JP2019144390A - 光波長フィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が簡単なグレーティング型の素子を用いてリング共振器的に動作させることで、透過ピークが狭い特性を実現する。【解決手段】第1波長フィルタ部101及び第2波長フィルタ部201では、共振導波路171、271において、特定の波長に対し、1次モードのTE偏波と1次モードのTM偏波の間の変換を繰り返しながら共振させる。第1波長フィルタ部では、共振導波路を伝播する1次モードのTE偏波が、第1アクセス導波路及び第2アクセス導波路を伝播する基本モードのTE偏波と結合し、第2波長フィルタ部では、共振導波路を伝播する1次モードのTM偏波が、第1アクセス導波路及び第2アクセス導波路を伝播する基本モードのTM偏波と結合する。【選択図】図3

Description

この発明は、例えば、1本の光ファイバで異なる複数の波長を用いて伝送するために、光の合分波を行う際に用いて好適な光波長フィルタに関する。
近年、加入者系光アクセスシステムとして、受動光ネットワーク(PON:Passive Optcial Network)が主流となっている。PONでは、1つの局側装置(OLT:Optical Line Terminal)と複数の加入者側装置(ONU:Optical Network Unit)が、光ファイバ及びスターカプラを介して接続されていて、1つのOLTを複数のONUが共有する。PONでは、OLTからONUへ向けた下り通信とONUからOLTに向けた上り通信とが相互に干渉し合わないように、下り通信に使われる光信号波長と上り通信に使われる光信号波長とを違えている。
従って、下り通信と上り通信のそれぞれに使われる互いに波長の異なる光信号を分波し、かつ合波するために合分波素子が必要である。一般に、OLTやONUは、波長の異なる光信号を送受信する機能を実現させるために、合分波素子としての光波長フィルタ、フォトダイオード(PD:Photodiode)、レーザーダイオード(LD:Laser Diode)を空間結合して構成される。
空間結合させるためには、光波長フィルタ、PD、LD間で光軸を合わせるためのアライメント作業が必要となる。これに対し、この光軸合わせのための作業を不要とするため、導波路を利用して構成される光波長フィルタが開発されている。また、この光波長フィルタを形成するに当たり、小型化と量産性に優れることから、シリコン系素材を導波路材料として用いるシリコン(Si)導波路が注目されている(例えば、特許文献1〜5参照)。
Si導波路では、実質的に光の伝送路となる光導波路コアを、Siを材料として形成する。そして、Siよりも屈折率の低い例えばシリカ等を材料としたクラッドで、光導波路コアの周囲を覆う。このような構成により、光導波路コアとクラッドとの屈折率差が極めて大きくなるため、光導波路コア内に光を強く閉じ込めることができる。その結果、曲げ半径を例えば1μm程度まで小さくした、小型の曲線導波路を実現することができる。そのため、電子回路と同程度の大きさの光回路を作成することが可能であり、光デバイス全体の小型化に有利である。
また、Si導波路では、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の半導体装置の製造過程を流用することが可能である。そのため、チップ上に電子機能回路と光機能回路とを一括形成する光電融合(シリコンフォトニクス)の実現が期待されている。
ところで、波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplex)方式を利用したPONでは、ONUごとに異なる受信波長が割り当てられる。OLTは、各ONUへの下り光信号を、送り先の受信波長に対応した送信波長でそれぞれ生成し、これらを多重して送信する。各ONUは、複数の波長で多重された下り光信号から、自身に割り当てられた受信波長の光信号を選択的に受信する。ONUでは、各々の受信波長の下り光信号を選択的に受信するために、波長フィルタが使用される。そして、波長フィルタを、上述したSi導波路によって構成する技術が実現されている。
Si導波路を用いる波長フィルタとしては、例えば、マッハツェンダー干渉器を用いたものやアレイ導波路グレーティングを用いたものがある。また、Si導波路を用いる波長フィルタとして、リング共振器(例えば特許文献6〜8参照)や、グレーティング型(例えば特許文献9参照)又は方向性結合器型(例えば特許文献10参照)の波長フィルタがある。これらの波長フィルタは、出力波長を可変にでき、素子構造が簡単であるため使いやすいという利点がある。
米国特許第4,860,294号明細書 米国特許第5,764,826号明細書 米国特許第5,960,135号明細書 米国特許第7,072,541号明細書 特開平08−163028号公報 特開2003−215515号公報 特開2013−093627号公報 特開2006−278770号公報 特開2006−330104号公報 特開2002−353556号公報
光通信では、信号光が光ファイバ中の長距離を伝播するために、偏波状態が不特定になる。このため、光通信で使用する、波長多重又は波長分離を行う波長フィルタには偏波無依存性が要求される。
この発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、この発明の目的は、構造が簡単なグレーティング型の素子を用いてリング共振器的に動作させることで、透過ピークが狭い特性を実現できる、光波長フィルタを提供することにある。
上述した目的を達成するために、この発明の光波長フィルタは、それぞれ、第1入出力部、第1結合部、及び、第2入出力部がこの順に接続された第1アクセス導波路と、第3入出力部、第2結合部、及び、第4入出力部がこの順に接続された第2アクセス導波路と、第1反射部、キャビティ部、及び、第2反射部がこの順に接続された共振導波路を備え、第1結合部、第2結合部、及び、キャビティ部は、光伝播方向が互いに平行に配置され、キャビティ部が、第1結合部と第2結合部の間に配置されている、第1及び第2波長フィルタ部を備えて構成される。第1波長フィルタ部の第2入出力部と、第2波長フィルタ部の第1入出力部が接続され、第1波長フィルタ部の第4入出力部と、第2波長フィルタ部の第3入出力部が接続されている。
