8に残存するトナーを清掃する。トナー像が二次転写された転写紙Pは定着部7へと搬送される。
定着部7に搬送された転写紙Pは、定着ローラー対13により加熱及び加圧されてトナー像が転写紙Pの表面に定着され、所定のフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された転写紙Pは、そのまま(或いは分岐部14によって反転搬送路18に振り分けられ、両面に画像が形成された後)排出ローラー対15によって排出トレイ17に排出される。
画像形成部Pdの下流側且つ二次転写ローラー9の上流側直近には、中間転写ベルト8上に形成されたトナー像を読み取る読取モジュール50が配置されている。読取モジュール50は、画像形成部Pa〜Pdにおいて中間転写ベルト8上に形成される濃度補正パターン(パッチ画像)に測定光を照射し、これらからの反射光を受光して光電変換して受光出力信号を出力し、出力値はA/D変換された後、センサー出力値(出力値)として後述する制御部90に送信される。
カラープリンター100本体内には、カラープリンター100全体の動作を制御する制御部(CPU)90が配置されている。制御部90は、操作パネル(図示せず)のキー操作等により、各色の画像濃度を適正に設定するためのモード(以下、キャリブレーションモードという)が設定されると、読取モジュール50の後述するセンサー41からの出力信号を受信し、記憶部(図示せず)に記憶された濃度データに基づいて基準画像の濃度を決定し、予め設定された基準濃度と比較して現像装置3a〜3dの現像バイアスを調整することにより、各色について濃度補正を行う機能を有している。なお、キャリブレーションモードは、カラープリンター100の電源投入時や所定枚数の画像形成処理が終了した時に自動的に設定されるようにしてもよい。
図2は、本実施形態に係る読取モジュール50の内部構造を示す側面断面図、図3は、本実施形態の読取モジュール50における、中間転写ベルト8からセンサー41までの光路を示す斜視図、図4は、本実施形態の読取モジュール50内の光学ユニット40とセンサー41との間の構成を示す平面断面図である。なお、図4において光学ユニット40を構成するミラーアレイ35は光線を反射するが、図4では説明の便宜のため光学ユニット40に対して光線を透過させたモデルを示している。
読取モジュール50は、中間転写ベルト8の表面側(図2の下面側)の画像を読み取る。
図2に示すように、読取モジュール50の筐体30内には、光源31と、平面ミラー33aと、折り返しミラー34と、反射面が非球面形状の凹面である複数の反射ミラーで構成されるミラーアレイ35と、絞り部37と、読取手段としてのセンサー41が備えられている。センサー41はセンサー基板42(図4参照)に支持されている。
上記構成において、中間転写ベルト8上の画像を読み取る場合、光源31から出射され、開口30aを通過した光により中間転写ベルト8の画像面を照射する。その結果、中間転写ベルト8の画像面で反射された光は画像光(読取光)d(図2の実線矢印で示す)となり、平面ミラー33aによって光路が変更された後、折り返しミラー34で反射される。反射された画像光dはミラーアレイ35により集光され、折り返しミラー34で再び反射された後、絞り部37を通過してセンサー41上に結像される。結像された画像光dはセンサー41において画素分解され、各画素の濃度に応じた電気信号に変換されて画像の読み取りが行われる。
図3に示すように、ミラーアレイ35と絞り部37は同一の材料で一体形成されており、光学ユニット(光学系)40としてユニット化されている。ミラーアレイ35と絞り部37とを一体形成することにより、ミラーアレイ35と絞り部37との相対位置を高精度で保持することができる。これにより、温度変化によってミラーアレイ35や絞り部37が膨張或いは収縮して相対位置が変化することによる結像性能の劣化を効果的に防止することができる。なお、ミラーアレイ35、絞り部37を含む光学ユニット40は、コスト面を考慮して樹脂による射出成型で作製されることが望ましい。
折り返しミラー34はミラーアレイ35と対向する位置に設置され、中間転写ベルト8から平面ミラー33aを介してミラーアレイ35に入射する光線(画像光d)、及び、ミラーアレイ35で反射されて絞り部37へ入射する光線(画像光d)の両方を反射する。なお、ミラーアレイ35に向かう画像光dの光路と絞り部37に向かう画像光dの光路は、略同一方向(図2の右方向)である。