第1波長フィルタ部では、特定の波長に対し、第1結合部を伝播する基本モードのTE(Transverse Electoric)偏波(TE0)と、キャビティ部を伝播する1次モードのTE偏波(TE1)とが結合し、第2反射部では、TE1を1次モードのTM(Transverse Maganetic)偏波(TM1)に変換して反射させ、第1反射部では、TM1をTE1に変換して反射させ、及び、キャビティ部を伝播するTE1と、第2結合部を伝播するTE0とが結合する。また、第2波長フィルタ部では、特定の波長に対し、第1結合部を伝播する基本モードのTM偏波(TM0)と、キャビティ部を伝播するTM1とが結合し、第2反射部では、TM1をTE1に変換して反射させ、第1反射部では、TE1をTM1に変換して反射させ、及び、キャビティ部を伝播するTM1と、第2結合部を伝播するTM0とが結合する。
上述した光波長フィルタの他の好適な実施形態によれば、第1波長フィルタ部では、特定の波長に対し、第1結合部を伝播するTE0と、キャビティ部を伝播するTE1とが結合し、第2反射部では、TE1をTM1に変換して反射させ、第1反射部では、TM1をTE1に変換して反射させ、及び、キャビティ部を伝播するTM1と、第2結合部を伝播するTM0とが結合する。また、第2波長フィルタ部では、特定の波長に対し、第1結合部を伝播するTM0と、キャビティ部を伝播するTM1とが結合し、第2反射部では、TM1をTE1に変換して反射させ、第1反射部では、TE1をTM1に変換して反射させ、及び、キャビティ部を伝播するTE1と、第2結合部を伝播するTE0とが結合する。
また、上述した光波長フィルタの他の好適な実施形態によれば、第1波長フィルタ部では、特定の波長に対し、第1結合部を伝播するTE0と、キャビティ部を伝播するTE1とが結合し、第2反射部では、TE1をTE0に変換して反射させ、第1反射部では、TE0をTE1に変換して反射させ、及び、キャビティ部を伝播するTE1と、第2結合部を伝播するTE0とが結合する。また、第2波長フィルタ部では、特定の波長に対し、第1結合部を伝播するTM0と、キャビティ部を伝播するTM1とが結合し、第2反射部では、TM1をTM0に変換して反射させ、第1反射部では、TM0をTM1に変換して反射させ、及び、キャビティ部を伝播するTM1と、第2結合部を伝播するTM0とが結合する。
また、上述した光波長フィルタの他の好適な実施形態によれば、第1波長フィルタ部及び第2波長フィルタ部では、特定の波長に対し、第1結合部を伝播するTE0と、キャビティ部を伝播するTE1とが結合し、第2反射部では、TE1をTE0に変換して反射させ、第1反射部では、TE0をTE1に変換して反射させ、及び、キャビティ部を伝播するTE1と、第2結合部を伝播するTE0とが結合する。さらに、第1波長フィルタ部の第2入出力部と、第2波長フィルタ部の第1入出力部の間と、第1波長フィルタ部の第4入出力部と、第2波長フィルタ部の第3入出力部の間に、TE偏波とTM偏波を入れ替える偏波変換部を備える。
また、この発明の光波長フィルタの他の好適な実施形態によれば、第1入出力部、第1結合部、及び、第2入出力部がこの順に接続された第1アクセス導波路と、第3入出力部、第2結合部、及び、第4入出力部がこの順に接続された第2アクセス導波路と、第1反射部、キャビティ部、及び、第2反射部がこの順に接続された共振導波路を備え、第1結合部、第2結合部、及び、キャビティ部は、光伝播方向が互いに平行に配置され、キャビティ部が、第1結合部と第2結合部の間に配置されている波長フィルタ部を備え、波長フィルタ部では、特定の波長に対し、第1結合部を伝播するTE偏波及びTM偏波の一方の偏波と、キャビティ部を伝播する1次モードの一方の偏波とが結合し、第2反射部では、1次モードの一方の偏波を、基本モードの一方の偏波又は1次モードの他方の偏波に変換して反射させ、第1反射部では、基本モードの一方の偏波又は1次モードの他方の偏波を、1次モードの一方の偏波に変換して反射させ、及び、キャビティ部を伝播する1次モードの一方の偏波と、第2結合部を伝播する基本モードの一方の偏波とが結合する。
この発明の光波長フィルタによれば、第1反射部、キャビティ部及び第2反射部を備える共振導波路構造を有する波長フィルタ部を備えることで、リング共振器的に動作し、これにより、透過ピークが狭い特性を実現できる。また、波長フィルタ部を2段に設けることで、偏波無依存性を達成することができる。
波長フィルタ部を説明するための模式図である。 光導波路素子の特性を評価するシミュレーションを説明するための図である。 光波長フィルタを説明するための模式図(1)である。 光波長フィルタを説明するための模式図(2)である。
以下、図を参照して、この発明の実施の形態について説明するが、各構成要素の形状、大きさ及び配置関係については、この発明が理解できる程度に概略的に示したものに過ぎない。また、以下、この発明の好適な構成例につき説明するが、各構成要素の材質及び数値的条件などは、単なる好適例にすぎない。従って、この発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の構成の範囲を逸脱せずにこの発明の効果を達成できる多くの変更又は変形を行うことができる。
(波長フィルタ部の構成)
図1を参照して、この発明の光波長フィルタが備える波長フィルタ部を説明する。図1は、波長フィルタ部を説明するための模式図である。図1(A)は、波長フィルタ部を示す概略平面図である。また、図1(B)は、図1(A)に示す構造体をI−I線で切り取った概略的端面図である。ここで、図1(A)では、光導波路コアの平面形状を示し、他の構成要素を省略して示してある。
なお、以下の説明では、各構成要素について、光伝播方向に沿った方向を長さ方向とする。また、支持基板の厚さに沿った方向を厚さ方向とする。また、長さ方向及び厚さ方向に直交する方向を幅方向とする。
波長フィルタ部は、支持基板10とクラッド20と光導波路コア30とを備えて構成されている。
支持基板10は、例えば単結晶Siを材料とした平板状体で構成されている。
クラッド20は、支持基板10上に設けられている。クラッド20は、支持基板10の上面を被覆し、かつ、光導波路コア30を包含して形成されている。クラッド20は、例えば酸化シリコン(SiO)を材料として形成されている。
光導波路コア30は、SiOのクラッド20の屈折率(1.45)よりも高い屈折率(3.5)を有する例えばシリコン(Si)を材料として形成されている。その結果、光導波路コア30は、光の伝送路として機能し、光導波路コア30に入力された光は、光導波路コア30の平面形状に応じた伝播方向に伝播する。
光導波路コア30の厚みは、深さ方向でシングルモード条件を達成できる値である、200〜500nmであることが望ましい。例えば、1550nmの波長では、光導波路コア30の厚みを300nmにすることができる。
ここで、光導波路コア30を伝播する光が支持基板10へ逃げるのを防止するために、光導波路コア30は、支持基板10から少なくとも1μm以上離間して形成されているのが好ましい。
波長フィルタ部は、光導波路コア30の平面形状に応じて形成され、第1アクセス導波路50、第2アクセス導波路60、及び、共振導波路70を備えて構成される。
第1アクセス導波路50は、第1入出力部52、第1結合部54、及び、第2入出力部56がこの順に接続されて構成されている。第2アクセス導波路60は、第3入出力部62、第2結合部64、及び、第4入出力部66がこの順に接続されて構成されている。また、共振導波路70は、第1反射部72、キャビティ部74、及び、第2反射部76がこの順に接続されて構成されている。
第1結合部54、第2結合部64、及び、キャビティ部74は、光伝播方向が互いに平行に配置されている。第1結合部54、第2結合部64、及び、キャビティ部74で構成される領域を結合領域80と称する。結合領域80において、キャビティ部74は、第1結合部54と第2結合部64の間に配置されている。
第1入出力部52、第1反射部72及び第3入出力部62は、結合領域80に対して同じ側に配置されていて、第1反射部72は、第1入出力部52と第3入出力部62の間に配置されている。同様に、第2入出力部56、第2反射部76及び第4入出力部66は、結合領域80に対して同じ側に配置されていて、第2反射部76は、第2入出力部56と第4入出力部66の間に配置されている。
第1アクセス導波路50及び第2アクセス導波路60は、TE偏波及びTM偏波の伝播光に対してシングルモード条件を達成するように設計されている。
以下の説明において、第1入出力部52から第2入出力部56に向かう方向、第1反射部72から第2反射部76に向かう方向、及び、第3入出力部62から第4入出力部66に向かう方向、すなわち、図において左から右に向かう方向を、第1方向と称する。また、第2入出力部56から第1入出力部52に向かう方向、第2反射部76から第1反射部72に向かう方向、及び、第4入出力部66から第3入出力部62に向かう方向、すなわち、図において右から左に向かう方向を、第2方向と称する。
結合領域80において、第1結合部54を伝播する基本モードのTE偏波(TE0)に対する等価屈折率と、キャビティ部74を伝播する1次モードのTE偏波(TE1)に対する等価屈折率とが一致するように設計されている。その結果、結合領域80では、第1結合部54を伝播するTE0とキャビティ部74を伝播するTE1とが結合する。従って、第1アクセス導波路50を伝播するTE0は、結合領域80において、TE1に変換されて、共振導波路70に移行する。
また、結合領域80において、キャビティ部74を伝播するTE1に対する等価屈折率と、第2結合部64を伝播するTE0に対する等価屈折率とが一致するように設計されている。その結果、結合領域80では、キャビティ部74を伝播するTE1と第2結合部64を伝播するTE0とが結合する。従って、共振導波路70を伝播するTE1は、結合領域80において、TE0に変換されて、第2アクセス導波路60に移行する。
第1反射部72及び第2反射部76には、グレーティングが形成されている。第1反射部72及び第2反射部76は、基部と突出部とを一体的に含んで構成されている。基部は、一定の幅で、光の伝播方向に沿って延在して形成されていて、突出部は、基部の両側面に、同じ周期Λで、周期的に複数形成されていて、いわゆるグレーティングを構成する。
基部の一方の側面に形成された突出部と、他方の側面に形成された突出部とが、半周期(すなわちΛ/2)ずらして配置されている。すなわち、長手方向のある位置について、一方の側面に突出部が配置されているとき、他方の側面に突出部が配置されておらず、一方の側面に突出部が配置されていないとき、他方の側面に突出部が配置されている。この結果、グレーティングは、左右で反対称となっている。
この波長フィルタ部では、第1反射部72及び第2反射部76の、基部と、突出部とは、同じ厚さで形成されている。また、光の伝播方向に隣り合う突出部の間のグレーティング溝の底部には、基部と突出部より小さい厚さのSiが形成されている。この結果、グレーティングは、上下で非対称となっている。
このように、グレーティングを上下で非対称とし、左右で反対称にすることで、反射の際に、TE偏波及びTM偏波間の偏波変換が効率良く達成され、また、モード次数の差が偶数になる。
グレーティングによる位相整合条件は、ブラッグ波長をλ0、グレーティング周期をΛ、TE偏波の1次モードの等価屈折率をNTE1、TM偏波の1次モードの等価屈折率をNTM1として、以下の式(1)で表すことができる。
(NTE1+NTM1)Λ=λ0 (1)
上記式(1)を満足する設計にすれば、TE1及びTM1のいずれか一方を他方に変換してブラッグ反射させることができる。
第1アクセス導波路50を第1方向に伝播するTE0は、結合領域80において、TE1に変換されて共振導波路70に移行する。TE1は共振導波路70を第1方向に伝播する。この第1方向に伝播するTE1は、第2反射部76において、TM1に変換されて反射して第2方向に伝播し、第1反射部72に向かう。第1反射部72では、TM1は、TE1に変換されて反射して第1方向に伝播し、第2反射部76に向かう。
このように、共振導波路70の第1反射部72と第2反射部76とで、偏波変換されながら反射される。このとき、TE1は、第1方向に伝播し、TM1は第2方向に伝播する。
キャビティ部74は、TM1及びTE1を伝播させることができる、一定幅で形成される。
キャビティ部74は、このキャビティ部74を伝播する光のうち、特定の波長の光の位相を整合させる。キャビティ部74の長さは、位相整合させる波長に応じて設計される。
この結果、共振導波路70は、いわゆる共振器と同様に機能する。
共振導波路70で共振した光のうち、第1方向に伝播するTE1の一部が、結合領域80において、TE0に変換されて第2アクセス導波路60に移行する。第2アクセス導波路60に移行したTE0は第2アクセス導波路60を第1方向に伝播し、第4入出力部66から出力される。