図4に示すように、センサー41に画像光dを結像するミラーアレイ35は、センサー41の所定領域に対応する複数枚の反射ミラー35a、35b、35c・・・が所定方向(矢印BB′方向)にアレイ状に配置された構成である。
図3に示すように、絞り部37は、円形状の開口であり、センサー41上に結像する画像光dの光量を調整する。
本実施形態の構成によれば、所定方向に分割された中間転写ベルト8の各読取領域Ra、Rb(図5参照)・・・で反射された画像光dは平面ミラー33aおよび折り返しミラー34(図2参照)によって光路が変更され、ミラーアレイ35の反射ミラー35a、35b、35c・・・に入射する。画像光dは、各反射ミラー35a、35b、35c・・・によって等倍の結像倍率で反射され、折り返しミラー34によって再び反射された後、絞り部37を通過してセンサー41上の対応する結像領域に倒立像として結像する。
各結像領域に結像された倒立像は、デジタル信号に変換されるため、各結像領域毎にデータを反転させて正立画像とした後、各結像領域の画像を繋ぎ合わせることで出力画像の形成を行う。
また、絞り部37はミラーアレイ35を構成する各反射ミラー35a、35b、35c・・・の焦点に配置されるため、絞り部37とミラーアレイ35との物理的な離間距離(図2の上下方向の距離)はミラーアレイ35の縮小倍率(ここでは等倍)によって定まる。本実施形態の読取モジュール50では、折り返しミラー34で光線を2回反射させる構成とすることにより、ミラーアレイ35から絞り部37までの光路長を確保することができ、ミラーアレイ35に対する画像光dの入反射角度を最小にすることができる。その結果、各結像領域41a、41b(図5参照)・・・に結像される画像の湾曲を抑制することができる。
また、折り返しミラー34が複数枚のミラーに分割されている場合、各ミラーのエッジ部で反射された光が迷光となってミラーアレイ35或いは絞り部37に入射してしまう。本実施形態のように折り返しミラー34として一枚の平面ミラーを用いることにより、折り返しミラー34上で両方の光線の重なり合いが発生した場合でも迷光の影響を受けない。なお、本実施形態では読取モジュール50の高さ方向のサイズを小さくするため平面ミラー33aを用いているが、平面ミラー33aを用いない構成も可能である。
本実施形態のようにミラーアレイ35を用いた複眼読取方式では、各反射ミラー35a、35b、35c・・・に対応する領域でのベルト位置(反射ミラーと中間転写ベルト8との間の光路長)によって結像倍率が異なると、中間転写ベルト8が上下に撓んだ場合、各反射ミラー35a、35b、35c・・・の境界部に隣接した位置で像が重なったり離れたりするため画像濃度の読取不良となる。
本実施形態では、中間転写ベルト8からミラーアレイ35までの間を画像光dの主光線が光軸と平行となるテレセントリック光学系としている。テレセントリック光学系は、絞り部37の中心を通過する画像光dの主光線が中間転写ベルト8表面に対して垂直であるという特徴を有する。これにより、ベルト位置が変化しても各反射ミラー35a、35b、35c・・・の結像倍率は変化しないため、中間転写ベルト8を細かい領域に分けて読み取った場合でも像滲みのない、被写界深度の深い読取モジュール50とすることができる。但し、ベルト位置に関係なく主光線を中間転写ベルト8表面に対して垂直にしておく必要があるため、所定方向(矢印BB´方向)のサイズが中間転写ベルト8の読取領域のサイズと同等以上のミラーアレイ35が必要である。
上述したようなミラーアレイ35を用いた複眼読取方式では、各反射ミラー35a、35b、35c・・・によって反射され、絞り部37を通過した画像光dがセンサー41上の所定領域に結像するとき、読取領域外の画像光dがセンサー41上の所定領域に隣接する領域に迷光となって入射するおそれがある。
図5は、センサー41に画像光dが迷光となって入射する様子を示す図である。図5に示すように、各反射ミラー35a、35bに対応する読取領域Ra、Rbからの光がセンサー41上の対応する結像領域41a、41bに結像する。ここで、読取領域Ra、Rbの外側からの光であっても主光線よりも内側の光線(図5のハッチング領域)については反射ミラー35a、35bによってセンサー41上に結像される。具体的には、反射ミラー35aで反射された光が隣接する結像領域41bに入射し、反射ミラー35bで反射された光が隣接する結像領域41aに入射する。これらの結像光は、光量は微弱であるが異なる読取領域に対応する倒立像であるため、結像領域41a、41bで本来結像するべき像と重なると画像濃度の読取不良となる。