共振導波路70で共振する特定の波長のTE0以外の光は、第1アクセス導波路50を第1方向に伝播し、第2入出力部56から出力される。
このように、この波長フィルタ部では、第1入出力部52に入力された光のうち、特定の波長のTE0が第4入出力部66から出力され、それ以外の光が第2入出力部56から出力される。
ここでは、特定の波長のTE0を分離して出力する例を説明したが、これに限定されない。
例えば、結合領域80において、第1結合部54を伝播するTM0に対する等価屈折率と、キャビティ部74を伝播するTM1に対する等価屈折率とが一致するように設計し、キャビティ部74を伝播するTM1に対する等価屈折率と、第2結合部64を伝播するTM0に対する等価屈折率とが一致するように設計してもよい。
この場合、第1アクセス導波路50を伝播するTM0は、結合領域80において、TM1に変換されて、共振導波路70に移行し、共振導波路70を伝播するTM1は、結合領域80において、TM0に変換されて、第2アクセス導波路60に移行する。
この結果、第1入出力部52に入力された光のうち、特定の波長のTM0の光が第4入出力部66から出力され、それ以外の光が第2入出力部56から出力される。
また、第1反射部72及び第2反射部74において、TE1とTM1の間の偏波変換を行うTE1/TM1変換型の例を説明したが、同じ偏波でモード次数の変換を行う構成にしてもよい。例えば、グレーティングを上下で対称とし、左右で反対称にすることで、反射の際に、TE偏波間又はTM偏波間の偏波変換を行わず、モード次数の差が奇数になる。
グレーティングによる位相整合条件は、ブラッグ波長をλ0、グレーティング周期をΛ、TE1に対する等価屈折率をNTE1、TE0に対する等価屈折率をNTE0、TM1に対する等価屈折率をNTE1、TM0に対する等価屈折率をNTM0として、以下の式(2)及び式(3)で表すことができる。
(NTE1+NTE0)Λ=λ0 (2)
(NTM1+NTM0)Λ=λ0 (3)
上記式(2)を満足する設計にすれば、TE1及びTE0のいずれか一方を他方に変換してブラッグ反射させることができる。すなわち、波長フィルタ部を、第1反射部及び第2反射部においてTE1とTE0の間の偏波変換を行う、TE1/TE0変換型にすることができる。
同様に、上記式(3)を満足する設計にすれば、TM1及びTM0のいずれか一方を、他方に変換してブラッグ反射させることができる。すなわち、波長フィルタ部を、第1反射部及び第2反射部においてTM1とTM0の間の偏波変換を行う、TM1/TM0変換型にすることができる。
電極40は、クラッド20を介して、キャビティ部74の一部又は全部を被覆する位置に形成される。キャビティ部74上に電極40を形成すると、電極40の発熱による熱光学効果によって、キャビティ部74の屈折率を変化させることができる。その結果、キャビティ部74によって位相整合させる波長を変化させることができる。なお、第1反射部72、キャビティ部74及び第2反射部76のすべての上に電極40を形成してもよい。
(製造方法)
この光導波路素子は、例えばSOI(Silicon On Insulator)基板を利用することによって、簡易に製造することができる。以下、光導波路素子の製造方法の一例を説明する。
先ず、支持基板層、SiO層、及びSi層が順次積層されて構成されたSOI基板を用意する。次に、例えばドライエッチングを2段階で行い、Si層をパターニングすることによって、厚みの大きい基部及び突出部と、厚みの小さいグレーティング溝の部分を形成する。この結果、支持基板10としての支持基板層上にSiO層が積層され、さらにSiO層上に光導波路コア30が形成された構造体を得ることができる。なお、波長フィルタ部を、例えば、TE1/TE0変換型にする場合には、グレーティングを上下非対象にする必要がないので、ドライエッチングを1段階で行うことができる。
次に、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いて、SiO層上に、SiOを、光導波路コア30を被覆して形成する。その結果、クラッド20によって光導波路コア30が包含され、光導波路素子が得られる。
なお、ここでは、Si導波路の例を説明したが、化合物半導体を用いても実現可能である。
(特性評価)
図2を参照して、FDTD(Finite Differential Time Domain)を用いて行った、波長フィルタ部の特性を評価するシミュレーションを説明する。
図2(A)は、TE1/TE0変換型の波長フィルタ部に、TE0を入力した場合における、第2入出力部、第3入出力部及び第4入出力部の出力強度を示す図である。図2では、横軸に波長(μm)を取って示し、縦軸に出力強度(dB)を取って示している。
図2(A)中、曲線Iは、第2入出力部からの出力を示し、曲線IIは、第3入出力部からの出力を示し、曲線IIIは、第4入出力部からの出力を示している。ここでは、2次元FDTDを用い、キャビティ部の幅を1000nm、アクセス導波路の幅を300nm、結合領域における第1及び第2結合部と、キャビティ部との間隔を600nm、グレーティング周期Λを341nm、各入出力部の長さを50μm、キャビティ部の長さをグレーティング周期Λの16倍とした。
特に、第4入出力部からの出力(III)に着目すると、1.59μm付近にピークがあり、特定の波長の光が出力されることが示されている。
図2(B)は、TE1/TM1変換型の波長フィルタ部に、TE0を入力した場合における、第4入出力部からの出力強度を示す図である。図2(B)では、横軸に波長(μm)を取って示し、縦軸に光強度(dB)を取って示している。
ここでは、3次元FDTDを用い、キャビティ部の幅を1000nm、アクセス導波路の幅を455nm、結合領域における第1及び第2結合部と、キャビティ部との間隔を300nm、グレーティング周期Λを342nm、各入出力部の長さを50μm、キャビティ部の長さをグレーティング周期Λの16倍とした。
図2(B)に示されるように、1.59〜1.6μmの間にピークがあり、特定の波長の光が出力されることが示されている。
(光波長フィルタ)
図3及び図4を参照して、この発明の第1〜第4実施形態に係る光波長フィルタ(以下、第1〜第4光波長フィルタとも称する。)を説明する。図3及び図4は、第1〜第4光波長フィルタを説明するための模式図である。図3(A)は、第1光波長フィルタを示し、図3(B)は、第2光波長フィルタを示し、図4(A)は、第3光波長フィルタを示し、図4(B)は、第4光波長フィルタを示している。
第1〜第4光波長フィルタは、第1波長フィルタ部及び第2波長フィルタ部として、上述の波長フィルタ部を備えている。第1波長フィルタ部の第2入出力部と、第2波長フィルタ部の第1入出力部が接続され、第1波長フィルタ部の第4入出力部と、第2波長フィルタ部の第3入出力部が接続されている。
第1〜第4光波長フィルタは、第1波長フィルタ部の第1入出力部(入力部)に入力された光から、特定の波長のTE偏波及びTM偏波を分離する。以下、図3及び図4を参照して、特定の波長のTE偏波及びTM偏波に対して、第1〜第4光波長フィルタの動作を説明する。特定の波長以外の光は、第1波長フィルタ部の第1アクセス導波路及び第2波長フィルタ部の第1アクセス導波路を伝播し、第1出力部として機能する、第2波長フィルタ部の第2入出力部から出力されるが、図示及び詳細な説明を省略する。
(第1光波長フィルタ)
図3(A)を参照して、第1光波長フィルタを説明する。
第1光波長フィルタは、第1波長フィルタ部101及び第2波長フィルタ部201として、上述のTE1/TM1変換型の波長フィルタ部を備えている。
第1光波長フィルタでは、第1波長フィルタ部101の第1入出力部が入力部となり、第2波長フィルタ部201の第2入出力部が第1出力部となり、及び、第2波長フィルタ部201の第4入出力部が第2出力部となる。
第1波長フィルタ部101では、結合領域において、第1アクセス導波路151及び第2アクセス導波路161を伝播するTE0と、共振導波路171を伝播するTE1が結合する。また、第2波長フィルタ部201では、結合領域において、第1アクセス導波路251及び第2アクセス導波路261を伝播するTM0と、共振導波路271を伝播するTM1が結合する。
第1波長フィルタ部101の第1入出力部に入力された光は、第1アクセス導波路151を第1方向に伝播し、TE0がTE1に変換されて共振導波路171に移行し、第1方向に伝播する。それ以外の光は、第1アクセス導波路151をそのまま第1方向に伝播する。
共振導波路171では、TE1とTM1の間で偏波変換を繰り返しながら共振する。TE1は、共振導波路171を第1方向に伝播し、TM1は、共振導波路171を第2方向に伝播する。共振導波路171を第1方向に伝播するTE1は、TE0に変換されて第2アクセス導波路161に移行し、第1方向に伝播する。
第2アクセス導波路161に移行したTE0は、第1波長フィルタ部101の第4入出力部から出力された後、第2波長フィルタ部201の第3入出力部に入力され、第2波長フィルタ部201の第2アクセス導波路261を第1方向に伝播する。また、特定の波長のTE0以外の、第1アクセス導波路151を第1方向に伝播する光は、第1波長フィルタ部101の第2入出力部から出力され、第2波長フィルタ部201の第1入出力部に入力され、第2波長フィルタ部201の第1アクセス導波路251を第1方向に伝播する。
この第1アクセス導波路251を第1方向に伝播する光のうち、TM0が、TM1に変換されて共振導波路271に移行し、共振導波路271を第1方向に伝播する。それ以外の光は、第1アクセス導波路251をそのまま第1方向に伝播する。
共振導波路271では、TE1とTM1の間で偏波変換を繰り返しながら共振する。TM1は、共振導波路271を第1方向に伝播し、TE1は、共振導波路271を第2方向に伝播する。共振導波路271を第1方向に伝播するTM1は、TM0に変換されて第2アクセス導波路261に移行し、第2アクセス導波路261を第1方向に伝播する。
第2アクセス導波路261に移行したTM0は、第2波長フィルタ部201の第4入出力部(第2出力部)から出力される。また、TM0以外の、第1アクセス導波路251を第1方向に伝播する光は、第2波長フィルタ部201の第2入出力部(第1出力部)から出力される。
第1波長フィルタ部101の第4入出力部から出力されたTE0は、第2波長フィルタ部201の第3入出力部に入力され、そのまま、第2アクセス導波路261を第1方向に伝播し、TM0とともに、第2波長フィルタ部201の第4入出力部(第2出力部)から出力される。
この結果、第1光波長フィルタでは、特定の波長の、TE0とTM0を第2波長フィルタ部201の第4入出力部(第2出力部)から出力し、それ以外の光を第2波長フィルタ部201の第2入出力部(第1出力部)から出力する。このように、第1光波長フィルタは、偏波無依存の光波長フィルタとして機能する。
(第2光波長フィルタ)
図3(B)を参照して、第2光波長フィルタを説明する。
第2光波長フィルタは、第1波長フィルタ部102の結合領域において、共振導波路172を伝播するTM1と、第2アクセス導波路162を伝播するTM0とが結合し、第2波長フィルタ部202の結合領域において、共振導波路272を伝播するTE1と、第2アクセス導波路262を伝播するTE0とが結合するように設計されている点が第1光波長フィルタと異なっている。このため、第2光波長フィルタでは、第1波長フィルタ部102の第1入出力部が入力部となり、第2波長フィルタ部202の第2入出力部が第1出力部となり、及び、第1波長フィルタ部102の第3入出力部が第2出力部となる。
それ以外の構成は、第1光波長フィルタと同様なので、重複する説明を省略することもある。
第1波長フィルタ部102の第1入出力部(入力部)に入力された光は、第1波長フィルタ部102の第1アクセス導波路152を第1方向に伝播し、TE0が、TE1に変換されて共振導波路172に移行し、第1方向に伝播する。それ以外の光は、第1アクセス導波路152をそのまま第1方向に伝播する。
共振導波路172では、TE1とTM1の間で偏波変換を繰り返しながら共振する。TE1は、共振導波路172を第1方向に伝播し、TM1は、共振導波路172を第2方向に伝播する。共振導波路172を第2方向に伝播するTM1は、TM0に変換されて第2アクセス導波路162に移行し、第2方向に伝播する。
第2アクセス導波路162に移行したTM0は、第1波長フィルタ部102の第3入出力部(第2出力部)から出力される。また、TE0以外の、第1アクセス導波路152を第1方向に伝播する光は、第1波長フィルタ部102の第2入出力部から出力され、第2波長フィルタ部202の第1入出力部に入力され、第2波長フィルタ部202の第1アクセス導波路252を第1方向に伝播する。
この第1アクセス導波路252を第1方向に伝播する光のうち、TM0が、TM1に変換されて共振導波路272に移行し、共振導波路272を第1方向に伝播する。それ以外の光は、第1アクセス導波路252をそのまま第1方向に伝播する。