そこで、図6および図7に示すように、各反射ミラー35a、35b、35c・・・は、隣接する反射ミラーから所定方向(矢印BB´方向)に所定の距離を隔てて配置されている。本実施形態では、各反射ミラー35a、35b、35c・・・は、隣接する反射ミラーから所定方向に各反射ミラー35a、35b、35c・・・の入射瞳S(図8参照)の半径r35以上の距離を隔てて配置されている。各反射ミラー35a、35b、35c・・・同士の間には、平面からなる非結像領域36が設けられている。
なお、本明細書および特許請求の範囲において、入射瞳とは、被照明体(ここでは中間転写ベルト8)表面の一点から様々な方向に出射した光線のうち結像に有効な光線束が反射ミラーに入射する領域のことを言う。言い換えると、センサーの一点から絞り部を通過する光線束を反射ミラーまで延長したときの反射ミラーの反射面での領域のことを言う。
非結像領域36を設けることによって、図6に示すように、例えば読取領域Ra、Rbからの光が反射ミラー35b、35aによってセンサー41上に結像されるのを防止することができる。すなわち、センサー41に画像光dが迷光となって入射するのを防止することができる。
なお、この読取モジュール50では、反射ミラー35a、35b、35c・・・の間に非結像領域36を設けているため、中間転写ベルト8表面の非結像領域36に対応する領域(各読取領域Ra、Rb・・・の間の領域)の画像を読み取ることができない。
本実施形態では、上記のように、各反射ミラー35a、35b、35c・・・は、隣接する反射ミラー35a、35b、35c・・・から所定方向に所定の距離を隔てて配置されている。これにより、隣接する反射ミラー35a、35b、35c・・・で反射された光が絞り部37を通過し、フレア光(迷光)となってセンサー41に到達するのを抑制することができる。このため、画像濃度の読取不良の発生を抑制することができる。
さらに、本実施形態では、上記のように、各反射ミラー35a、35b、35c・・・は、隣接する反射ミラー35a、35b、35c・・・から所定方向に反射ミラー35a、35b、35c・・・の入射瞳Sの半径r35以上の距離を隔てて配置されている。これにより、隣接する反射ミラー35a、35b、35c・・・で反射された光が絞り部37を通過し、フレア光(迷光)となってセンサー41に到達するのを確実に防止することができる。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、折り返しミラー34を用いて中間転写ベルト8から平面ミラー33aを介してミラーアレイ35に入射する画像光d、及び、ミラーアレイ35で反射されて絞り部37へ入射する画像光dを1回ずつ計2回反射させているが、図9に示すように光学ユニット40側に平面ミラー33bを配置することにより、折り返しミラー34を用いて画像光dを3回以上反射させる構成としても良い。
また、上記実施形態では、読取モジュール50によって、中間転写ベルト8表面に形成されたパッチ画像を読み取る例について示したが、本発明はこれに限らない。読取モジュール50によって、感光体ドラム(像担持体)1a〜1d表面に形成されたパッチ画像を読み取ってもよい。また、この読取モジュール50では、反射ミラー35a、35b、35c・・・の間に非結像領域36を設けているため、読み取った画像に欠けが生じる。このため、読み取った画像に欠けが生じてもよい用途、例えば画像の有無を検知するセンサー等に、読取モジュール50を用いてもよい。また、例えば、読取モジュール50により中間転写ベルト8の側端縁を読み取ることによって、中間転写ベルト8の蛇行を検知してもよい。この場合、中間転写ベルト8表面を直接読み取ってもよいし、中間転写ベルト8の側端縁にベルト表面よりも光反射率の高い画像を形成してその画像を読み取ってもよい。
8 中間転写ベルト(被照明体、像担持体)
31 光源
34 折り返しミラー
35 ミラーアレイ
35a〜35c 反射ミラー
37 絞り部
40 光学ユニット(光学系)
41 センサー
41a、41b 結像領域
50 読取モジュール
100 カラープリンター(画像形成装置)
d 画像光(読取光)
r35 半径
S 入射瞳