共振導波路272では、TE1とTM1の間で偏波変換を繰り返しながら共振する。TM1は、共振導波路272を第1方向に伝播し、TE1は、共振導波路272を第2方向に伝播する。共振導波路272を第2方向に伝播するTE1は、TE0に変換されて第2アクセス導波路262に移行し、第2アクセス導波路262を第2方向に伝播して、第2波長フィルタ部202の第3入出力部から出力される。
第2波長フィルタ部202の第3入出力部から出力されたTE0は、第1波長フィルタ部102の第4入出力部に入力され、そのまま、第2アクセス導波路162を第2方向に伝播し、第1波長フィルタ部102で共振したTM0とともに、第1波長フィルタ部102の第3入出力部(第2出力部)から出力される。
また、TM0以外の、第2波長フィルタ部202の第1アクセス導波路252を第1方向に伝播する光は、第2波長フィルタ部202の第2入出力部(第1出力部)から出力される。
この結果、第2光波長フィルタでは、特定の波長の、TE0とTM0を第1波長フィルタ部102の第3入出力部(第2出力部)から出力し、それ以外の光を第2波長フィルタ部202の第2入出力部(第1出力部)から出力する。
このように、第2光波長フィルタは、偏波無異存の光波長フィルタとして機能する。また、第2光波長フィルタでは、第1波長フィルタ部102で共振した光と、第2波長フィルタ部202で共振した光との間で光路長の違いが生じるが、特定の波長の光を入力された側に出力することができるので、設計上有利な場合がある。
(第3光波長フィルタ)
図4(A)を参照して、第3光波長フィルタを説明する。
第3光波長フィルタは、第1波長フィルタ部がTE1/TE0変換型であり、第2波長フィルタ部がTM1/TM0変換型で設計されている点が第1光波長フィルタと異なっている。それ以外の構成は、第1光波長フィルタと同様なので、重複する説明を省略することもある。
第1波長フィルタ部103の第1入出力部(入力部)に入力された光は、第1アクセス導波路153を第1方向に伝播し、TE0が、TE1に変換されて共振導波路173に移行し、第1方向に伝播する。それ以外の光は、第1アクセス導波路153をそのまま第1方向に伝播する。
共振導波路173では、TE1とTE0の間でモード次数変換を繰り返しながら共振する。TE1は、共振導波路173を第1方向に伝播し、TE0は、共振導波路173を第2方向に伝播する。共振導波路173を第1方向に伝播するTE1は、TE0に変換されて第2アクセス導波路163に移行し、第1方向に伝播する。
第2アクセス導波路163に移行したTE0は、第4入出力部から出力された後、第2波長フィルタ部203の第3入出力部に入力され、第2波長フィルタ部203の第2アクセス導波路263を第1方向に伝播する。また、TE0以外の、第1アクセス導波路153を第1方向に伝播する光は、第1波長フィルタ部103の第2入出力部から出力された後、第2波長フィルタ部203の第1入出力部に入力され、第2波長フィルタ部203の第1アクセス導波路253を第1方向に伝播する。
この第1アクセス導波路253を第1方向に伝播する光のうち、TM0が、TM1に変換されて共振導波路273に移行し、共振導波路273を第1方向に伝播する。それ以外の光は、第1アクセス導波路253をそのまま第1方向に伝播する。
共振導波路273では、TM1とTM0の間で、モード次数変換を繰り返しながら反射され共振する。TM1は、共振導波路273を第1方向に伝播し、TM0は、共振導波路273を第2方向に伝播する。共振導波路273を第1方向に伝播するTM1は、TM0に変換されて第2アクセス導波路263に移行し、第2アクセス導波路263を第1方向に伝播する。
第2アクセス導波路263に移行したTM0は、第2波長フィルタ部203の第4入出力部(第2出力部)から出力される。また、TM0以外の、第1アクセス導波路253を第1方向に伝播する光は、第2波長フィルタ部203の第2入出力部(第1出力部)から出力される。
第1波長フィルタ部103の第4入出力部から出力されたTE0は、第2波長フィルタ部203の第3入出力部に入力され、そのまま、第2アクセス導波路263を第1方向に伝播し、TM0とともに、第2波長フィルタ部203の第4入出力部(第2出力部)から出力される。
この結果、第3光波長フィルタでは、特定の波長の、TE0とTM0を第2波長フィルタ部203の第4入出力部(第2出力部)から出力し、それ以外の光を第2波長フィルタ部203の第2入出力部(第1出力部)から出力する。このように、第3光波長フィルタは、偏波無異存の光波長フィルタとして機能する。
第1光波長フィルタでは、共振導波路171及び271が備える反射部において、TE偏波とTM偏波の間の偏波変換を行うため、グレーティングを上下非対称にする必要があり、製造において、2段階のドライエッチングを行うなど、工程が増える。これに対し、第3光波長フィルタは、共振導波路173及び273が備える反射部において偏波変換を行わないため、グレーティングを上下非対称にする必要はない。従って、TM偏波のモード次数変換のための設計が難しいものの、2段階のドライエッチングが不要になるなど、製造コストの削減が期待される。
(第4光波長フィルタ)
図4(B)を参照して、第4光波長フィルタを説明する。
第4光波長フィルタは、第2波長フィルタ部204として、上述のTE1/TE0変換型の波長フィルタ部を備え、第1波長フィルタ部104の第2入出力部と、第2波長フィルタ部204の第1入出力部の間、及び、第1波長フィルタ部104の第4入出力部と、第2波長フィルタ部204の第3入出力部の間に、TE偏波とTM偏波を入れ替える偏波変換部300を備える点が第3光波長フィルタと異なっている。それ以外の構成は、第3光波長フィルタと同様なので、重複する説明を省略することもある。
第1波長フィルタ部104の第1入出力部(入力部)に入力された光は、第1アクセス導波路154を第1方向に伝播し、TE0が、TE1に変換されて共振導波路174に移行し、第1方向に伝播する。それ以外の光は、第1アクセス導波路154をそのまま第1方向に伝播する。
共振導波路174では、TE1とTE0の間で、モード次数変換を繰り返しながら共振する。TE1は、共振導波路174を第1方向に伝播し、TE0は、共振導波路174を第2方向に伝播する。共振導波路174を第1方向に伝播するTE1は、TE0に変換されて第2アクセス導波路164に移行し、第1方向に伝播する。
第2アクセス導波路164に移行したTE0は、第4入出力部から出力された後、偏波変換部300でTM0に変換される。TM0は、第2波長フィルタ部204の第3入出力部に入力され、第2波長フィルタ部204の第2アクセス導波路264を第1方向に伝播する。また、TE0以外の、第1アクセス導波路164を第1方向に伝播する光は、第1波長フィルタ部104の第2入出力部から出力された後、偏波変換部300で変換される。すなわち、第1波長フィルタ部104の第2入出力部から出力されたTM0はTE0に変換される。このTE0は、第2波長フィルタ部204の第1入出力部に入力され、第2波長フィルタ部204の第1アクセス導波路254を第1方向に伝播する。
この第1アクセス導波路254を第1方向に伝播する光のうち、TE0が、TE1に変換されて共振導波路274に移行し、共振導波路274を第1方向に伝播する。それ以外の光は、第1アクセス導波路254をそのまま第1方向に伝播する。
共振導波路274では、TE1とTE0の間でモード次数変換を繰り返しながら共振する。TE1は、共振導波路274を第1方向に伝播し、TE0は、共振導波路274を第2方向に伝播する。共振導波路274を第1方向に伝播するTE1は、TE0に変換されて第2アクセス導波路264に移行し、第2アクセス導波路264を第1方向に伝播する。
第2アクセス導波路264に移行したTE0は、第2波長フィルタ部204の第4入出力部(第2出力部)から出力される。また、TE0以外の、第1アクセス導波路254を第1方向に伝播する光は、第2波長フィルタ部204の第2入出力部(第1出力部)から出力される。
第2波長フィルタ部204の第3入出力部に入力されたTM0は、そのまま、第2アクセス導波路264を第1方向に伝播し、TE0とともに、第2波長フィルタ部204の第4入出力部(第2出力部)から出力される。
この結果、第4光波長フィルタでは、特定の波長のTE0とTM0を、第2波長フィルタ部204の第4入出力部(第2出力部)から出力し、それ以外の光を第2波長フィルタ部204の第2入出力部(第1出力部)から出力する。このように、第4光波長フィルタは、偏波無依存の光波長フィルタとして機能する。
第4光波長フィルタは、偏波変換を行わないため、グレーティングにおいて、上下非対称にする必要はない。しかし、偏波回転部では2段階のエッチングが必要になる。グレーティングでは回折効率の高いTE偏波のみなので、素子小型化が可能である。
(他の光波長フィルタ)
上述した第1〜4光波長フィルタは、2つの波長フィルタ部を備えて構成され、偏波無異存の光波長フィルタを実現している。しかし、偏波依存性が要求されない場合は、光波長フィルタを、共振器として機能する1つの波長フィルタ部で構成してもよい。
10 支持基板
20 クラッド
30 光導波路コア
40 電極
50、151、152、153、154、251、252、253、254 第1アクセス導波路
60、161、162、163、164、261、262、263、264 第2アクセス導波路
70、171、172、173、174、271、272、273、274 共振導波路
80 結合領域
101、102、103、104 第1波長フィルタ部
201、202、203、204 第2波長フィルタ部
300 偏波変換部

Claims (6)

  1. それぞれ、
    第1入出力部、第1結合部、及び、第2入出力部がこの順に接続された第1アクセス導波路と、
    第3入出力部、第2結合部、及び、第4入出力部がこの順に接続された第2アクセス導波路と、
    第1反射部、キャビティ部、及び、第2反射部がこの順に接続された共振導波路を備え、
    前記第1結合部、前記第2結合部、及び、前記キャビティ部は、光伝播方向が互いに平行に配置され、
    前記キャビティ部が、前記第1結合部と前記第2結合部の間に配置されている
    第1及び第2波長フィルタ部
    を備え、
    前記第1波長フィルタ部の第2入出力部と、前記第2波長フィルタ部の第1入出力部が接続され、
    前記第1波長フィルタ部の第4入出力部と、前記第2波長フィルタ部の第3入出力部が接続され、
    前記第1波長フィルタ部では、
    特定の波長に対し、
    第1結合部を伝播する基本モードのTE(Transverse Electoric)偏波と、前記キャビティ部を伝播する1次モードのTE偏波とが結合し、
    前記第2反射部では、1次モードのTE偏波を1次モードのTM(Transverse Maganetic)偏波に変換して反射させ、
    前記第1反射部では、1次モードのTM偏波を1次モードのTE偏波に変換して反射させ、及び、
    前記キャビティ部を伝播する1次モードのTE偏波と、第2結合部を伝播する基本モードのTE偏波とが結合し、
    前記第2波長フィルタ部では、
    前記特定の波長に対し、
    第1結合部を伝播する基本モードのTM偏波と、前記キャビティ部を伝播する1次モードのTM偏波とが結合し、
    前記第2反射部では、1次モードのTM偏波を1次モードのTE偏波に変換して反射させ、
    前記第1反射部では、1次モードのTE偏波を1次モードのTM偏波に変換して反射させ、及び、
    前記キャビティ部を伝播する1次モードのTM偏波と、第2結合部を伝播する基本モードのTM偏波とが結合する
    ことを特徴とする光波長フィルタ。
  2. それぞれ、
    第1入出力部、第1結合部、及び、第2入出力部がこの順に接続された第1アクセス導波路と、
    第3入出力部、第2結合部、及び、第4入出力部がこの順に接続された第2アクセス導波路と、
    第1反射部、キャビティ部、及び、第2反射部がこの順に接続された共振導波路を備え、
    前記第1結合部、前記第2結合部、及び、前記キャビティ部は、光伝播方向が互いに平行に配置され、
    前記キャビティ部が、前記第1結合部と前記第2結合部の間に配置されている
    第1及び第2波長フィルタ部
    を備え、
    前記第1波長フィルタ部の第2入出力部と、前記第2波長フィルタ部の第1入出力部が接続され、
    前記第1波長フィルタ部の第4入出力部と、前記第2波長フィルタ部の第3入出力部が接続され、
    前記第1波長フィルタ部では、
    特定の波長に対し、
    第1結合部を伝播する基本モードのTE偏波と、前記キャビティ部を伝播する1次モードのTE偏波とが結合し、