Claims (6)

  1. 被照明体を照射する光源と、
    該光源から前記被照明体に照射された光の反射光を読取光として結像させる光学系と、
    該光学系によって結像された読取光を電気信号に変換する複数の結像領域が所定方向に配列されたセンサーと、
    を備え、
    前記光学系は、
    反射面が非球面形状の凹面である複数の反射ミラーが前記所定方向にアレイ状に配置されたミラーアレイと、
    前記各反射ミラーと前記センサーの前記各結像領域との間にそれぞれ設けられ、前記各反射ミラーで反射された読取光の光量を調整する複数の絞り部と、
    を備え、
    前記各反射ミラーは、隣接する前記反射ミラーから前記所定方向に所定の距離を隔てて配置され
    前記各反射ミラーに向かう読取光の光路と前記絞り部に向かう読取光の光路は同一方向であり、前記ミラーアレイと対向する位置に設けられ、前記各反射ミラーで反射された読取光を前記絞り部の方向に折り返す折り返しミラーが配置されており、
    前記折り返しミラーは、前記各反射ミラーに向かう読取光の折り返しと、前記各反射ミラーで反射されて前記絞り部に向かう読取光の折り返しを含めて、同一の反射面で読取光を2回以上折り返すことを特徴とする読取モジュール。
  2. 前記各反射ミラーは、隣接する前記反射ミラーから前記所定方向に前記反射ミラーの入射瞳の半径以上の距離を隔てて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の読取モジュール。
  3. 前記光学系は、前記ミラーアレイの前記被照明体側で読取光が光軸と平行となるテレセントリック光学系であり、前記センサー上に倒立像を結像することを特徴とする請求項1または2に記載の読取モジュール。
  4. 前記ミラーアレイと前記絞り部とが一体形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の読取モジュール。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の読取モジュールを備えた画像形成装置。
  6. 前記被照明体は、トナー像を担持する像担持体であることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
JP2017152137A 2017-08-07 2017-08-07 読取モジュール及びそれを備えた画像形成装置 Active JP6930272B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017152137A JP6930272B2 (ja) 2017-08-07 2017-08-07 読取モジュール及びそれを備えた画像形成装置
US16/055,626 US10602013B2 (en) 2017-08-07 2018-08-06 Reading module and image forming apparatus provided with the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017152137A JP6930272B2 (ja) 2017-08-07 2017-08-07 読取モジュール及びそれを備えた画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019033334A JP2019033334A (ja) 2019-02-28
JP6930272B2 true JP6930272B2 (ja) 2021-09-01

Family

ID=65231826

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017152137A Active JP6930272B2 (ja) 2017-08-07 2017-08-07 読取モジュール及びそれを備えた画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10602013B2 (ja)
JP (1) JP6930272B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6889390B2 (ja) * 2016-11-09 2021-06-18 コニカミノルタ株式会社 画像読取装置
JP2023145283A (ja) * 2022-03-28 2023-10-11 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 画像読み取り装置および画像形成システム

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6177667B1 (en) * 1997-10-03 2001-01-23 Ricoh Company, Ltd. Imaging device
JP2003121608A (ja) 2001-10-10 2003-04-23 Nippon Sheet Glass Co Ltd 等倍結像用レンズアレイ、同アレイを用いた画像読取り装置および同装置を用いた携帯電子機器
JP2007187700A (ja) * 2006-01-11 2007-07-26 Ricoh Co Ltd 転写装置、画像形成装置
WO2008013527A1 (en) * 2006-07-26 2008-01-31 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Segmented reflective optical system
US8228566B2 (en) * 2008-03-31 2012-07-24 Mitsubishi Electric Corporation Image reading apparatus
TWI411289B (zh) * 2009-03-31 2013-10-01 E Pin Optical Industry Co Ltd U形光程掃瞄成像方法及其影像掃瞄模組
JP2011223190A (ja) * 2010-04-07 2011-11-04 Sony Corp 画像読取り装置、及びこれに用いる光学モジュール
JP6572828B2 (ja) * 2016-05-25 2019-09-11 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置
JP6547703B2 (ja) * 2016-07-26 2019-07-24 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 読取モジュール及びそれを備えた画像読取装置並びに画像形成装置
JP6544313B2 (ja) * 2016-07-28 2019-07-17 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 読取モジュール及びそれを備えた画像読取装置並びに画像形成装置
CN108156347B (zh) * 2016-11-30 2020-07-28 京瓷办公信息系统株式会社 读取模块、图像读取装置和图像形成装置
JP6544346B2 (ja) * 2016-11-30 2019-07-17 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 読取モジュール及びそれを備えた画像読取装置並びに画像形成装置
CN109716744B (zh) * 2016-11-30 2020-07-28 京瓷办公信息系统株式会社 读取模块、具备读取模块的图像读取装置及图像形成装置
JP6583234B2 (ja) * 2016-11-30 2019-10-02 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置
JP6895069B2 (ja) * 2017-08-07 2021-06-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 読取モジュール及びそれを備えた画像読取装置並びに画像形成装置
US10574852B2 (en) * 2018-01-12 2020-02-25 Seiko Epson Corporation Imaging optical mechanism, reading module, and image reading apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US20190045074A1 (en) 2019-02-07
JP2019033334A (ja) 2019-02-28
US10602013B2 (en) 2020-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108156347B (zh) 读取模块、图像读取装置和图像形成装置
JP6544346B2 (ja) 読取モジュール及びそれを備えた画像読取装置並びに画像形成装置
CN108121183B (zh) 读取模块、图像读取装置和图像形成装置
JP5580274B2 (ja) 結像素子アレイ及び画像形成装置
JP5181899B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
WO2018100820A1 (ja) 読取モジュール及びそれを備えた画像読取装置並びに画像形成装置
JP6544313B2 (ja) 読取モジュール及びそれを備えた画像読取装置並びに画像形成装置
JP2018093286A (ja) 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置
JP4878905B2 (ja) 光走査装置、光書込み装置および画像形成装置
JP2018019179A (ja) 読取モジュール及びそれを備えた画像読取装置並びに画像形成装置
JP5670691B2 (ja) 光走査装置及びそれを採用した電子写真方式の画像形成装置
CN109391747B (zh) 读取模块、具备读取模块的图像读取装置及图像形成装置
JP6930272B2 (ja) 読取モジュール及びそれを備えた画像形成装置
JP6895068B2 (ja) 読取モジュール及びそれを備えた画像読取装置並びに画像形成装置
JP4944290B2 (ja) 画像検知装置及び画像形成装置
WO2018100819A1 (ja) 読取モジュール及びそれを備えた画像読取装置並びに画像形成装置
JP6885248B2 (ja) 読取モジュール及びそれを備えた画像読取装置並びに画像形成装置
CN102162921B (zh) 光扫描装置以及图像形成装置
JP2019146091A (ja) 読取モジュール及びそれを備えた画像形成装置
JP2010281869A (ja) 光ビーム走査光学系及び光学走査装置並びに画像形成装置
JP5452519B2 (ja) 光走査装置,画像形成装置
JP2016012026A (ja) 結像光学系、画像形成装置、及び画像読取装置
JP2001071561A (ja) レーザアレイ画像形成装置
JP2010243715A (ja) 光学走査装置及びそれを備えたカラー画像形成装置
JP2010128023A (ja) 光走査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200722

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210506

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210630

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210713

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210726

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6930272

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150