    前記第2反射部では、1次モードのTE偏波を1次モードのTM偏波に変換して反射させ、
    前記第1反射部では、1次モードのTM偏波を1次モードのTE偏波に変換して反射させ、及び、
    前記キャビティ部を伝播する1次モードのTM偏波と、第2結合部を伝播する基本モードのTM偏波とが結合し、
    前記第2波長フィルタ部では、
    前記特定の波長に対し、
    第1結合部を伝播する基本モードのTM偏波と、前記キャビティ部を伝播する1次モードのTM偏波とが結合し、
    前記第2反射部では、1次モードのTM偏波を1次モードのTE偏波に変換して反射させ、
    前記第1反射部では、1次モードのTE偏波を1次モードのTM偏波に変換して反射させ、及び、
    前記キャビティ部を伝播する1次モードのTE偏波と、第2結合部を伝播する基本モードのTE偏波とが結合する
    ことを特徴とする光波長フィルタ。
  3. それぞれ、
    第1入出力部、第1結合部、及び、第2入出力部がこの順に接続された第1アクセス導波路と、
    第3入出力部、第2結合部、及び、第4入出力部がこの順に接続された第2アクセス導波路と、
    第1反射部、キャビティ部、及び、第2反射部がこの順に接続された共振導波路を備え、
    前記第1結合部、前記第2結合部、及び、前記キャビティ部は、光伝播方向が互いに平行に配置され、
    前記キャビティ部が、前記第1結合部と前記第2結合部の間に配置されている
    第1及び第2波長フィルタ部
    を備え、
    前記第1波長フィルタ部の第2入出力部と、前記第2波長フィルタ部の第1入出力部が接続され、
    前記第1波長フィルタ部の第4入出力部と、前記第2波長フィルタ部の第3入出力部が接続され、
    前記第1波長フィルタ部では、
    特定の波長に対し、
    第1結合部を伝播する基本モードのTE偏波と、前記キャビティ部を伝播する1次モードのTE偏波とが結合し、
    前記第2反射部では、1次モードのTE偏波を基本モードのTE偏波に変換して反射させ、
    前記第1反射部では、基本モードのTE偏波を1次モードのTE偏波に変換して反射させ、及び、
    前記キャビティ部を伝播する1次モードのTE偏波と、第2結合部を伝播する基本モードのTE偏波とが結合し、
    前記第2波長フィルタ部では、
    前記特定の波長に対し、
    第1結合部を伝播する基本モードのTM偏波と、前記キャビティ部を伝播する1次モードのTM偏波とが結合し、
    前記第2反射部では、1次モードのTM偏波を基本モードのTM偏波に変換して反射させ、
    前記第1反射部では、基本モードのTM偏波を1次モードのTM偏波に変換して反射させ、及び、
    前記キャビティ部を伝播する1次モードのTM偏波と、第2結合部を伝播する基本モードのTM偏波とが結合する
    ことを特徴とする光波長フィルタ。
  4. それぞれ、
    第1入出力部、第1結合部、及び、第2入出力部がこの順に接続された第1アクセス導波路と、
    第3入出力部、第2結合部、及び、第4入出力部がこの順に接続された第2アクセス導波路と、
    第1反射部、キャビティ部、及び、第2反射部がこの順に接続された共振導波路を備え、
    前記第1結合部、前記第2結合部、及び、前記キャビティ部は、光伝播方向が互いに平行に配置され、
    前記キャビティ部が、前記第1結合部と前記第2結合部の間に配置されている
    第1及び第2波長フィルタ部
    を備え、
    前記第1波長フィルタ部の第2入出力部と、前記第2波長フィルタ部の第1入出力部が接続され、
    前記第1波長フィルタ部の第4入出力部と、前記第2波長フィルタ部の第3入出力部が接続され、
    前記第1波長フィルタ部及び前記第2波長フィルタ部では、
    特定の波長に対し、
    第1結合部を伝播する基本モードのTE偏波と、前記キャビティ部を伝播する1次モードのTE偏波とが結合し、
    前記第2反射部では、1次モードのTE偏波を基本モードのTE偏波に変換して反射させ、
    前記第1反射部では、基本モードのTE偏波を1次モードのTE偏波に変換して反射させ、及び、
    前記キャビティ部を伝播する1次モードのTE偏波と、第2結合部を伝播する基本モードのTE偏波とが結合し、
    前記第1波長フィルタ部の第2入出力部と、前記第2波長フィルタ部の第1入出力部の間と、前記第1波長フィルタ部の第4入出力部と、前記第2波長フィルタ部の第3入出力部の間には、TE偏波とTM偏波を入れ替える偏波変換部を備える
    ことを特徴とする光波長フィルタ。
  5. 第1入出力部、第1結合部、及び、第2入出力部がこの順に接続された第1アクセス導波路と、
    第3入出力部、第2結合部、及び、第4入出力部がこの順に接続された第2アクセス導波路と、
    第1反射部、キャビティ部、及び、第2反射部がこの順に接続された共振導波路を備え、
    前記第1結合部、前記第2結合部、及び、前記キャビティ部は、光伝播方向が互いに平行に配置され、
    前記キャビティ部が、前記第1結合部と前記第2結合部の間に配置されている
    波長フィルタ部を備え、
    前記波長フィルタ部では、
    特定の波長に対し、
    第1結合部を伝播する基本モードの、TE偏波及びTM偏波の一方の偏波と、前記キャビティ部を伝播する1次モードの一方の偏波とが結合し、
    前記第2反射部では、1次モードの一方の偏波を、基本モードの一方の偏波又は1次モードの他方の偏波に変換して反射させ、
    前記第1反射部では、基本モードの一方の偏波又は1次モードの他方の偏波を、1次モードの一方の偏波に変換して反射させ、及び、
    前記キャビティ部を伝播する1次モードの前記一方の偏波と、第2結合部を伝播する基本モードの前記一方の偏波とが結合する
    ことを特徴とする光波長フィルタ。
  6. 当該光波長フィルタは、
    光導波路コアと、
    前記光導波路コアを包含するクラッドと
    を備えて構成されており、
    前記共振導波路を被覆する位置の前記クラッド上に、前記共振導波路の等価屈折率を変えるための電極が設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光波長フィルタ。
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